JPH01114320A - 相分離母線接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は相分離母線と相手機器を接続する相分離母線接
続装置の改良に係り、特に相手機器を点検、改修のため
移動あるいは分解する場合、相分離母線の大幅な分解、
再組立を不要とした相分離母線接続装置に関する。

（従来の技術） 発電所あるいは変電所等の母線設備には安全性と信頼性
の上から閉鎖母線が適用されている。中でも母線の電流
が大きい場合には各相の母線をおのおの接地金属箱で囲
い単位長さ毎に現地（据付場所）で母線および接地金属
箱を溶接接続する連続接続形相分離母線が使用されてい
る。

従来の相分離母線（以下ＩＰＢと言う）を変圧器等の機
器に接続する場合の構成を第４図によって説明する。母
線箱１にフランジ２を設はフレキシブルブーツ３をボル
ト等により取付ける。さらに接続箱４を介して変圧器５
に設けたフランジ６にボルト等で取付ける。この接続箱
４はＩＰＢ側で用意する場合と変圧器側で用意する場合
の二通りある。母線本体はフレキシブル導体？Ａ　、　
７Ｂを介して、変圧器ブッシング８とボルトにより接続
される。フレキシブルブーツ３の目的は変圧器５やＩＰ
Ｂ支持架台９の不等沈下による変位を吸収し、ＩＰＢや
変圧器５へ無理な力が負荷されることを防止することで
ある。また運転中の振動や地震時の一時的変位、振動を
吸収するためでもある。母線箱１．ＩＡ、ＩＢを接続す
る接続カバーＬＯＡ、ＩＯＢは現地据付時、内部の母線
を溶接接続した後、各々の母線箱に溶接接続される。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のようにして据付けられた発、変電所等において特
に変圧器５等は絶縁油の劣化、その他で数年に１度位に
オーバーホールいわゆる精密点検を実施する必要がある
。あるいは事故等で変圧器５を移動させる必要が生じる
こともある。しかし変圧器５は重量物であるため、ジヤ
ツキにより持ち上げ、コロ引きまで移動させる必要があ
り、−般にはこの作業のため変圧器５を３００〜４００
　ｍ持ち上げている。尚、フレキシブルブーツ３．フレ
キシブル導体７はその前に取外しておく。しかし、フレ
キシブルブーツ３の取付量寸法は約２００ｍｍ前後のた
め、前記変圧器持ち上げ寸法３００〜４００ｍより不足
する。この場合、ＩＰＢの母線箱１　、ＩＡ、ＩＩ３、
接続カバー１０Ａ、１０Ｂの切断、分解、およびフレキ
シブル導体７Ａ、７１１の取外し等ＩＰＢの部品を分解
する必要が生ずる。しかし、切断による歪、切断代の追
加、再組立時の溶接等分解、再組立に非常な工数を費や
す。

しかも、ＩＰＢ自身に起因する工事でなく、変圧器５の
改修のため行う工事であるから数年に１度位とはいえ無
駄な経費を費やしている等の欠点がある。

本発明の目的はＩＰＢや変圧器を据付後、変圧器を移動
させる必要が生じた時、ＩＰＨの分解、再組立を必要と
しない相分離母線接続装置を提供するものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明においては内部に母線
導体を有し、連結端部フランジを有する閉鎖母線箱と前
記母線導体に接続する電気機器の接続端子部との間に、
母線導体と接続端子部との接続導体の周囲を閉鎖する様
１箱体を形成し１片端部には前記電気機器とボルト等に
て連結するフランジを有し、他端部にはフレキシブルブ
ーツを介し母線導体方向にスライド可能な取付構造とす
る接続箱を設置するようにしたものである。

（作用） 前記のごとく、スライド可能な接続箱を設置することに
より、ＩＰＢや変圧器を据付後、変圧器を移動させる必
要が生じた時、ＩＰＨの分解、再組立を必要とせず１品
質的に向上し、さらに工期、費用の低減が計れる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図および第２図を参照して
説明する。第４図と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。

フレキシブルブーツ３と変圧器フランジ６の間には第１
図に示す如く、接続箱１１を設ける。この接続箱１１は
変圧器５のフランジ６側に接合用のフランジ１２を設け
、さらにフレキシブルブーツ３側には第２図に示す如く
、母線箱１の内径と接続箱１１が上方にスライドできる
程度のスキ間を有する接合用フランジ１３付きの短尺接
続箱１４をボルト１５等によって取付ける。前記接続箱
１１と短尺接続箱１４とのラップ部はシール剤１６等に
よって密閉させる。従って、接続箱１１の上方へのスラ
イド移動は母線箱１や変圧器５とは無関係に行なえる。

短尺接続箱１４、フレキシブルブーツ３を取外し、接続
箱１１を上方にスライド移動することにより変圧器持ち
上げ寸法３００〜４００＋ｍは十分確保できる。

第１図、第２図の接続箱１１の箱形状は大箱または角箱
どちら共適用できる。また第３図は接続箱１１側にメク
ラブタ１７等６を取付けることができるため改修工事が
長期間でも母線本体内を気密保持できる。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように本発明によれば取付後、事故ある
いは改修等で変圧器を移動させる必要が生じた場合、フ
レキシブルブーツ、接続箱など直接変圧器と接続してい
る用品のみ取外しすれば、変圧器移動がか能となり、直
接関係のないＩＰＢを分解、再組立する必要がなくなる
ため、取扱いが非常に容易となるとともに、工期、費用
の大幅な低減が計れる。

上記説明は相分前母線と変圧器の例で説明したが、変圧
器を他の機器（例えば閉鎖配電盤など）におきかえても
何ら支障なく適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図は本発明による相分離母線接
続装置の一実施例を示す側面図および一部断面詳細図、
第４図は従来の相分離母線装置の側面図である。 １、ＩＡ、ＩＢ・・・閉鎖母線箱　　２・・・フランジ
３・・・フレキシブルブーツ　５・・・変圧器６・・・
フランジ ７．７Ａ、７Ｂ・・・フレキシブル導体８・・・ブッシ
ング　　　　　９・・・支持架台１０Ａ、ＩＯＢ・・・
接続カバー　　１１・・・接続箱１２．１３・・・フラ
ンジ　　　　１４・・・短尺接続箱代理人　弁理士　則
　近　憲　佑 同　　第子丸　健 第　　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部に母線導体を有し、連結端部フランジを有する閉鎖
   母線箱と、前記母線導体とこの母線導体と接続する電気
   機器の接続端子部との間に、母線導体と接続端子部との
   接続導体の周囲を閉鎖する様箱体を形成し、片端部には
   前記電気機器とボルト等にて連結するフランジを有し、
   他端部にはフレキシブルブーツを介し、母線導体方向に
   スライド可能な接続箱を設置したことを特徴とする相分
   離母線接続装置。