JPH011080A - 描画制御装置 - Google Patents

描画制御装置

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JPH011080A
JPH011080A JP62-155455A JP15545587A JPH011080A JP H011080 A JPH011080 A JP H011080A JP 15545587 A JP15545587 A JP 15545587A JP H011080 A JPH011080 A JP H011080A
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JP62-155455A
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善和 横田
秀樹 山崎
博 武田
吉田 重秋
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株式会社日立製作所
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、描画制御技術さらには一連の描画に際して所
定の画素に対する複数回の描画防止技術に関し、例えば
描画制御機能を有するデイスプレィコントローラやグラ
フィックコントローラに適用して有効な技術に関するも
のである。
〔従来技術〕
デイスプレィコントローラやグラフィックコントローラ
は、昭和59年11月30日オーム社発行のrLSIハ
ンドブックJ P556などに記載されるように、CR
T (カソード・レイ・チューブ)デイスプレィ装置に
対する表示制御や、フレームバッファメモリなどの画像
メモリに対して画像データの内容を変更する描画制御を
サポートする。描画制御に際しては、直線などの描画ア
ルゴリズムに従って、描画を行う画素位置を論理アドレ
スとして算出すると共に、その論理アドレスを実アドレ
スとしての物理アドレスに変換し、その物理アドレスに
よってフレームバッファメモリ上の対応画像データを書
き換える。このフレームバッファメモリに対する制御は
ビットマツプ方式で行われ、各画素単位に色や輝度など
の情報が保持される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来技術においては、複数画素を描画す
る1コマンドに対する描画に際して生ずるような2重描
画についてはなんら配慮されていない。例えば、鋭角の
頂、焦を持つ多角線描画や、長軸と短軸の比が極端に異
なる楕円描画において。
その鋭角頂点近傍では、相前後して同一画素に2重描画
が行われる。この場合に、フレームバッファメモリから
読み出されたカラーデータと現在書き込みを行おうとし
ているカラーデータとの間で、論理和、論理積、又は排
他的論理和などの論理演算が行われると、その演算結果
は2重描画された部分とそうでない部分とで異なり、そ
れによって。
特定の画素に対して所望のカラー情報で描画を行うこと
ができず、しかもそのような状態はシステム側では認識
することができないという問題点があった。
また、任意の形状及び大きさから成る複数の画素の集合
として定義される論理ベルを用いて太線描画を行う場合
、当該論理ベルは、その中央に位置するようなベル原点
としての基準画素を絶対座標上において1画素づつ所定
の方向に移動させるようにして描画に供されるため、隣
合う論理ベル相互において重なり合う画素が生じる。そ
のようにして重なった画素は2重描画されるため、上記
同様にその論理演算を正確に行うことができなくなる。
更に、1つの論理ベルを構成する画素数が多い場合、隣
接する論理ベル間で重なり合う画素数も多くなり、2重
描画による描画速度の低下も著しくなる。
本発明の目的は、描画対象とされる画素近傍で同一画素
に対する2重描画を防止することができ、ひいては、画
像メモリのデータと描画用書き込みデータとの間での正
確な論理演算と、描画時間のオーバーヘッド軽減とを達
成することができる描画制御装置を提供することにある
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、描画に際して書き換えるべき画像メモリの所
定アドレス近傍の過去の描画来歴に呼応した来歴パター
