JPH01111119A - 表面溶融炉のスラグ空冷取出し装置 - Google Patents

表面溶融炉のスラグ空冷取出し装置

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JPH01111119A
JPH01111119A JP26809587A JP26809587A JPH01111119A JP H01111119 A JPH01111119 A JP H01111119A JP 26809587 A JP26809587 A JP 26809587A JP 26809587 A JP26809587 A JP 26809587A JP H01111119 A JPH01111119 A JP H01111119A
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JP
Japan
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slag
chamber
pit
pressure adjustment
melting furnace
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Pending
Application number
JP26809587A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Eura
江浦 浩
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH01111119A publication Critical patent/JPH01111119A/ja
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表面溶融炉のスラグを空冷しで取出す装置に
関する。
(従来の技術) ごみ、汚泥、都市ごみ焼却残渣等を処理するために、こ
れらを溶融してスラグにする表面溶融炉が使用されてい
る (「クボタ技報」第6巻第2号、1981年12月
、第168〜176頁)。その−例を第2図に示す。
表面溶融炉は供給ホッパー21、主燃焼室22、二次燃
焼室23等から構成される。主燃焼室22は燃焼装置2
4を組み込んだ天井部25と被処理物26とによって形
成される逆円錐形であり、被処理物26自身の燃焼熱を
溶融熱源として利用できるので熱効率が良い。炉の形式
は内筒27、外筒28による竪型回転炉で、被処理物は
供給ホッパー21へ供給しながら炉回転装置29で外筒
28を回転することにより全周均一に主燃焼室22へ供
給される。また主燃焼室22の天井部25、内筒27を
炉天井昇降装置30で上下動させることにより炉負荷を
調整できる。被処理物26は燃焼、溶融して溶融スラグ
化し、高温の燃焼〃スとともに炉底部のスラグボート3
1から連続的に流下する。
第3図は主燃焼室22内の燃焼状態を示す。外筒28の
回転により定量的に切り出された被処理物26は、炉天
井部25からの輻射熱により、■まず水分が蒸発し、■
有機物が熱分解を起こしてガス化し、■燃焼する。その
燃焼熱によって■残った無機物が溶融し、スラグとなっ
て流下する。
この時スラグと高温の燃焼ガスは並流で流れ、スラグの
流動性を維持するための熱量は排ガスから供給される。
このためスラグの排出用熱源は不要である。
流下した溶融スラグは二次燃焼室23下部の水冷ピット
14に蓄えられた水で急冷され、コンベア15により安
全な状態で取り出される。表面溶融炉を操業するには内
圧を30〜50IIIIIIAq負圧にするのが良いこ
とが知られているが、水冷ピット14はスラグを水冷す
るだけでなく、内圧を保ちながらスラグを取出すシール
の機能も有する。
燃焼ガスは二次燃焼室23から煙道33を通して余熱利
用設備、排ガス処理設備等へ導かれる。
この表面溶融炉は被処理物自身の燃焼熱で灰分を溶融さ
せるので溶融効率が高く、スラグからの重金属の溶出は
検出限界以下なのでスラグは路床材や路盤材など土木資
材に有効利用でき、またスラグは被処理物を最大限に減
容したもので、焼却灰の1/3程度の容積となる等の利
点を有する。
(発明が解決しようとする問題点) 表面溶融炉は以上のように種々の利点を有しているが、
得られるスラグは水冷という急激な冷却を受ける。水冷
スラグはその急激な冷却のためスラグの結晶の粗密の差
が激しく、強度的に弱くなり、建築用資材としての利用
価値が低いものとなる。
