JPH01112096A - 波付管継手 - Google Patents

波付管継手

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JPH01112096A
JPH01112096A JP62269986A JP26998687A JPH01112096A JP H01112096 A JPH01112096 A JP H01112096A JP 62269986 A JP62269986 A JP 62269986A JP 26998687 A JP26998687 A JP 26998687A JP H01112096 A JPH01112096 A JP H01112096A
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corrugated pipe
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corrugated
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石丸 喜晴
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、スパイラル状の凹凸が周面に形成された波付
管の端部相互を水密に接合するための継手に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 波付管は、その周面にスパイラル状の凹凸を有し、弾力
性等に富むことから、主として、ゴルフ場、宅地、公園
等の造成の際に、排水管として用いられ、地中に埋設さ
れる。この波付管を排水管等として用いるためには、各
波付管の端部相互を水密に接合する必要がある。各波付
管の端部相互を水密に接合するための部材としては、波
付管継手が用いられている。
波付管継手は、円筒形状、半円筒形状、もしくは三分割
円筒形状をしており、突き合わされた波付管両端部の外
周面をパツキンを介して締め付け、波(=I管喘部相互
を水密に接合するのである。
従来の波付管継手としては、鉄板等の金属板を円筒形状
、半円筒形状、ないしは三分割円筒形状に成形したもの
が知られている。しかしながら、このように金属板で構
成された波(=1管継手にあっては、錆等の問題がおる
と共に、比較的唄いことから取り扱いが煩雑であるとい
う不都合を有していた。
そこで、最近では合成樹脂で構成された波付管継手が提
案されている。しかしながら、一般の合成樹脂で成形さ
れた波付管継手では、使用用途に耐えられるだけの引張
強度及び曲げ剛性を有しないことから、ガラス繊維強化
プラスデック(FRP)で構成された波付管継手が多用
されている。FRPIの波付管継手は、ハンドレイアッ
プ法により成形されている。
このようにハンドレイアップ法により成形されたFRP
製の波付管継手にあっては、使用用途に耐える引張強度
及び曲げ剛性を有するという利点を有している。しかし
ながら、このようなFRP製の波付管継手におっては、
次のような不都合を有していた。
まず第1に、F RP 製の波付管継手にあっては、曲
げ剛性が高い代りに、しなやかさが不定し、仕上がり寸
法如何によっては、波付管の接合両端部外周と隙間を生
じ、この端部外周を全体的に締め付けることができず、
水密性が一部低下する虞があった。また、しなやかさが
不定することから、製品在朋時や輸送時に、このFRP
製の波付管継手を、たとえば波付管内に弾性変形させて
入れることができず、在庫のための容積ないし輸送のた
めの容積を多くとり、不便であった。さらに、作業時に
衝撃を受けたときに割れやすいという問題があった。
第2に、このようなFRP製の波(=l管継手におって
は、ガラス繊維を)昆入しておるため、比重か増大し、
依然として咀く、取扱いが不便であるという不都合を有
していた。また、このようにガラス繊維を混入しである
ことから、波付管継手の表面からガラスI雑の端部が露
出し、作業者の手を傷付ける虞があり、作業の安全性の
点でも問題があった。
第3に、このようなFRP製の波((管継手にあっては
、手作業で行うハンドレイアップ法により成形されるた
め、作業者の熟練の度合によっては不良品が生じる虞が
あると共に、入社生産に向かないという不都合を有して
いた。
発明の目的 本発明は、このような不都合を一挙に解決すべくなされ
、波付管の接合両端部相互を良好な水密状態で接合する
ことが可能であり、しかも比重が軽く取扱いが奈でおる
と共に、作業の安全性及び耐衝撃性に優れ、在庫時ない
し輸送時にも場所をとらず、ざらには、製造が容易で大
量生産可能な波付管継手を提供することを目的とする。
