JPH01110665A - メルカプトフェノールの製造方法 - Google Patents

メルカプトフェノールの製造方法

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JPH01110665A
JPH01110665A JP62266238A JP26623887A JPH01110665A JP H01110665 A JPH01110665 A JP H01110665A JP 62266238 A JP62266238 A JP 62266238A JP 26623887 A JP26623887 A JP 26623887A JP H01110665 A JPH01110665 A JP H01110665A
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JP
Japan
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reaction
phenol
sulfur chloride
reductive decomposition
organic solvent
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JP62266238A
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English (en)
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Masami Haga
芳賀 雅美
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0393Flexible materials
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/381Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by special treatment of the substrate

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はメルカプトフェノールの製造方法に関し、詳
しくは殊に感熱記録紙用顕色剤として有用な1.7−ジ
(4−ヒドロキシフェニルチオ) −3,5−ジオキサ
へブタンの原料であるトメルカプトフェノールの工業上
有利な製造方法に関するものである。
[従来の技術] 感熱記録紙用顕色剤として有用な1.7−ジ(トヒドロ
キシフェニルチオ)−3,5−ジオキサへブタンは、フ
ェノールと塩化イオウとを反応させて、まずビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルフィドを製造し、次いでこの
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィドを還元分解
して4−メルカプトフェノールを製造し、最後に、この
4−メルカプトフエノールとビス(2−ハロエトキシ)
メタンとを反応させて製造される(特開昭50−242
33号公報、特開昭60−190756号公報)。
このような工程において、従来、フェノールと塩化イオ
ウとを反応させビス(トヒドロキシフェニル)スルフィ
ドを製造し、ついで還元分解してトメルカプトフェノー
ルを製造する工程は、反応の制御が困難であったり、副
反応生成物が増加したりして、工業的規模における実用
上有効な製造プロセスの構築がなされていないのが現状
であっtこ 。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は、従来の前記問題点を解消して、効率のよい
、しかも工業的規模においてきわめて有用なメルカプト
フェノールの製造方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 発明者は前記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結
果、フェノールと塩化イオウとを反応させてビス(ヒド
ロキシフェニル)スルフィドを製造する工程およびヒス
(ヒドロキシフェニル)スルフィドを還元分解してメル
カプトフェノールを製造する工程において、それぞれ特
定の溶媒を用い、また特定の反応形式を採用することに
よって、メルカプトフェノールの収率を向上させること
ができ、しかも使用する溶媒の回収、再使用が容易であ
り、目的生成物の分離や排出する酸性水の処理等が効率
的に行われるということを見い出し、この知見に基づい
てこの発明をなすに至った。
すなわち、この発明はフェノールと塩化イオウとを反応
させてヒス(ヒドロキシフェニル)スルフィドを得、こ
のビス(ヒドロキンフェニル)スルフィドを還元分解し
てメルカプトフェノールを製造するにあたり、下記A〜
Eかも選ばれた少なくともlの工程を経ることを特徴と
