JPH01114322A - 多導体架空送電線線路 - Google Patents

多導体架空送電線線路

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Publication number
JPH01114322A
JPH01114322A JP62271404A JP27140487A JPH01114322A JP H01114322 A JPH01114322 A JP H01114322A JP 62271404 A JP62271404 A JP 62271404A JP 27140487 A JP27140487 A JP 27140487A JP H01114322 A JPH01114322 A JP H01114322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
spacer
conductors
fixed clamping
clamping part
Prior art date
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Pending
Application number
JP62271404A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Inoue
井上 忠史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP62271404A priority Critical patent/JPH01114322A/ja
Publication of JPH01114322A publication Critical patent/JPH01114322A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は多導体架空送電線線路、特にギヤロッピング
振動と着氷雪を共に防止する多導体架空送電線線路に関
するものである。
(従来の技術) 架空送電線に生ずる振動現象には、微風振動、槽振振動
、スリードジャンプ、ギヤロッピング振動など各種のも
のがあるが、この゛うち特にギヤロッピング振動はその
振幅が大きくて送電線に電気的、機械的に重大な障害を
与えることがあり、その対策が従来種々研究されている
ギヤロッピング振動の発生および成長のメカニズムは、
本出願人の特許公報、特公昭57−43011号に詳し
く記載されているから説明はそれに譲るが、要するに導
体自体のその中心軸線のま゛わりのねじり振動の周期と
、上下方向に楕円形を描くギヤロッピング振動の周期が
互いにほぼ同等、になるときにギヤロッピング振動は巨
大に成長発達する危険があるものである。
このためギヤロッピング振動対策として、たとえば導体
に偏心荷重を取りつけることにより径間を互いに固有振
動数の異なる複数の振動区間に分けて共振を防止す−る
前記公報記載の対策や、特公昭52−19313号公報
に記載されているように、同じく偏心荷重を取りつける
ことにより各導体にバラバラな方向の回転力を付与して
各導体のねじり振動の周期を相互に変化させる防止策な
どが知られている。
(発明が解決すべき問題点) 第5図は前掲の特許公報、特公昭57−43011号に
記載されているギヤロッピング振動防止対策を示し、導
体c、、C2は径間に任意に配置されるスペーサ101
により互いに連結され、その連結クランプ部分は導体が
スペーサ101に対して自由に回転できる回転クランプ
部101Aであって、各導体C1、C2には偏心荷重1
02が径間内において適宜取りつけられた構成である。
この従来技術においては既に述べた理由によってギヤロ
ッピング振動は防止できるけれども、導体がスペーサ1
01に対して回転できるため、導体上の着氷雪が円筒状
に発達肥大しやすい欠点がある。
この欠点を排除するために近時、図示していないがスペ
ーサの取付部において導体の回転量を所望の角度以下に
制限する対策を施した形式のスペーサを使用する技術が
提供されているが、これも一種の折衷案的対策であって
、ギヤロッピング振動の防止と着氷雪の発達肥大の防止
の両効果を十分に発揮し得るとは言い難いものであった
(問題点を解決するための手段) この発明はこの両者を共に防止できる多導体架空送電線
線路を提供するものであって、具体的には多導体架空送
電線を構成する複数本の導体の各導体について、任意の
他の1本の導体との間に、一端に固定クランプ部を他端
に回転クランプ部を有するスペーサを径間長手方向に間
隔を置いて適宜数取りつけ、前記スペーサの回転クラン
プ部がが存在する付近の導体部分に偏心荷重を取りつけ
