JPH01115461A - 文書細断機の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、不要文書を細断して解読不能にする文書細断
機の自動給紙装置に関する。

く従来技術〉 従来の自動給紙装置としては、第８図の如き実開昭５１
−２８８８２号のものが知られている。

そして、この自動給紙装置は、本体枠Ａに形成された給
紙［レー１と、該給紙トレー１の下側に設けられた一対
の給紙ローラー１ａ、ｌｂと、これらローラー１　ａ、
　１　ｂに掛巻された給紙ベルト２と、その上側に小開
隔３をおいて給紙方向とは逆方向に回転するよう設置さ
れた反転ローラー４とから構成されていた。なお、！’
＋ａｔ５ｂは細断用紙細断用の一対のカッターである。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉しかし、上記の
構成の自動給紙装置においては、１〜３枚程度の少数枚
の細断用紙Ｐを給紙トレー１の給紙部に投入した場合、
細断用紙Ｐの重量が小さいため、その先端部が給紙ベル
ト２と反転ローラ４の小開隔３に入り込めず、給紙不良
となる場合が生じている。また、しわの寄った細断用紙
は反転ローラー４によって給紙ベルト２と反転ローラー
４の小間隙３に入り込めず給紙不良となる場合が生じて
いる。

そこで、本発明は、細断用紙を給紙トレーの給紙部に少
数枚投入した場合、および多数枚投入した場合のいずれ
も、給紙不良となることがない給紙装置の提供を目的と
している。

〈　問題点を解決するための手段　〉 本発明による問題点解決手段は、第１図ないし第６図の
如く、細断用紙Ｐを載置するために本体枠１０ａに形成
された給紙トレー１１と、該給紙トレー１１の用紙載置
面に上部を突出させて設置された下正転給紙体１２（給
紙ローラーまたは給紙ベルト）と、前記給紙トレー１１
の用紙載置面の上側に一定小範囲Ｂ（第６図）で上下動
自在に本体枠１０ａに支持された中従動給紙体１３と、
該中従動給紙体１３の上側に該中従動給紙体１３が接離
自在でかつ接触状態では該中従動給紙体１３に伝動し得
るよう本体枠１０ａに配設された主逆転体１４と、前記
下正転給紙体１２を細断用紙Ｐの給紙方向Ｃに正回転駆
動しかつ前記主逆転体１４を逆回転駆動する駆動装置１
５とを備えたものである。

〈作用〉 上記問題点解決手段において、給紙トレー１１の投入口
１１ａに投入した細断用紙Ｐの厚みの合計が第６図（ａ
）の小間隙Ｂ（０，３〜０．５ｍｍ程度）以下の時は下
正転給紙体１２と中従動給紙体１３は共に給紙方向Ｃへ
正回転し細断用紙Ｐを一括して給紙する。また、細断用
紙Ｐの厚みの合計が第６図（、）の小間隙Ｂ以上である
と、下正転給紙体１２は駆動装置１５により正回転し、
下正転給紙体１２に接触している細断用紙Ｐを給紙する
が中従動給紙体１３は細断用紙Ｐの厚みによって上方向
に押し上げられ、主逆転体１４と接触し、中従動給紙体
１３は駆動装置１５により逆回転駆動されている主逆転
体１４との摩擦によって正回転から逆回転に切換わり細
断用紙Ｐの重送を規制する。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面により説明する。

まず第１図ないし第６図により、本発明の第一実施例を
説明すると、図面は本発明の自動給紙装置の実施例を示
すもので、第１図は自動給紙装置の第一実施例の側面図
、第２図は同じく正面図、第３図は同じく要部の正面図
、第４図は要部の側面図、第５図は同じく自動給紙装置
を具えた文書細断機の略式縦断面図、第６図（ａ）〜（
ｅ）は同じく自動給紙装置の作用説明用の略式縦断面図
であり、第６図（、）は原理説明略式縦断面図、第６図
（ｂ）は給紙開始時の略式縦断面図、第６図（ｃ）は適
正量給紙時の略式縦断面図、第６図（ｄ）は過大量給紙
時の略式縦断面図、第６図（ｅ）は給紙終了時の略式縦
断面図である。

そして、本発明の自動給紙装置は、細断用紙Ｐを載置す
るために本体枠１０ａに形成された給紙トレー１１と、
該給紙トレー１１の用紙載置面に上部を突出させて設置
された下正転給紙体１２（給紙ローラーまたは給紙ベル
ト）と、前記給紙トレー１１の用紙載置面にほぼ直角上
側に一定小範囲Ｂ（第６図）で上下動自在に本体枠１０
ａに支持された中従動給紙体１３とを備えている。そし
て、該中従動給紙体１３の上側に該中従動給紙体１３が
接離自在でかつ接触状態では該中従動給紙体１３に伝動
し得るよう本体枠１０ａに配設された主逆転体１４と、
前記下正転給紙体１２を細断用紙Ｐの給紙方向Ｃに正回
転駆動しかつ前記主逆転体１４を逆回転駆動する駆動装
置１５とを備えている。