するメルカプトフェノールの製造方法 A フェノールと塩化イオウとの反応を水溶性有機溶媒
中で行う工程。
B フェノールを水溶性有機溶媒に溶解した溶液および
塩化イオウをそれぞれ10’C!以下に冷却して反応に
供する工程。
Cフェノールと塩化イオウとを断熱反応させる工程。
D ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィドを一次およ
び二次の二段階で還元分解する工程。
E 一次還元分解して得られる生成物から水溶性有機溶
媒を除去した後、親油性溶媒を添加して二次還元分解す
る工程。
を提供する。
この発明においては、まずフェノールと塩化イオウとを
反応させてビス(ヒドロキシフェニル)スルフィドを製
造する。この反応工程においてはフェノールを水溶性有
機溶媒に溶解させた溶液を調製し、この溶液と塩化イオ
ウとを接触させて反応させることを特徴とする。
ここで用いる水溶性有機溶媒は、次の3種に大別するこ
とができる。
(1)炭素数が1〜4のアルコール。
例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、i−プロピルアルコール、ブチルア
ルコールなどか好適に使用することができる。
(2)式R−(OC[I、C■、)n−OR’で表わさ
れるエチレンオキシド類(式中、R,R’=水素原子ま
たは炭素数1〜6のアルキル基またはアセトキシ基)。
この式に該当する具体的な化合物としては、nの数値に
応じ、次のものをそれぞれ使用することができる。
n=1の場合の化合物例 エチレングリコール、エチレングリコールモノアルキル
エーテル、エチレングリコールジアルキルエーテル、エ
チレングリコールモノアセテート、エチレングリコール
ジアセテート、エチレングリコールモノアルキルエーテ
ル七ノアセテート。
n=2の場合の化合物例 nジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノア
ルキルエーテル ノアルキルエーテル、ジエチレングリコール七ノアセテ
ート、ジエチレングリコールジアセテート、ジエチレン
グリコールモノアルキルエーテルモノアセテート。
n=3の場合の化合物例 トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノ
アルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキル
エーテル、トリエチレングリコールモノアセテート、ト
リエチレングリコールジアセテート、トリエチレングリ
コールモノアルキルエーテルモノアセテート。
n=4の場合の化合物例 テトラエチレングリコール、テトラエチレングリコール
モノアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジア
ルキルエーテル、テトラエチレングリコールモノアセテ
ート、テトラエチレングリコールジアセテート、テトラ
エチレングリコールモノアルキルエーテル七ノアセテー
ト。
n=5の場合の化合物例 ペンタエチレングリコール、ペンタエチレングリコール
モノアルキルエーテル、ペンタエチレングリコールジア
ルキルエーテル、ペンタエチレングリコールモノアセテ
ート、ペンタエチレングリコールジアセテート、ペンタ
エチレングリコールモノアルキルエーテル七ノアセテー
ト。
前記式中の置換基としての炭素数1〜6のアルキル酸は
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル
、ペンチル、ヘキシル等が好適である。
(3)炭素数3〜6の環状エーテル。
たとえば、下記式に示すテトラヒドロ7ラン、テトラヒ
ドロピラン、オキセパン、ジオキソラン、ジオキサン、
トリオキサン、トリオキサシクロノナンを使用すること
ができる。
このフェノール溶液のフェノール濃度に特に制限はない
が、通常は1〜60重量%、好ましくは3〜30重量%
である。
フェノールと反応させる塩化イオウは一塩化イオウ(5
2C1l、)が好ましく、フェノール1モルに対して通
常は0.2S〜2モル、好ましくは0.4〜1モル使用
する。
この反応工程において、水溶性有機溶媒を用いることに
よって、後の工程、一次還元分解工程および水溶性有機
溶媒の回収、再使用の工程がきわめて有利に展開される
すなわち、フェノールと塩化イオウとの反応によって塩
化水素が生成するが、この塩化水素は大部分反応液中に
溶存する。したがって一次還元分解工程において、あら
ためて塩酸等の鉱酸を添加しなくてもよいという利点が
ある。また、還元分解にあたって添加される鉱酸は、通
常は水溶液の形態で添加されるが、水溶性有機溶媒は一
般に水と共沸組成を形成し、定量的に回収して再使用す
ることは困難である。しかるに、この発明においては、
一次還元分解工程において水が添加されないため、水溶
性有機溶媒が容易に回収でき、再使用に供されるという
利点がある。
この発明においては、前記フェノールの水溶性有機溶媒
溶液と塩化イオウを反応槽に供給して反応を行わせる。
