JPH01110154A - 色修正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラー・ハードコピーを扱う装置の色修正方
法に関するものである。

従来の技術 従来の実用的な色修正方法として、線形マスキングと非
線形マスキングをとシあげて説明する。

従来、色修正系の目的は、基本的に、赤、緑。

青のフィルタを用いて、原稿色の光濃度（Ｄｒ）、緑濃
度（Ｄｇ）　、青濃度（Ｄｂ）を測定するカラースキャ
ナと、シアン、マゼンダ、イエローのインクをそれぞれ
プリンタ・ドライブ信号（０）、　　（Ｍ）。

（Ｙ）で与えられる量だけ紙面に記録するカラープリン
タとを備える系において、 （０，Ｍ、　　Ｙ）〜（Ｃ′９Ｍ′、Ｙ′）−Ｆ　（Ｄ
ｒ、　Ｄｇ、　Ｄｂ）　　−−１１）（但し、〜は近似
的に等しいの意味である。）を満たす演算子Ｆの関数形
を最適に決定する問題に帰着する。

３　ページ 線形マスキングに於いては、濃度の相加側と比例則を仮
定して、Ｆを と表現する。第（２）式を書替えて、 とすれば、シアン、マゼンダ、イエローの各単色インク
単位量の濃度測定値が行列（ｂｉｊ）の各列として求ま
り、その逆行列〔ａｉＪ〕が決定される。別な方法では
、（ａｉ　ｊ　）は、多くの色票をもちいて、（０，Ｍ
、　　Ｙ）と（Ｄｒ、　Ｄｇ、　Ｄｂ）の数多くのセッ
トから、（Ｃ，Ｍ、　　Ｙ）と（Ｃ′。

Ｍ′、Ｙ′）の差を最小化することにより決定される。

非線形マスキングでは、より複雑な色再現系に対応する
ためＦの関数形に３変数自身の高次項と変数相互のクロ
ス項を導入し、例えば２次１０項色修正では、 とし、最小２乗法で（Ａｉｊ）を求める。

発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の色修正系については、つぎのような問題
点が挙げられる。

（１）色修正係数行列の最適化は、カラープリンタのド
ライブ信号の空間内で行われるため、原稿とハードコピ
ーの色差が最小になっていない可能性がある。

（２）作られた色修正系の性能は、原稿とハードコピー
間の色差測定によって初めて明らかになる。

５　ページ はじめに色差を与えて、それを満たす色修正系を設計す
ることができない。

（３）プリンタの再現色は、人間の色差空間内で均等に
分布しておらず、再現可能な色数もプリンタドライブ信
号の組合わせの数に比べて少ないため、無駄な色の再現
が数多く発生している。

本発明は用途に合せた許容色差を設計パラメータとして
、使用するカラープリンタに最適な色修正系を簡単な形
式で構築できる色修正方法を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明はカラー・プリンタの色再現域を満たすプリンタ
ドライブ信号でカラー・プリンタを駆動し、得られた色
票のハードコピーのスキャナ入力値をＬ＊Ｕ＊Ｖ＊空間
へ写像し、当該空間内で視覚系が許容しうる色差あるい
は用途に応じた色差の値を用いて均等に量子化し、得ら
れた前記Ｌ＊Ｕ＊Ｖ＊空間内の代表色からスキャナ入力
値の代表色への写像を行い、前記スキャナ入力値の代表
色からプリンタドライブ信号の代表値への写像を６　ヘ
ー。

行うテーブルを設けることによシ、カラー・プリンタで
再現される限られた代表色について、テーブルを参照す
るようにしたものである。

作用 本発明は上記方法により、カラー・プリンタの色再現域
と人間の色差の許容値から、より少ない代表色を選び、
代表色のみにつきテーブル形式で直接プリンタ・ドライ
ブ信号を引くことにより、用途に合せた許容色差を設計
パラメータとして、使用するカラープリンタに最適々色
修正系を簡単なテーブル形式で構築できる。その際Ｌ＊
Ｃｕｖ＊Ｈｕｖ　０座標軸上で色調整を行うこともでき
る。

実施例 以下、本発明の概念についてまず説明する。

第２図において、カラープリンタの再現域を全てカバー
する既知のプリンタ・ドライブ信号Ｘｊ（ｊ＝　１〜Ｎ
ｘ）　（同図中４）が作る空間をＰ　（５）、　Ｘｊを
カラープリンタで記録した色票のカラースキャナ測色値
Ｙｊ（７）が作る空間をＳ　（８）、　　Ｓ　（８）を
Ｌ傘Ｕ＊Ｖ＊空間に写像した空間をＬ（ロ）とする。一
般にプ７　ページ リンクの精度の悪さのため写像Ｐ−＋Ｓによる６は多対
−の関係にあシ、人間の視覚特性のため写像Ｓ−＋Ｌに
よる９は非常に不均一なものとなる。Ｐ上で数多くの色
があっても、人間がノ・−トコピーを見る際にはＬ上の
色数の減った不均一な分布を見ていることになる。そこ
で、ハードコピー上の視覚特性を基準にとることにすれ
ばＬ上で人間の色差許容誤差△Ｅｕｖ　＊を用途に応じ
て適宜設定し色の分布を量子化した数少々い代表色Ｃｉ
　（ｉ　＝　１〜Ｎｃ）　０２を選び、Ｃｉ（イ）から
上記の写像を逆にたどって写像Ｉ、−＋Ｓ、写像５−）
Ｐを考え、Ｓ、　　Ｐ上での代表点１５．１６を選択し
、写像Ｓ−＋Ｐ、　１７をテーブルメモリに書き込む。

