JPH01110362A - 滅菌方法 - Google Patents
滅菌方法Info
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- JPH01110362A JPH01110362A JP62267370A JP26737087A JPH01110362A JP H01110362 A JPH01110362 A JP H01110362A JP 62267370 A JP62267370 A JP 62267370A JP 26737087 A JP26737087 A JP 26737087A JP H01110362 A JPH01110362 A JP H01110362A
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は病院等で使用する治療用器具類や食品工場、製
薬工場等で使用する器具類、容器類等あるいはこれらの
工場で製造された製品等に付着する微生物類の滅菌を行
う方法に関する。
薬工場等で使用する器具類、容器類等あるいはこれらの
工場で製造された製品等に付着する微生物類の滅菌を行
う方法に関する。
〔従来の技術］
従来、この種の滅菌方法としては■被滅菌処理物を収納
した容器内に高圧蒸気を導入して滅菌する高圧蒸気滅菌
法、■被滅菌処理物をオーブン内に収納し、大気圧雰囲
気下にて加熱する乾熱滅菌。
した容器内に高圧蒸気を導入して滅菌する高圧蒸気滅菌
法、■被滅菌処理物をオーブン内に収納し、大気圧雰囲
気下にて加熱する乾熱滅菌。
法、■被滅菌処理物を収納した容器内に酸化エチレンを
導入して加熱する化学的滅菌法等が知られている。
導入して加熱する化学的滅菌法等が知られている。
しかしながら■の方法では一旦容器内を減圧にした後、
高圧蒸気を導入して処理し、次いで乾燥、冷却を行う必
要があり、処理を行うための装置や処理操作が複雑とな
るとともに設備費も高く、多くのエネルギーを要するた
めに運転経費も高くつくという欠点がある。また■の方
法では２００℃程度の高温で加熱する必要があり、この
ため被滅菌処理物の材質によっては被滅菌処理物が焦げ
たり、発火する等、被滅菌処理物に変質をきたす虞れが
あった。更に■の方法に用いる酸化エチレンは猛毒であ
り、爆発性があり、処理作業に危険を伴うとともに、滅
菌処理終了までに１日程度かかり、また被滅菌処理物に
残留した酸化エチレンの除去を含め処理時間が長く効率
的でないという問題があった。
高圧蒸気を導入して処理し、次いで乾燥、冷却を行う必
要があり、処理を行うための装置や処理操作が複雑とな
るとともに設備費も高く、多くのエネルギーを要するた
めに運転経費も高くつくという欠点がある。また■の方
法では２００℃程度の高温で加熱する必要があり、この
ため被滅菌処理物の材質によっては被滅菌処理物が焦げ
たり、発火する等、被滅菌処理物に変質をきたす虞れが
あった。更に■の方法に用いる酸化エチレンは猛毒であ
り、爆発性があり、処理作業に危険を伴うとともに、滅
菌処理終了までに１日程度かかり、また被滅菌処理物に
残留した酸化エチレンの除去を含め処理時間が長く効率
的でないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、上記従来技術
の欠点を解決した滅菌方法を提供することを目的とする
。
の欠点を解決した滅菌方法を提供することを目的とする
。
即ち本発明は耐圧容器内に被滅菌処理物を収納して耐圧
容器内をＱ、２ａｔｗを超える分圧の酸素の存在下に大
気圧以上の圧力゛に加圧するとともに加熱することを特
徴とする滅菌方法を要旨とするものである。 − 本発明において酸素の存在下とは容器内に酸素のみが充
填されている場合、空気が充填されている場合、酸素と
他の気体（通常窒素、ヘリウム等の不活性気体が用いら
れるが、窒素が一般的である。）の混合物が充填されて
いる場合等が挙げられる。また加圧は０．２ａｔｗ＋を
超える分圧の酸素の存在下に行うが、酸素分圧がｌａｔ
＋ｗ’以上となるように行うことが好ましく、従うて酸
素のみによって加圧する場合は大気圧と等しい圧力以上
（即ち無加圧の場合も含む）が好ましく、空気を用いて
加圧する場合には約５ａｔ−以上に加圧することが好ま
しい。尚、加圧は特に酸素の分圧がｌａｔｍ以上、ｌｌ
ａｔｍ以下となるように行うことが好ましい。加熱温度
は５０〜２００℃、特に６０〜１４０℃が好ましい。ま
た加熱時間は被滅菌処理物の種類や汚染状態によっても
異なるが、通常４０〜８０分であり、平均して６０分程
度である。
容器内をＱ、２ａｔｗを超える分圧の酸素の存在下に大
気圧以上の圧力゛に加圧するとともに加熱することを特
徴とする滅菌方法を要旨とするものである。 − 本発明において酸素の存在下とは容器内に酸素のみが充
填されている場合、空気が充填されている場合、酸素と