この両者の供給にあたってそれぞれを冷却することを特
徴とする。冷却に際しては10〜−60°C1好ましく
は5〜−30℃とするのが望ましい。10℃を越える温
度で供給すると発熱による反応温度の上昇で副反応が促
進され、また、−60°Cを下まわる温度で供給すると
反応が起こり難くなるので好ましくない。
この発明においては、前記のとおり、フェノールの水溶
性有機溶媒溶液と塩化イオウとをそれぞれ冷却して反応
槽に供給して反応を行うが、この反応を断熱反応させる
ことを特徴とする。すなわち、ここにおける反応は発熱
反応であるが、その反応の進行によって発生する反応熱
の除去操作を講じないで、外界と断熱した状態で一通路
形の反応を行う。発熱反応でありかつきわめて反応速度
が大きいため、断熱反応を行うことにより短時間で安定
した反応を行わせることができ、工業上有利である。
この反応工程では断熱反応を行わせるが、反応温度は供
給するフェノール溶液の濃度、使用した水溶性有機溶媒
の比熱、塩化イオウのモル数および供給原料の温度によ
って一律ではない。通常は−50℃〜100°C1好ま
しくは一30〜70°Cである。
反応形態は回分式でも連続式でもよく、撹拌の有無、反
応液の滞留時間に特に制限はない。工業的には、連続的
に両者を接触させ、撹拌しながら0.5〜30分間滞留
させるのが有利である。
なお、フェノールと塩化イオウとの反応では、主として
ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィドが生成するが
、このほかにもビス(ヒドロキシフェニル)トリスルフ
ィドやビス(ヒドロキシフェニル)テトラスルフィド等
のポリスルフィドも生成する。しかしながら、これらポ
リスルフィドは後の工程である還元分解により、いずれ
もメルカトフェノールとなる。
この発明においては、このようにして得たビス(ヒドロ
キンフェニル)スルフィドを還元分解スることによって
メルカプトフェノールを製造するが、この還元分解を一
次および二次の二段階で還元分解することを特徴とする
フェノールと塩化イオウとの反応によって得られたビス
(ヒドロキシフェニル)スルフィドは、いったん反応溶
液としてタンクに貯蔵されるのが実際的であり、次の一
次還元分解工程に供給される。
この発明における還元分解は、還元剤としてたとえば亜
鉛および/またはスズと鉱酸を使用することができる。
一次還元分解として、フェノールと塩化イオウを反応さ
せて得られた溶液と亜鉛および/またはスズとを接触さ
せ、溶液中に含まれている塩化水素と反応させて部分分
解を行う。前記したとおり、フェノールと塩化イオウの
反応は塩化水素を生成するが、大部分はガスとして系外
に出す、反応溶液中に溶存して残っている。すなわち、
新たに鉱酸を加えなくとも副生成物を利用して途中まで
還元分解することができるため、工業的には有利な方法
である。
さらに、この一次還元分解時に鉱酸を加えない理由とし
ては前記したとおり使用した水溶性有機溶媒の回収があ
る。鉱酸は通常水溶液の形で添加されるが、水溶性有機
溶媒は一般に水と共沸組成を形成し、定量的に回収して
再利用することはきわめて困難である。すなわちこの発
明においては、一次還元分解に水を加えずに部分分解さ
せるため、水溶性有機溶媒を定量的に回収し、フェノー
ルと塩化イオウとの反応の際の反応溶媒として再利用で
きるという利点を有している。
亜鉛またはスズは、粉末状、粒状、顆粒状、塊状なとで
供給され、フェノール1モルに対して0.25〜2モル
、好ましくは0.4〜1モル使用することかできる。常
圧において、反応温度は0〜150°C1好ましくは1
0〜100°Cで0.1〜8時間行うことにより、反応
溶液中に溶存していた塩化水素を消費するが、使用した
亜鉛および/またはスズが全量溶解した場合は、さらに
フェノール1モルに対し0.1〜1モルを追加すること
ができる。
こうして鉱酸を添加することなく一次還元分解を完了し
た後、溶媒を留去する。この回収された水溶性有機溶媒
は、フェノールと塩化イオウとの反応に再利用される。
つづいて、この発明においては前記一次還元分解生成物
に親油性有機溶媒を添加して溶液を調製し、これを二次
還元分解することを特徴とする。
ここに用いる親油性有機溶媒としては、たとえばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、モノクロルベンゼン、ジクロ
ルベンゼン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、シクロへブタン、石油エーテル、ベンジン、リ
グロイン、ナフサ、ガソリン、軽油、灯油などの炭化水
素油およびこれらの塩素化炭化水素化合物などを使用す
ることができる。
ここで、親油性有機溶媒を使用すると、還元分解反応が
完結した後に還元分解により副生じた金属塩および未反
応の鉱酸を水洗することにより容易に除去することがで
きるのできわめて有利である。
この溶液に鉱酸を加えて二次還元分解を行う。
鉱酸はH+イオンとしてフェノール1モルに対し、0.
