JPH01108449A - 作業車の走行用伝動構造 - Google Patents

作業車の走行用伝動構造

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JPH01108449A
JPH01108449A JP26475087A JP26475087A JPH01108449A JP H01108449 A JPH01108449 A JP H01108449A JP 26475087 A JP26475087 A JP 26475087A JP 26475087 A JP26475087 A JP 26475087A JP H01108449 A JPH01108449 A JP H01108449A
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shift
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、4段切換え自在なシフトギア式ミッションを
設け、そして、シフトギアを切換え操作する油圧シリン
ダを設けて、変速バルブの切換え操作によって走行変速
をするように構成した作業車の走行用伝動構造に関する
〔従来の技術〕
上記作業車として、従来、例えば特開昭62−5225
1号公報に示されるものがあった。すなわち、1つのシ
フトギアの切換えによって2段変速される変速部の2つ
を並列状態で設け、そして、2つのシフトギアを各別に
切換え操作する一対の油圧シリンダ、これら油圧シリン
ダを制御する1つの変速バルブ、及び、変速用クラッチ
を操作する油圧ピストンを設けると共に、2つの変速部
のいずれもの切換わりに連係して変速用クラッチが自動
的に入り切りするように油圧ピストンのコントロールパ
ルプと油圧シリンダとを連係させたクラッチ制御機構を
設けて、変速パルプの切換え操作をすることにより、各
変速部が所定段階の速度状態になるように油圧シリンダ
によって切換え操作されると共に、シフトギアの切換え
に必要な変速用クラッチの切り操作、及び、変速完了後
の変速用クラッチの入り操作の夫々が油圧ピストンによ
って自動的にされるようになっているのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来構造の場合、2つの変速部が並列していることから
、4種の速度段階夫々において現出させる必要のある所
定減速比のいずれもをいずれか一方の変速部のみの単一
箇所にて現出させねばならず、いずれの変速部をも大減
速比を現出するように比較的大型に作成する必要が生じ
ていた。
本発明の目的は、変速が操作簡単にできるものを変速部
の小型化を可能にしながら、かつ、シフトギアの切換え
がスムーズに行われるようにしながら提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による作業車の走行用伝動構造にあっては、2段
切換え自在な変速部の2つを直列に連結すると共に、前
記変速部のいずれもより伝動上手側または伝動下手側に
変速用クラッチを配置し、一方の前記変速部のシフトギ
アと他方の前記変速部のシフトギアとを各別に切換え操
作する一対の油圧シリンダ、前記変速用クラッチを操作
する油圧ピストン、前記油圧シリンダのいずれもを制御
する1つの変速バルブを設けると共に、前記シフトギア
のいずれもの切り作動に連係して前記変速用クラッチが
自動的に切りになり、かつ、前記シフトギアのいずれも
の入り作動に連係して前記変速用クラッチが自動的に入
りになる状態に前記油圧シリンダのいずれもと、前記油
圧ピストンのコントロールパルプとを連係させたクラッ
チ制御機構を設け、前記変速部のうち前記変速用クラッ
チから遠い方の前記変速部の切り作動に連係して前記変
速用クラッチに近い方の前記変速部が切りになり、かつ
、遠い方の前記変速部の入り作動に連係して近い方の前
記変速部が自動的に入りになる状態に一方の前記油圧シ
リンダと他方の前記油圧シリンダとを連係させた連係機
構を設けてある ′ことを特徴構成とする。そして、そ
の作用及び効果は次のとおりである。
〔作 用〕
変速バルブの切換えに伴い、各油圧シリンダがシフトギ