他の気体（通常窒素、ヘリウム等の不活性気体が用いら
れるが、窒素が一般的である。）の混合物が充填されて
いる場合等が挙げられる。また加圧は０．２ａｔｗ＋を
超える分圧の酸素の存在下に行うが、酸素分圧がｌａｔ
＋ｗ’以上となるように行うことが好ましく、従うて酸
素のみによって加圧する場合は大気圧と等しい圧力以上
（即ち無加圧の場合も含む）が好ましく、空気を用いて
加圧する場合には約５ａｔ−以上に加圧することが好ま
しい。尚、加圧は特に酸素の分圧がｌａｔｍ以上、ｌｌ
ａｔｍ以下となるように行うことが好ましい。加熱温度
は５０〜２００℃、特に６０〜１４０℃が好ましい。ま
た加熱時間は被滅菌処理物の種類や汚染状態によっても
異なるが、通常４０〜８０分であり、平均して６０分程
度である。
以下、本発明の一実施例を図面に基き説明する。
本発明方法の実施には例えば、第１図に示す如き装置が
用いられる。この装置は断熱材１を内張すした耐圧容器
２を有し、被滅菌処理物３は耐圧容器２内の金網４上に
載置されて耐圧容器２内に収納される。耐圧容器２はＭ
５によって開放及び密閉が可能に構成されている。６は
耐圧容器２内に酸素、空気等の送り込み及び排出を行う
送排気弁、７は圧力計、８は温度センサー、９はヒータ
ーである。また１０は安全弁で万一過大な圧力が加わっ
たり、火災等による異常圧力上昇が生じると、安全弁１
０が開いて耐圧容器２内の過剰圧力が排出され、耐圧容
器２の破裂事故を未然に防止し得るよう構成されている
。上記装置では被滅菌処理物３を収納した後、蓋５によ
って耐圧容器２を密閉し、送排気弁６より酸素、空気等
を送り込んで耐圧容器内を所定圧力とするとともに、ヒ
ーター９によって所定の温度に加熱して処理するが、耐
圧容器内温度は温度センサー８によって検出され、この
温度データに基いて図示しない制御装置がヒーター９へ
の通電量を制御して耐圧容器内が所定の温度に保持され
、以て被滅菌処理物３の滅菌処理が行われる。
用いられる。この装置は断熱材１を内張すした耐圧容器
２を有し、被滅菌処理物３は耐圧容器２内の金網４上に
載置されて耐圧容器２内に収納される。耐圧容器２はＭ
５によって開放及び密閉が可能に構成されている。６は
耐圧容器２内に酸素、空気等の送り込み及び排出を行う
送排気弁、７は圧力計、８は温度センサー、９はヒータ
ーである。また１０は安全弁で万一過大な圧力が加わっ
たり、火災等による異常圧力上昇が生じると、安全弁１
０が開いて耐圧容器２内の過剰圧力が排出され、耐圧容
器２の破裂事故を未然に防止し得るよう構成されている
。上記装置では被滅菌処理物３を収納した後、蓋５によ
って耐圧容器２を密閉し、送排気弁６より酸素、空気等
を送り込んで耐圧容器内を所定圧力とするとともに、ヒ
ーター９によって所定の温度に加熱して処理するが、耐
圧容器内温度は温度センサー８によって検出され、この
温度データに基いて図示しない制御装置がヒーター９へ
の通電量を制御して耐圧容器内が所定の温度に保持され
、以て被滅菌処理物３の滅菌処理が行われる。
以下に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。
る。
実施例１〜２、比較例１
指標菌に指定されている加熱に対して最も抵抗力の強い
芽胞形成菌（Ｂａｃｉｌｌｕｓ ｓｔｅａｒｏｔｈｅｒ
ｍｏｐｈｉｌｕｓ）の芽胞（芽胞１１０’個）をろ紙に
付着させた試料を、第１図に示す装置の耐圧容器内に収
納し、耐圧容器内圧を空気によって第１表に示す圧力に
保持して１３０ ’Ｃに加熱処理した。処理後の試料を
所定の培養液中に浸漬し、５５℃で１週間培養を行った
時の培養液の汚濁の有無で滅菌処理において有効に滅菌
されているか否かを判定し、有効処理時間と無効処理時
間を求めた。結果を第１表にあわせて示す。尚、第１表
の圧力の項の括弧内は酸素分圧（単位はａ ｔｍ）を示
す。
芽胞形成菌（Ｂａｃｉｌｌｕｓ ｓｔｅａｒｏｔｈｅｒ
ｍｏｐｈｉｌｕｓ）の芽胞（芽胞１１０’個）をろ紙に
付着させた試料を、第１図に示す装置の耐圧容器内に収
納し、耐圧容器内圧を空気によって第１表に示す圧力に
保持して１３０ ’Ｃに加熱処理した。処理後の試料を
所定の培養液中に浸漬し、５５℃で１週間培養を行った
時の培養液の汚濁の有無で滅菌処理において有効に滅菌
されているか否かを判定し、有効処理時間と無効処理時
間を求めた。結果を第１表にあわせて示す。尚、第１表
の圧力の項の括弧内は酸素分圧（単位はａ ｔｍ）を示
す。
第１表
実施例３〜４、比較例２
耐圧容器内に第２表に示すガスにて、それぞれ１０ｋｇ
／ｃｉａ−Ｇに加圧して１３０℃で加熱した他は上記実
施例１〜２及び比較例１と同様にして滅菌処理を行い、
有効処理時間、無効処理時間を求めた。結果を第２表に
あわせて示す。尚、実施例３における酸素分圧はｌｌａ
ｔｍ、実施例４における酸素分圧は２．２ａｔｍ、比較
例２における酸素分圧はＯａｔｍである。
