JPH01115951A - 水不溶性有機化合物を含有する水溶性複合体およびその製造方法 - Google Patents

水不溶性有機化合物を含有する水溶性複合体およびその製造方法

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JPH01115951A
JPH01115951A JP63230203A JP23020388A JPH01115951A JP H01115951 A JPH01115951 A JP H01115951A JP 63230203 A JP63230203 A JP 63230203A JP 23020388 A JP23020388 A JP 23020388A JP H01115951 A JPH01115951 A JP H01115951A
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solvent
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Eugene S Barabas
ユージン・エス・バラバス
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    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水不溶性有機化合物を含有する水溶性複合体お
よびその製造方法に関するものである。
多くの有機化合物、特に高分子化合物および/または比
較的複雑な式で表わされる化合物、例えば薬剤化合物に
おいて出合う大きな困難は、これらの化合物が水に対し
て高度に不溶性であることである。このためこれらの物
質の潜在的用途は大きく制限されている。例えば、工業
的目的に使用されるこのような有機化合物に対しては、
普通広範囲の種々の有機溶媒を使用することができる。
しかし、このような溶媒は価格および/または環境に対
する影響の点から問題を示すことが多い。
その結果、このような有機溶媒の使用に通常関係してい
るのは、これを使用することによるコストを最小にする
ために溶媒を回収する問題、あるいは溶媒が環境または
健康上の危険を人間または動物に与えないという意味で
溶媒を中和する問題である。
従って、このような化合物は有機溶媒中で使用するより
溶媒である水の中に溶解して使用するのが望ましい。し
かし、有機化合物の性質のために、有機化合物を特殊な
工業的用途または所望の化学反応を可能にするのに十分
な高い濃度で水に溶解することが、不可能であることが
多い。
このことは除草剤、殺虫剤などのような農芸用に使用さ
れる有機化合物の場合に特に言えることである。従って
、このような有機化合物は植物および/または植物が生
育している土壌に施用するのが普通であり、この物質を
植物または土壌のなかに移す最良の手段は水を輸送手段
とすることである。しかし、このような有機化合物の多
くは不溶性であるため、これらの有機化合物を普通界面
を活性にする適当な化学物質例えば界面活性剤などの存
在下にエマルジョンまたはディスバージョンにする必要
がある。このようなエマルジョンにすると、これらの農
薬を使用する際の費用および労力が増大する。さらに、
生態系への移動効果が所望程度の高さにならないことが
極めて多い。このような性質を有する有機化合物を水に
高濃度で溶解することができるとすれば、その使用分野
における有意義な成果になる。
薬剤化合物に関しては、水は溶媒として選択される物質
であるのは勿論である。実際に、有機溶媒を薬剤用担体
として使用できないのは普通であり、この理由は毒性が
有機物質または有機溶媒と関連しているからである。し
かも、経口または注射によって投与する薬剤の場合には
、水中濃度は低いより高い方が望ましい。この理由は濃
度が高いと所定投与量における物質の必要■が減少する
からである。しかし、このような有機化合物の水に対す
る溶解度を、その薬剤としての効能が高められるような
有意または有効な程度まで増大させるのは、極めて困難
である。
従来、ポリビニルピロリドンを使用するとある有機化合
物の水に対する溶解速度を大きくできることが知られて
