JPH01115318A - 自動製パン機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で小麦粉等のパン材料を投入するだ
けで、自動的にパンづくりが行なえる自動製パン機にお
いて、特に２つの焼成ケースを有する自動製パン機に関
するものである。

従来の技術 一般にパンづくりは各工程における温度・時間管理が難
しく、これらの自動化が望まれていた。

上記要望に対し、本発明者らは、第３図に示すような自
動類パン機を開発してきた。

すなわち、この第３図に示す自動製パン機は、本体１の
内部にシャーシ２を設け、このシャーシ２の一方にはモ
ータ３が設けられ、かつ他方には焼成容器４が設けられ
ている。この焼成容器４内には練り羽根６を備えた焼成
ケース６が着脱自在に装着され、かつ前記練り羽根５は
前記モータ３の下部に備えた小ブーリア、ベルト８およ
び焼成ケース６の下方に備えた大プーリ９を介して５駆
動される。また前記焼成容器４の内側壁には前記焼成ケ
ース６の側壁に当接して温度を検知する温度検知部１ｏ
を設け、かつ下部外周にはヒータ１１を備えている。さ
らに焼成ケース６の上方には内蓋１２を設けた蓋体１３
が開閉自在に備えられ、かつ前記内蓋１２により焼成室
を形成している。

前記蓋体１３には蓋体１３の閉塞時に焼成容器４の内外
を連通させたイースト容器１４を備え、そしてこのイー
スト容器１４の上部開口部にはイースト容器蓋１６が、
かつ前記内蓋１２に開口した下部開口部には開閉板１６
がそれぞれ設けられている。なお、開閉板１６は、蓋体
１３に内装された駆動装置１７によシ所定時間に一時的
に開放されるものである。

このような構成で、練９容器６内にパン材料を準備し、
タイマをセットすると、温度検知部１０によシ検知され
る焼成容器６の温度と経過時間によりモータ３およびヒ
ータ１１を制御して各工程を自動的に行ない、所望の時
刻にパンが焼き上がるものである。

発明が解決しようとする問題点 上記構成の自動製パン機では焼き上げまでに約４時間を
要するものであり、異なった種類のパン（例えば普通の
食パンとレーズンバンとか、また片側は発酵まで調理す
るクロワツサン等）を作る時には、当然の事ながら約８
時間を費すものであシ、結局、食卓に並ぶ焼きたてのパ
ンは一種類となり、家族の嗜好をむりやシ統一しなけれ
ばならなかった。

本発明は、このような問題点を解決するものであり、−
度に２個のパンを焼き上げることができる自動製パン機
を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の自動製パン機は、
パン材料を収納する２個の焼成ケースと、この２個の焼
成ケースを内装するとともに、その加熱手段を備えた焼
成室と、前記２個の焼成ケース内のパン材料を混練する
混練手段と、パン生成工程の所定時間に一時的に開放し
て前記２個の焼成ケースの両方または片方へイーストを
投入するイースト投入装置とを有し、前記イースト投入
装置を前記２個の焼成ケースに対応して２個設けて構成
したものである。

作用 このような構成とすることにより、それぞれの焼成ケー
スで異なった種類のパンを同時に焼き上げることができ
るものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図および第２図において、２１は本体、２２は本体
２１内部下方に設けられたシャーシで、このシャーシ２
２にはモータ２３が固定され、かつこのモータ２３のシ
ャツ）２３！Ｌの下部には小プーリ２４が固着されてい
る。また前記シャーシ２２には、第１の軸受２５を介し
て下部には第１の大プーリ２６が、上部には第１のコネ
クタ２７がそれぞれ軸支され、第１のベルト２８を介し
て前記小プーリ２４から第１のコネクタ２７に回転伝達
される。また前記シャーシ２２には、第２の軸受２９を
介して下部には第２の大プーリ３ｏが、上部には第２の
コネクタ３１がそれぞれ軸支され、第２のベルト３２を
介して前記小プーリ２４から第２のコネクタ３１に回転
伝達される。