ンデータを書き換え可能に記憶する記憶手段を画像メモ
リとは独立して設け、描画すべき画像メモリのアドレス
に対応する来歴パターンデータを参照して画像メモリへ
の書き込みの可否を制御すると共に、描画による画像メ
モリの書き換えが許可された画像メモリのアドレスに呼
応する上記記憶手段の所定アドレスには、それ以降の画
像メモリへの書き込みを禁止する情報を蓄えて来歴パタ
ーンを形成するようにしたものである。
〔作 用〕
上記した手段によれば、描画に際して来歴パターンデー
タが参照されることにより、−旦描画された画素への2
重描画が防止され、それによって。
描画に対するオーバヘッドの軽減、さらには画像メモリ
のデータと書き換えるべき画像データとの間での所望の
論理演算を確実に達成するものである。
〔実施例〕
第1図は本発明の1実施例であるグラフィックコントロ
ーラGDPの要部を示すブロック図、第2図はそのグラ
フィックコントローラGDPが適用される画像表示シス
テムのブロック図である。
上記グラフィックコントローラGDPは、特に制限され
ないが、CRTデイスプレィ装置が含まれる表示システ
ムにおいて、その表示制御や描画制御をサポートする制
御装置である。
第2図において、システムアドレスバス5YSADRB
及びシステムデータバスS Y S D A T Bに
は代表的に示されているマイクロプロセッサMPU、ダ
イレクト・メモリ・アクセス・コントローラDMAC、
システムメモリSYSM、及び、本発明に斯るグラフィ
ックコントローラG D I)が結合されている。グラ
フィックコントローラGDPは、イメージデータバスI
MDATB及びイメージアドレスバスIMADRBに対
するインタフェース部を有し、それらイメージバスIM
DATB、IMADRBにはデュアルポートを有する画
像メモリとしての書き換え可能なフレームバッファメモ
リFBMの一方のアクセスポートが結合され、且つ、他
方のアクセスポートはドツトシフタを含むようなビデオ
回路VCを介して図示しないCRTデイスプレィ装置に
結合されている。尚。
システムバス5YSDATB、5YSADRBはバスス
イッチBSWを介して選択接続され得るようになってい
る。
斯るグラフィックコントローラGDPは、上記マイクロ
プロセッサMPU又はダイレクト・メモリ・アクセス・
コントローラDMACから供給される各種コマンドを解
釈し、フレームバッファメモリFBM上に所定の線や図
形などを所定の描画アルゴリズムに従って描画する描画
制御機能と、フレームバッファメモリFBMに格納され
ている画像データをビデオ信号として図示しないCRT
デイスプレィ装置に供給して表示させる表示制御機能を
サポートする。
上記グラフィックコントローラGDPは、システム側か
ら供給されるコマンドをマイクロプログラム制御方式で
実行する制御形態を有し、通常のマイクロプログラム制
御に必要とされるようなコマンドレジスタ、パラメータ
レジスタ、所定のマイクロ命令を格納した制御記憶、制
御記憶から読み出されるマイクロ命令の系列やパラメー
タに基づいて命令を実行する種々の実行手段を備える。
特に第1図には制御記憶μROMが代表的に図示されて
いる。
次に、グラフィックコントローラGDPを、特にその描
画制御機能を司る構成を中心にして詳細に説明する。
グラフィックコントローラGDPのバス構成は、概略的
には、上記システムデータバス5YSDATBに接続さ
れる第1バスUBUS、第2バスVB U S 、イメ
ージデータバスIMDATBに接続される第3バスWB
US、及びイメージアドレスバスIMADRBに接続さ
れる第4バスABUSを主体に構成されている。
グラフィックコントローラGDPは、フレームバッファ
メモリFBMとのインタフェース部として、リードデー
タバッファRDB及びライトデータバッファWDBが上
記第3バスWBUSに接続され、また、フレームバッフ
ァメモリFBMをアドレシングするためのアドレスデー
タ(物理アドレスデータ)を保有するメモリアドレスレ
ジスタMAR,MALが上記第4バスABUSに結合さ
れている。
ここで、先ず、グラフィックコントローラGDPの描画
モードには、特に制限されないが、線形コマンドなどに
よるベル描画を指定する論理ペルモードが含まれている
。ベル描画とは、本実施例に従えば、線形コマンドによ
