JPH01112679A - ジャック型同軸コネクター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は電気コネクターに関し、より詳細には同軸プ
ラグ型およびジャック型コネクターに関する。

（従来の技術および発明の解決しようとする課題）小型
の同軸コネクターは小直径の同軸ケーブルに取り付けら
れて、電子装置を相互に接続するために用いられる。米
国特許第４３７７３２０号に開示されている同軸コネク
ターはそのようなコネクターであるが、スペースの条件
が存在する高周波の無線周波数の分野には適しない。な
ぜなら、その前端部の直径が大きくてその使用を妨げ、
また外側接点部材間の接触はスプリング状接点により行
なわれるので、接触経路が長くなり、それゆえ高周波の
分野には不適なものとなるからである。

米国特許第３７４５５１４号および第４０１７１３９号
における他の小型の同軸コネクターは、雄および雌部材
間の積極的接続を達成するために複雑な構造を開示して
いる。これらのコネクターにおいては、嵌合可能な部材
間の積極的接続を可能とするために多くの部品が必要で
あり、これはコネクターをより高価なものとする結果に
なる。

（課題を解決するための手段） 本発明によると、同軸コネクターは互いに嵌合可能なプ
ラグおよびジャック型コネクター部材を備えている。前
記プラグ型コネクター部材は内側殻部材と、外側殻部材
と、前記内側殻部材の大直径部内に固定される中央接点
部材を保持した絶縁部材とを備えている。前記内側殻部
材の小直径部は、これに沿って同軸ケーブルの外側導体
の露出端部を受容し、その際前記同軸ケーブルの中央導
体を包囲する絶縁シースが前記小直径部内に配置され、
前記中央導体の露出端部が前記中央接点部材内に配置さ
れるとともに１．それに圧着される。

前記外側殻部材は、前記内側殻部材の前記小直径部上に
同軸的に配置可能な小直径部を有し、この縮小直径部は
前記小直径部との間に前記露出された外側導体の端部を
保持し、この後、前記外側殻部材の前記縮小直径部が前
記内側殻部材の前記小直径部上に圧着されて、両者の間
に前記外側導体を接続する。前記外側殻部材の拡大直径
部が前記内側殻部材の大直径部に沿って同軸的に延在し
、フード部を備え、このフード部は、前記絶縁部材およ
び内側殻部材の前端部を越えて外側に延在している前記
中央接点部材の接点ピン部に対して同軸的に位置される
。前記フード部は内向きの引掛は溝を有している。

前記ジャック型コネクター部材は殻部材を備え、この殻
部材の中に、レセプタクル接点部を有する中央接点部材
を持った絶縁部材が固定される。前記殻部材の固定部が
前記ジャック型コネクター部材を接地面に固定し、また
スプリング状接点部材が前記殻部材から外側に突出し、
これらのスプリング状接点部材が前記絶縁部材から離れ
た状態でそれと同軸的に配置される。プラグ型コネクタ
ーとジャック型コネクターが互いに嵌合したとき、前記
プラグ型コネクター部材の中央接点部材は前記絶縁部材
の孔に沿って延在し、その結果前記ピン接点部が前記レ
セプタクル接点部と嵌合状態に結合し、また前記ジャッ
ク型コネクター部材のスプリング状接点部材の丸味を持
った突起が、前記プラグ型コネクター部材のフード部の
内向きの引掛は溝内に配置される。

（実　施　例） 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。

第１．９．１０図に示すように、本発明の同軸コネクタ
ー１０は、第１．６，９．１０図に示されているような
プラグ（差込み）型コネクター部材１２と、第１．８，
９．１０図に示されているようなジャック（差込み口）
型コネクター部材１４とを備えている。同軸コネクター
ｌＯは、小型の同軸ケーブル１６にプラグ・コネクター
部材１２を介して終端を形成するために用いられ、また
プラグ・コネクター部材１２は、電子機器２０の金属製
容器１８上に取り付けられたジャック・コネクター部材
１４と嵌合状態に接続することが可能である。前記電子
機器２０の典型的なものは、金属製容器１８に接地され
た基板上に微小片状の回路を備えており、前記基板の信
号経路にはジャック・コネクター部材１４の中央接点が
電気的に接続される。