スラグの強度特性の良いものを得るためにはスラグを空
冷すれば良い。しかし、内圧を保持するためスラグピッ
トにおいても気密を保つ必要があること、スラグはスラ
グポートから約1000〜1400aIIIlφのドー
ナツ状に滴下し、その温度は1400〜1500℃で、
スラグピットの雰囲気も800〜1200℃と高温にな
ること等の制約があり、現在スラグを空冷して取出す装
置はない。
本発明は表面溶融炉の利点を生かしつつさらに利用価値
の高い空冷スラグを得ることのできる装置を提供する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、被処理物を溶融させてスラグにする表面溶融
炉のスラグ取出し装置において、スラグピット室と大気
との間に圧力調整室を設け、スラグピット室と圧力調整
室との間および圧力調整室と大気との間にシールグンパ
ーを設け、スラグピット室の水冷ピット上部から圧力調
整室を経て大気中に通じる台車用軌道を設け、スラグ受
け皿を有する台車を軌道上に配置したことを特徴とする
表面溶融炉のスラグ空冷取出し装置である。圧力調整室
をスラグピット室の両側に設け、スラグ受け皿を有する
台車を直列に所定の間隔を保って2台配置することは好
ましい。
(作用) スラグ受け皿を有する台車を、圧力調整室な介してスラ
グピット室と大気との間を移動させることにより、炉内
圧を保持しつつスラグを空冷し、取出すことが可能とな
る。圧力調整室を2室設け、スラグ受け皿を有する台車
を2台配置した場合は、空冷スラグの取出し率をより高
くできる。
(実施例) 第1図に示したスラグ空冷取出し装置は、第2図に示し
た表面溶融炉のスラグピット室1以下の部分に相当する
。スラグピット室1にはスラグボート31から溶融スラ
グがドーナツ状に流下する。
本実施例は圧力調整室を2室、スラグ受け皿を有する台
車を2台使用する例である。スラグピット室1の両側に
圧力調整室2a、2bを設ける。スラグピット室1と圧
力調整室2a、2bとの間、圧力調整室2a、2bと大
気との間はシールグンパー3a、3b14a、4dによ
り気密を保つ。圧力調整室2a、2bには圧力調整装置
5a、5bを設ける。
スラグの空冷および取出しにはスラグの高温に耐える材
料で構成したスラグ受け皿6a、6bを載せた2台の台
車7a、7bを用いる。スラグピット室1の水冷ピット
14の上部から両側に圧力調整室2a、2bを通って大
気中までレール9が敷かれている。2台の台車7a、7
bはワイヤロープ1゜で連結され、さらにこれらは両側
の巻取りドラム11にも連結され、巻取りドラム11で
巻取ることにより所定の間隔を保って2台同時にレール
9上を移動する。圧力調整室の両件側にはスラグ受け皿
を転倒するための転倒装置12およびシュート13が設
けである。
シールグンp<−3as 3 bs 4 as 4 d
の下にはレール9、ワイヤロープ10を通すので、気密
が保てるようスラグピット室1、圧力調整室2a、2b
の下部には水8を30〜501程度はっておく。
台車用軌道としてはこの例のようなレールに限らず、台
車7a、7bの車輪を案内して移動させることのできる
ものであればよく、また台車移動の動力もワイヤロープ
に限定されるものではない。そして、シールダンパー下
部に気密を保つために邪魔になるものがなく、シールダ
ンパーのみで気密を保つことができるのであれば水8は
必要ない。
スラグピット室1の下部は水冷ピット14になっており
、コンベア15により水冷スラグを取出すことも可能と
しである。本例では水冷ピット14の水とシールダンパ
ー下部の気密保持用の水8とを共用している。
本例ではスラグ受け皿を有する台車は2台備えであるの
で、スラグ受け皿6bをスラグピット室1内に配置して
スラグを受けている最中、他方のスラグ受け皿6aは大
気中でスラグの空冷、転倒排出等を行う。
スラグ受け皿6bがスラグで満たされたらスラグ受け皿
6aと交換する。まず、シールダンパー4a、3bを開
き、右側の巻取りドラム (図示しない)でワイヤロー
プ10を巻取ることにより台車7aを圧力調整室2aへ
、台車7bを圧力調整室2bへ移動させる。次にシール
ダンパー4a。
3bを閉じ、圧力調整室2a内の圧力を圧力調整装ff
i 5 aによりスラグピット室1内の圧力と同一に調
整する。その後シールダンパー3a、4bを開き、右側
の巻取りドラムを巻取ることにより台車7aをスラグピ
ット室1内へ、台車7bを大気中へ移動させる。大気中
へ移動させたスラグ受け皿6b上のスラグは必要に応じ
て適宜大気中でも空冷し、転倒装置により排出する。