アを切換え操作して変速部を所定段階の速度状態に切換
え操作し、かつ、油圧ピストンがクラッチ制御機構によ
り自動的に操作されて変速用クラッチを入り切り操作す
る。
回動力が一方の2段変速部に導入して調速され、さらに
この変速部から他方の2段変速部に伝達し、調速して出
力されることにより、4段階速度の現出がされる。すな
わち、一方の変速部と他方の変速部の2箇所で調速され
るのである。したがって、各変速部の減速比を従来より
小に設定しても全体としての減速比が所望値になるよう
にできる。
変速用クラッチから遠い方の変速部の切換えに際し、変
速用クラッチに近い方の変速部が連係機構により一時的
に切り操作されて、遠い方の変速部と変速用クラッチの
間に位置するミツシラン構成部材の回動慣性が変速部に
伝達されることを抑制され、シフトギアと咬合わせ対象
ギアとが同期回動じ易くなる。
〔発明の効果〕
変速が変速パルプの、切換え操作をするだけで容易にで
きるのでありながら、両変速部の直列連結により両変速
部を減速比が比較的小さい小型なものに作成できるよう
になり、ミッション全体のコンパンクト化が可能になっ
た。
しかも、変速用クラッチから遠い方の変速部の切換えを
連係機構の作用によってシフトギアのシンクロの容易化
を図りながら行われるようにでき、変速をスムーズに、
かつ、ギア鳴りが生じにくくて静かにできるようになっ
た。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第1図及び第2図に示すように、エンジン(E)の回転
出力を主クラッチ(C1)及び入力筒軸(1)を介して
ミッションケース(2)に導入するとともに主変速装置
(3)に伝達し、この主変速装置(3)の回転出力を前
後進切換装置(4)、及び、変速用クラッチ(Ct)を
介して副変速装置(5)に伝達するように構成し、そし
て、この副変速装置(5)の出力軸(6)を後輪用差動
機構(7)に直結すると共にギア伝動機構(8)を介し
て前輪用伝動軸(9)に連動させて、農用トラクターの
走行用伝動構造を構成しである。
主変速装置(3)は第1シフトギア(11)による2段
切換え可能な第1主変速部(3a)と第2シフトギア(
12)による2段切換え可能な第2主変速部(3b)と
を第1主変速部(3a)の回転出力が第2主変速部(3
b)に伝達されるように直列に連結して構成してあり、
第1主変速部(3a)の現出する速度段階と第2主変速
部(3b)の現出する速度段階との組合わせにより4段
階の変速ができるようにしである。そして、副変速装置
(5)は第3シフトギア(13)による2段切換え可能
第1副変速部(5a)と第4シフトギア(14)による
2段切換え可能な第2副変速部(5b)とを第1副変速
部(5a)の回転出力が第2副変速部(5b)に伝達さ
れるように直列に連結して構成してあり、第1副変速部
(5a)の現出する速度段階と第2副変速部(5b)の
現出する速度段階との組合わせにより4段階の変速がで
きるようにしである。つまり、全体としては、前進側及
び後進側の夫々において主変速装置(3)による4段速
度と副変速装置(5)による4離遠度との組合わせによ
り、16段階に速度切換えができるのである。そして、
この変速のための操作構造を次の如く構成しである。
すなわち1.第4図に示すように第1シフトギア(11
)を摺動操作する摺動式の第1シフター(lla)に第
1リンク式連動機構(15)をして連動させた第1油圧
シリンダ(工6)、第2シフトギア(12)を摺動操作
する摺動式の第2シフター(12a)に第2リンク式連
動機構(17)をして連動させた第2油圧シリンダ(1
8)、第3シフトギア(13)を摺動操作する摺動式の
第3シフター(13a)に第3リンク式連動機構(19
)をして連動させた第3油圧シリンダ(20)、第4シ
フトギア(14)を摺動操作する摺動式の第4シフター
(14a)に第4リンク式連動機構(21)をして連動
させた第4油圧シリンダ(22)の夫々を、第6図に示
す如くミッションケース(2)の上部に連設した同一の
板状の油路形成部材(23)の下面側に取付けである。
つまり、第1シフトギア(11)は第1リンク式連動機
構(15)を介して第1油圧シリンダ(16)により、