第２〜６図はプラグ・コネクター部材１２と、同軸ケー
ブルｌＧ上におけるプラグ・コネクター部材１２の終端
部とを示す。第２．３図に示すように、接点組立体２２
は内側殻部材２４と、絶縁部材２Ｂと、中央接点部材２
８とを備えている。内側殻部材２４は、打ち延ばしによ
り作られた金属部品であって、大直径部３０と小直径部
３２とを有している。絶縁部材２６は適宜のプラスチッ
ク材料から成形あるいは機械加工され、且つそれ自体を
貫通して延在する輪郭のある孔３４を有し、孔３４の中
には中央接点部材２８が配置され、その際中央接点部材
２８の環状フランジ３Ｂが、ストッパー表面４０に当接
する状態で輪郭付き孔３４の拡大外端部２８内に配置さ
れ、さらにテーパー付きの環状の返し突起４２が絶縁部
材２６の材料中に食い込み、それにより第９，１０図で
示すように絶縁部材２６の孔３４内の所定位置に中央接
点部材２８を固定する。この代りに、第１１図で示すよ
うに、フランジ３６を中央接点部材２８の前端部寄りに
設けてもよく、接点部材２８の後端部４１を朝顔の形に
広げ、中央接点部材２８を孔３４の中へ圧入したとき、
フランジ３６が孔３４の拡大前端部３９内の表面に当接
するように配置され、前記朝顔形に広げられた端部が拡
大端部３８内に配置されるようにしてもよい。この構成
は返し突起４２を用いなくてもよい。中央接点部材２８
が絶縁部材２Ｂの孔３４内の所定個所に固定された後、
この組立体は内側殻部材２４の大直径部３０内に挿入さ
れ、且つ互いに離間された複数の爪４４により大直径部
３０内に固定される。

前記風４４は大直径部３０内に形成されており、第９゜
１０図で示されるように絶縁部材２６内に押し込まれる
。その後、これは中央および外側の接点組立体２２を形
成し、組立体２２は第４，５図で示すように、同軸ケー
ブル１６の剥離された端部における中央導体４６と外側
導体４８の露出端部で終端を形成される準備が完了する
。

外側殻部材５０は打ち延ばされた部品であって、拡大直
径部５２と縮小直径部５４とを備えている。内向きの環
状溝５６が拡大直径部５２に設けられ、また朝顔状開口
５８が拡大直径部５２の前端部に設けられている。

第４〜６図に示されているような組立体において、外側
殻部材５０が小型の同軸ケーブル１Ｇ上に取り付けられ
ており、露出された中央導体４６およびこの中央導体４
Ｇを包囲する絶縁シース（鎧装）６０が、中央および外
側の接点組立体２２の内部に配置され、そして中央導体
４Ｇは中央接点部材２８の孔６２の中に位置され、絶縁
シース６０は小直径部３２内に配置され、さらに露出さ
れた外側導体４８が小直径部３２上に取り付けられてい
る。中央導体４６が孔６２の中に適切に配置されている
ことを確認し、その後圧着工具（図示せず）を用いて中
央接点部材２８を中央導体４Ｇ上へ圧着するため、中央
接点部材２８には検査用穴Ｂ４が設けられている。前記
圧着の後、外側殻部材５０が内側殻部材２４と係合する
ようケーブル１６に沿って移動され、そのとき拡大直径
部５２が大直径部３０に係合するとともにこれに沿って
延在し、また縮小直径部５４が小直径部３２に沿って延
在するとともに、外側導体４８上でこれに沿って延在し
、さらに縮小直径部５４の外端部が外側絶縁ジャケット
（被覆）６６の露出端部に沿って延在する。