前記下正転給紙体１２は、摩擦係数大の一円柱形給紙ロ
ーラー１２ａと、そのローラー軸１２ｂと、これを支承
する軸受１２ｃと、前記軸１２ｂに固定されたプーリー
１２ｄとからなる。また中従動給紙体１３は、摩擦係数
大の円柱形規制ローラー１３ａと、そのローラー軸１３
ｂと、これを支承する軸受１３ｃととからなる。さらに
、前記主逆転体１４は、摩擦係数大の伝動ローラー１４
ａと、そのローラー軸１４ｂと、これを支承する軸受１
４ｃと、前記軸１４ｂに固定されたプーリー１４ｄとか
らなる。そして、前記下正転給紙体１２の軸受１２ｃの
外輪は本体枠１０ａに固定支持され、前記中従動給紙体
１３の軸受１３ｃの外輪は、本体枠１０ａに形成された
長孔１０ｂに一定小範囲Ｂだけ摺動自在に内嵌合され、
また主逆転体１４の軸受１４ｃは本体枠１０ａに固定ま
たは上下方向微調整自在に固定されている。

また、前記給紙トレー１１の用紙載置面に一部を突出し
て給紙用補助ローラー１６が設置され、該ローラー１６
の軸に装着されたプーリー１６ｄと、前記下正転給紙体
１２のブー１７−１２ｄと、第一電動モーターＭ１の駆
動プーリーｍ１とにわたって駆動ベルト１７が掛装され
、これに上り下正転給紙体１２と補助ローラー１６とは
常に給紙方向Ｃへ正回転するよう構成され、また第二電
動モーターＭ２のプーリーｍ２と主逆転体１４のブー１
７−１４ｄの間に駆動ベルト１８が掛装され、主逆転体
１４は常に逆回転するよう構成され、これらにより前記
駆動装置１５が構成されている。

第５図において、５ａ、５ｂはローラー形カッター、６
はチップボックス、１０は文書細断機本体である。

次に作用を第６図により説明する。この自動給紙装置に
よると給紙トレー１１の投入口１１ａに投入した細断用
紙Ｐの厚みの合計が第６図（、）の小間隙Ｂ（０，３〜
０．５１１ＩＩ１１程度）以下の時は下正転給紙体１２
と中従動給紙体１３は共に給紙方向Ｃへ正回転し細断用
紙Ｐを一括して給紙し、細断用紙Ｐの厚みの合計が第６
図（、）の小間隙Ｂ以上であると、下正転給紙体１２は
駆動装置１５により正回転し、下正伝給紙体１２に接触
している細断用紙Ｐを給紙するが中従動給紙体１３は細
断用紙Ｐの厚みによって上方向に押し上げられ、主逆転
体１４と接触し、中従動給紙体１３は駆動装置１５によ
り逆回転駆動されている主逆転体１４との摩擦によって
正回転から逆回転に切換わ’）！断用紙Ｐの重送を規制
する。

すなわち、上記の作用を図により詳細に説明すると、第
６図（ｂ）、は、給紙開始時の状態である。

この図において、中従動給紙体１３のローラーは自重に
よって、下正転給紙体１２のローラーと接触し、中従動
給紙体１３と下正転給紙体１２の各ローラーは給紙方向
Ｃに正回転している。

第６図（ｃ）は、適正量（カッターの最大細断量以下）
の給紙時の状態であるにの適正量給紙の時は、細断用紙
Ｐは、下正転給紙体１２と中従動給紙体１３のローラー
の正回転によってカッターに給送される。このとき補助
ローラー４は細断用紙Ｐを下正転給紙体１２と中従動給
紙体１３部に給送する働きをする。その回転方向は、給
紙方向Ｃの正回転である。

なお主逆転体１４の上下の位置の微調整を行うことによ
り、第６図（ａ）の小間隙Ｂを調整して一括して給送す
る細断用紙２枚数の調整ができる。

第６図（ｄ）は過大量（カッターの最大細断量以上）給
紙時の状態である。この図において、多数枚給紙のとき
、細断用紙Ｐを投入して給紙が開始される直前は、下正
転給紙体１２と中従動給紙体１３のローラーは正回転し
ている。そこに細断用紙Ｐの先端がかみ込み、給紙を開
始する。その際、中従動給紙体１３は、かみ込んだ細断
用ｗｋＰの厚みによって上方向に押し上げられ、主逆転
体１４に接触する。

その時、中従動給紙体１３のローラーは主逆転体１４の
ローラーとの摩擦により逆回転に切替わる。モして下正
転給紙体１２に接触する最下部の細断用紙Ｐから順次給
送され、下から２枚目以上の細断用紙Ｐは、中従動給紙
体１３のローラーによって給送を規制される。自動給紙
時においてはこれら一連の動作をくり返し、細断用紙Ｐ
はカッターに給送される。