て成り、かつ前記各導体に前記固定クランプ部を少なく
とも1個所存在させてなることを特徴とする多導体架空
送電線線路である。
(作用) 固定クランプ部は、着氷雪のためのトルクによる導体の
ねじり作用に関して径間を独立したいくつかのサブ区間
に分けるから、これによりスパン長が実質的に短くなり
、各サブ区間内で導体のねじり剛性が高まり着氷雪の筒
状発達が防止される。
また回転クランプ部の近傍において各導体に取り付けら
れた偏心荷重はその導体を回転させ、偏心荷重の取付位
置で最大になりそこから遠ざかるにつれて減少する角変
位を導体に与えることになるから、着氷雪が翼として作
用するときの揚力成分が径間全長にわたってまちまちの
大きさとなり、この結果ギヤロッピング振動が抑止され
る。
(実施例) この発明の一実施例を第1図について説明するが、これ
に先立ってこの発明に用いるスペーサ1の構造例を第3
図および第4図について説明する。
スペーサ1の一端部は導体、この場合導体C1を回転も
滑動もできないよう完全に固定する固定クランプ部2で
あって、これは導体C2の外径よりもやや小さい内径を
有するクランプ半休21Aおよびクランプ蓋体21Bに
よって導体C2を挟み、締付ボルト23の締付力によっ
て導体C2を締付は固定した構成である。
スペーサ1の他端は導体、この場合導体C2がスペーサ
1に対して回転できる回転クランプ部3であって、これ
は両端部にそれぞれ半環状の合わせフランジ31を備え
た一対の半円筒状カラー32A、32Bにより導体C1
を挟み、前記合わせフランジ31の対向するもの同志を
締付部材33で緊締して両生円筒状カラー32A、32
Bを導体CI上に締付固定し、さらに導体C1上に締付
は固定された両生円筒状カラー32A、32Bの外面に
クランプ半体33Aおよびクランプ蓋体33Bを回動自
在に嵌合し、クランプ蓋体33Bを締付ボルト34でク
ランプ半体33Aに対して固定した構成である。
このようにこの発明に用いるスペーサ1は2本の導体の
間に差し渡して取り付けられ、その固定クランプ部2側
においてはスペーサ1が導体に完全に固定状態に取り付
けられるけれども、回転クランプ部3側においては導体
がスペーサ1に対して自由に回転できることになる。
第1図はこの発明を2導体の架空送電線線路に適用した
場合を示すものであるが、鉄塔において両端部E、、E
2が撃留される2−本の導体C1、C2は径間の長手方
向に間隔を置いて取り付けられた複数個のスペーサ1に
よって互いに連結されている。
ここで重要なことはスペーサ1の固定クランプ部2が一
方の導体にだけ偏在せず、各導体側に少なくとも1個所
は存在するようにスペーサ1を取り付けることである。
第1図の実施例においては、導体C1について言えば点
Pと点Qに、また導体C2については点Rと点Sにそれ
ぞれ固定クランプ部2が位置している。
しかして各導体C1、C2にはスペーサ1の回転クラン
プ部3の近傍位置において、適宜長さのアーム42を介
して重錘41を取り付けた形式の偏心荷重4が設けられ
る。
この構成においては各導体CI、C2は共に径間全長に
わたっては自由に回転できずに、端部撃留点と固定クラ
ンプ部2との間および隣り合う固定クランプ部2相互の
間、つまりEI P、PQ、QB2 、Et R,RS
、SE2の各サブ区間の範囲内でそれぞれ個別にでねん
回できるだけであるから、スペーサ1の取付は位置を適
宜選定して固定クランプ部2間の間隔を導体サイズに応
じて適当な長さにおさえれば、着氷雪の円筒状発達肥大
を十分効果的に抑止することができる。
また一方、この構成においては、各導体C1、C2の回
転クランプ部3の近傍位置に偏心荷重4が取り付けられ
て導体C0またはC2をスペーサ1に対して部分的に回
転可能とさせる。上記偏心荷重によるわん回モーメント
のための導体のねじれ角変位量は偏心荷重4の取付部分
を最大にしてそこから遠ざかるにしたがって小さくなる
わけであるから、導体上の着氷雪が翼として作用する力
の揚力成分が導体全長にわたってまちまちの太きさに変
化することになりギヤロッピング振動を抑止することが
できる。
ギヤロッピング振動は着氷雪の肥大発達時に大振幅なも
のに発達しやすく、これにより重大な障害を引き起こす
恐れが生じるものであるから、この発明のようにギヤロ
ッピング振動と着氷雪の肥大発達を同時に防止する対策
は、各現象の個別防止対策としての効果を遥かに越えた
総合的効果を生み出すことは容易に理解できるであろう
第2図はこの発明の別の実施例を示すものであるが、こ
の実施例ではある個数の、例えば3個のスペーサ1が同
一の導体について同一種類のクランプ部が連続して存在