いる。しかし、この技術は溶解度を大きくすることでは
なく、溶解速度を大きくすることのみに関するものであ
る。この点については、エル・エム・モルタダ、「イフ
エクト・オン・ポリビニルピロリドン・アンド・ウレア
・オン・ディスツルージョン・レート・オン・フLニル
ブタシン・フロム・ソリッド・ステート・ディスバージ
ョン」、 Sci、 Pharm、 48.241 2
47 (1980);オー・アイ・コレガン、アール・
エフ・チモニイおよびエム・ジェイ・ウニラン「ザ・イ
ンフルエンス・オン・ポリビニルピロリドン・オン・ザ
・ディスツルージョン・アンド・バイオアベイラビリテ
ィ・オン・ヒドロクロロチアジドJ 、 J、Phar
Pharmac、 28.703 (1976);およ
びアール・ボイドおよびデイ−・ターポルグ、[グラヌ
ロメトリンク・デイターミネーション・オン・ザ・イフ
エクト・オン・ピーブイビー・オン・ディスツルージョ
ン・レーク・オン・スパーリングリイ・ソルブル・ドラ
ッグス」、 Pharmazie、 35.311 3
12(1980)を参照されたい。
複雑な有機化学薬品の溶解度を大きくするために従来数
多くの方法が利用されている。例えば米国特許筒3,6
73,163号明細書には、i 、 oooより大きい
分子量を有するポリビニルピロリドンを薬剤アクロニン
で共沈させることにより、このポリビニルピロリドンを
使用する方法が記載されている。
しかし、達成される溶解度の増大は薬剤化合物の溶解度
の約2.5倍にすぎなかった。多くの薬剤化合物にとっ
てこのような溶解度の増大は、この化合物の使用を商業
的または実用上の観点から有効なものとするのには不十
分である。
本発明者は、高度に不溶性の有機化合物の水に対する溶
解度を、大気圧下に25℃において測定した該化合物単
独の溶解度の25倍以上に増大する方法を見い出した。
実際に、本発明者は、このような化合物の溶解度を多く
の場合にそのもとの溶解度の100倍以上に増大する方
法を見い出した。
このことは、有機化合物と1 、000より大きい重量
平均分子量を有するN−ビニル−2−ピロリドンの固体
ホモポリマーまたは共重合体との反応から新規な複合体
を生成させることにより達成される。特に、最終用途が
薬剤である化合物の場合には、約10,000〜40,
000の範囲の平均分子量が最善である。しかし、他の
工業的用途に用いられる化合物の場合には、500,0
00程度またはこれ以上の分子量が適当である。
本発明方法は、N−ビニル−2−ピロリドンの固体重合
体または共重合体および有機化合物を相互溶媒中に溶解
することにより実施される。ここに「相互溶媒」とは、
固体重合体および有機化合物のいずれもが高度に溶解す
る溶媒を意味するものとする。
次いで溶解した混合物を複合体化反応が達成されるのに
十分な時間の間処理する。しかる後に溶媒を除去して固
体複合体を得る。
上述のように、本発明においては、N−ビニル−2−ピ
ロリドンのホモポリマーまたはこの単量体と他の単量体
との共重合体を使用することができる。このような共重
合体において、共重合体中のビニルラクタム量は約50
〜約95重量%、好ましくは約50〜約85重量%とす
る必要がある。本発明の複合体化生成物はいくつかの非
複合体化ラクタム位置(non−complexed 
lactam 5ite)を有することができる。共重
合体を使用する場合に、非複合体化位置の数に影響を及
ぼす一因子は共重合体中に含まれているビニルラクタム
の量である。
ポリビニルピロリドンまたは共重合体の重量平均分子量
は重合体が固体になるような十分に大きい分子量である
ことが必要である。特に、重合体の重量平均分子量は約
to、ooo〜40,000であるのが好ましい。この
ような重合体は、重合体における複合体化する位置の約
8%〜約30%が特定の水不溶性有機化合物と反応する
ように、水不溶性化合物をより高度に複合体化すること
ができる。
特に、N−ビニル−2−ピロリドン単1cおよび水溶性
共重合体を生成するコモノマーを含有するビニルラクタ
ム共重合体を使用することができる。コモノマーとして
はジ低級アルキルアミノ低級アルキル−アクリレートま
たは−メタクリレート、例えば、ジメチルアミノエチル