その後、中央および外側接点組立体２２を外側殻部材５
０に対して中心を合わせた状態で位置決めするため、前
記圧着工具が使用され、この後縮小直径部５４が小直径
部３２上へ圧着され、それにより、これらの間に外側導
体４８を電気的および機械的に接続することになる。前
記圧着形状は六角形であるが、所望により他の形状を取
ることもできる。第１０図に示すように、外側絶縁ジャ
ケット６６に係合している縮小直径部５４の部分は、ケ
ーブルＩ６の緊張力を解除する役目をする。内側殻部材
２４に電気的に接続された外側殻部材５０は、プラグ・
コネクター部材１２の外側接点部材を設定しており、内
向き環状溝５Ｇおよび朝顔状開口５８を含む外側殻部材
５０の拡大直径部５２の部分はフード部（覆い）６８で
あり、フード部６８は中央接点部材２８から離され、中
央接点部材２８と同軸的に延在している。中央接点部材
２８の前端部は、ピン形接点部７０を有している。

第７〜１０図はジャック・コネクター部材１４を示し、
これは殻部材７２と、絶縁部材７４と、中央接点部材７
Ｂとを備えている。金属製の殻部材７２は内向きの環状
フランジ８０で終っている孔７８を有している。一連の
歯（ギザ）８２が殻部材７２の外表面に沿って、外向き
の環状フランジ８４から延在している。

アーチ形のスプリング状接点部材８６が孔７８に対して
同軸状態で、フランジ８４から外側に突出している。丸
味をつけられた外向きの複数の突起８８が、スプリング
状接点部材８Ｂの自由端部に設けられる。

絶縁部材７４は適宜のプラスチック材料から成形もしく
は機械加工され、それを貫通して延在する孔９０を有し
、孔９０は第１部９２と、第１部９２よりも直角の小さ
い第２部９４とを備えている。絶縁部材７４は、第１管
状部９６と、第２管状部９８と、第３管状部１００と、
前端部の環状フランジ１０２とを有するように形成され
ている。第１および第３管状部９６．１００は、第２管
状部９８の直径よりも小さいほぼ同一の直径を有し、他
方環状フランジ１０２はテーパーのある表面１０４を有
している。

中央接点部材７６は適宜の金属から打ち抜きにより形成
された部材であって、孔９０の第２部９４を通って延在
する管状部１０６と、孔９０の第１部９２内に配置され
るアーチ形の接点部１０８とを備えている。

中央接点部材７６が孔９０へ挿入されたとき、管状部１
０６における前向きの槍（切起し）１１０が絶縁部材７
４の材料中に食い込み、それにより中央接点部材７６が
絶縁部材７４の前端部から押し出されるのを防止し、ま
た中央接点部材７Ｂの過度部１１２が孔９０内のストッ
パー表面１１４に係合し、孔９０内での中央接点部材７
６の移動を制限する。

中央接点部材７６が絶縁部材７４の穴９０内に固定され
た後、この組立体は殻部材７２の孔７８の中へ挿入され
、その際第２管状部に９８が環状フランジ８０に当接す
る状態で孔７８内に配置され、また第１管状部９６が、
フランジ８０を貫通する通口へ強制的に押し込まれる。

それにより、第１管状部９６に環状溝を形成することに
よって第１管状部９Ｂを変形させ、かつ第９，１０図で
示すように絶縁部材７４を殻部材７２内の所定個所に固
定し、それによりジャック・コネクター部材１４の組立
体を完成する。視認することができるように、スプリン
グ状接点部材８Ｂは、プラグ・コネクター部材１２と嵌
合したときに第３管状部１００に向かって移動できるよ
う、絶縁部材７４の第３管状部１００から外側へ突出し
ている。環状フランジ１０２はスプリング状接点部材８
Ｂの丸味のある突起８８を保護し、またテーパーをつけ
られた表面１０４は、プラグ・コネクター部材１２をジ
ャック・コネクター部材１４と嵌合するように案内する
ためのガイドとして作用する。

