JPH01115267A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明はデジタル複写機やファクシミリ、画像ファイル
装置等で使用される画像読取装置に関するもので、詳し
くは、該画像読取装置における主走査画像位置の自動調
整装置に関するものである。

［従来技術］ 画像読取装置の画像データ出力方法としては、従来、自
身のライン同期信号・画素クロック信号に同期させてデ
ータ出力する方法と、ラインメモリを有し、データ受信
側とハンドシェイクしてデータ出力したり、受信側から
のライン同期信号・画素クロック信号に同期させてデー
タ出力したりする方法とがある。デジタル複写機のよう
に、データ受信側がフルメモリを持たず、且つ受信側の
タイミングと同期をとる必要がある場合には、読取装置
側にラインメモリを持ったものが主流でおる。第６図は
、このようなラインメモリから画像データを出力する画
像読取装置の光学系部分の一例を示すもので、コンタク
トガラス１上にセットされた原稿に対し螢光対２から光
を当て、その反射光３を第１ミラー４、第２ミラー５、
第３ミラー６で反射させ、レンズ７を経てイメージセン
サとしてのＣＣＤ９に入れて結像させるようにしてあり
、又、上記螢光対２と第１ミラー４を第１走行体１０に
搭載し、第２ミラー５と第３ミラー６を第２走行体１１
に搭載し、第１走行体１０及び第２走行体１１をＡ点（
ホームポジション）から８点へ走査移動させることによ
り原画像を読取るようにしである。

しかして、かかる画像読取装置においては、コンタクト
ガラス１を含む原稿台と読取光学系の組立時に発生する
位置関係にばらつきがあると、原稿主走査基準位置がＣ
ＣＤｅ上に結像する位置もばらつくため、主走査方向の
画像データ開始位置が変化してしまう問題がある。した
がって、このばらづきを調整して原稿の横レジストを合
せることが必要となる。

従来、上記主走査方向の読取画像位置を調整する方法と
しては、ＣＣＤ９の出力をモニターしながらＣＣＤ基板
を治具を用いて主走査方向に動かして調整する方法や、
画像有効範囲信号（ＤＶＡＬ＞をデジタルスイッチの設
定で１ドツト単位にシフトさせて調整する方法がある。

ところが、上記従来の調整方法の場合、両者とも製造時
の調整工程で行われるため、調整手数が増加する問題が
おる。又、前者の場合、調整が複雑で時間を要し、調整
精度も粗い欠点があり、一方、後者の場合、作業が比較
的簡単で１ドツト単位の調整が可能であるが、デジタル
スイッチ等の調整のための部品が必要となり、コスト高
となる欠点がある。

［目　　　的］ そこで、本発明は、ラインメモリから画像データを出力
する画像読取装置において、主走査方向の読取画像位置
調整を１画素単位で正確に自動的に行うことを可能とし
、しかも簡単、低コストに実現することを目的としてな
したちのでおる。

［構　　成］ 本発明は、上記目的を達成するため、原稿に光を照射す
る照明装置と、原稿からの反射光を光電変換するイメー
ジセンサと、該イメージセンサからの出力をアナログ信
号処理するアナログ処理器と、該アナログ処理器からの
出力をデジタル多値信号化するＡ／Ｄ変換器と、該Ａ／
Ｄ変換器からの出力を格納し外部へデータ出力する記憶
装置と、主走査方向の原稿基準位置から一定距離隔てた
位置に設けた基準パターンと、原稿中の読取領域を指定
する読取領域指定装置とを備えてなり、上記イメージセ
ンサにより検出した基準パターンの信号と上記読取領域
指定装置からの指定信号とにより上記記憶装置へのデー
タ書込みタイミングを制御して読取画像の主走査開始位
置を決定するよう構成したものである。

原稿からの反射光がイメージセンサにより光電変換され
、イメージセンサからの出力がアナログ処理器にて処理
され、アナログ処理器からの出力がＡ／Ｄ変換器により
デジタル処理され、Ａ／Ｄ変換器からの出力が記憶装置
により格納されてデータ出ツノされる。この際、基準パ
ターンの信号と領域指定信号により、上記記憶装置への
データ書込みタイミングが制御されて読取り画像の開始
位置が決定される。

