JPH01116960A - ノイズ・キャンセラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 磁気記録媒体から読出された変調されているビデオ信号
からノイズ成分を除去する回路であり。

除去するノイズ成分のレベルを変調キャリアのレベルに
応じて変えるようにした。

発明の背景 この発明は、記録媒体から読出されたＦＭ変調されてい
るビデオ信号のノイズ・キャンセラに関し、とくにスキ
ル・ビデオ信号を記録したビデオやフロッピィからビデ
オ信号を再生する装置において用いられるノイズ・キャ
ンセラに関する。

ビデオ・フロッピィには同心円状に複数本（たとえば５
０本）のトラックが設けられ、これらのトラックにスチ
ル・ビデオ信号がＦＭ変調されて磁気記録されている。

ビデオ・フロッピィからのビデオ信号の再生はビデオ・
フロッピィを高速で回転させ所望のトラックに磁気ヘッ
ドを位置決めして行なわれる。。

ビデオ・フロッピィの内周側のトラックと外周側のトラ
ックでは径が異なるので、磁気ヘッドとフロッピィの面
との相対速度が異なる。またフロッピィに対する磁気ヘ
ッドのヘッド・タッチも微妙に異なることがある。この
ために内、外周のトラックにおいて読取られた変調信号
の出力レベルや周波数特性に差が生じ、この結果再生さ
れる出力スチル・ビデオ信号のＳ／Ｎ比にも差ができる
。一般的にいうと、外周側においては読取信号のレベル
が高＜Ｓ／Ｎ比がよいが、内周側においては信号のレベ
ルが低くＳ／Ｎ比が悪い。

発明の概要 この発明は、Ｓ／Ｎ比に応じてキャンセルするノイズ・
レベルを可変とし、Ｓ／Ｎ比をほぼ均一にすることが可
能なノイズ・キャンセラを提供することを目的とする。

この発明によるノイズ・キャンセラは記録媒体から読出
されたＦＭ変調されているビデオ信号を復調する回路、
復調されたビデオ信号からノイズ成分を取出すノイズ抽
出回路、変調されているビデオ信号からキャリアを抽出
しそのエンベロープを検出する検波回路、取出されたノ
イズ成分信号のレベルを検波回路の出力に応じて変化さ
せるレベル調整回路、および復調されたビデオ信号から
レベル調整回路の出力ノイズ信号を減算する減算回路を
備えていることを特徴とする。

この発明はＳ／Ｎ比が読取られた信号（変調された信号
）のレベルに応じて変化゛するものに適用される。たと
えば上述のスチル・ビデオ信号再生においては、ビデオ
・フロッピィから読取られた信号のレベルが大きいとき
（外周側）にはＳ／Ｎ比がよく、小さいとき（内周側）
にはＳ／Ｎ比が悪い。読取られた変調されている信号の
レベルはそのキャリア（搬送波）のレベルとして現われ
るので、この発明ではキャリアのレベルを検出し。

このレベルに応じてキャンセルするノイズのレベルを変
化させている。このようにして、この発明によると変化
するＳ／Ｎ比をほぼ一定に保つことができる。

実施例の説明 以下コの発明をスチル・ビデオ信号再生装置に適用した
実施例について詳述する。第１図はこの再生装置の電気
的構成の一部を概略的に示すブロック図であり、いくつ
かのブロックの出力信号の波形が一緒に示されている。

回転するビデオ・フロッピィ１０の所定のトラックから
磁気ヘッド１１によって読取られたＦＭ変調されている
スチｔＬｙ・ビデオ信号（ＲＦ倍信号いう）は増幅回路
１２で増幅されたのち復調回路１３に与えられ、復調さ
れる。この復調された信号を単にスチル・ビデオ信号と
いう。カラー画像のためのＲＦ倍信号一般に復調される
前に高、低域通過フィルタによって輝度信号と色度信号
に分離されるが、ここでは特に重要でないので簡単に一
括してスチル・ビデオ信号として取扱うことにする。

復調されたスチル・ビデオ信号中の高域周波数強調成分
（プリエンファシスされた成分）がデイエンファシス回
路１４で除去される。

デイエンファシス回路１４の出力ビデオ信号は一方では
加算器（実質的に減算器）　１７の正側入力に与えられ
る。他方ではリミッタ１５に入力し、このビデオ信号の
うちの振幅の小さい成分（これは主にノイズ成分である
から以下単にノイズ成分という）がリミッタ１５を通過
し、可変抵抗素子１６を通って加算器１７の負側入力に
与えられる。リミッタ１５で抽出されたノイズ成分がこ
の加算器１７においてビデオ信号から差引かれるので、
加算器１７からはノイズが殆ど除去されたビデオ信号が
得られることになる。