するように取り付けられている。
はEI AH、AI A3 、A3 DI 、DI D
3およびD3E2の各区間が両端の固定された独立のサ
ブ区間と考えられ、さきの実施例におけるE、P、PQ
間などと同様に挙動するわけであり、したがって導体サ
イズにしたがって偏心荷重4の大きさを適当に選べば、
さきの実施例におけると同様の理由によってギヤロッピ
ング振動および着氷雪の筒状発達を防止できるのである
(発明の効果) この発明によれば、■架空送電線線路の各導体は一端に
固定クランプ部、他端に回転クランプ部を有するスペー
サによって任意の他の導体と連結され、しかもその固定
クランプ部による連結部が各導体について少なくとも1
個所含まれているから、ひとつの導体について径間全長
のうち両端繋留部と固定クランプ部間および各固定クラ
ンプ部間の部分が着氷雪によるトルクを単独で受けるこ
とになり、スパン長が短かい分だけ当然ねじり剛性が大
きくなって着氷雪の筒状発達を防止できる効果がある。
また■各導体の回転クランプ部の近傍に偏心荷重が取り
付けられているから、その偏心荷重の取り付けられた部
分はスペーサに対して、取付点を最大にしてそこから遠
ざかるに従って減少する角変位を受け、したがって着氷
雪が翼として作用するときの揚力成分は径間全長にわた
ってまちまちとなり、この結果ギヤロッピング振動を抑
止できる効果がある。しかしてギヤロッピング振動は着
氷雪の筒状肥大と併発するときに特に大振幅の巨大振動
に発達するものであるから、この両者を防止できるこの
発明のギヤロッピング振動防止の効果は極めて顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す簡略平面図、第2図
は同じく別の実施例を示す簡略平面図、を示す簡略平面
図である。 C1,C2・・・導体、1・・・スペーサ、2・・・固
定フランチ部、3・・・回転クランプ部、4・・・偏心
荷重代理人 弁理士  竹 内  守 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、多導体架空送電線を構成する複数本の導体の各導体
    (C_1、C_2、・・・)について、任意の他の1本
    の導体との間に、一端に固定クランプ部(2)を他端に
    回転クランプ部(3)を有するスペーサ(1)を径間長
    手方向に間隔を置いて適宜数取りつけ、前記スペーサ(
    1)の回転クランプ部(2)が存在する付近の導体(C
    _1、C_2、・・・)部分に偏心荷重(4)を取りつ
    けて成り、かつ前記各導体(C_1、C_2、・・・)
    に前記固定クランプ部(2)を少なくとも1個所存在さ
    せてなることを特徴とする多導体架空送電線線路。
JP62271404A 1987-10-27 1987-10-27 多導体架空送電線線路 Pending JPH01114322A (ja)

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JP62271404A JPH01114322A (ja) 1987-10-27 1987-10-27 多導体架空送電線線路

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JP62271404A JPH01114322A (ja) 1987-10-27 1987-10-27 多導体架空送電線線路

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JPH01114322A true JPH01114322A (ja) 1989-05-08

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ID=17499583

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JP62271404A Pending JPH01114322A (ja) 1987-10-27 1987-10-27 多導体架空送電線線路

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JP (1) JPH01114322A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108808609A (zh) * 2018-07-05 2018-11-13 国网河南省电力公司西峡县供电公司 一种输电线路除冰装置

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