JPH01115576A - ロール及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱ロール、研削研磨ロール等のロール及びそ
の製造方法に関するもので、経済的かつ耐久性忙優れ、
製造が容易であることを特徴とするものである。

〔従来の技術〕

従来、この種ロールとしてシ特開昭５６−１１４６７０
号公報に記載されているごとく、樹脂による砥粒の付着
等の必要処理を施した平板状の素材を必要径の円盤状に
打抜き、その際、同時にその中央部にシャフト挿通孔を
打抜き、該シャフト挿通孔周囲の樹脂密度を高めて補強
し、それらをシャフトにネットととも九重合加圧してフ
ランジで締付けた研削研磨ロールが提供されている。

さらに、特開昭５６−９５５８１号公報に記載されてい
るごとく、シャフトと円盤状素材との肉ばなれを防止す
るため、シャフト部に小径のスペーサを介在させたもの
等が提供されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の研削研磨ロールは矛３図示のごとく、平板状
のフェルト状不織布（２０）を円盤状に打抜き、同時に
その中央部にシャフト挿通孔（２１）を打抜（ものであ
るが、打抜きに手数を要するとともに、同図に斜線で表
わした部分が無駄となり、不経済である欠点があり、さ
らに、シャフト挿通孔部を補強するために別に手段を講
する必要があった。

上記欠点を除去するため、矛４図（イ）のごとく平板状
のフェルト状不織布（２のの一側端に三角形状の切込み
（２２）を設け、つぎに、矛４図（ロ）に示すごとく彎
曲させてシャフトに螺旋状に巻回することが考えられた
が、この場合には摩耗が進行し、上記切込み（２２）部
近くに達するとフェルト状不織布（２０）が飛散してし
まう欠点があり。

上記切込み（２２）構成部分の無駄とともに飛散による
無駄が生じる欠点があった。

本発明は上記のごとき欠点を除去し、素材の全部を有効
利用するとともに１例えば研削研磨ロールとした場合に
も縞模様が生じないことを特徴とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記問題点を解決したロール及びその製造方法
であり、ロールの発明は一側端に彎曲する彎曲癖がつげ
られ、内側端の密度が高められ、必要処理が施こされた
フェルト状不織布の上記内側端がシャフトに螺旋状に巻
回され。

その両側に締付けフランジが設けられてらるものであり
、方法の発明は帯状のフェルト状不織布をテーパーロー
ル間に搬送して一側端に彎曲する彎曲癖をつけ、該フェ
ルト状不織布に必要処理を施し、つぎにその内側端をシ
ャフトに螺旋状に巻回し、重合されたフェルト状不織布
の両側をフランジで締付けることを特徴とするものであ
る。

〔作　用〕

本発明のロールは従来のごとく、円盤状に打抜かれた平
板状のフェルト状不織布を使用するものではなく、彎曲
癖のつげられた一枚あるいは数枚のフェルト状不織布を
シャフトに螺旋状に巻回して構成される。

したがって、素材の全部を有効に利用でき経済的である
とともに均一かつ強靭に構成され、耐久性が向上させら
れる。

さらに、上記従来構成のロールでは重合された円盤状の
フェルト状不織布間の独立した接合線が円周方向に平行
状態に多数衣われ、例えば研削研磨ロールとした場合に
被研削研磨材に縞模様が生じる可能性があったが、本発
明では上記接合線は螺旋状の一本あるいは数本であり、
平行状態にないため、縞模様等が生じることがないもの
である。

さらに上記彎曲癖をつげることにより、必然的に内側端
の密度が高められ、シャフトに接触する部分の強度が向
上させられるため、従来のごとく肉ばなれ防止のための
スペーサを介在させたりする別の手段を講する必要がな
いものである。

また１本発明の方法の発明によれば、円筒状に巻回され
た単なる帯状のフェルト状不織布に彎曲癖をつけながら
、同時に上記優れた効果を有するロールを簡単に製造で
きるものである。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について詳細に説明する。