ＲＦ倍信号帯域通過フィルタ１８にも入力している。こ
のフィルタ１８はＲＦ倍信号中キャリア信号（搬送波；
この実施例では６ＭＨｚ）を抽出するものである。フィ
ルタ１８から出力されたキャリア信号は検波回路１９に
与えられその包絡線を表わす電圧信号Ｖ　　が出力され
る。この信号Ｖ　　はＥＮＶ　　　　　　　　　　　　
　ＥＮＶ上記の可変抵抗素子１Ｂに印加される。

可変抵抗素子１Ｂは印加される電圧Ｖ　　に応じＥＮＶ て抵抗Ｒが変化する素子であり、抵抗Ｒｘの変化は第３
図に示すように印加電圧Ｖ　　に比例すＥＮＶ る。他方第２図に示すように検波回路１９の出力信号Ｖ
　　のレベルはＲＦ倍信号振幅（ＲＦレベＮＶ ル）に比例している。したがって可変抵抗素子■６の抵
抗ＲはＲＦレベルに比例して変化することになる。

リミッタＩ５から出力されるノイズ信号はこの抵抗素子
１６を経て加算器１７に与えられ、抵抗素子ＩＢの抵抗
Ｒが変化するので加算器１７に入力するノイズ信号のレ
ベルが抵抗Ｒに応じて変化する。

抵抗Ｒが大きいときには（ＲＦ倍信号ＲＦレベルが高い
）、加算器１７に与えられるノイズ信号のレベルは低く
、加算器１７においてビデオ信号から除去（減算）され
るノイズ成分は比較的少なく。

抵抗Ｒが小さくなると（ＲＦレベルが低くなると）加算
器１７に与えられるノイズ信号のレベルは高く、ビデオ
信号から除去されるノイズ成分は比較的多くなる。

上述したようにビデオ・フロッピィＩＯの外周部のトラ
ックにおいてはディスク１０とヘッド１１の相対速度が
速いのでＲＦ倍信号ＲＦレベルが高く。

Ｓ／Ｎ比は比較的よい。この場合に加算器１７において
除去されるノイズ成分のレベルは比較的低い。逆に内周
側のトラックにおいてはＲＦレベルが低く、Ｓ／Ｎ比は
比較的悪い。この場合には加算器１７において比較的高
いレベルのノイズ成分が除去される。このようにして、
磁気ヘッド１１がフロッピィ１０の内、外周のどのトラ
ック位置にあっても、はぼ均一なＳ／Ｎ比のビデオ信号
が得られるようになる。

説明を簡単にするためにリミッタ１５から出力される信
号をノイズ成分としてきたが、実際にはリミッタ１５の
出力中にはビデオ信号の高周波成分（画像の微細な部分
を表わす信号成分）も含まれており、この高周波成分も
加算器１７において除去されてしまうことになる。しか
しながら、キャンセル効果の大きい内周側のビデオ信号
の周波数特性は外周側のそれよりもすぐれているので、
とくに問題とはならない。かえって周波数特性も内周側
のものが外周側のものに近づくので好ましいといえる。

上記実施例においては可変抵抗素子１Ｂの抵抗Ｒを信号
Ｖ　　のレベルに応じて変えているｘ　　　　　ＥＮＶ が、可変抵抗素子１６を取除いてリミッタ１５の出力を
加算器１７に直接に加えるようにし、リミッタ１５のゲ
インまたはリミット・レベルを信号ｖＥＮｖのレベルに
応じて変えるようにしてもよい。またリミッタ１５の前
段または後段に高域通過フィルタを挿入するようにして
もよい。

この発明はとくにビデオ・フロッピィからのスチル・ビ
デオ信号の再生に有用であるが、ムービイ等の他の種類
のビデオ信号の再生にももちろん適用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図。 第２図はＲＦレベルとキャリア信号の検波出力Ｖ　　と
の関係を示すグラフ、第３図は検波出力ＮＶ ■　　と可変抵抗素子の抵抗Ｒとの関係を示すＥＮＶ　
　　　　　　　　　　　ｘ グラフである。 ＩＯ・・・ビデオ・フロッピィ。 １１・・・磁気ヘッド、１３・・・復調回路。 １５・・・ＩＪ　ミッタ、１Ｂ・・・可変抵抗素子。 １７・・・加算器（減算器）。 １８・・・帯域通過フィルタ。 １９・・・検波回路。 以　　上 手　続　中型　正　書泪発） 昭和６２年１２月　８日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体から読出されたＦＭ変調されているビデオ信号
   を復調する回路、 復調されたビデオ信号からノイズ成分を取出すノイズ抽
   出回路、 変調されているビデオ信号からキャリアを抽出しそのエ
   ンベロープを検出する検波回路、取出されたノイズ成分
   信号のレベルを検波回路の出力に応じて変化させるレベ
   ル調整回路、および 復調されたビデオ信号からレベル調整回路の出力ノイズ
   信号を減算する減算回路、 を備えたノイズ・キャンセラ。