ジャック・コネクター部材１４は金属製容器１８の穴１
１６９中へ挿入され、その際一連の歯８２が前記金属に
食い込み、殻部材７２を前記金属製容器に対して機械的
および電気的に接続し、フランジ８４が穴１１６への殻
部材７２の移動を制限する。中央接点部材７６の管状部
１０Ｇは、金属製容器１８内の基板上の回路の信号経路
もしくは導体に電気的に接続され、その後ジャック・コ
ネクター部材１４はプラグ・コネクター部材１２と電気
的に接続される準備が完了する。

フード部６８は、スプリング状接点部材８Ｂの丸味のあ
る突起８８に沿って移動することにより、各突起８８を
第３管状部１００に向けて内側に付勢し、その際中央接
点部材２８が絶縁部材７４の孔９０に沿って移動するこ
とにより、ピン状接点部７０がスプリング状接点部１０
８と電気的に嵌合し、また丸味のある各突起８８が内側
の引掛は環状溝５６内に休止するようになり、それによ
りプラグ・コネクター部材１２の外側接点部材と、外側
殻部材５０のフード部６８により代表されるジャック・
コネクター部材１４と、殻部材７２のスプリング状接点
部材８６とを電気的に接続し、その際中央接点部材２８
．７６がピン状接点部７０および接点部１０８を介して
電気的に接続される。外側接点部材５０．７２間の導電
経路は短絡する。

なぜなら、接触が引掛は溝５６内に位置される丸味のあ
る突起８８によりなされるからであり、このような接触
により前記同軸ケーブルを高い無線周波数の分野に利用
することが可能となる。朝顔状開口５８、テーパー付き
表面１０４、および丸味のある突起８８は、前記コネク
ター部材１２．１４を分離するのに必要な引き抜き力よ
りも弱い挿入力でそれらを嵌合させることを可能にする
。必要なら、ジャック・コネクター部材Ｉ４の外端部は
、プラグ・コネクター部材１２へ圧着する場合と同様の
要領で、小型の同軸ケーブルの中央および外側の導体へ
圧着状態に接続し得るように形成することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、電子装置の斜視図であって、この電子装置が
これに接続されたジャック・コネクター部材を有し、ま
たプラグ・コネクター部材が同軸ケーブルに終端を有し
、さらに１つのプラグ帝コネクターが前記ジャック・コ
ネクターに接続され、同時に他のプラグ・コネクターが
前記ジャック・コネクターから分離されている様子を示
す斜視図である。 第２図は、前記プラグ・コネクター部材の接点組体体を
形成するための構成部材の分解斜視図である。 第３図は、第２図の接点組立体の組立状態の斜視図であ
る。 第４図〜第６図は、プラグ・コネクター部材が同軸−プ
ルの露出端部に取り付ける工程を示す斜視図である。 第７図は、ジャック・コネクター部材を形成するための
構成部品の分解斜視図である。 第８図は、組立状態の前記ジャック・コネクター部材の
斜視図である。 第９図および第１０図は、それぞれ嵌合前と嵌合時の前
記プラグおよびジャック・コネクター部材の断面図であ
る。 第１１図は、他の実施例を示す部分断面図である。 １０・・・同軸コネクター １２・・・プラグ型コネクター部材 １４・・・ジャック型コネクター部材 １６・・・同軸ケーブル　　　１８・・・金属製容器２
０・・・電子機器　　　　　２２・・・接点組立体２４
・・・内側殻部材　　　　２Ｇ・・・絶縁部材２８・・
・中央接点部材　　　３０・・・大直径部３２・・・小
直径部　　　　　３４・・・孔３６・・・フランジ　　
　　　３８・・・拡大外端部４０・・・ストッパー表面
　　４１・・・後端部４２・・・返し突起　　　　　４
４・・・爪４６・・・中央導体　　　　　４８・・・外
側導体５０・・・外側殻部材　　　　５２・・・拡大直
径部５４・・・縮小直径部　　　　５Ｇ・・・環状溝５
８・・・朝顔状開口　　　　ＢＯ・・・絶縁シース６２
・・・孔　　　　　　　　６４・・・検査用穴６８・・
・フード部　　　　　７２・・・殻部材７４・・・絶縁
部材　　　　　７６・・・中央接点部材７８・・・孔　
　　　　　　　８０・・・フランジ８２・・・一連の歯
　　　　　８４・・・フランジ８６・・・スプリング状
接点部材 ８８・・・突起　　　　　　　９ｏ・・・孔９２・・・
第１部　　　　　９４・・・第２部９Ｇ・・・第１管状
部　　　　９８：・・第２管状部１００・・・第３管状
部　　　１０２・・・フランジ１０４・・・テーパー付
き表面