−アクリレートまたは−メタクリレート、ジ低級アルキ
ルアミノ低級アルキルスチレン、例えば、ジメチルアミ
ンメチルスチレンまたはN−ビニル−イミダゾールから
なる群から選定した単量体がある。上述のコモノマーは
四級化してもしなくてもよい。特に好ましいのは−CO
OHまたは無水物の単位を有するコモノマー、例えば、
無水マレイン酸またはマレイン酸、アクリル酸、メタク
リル酸およびアクリルアミドのような酸アミドである。
本発明の複合体は、有機化合物およびポリビニルピロリ
ドンまたはその共重合体を適当な相互溶媒に溶解するこ
とにより製造される。このような相互溶媒としては01
〜C,アルコールのようなアルコール、好ましくはエタ
ノールを使用することができる。6また、ギ酸、酢酸お
よびプロピオン酸のようなカルボン酸、グリコールエー
テルのようなエーテルアルコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、2,2′ −チオジェタ
ノールも適当である。
他の溶媒として、例えば、ラクトン、エステル、ケトン
、塩素化炭化水素、ラクタム、アミドおよびアミン、な
らびにニトロパラフィンも使用することができる。普通
、このような物質は最初に挙げた溶媒より価格が高いの
が普通であり、また薬剤化合物の場合にはこの化合物が
検出不能な痕跡量以外には存在しないように固体物質か
ら完全に除去する必要があるので、このような物質は商
業的見地から余り望ましいものではない。相互溶媒の本
質的な特徴は、ポリビニルピロリドン重合体および共重
合体の両方またはいずれか一方と水不溶性有機化合物と
が両方とも選定された溶媒に対して高度に可溶性である
ことである。
ある例では、水不溶性化合物の塩を、アルカリ性水溶液
またはアルカリ性アルコール溶液、例えば、NaOHを
含有する水またはKOHをエタノールに溶解した溶液中
で生成させることができる。このような溶液は理論的な
意味では溶媒でないが、本発明の目的には役立つので、
ここに使用する相互溶媒の定義に包含される。
広範囲の種々の実質的に水不溶性の有機化合物を使用し
て本発明の複合体を製造することができる。このような
有機化合物は米国特許第4,666.992号、米国特
許出願箱858.778号(1986年5月2日出願)
、同第858,635号(1986年5月2日出願)、
同第858 、976号(1986年5月2日出願)、
同第849.918号(1986年4月9日出願)、同
第858.977号(1986年5月2日出願)、およ
び同第858,978号(1986年5月2日出願)の
明細書に開示されている。
ここに「実質的に不溶性」とは、例えば不溶性薬剤化合
物の場合には、化合物の水に対する溶解度が、化合物を
水溶液として使用することを実用的でないかあるいは高
度に役に立たないものにするような小さい値であること
を意味するものとする。
上述の米国特許および米国特許出願の明細書に開示され
ている化合物のほかに、本発明者はさらに他の不溶性化
合物を本発明方法により処理できることを見い出した。
特に、水素結合、極性結合、疎水結合(hydroph
obic bonding) 、イオン結合、およびフ
ァンデルワールス力による結合に特に適合する不溶性化
合物は、本発明で使用されるポリビニルピロリドンまた
はその共重合体による複合体化を極めて受は易く、もと
の有機化合物の溶解度の極めて大きい倍数である溶解度
を示す複合体を生成する。
本発明方法は先ずポリビニルピロリドンおよび複合体化
される化合物を相互溶媒に溶解することにより実施され
る。これは、2種の別個の溶液を混合することにより行
うか、あるいは同一の溶液中で行うことができる。2種
の溶液はそれぞれ約5〜25重量%の濃度のポリビニル
ピロリドンおよび共重合体の両方またはいずれか一方お
よび水不溶性化合物を含有するのが好ましい。これらの
成分を約8〜約15重量%含有する溶液が最も好ましい
次いで、これらの溶液を、ポリビニルピロリドン対水不
溶性有機化合物の重量比が約1;1〜約toot、好ま
しくは約4〜7:1になるように組み合わせる。これら
の溶液を大気圧または約3.5kg / cm 2ゲー
ジ圧(50psig)以下の過圧下に3℃より高く相互