第2シフトギア(12)は第2リンク式連動機構(17
)を介して第2油圧シリンダ(18)により、第3シフ
トギア(13)は第3リンク式連動機構(19)を介し
て第3油圧シリンダ(20)により、第4シフトギア(
14)は第4リンク式連動機構(21)を介して第4油
圧シリンダ(22)により夫々切換え操作されるように
しである。そして、前記油路形成部材(23)に第5図
に示す如く穿設しである接続油路(l、)ないしくfa
)をして第1ないし第4油圧シリンダ(16) 、 (
18) 、 (20) 、 (22)に、第3図の如<
接続した1つのロークリ式の変速バルプ(24)を油路
形成部材(23)の上面側に取付けると共に、変速バル
ブ(24)は1つの中立操作位置(N)と16の伝動操
作位置(1)ないしくXVI)を有し、これらの操作位
置(N) 、 (I )ないしくXVI)に操作される
ことにより、その操作位置(N)または(1)または・
・・・・・0fVI )に対応する伝動切り状態または
速度現出の伝動状態に主変速装置(3)及び副変速装置
(5)がなるよう第1ないし第4油圧シリンダ(16)
 、 (18) 、 (20) 、 (22)を制御す
るように構成しである。
第3図及び第7図に示すように、第2油圧シリンダ(1
8)及び第3油圧シリンダ(20)の夫々に対し、この
油圧シリンダ(18)または(20)にこれを中立状態
に操作する一対の油圧ピストン(25a) 、 (25
b)または(26a) 、 (26b)を備えさせると
共に、この油圧ピストン(25a) 、 (25b)ま
たは(26,a) 、 (26b)のコントロールバル
ブ(27)または(28)を油圧シリンダ(16)また
は(22)に連設し、そして、コントロールバルブ(2
7)または(28)の摺動スプール(27a)または(
28a)の作動ストロークを油圧シリンダ(16)また
は(22)のピストン(16a)または(22a)の作
動ストロークに比して小にするための連動融通を備えさ
せた連動機構(29)または(30)をしてコントロー
ルバルブ(27)または(28)を油圧シリンダ(16
)または(22)に連動させて、第1油圧シリンダ(1
6)と第2油圧シリンダ(18)とを連係させた主変速
側連係機構(31)または第3油圧シリンダ(20)と
第4油圧シリンダ(22)とを連係させた副変速側連係
機構(32)を構成しである。この連係機構(31)ま
たは(32)は、主変速装置(3)または副変速装置(
5)において変速用クラッチ(CZ)から遠い方の第1
主変速部(3a)または第2副変速部(5b)の切換わ
りに際し、変速用クラッチ(C2)に近い方の第2主変
速部(3b)または第1副変速部(5a)を−時的に中
立位置に切換えるよう作動するものである。
すなわち、油圧シリンダ(16)または(22)が変速
前の伝動位置から新たな伝動位置に向かって切り作動す
るに伴い、連動機構(29)または(30)の一方の伝
動部(29a)または(29b)もしくは(30a)ま
たは(30b)が受動部(29c)または(30c)か
ら離れてコントロールバルフ゛(27)または(28)
が自己復元力のために一方の排油位置(a)から給油位
置(b)に切換わり、一対の油圧ピストン(25a) 
(25b)または(26a) 、 (26b)がコント
ロールバルブ(27)またはく28)からの圧油により
接近側に駆動され、これら油圧ピストン(25a) 、
 (25b)または(26a) 、 (26b)とピス
トン(18a)または(20a)との受圧面積差のため
に一方の油圧ピストン(25a)あるいは(25b)も
しくは(26a)あるいは(26b)が変速バルブ(2
4)からの圧油に優先して油圧シリンダ(18)または
(20)を中立状態に押戻し操作するのである。そして
、油圧シリンダ(16)または(22)が新たな伝動位
置になるに伴い、連動機構(29)または(30)の他
方の伝動部(29b)または(29a)もしくは(30
b)または(30a)が受動部(29c)または(30
c)に接当してコントロールバルブ(27)または(2
8)が給油位置(b)から他方の排油位置(a)に切換
え操作され、変速バルブ(24)からの圧油が油圧シリ
ンダ(1日)または(20)を中立位置に押し操作して