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明づる。

第１図は本発明の画像読取装置の一実施例を示す電装系
の全体ブロック図であり、イメージセンサであるＣＣＤ
９で光電変換されたビデオ出力信号をサンプルホールド
後、増幅や白レベル補正・黒レベル補正を行うアナログ
処理器１２と、該アナログ処理器１２からの出力をＡ／
Ｄ変換してデジタル化し、シェーディング補正・ＭＴＦ
補正・変倍処理を行うデジタル処理器（Ａ／Ｄ変換器）
１３と、該デジタル処理器１３からのデータをラインメ
モリに格納し、受信側のタイミングに合せてデータ出力
する記憶装置とじてのＩ／Ｆ器１４と、上記ＣＣＤ９、
アナログ処理器１２、デジタル処理器１３、Ｉ／Ｆ器１
４の各ブロックに各機能を果たさせるだめのタイミング
信号を与えるタイミング信号発生器１５と、ＣＰＵによ
り全体のシーケンス制御、相手側とのコマンド制御を行
うと共に、原稿中の読取領域管理を行うメイン制御器１
６とを備えた構成としておる。

第２図は上記Ｉ／Ｆ器１４のラインメモリ周辺の回路を
示すもので、ＬＭＩ、１Ｍ２は各々１ラインのデータ伍
を格納可能な容量を有する、たとえば、ＦＩＦＯ（ファ
ーストイン・ファーストアウト）メモリの如きラインメ
モリであって、書込みと読出しをライン単位でトグルに
行い、ラインメモリＬＭ１がデジタル処理器１３からの
データを書込んでいる間にラインメモリＬＭ２がデータ
を出力するようにしておる。又、該ラインメモリＬＭ１
．１Ｍ２は、ＷＥ　（ライト・イネーブル）端子がＬの
期間に、ＷＣＬＫ端子へのクロック信号に同期してＤｌ
Ｎへの複数ビット（たとえば、８ビツト）のデータを順
々に書込むようにしてあり、更にＲＥ（リード・イネー
ブル）端子がＬの期間に、ＲＣＬＫ端子へのクロック信
号に同期して書込まれた順序どおりにデータをり。ｏｌ
から出力するようにしである。なお、ＷＥ低信号ＷＣＬ
Ｋ信号はタイミング信号発生器１５から与えられ、ＲＥ
倍信号ＲＣＬＫ信号は相手側から直ちに与えられるか、
あるいは、相手側からのタイミング信号によりタイミン
グ信号発生器１５で生成される。又、Ｗ”Ｅ信号とＲ，
Ｅ信号はＬＳＹＮＣ信号で切換えられることにより、ラ
イン単位でトグルに各ラインメモリＬＭ１．１Ｍ２に与
えられるようにしである。

更に、本発明の画像読取装置は、第３図に示す如く、光
学系の主走査方向の原＠基準位置Ｘに対して一定の距離
の位置に基準パターン１７を設けた構成としである。す
なわち、原稿は主走査基準位置Ｘと副走査基準位置Ｙの
コーナ一部に突当てて位置決めされるが、このときの原
稿外に位置するシェーディング補正用白基準領域１８に
、主走査基準位置Ｘに対して距離Ｘ、　　（Ｎ。

画素）隔てて平行となるように黒色の基準パターン１７
を設ける。この基準パターン１７は、たとえば、上部カ
バー等の基準位置を決める部品上に印刷等にて設けるこ
とにより、上記路１ｉ１ｉｘ。

を組立てのばらつきとは無関係に常に一定とすることが
できる。なお、斜線で示した原稿指定領域１９は領域指
定装置によって指定されるもので、主走査基準位置Ｘと
の距離はＸ２　　（Ｎ２　画素）としである。