溶媒の沸点より低い温度において十分に混合する。温度
範囲は約4℃〜100℃が好ましく、約10℃〜約40
℃が最も好ましい。勿論、温度は有機化合物の劣化また
は減成が起る値より低く維持する必要がある。生成した
混合物を上述の条件下に約5分〜約3時間、最も好まし
くは約10〜30分の間かきまぜて複合体生成反応を完
結させる。
る。
この反応が完結した後に、生成する混合物は複合体を含
有する液相を含む。次いで、溶媒を常法例えば回転蒸発
、凍結乾燥などにより除去する。
回転乾燥は約2〜約40胴11g2好ましくは25mm
11g以下の圧力のような真空下に行うことができる。
これらの特定のパラメーターは使用した特定の相互溶媒
ならびに不溶性有機化合物の性質によって左右され、主
要な因子は使用条件によって有機化合物が劣化してはな
らないことである。残留固体物質を回収し、乾燥して痕
跡量の溶媒を除去する。
乾燥生成物は水に容易に溶解することができ、以前不溶
性であった有機化合物を水溶液中に高度に溶解した状態
にすることができる。
相互溶媒が水溶液またはアルカリ性アルコール溶液であ
る上述の例では、乾燥後に生成物は塩であり、この生成
物を溶液にし、pHを中性または酸性側に調整して不溶
性化合物の複合体をその塩ではなく?容液にする。
次に本発明を実施例について説明する。
尖施炎上 トリフルラリン(2,6−シニトローN、 N−ジプロ
ピル−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンアミン)0
.5gを50gのエタノールに溶解し、滴下漏斗内に注
入した。平均分子940,000のポリ(N−ビニル−
2−ピロリドン)ホモポリマー2.5gを50gのエタ
ノールに溶解し、別個の滴下漏斗内に注入した。上述の
2種の溶液を2.000m 42フラスコ内でかきまぜ
ながら大気圧下に常温において15分間にわたって徐々
に混合した。この混合物をさらに10分間かきまぜ、次
いでこのフラスコを約20mm It gの圧力下の回
転蒸発器に移してエタノール溶媒を除去した。蒸発後の
残留固体物質を20mm11gの真空下に60“Cにお
いて一夜乾燥した。
この固体物質0.001 gをねし込キャップ付きジャ
ーに移し、水平振盪器上で2.0gの蒸留水と常温にお
いて6時間混合した。この混合期間の後に固体物質は完
全に溶解した。トリフルラリン濃度は0.000083
 g / m lであった。これに対し未複合体化物質
の濃度は0.3ppmであった。これは溶解度が277
倍になったことを示す。
夫施炎λ スルファチアゾール5gを45gの2%水酸化ナトリウ
ム水溶液に溶解し、生成した溶液を滴下漏斗内に加えた
。別個に、平均分子量40,000のN−ビニル−2−
ピロリドンホモポリマー(GAI1社製、PVP K−
30(商品名))20gを180gの2%水酸化ナトリ
ウム水溶液に溶解し、生成した溶液を別個の滴下漏斗内
に注入した。50gのスルファチアゾール溶液および2
00 gのポリビニルピロリドン溶液を500m 12
フラスコに15分間にわたって滴下し、生成した溶液を
常温において15分間かきまぜた。
反応混合物のpHは約8.5であった。次いでこの液体
を約20mm11gの圧力下に蒸発させて溶媒を除去し
、生成した固体物質を同様な真空下に60℃において一
夜乾燥した。
ねじ込キャンプ付きジャー内にポリ(N−ビニル−2−
ピロリドン)とスルファチアゾールとの複合体の塩であ
る固体物質2gを入れ、水平振盪器上で20gの蒸留水
と共に常温においてかきまぜた。この固体物質は0.4
gの純薬剤に相当していた。約30分後に清澄な溶液を
得た。濃塩酸溶液によってpHを3.8に調整した。重
合体−スルファチアゾール複合体はこのpHにおいて溶
液状態のままであった。
この清澄な溶液に追加量の前記塩を2gのインクリメン
トとして添加し、この溶液のpl+を各インクリメント
の添加後に酸性側に調整した。各インクリメントの添加
後に、20gの水中のスルファチアゾール複合体の濃度
が36gになるまで清澄な溶液を得た。これは7.2g
のスルファチアゾールに相当した。水に対するスルファ
チアゾールの溶解度は0.00006 g / m l
であった。従って、スルファチアゾールの溶解度を6.