発明の概要 かかる目的を達成するために、本発明は、スパイラル状
の凹凸が周面に形成された波付管の端部相互を突き合わ
せた状態で、これら波付管の両端部外周を外側から締め
付け、波付管の両端部を接合する波付管継手において、 三環体以上のノルボルネン系モノマーを含む反応原液を
金型内で開環重合させ、 前記波付管の両端部外周を覆う胴部と、当該器部に形成
され、前記波付管の外周面に形成された凹部に係合する
突部と、前記胴部の周方向両端に形成されたフランジ部
とを一体に成形したことを特徴としている。
このような本発明に係る波付管継手によれば、三環体以
上のノルボルネン系モノマーを反応射出成形法によって
成形することにより波付管継手を構成しているため、カ
ラス繊維等の強化材を混入することなく、使用用途に耐
え得る引張強度、曲げ剛性、及び耐衝撃性を当該波(=
l管継手が有することになる。しかも、ガラス繊維等を
混入していない本発明に係る波付管継手にあっては、し
なやかさが従来品に比較して向上し、使用に際して波付
管の端部外周面に密着してシール性が向上すると共に、
在庫時や輸送時に、たとえば波イ4管内に当該波付管継
手を弾性変形させて入れることが可能になり、在庫容積
ないしは輸送容積を削減することができる。また、ガラ
ス繊維等の強化材を含まない構成なので、波(=l管継
手の比重か軽くなり、取扱いが楽になると共に、ガラス
繊維等が表面に露出して作業者の手を傷付けることもな
い。しかも、本発明に係る波付管継手をべ4成する胴部
に形成された突部か各波付管の外I?;1面に形成され
た凹部に係合するようになっているので、波付管相互が
容易に外れることがないと共に、この突部と凹部の係合
によって、波付管接合端部隙間から漏出してスパイラル
状の凹部に沿って流出しようとする流体の漏洩を確実に
防止することもできる。
さらに、本発明に係る波付管継手は、反応射出成形法に
よって成形されるため、製造が容易となり、大量生産が
可能となる。
発明の詳細な説明 以下、本発明を図面を参照しつつ具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る波付管継手の使用状態
を示す斜視図、第2図は第1図に示ず■−■線に沿う断
面図である。
第1図に示すように、本発明に係る波付管継手10は、
スパイラル状の凹凸が周面に形成された波付管12.1
4の端部相互突き合わせた状態で、これら波付管12.
14の両端部外周を外側から締め付け、波付管12.1
4の両端部を液密に接合する際に用いられる。波付管1
2.14は、たとえば、ゴルフ場、宅地、公園等の造成
の際に、排水管として用いられ、通常500〜1000
#の外径を有する。これら波付管12.14は、通常ポ
リエチレンやポリプロピレン等のプラスチックで成形さ
れる。
本発明に係る波イ」管継手10は、波付管12゜14の
突き合せ端部16周辺外周を覆う胴部18を有する。本
実施例では、この胴部18は半円筒形状をしているが、
これに限らず、円筒形状ないし三分割円筒形状等であっ
ても良い。
胸部18の周方向両端部には、フランジ部20が一体に
形成しておる。フランジ部20には、ボルト貫通孔22
が複数個形成しである。このフランジ部20を他のフラ
ンジ部20と突き合わせ、ボルト貫通孔22にボルトを
挿入し、このボルトを締め付けることにより、胴部18
を波付管12゜14の外周ぐ密着させる。
フランジ部20と胴部18との接合部には、補強用のリ
ブ21が一体に形成しておる。本発明では、後述するよ
うに三環体以上のノルボルネン系モノマーを反応射出成
形することにより十分な引張強度ないし曲げ強度等を有
する波付管継手が得られるので、前記補強用のリブ21
はンー要最小限の大きさにすることができる。その結果
、胴部18のしなやかさが向上し、波付管12.14に
密着し易くなり締付時の作業性が向上すると共に、変形
し易くなるため輸送時に波付管12.14内に挿入する
ことが可能になり便利である。ちなみに、従来のFRP
製波付管継手にあっては、胴部18の外周状に治って補
強用のリブが必要であり、この点からも胴部18のしな
やかさが不足していた。
特に本発明におっては、胴部18の内周面には、波付管
12.14の外周面に形成された凹部に係合する突部2
4が胸部18と一体に形成しである。
第1図に示す実施例では、前記突部24は、胸部の軸方
向に2列となり周方向に2列となるように合計4個形成
しである。この突部24は、波付管12.14の凹部に
係合し、両波付管12.14の端部相互が容易に外れな
いようにすると共に、万−突き合せ端部16から流体が
流出した場合にスパイラル状の凹部に治って流出しよう
とする流体の漏洩を防止する。このような突部24の形