／ｃｉａ−Ｇに加圧して１３０℃で加熱した他は上記実
施例１〜２及び比較例１と同様にして滅菌処理を行い、
有効処理時間、無効処理時間を求めた。結果を第２表に
あわせて示す。尚、実施例３における酸素分圧はｌｌａ
ｔｍ、実施例４における酸素分圧は２．２ａｔｍ、比較
例２における酸素分圧はＯａｔｍである。
第２表
これら実施例、比較例より明らかなように、酸素分圧が
高いほど、また加圧圧力が大きいほど有効処理時間が短
くても良く、効率良い滅菌が行われる。
高いほど、また加圧圧力が大きいほど有効処理時間が短
くても良く、効率良い滅菌が行われる。
以上説明したように、本発明方法は被滅菌処理物を酸素
の存在下に大気圧以上の圧力に加圧する方法を採用した
ことにより、従来の高圧蒸気滅菌法に比べて短時間で滅
菌処理が行えるとともに、滅菌処理に用いる装置の操作
や保守が簡単でしかも運転経費が安（すみ、本発明の実
施に用いる耐圧容器は構造が単純なため製造や保守が容
易である。また本発明方法は、酸化エチレンを用いる化
学減面法のように爆発や中毒の虞れがない。更に本発明
方法では大気圧を超える圧力で加圧して加熱した場合に
は耐圧容器内に乱流が生じるとともに、熱伝導度も大き
くなり被滅菌処理物の温度を短時間で均一に昇温しで加
熱処理できる。しかも微生物体の一部を構成する不飽和
油脂は高酸素分圧下では常圧の空気中よりも低温で熱酸
化分解される光め、特にｌａｔｍ以上の分圧を有する酸
素の存在下に加熱するときわめて滅菌効果が高く、例え
ば空気で１０ｋｇ／ｃｆｆｌ・Ｇに加圧した場合（絶対
圧でｌｌａｔｍであり、酸素分圧は２．２ａｔｍ ）
、１３０℃で６０分程度の加熱ですみ、この程度の温度
、時間の加熱では微生物体を構成する不飽和油脂は熱酸
化分解されても通常の有機物は変質したり発火したりす
ることがないから、従来の乾熱滅菌法のように被滅菌処
理物に変質をきたすことなく、滅菌処理を行い得る等の
効果を有する。
の存在下に大気圧以上の圧力に加圧する方法を採用した
ことにより、従来の高圧蒸気滅菌法に比べて短時間で滅
菌処理が行えるとともに、滅菌処理に用いる装置の操作
や保守が簡単でしかも運転経費が安（すみ、本発明の実
施に用いる耐圧容器は構造が単純なため製造や保守が容
易である。また本発明方法は、酸化エチレンを用いる化
学減面法のように爆発や中毒の虞れがない。更に本発明
方法では大気圧を超える圧力で加圧して加熱した場合に
は耐圧容器内に乱流が生じるとともに、熱伝導度も大き
くなり被滅菌処理物の温度を短時間で均一に昇温しで加
熱処理できる。しかも微生物体の一部を構成する不飽和
油脂は高酸素分圧下では常圧の空気中よりも低温で熱酸
化分解される光め、特にｌａｔｍ以上の分圧を有する酸
素の存在下に加熱するときわめて滅菌効果が高く、例え
ば空気で１０ｋｇ／ｃｆｆｌ・Ｇに加圧した場合（絶対
圧でｌｌａｔｍであり、酸素分圧は２．２ａｔｍ ）
、１３０℃で６０分程度の加熱ですみ、この程度の温度
、時間の加熱では微生物体を構成する不飽和油脂は熱酸
化分解されても通常の有機物は変質したり発火したりす
ることがないから、従来の乾熱滅菌法のように被滅菌処
理物に変質をきたすことなく、滅菌処理を行い得る等の
効果を有する。
図面は本発明の一実施例を示し、第１図は本発明方法の
実施に用いる装置の縦断面略図である。 ２・・・耐圧容器 ３・・・被滅菌処理物６・・・送
排気弁 ９・・・ヒーター第１図
実施に用いる装置の縦断面略図である。 ２・・・耐圧容器 ３・・・被滅菌処理物６・・・送
排気弁 ９・・・ヒーター第１図
Claims (2)
- （１）耐圧容器内に被滅菌処理物を収納して耐圧容器内
を０．２ａｔｍを超える分圧の酸素の存在下に大気圧以
上の圧力に加圧するとともに加熱することを特徴とする
滅菌方法。 - （２）耐圧容器内を６０〜１４０℃に加熱する特許請求
の範囲第１項又は第２項記載の滅菌方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62267370A JPH01110362A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 滅菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62267370A JPH01110362A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 滅菌方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01110362A true JPH01110362A (ja) | 1989-04-27 |
| JPH0344536B2 JPH0344536B2 (ja) | 1991-07-08 |
Family
