JPH01115086A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、加熱室内の雰囲気温度を上昇させる加熱装置
を複合した高周波加熱装置の扉の外郭温度を下げること
を目的とした、扉の構成に関するものである。

従来の技術 一般に、加熱室内の雰囲気温度を上昇させる加熱装置を
複合した高周波加熱装置の扉は、第２図に示すように、
加熱室１の開口側の加熱室壁２に一部を接して周辺に電
波減衰溝３を形成した扉内枠４と、電波減衰溝３の開口
部を覆う誘電体５と、加熱室１内を透視する為に設けた
パンチング孔部６を覆う板ガラス７と、扉外枠８と加熱
室１内を透視する板ガラス９とで構成されている。電波
減衰溝３は加熱室１外に高周波電磁波が漏洩するのを防
止しており、加熱室１に面した板ガラス７は加熱室１内
の熱気及び蒸気等を、加熱室１外に漏れるのを防止して
いる。加熱室１外に面した板ガラス９は、パンチング孔
部６を保護及び扉としての見栄えを良くする為に設けら
れている。又、板ガラス７との間に空間を設けることに
より、加熱室１内の断熱効果をも有している。

発明が解決しようとする問題点 ところが、このような扉構成においては加熱室１内が高
温になった時、外側の板ガラス９の表面温度も高温にな
り、加熱室１内中央温度が２５００Ｃの時には外側の板
ガラス９の表面温度は１００００前後となり、触れれば
火傷を負うという危険性を有している。本発明はこのよ
うな従来の問題点を解消するものであり、簡単な構成で
板ガラス９の表面温度を下げ、安全に使用できる高周波
加熱装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明の高周波加熱装置は、加熱室内に面した板ガラス
と加熱室外に面した板ガラスとの間の、電波減衰溝を形
成する壁の一部に板ガラス固定部を設け２枚の板ガラス
の間を仕切るように３枚目の板ガラスを、前記の板ガラ
ス固定部に固定し３重構成としたものである。

又、更に効果を上げるために、中央部の板ガラスの表面
ｌこ、金属酸化物の被膜を施す構成としたものである。

作　　用 本発明の高周波加熱装置は、加熱室内に面した板ガラス
と加熱室外に面した板ガラスとの間を仕切るように、板
ガラスを設けることにより、二重の仕切られた空間が構
成され断熱効果が高まり、加熱室外に面した板ガラス及
び扉の外枠の表面温度を低下させる。又、更に中央部の
板ガラスの表面に、金属酸化物の被膜が施されているこ
とにより、加熱室内から受ける熱を金属酸化物の被膜の
反射効果によって、外側に面した板ガラス及び扉の外枠
の表面温度を、低下させる断熱効果を発揮する。

また、電波減衰溝を形成する壁の一部に段部を設けるこ
とにより、板ガラスを支持し周囲にシリコンパテ等を塗
布することによって、容易に板ガラスを固定することが
できる。

実施例 以下、本発明の一実施例の高周波加熱装置を図面を参照
して説明する。

第１図（１）に示すように、電波減衰溝３を形成してい
る扉内枠４の一部に段部ａを設け、板ガラス１０を段部
ａで支持し、板ガラス１０と段部ａの周辺に室温硬化型
のシリコンゴム１１を塗布し固定する。板ガラス１０の
表面には金属酸化物被膜すを形成しておく。

このようにすれば、加熱室１円からの熱伝導を、板ガラ
ス１０によって仕切られた２つの空間Ａ・日が断熱空間
として働き、板ガラス９への熱伝導を妨げ、板ガラス９
の表面温度上昇を少くする。

又、中央の板ガラス１０の表面に形成した金属酸化被膜
すによって、加熱室１円からの輻射熱を反射し、空間Ｂ
の温度上昇を更に抑制し、板ガラス９の表面温度上昇を
妨げる効果を発揮する。

また、電波減衰溝３を形成している扉内枠４の一部に段
部ａを設けることにより、きわめて安価に板ガラス１０
を支持する構成を得ることができる。

なお、第１１Ｄ（ｂ）に示すように、扉内枠４の一部に
設けた段部ａに板ガラス１ｏを当て、段部を設けた金具
１２を板ガラス１０の表面をこ当て、金具１２の一端を
扉内枠４と扉外枠８によって挾み込んで固定する方法も
ある。このようにすれば、室温硬化型のシリコンゴムを
塗布する方法に比べ、硬化時間を待たずにすみ組立作業
時間が短縮でき、経済的である。

発明の効果 以上のように本発明の高周波加熱装置は、加熱室内に面
した板ガラスと加熱室外に面した板ガラスとの間の、電
波減衰溝を形成する壁の一部に段部を設け、二枚の板ガ
ラスの間を仕切るように、三枚口の板ガラスを前記の段
部に固定し、三重構成としたものである。なお、中央部
の板ガラスの表面には金属酸化物の被膜を形成したもの
であり、きわめて簡単な構成にて板ガラスを固定するこ
とができる。これによって、加熱室内の熱を扉の外郭に
伝導するのを妨げ、扉の外郭表面温度上昇を低下させる
ことができ、扉に触れても火傷を負う危険性をなくすこ
とができ、安全な高周波加熱装置を提供でき、実用上き
わめて有利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例における高周波加熱装
置の扉近傍の部分断面図、第１図（ｂ）は本発明の第２
の実施例における扉の部分断面図、第２図は従来の高周
波加熱装置の扉近傍の部分断面図である。 １・・・・・・加熱室、２・・・・加熱室壁、３・・・
・・電波減衰溝、４・・・・・扉内枠、５・・・・・誘
電体、６・・・・・パンチング孔、７・・・・・・板ガ
ラス、８・・・・・・扉外枠、９・・・・・・板ガラス
、１０・・・・・・板ガラス、１１・・・・・・シリコ
ンゴム、１２・・・・・・金具、ａ・・・・・段部、ｂ
・・・・・・金属酸化被膜。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｌ　
−一力Ｄ　　５ｔ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体内に食品を収納して加熱調理する加熱室と、
   加熱室内に高周波を放射する高周波発生装置と、加熱室
   内の雰囲気温度を上昇させる加熱装置と、前記加熱室内
   に食品を出し入れする開閉自在な扉とを備え、前記扉は
   電波減衰溝と前記加熱室内を透視するパンチング孔とを
   有し、前記加熱室内に面した側と加熱室外に面した側に
   それぞれ板ガラスを備え、前記電波減衰溝を形成する壁
   の一部に板ガラス固定部を設け、前記２枚の板ガラスの
   間を仕切るように３枚目の板ガラスを前記板ガラス固定
   部に固定した高周波加熱装置。
2. （２）板ガラス固定部を電波減衰溝を形成する壁に金具
   を溶接等で固定して構成し、２枚の板ガラスの間を仕切
   るように３枚目の板ガラスを前記金具に固定する構成と
   した、特許請求の範囲第１項記載の高周波加熱装置。
3. （３）加熱室内及び外に面した板ガラスの間を仕切る、
   中央部の板ガラスの表面に、金属配化物の被膜を施す構
   成とした、特許請求の範囲第１項記載の高周波加熱装置
   。