いた油圧ピストン(25a)あるいは(25b)もしく
は(26a)あるいは(26b)を待機位置に押戻し操
作すると共に油圧シリンダ(18)または(20)を元
の伝動状態に戻し操作するのである。
前後進切換装置(4)の切換ギア(33)を摺動操作す
る摺動式のシフター(33a)に揺動アーム(34)、
この揺動アーム(34)の回転支軸(35)を介して手
動用の前後進レバー(36)を連動させである。
変速用クラッチ(Cりを第1図に示す如くクラッチボデ
ィに内装した油圧ピストン(37)により操作するよう
に構成すると共に、変速用クラッチ(C2)が所定の入
り圧状態に徐々になるように油圧ピストン(37)を漸
次に昇圧操作するモジュレーションバルブ(38)、及
び、変速用クラッチ(C2)の入り切り操作のために油
圧ピストン(37)を制御するコントロールバルブ(3
9)を前記油路形成部材(23)の上面側に取付けであ
る。そして、前記コントロールバルブ(39)のパイロ
ット操作部に油路形成部材(23)に穿設しであるパイ
ロット油路(40)をして接続すると共に第3油圧シリ
ンダ(20)に連設したシーケンスバルブ(41)、こ
のシーケンスバルブ(41)の摺動スプール(41a)
を第3油圧シリンダ(20)のピストン(20a)に連
動させである前記連動機構(29)と同様の融通付き連
動機構(42)、前記油圧ピストン(25a) 、 (
25b)の操作油室に自動油路切換弁(43)により前
記コントロールバルブ(27)と切換え接続されるよう
に接続すると共に前記油路形成部材(23)の上面何社
取付けたシーケンスバルブ(44)、このシーケンスバ
ルブ(44)の摺動スプールを前後進レバー (36)
に連動させたリンク式連動機構(45)、前記コントロ
ールバルブ(39)と油圧ポンプ(P)の接続油路(4
6)に介装すると共に第2油圧シリンダ(18)に連設
したシーケンスバルブ(47) 、このシーケンスバル
ブ(47)の摺動スプール(47a) ヲ第2油圧シリ
ンダ(18)のピストン(18a)に連動させである前
記連動機構(29)と同様の融通付き連動機構(48)
、並びに、前記主変速側連係機構(31)及び前記副変
速側連係機構(32)の夫々により、第1ないし第4油
圧シリンダ(16) 、 (18) 。
(20) 、 (22)及び前後進切換装置(4)の夫
々と前記コントロールバルブ(39)とを連係させたク
ラッチ制御機構(49)を構成しである。このクラッチ
制御機構(49)は第1ないし第4シフトギア(11)
 。
(12) 、 (13) 、 (14)及び切換ギア(
33)の切換わりに連係して変速用クラッチ(C2)が
自動的に入り切りするように作動するものである。すな
わち、第2主変速部(3b)の切換え時には、第2油圧
シリンダ(18)のピストン(18a)が変速前の伝動
位置から新たな伝動位置に向かって切り作動するに伴い
、連動機構(48)の一方の伝動部(48a)または(
48b)が受動部(48c)から離れてシーケンスバル
ブ(47)が自己復元力のために一方の給油位置(b)
から排油位置(a)に切換わり、油圧ピストン(37)
の操作室から排油されて油圧ピストン(37)がクラッ
チ切り状態に減圧されるのである。
そして、ピストン(18a)が新たな伝動位置に入り作
動するに伴い、連動機構(48)の他方の伝動部(48
b)または(48a)が受動部(48c)に接当してシ
ーケンスバルブ(47)が給油位f (b)に戻し操作
され、油圧ピストン(37)の操作室に給油されて油圧
ピストン(37)がクラッチ入り状態に加圧されるので
ある。そして、第1主変速部(3a)の切換え時には、
前記主変速側連係機構(31)のために第2油圧シリン
ダ(18)が前述した如く操作されて第2主変速部(3
b)の切換え時と同様にシーケンスバルブ(47)が切
換わることにより、第1油圧シリンダ(16)のピスト
ン(16a)が変速前の伝動位置から新たな伝動位置に
向かって切り作動するに伴い油圧ピストン(37)が減
圧され、ピストン(16a)が新たな伝動位置に入り作
動するに伴い油圧ピストン(37)が加圧状態に戻るの
である。第1副変速部(5a)の切換え時には、第3油
圧シリンダ(20)のピストン(20a)が変速前の伝