状ないし個数は特に限定されないが、突部24の個数が
多い程、水密性が向上すると共に波付管の相互の結合か
強固になる。ただし、経済性等の観点から、第1図に示
すように、片側の胴部18に対して4個程度の突部24
が好ましい。なお、第2図に示すように、胴部18内周
と波付管12゜14外周との間には、パツキン26を介
在させて必る。パツキン26の材質は、一般に、タロロ
プレンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム等のゴム材が用い
られ、特に好ましくはこれらゴム材の発泡体が良い。こ
のようなパツキン26を胴部18内周と波付管12.1
4外周との間に介在させるには、波付管12.14の外
周にパツキン26を巻付けた後に、そのパツキン26の
上に波付管継手10を取付ければ良い。
(ノルボルネン系モノマー) このような波付管継手10にd3ける胴部18、フラン
ジ部20.および突部24は、反応原液を金型内に射出
し、この金型内で反応させる、いわゆる反応射出成形法
によって一体に成形される。
本発明にあっては、この反応原液に三環体以上のノルボ
ルネン系モノマーを含んでいる。三環体以上であること
によって、波付管継手として要求される引張強度及び曲
げ剛性を満たすことができる。
三環体以上のノルボルネン系モノマーとしては、ジシク
ロペンタジェンやジヒドロジシクロペンタジェンなどの
ごとき二環体、テ1〜ラシクロドデセンなどのごとき四
環体、トリシクロペンタジェンなどのごとき五環体、テ
トラシクロペンタジェンなどのごとき七環体などが挙げ
られる。もちろんこれらのアルキル置換体でおってもよ
い。
これらのノルボルネン系モノマーは、単独で使用しても
よく、また、2種以上を温合しても用いることができる
。好ましくは、経済性の面からシンクロペンタジェンを
50%以上含むものが良い。
三環体以上のノルボルネン系モノマーは、ジシクロペン
タジェン類を熱処理することによっても得ることができ
る(特願昭62−65669号)a熱処理の条件として
は、ジシクロペンタジェン類を不活性ガス雰囲気下、1
20〜250’C渦度で、0.5〜20時間加熱する方
式が挙げられる。この熱処理により、ペンタシクロペン
タデカジエンと未反応ジシクロペンタジェンを含む七ツ
マー混合物が得られる。
なお、上記三環体以上のノルボルネン系モノマーの1種
以上と共に開@徂合し得る2−ノルボルネンや5−メチ
ル−2−ノルボルネンなどの二環体のノルボルネン系モ
ノマ−1おるいはシクロブテン、シクロペンテン、シク
ロペンタジェン、シクロオクテン、シクロドデセンなど
の単環シクロオレフィンなどを、本発明の目的を損なわ
ない範囲で使用することができる。
(メタセシス触媒系) 反応射出成形される反応液には触媒や活性剤を入れるこ
とが好ましい。この触媒は、ノルボルネン系モノマーの
塊状重合用触媒として公知のメタセシス触媒系であれば
いずれでもよく(例えば、特開昭58−127728号
、同58−129013号、同59−51911@、同
60−79035号、同60−186511号、同6.
1.−126115号など)、特に制限はない。
メタセシス触媒としては、タングステン、モリブデン、
タンタルなどのハロゲン化物、オキシハロゲン化物、酸
化物、有機アンモニウム塩などが挙げられるが、適当な
例としては、六塩化タングステン、オキシ四塩化タング
ステン、酸化タングステン、トリドデシルアンモニウム
タングステート、メチル!・リカプリルアンモニウムタ
ングステート、[・す(トリデシル)アンモニウムタン
グステート、トリオクチルアンモニウムタングステート
などのタングステン化合物二五塩化モリブデン、オキシ
三塩化モリブデン、トリドデシルアンモニウムモリブデ
ート、メチルトリカプリルアンモニウムモリブデート、
トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデート、トリオ
クチルアンモニウムモリブデートなどのモリブデン化合
物二五塩化タンタルなどのごときタンタル化合物などか
ある。なかでも反応に使用するノルボルネン系モノマー
に可溶性の触媒を用いることが好ましく、その見地から
有機アンモニウム塩が賞月される。触媒がハロゲン化物
の場合には、アルコール系化合物やフェノール系化合物
で事前に処理することにより、触媒を可)8化すること
ができる。また、必要によりベンゾニトリルやテトラヒ
ドロフランなどのごときルイス塩基やアセチルアセトン
、アセト酢酸アルキルエステルなどのごときキレ−1〜
化剤を併用することができ、それにより早期重合を予防
することができろ。
活性剤(共融tR)としては、アルキルアルミニウムハ
ライド、アルコキシアルキルアルミニウムハライド、ア