る太線描画などに用いられるもので、任意の形状及び大
きから成る複数画素(ピクセル)の集合として定義され
るドツトもしくは適宜の図形などをその形状とする論理
ベルを基本単位として描画を行う処理である。論理ベル
は、特に制限されないが、その形状がRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)から成るようなペルデータメモリ
PelDMにペルデータとして定義されている。本実施
例の論理ベルは、特に制限れされないが、第3図のPE
Lで示されるように、概念的に5つのピクセルの集合と
してその形状が定義されている。上記ペルデータメモリ
PelDMのアドレシングはベルポインタPRX。
PRYによって行われるようになっている。
論理アドレス空間としての描画座標系(X、 Y絶対座
標系)における描画位置はカレントポインタCPX、C
PYによって与えられるが、論理ぺル描画において、カ
レントポインタcpx、cpYの指示位置は、論理ベル
の中心(ベル基準点もしくはベル原点)に対応される。
カレントポインタCPX、CPYの指示位置をベル基準
点とする論理ベルの各画素の描画位置管理は上記ベルポ
インタPRX、PRY及び算術ユニットAUなどを介し
て行われ、夫々の論理アドレスとしての描画アドレスは
フレームバッファメモリFBMのアドレス空間における
物理アドレスに変換され、メモリアドレスレジスタMA
R,MALを介してフレームバッファメモリFBMに供
給されるようになっている。
ベルポインタPRX、PRYによるアドレシングでベル
データメモリPelDMから読み出されるベルデータは
、バレルシフタのようなシフタSFTに供給される。こ
のシフタSFTは、基本的機能として、上記ペルデータ
メモリPelDMから読み出される2値情報としてのベ
ルデータをフレームバッファメモリFBMにおける所定
ビット数のデータ形式に展開(多値化)する、このよう
にしてデータ展開されたベルデータは描画のためのソー
スデータとされ、そのソースデータは、算術ユニットA
Uを介して又は直接に、カラーレジスタCLI又はCL
Oでカラー展開されて算術論理ユニットALUに供給可
能とされる。描画に際して、カラー展開されたソースデ
ータは、フレームバッファメモリFBMからり−ドデー
タバッファRDBに読み出されているディスティネーシ
ョンデータと、置換、論理積、論理和、排他的論理和な
どの色演算が実行され、その演算結果データがライトデ
ータバッファWDBを介してフレームバッファメモリF
BMの所定アドレスに書き込まれて描画される。尚、カ
ラー展開されるべき色はパターンポインタPPX、PP
YによってアドレシングされるパターンメモリPTMか
らの読み出しデータによって決定される。
次に、上記算術論理ユニットALUにおける色演算に際
して同一画素への2重描画を防止するための構成を説明
する。
第1図においてMaskPMは、データ入出力端子が上
記シフタSFTに結合されたマスクプレーンメモリであ
る。このマスクプレーンメモリMaskPMは、ベル描
画において書き換えるべきフレームバッファメモリFB
Mの所定アドレス近傍の過去の描画来歴に呼応した来歴
パターンデータを書き換え可能に記憶するRAMのよう
な記憶手段であり、上記画像メモリとしてのフレームバ
ッファメモリFBMとは独立して設けられている。
このマスクプレーンメモリMaskPMに格納される来
歴パターンデータは、特に制限されないが、フレームバ
ッファメモリFBMに対する書き換えの可否を決定する
ための画素単位の2値のデータであり、そのビット「1
」は書き換え禁止を意味し、また、ビット[0」は書き
換え許容を意味する。
マスクプレーンメモリMaskPMに対するアドレシン
グはマスクプレーンポインタMPX、MPYから出力さ
れるアドレス信号によって行われる。マスクプレーンポ
インタMPX、MPYは、カレントポインタcpx、c
pyが指すベル基準点を中心にベルポインタPRX、P
RYが指す方向に追従して、マスクプレーンメモリM 
a s k PMをアドレシングする。したがって、マ
スクプレーンポインタMPX、MPYがマスクプレーン
メモリMaskPM上で指す相対アドレスは、上記ベル
ポインタPRX、PRYのアドレシングによってペルデ
ータメモリPelDMから読み出される画素単位のベル