この間、スラグピット室1内にスラグ受け皿が存在しな
い時は、スラグは水冷ピット14で水冷され、コンベア
15により取出されるので、表面溶融炉の運転を中断す
る必要はなく、連続運転が可能である。
この例は圧力a整置な2室設け、スラグ受け皿を有する
台車を2台配置したものであるが、第1図のスラグピッ
ト室1より右側の部分を削除し、圧力調整室を1室、ス
ラグ受け皿を有する台車を1台とした構成も可能である
。この場合は、スラグ受け皿を大気中へ移動し、スラグ
を転倒排出し、またスラグピット室1へ戻すまではスラ
グを水冷ピット14により水冷することになり、圧力調
整室を2室、スラグ受け皿を有する台車を2台とした場
合よりも水冷スラグの割合が大きくなる。
(発明の効果) 本発明により炉内の圧力を保持しながらスラグを空冷し
て取り出すことが可能となる。これにより、表面溶融炉
の利点を生かしつつ利用価値の高い空冷スラグを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(、)〜(c)は本発明の一実施例を示す図であ
り、同図(a)は断面図、同図(b)はA矢視図、同図
(e)はB矢視図、 第2図は従来の表面溶融炉を示す図、 tl&3図は表面溶融炉の主燃焼室内における燃焼状態
を示す図である。 1・・・スラグピット室、2a、2b・・・圧力調整室
、3a、 3b、 4a、 4b−シールダンパー、5
a、5b・・・圧力調整装置、6a、6b・・・スラグ
受け皿、7a。 7b・・・台車、8・・・水、9・・・レール、10・
・・ワイヤロープ、11・・・巻取りドラム、12・・
・転倒装置、13・・・シュート、14・・・水冷ピッ
ト、15・・・コンベア、2・1・・・供給ホッパー、
22・・・主燃焼室、23・・・二次燃焼室、24・・
・燃焼装置、25・・・天井部、26・・・被処理物、
27・・・内筒、28・・・外筒、29・・・炉回転装
置、3o・・・炉天井昇降装置、31・・・スラグボー
ト、32・・・燃焼装置、33・・・煙道。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被処理物を溶融させてスラグにする表面溶融炉の
    スラグ取出し装置において、スラグピット室と大気との
    間に圧力調整室を設け、スラグピット室と圧力調整室と
    の間および圧力調整室と大気との間にシールダンパーを
    設け、スラグピット室の水冷ピット上部から圧力調整室
    を経て大気中に通じる台車用軌道を設け、スラグ受け皿
    を有する台車を軌道上に配置したことを特徴とする表面
    溶融炉のスラグ空冷取出し装置。
  2. (2)圧力調整室をスラグピット室の両側に設け、スラ
    グ受け皿を有する台車を直列に所定の間隔を保って2台
    配置した特許請求の範囲第1項記載の表面溶融炉のスラ
    グ空冷取出し装置。
JP26809587A 1987-10-26 1987-10-26 表面溶融炉のスラグ空冷取出し装置 Pending JPH01111119A (ja)

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JP26809587A JPH01111119A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 表面溶融炉のスラグ空冷取出し装置

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JP26809587A Pending JPH01111119A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 表面溶融炉のスラグ空冷取出し装置

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JP (1) JPH01111119A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331940A (en) * 1992-03-09 1994-07-26 Unisia Jecs Corporation Engine control with positive crankcase ventilation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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