対象のカラー原稿に対しスキャナ入力値から上記テーブ
ルメモリを引いて得た値でプリンタをドライブすること
で、△ＥｕＶ　＊を変化させて様々な性能の色修正系が
作れる。

以下、本発明の具体的実施例を第１図を参照して説明す
る。

第１図において、カラー原稿１００はカラースキャナ１
０１によって３色分解信号１０３に変換され、第２図の
写像１７をテーブル化しであるテーブルメモリ１０４へ
入力される。テーブルメモリ１０４の出力１０５でカラ
ープリンタ１０６をドライブする。この際、色修正に加
えて色調整の機能を付加することができる。第３図に示
す様にＬ　＊　Ｕ　＊　Ｖ　＊空間内の円筒座標系Ｌ　
＊　Ｃｕｖ　＊　Ｈｕｖｏを人間の色知覚の３属性とし
て色調整に利用する。当該色のスキャナ入力値Ｙｉに対
応するＬ＊Ｕ＊Ｖ＊空間内の代表点Ｃｉ、　１２に対し
てそれぞれＬ本方向に±ΔＬ＊。

Ｃｕｖ　本方向に士△Ｃｕｖ　＊　、　Ｈｕｖ方向に±
ΔＨｕｖだけへだった色ＣｉＬ、　ＣｉＣ，ＣｉＨ（１
８，２２，１９）を考える。これらに対して写像Ｌ−＋
８−＋Ｐを適用してプリンタドライブ信号を生成すれば
、カラーハードコピー１０７上の色調整が人間の知覚の
３属性の座標軸上で行なえる。この色調整機能はテーブ
ルメモリ１０４のアドレス線が余っておれば、色調整機
能と一緒にテーブル化可能である。なお、第１図の色調
整信号発生器１０８は（±△Ｌ＊、±△Ｃｕｖ＊。

±△Ｈｕｖ）のパラメータをテーブルメモリ１０４に与
えるものである。

９　ページ 発明の効果 以上のように本発明は用途に合せた許容色差を設計パラ
メータとして、使用するカラープリンタに最適な色修正
系を簡単なテーブル形式で構築できる。その際Ｌ　＊　
Ｃｕｖ＊　Ｈｕｖ座標軸上で色調整を行うこともでき、
その効果は著しく大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における色修正方法を実現す
る装置のブロック結線図、第２図は本発明の原理を示す
概念図、第３図は色調整の原理を示す概念図である。 ４・・・既知のプリンタ・ドライブ信号Ｘｊ１　訃・・
Ｘｊの作る空間Ｐ、６・・・写像ｐ−＋ｓ、７・・・色
票のスキャナ測色値Ｙｊ、８°°“Ｙｊの作る空間Ｓ、
９・・・写像Ｓ→Ｌ、１ｏ・・−ｙｊノＬ　＊　ＴＪ　
＊　Ｖ　＊値Ｌｊ１１１・・・Ｌｊのつくる空間Ｌ、１
２・・・Ｌ内代表点、１３・・・許容色差を表すメツシ
ュ、１４・・・写像Ｌ−＋Ｓ、１５・・・Ｓ内代表点、
１６・・・Ｐ内代表点ＣＩＰ　１７・・・写賊５−）Ｐ
、１８・・・色点ＣｉＬ、１９−・・色点Ｃｉ、　２０
−色点Ｃ１Ｈ１２１，２２・・・等しいＣｕｖ＊の円、
１０１・・・カラー原稿、１０２・・・カラースキャナ
、１０ヘー／ １０３・・・三色色分解信号、１０４・・・テーブルメ
モリ、１０５・・・プリンタドライブ信号、１０６・・
・カラープリンタ、１０７・・・カラーハードコピー、
１０８・・・色調整信号発生器。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カラー・プリンタの色再現域を満たすプリンタド
   ライブ信号でカラー・プリンタを駆動し、得られた色票
   のハードコピーのスキャナ入力値をＬ＊Ｕ＊Ｖ＊空間へ
   写像し、当該空間内で視覚系が許容しうる色差あるいは
   用途に応じた色差の値を用いて均等に量子化し、得られ
   た前記Ｌ＊Ｕ＊Ｖ＊空間内の代表色からスキャナ入力値
   の代表色への写像を行い、前記スキャナ入力値の代表色
   からプリンタドライブ信号の代表値への写像を行うテー
   ブルを設けることにより、カラー・プリンタで再現され
   る限られた代表色について、テーブルを参照する色修正
   方法。
2. （２）Ｌ＊Ｕ＊Ｖ＊空間内の代表色から、それぞれＬ＊
   方向に±ΔＬ＊、Ｃｕｖ＊方向に±ΔＣｕｖ＊、Ｈｕｖ
   方向に±ΔＨｕｖだけずれた色からスキャナ入力値の代
   表色への写像を行う特許請求の範囲第１項の色修正方法
   。