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）殻手段と、中央接点手段を保持する絶縁手段とを
   備え、前記殻手段は中に前記絶縁手段の管状部が固定さ
   れる孔を有し、スプリング状接点部材が前記殻手段から
   外側に突出し、かつ該スプリング状接点部材が前記絶縁
   手段から離れるとともに前記絶縁手段と同軸的に延在し
   、前記スプリング状接点部材の自由端部は丸味のある突
   起を有し、前記絶縁手段は中に前記中央接点手段の受容
   部が固定される貫通孔を有することを特徴とする同軸ジ
   ャック型コネクター。
2. （２）前記殻手段が固定部を有し、この固定部が、接地
   面と電気的および機械的な接続をなすため、上記接地面
   の穴の中に配置される一連の歯を形成された表面と、前
   記穴の中での該固定部の移動を制限するためのフランジ
   とを備えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の同軸ジャック型コネクター。
3. （３）前記絶縁手段が前端部に環状フランジを有し、こ
   の環状フランジが、プラグ型コネクター部材との嵌合を
   案内するテーパー付き表面を備えていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の同軸ジャック型コネクタ
   ー。
4. （４）前記殻手段が内向きのフランジを有し、このフラ
   ンジが前記絶縁手段の溝内に配置されて、前記絶縁手段
   を前記殻手段内に固定することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の同軸ジャック型コネクター。
5. （５）内側殻部材と、外側殻部材と、中央接点部材を保
   持する絶縁部材とを備え、前記内側殻部材は大直径部お
   よび小直径部を有し、前記絶縁部材は前記大直径部内に
   固定され、前記中央接点部材は同軸ケーブルの中央導体
   の露出端部を中に受容するための孔を有し、一方、前記
   同軸ケーブルの露出された外側導体は前記小直径部上に
   位置され、前記中央接点部材は前記中央導体の端部に圧
   着可能であり、前記外側殻部材は拡大直径部および縮小
   直径部を有し、この拡大直径部は前記大直径部に沿って
   延在し、この縮小直径部は前記小直径部に沿って延在す
   るとともに、前記小直径部との間に前記外側導体を接続
   するよう、前記小直径部上に圧着可能であり、前記拡大
   直径部は、内向きの引掛け溝を備えるフード部を有し、
   このフード部は前記中央接点部材のピン状接点と同軸的
   に延在していることを特徴とする同軸プラグ型コネクタ
   ー。
6. （６）前記外側殻部材の前記縮小直径部が、前記同軸ケ
   ーブルの緊張力を解除するため、前記内側殻部材の前記
   小直径部上に圧着されたとき、前記同軸ケーブルの外側
   絶縁ジャケットの一部に沿って延在することを特徴とす
   る特許請求の範囲第５項記載の同軸プラグ型コネクター
   。