動位置から新たな伝動位置に向かって切り作動するに伴
い、連動機構(42)の一方の伝動部(42a)または
(42b)が受動部(42c)から離れてシーケンスバ
ルブ(41)が自己復元力のために一方の給油位置(b
)から排油位置(a)に切換わり、コントロールバルブ
(39)が自己復元力のためにクラッチ切り位置になる
のである。そして、ピストン(20a)が新たな伝動位
置に入り作動するに伴い、連動機構(42)の他方の伝
動部(42b)または(42a)が受動部(42c)に
接当してシーケンスバルブ(41)が他方の給油位置(
b)に切換えられ、コントロールバルブ(39)がパイ
ロット圧油によりクラッチ入り位置に戻されるのである
。そして、第2副変速部(5b)の切換え時には、前記
副変速側連動機構(32)のために第3油圧シリンダ(
20)が前述した如く操作されて第1副変速部(5a)
の切換え時と同様にシーケンスバルブ(41)が切換わ
ることにより、第4油圧シリンダ(22)のピストン(
22a)が変速前の伝動位置から新たな伝動位置に向か
って切り作動するに伴いコントロールバルブ(39)が
クラッチ切り位置になり、ピストン(22a)が新たな
伝動位置に入り作動するに伴いコントロールバルブ(3
9)がクラッチ入り位置に戻るのである。そして、前後
進切換装置(4)の切換え時には、前後進レバー(36
)が揺動されるに伴い、連動機構(45)の一方の伝動
部(45a)または(45b)が受動部(45c)から
離れてシーケンスバルブ(44)が自己復元力のために
一方の排油位置(a)から給油位置(b)に切換わり、
油圧ピストン(25a)または(25b)がピストン(
18a)を中立位置に押し操作して連動機構(48)を
介してシーケンスバルブ(47)を一方の給油位置(b
)から排油位置(a)に操作することにより、油圧ピス
トン(37)が減圧されるのである。そして、前後進レ
バー(36)が前進位置または後進位置になるに伴い、
連動機構(45)の他方の伝動部(45b)または(4
5a)が受動部(45c)に接してシーケンスバルブ(
44)が他方の排油位置(a)に切換えられ、ピストン
(18a)が変速バルブ(24)からの圧油により元の
伝動位置に戻し操作されてシーケンスパルプ(47)を
元の給油位置(b)に戻し操作することにより、油圧ピ
ストン(37)が加圧状態に戻るのである。
要するに、主変速装置(3)及び副変速装置(5)の切
換えは変速バルブ(24)の切換え操作でするのである
。すなわち、油圧パワーでするのである。そして、第1
主変速部(3a)及び第2副変速部(5b)夫々の切換
えに際してはこれと変速用クラッチ(C2)との間に位
置する第2主変速部(3b)または第1副変速部(5a
)が中立位置に切換わり、第1主変速部(3a)または
第2副変速部(5b)と変速用クラッチ(C2)の間に
位置するミッション構成部材の動慣性が第1主変速部(
3a)または第2副変速部(5b)に伝わることが抑制
されるようにしである。すなわち、第1主変速部(3a
)及び第2副変速部(5b)のシンクロの容易化を図っ
である。
前後進切換装置(4)の切換えは前後進レバー(36)
の揺動操作による人為操作力でするのである。しかし、
前後進レバー(36)の操作をするだけで、切換ギア(
33)の切換えに要する伝動切り操作、及び、切換え完
了後の伝動入り操作の夫々が自動的にされるのである。
前記リンク式連動機構(15) 、 (17) 、 (
19) 、 (21)の夫々は、シフター(lla)ま
たは(12a)または(13a)または(14a)に遊
端側を係合させた揺動アーム(51a)または(51b
)または(51c)または(51d)、この揺動アーム
の回転支軸(52a)または(52b)または(52c
)または(52d)のミッションケース外に突出する端
部に一端側を連結した押引きロッド(53a)または(
53b)または(53c)または(53d)、この押引
きロッドの他端側を連結しであると共にミッションケー
ス(2)に取付部材(54)を介してミッションケース
横方向軸芯の周りで回動するように取付けた回動輪(5
5a)または(55b)もしくは回転筒袖(56a)ま
たは(56b)の夫々により構成しである。
前記油路形成部材(23)は、本体(23a)と、この
