JPH01112785A - 複合圧電体膜の製造方法 - Google Patents

複合圧電体膜の製造方法

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JPH01112785A
JPH01112785A JP62269379A JP26937987A JPH01112785A JP H01112785 A JPH01112785 A JP H01112785A JP 62269379 A JP62269379 A JP 62269379A JP 26937987 A JP26937987 A JP 26937987A JP H01112785 A JPH01112785 A JP H01112785A
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JP
Japan
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piezoelectric
powder
film
thickness
composite
Prior art date
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Application number
JP62269379A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kurata
保幸 蔵田
Masamichi Kuramoto
政道 倉元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 この発明は圧電性高分子中に圧電性セラミックス粉末を
分散させてなる複合圧電体膜の製造方法、特にその薄膜
化技術の改良に関するものである。
B1発明の概要 この発明は有機溶媒中に圧電性エラストマ、導伝性セラ
ミックス粉末及びカーボンブラックを溶解又は分散させ
てなるスラリー状の混合物を基体上にスクリーン印刷の
手法で塗布して膜厚の薄いしかも圧電定数d31の高い
複合圧電体膜を製造するようにしたものである。
C1従来の技術 圧電体材料は種々の機器に組込んで使用する必要から、
成形性が良く、しかも圧電定数d3+の高いことが望ま
しい。圧電体材料には、チタン酸鉛(PbTi0+)や
P Z T (Pb(Zr、Ti)Os )などの圧電
性セラミクスと、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)に
代表される圧電性高分子とがある。前者は圧電定数d3
1は高いが、硬くて脆いのに対し、後者は成形性は良い
が、圧電定数d31は低い。そこで、近年、成形性と圧
電定数d31の両方を満足させる圧電体材料として、圧
電性高分子をマトリックスとし、これに圧電性セラミク
ス粉末を混練してなる複合圧電体材料が研究されている
ところで、圧電体の変位量は印加された電圧ではなく印
加された電界に比例(圧電体の厚さに反比例)する。例
えばIOVの電圧を厚さ100μmと50μmの2つの
圧電体に作用させると、厚さ50μmの圧電体の変位量
は厚さ100μmの圧電体の変位量の2倍となる。従っ
て、複合圧電体材料は、イヤホーン、スピーカー、メモ
リー、無接点キーボード、高話電率シート、ベーパート
ランス、バイモルフポンプ、分ll!tllUなど、各
種の応用面を考えると薄膜にして使用するのが好ましい
。そこで、最近では熱プレス、熱ロール等による複合圧
電体膜の薄膜化技術の研究がされている。
D0発明が解決しようとする問題点 熱プレス、熱ロール等により複合圧電体膜の薄膜を製造
する場合、膜厚100μm程度までは薄膜を熱プレス等
から取り出したままの状態(平板状)でそのまま放冷し
て平坦な複合圧電体膜を得ることができるが、膜厚40
〜50μm以下にすると、薄膜を熱プレス等から取り出
して放冷する際に膜全体が収縮等によって波打ってしま
い、平坦な複合圧電体膜を得ることができないという問
題点かあフた。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、薄くしかも圧電定数d31の高い平坦な複合圧電
体膜を簡単に製造することができる方法を得ることを目
的とするものである。
E1問題点を解決するための手段 この発明に係る複合圧電体膜の製造方法は、圧電性エラ
ストマと、圧電性セラミックス粉末と、3.5〜4.0
重量部(以下phrという)のカーボンブラックと、有
機溶媒とからなるスラリー状の混合物を基体上にスクリ
ーン印刷で所定の厚さに膜状に塗布し、乾燥させてなる
ことにより上記問題点を解決したものである。
ここで、前記圧電性セラミックス粉末としてはPZT粉
末を使用することができ、PZT粉末を使用する場合、
その平均粒径は0.2〜5μm、混合量は70〜90w
t%とするのが好ましい。PZT粉末の平均粒径を0.
2〜5μmとしたのは、平均粒径が5μmを超えると混
合物の薄膜化が困難になるからである。また、PZT粉
末の混合量を70〜90wt%としたのは、70wt%
より少ないと得られた薄膜の圧電定数631、比誘電率
ε、がともに低くなり過ぎ、90wt%を超えると混合
の際にPZT粉来が二次凝固を生じて混合物が0.5〜
1 ml11程度の塊状の固まりになり、製膜性が著し
く悪くなるからである。
前記カーボンブラックの混合量を3.5〜4.0phr
としたのは、4.0phrを超えて混合すると得られた
薄膜が導通してしまい、圧電体形成に必要な1OkV/
mrnという電界がかからなくなるからである。
前記圧電性エラストマは圧電性プラストマに比べ溶媒に
比較的高濃度で溶解するので粘度コントロールに都合が
よい。エラストマとしてはエピクロルヒドリンを使用す
ることができる。また、有機溶媒としてはトルエンを使
用することができる。
この発明ではスラリー状の混合物をスクリーン印刷の技
術を用いて製膜用の基体の上に塗布する。1回塗布した
