JPH0111444Y2 - - Google Patents

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JPH0111444Y2
JPH0111444Y2 JP12924684U JP12924684U JPH0111444Y2 JP H0111444 Y2 JPH0111444 Y2 JP H0111444Y2 JP 12924684 U JP12924684 U JP 12924684U JP 12924684 U JP12924684 U JP 12924684U JP H0111444 Y2 JPH0111444 Y2 JP H0111444Y2
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JP
Japan
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finger
rod
circular saw
workpiece
electromagnet
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JP12924684U
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JPS6145104U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は丸鋸盤において作業者の手指に対す
る傷害を確実に防ぎうると共に既存の設備にも容
易に利用できるようにした傷害防止装置に関す
る。
(従来の技術) 急速回転する丸鋸に対し、加工木材を手で押し
ながら切断する作業では、加工終了間ぎわには刃
物によつて木材が引き込まれぎみになり、うつか
りすると手指まで切断してしまう危険がある。こ
の危険を避ける一つの手段として本出願人は概略
次のような技術を先に提案している。(実公昭46
−25258号)すなわち、テーブルにおける丸鋸刃
の直前の位置に一定大きさの透孔を穿設し、この
透孔中にスイツチ部材を埋設すると共に手指排除
具を出没自在に配設し、その下端を所要長さの回
動杆の先端に連結し、この回動杆の後端部はテー
ブル下面の後方に垂設した支持杆に回動可能に軸
支すると共に中央部をスプリングで吊持して、通
常には上記手指排除具の上端を丸鋸刃の直前に突
出するようになし、そして、支持杆上には電磁石
を装着したもので、作業に当たり、加工材を手で
押し、その加工材が丸鋸刃に近ずいてスイツチ部
材の接点を押圧すれば、電磁石が励磁され回動杆
上の吸着片が吸着されて、回動杆が反時計方向に
回動することになり、かくて、手指排除具の上端
がテーブル面から下がり、加工材の進行を可能に
し、そして、加工材の後端がスイツチ部材を通過
すれば、電磁石が消磁され、回動杆がスプリング
の作用で今度は時計方向に回動することになり、
その先端に連結された手指排除具が上昇し、その
上端が加工材の後部を押えている手指の間に介入
し、これを左右に払いのけ手指が鋸刃に触れない
ようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記の装置はスイツチ部材をテーブ
ル面上で動作するように配設し、かつ手指排除具
をテーブルの下側から出没させる仕組になつてい
て、テーブルそのものに相当の大きさの透孔を設
けなければならないから、丸鋸盤を新たに設計
し、はじめから上記の安全装置を組込むようにす
るのであればさして問題はないが、既に稼動して
いる既存の丸鋸盤に案全装置を設置するには、テ
ーブル自体に上記透孔を穿設するための工作が面
倒であり、また、関連部品をすべてテーブルの下
側に配置する必要があつてスペース的に無理があ
つて、簡単に利用することができず、現在、最も
安全手段の付設が要求されている稼動中の丸鋸盤
に設置できないという難点がある。
そこで、この考案は簡単な機溝によつて加工終
了間ぎわにおける傷害を確実に防ぐことができ、
そして既存の装置にも大きな変更を必要とするこ
となく容易に適用できようにした丸鋸盤における
傷害防止装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的のもとに、この考案は所要長さの手指
排除杆の後端部をテーブル上に垂設したカバー本
体の横軸に回動可能に支持し、その前部縦片を丸
鋸刃の直前に対向させると共にその下端部にスイ
ツチ部材を取付け、このスイツチ部材を上記カバ
ー本体上に取付けた電磁石に電気的に接続し、上
記手指排除杆の後端部上には吸着片を設けて電磁
石により適宜吸着するようにしたことを特徴とし
ている。
(作用) 加工材を押進して手指排除杆を押上げ、加工材
の後端が排除杆の前部縦片を通過した瞬間にスイ
ツチ部材が作動して電磁石が励磁され、吸着片が
吸着されて手指排除杆は電磁石の吸引力と自重の
作用で急速に下方に回動し、前部縦片が加工材を
押えている左右の手指の間に勢よく介入しこれを
排除する。
(実施例) 以下、図面参照の上この考案の実施例について
説明する。第1図、第2図において1は作業用の
テーブルであつて、その中央部には丸鋸刃2がほ
ぼ上半部を露出させて回転可能に架設されてお
り、その上部にはテーブル脇の縦柱(図示せず)
からテーブル上に張出す支杆4によつて垂設され
たカバー本体3が被嵌され、このカバー本体3は
両側部上壁が切除された細長な下向き二股状をな
し、その後端部には横軸5が貫通状態に固着され
ている。
また、カバー本体3の両側部には、通常のよう
に側面プレート6が配設され、その後端部が横軸
4の両側部に回動自在に嵌合され適宜ナツト部材
5aによつて抜け出さないように取付けられてい
る。これらの側面プレート6は丸鋸刃2の側面を
おおうもので、ほぼ長方形状をなしていて、それ
らの前端面は加工材Wの押し込みによつて容易に
上方に回動するようにテーブル面に対し40゜ない
し45゜の角度で前側に傾いている。
ところで、この考案ではカバー本体3の内側に
おいて丸鋸刃2に近接して横L字状をなした手指
排除杆7が、前後の端部をカバー本体3の前後の
上壁切除部に臨むようにして配設され、その後端
部が横軸5に回動可能に軸支されている。
そして、手指排除杆7の前端面は側面プレート
6と同じようにテーブル面に対し40゜ないし45゜の
角度で前方に傾いていて、丸鋸刃2の直前におい
てこれに対向する縦片7aの下端部には、接点8
aを丸鋸刃2に向せてスイツチ部材8が取付けら
れており、このスイツチ部材8はカバー本体3の
上壁3aの後端部上にブラケツト9aを介して取
付けられた電磁石9に導線で接続され、また電磁
石9には手指排除杆7の後端に回動可能に取付け
られた吸着片10の芯棒が摺動自在に嵌挿されて