次に、上記第３図と、第４図に示すＩ／Ｆ器１４のライ
ンメモリへの書込みタイミング制御の回路図と、第５図
に示す動作タイミング図を参照して作動を説明する。

光学系はホームポジション八からスタートし、シェーデ
ィング補正用白基準領域１８と基準パターン１７を読取
った後、原稿指定領域１９の読取りに入るが、この際、
上記基準パターン１７を読取っている期間中のあるライ
ン走査期間のアナログ処理器１２の出力が比較器２０に
入力される。上記基準パターン１７が設けである位置は
シェーディング補正用白基準領域１８内であり、基準パ
ターン１７が黒色である他は白色であるため、アナログ
処理器１２の出力は基準パターン１７を読取ると信号レ
ベルが下る。したがって、これが比較器２０で成る基準
レベルと比較されると、基準レベル以下のところで比較
器２０の出力がＨｋ：なり、この出力がカウンタ２１に
入れられる。カウンタ２１はＣＣＤ９の駆動クロックφ
１をＣＣＤ９の１画素目からカウントしていて、比較器
２０からの出力の立上がりでカウントを停止し、その時
のカウント値（Ｎ、−１＞を原稿読取期間中ホールドす
る。一方、基準パターン１７と主走査基準位置Ｘとの距
離Ｘ、　　（Ｎ、　　）は一定値であり、主走査基準位
＠Ｘから原稿指定領域１９までの距離Ｘ２（Ｎ２　）は
操作者が指定装置によって指定する値でおるため、メイ
ン制御器１６からは（Ｎｌ　＋Ｎ２　）の値が出力され
、カウンタ２１カ）らの値（Ｎ、−１＞と加算器２３で
加算され、力ウンタ２２へ出力される。カウンタ２３は
その値をプリセットするダウンカウンタであり、光学系
読取位置が原稿指定領域１９を走査している期間に、φ
１をＣＣＤ９の１画素目からカウントし、プリセット（
直（Ｎ２　＋Ｎ＋　十Ｎ。−１）からカウントダウンし
て、カウント値がＯになった時点でＷＥ低信号Ｌにする
。したがって、この時点から第２図に示すラインメモリ
ＬＭＩ、ＬＭ２にデータが書込まれるので、（ＮＯ＋Ｎ
Ｉ　＋Ｎ２　）画素目から書込まれる。

これにより、ＣＣＤ９の（Ｎｏ　＋ＮＩ　＋Ｎ２　）画
素目には、正確に原稿指定領域１９の開始点が結像する
ことになり、ラインメモリＬＭＩ。

１Ｍ２からの出力データは原稿指定領域１９の開始点か
ら始まり、ずれが生じなくなる。

なお、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、たとえば、基準パターン１７は光゛学系走査方向全
域に亘り設けてもよく、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。

［効　　果］ 以上述べた如く、本発明の画像読取装置によれば、次の
如き優れた効果を発揮する。

（＋）　　！造工程での横レジスト調整をなくすことが
できる。

（ｉｔ）　　１画素単位の正確な自動調整が、簡単且つ
低コストで実現できる。

（ｉｉｉ）　　読取り動作を行うごとに調整できるので
、振動、環境変化等による経時変化に対してもずれを生
じない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像読取装置の一実施例を示す電装系
の全体ブロック図、第２図は第１図の要部を示す回路図
、第３図は走査基準位置と基準パターンや原稿指定領域
等の関係を示す図、第４図はラインメモリへの書込みタ
イミング制御の回路図、第５図は動作タイミングの説明
図、第６図は画像読取り装置の光学系を示す概略図であ
る。 ２・・・螢光対、９・・・ＣＣＤ、１２・・・アナログ
処理器、１３・・・デジタル処理器、１４・・・Ｉ／Ｆ
器、１５・・・タイミング信号発生器、１６・・・メイ
ン制御器Ｊ１７・・・基準パターン、１９・・・原稿指
定領域、２０・・・比較器、２１．２２・・・カウンタ
、ＬＭＩ、１Ｍ２・・・ラインメモリ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）原稿に光を照射する照明装置と、原稿からの反射光
   を光電変換するイメージセンサと、該イメージセンサか
   らの出力をアナログ信号処理するアナログ処理器と、該
   アナログ処理器からの出力をデジタル多値信号化するＡ
   ／Ｄ変換器と、該Ａ／Ｄ変換器からの出力を格納し外部
   へデータ出力する記憶装置と、主走査方向の原稿基準位
   置から一定距離隔てた位置に設けた基準パターンと、原
   稿中の読取領域を指定する読取領域指定装置とを備えて
   なり、上記イメージセンサにより検出した基準パターン
   の信号と上記読取領域指定装置からの指定信号とにより
   上記記憶装置へのデータ書込みタイミングを制御して読
   取画像の主走査開始位置を決定するよう構成したことを
   特徴とする画像読取装置。