本体(23a)の油路形成溝を閉じるように本体(23
a)に重合させである蓋板(23b)とにより構成しで
ある。
前記リンク式連動機構(45)は、前後進レバー ン(
36)に一端側を連結した押引きロッド(57)、前記
取付部材(54)にミッションケース横方向軸芯の周り
で回動するように取付けた回転軸(58)、この回転軸
(58)のミッションケース内に位置する端部に一端側
を連結した押引きロッド(59)等により構成しである
尚、第5図に示す(6,0)は前記取付部材(54)が
形成する連動機構収納空間を閉じる上蓋であり、(61
)は前記取付部材(54)が形成するバルブ収納空間を
閉じる上蓋である。
〔別実施例〕
クラッチ制御機構(49)としては、上記実施例に示し
た油圧式に替え、電気式を採用して実施してもよい。
農用トラクターの他、運搬車、芝刈り機等の各種作業車
にも本発明は適用できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の走行用伝動構造の実施例を
示し、第1図はミッションの断面図、第2図は伝動系統
図、第3図は油圧回路図、第4図は連動機構の斜視図、
第5図は変速バルブ配設部の斜視図、第6図は油圧シリ
ンダ配設部の側面図、第7図は第6図の■−■線断面矢
視図である。 (3a) 、 (3b) 、 (5a) 、 (5b)
 ・・・=変速部、(11)、(12)、(13)、(
14)・・・・・・シフトギア、(16)、(18)、
 (20)、(22)・・・・・・油圧シリンダ、(2
4)・・・・・・変速バルブ、(31) 、 (32)
・・・・・・連係機構、(37)・・・・・・油圧ピス
トン、(39)・・・・・・コントロールバルブ、(4
9)・・・・・・クラッチ制御機構、(C2)・・・・
・・変速用クラッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2段切換え自在な変速部(3a、5aまたは3b、
    5b)の2つを直列に連結すると共に、前記変速部(3
    a、5aまたは3b、5b)のいずれもより伝動上手側
    または伝動下手側に変速用クラッチ (C_2)を配置し、一方の前記変速部(3a)、(5
    a)のシフトギア(11)、(13)と他方の前記変速
    部(3b)、(5b)のシフトギア(12)、(14)
    とを各別に切換え操作する一対の油圧シリンダ(16、
    18または20、22)、前記変速用クラッチ(C_2
    )を操作する油圧ピストン(37)、前記油圧シリンダ
    (16、18または20、22)のいずれもを制御する
    1つの変速バルブ(24)を設けると共に、前記シフト
    ギア(11、12または13、14)のいずれもの切り
    作動に連係して前記変速用クラッチ(C_2)が自動的
    に切りになり、かつ、前記シフトギア(11、12また
    は13、14)のいずれもの入り作動に連係して前記変
    速用クラッチ(C_2)が自動的に入りになる状態に前
    記油圧シリンダ(16、18または20、22)のいず
    れもと、前記油圧ピストン(37)のコントロールバル
    ブ(39)とを連係させたクラッチ制御機構(49)を
    設け、前記変速部(3a、3bまたは5a、5b)のう
    ち前記変速用クラッチ(C_2)から遠い方の前記変速
    部(3aまたは5b)の切り作動に連係して前記変速用
    クラッチ(C_2)に近い方の前記変速部(3bまたは
    5b)が切りになり、かつ、遠い方の前記変速部(3a
    または5b)の入り作動に連係して近い方の前記変速部
    (3bまたは5b)が自動的に入りになる状態に一方の
    前記油圧シリンダ(16または20)と他方の前記油圧
    シリンダ(18または22)とを連係させた連係機構(
    31または32)を設けてある作業車の走行用伝動構造
    。 2、前記連係機構(31)、(32)が油圧式連係機構
    である特許請求の範囲第1項に記載の走行用伝動構造。
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