前記第１および第２のコネクタ２７．３１を囲って前記
シャーシ２２の上部には焼成容器３４が設けられ、この
焼成容器３４内には第１のヒータ３６と第２のヒータ３
７が内装されるとともに、第１のヒータ３６を固着する
焼成容器３４の側壁には弾性的に支持された温度検知部
３８を備えている。

まだ前記第１のヒータ３６で囲まれるように焼成容器３
４内には第１の焼成ケース３９が着脱自在に装着され、
かつこの第１の焼成ケース３９の内底部には第１の練シ
羽根４０を有している。そしてこの第１の練り羽根４Ｑ
は第１の焼成ケース３９の装着時に、前記第１のコネク
タ３７と回転自在に係合する第１の容器コネクタ４２を
介して前記モータ２３によシ回転駆動される。４４は前
記第１の焼成ケース３９と同様に、前記第２のヒータ３
７で囲まれるように焼成容器３４内に着脱自在に装着さ
れた第２の焼成ケースで、この第２の焼成ケース４４の
内底部には、第２の焼成ケース４４の装着時に、前記第
２のコネクタ３１と回転自在に係合する第２の容器コネ
クタ４７を介して、前記モータ２３によシ回転厘動され
る第２の練９羽根４８を備えている。また前記温度検知
部３８は第１の焼成ケース３９の外側壁に弾性的に当接
してこの温度を検知する。

また前記焼成容器３４の上部は固定部材４９を介して本
体上枠５０に固着保持される。この本体上枠５０にはそ
の後部で回転自在とした蓋体６１を設けておシ、かつこ
の蓋体５１の裏面には内蓋５３を設け、前記焼成容器３
４の上面を開閉自在とするとともに、この内蓋５３は蓋
体６１の閉塞時に焼成容器３４を閉鎖して焼成室を形成
する。

前記蓋体５１には、前記第１の焼成ケース３９の上方に
位置して、蓋体５１の上面の開口と内蓋５３の開口を連
通させる第１のイースト容器５４を設けるとともに、前
記第２の焼成ケース４４の上方に位置して、蓋体５１の
上面開口と内蓋６３の開口を連通させる第２のイースト
容器６６を設け、そして前記蓋体５１の上面のそれぞれ
の開口には開閉自在なイースト容器蓋５７．５７ｆＬが
設けられ、さらに内蓋６３のそれぞれの開口には開閉板
５８，５８ａが備えられている。この開閉板５８．５８
１Ｌは蓋体５１に内装する駆動装置５９によシ第１およ
び第２の焼成ケース３９．４４内のパン材料の前線シ工
程終了時に一時的に開放する。６０は第１および第２の
イースト容器６４゜５６間に設けられ、かつ焼成室の内
外を連通ずる蒸気抜き孔である。

上記構成において、次にその動作について説明する。ま
ず異種のパンを作る場合には、第１の練シ羽根４ｏを装
着した第１の焼成ケース３９と、第２の練り羽根４８を
装着した第２の焼成ケース４４内にそれぞれの分量のイ
ースト以外のパン材料を入れ、焼成容器３４内にセット
する。このセットが終ったら蓋体５１を閉める。

そしてイースト容器蓋６７を開け、第１のイースト容器
５４には第１の溶成ケース３９に収納したパン材料に合
った所定量のイーストを入れ、また第２のイースト容器
６６には第２の焼成ケース４４に収納したパン材料に合
った所定量のイーストを入れて準備完了となる。

この状態で、パンの出来上がり時刻を入力して始動させ
る。この始動によりモータ３の運転が始まってそれぞれ
の焼成ケース３９．４４内でそれぞれのパン材料の前線
り工程が始まる。所定の時間が経過するか、または第１
の焼成ケース３９の外側壁の温度を検知する温度検知部
３８が所定の温度に達するとモータ３の運転が停止し、
前線り工程が終了する。さらに所定時間が経過すると、
蓋体５１内の駆動装置６９が作動して開閉板６８゜６８
＆を開き、第１および第２のイースト容器５４．５６の
下部開口を開放してそれぞれに収納されたイーストをそ
れぞれの下方の焼成ケース３９．４４内に投入する。こ
の後は、従来例と同様の工程を経て異種のパンが同時に
出来上がる。