いる。
上記構成のもとに、加工材Wを手で丸鋸刃2に
向つて押進させれば、先ず側面プレート6が加工
材Wによつて上方に回動され、加工材Wの先端縁
が第3図イのように手指排除杆7の前端面に当接
するに至り、これを更に押進させることにより、
同図ロのように加工材Wが手指排除杆7の前部縦
片7aを押し上げてその下側をくぐり抜け、丸鋸
刃2により切断され始める。
かくて、丸鋸刃2による切断が進行し、加工材
Wの後端が手指排除杆7の縦片7aを通過した瞬
間に、縦片7aが僅かに下降して同図ハのように
スイツチ部材8の接点8aが閉じることになり、
カバー本体3上の電磁石9が励磁され、手指排除
杆7の後端上の吸着片10を吸着する。
そこで、手指排除杆7は電磁石9による吸引力
と自重によつて急速に下向き(反時計方向)に回
動し、前部縦片7aの下端が加工材Wの後端を押
えている左右の手指の間に勢よく介入または手指
を強打することになり、作業者に危険状態にある
ことの注意を喚起すると共に手指を確実に排除さ
せる。その後、加工材Wが丸鋸刃2の慣性的な引
き込みによつてスイツチ部材8の接点8aから離
れかつ切断が終了すれば、電磁石9は消磁され、
手指排除杆7に対する吸着力は消失し、第3図イ
の元の状態に戻る。なお、上述の例では側面プレ
ート6と手指排除杆7とが相互に関連なく、加工
材Wの押進によつて各別に回動するようにしたも
のを示したが、これを第4図イ,ロのようにカバ
ー本体1の前部を短くカツトし、手指排除杆7側
に係止駒11aを回動自在に取付ける一方、側面
プレート6側に突上げ杆11bを回動可能に取付
け、加工材Wで側面プレート6を押上げ、回動さ
せた際には、突上げ杆11bを介して手指排除杆
7を同時に押上げ回動させ、加工材Wの押進によ
つて突上げ杆11bと係止駒11aとの係止関係
を解き、手指排除杆7を単独で下向き回動させる
ようにしてもよく、このようにすれば、手指排除
杆7の前端面を上述の例のように傾ける必要がな
く、加工材Wの切断状態を監視し易くすることが
できる。また、両側の側面プレート6および手指
排除杆7は共に長手方向に伸縮自在なものとして
もよい。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、加工材の押進によ
りその後端が手指排除杆の縦片を通過した瞬時に
電磁石が励磁され、手指排除杆がその吸着力と自
重によつて急速に下方に回動し、加工材の後端を
押えている手指の間に縦片が勢よく介入または強
打することによつて手指を確実に排除することが
でき、手指を切断するなどの傷害を起すことなく
安心して作業を行うことができ、また、手指排除
杆の前部縦片の下端にスイツチ部材を設け、これ
をテーブル上に垂設したカバー本体の横軸に側面
プレートに併せて軸支するようにしたので、従来
のようにテーブルに透孔を穿設したり、テーブル
下の狭い場所に無理して組付けることなく、既存
の装置に容易にセツトすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図。第2図
はその平面図。第3図イないしハは手指排除杆の
動作順序を示す側面図。第4図イは変更例の回動
前の状態の側面図。同図ロはその回動後の状態の
側面図。 図中、1……テーブル、2……丸鋸刃、3……
カバー本体、4……支杆、5……横軸、6……側
面プレート、7……手指排除杆、8……スイツチ
部材、9……電磁石、10……吸着片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要長さの横L字状の手指排除杆7の後端部を
    テーブル上に垂設したカバー本体3の横軸5に回
    動可能に支持し、その前部縦片7aを丸鋸刃2の
    直前に対向させると共にその下端部にスイツチ部
    材8を取付け、該スイツチ部材8を上記カバー本
    体3上に取付けた電磁石9に電気的に接続し、上
    記手指排除杆7の後端部上には吸着片10を設け
    て電磁石9により吸着するようにしたことを特徴
    とする丸鋸盤における傷害防止装置。
JP12924684U 1984-08-28 1984-08-28 丸鋸盤における傷害防止装置 Granted JPS6145104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12924684U JPS6145104U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 丸鋸盤における傷害防止装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12924684U JPS6145104U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 丸鋸盤における傷害防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS6145104U JPS6145104U (ja) 1986-03-25
JPH0111444Y2 true JPH0111444Y2 (ja) 1989-04-04

Family

ID=30687862

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JP12924684U Granted JPS6145104U (ja) 1984-08-28 1984-08-28 丸鋸盤における傷害防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175838A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Japan Health Science Foundation 丸鋸システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730662U (ja) * 1993-12-02 1995-06-13 株式会社福田組 フック装置

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JP2006175838A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Japan Health Science Foundation 丸鋸システム

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JPS6145104U (ja) 1986-03-25

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