リールオキシアルキルアルミニウムハライド、有機スズ
化合物などが挙げられるが、適当な例としては、エチル
アルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムモノク
ロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、ジエチル
アルミニウムイオダイド、エチルアルミニウムジクロリ
ド、プロピルアルミニウムジクロリド、プロピルアルミ
ニウムジアイオダイド、イソブチルアルミニウムジクロ
リド、エチルアルミニウムジブロミド、メチルアルミニ
ウムセスキクロリド、メチルアルミニウムセスキプロミ
ド、テトラブチルスズ、アルキルアルミニウムハライド
とアルコールとの予備反応生成物などがある。
これらの活性剤のなかでアルコキシアルキルアルミニウ
ムハライドヤアリールオキシアルキルアルミニウムハラ
イドは、触媒成分を混合した場合でも室温では適度なポ
ットライフを有するので、操作上有利である(例えば、
特開昭59−519118>。アルキルアルミニウムハ
ライドの場合は、触媒を混合すると即座に重合を開始す
るという問題があるが、その場合には活性剤とエーテル
類、エステル類、ケトン類、ニトリル類、アルコール類
などの調節剤を併用することにより重合の開始を遅らせ
ることができる(例えば、特開昭58−129013N
、同61−120814号)。もし、これらの調節剤を
使用しない場合には、短いポットライフのものでも使用
できるように装置上、操作上の配慮をする必要かある。
しかし、ポットライフが短い触媒系の場合は、反応が急
速に進むため反応熱を効率的に除去することが難しいの
で、25°Cでのポットライフが5分以上、好ましくは
10分以上、ざらに好ましくは30分以上のものを用い
るのがよい。
また、触媒、活性剤に加えてクロロホルム、四塩化炭素
、ヘキサクロロシクロペンタジェンなどのごときハロゲ
ン化炭化水素を併用してもよい(例えば特開昭60−7
9035号)。ざらに、四塩化錫、四Ja化ケイ素、塩
化マグネシウム、塩化ゲルマニウムなどのハロゲン化物
を併用してもよい。
メタセシス触媒は、ノルボルネン系モノマーの1モル対
し、通常、約0.01〜50ミリモル、好ましくは0.
1〜10ミリモルの範囲で用いられる。活性剤(共融r
s、)は、触媒成分に対して、通常、0.1〜200 
(モル比)、好ましくは2〜10(モル比)の範囲で用
いられる。
メタセシス触媒および活性剤は、いずれもモノマーに溶
解して用いる方が好ましいが、生成物の性質を本質的に
損なわない範囲であれば少量の溶剤に懸濁または溶解さ
せて用いてもよい。
(重合条件) 本発明においては、ノルボルネン系モノマーを所定形状
の型枠内に導入し、型枠中にメタセシス触媒系の存在下
に塊状重合せしめる重合方法により、波付管継手を成形
する。実質的に塊状重合であればよく、少量の不活性溶
剤が存在していてもかまわない。
好ましい波付管継手の製造法では、ノルボルネン系モノ
マーを二液に分けて別の容器に入れ、−方にはメタセシ
ス触媒を、他方には活性剤を添加し、二種類の安定な反
応溶液を調製する。この二種類の反応溶液を混合し、次
いで所定形状の型枠中に注入し、そこで1鬼状による開
環重合を開始し、波付管継手を得る。
本発明においては従来からRtM成形装置として公知の
衝突混合装置を、二種類の反応溶液を混合するために使
用することができる。この場合、二種類の反応溶液を納
めた容器は別々の流れの供給源となる。二種類の流れを
RIM機のミキシング・ヘッドで瞬間的に混合させ、次
いで、高温の成形金型中に注入し、そこで即座に塊状重
合させ本発明に係る波付管継手を得る。
このように、衝突混合装置を使用できろか、本発明の¥
tyiはそのような)捏合手段に限定されないことであ
る。空温におけるポットライフが1時間以上もあるよう
な場合には、ミキサー中で二種類の反応溶液の混合が完
了してから、予備加熱した金型中へ1回もしくは数回に
わたって射出あるいは注入してもよい(例えば特開昭5
9−51911号参照)。この方式の場合には、衝突混
合装置に比較して、装置を小型化することができるので
経済的であり、また低圧で操作可能という利点を有する
また、本発明では二種類の反応溶液を使用する場合に限
定されない。当業者でおれば容易に理解しつるように、
例えば第三番目の容器に反応液と添7Jul剤を入れて
第三の流れとして使用するなど各種の変形が可能である
金型温度は50’C以上、好ましくは60〜200 ’
C1特に好ましくは90〜130℃である。
金型圧力は通常0.1〜’100KFI/crttの範
囲内である。
重合時間は適宜選択すればよいが、通常は約20分より
短かく、好ましくは5分以下であるが、それより長くて