また同種のパン作りにおいても、上記同様に第１および
第２の焼成ケース３９．４４と、第１および第２のイー
スト容器５４．５６に同量の材料を準備してパン作りが
なされる。

さらに１個の焼成ケースの分層のパン作シにおいては、
第１の焼成ケース３９および第１のイースト容器６４に
パン材料を収納し、前記と同様にしてパン作シを行なう
か、または、第１および第２の焼成ケース３９．４４お
よびイースト容器５４．５６に同量またはその合計が１
個の焼成ケースの分量となるように分割して行なっても
良い。

つまり、異種のパン作りであれば、最大、焼成ケース１
個分が出来上がり、また同種のパン作りであれば、最大
、焼成ケース２個分が一度に出来上がる。

なお、本発明の一実層側忙おいては、第１の焼成ケース
３９と第２の焼成ケース４４内の材料を同時に混練し、
第１のイースト容器５４および第２のイースト容器６６
内のイーストを、それぞれの焼成ケース３９．４４内に
同時に投入する構成で説明したが、焼成ケース内の混練
を別々に進める混練手段と、イースト容器内のイースト
を練り容器に別々に投入するイースト投下装置を駆動さ
せる駆動装置とを組み合わせて設けても良いことは言う
までもない。

またイースト投入装置を設ける位置は蓋体６１内に限ら
ず、要はそれぞれの焼成ケース３９．４４の上方から所
定時間にイーストが投入される構成であれば良く、例え
ば、本体上枠５ｏに設ける等、適宜設計変更できるもの
である。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように、本発明によれば
、パン材料を収納する２個の焼成ケースと、この２個の
焼成ケースを内装するとともに、その加熱手段を備えた
焼成室と、前記２個の焼成ケース内のパン材料を混練す
る混練手段と、パン生成工程の所定時間に一時的に開放
して前記２個の焼成ケースの両方または片方へイースト
を投入するイースト投入装置とを有し、前記イースト投
入装置を前記２個の焼成ケースに対応して２個設けて構
成しているため、異種のパン作りが同時に行なえ、家族
の好みに合った焼き立てのパンを得ることができる。ま
た同種のパンを２個同時に焼いても、トースト等でスラ
イスした際のサイズは一定でトースター等に合わせるだ
めの長さ調整も必要もなく、その手間を省くことができ
る。さらには従来と同様に小容量のパン作りも行なえる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動製パン機の縦断面
図、第２図は同自動製パン機の斜視図、第３図は本発明
者らが開発した自動製パン機を示す縦断面図である。 ２３・・・・・・モータ、２４・・・・・・小プーリ、
３４・・・・・・焼成容器、３６・・・・・・第１のヒ
ータ、３７・・・・・・第２のヒータ、３９・・・・・
・第１の焼成ケース、４４・・・・・・第２の焼成ケー
ス、６４・・・・・・第１のイースト容器、５θ・・・
・・・第２のイースト容器、５７．５７＆・・・・・・
イースト容器蓋、５８．５８ａ・・団・開閉板、５９・
・・・・・、駆動装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. パン材料を収納する２個の焼成ケースと、この２個の焼
   成ケースを内装するとともに、その加熱手段を備えた焼
   成室と、前記２個の焼成ケース内のパン材料を混練する
   混練手段と、パン生成工程の所定時間に一時的に開放し
   て前記２個の焼成ケースの両方または片方へイーストを
   投入するイースト投入装置とを有し、前記イースト投入
   装置を前記２個の焼成ケースに対応して２個設けて構成
   した自動製パン機。