000倍増大させることができた。
尖詣皿主 フロセミド5gを45gの2%水酸化ナトリウム水溶液
に溶解し、生成した溶液を滴下漏斗内に加えた。別個に
、平均分子1t40.oooのN−ビニル−2−ピロリ
ドンホモポリマー(GAP社製、GAFK−30(商品
名))30gを270 gの2%水酸化ナトリウム水溶
液に溶解し、別個の滴下漏斗内に注入した。
50gのフロセミド溶液および300gのポリビニルピ
ロリドン溶液を500m lフラスコに15分間にわた
って滴下し、生成した溶液を常温において15分間かき
まぜた。反応混合物のpHは約8゜5であった。
次いでこの液体を20mmHHの圧力下に蒸発させて溶
媒を除去し、生成した固体物質を同様な真空下に60℃
において一夜乾燥した。
ねじ込キャップ付きジャーにポリ(N−ビニル−2−ピ
ロリドン)とフロセミドとの複合体のナトリウム塩であ
る固体物質2gを入れ、20gの蒸留水と共に水平振盪
器上で常温においてかきまぜた。これは1.4%の薬剤
に相当した。約30分後に清澄な溶液を得た。濃塩酸溶
液を使用してpHを5.6に調整した。重合体−フロセ
ミド複合体はこのpHにおいて溶液状態のままであった
この清澄な溶液に追加量の前記塩を2gのインクリメン
トして添加し、この溶液のpHを各インクリメントの添
加後に酸性側に調整した。各インクリメントの添加後に
、20gの水中のフロセミド複合体濃度が14gになる
まで清澄な溶液を得た。これは2gの薬剤に相当した。
水に対するフロセミドの溶解度は0.00006 g 
/ m lであった。従って、フロセミドの溶解度をL
660倍増大させることができた。
実1m キニン10gを90gのジメチルホルムアミドに溶解し
、滴下漏斗内に注入した。ビニルピロリドンと無水マレ
イン酸との50:50(モル基準)共重合体(分子量的
40.000) 50gを450 gのジメチルホルム
アミドに溶解し、別個の滴下漏斗内に注入した。これら
の2種の?容液を2.000m Nフラスコ内でかきま
ぜながら常温において大気圧下に15分間にわたって徐
々に混合した。この混合物をさらに10分間かきまぜ、
次いでこのフラスコを約20+nm11gの圧力下の回
転蒸発器に移して溶媒を除去した。蒸発後の残留固体物
質を20mmHHの真空下に60”Cにおいて一夜乾燥
した。
34gの複合体をねじ込キャップ付きジャーに移し、こ
れを20gの水と水平振盪器上で常温において6時間混
合した。この混合期間の後に、固体物質は完全に溶解し
た。−この溶液中のキニン量は5.667 gであった
。水に対するキニンの溶解度は0.00053g/mj
!であるから、これは溶解度が534倍増大したことを
示す。
置去11か クロラムフェニコールとして知られているD−トレオー
(1,1’ −ジヒドロキシ−1−P−ニトロフェニル
イソプロピル)−クロロアセトアミド10gを90gの
エタノールに溶解し、滴下漏斗内に注入した。ビニルピ
ロリドンと四級化アミンエトキシメタクリレート(GA
FQAT−734、商品名)50gを450gのエタノ
ールに溶解し、この溶液を別個の滴下漏斗内に注入した
。これらの2種の溶液を2.000mIlフラスコ内で
良くかきまぜながら常温において大気圧下に15分間に
わたって徐々に混合した。生成した混合物をさらに10
分間かきまぜ、次いでこのフラスコを約20mmHHの
圧力下の回転蒸発器に移してエタノール溶媒を除去した
。蒸発後に、残留固体物質を60℃において一夜真空乾
燥した。
24gの固体物質をねし込キャップ付きジャーに移し、
このなかで20gの蒸留水と水平振盪器上で常温におい
て6時間混合した。この混合期間の後に、複合体は完全
に溶解した。すなわち、4.0gのD−)レオ−(1,
1’ −ジヒドロキシ−1−p−二トロフェニルイソプ
ロビル)ジクロロアセトアミドは20gの水に溶解した
コントロールとして、1gのD−トレオー(Ll’ −
ジヒドロキシ−1−P−ニトロフェニルイソプロピル)
ジクロロアセトアミドを99gの蒸留水と共にねし込キ
ャップ付きジャー内に入れ、水平振盪器上で常温におい
て24時間かきまぜた。
未複合体化D−)レオ−(1,1’−ジヒドロキシ−1
−p−ニトロフェニルイソプロピル)ジクロロアセトア
ミドの溶解度は1mlの水に対して2.5mgであった
。従って、複合体化によって達成された溶解度の増大は
80倍であった。
夫旌冊旦 1gのビス(4−アミノフェニル)−スルホン(ダブソ
ン(Dapsone) 、商品名)−98%活性−を4