後、重ねて2回、3回と塗布した方が、圧電体膜として
は厚くなるが、海鳥構造が抑えられるという利点がある
。混合物を塗布する基体としてはガラス、金属、セラミ
ックス、プラスチックスを問わない。また、基体の表面
は滑らかでも、サンドペーパー等で物理的に荒らされて
いても、又エツチング等で化学的に荒らされていてもよ
い。
F、実施例 実施例1 圧電性エラストマとしてエピクロルヒドリン(エピクロ
マ;大阪ソーダ■製)を、有機溶媒としてトルエンを、
圧電性セラミックスとしてはPZT (PE−60A 
;富士チタン採製)を、カーボンブラックとして平均粒
径30μlの(ECX;ライオンアクゾ■製)を使用し
た。
エピクロルヒドリンのトルエン溶液はエピクロルヒドリ
ンの濃度が20wt%より多くなると溶液の粘度が上が
り、製膜時の作業性が悪くなり、濃度が20wt%より
少なくなると溶液の粘度が下がり、基体の上で溶媒(ト
ルエン)を蒸発させた後に海島状になってしまう。そこ
で、エピクロルヒドリンの濃度は20wt%とじた。こ
のときの溶液の粘度は200〜800c、P、であ゛る
PZTは最終的に製造された複合圧電体膜において最大
90wt%となるように配合比を決めた。
カーボンブラックはエピクロルヒドリンに対し3.5〜
4 phrとなるようにした。
この3成分を混合し、よく攪拌してスラリー状の混合物
を形成させた。
電子部品で大面積の電極として用いられる材質としては
AIかAgがほとんどである(Cuは腐食するので用い
られない。)。また、同じ金属(Ag)でも形態が異な
るもの(蒸着、ペースト)がある。そこで、材質・形態
の違いによって特性に差が出るか否かを調べるため、こ
の混合物をアルミフォイル上及び電極蒸着したマイラー
上または銀ペーストを塗布したガラス板上にスクリーン
を用いて膜状に塗布した。
上記のスラリー状の混合物を基体に2回ないし4回塗布
し、150℃で30分間放置し、溶媒乾燥を行った。
乾燥後100℃のピンチロールを通し海島構造をつぶし
た。
このようにして製造した複合圧電体膜は10〜40μm
と極めて薄いので、圧電定数d31の測定は困難である
。ところで、複合圧電体の圧電定数d31は第1図に示
すように比誘電率ε、の大きいものほど大きい。そこで
、比誘電率ε、より圧電定数631を推定することとし
た。比誘電率ε、は次のようにして測定した すなわち、得られた複合圧電体膜の表面に電極を蒸着に
よって形成し、この電極と基体の電極より端子を取り出
し、比誘電率ε、を測定した。測定の結果を第1表に示
す。この第1表の比誘電率ε、 228,230,23
9の結果と第1図とから、膜厚30μm以下のもので圧
電定数d31が約50×10−”C/Hのものが得られ
た。
第1表 *1.1M0cm以下で導通 実施例2 PZT粉末の混合量を80wt%とした以外は上記実施
例1と同様とした。膜厚、比誘電率ε、は第2表に示す
通りとなった。
実施例3 PZT粉末の混合量を70*t%とした以外は上記実施
例1と同様とした。膜厚、比誘電率ε、は第3表に示す
通りとなった。
第2表 第3表 G9発明の効果 この発明は以上説明したとおり、有機溶媒中に圧電性エ
ラストマ、圧電性セラミックス粉末及びカーボンブラッ
クを溶解又は分散させてなるスラリー状の混合物を基体
上にスクリーン印刷の手法で薄く塗布して複合圧電体膜
を製造するので、膜厚が薄くしかも圧電定数d31の高
い大面積の複合圧電体膜を簡単に製造することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧電性複合体膜の比誘電率ε、と圧電定数d3
1との関係を示すグラフである。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 北#電手と。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電性エラストマと、圧電性セラミックス粉末と
    、圧電性エラストマに対して3.5〜4.0重量部のカ
    ーボンブラックと、有機溶媒とからなるスラリー状の混
    合物を基体上にスクリーン印刷で所定の厚さで膜状に塗
    布し、乾燥させてなることを特徴とする複合圧電体膜の
    製造方法。
  2. (2)前記圧電性セラミックス粉末の粒径が0.2μm
    〜5μmであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の複合圧電体膜の製造方法。
  3. (3)前記圧電性セラミックス粉末がチタン酸ジルコン
    酸鉛(以下、PZTという。)粉末であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の複合圧電体膜の製造
    方法。
  4. (4)前記圧電性エラストマがエピクロルヒドリンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の複合
    圧電体膜の製造方法。
  5. (5)前記基体上に塗布された混合物の厚さが20μm
    〜22μmであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の複合圧電体膜の製造方法。
JP62269379A 1987-10-27 1987-10-27 複合圧電体膜の製造方法 Pending JPH01112785A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369118B1 (ko) * 2000-05-13 2003-01-24 한국과학기술연구원 스크린 프린팅에 의한 고밀도 세라믹 후막 제조방법
WO2013008781A1 (ja) * 2011-07-12 2013-01-17 富士フイルム株式会社 圧電素子

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