データが描画座標系において採る位置に逐次対応される
。フレームバッファメモリFBMにおける各描画コマン
ドの描画開始に際して、マスクプレーンメモリMask
PMはその全てのメモリセルがビット「0」に初期設定
される。描画に際してペルデータメモリPelDMから
ベルデータがシフタSFTに読み出されると、その描画
アドレスに呼応する相対アドレスをマスクプレーンポイ
ンタMPX、MPYが指して、マスクプレーンメモリM
askPMの当該指示アドレスから来歴パターンデータ
が・読み出される。読み出された来歴パターンデータは
、画素毎にそのビットが「1」か「0」であるかの判別
が算術ユニットAUなどを介して実行され、「O」であ
ると判別されたとき、言い換えるなら当該画素に対して
未だ描画されていないと判別されたときには、当該ビッ
トrOJは、ソースデータの1画素分のビット構成に対
応されてシフタSFTでデータ展開され、全ビットが「
0」のマスクデータとしてマスクレジスタMSKに供給
される。このマスクデータは、算術論理ユニットALU
における所定画素のカラーソースデータとディスティネ
ーションデータとの色演算を許容する。このように所定
の画素に対して一旦色演算が許容されて描画された場合
、そのときマスクプレーンポインタMPX。
MPYが指しているマスクプレーンメモリMaskPM
の所定アドレスにビット「1」を書き込んで、来歴パタ
ーンデータを更新する。一方、読み出された来歴パター
ンデータがrIJであると判別されたとき、言い換える
なら当該画素に対して既に描画されていると判別された
ときには、当該ビット「1」は、ソースデータの1画素
分のビット構成に対応されてシフタSFTでデータ展開
され、全ビットが「1」のマスクデータとしてマスクレ
ジスタMSKに供給される。このマスクデータは、算術
論理ユニットALUにおける所定画素のカラーソースデ
ータとディスティネーションデータとの色演算を、ノン
オペレーションとして実質的に禁止する。したがって、
来歴パターンデータは、−旦描画された画素に対応する
ビットが「1」にれることにより、それ以降の当該画素
に対する描画を禁止するから、同一画素に対する2度描
画は確実に防止される。尚、既にビット「1」とされて
いる来歴パターンデータに対しては、それを改めて「1
」に書き換える動作を省略することができ、それによっ
て、マスクプレーンメモリMaskPMの書き換えに伴
うオーバーヘッドを軽減する。
上記マスクプレーンメモリMaskPMは、特に制限さ
れないが、フレームバッファメモリFBMのアドレス空
間に対して著しく小さな記憶容量を有して構成される0
本実施例に従えば、5画素の集合として定義された論理
ベルの大きさに対して、5X5画素分の記憶容量を有す
る。このように著しく小さな記憶容量で1フレームの全
面描画をフォローし得る来歴パターンデータを容易にマ
スクプレーンメモリMaskPMに保有させるため、描
画対象画素の移動に従ってマスクプレーンメモリMas
kPMの仮想的な記憶領域を相対移動させてラップアラ
ウンドさせるようなアドレシング方式を採用する。その
ために、マスクプレーンメモリMaskPMにおける5
×5画素分の記憶領域をアドレシングするときのスター
トアドレスを保有するマスクスタートレジスタMSX、
MSYと、エンドアドレスを保有するマスクエンドレジ
スタMEX、MEYとを設けておき、それらレジスタの
格納データを、ベル基準点の移動方向に従って5×5画
素分の記憶領域内をラップアラウンドさせるように変更
する。即ち、最上位を超えたビットは最下位に戻される
ようにされる。そして1つの論理ベルの描画に際して、
マスクプレーンポインタMPX、MPYは、そのときの
スタートアドレスからエンドアドレスに向けて所定の順
番に従ってマスクプレーンメモリMaskPMをアドレ
シングする。
第4図は上記したラップアラウンドによる来歴パターン
データの具体的な形成方式を示す説明図である。例えば
、第4図の(A)に示されるように、最初のベル描画に
おけるベル基準点が描画座標系X、Yの原点にある場合
、当該論理ベルが描画されることによってマスクプレー
ンメモリMaskPMの中央部にビット「1」が書き′
込まれる。
このとき描画座標系X、Yで描画された画素及びマスク
プレーンメモリMaskPM上に書き込まれたビットは