もよい。
なお、重合反応成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲
気下で貯蔵し、また操作しなければならない。成形金型
は不活性ガスでシールしてもよいが、しなくてもかまわ
ない。
(任意成分) 充填剤、顔料、着色剤、酸化防止剤、エラストマーやジ
シクロペンタジェン系熱重合樹脂などの高分子改質剤等
の種々の添り0剤を配合することにより、本発明の波付
管継手の特性を改質することができる。
添7]0剤は予め反応溶液のいずれか一方または双方に
混合しておくか、あるいは金型のギヤビティーに入れて
おく。
充填剤にはガラス、カーボンブラック、タルク、炭酸カ
ルシウム、雲母などの無機質充填剤が必る。
酸化防止剤としては、フェノール系、リン系、アミン系
など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止剤がある。こ
れらの酸化防止剤は、単独で用いてもよいが、併用する
こともできろ。配合割合は、ノルボルネン系ポリマーに
対し0.5重ff1%以上、好ましくは1〜3重四%で
ある。
高分子改質剤には、エラストマーや熱重合DCP樹脂な
どかある。例えば、エラストマーを配合するとポリマー
の衝撃強度を高めることができ、熱重合DCP樹脂を配
合すると曲げ弾性率をさらに改質することができる。高
分子改質剤は、通常、反応溶液に添加し溶解させて使用
する。
エラストマーとしては、天然ゴム、ポリブタジェン、ポ
リイソプレン、スチレン−ブタジェン共重合体(SBR
)、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体
(SBS> 、スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SIS)、エチレン−プロピレン−ジェン
ターポリマー(EPDM)、エチレン酢酸ビニル共重合
体(EVA)およびこれらの水素化物などがある。
エラストマーやDCP系熱重合樹脂を添加することによ
り、七ツマ−を含む反応溶液が低粘度である場合には、
その反応溶液の粘度を適度なものに調節することができ
る。゛また、これらの高分子改質剤は、モノマー反応溶
液の凝固点を低下させるので、凝固点の高いモノマーを
使用した場合でも七ツマー反応溶液が凝固せず反応射出
成形における操作性が改質される。逆に、モノマー反応
溶液の粘度が低すぎる場合には、ジシクロペンタジェン
系樹脂の添加ににり適度な粘度に調節することができる
ので、同様に操作性が改質される。
これらの高分子改質剤の配合割合は適宜定め得るが、七
ツマー100重呈部に対し、エラストマーの場合は通常
0.5〜20重量部、好ましくは1〜15重列部で必り
、熱重合DCP樹脂の場合には0.5〜150重屑部、
好ましくは20〜50重里部で必ろ。
実力色例 以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。なお、部みよび%は、特に断わりのな
い限り重量排県である。
実施例1 ジシクロペンタジェン(DCP>にスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体(フィンタック3420、日本ゼオ
ン社製)を溶解しゴム分3%の七ツマー溶))夕を得た
。この溶液を2分し、一方にはDCPに対しジエチルア
ルミニウムクロリド(DEAC)を41ミリモル濃度、
n−プロピルアルコールを49.2ミリモル濃度となる
ようにそれぞれ添ハuしてA液を調製した。
他方、DCPに対し、トリ(ドデシル)アンモニウムモ
リブデートを21ミリモル)門磨となるように添加し、
これをB液とした。
両反応液を第1図に示す波付管継手10を成形するため
の空間容積を有する、90’Cに加熱された金型中へ面
突混合装置を用いて1:1の比率で混合し、注入圧40
 Kg/ cttxで注入した。注入時間は約7秒であ
った。注入終了30秒後に急激に発熱し反応が始まった
。そして、金型内で計3分間反応を行なった。これら一
連の操作は窒素ガス雰囲気下で実施した。
得られた各成形品のガラス転移温度(Tg>は約85°
C1引張強度は500に’J/cta、曲げ弾性率は、
19 、 OOOK’j/cmで8r)ッた。また比率
は1.03であった。
次に、このようにして得られた波付管継手の技術的効果
を確認するために行なった実験結果を示す。
■水密性試験 直径的1000rrRのボリエヂレン製波付管の長さ4
RX2本を本発明に係る前記継手で取付けて、両端1T
rL地点に高さ200簡の荷台を置いて、継手部に地面
に接している状態にした。その中に水を張り、1時間保
持、水密性に問題ないことを確認した。