ID=17443891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62267370A Granted JPH01110362A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 滅菌方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01110362A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002102422A1 (en) * | 2001-06-15 | 2002-12-27 | Flow International Corporation | Method and appartus for high pressure treatment of substances under controlled temperature conditions |
| US6804459B2 (en) | 2001-06-15 | 2004-10-12 | Flow International Corporation | Method and apparatus for changing the temperature of a pressurized fluid |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493494A (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-12 | ||
| JPS5536339A (en) * | 1978-09-01 | 1980-03-13 | Chuo Rika Kogyo Kk | Production of thick heat resistant paper cloth |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP62267370A patent/JPH01110362A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493494A (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-12 | ||
| JPS5536339A (en) * | 1978-09-01 | 1980-03-13 | Chuo Rika Kogyo Kk | Production of thick heat resistant paper cloth |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002102422A1 (en) * | 2001-06-15 | 2002-12-27 | Flow International Corporation | Method and appartus for high pressure treatment of substances under controlled temperature conditions |
| JP2004529768A (ja) * | 2001-06-15 | 2004-09-30 | フロー インターナショナル コーポレイション | 制御された温度条件下で物質を高温処理するための方法および装置 |
| US6804459B2 (en) | 2001-06-15 | 2004-10-12 | Flow International Corporation | Method and apparatus for changing the temperature of a pressurized fluid |
| US7220381B2 (en) | 2001-06-15 | 2007-05-22 | Avure Technologies Incorporated | Method for high pressure treatment of substances under controlled temperature conditions |
| AU2002316392B2 (en) * | 2001-06-15 | 2008-06-19 | Avure Technologies Incorporated | Method and appartus for high pressure treatment of substances under controlled temperature conditions |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0344536B2 (ja) | 1991-07-08 |
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