矛１図には本発明のロールの製造方法が示されている。

本発明ではまず、帯状のフェルト状不織布（１）が準備
される。

上記フェルト状不織布は用途に応じて天然繊維、有機繊
維、無機繊維、金属繊維等の単体あるいは混合体により
帯状に構成され、通常は円筒状に巻回されている。

本発明では上記フェルト状不織布（１）を適数のテーパ
ーロール（２）間に搬送して一側端に彎曲する彎曲癖を
つける。

すなわち、テーパーロール（２）間の搬送中に該テーパ
ーロ・−ル（２）の小径ＭＳ（内側）に比べて大径部（
外側）が早送りの状態となり、内側に比べて外側が伸ば
された状態、逆に言えば内側が押縮された状態となり、
彎曲癖がつけられる。

その結果、必然的に外側に比べて内側の密度が高められ
た状態となる。

つぎに、上記罎曲解がつけられたフェルト状不織布（１
α）に必要処理が施こされる。すなわち。

研削研磨ロールを構成する場合には例えば、砥粒と熱硬
化性樹脂の混合流動体槽（３）内で回転する塗布ローラ
ー（４）及び挾持ローラー（５）により上記彎曲解がつ
げられたフェルト状不織布（１α）に砥粒と熱硬化性樹
脂等の混合流動体が付着せしめられる（特公昭４８−２
１５８号公報参照）。

もつとも、上記混合流動体の付着は彎曲解のつけられた
フェルト状不織布（１α）を混合流動体中に浸漬し−あ
るいは上記フェルト状不＋＆布に混合流動体を吹付ける
ことにより行ってもよい。

つぎに、上記彎曲解のつけられたフェルト状不織布（ｌ
α）の内部端がシャフト（６）に螺旋状に巻回される。

すなわち、上記シャフト（６）が上下動自在のターンテ
ーブル（７）上に支持され、上記彎曲解のつげられたフ
ェルト状不織布（１α）の巻付は及び重合にしたがって
ターンテーブル（７）を少しずつ下降させ１重合された
彎曲解のつけられたフェルト状不織布（１α）の上面部
が常に彎曲解のつげられたフェルト状不織布（１α）の
移送路と略水平位置を保つようにターンテーブル（７）
を制御することにより行われる。

なお１図面実施例の場合、上記シャフト（６）にはキー
（６α）が構成され、さらに彎曲解のつけられたフェル
ト状不織布（１α）の移送路には該フェルト状不織布（
１α）の内側端に上記キー（６α）に適合するキー溝（
８）を打抜く装置（９）が設けられている。

したがって、＃曲解のつけられたフェルト状不織布（１
α）の巻付は重合によりシャフト（６）に対してロール
状に構成された上記フェルト状不織布が一体となり、シ
ャフト（６）をそのまま必要とする装置に使用すること
ができるものである。

もつとも、上記キー溝（８）はロール状に構成した後に
別工程で打抜いてもよいものである。

つぎに、上記巻付は重合完了とともに上方からプレス板
（１０）を下降させ、全体を加圧あるいは必要に応じて
加熱加圧する。

その後、上記ロール状に構成されたフェルト状不織布（
１α）両側のシャフト（６）の両端からフランジ（１１
）を螺合等して締付は状態を保時すればよいものである
。

〔発明の効果〕

本発明のロールは経済的かつ耐久性に優れた効果があり
１本発明の方法によれば上記経済的かつ耐久性にすぐれ
たロールを容易に製造できる効果が得られるものである
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、牙１図は製造工
程を示す斜視図、牙２図はロールの正面図、牙３図は従
来の素材打抜き状態を示す平面図、牙４図（イ）（ロ）
は他の従来例を示す素材の平面図である。 １１）・・・フェルト状不織布、（１α）・・・−曲解
がつげられたフェルト状不織布、（２）・・・テーパー
ロール、（６）・・拳シャフト、　（ｉｉ）・・・フラ
ンジ。 卆　２　　図 矛３図 矛　　　４　　　図（イ） 矛　４　図（０）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一側端に彎曲する彎曲癖がつけられ、内側端の密
   度が高められ、必要処理が施こされたフェルト状不織布
   の上記内側端がシャフトに螺旋状に巻回され、その両側
   に締付けフランジが設けられてなることを特徴とするロ
   ール。
2. （２）帯状のフェルト状不織布をテーパーロール間に搬
   送して一側端に彎曲する彎曲癖をつけ、該フェルト状不
   織布に必要処理を施し、つぎにその内側端をシャフトに
   螺旋状に巻回し、重合されたフェルト状不織布の両側を
   フランジで締付けることを特徴とするロールの製造方法
   。