■耐酊撃性試験 前記4mx2木の波付管に、本発明に係る継手を取付け
たものを、高さ3mの所から落下テストを行なった。1
0個について試験を繰り返した結果、1つも割れを生じ
なかった。比較のためハンドレイアップで作成した従来
の不飽和ポリエステル製継手で同様の試験を行なった結
果、10個中3個が破壊した。
■輸送上の利点 直径1000m/m波付管と継手を同時に輸送する際、
本発明側の継手は直径1000u/Trt、の波(=l
管の中に弾性変形せしめ容易に入れられた。
ハイドレイアップのFRPは剛性が高いため波付管の中
には入らず輸送容積を多く必要とした。
■安全性 本発明の継手はガラス繊維を使用していないため取付作
槃が容易でおった。表面にカラス繊維の飛び出しもなく
平滑であり作業Qの手などを偏つけることはなかった。
発明の詳細 な説明してきたように、本発明に係る波例管継手によれ
ば、三環体以上のノルボルネン糸上ツマ−を反応射出成
形法によって成形することにより波付管継手を閏成して
いるため、ガラス繊維等の強化材を混入することなく、
使用用途に耐え得る引張強度、曲げ剛性、及び耐衝撃性
を当該波付管継手が有することになる。しかも、ガラス
繊維等を混入していない本発明に係る波付管継手にあっ
ては、しなやかさが従来t〃に比較して向上し、使用に
際して波付管の端部外周面に密着してシール性が向上す
ると共に、在庫時や輸送時に、たとえば波付管内に当該
波付管継手を弾性変形させて入れることが可能になり、
在庫容積ないしは輸送容積を削減することができる。ま
た、ガラス繊維等の強化材を含まない溝成なので、波付
管継手の比重が軽くなり、取扱いが楽になると共に、ガ
ラス繊維等が表面に露出して作業者の手を傷付けること
もない。しかも、本発明に係る波付管継手を溝成する胴
部に形成された突部か各波付管の外周面に形成された凹
部に係合するようになっているので、波付管相互が容易
に外れることがないと共に、この突部と凹部の係合によ
って、波付管接合端部隙間から漏出してスパイラル状の
四部に冶っ゛て流出しようとする流体の漏洩を確実に防
止することもできる。
さらに、本発明に係る波付管継手は、反応q・1出成形
法によって成形されるため、製造か容易となり、大量生
産か可(iLとなる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る波付管継手の使用状態
を示す斜視図、第2図は第1図に示す■−U線に沿う断
面図でおる。 10・・・波付管継手   12.”14・・・波付管
16・・・突き合せ端部  18・・・胴部20・・・
フランジ部   24・・・突部代理人  弁理士  
鈴 木 俊一部 第  1  図 第  2  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スパイラル状の凹凸が周面に形成された波付管の端
    部相互を突き合わせた状態で、これら波付管の両端部外
    周を外側から締め付け、波付管の両端部を接合する波付
    管継手において、 三環体以上のノルボルネン系モノマーを含む反応原液を
    金型内で開環重合させ、 前記波付管の両端部外周を覆う胴部と、当該胴部に形成
    され、前記波付管の外周面に形成された凹部に係合する
    突部と、前記胴部の周方向両端に形成されたフランジ部
    とを一体に成形してなる波付管継手。
JP62269986A 1987-10-26 1987-10-26 波付管継手 Expired - Lifetime JPH0792170B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0457342A2 (en) * 1990-05-17 1991-11-21 Nippon Zeon Co., Ltd. Pipe with integrally moulded coupler and method therefor
KR19990030743A (ko) * 1997-10-04 1999-05-06 조용래 나선파형관의 연결접속부 누수방지 구조
US9326396B2 (en) 2012-04-27 2016-04-26 Lenovo (Singapore) Pte Ltd Electronic equipment casing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR19990030743A (ko) * 1997-10-04 1999-05-06 조용래 나선파형관의 연결접속부 누수방지 구조
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