夫々■で示される。
次に、第4図の(B)に示されるように、描画されるべ
き論理ベルの基準点が描画座標系X、 Yの(1,1)
に移動された場合、マスクスタートレジスタMSX、M
SY、及びマスクエンドレジスタMEX、MEYが保有
するアドレスも夫々ベル基準点の移動方向に追従してラ
ップアラウンドに移動され、当該論理ベルが描画される
と、そのスタートアドレスとエンドアドレスによって決
まるマスクプレーンメモリM’askPMの相対的な中
央位置に、描画された画素に対応してビット「1」が書
き込まれる。このとき描画座標計X。
Yで描画された画素及びマスクプレーンメモリMask
PM上に書き込まれたビットは夫々■で示される。
また、第4図の(C)に示されるように、描画されるべ
き論理ベルの基準点が描画座標系X、Yの(2,2)に
移動された場合、マスクスタートレジスタMSX、MS
Y、及びマスクエンドレジスタMEX、MEYの保有ア
ドレスも夫々ベル基準点の移動方向に追従してラップア
ラウンドに移動され、当該論理ベルが描画されると、そ
のスタートアドレスとエンドアドレスによって決まるマ
スクプレーンメモリMaskPMの相対的な中央位置に
、描画された画素に対応してビットrlJが書き込まれ
る。このとき描画座標系x、Yで描画された画素及びマ
スクプレーンメモリM a s kPM上に書き込まれ
たビットは夫々■で示される。
第4図の(D)に示されるように、描画されるべき論理
ベルの基準点が描画座標系X、Yの(3゜2)に移動さ
れた場合も同様に作用し、このとき描画座標計X、Yで
描画された画素及びマスクプレーンメモリMaskPM
上に書き込まれたビットは夫々■で示され、また、第4
図の(E)に示されるように、描画されるべき論理ベル
の基準点が描画座標系X、Yの(4,1)に移動された
ときの描画画素、及びそのときのマスクプレーンメモリ
MaskPM上の書き込みビットは夫々■で示される。
尚、マスクプレーンメモリMaskPM上におけるスタ
ートアドレスの縦及び横方向に一致する各ビットはその
都度「0」とされることによって、現在の描画位置から
離れた位置の過去の描画に際して得られた既に不要とな
ったビットは消去されるようになっている。したがって
、ラップアラウンドしてスタートアドレスが上下又は左
右に1回転すると、それ以前の古い情報は全てクリアさ
れることになる。
次に上記実施例における論理ベル描画の全体的な動作を
第5図に示されるフローチャートに基づいて説明する。
論理ベル描画のためのコマンドに基づいて制御記憶μR
OMからシーケンシャルに各種制御信号が各機能ブロッ
クに出力されると、先ず、カレントポインタcpx、c
pyによって指示される描画座標系のアドレスが所定位
置に移動される(ステップ5TP1)。即ち、ベル原点
が所定の描画位置に移動されることになる。次にベルポ
インタPRX、PRYが初期化されると共に(ステップ
5TP2) 、マスクプレーンメモリMPMの参照エリ
アを決定するために、マスクスタートレジスタMSX、
MSY、及びマスクエンドレジスタMEX、MEYが保
有するスタート及びエンドアドレスが、カレントポイン
タcpx、cpyによる指示位置の移動に追従して変更
される(ステップ5TEP3)、更に、それに呼応して
マスクプレーンポインタMPX、MPYが初期化される
(ステップ5TP4)。
次いで、現在描画すべき画素がベルパターン上にあるか
の判別が行われ(ステップ5TP5)、さらにその判別
結果が肯定である場合には、マスクプレーンポインタM
PX、MPYによって指定されるマスクプレーンメモリ
MaskPMの所定アドレスから読み出される来歴パタ
ーンデータがビット「0」であるが、即ち当該画素に対
する描画を行うことができるかの判別が行われる(ステ
ップ5TP6)。ステップ5TP6の判別結果が描画を
許容するとき、算術論理ユニットALUを介してカラー
ソースデータとディスティネーションデータとの色演算
が実行されて当該画素に対する描画が行われる。そして
、当該描画された画素に対応するマスクプレーンメモリ
MaskPM上の所定アドレスにビット「1」が書き込
まれる。
このようにして書き込まれたビット「1」に対応する画
素に対しては、マスクレジスタMSKを介してそれ以降
の描画、すなわち2度描画が禁止される(ステップ5T