0gの無水エチルアルコールに溶解した。同様にして、
5.0g(7)PVP (K−15、商品名)を30g
の無水エチルアルコールに溶解した。再溶液をそれぞれ
滴下漏斗内に入れ、常温において60分間にわたって滴
下して混合した。生成した混合物を回転蒸発器のフラス
コ内に入れ、溶媒を75℃の油浴温度において20mm
11gの真空下に除去した。このフラスコの内容物を真
空炉内に入れ、真空下に一夜乾燥した。乾燥した物質を
乳鉢内で粉砕し、100メ・ンシュふるいに通した。
0.163gのビス(4−アミノフェニル)−スルホン
を含有する複合体1gを小形容器に入れ、これに1.0
gの蒸留水を添加した。この小形容器を水平振盪器上に
載置し、常温において6時間振盪した。複合体は水に完
全に溶解した。ビス(4−アミノフェニル)−スルホン
の溶解度は0.001 g/1001であるから、複合
体化によって溶解度は1630倍増大した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水不溶性有機化合物を含有する水溶性複合体におい
    て、 実質的に水不溶性の有機化合物と、水溶性であるN−ビ
    ニル−2−ピロリドンの固体ホモポリマーおよびその共
    重合体からなる群から選定した1種の重合体とからなり
    、水に対する前記複合体の溶解度が前記有機化合物自体
    の溶液度の約25倍以上であることを特徴とする水不溶
    性有機化合物を含有する水溶性複合体。 2、前記重合体が約1,000以上の分子量を有する請
    求項1記載の複合体。 3、前記重合体が約10,000〜40,000の分子
    量を有する請求項1または2記載の複合体。 4、不溶性化合物対重合体の比が約1:1〜約10:1
    である請求項1または2記載の複合体。 5、前記比が約4:1〜約7:1である請求項4記載の
    複合体。 6、前記重合体が共重合体であり、その単量体が無水マ
    レイン酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、ア
    クリルアミド、アルキルアミノアクリレートおよびアル
    キルアミノメタクリレートからなる群から選定された単
    量体である請求項1または2記載の複合体。7、前記単
    量体の分量が約5〜50重量%である請求項6記載の複
    合体。 8、前記不溶性化合物がスルファチアゾール、フロセミ
    ド、キニン、トリフルラリンおよびダプソンからなる群
    から選定された化合物である請求項1または2記載の複
    合体。 9、前記複合体が前記不溶性化合物の溶解度の約100
    倍より大きい溶解度を有する請求項1記載の複合体。 10、請求項1記載の複合体を製造するに当り、前記有
    機化合物および前記固体重合体が相互溶媒中に溶解され
    ている溶液を作り、 該溶液を前記複合体が前記溶媒中に溶解している溶液を
    生成するのに十分な時間混合し、前記溶媒を除去して乾
    燥複合体を生成することを特徴とする水不溶性有機化合
    物を含有する複合体の製造方法。 11、前記相互溶媒を有機溶媒、アルカリ性水溶液およ
    びアルカリ性アルカノール溶液からなる群から選定する
    請求項10記載の方法。 12、前記溶液中の重合体濃度が約5〜25重量%であ
    る請求項10または11記載の方法。 13、前記溶液を、大気圧ないし3.5kg/cm^2
    ゲージ圧(50psig)の圧力下に、約3℃より高く
    前記溶媒の沸点より低い温度において、約5分〜約3時
    間の間混合する請求項10または11記載の方法。 14、前記重合体が約10,000〜40,000の分
    子量を有する請求項10または11記載の方法。 15、不溶性化合物対重合体の比が約1:1〜約10:
    1である請求項10または11記載の方法。 16、前記重合体が共重合体であり、その単量体が無水
    マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、
    アクリルアミド、アルキルアミノアクリレートおよびア
    ルキルアミノメタクリレートからなる群から選定された
    単量体である請求項10または11記載の方法。 17、前記単量体の分量が約5〜50重量%である請求
    項16記載の方法。
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