第６図（ｅ）は給紙終了時の状態である。自動給紙時、
細断用紙Ｐが残り少なくなり細断用ｒｃＰの厚みの合計
が、下正転給紙体１２と中従動給紙体１３の小間隙Ｂよ
り小さくなると、中従動給紙体１３は、主逆転体１４と
の接触が解除され、中従動給紙体１３は逆回転から下正
転給紙体１２による正回転に切替わり、残りの細断用紙
Ｐを順次給紙する。

次に、本発明の第二実施例を第７図により説明すると、
この例の主逆転体１４は、摩擦回転伝動部としてローラ
一部を有しない代りに、紬１４ｂの両端に小中の摩擦車
１４ｅが固定され、かつ中従動給紙体１３の軸１３ｃの
両端にも小中の摩擦車１３ｅが固定されたものである。

したがって、常時、逆回転する主逆転体１４の摩擦車１
４ｅに接触した中従動給紙体１３の摩擦車１３ｅは給紙
方向Ｃとは逆方向に逆回転し、前記接触が解除されると
、中従動給紙体１３はＭ断用紙Ｐと接触しながら給紙方
向Ｃに正回転する。その他の構造と作用は第一実施例と
同様である。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、下正転給紙体を細断用紙の給紙方向に正回転駆
動しかつ前記主逆転体を逆回転駆動する駆動装置は、適
当な申開プーリー等を使用して一個の電動モーターと一
個のベルトにより構成しても良く、また、下正転給紙体
はローラー形に限らずエンドレスベルト形のもの等でも
良い。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明は、細断用紙の厚
みの合計が一定小間隙以上であると、下正転給紙体は駆
動装置により正回転し、下正転給紙体に接触している細
断用紙を給紙するが中従動給紙体は細断用紙の厚みによ
って上方向に押し上げられ、主逆転体と接触し、中従動
給紙体は駆動装置により逆回転駆動されている主逆転体
との摩擦によって正回転から逆回転に切換わりｍ！ＩＲ
用紙の重送を規制するものである。

したがって、本発明によれば、細断用紙を給紙トレーの
給紙部に少数枚投入した場合、および多数枚投入した場
合のいずれも、給紙不良となることがない。すなわち、
本発明によれば、従来のように文書細断機の自動給紙装
置において給送枚数が少量の時に給送ジャムをおこしや
すいといった問題が回避できる。また、機能面では、少
数枚の給送の性能が飛躍的に安定化し、給紙装置を小型
化することができ、給紙装置を長寿命化することができ
、オペレータの繰作作業の負担を軽減し、池にカールし
た紙やしわの寄った紙でも自動給紙が特に問題なく行え
るという効果が得られ、経済面では、組み立てが簡単に
できるようになる。さらに、トータルコストを削減でき
た。他に手差し給紙と自動給紙を使い分ける必要がない
といっな効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の給紙装置の実施例を示すもので、第１図
は自動給紙装置の第一実施例の側面図、第２図は同じく
正面図、第３図は同じく要部の正面図、第４図は要部の
側面図、第５図は同じく自動給紙装置を具えた文書細断
機の略式縦断面図、第６図（ａ）〜（ｅ）は同じく自動
給紙装置の作用説明用の略式縦断面図であり、第６図（
ａ）は原理説明略式縦断面図、第６図（ｂ）は給紙開始
時の略式縦断面図、第６図（ｃ）は適正量給紙時の略式
縦断面図、第６図（ｄ）は過大量給紙時の略式縦断面図
、第６図（ｅ）は給紙終了時の略式縦断面図、第７図は
本発明自動給紙装置の第二実施例における要部の側面図
、第８図は従来技術の略式縦断面図である。 １０ａ：本体枠、１１：給紙トレー、１２：下正転給紙
体、１３：中従動給紙体、１４：主逆転体、１５：駆動
装置、１６：給紙用補助ローラー、１７゜１８：駆動ベ
ルト、Ｐ：細断用紙、Ｂニ一定小範囲、Ｃ：給紙方向、
Ｍｌ、Ｍ２：第一、第二電動モータ出　願　人　　シャ
ープ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 細断用紙を載置するために本体枠に形成された給紙トレ
   ーと、該給紙トレーの用紙載置面に上部を突出させて設
   置された下正転給紙体と、前記給紙トレーの用紙載置面
   の上側に一定小範囲で上下動自在に本体枠に支持された
   中従動給紙体と、該中従動給紙体の上側に該中従動給紙
   体が接離自在でかつ接触状態では該中従動給紙体に伝動
   し得るよう本体枠に配設された上逆転体と、前記下正転
   給紙体を細断用紙の給紙方向に正回転駆動しかつ前記上
   逆転体を逆回転駆動する駆動装置とを備えたことを特徴
   とする文書細断機の給紙装置。