P7)。したがって、上記ステップ5TP6において、
マスクプレーンポインタMPX、MPYによって指定さ
れるマスクプレーンメモリMaskPMの所定アドレス
がら読み出される来歴パターンデータがビット「1」で
あると判断されたときは、ステップ5TP6は実行され
ず、同一画素に対する2度描画は確実に防止される。
上記のようにして画素に対する描画または非描画処理が
実行された後は、描画位置を次の画素に移動させるため
に、ベルポインタPRX、PRY、及びマスクプレーン
ポインタMPX、MPYの保有アドレスを次の位置に変
更する(ステップ5TP8及び5TP9)。上記ステッ
プ5TP5からステップ5TP9までの動作は1つの論
理ベルを構成する全ての画素に対して描画又は非描画の
処理が行われるまで繰返し実行される。そして、ステッ
プSTP lからステップ5TP10までの動作は、カ
レントポインタCPX、CPYによる指示点が描画終了
点に一致するまで繰返し実行される。
このようなアルゴリズムによって論理ベル描画が実行さ
れた具体的な状態は第4図の(E)に示される。同図か
らも明らかなように、論理ベル描画においては、ベル原
点が1画素づつ移動されるために隣接するベルには重な
り合う画素が必然的に生ずるが、そのような重なる画素
に対して2度描画は完全に防止されている。
上記実施例によれば以下の作用効果を得るものである。
(1)ベル描画において書き換えられるべきフレームバ
ッファメモリFBMの所定アドレス近傍の過去の描画来
歴に呼応して一旦描画された画素に対応するパータンの
来歴パターンデータを書き換え可能に記憶するマスクプ
レーンメモリM a s kPMが設けられ、描画アド
レスに呼応して順次マスクプレーンメモリMaskPM
から読み出される来歴パターンデータに基づいて、当該
描画アドレスの画素に対して既に描画が行われている場
合にはその描画アドレスの画素に対する描画が禁止され
ることにより、隣接する論理ベル間で重なり合う画素に
対する2重描画を確実に防止することができる。
(2)上記作用効果より、ソースデータとディスティネ
ーションデータとに対する論理和、論理積、或いは排他
的論理和などの所定の色演算を確実に行うことができる
(3)上記作用効果(1)の2重描画防止の効果より、
描画時間の短縮に寄与することができる。
(4)マスクプレーンメモリMaskPMはフレームバ
ッファメモリとは独立して設けられているから、来歴パ
ターンデータの書き換え、及び、来歴パターンデータの
参照を、高速に行うことができ、描画速度の向上に寄与
することができる。
(5)マスクプレーンメモリMaskPMの仮想的な記
憶領域を相対移動させてラップアラウンドさせるような
方式で来歴パターンデータの書き込み及び参照が行われ
るようにされているから、フレームバッファメモリFB
Mのアドレス空間よりも著しく小さな記憶容量を有する
マスクプレーンメモリMaskPMでもフレームバッフ
ァの全面描画をフォローし得る来歴パターンデータを容
易にそのマスクプレーンメモリMaskPMに保有させ
ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが1本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能である。
例えば、上記実施例では、5画素の集合として定義され
た論理ベルを用いた場合について説明したが、論理ベル
の形状及び大きさは上記実施例に限定されず適宜変更す
ることができる。更に描画方式は上記実施例の論理ベル
描画に限定されず、1画素の大きさに従って描画を行う
通常描画にも適用することができる。また、来歴パター
ンデータを保有する記憶手段は、上記実施例で説明した
ラップアラウンド方式によってデータを書き換える構成
に限定されず、またその記憶容量も上記実施例に限定さ
れない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるLSIとしてのグラ
フィクコントローラに適用した場合について説明したが
、それに限定されず、描画機能を有するグラフィックタ
ーミナルなど種々の描画制御技術に適用することができ
る。本発明は、少なくとも、画像メモリに対して画像デ