3〜6当量、好ましくは0.6〜3当量使用する。
鉱酸として塩酸または硫酸またはこれらの水溶液を使用
することができる。二次還元分解における各種の条件は
一次還元分解条件に従って行うことができる。
この二次還元分解によって、分解反応を完結させる。
還元分解生成物に水を添加し、洗浄して油水分離を行い
、油相から溶媒を留去する。この回収された溶媒は、二
次還元分解に先立ち添加した親油性有機溶媒として再使
用される。
最後に溶媒を留去して得られる油状物を精密蒸留するこ
とによって、4−メルカプトフェノールを取得する。
[発明の効果] この発明のメルカプトフェノールの製造方法によれば、
90モル%以上の収率でメルカプトフェノールを得るこ
とができ、しかも使用する溶媒の回収、再使用が容易で
あり、目的生成物の分離等の後処理も効率的に行われ、
工業上きわめて有効なメルカプトフェノールの製造方法
が提供される。
このため、殊に感熱記録紙用顕色剤として有用な、1,
7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ) −3,5−ジ
オキサへブタンの原料の製造工業に多大の貢献をなすも
のである。
[実施例] 次に、実施例をあげてさらにこの発明の詳細な説明する
フェノールと塩化イオウの反応は連続式断熱反応で、一
次および二次還元分解および溶媒回収工程は回分式で行
い、最後に精密蒸留してトメルカプトフェノールを得た
(1)ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィドの製造 水溶性有機溶媒としてエチレングリコールモノエチルエ
ーテルを使用した。
フェノールと水溶性有機溶媒を混合溶解させるだめの撹
拌装置付き溶解槽と、原料を冷却させるための撹拌装置
および冷媒用ジャケットを備えた冷却槽2基、および断
熱材を施工した+0011の撹拌装置付き連続反応槽を
使用した。
フェノールと水溶性有機溶媒は、フェノール濃度が10
重量%になるように室温下で撹拌しながら溶解させ調製
した。この溶液を冷却槽の一方に600&9/hrの速
度で移送し、冷却槽にて撹拌しながら一5°Cに冷却し
た。他方、塩化イオウをもう一方の冷却槽に53.8k
g/hrの速度で移送し、冷却槽にて撹拌しながら一5
°Cに冷却した。これらの原料の予備調製操作は、全て
窒素気流下で行い、空気中の水分および酸素の混入を避
けた。
これらの冷却した原料を定量ポンプを使ってフェノール
溶液600ky/hr、塩化イオウS3.8kg/hr
の速度で断熱反応槽の底部から別々に圧入し、撹拌しな
がら反応を行った。反応液は、反応槽上部より原料の圧
入力で自然に流出させた。流出量は653.8kg/h
rで平均滞留時間は10分間であった。
反応槽内は運転開始後約30分間程度で10〜12°C
に安定化したため、反応液を中間製品タンクに移送して
貯蔵した。
(2)4−メルカプトフェノールの製造撹拌装置と加熱
用ジャケットを備えたl000fiのグラスライニング
製反応槽に排ガスラインを取付け、亜鉛末33.4kg
と前記(1)の工程で反応させた溶液6s3.8に9を
投入し、液温を60°Cに保ちながら30分間撹拌して
一次還元分解を行った。この際に、排ガスとして硫化水
素と水素が発生した。
引続き系内を20〜25mmHgに減圧し、液温を80
’C!に保ちながら溶媒のエチレングリコールモノエチ
ルエーテルを留去させた。この時留出した溶媒の量は、
仕込み量に対してほぼ定量的に回収された。
引続き系内を常圧にもどし、残液に親油性溶媒としてト
ルエン300kgを加えて撹拌しながら溶解させた。残
液には未反応の亜鉛末が残存しているため、液は懸渇状
態になった。
有機物が十分溶解した後、撹拌しながら35%塩酸水溶
液91.0に9を30分間に亘って添加し、さらに60
°Cで30分間撹拌して二次還元分解を9だ。この際に
、排ガスとして同様に硫化水素と2素が発生した。この
二次還元分解により定量的(反応は完結した。
反応液に水250kgを添加し、撹拌冷却しなが室温下
で洗浄を行った。洗浄後、水相を槽底部。
り抜きとって油水分離を行い、引続き液温を8(0Cま
で昇温して溶媒のトルエンを20〜25mm1lの減圧
下で留去した。この時留去した溶媒の量(仕込み量に対
しほぼ定量的に回収された。
このようにして、淡黄色の油状物8G、5kyを得、引
続き精密蒸留を行って、4−メルカプトフェノール75
.6に9 (ガスクロマトグラフィーによる純度99重
量%)を得た。フェノール基準による収は94モル%で
あった。
特許出願人 出光石油化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フェノールと塩化イオウとを反応させてビス(ヒドロキ
    シフェニル)スルフィドを得、このビス(ヒドロキシフ
    ェニル)スルフィドを還元分解してメルカプトフェノー
    ルを製造するにあたり、下記A〜Eから選ばれた少なく
    とも1の工程を経ることを特徴とするメルカプトフェノ
    ールの製造方法。 A フェノールと塩化イオウとの反応を水溶性有機溶媒
    中で行う工程。 B フェノールを水溶性有機溶媒に溶解した溶液および
    塩化イオウをそれぞれ10℃以下に冷却して反応に供す
    る工程。 C フェノールと塩化イオウを断熱反応させる工程。 D ビス(ヒドロキシフエニル)スルフィドを一次およ
    び二次の二段階で還元分解する工程。 E 一次還元分解して得られる生成物から水溶性有機溶
    媒を除去した後、親油性溶媒を添加して二次還元分解す
    る工程。
JP62266238A 1987-10-23 1987-10-23 メルカプトフェノールの製造方法 Pending JPH01110665A (ja)

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