ータを書き換える条件のものに適用することができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られ効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、描画に際して書き換えるべき画像メモリの所
定アドレス近傍の過去の描画来歴に呼応した来歴パター
ンデータを書き換え可能に記憶する記憶手段を画像メモ
リとは独立して設け、描画すべき画像メモリのアドレス
に対応する来歴パターンデータを参照して画像メモリへ
の書き込みの可否を制御すると共に、描画による画像メ
モリの書き換えが許可された画像メモリのアドレスに呼
応する上記記憶手段の所定アドレスには、それ以降の画
像メモリへの書き込みを禁止する情報を蓄えて来歴パタ
ーンを形成するようにしたものであるから、−旦描画さ
れた画素への2重描画が防止され、それによって、描画
に対するオーバヘッドの軽減、さらには画像メモリのデ
ータと書き換えるべき画像データとの間での所望の論理
演算の確実性を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例であるグラフィックコントロ
ーラの要部を示すブロック図。 第2図はそのグラフィックコントローラが適用される画
像表示システムのブロック図、第3図は論理ベルの説明
図。 第4図はフレームバッファメモリに対する描画例とそれ
に対応してラップアラウンド形式でマスクプレーンメモ
リに格納される来歴パターンデータの状態とを示す説明
図、 第5図は論理ベル描画に際しての2重描画防止のための
制御手順を示すフローチャートである6MPU・・・マ
イクロプロセッサ、GDP・・・グラフィックコントロ
ーラ、FBM・・・フレームバッファメモリ、cpx、
cpy・・・カレントポインタ、MAH,MAL・・・
メモリアドレスレジスタ、PRX。 PRY・・・ベルポインタ、PelDM・・・ベルデー
タメモリ、SFT・・・シフタ、MaskPM・・・マ
スクプレーンメモリ、MPX、MPY・・・マスクプレ
ーンポインタ、MSX、MSY・・・マスクスタートレ
ジスタ、MEX、MEY・・・マスクエンドレジスタ、
MSK・・・マスクレジスタ、RD B・・・リードデ
ータバッファ、ALU・・・算術論理ユニット、WDB
・・・ライトデータバッファ、PEL・・・論理ベル。 第  2  図 第  3  図 pEl−締ヂTへ〜ノワ 第  4  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、画像データを保持する画像メモリに対して画像デー
    タを書き換える描画機能を有し、書き換えるべきアドレ
    ス近傍の過去の描画来歴に呼応した来歴パターンデータ
    を書き換え可能に記憶する記憶手段と、描画すべき画像
    メモリのアドレスに対応する来歴パターンデータを参照
    して画像メモリへの書き込みの可否を制御する制御手段
    とを備えるものであることを特徴とする描画制御装置。 2、上記来歴パターンデータを格納する記憶手段は、上
    記画像メモリとは独立して設けられ、描画アドレスの演
    算に追従して参照すべき来歴パターンデータが選択され
    るようにされて成るものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の描画制御装置。 3、上記来歴パターンを格納する記憶手段は、描画によ
    る画像メモリの書き換えが許可された画像メモリのアド
    レスに呼応するアドレスに、それ以降の画像メモリへの
    書き込みを禁止する情報を蓄えて来歴パターンが形成さ
    れるものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の描画制御装置。
JP15545587A 1987-06-24 1987-06-24 Plotting controller Pending JPS641080A (en)

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JPS6410855U (ja) * 1987-07-09 1989-01-20

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