JPH0110408Y2 - - Google Patents

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JPH0110408Y2
JPH0110408Y2 JP14446280U JP14446280U JPH0110408Y2 JP H0110408 Y2 JPH0110408 Y2 JP H0110408Y2 JP 14446280 U JP14446280 U JP 14446280U JP 14446280 U JP14446280 U JP 14446280U JP H0110408 Y2 JPH0110408 Y2 JP H0110408Y2
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JP
Japan
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water
engine
cooling water
supply port
cooling
Prior art date
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JP14446280U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舶用エンジンのウオータージヤケツト
に係り、詳しくは舶用エンジンの清水による洗浄
を容易にしたウオータージヤケツトに関するもの
である。
一般にレジヤー用のウオータークラフト、船外
機等の水冷式エンジンは、海水で使用した場合、
使用後清水で良く洗浄することが必要である。
然し乍ら、水冷式エンジン内部に清水を注水す
る個所が無いので、冷却水通路の一部のパイプ類
を外してここから清水を水冷式エンジン内部に注
水することが行なわれる。
ところで、一般のユーザーの場合、冷却水通路
のどのパイプ類を外すか、又どこへ注水するかを
良く知らないものである。また冷却水通路の一部
のパイプ類を外して清水による洗浄を行なつて
も、そのパイプ類を取付けるのを忘れて、運転時
にエンジンがオーバーヒートすることがある。さ
らにパイプを外した部分から清水を注水するとし
ても一般の水道ホースとは口径が合わないので、
清水が洩れてエンジンルーム等にたまる。さらに
また特にウオータークラフトの水冷式エンジンに
於いては、正規の冷却水通路のパイプを外すこと
は狭隘な場所だけに作業が困難である。
本考案はかかる諸事情に鑑みなされたものであ
り、海水で使用後簡単に舶用エンジン内部を清水
により洗浄できるように洗浄水供給口を設けた舶
用エンジンのウオータージヤケツトを提供せんと
するものである。
以下本考案の一実施例をウオータークラフトに
於ける水冷式エンジンのウオータージヤケツトに
ついて図面に基いて説明する。第1,2図に於い
て、1はウオータークラフトのエンジンルーム
で、該エンジンルーム1内にはウオータージエツ
ト推進装置2のインペラ3を回転駆動する為の水
冷式エンジン4、排気管5、排気用マフラー5′、
フユーエルタンク6等が収納されている。7はウ
オータージエツト推進装置2から冷却水を取り入
れてエンジン4のウオータージヤケツト4aに送
り込む冷却水通路で、その冷却水取入口8はイン
ペラ3を収納せる噴流ダクト9における静圧の高
い部分に設けられ、この冷却水取入口8から冷却
水を取り入れて実線矢印aの如く船体前方側へ送
りウオータージヤケツト4aに注ぎ込んでエンジ
ン4を強制的に水冷する。エンジン4を冷却した
後の冷却水は、冷却水通路13を通つて排気管5
に導かれ、さらに冷却水通路11を通つて排気用
マフラー5′にこの冷却の為に導かれ、ここから
冷却水通路12内に排出される。他方エンジン4
からの排気ガスは排気管5を通つて点線矢印bの
如く排気用マフラー5′に導入されて消音され、
冷却水通路12に排出される。そして上記冷却水
と排気ガスはエキスパンシヨンチヤンバー15を
介して、或いは直接上記冷却水通路12を通つて
船体前部の側部に設けた放出管14より排出され
る。
上述の如くエンジン4を冷却する冷却水は、ウ
オータークラフトが海上で使用された場合、海水
となるので、使用後エンジン4、排気用マフラー
5′等は洗浄しなければならない。この為本考案
は、水冷式エンジン4のウオータージヤケツト4
aに、好適にはエンジンルーム1のボンネツト1
aを開けた後、水冷式エンジン4のシリンダーヘ
ツドが位置するウオータージヤケツト4aの上面
一側に、洗浄水供給口16を設ける。そしてこの
洗浄水供給口16に第3図の如く逆止弁17を設
ける。この逆止弁17は洗浄水供給口16の内側
に絞り部18を設け、この絞り部18からウオー
タージヤケツト4a側にスプリング19及びこれ
にて押上げられて絞り部18に密着するボール2
0を装入したものである。
かかる構造の水冷式エンジン4のウオータージ
ヤケツト4aによれば、海上でのウオータークラ
フトの使用後、陸揚げし、運転中海水にて冷却さ
れていた水冷式エンジン4、排気管5、排気用マ
フラー5′、各冷却水通路7,13,11,12
及び放出管14を洗浄すべく、エンジンルーム1
のボンネツト1aを開けてウオータージヤケツト
4aに設けた洗浄水供給口16に第3図の実線の
如く水道ホース21の先端を装着し、清水を供給
し、その水圧により逆止弁17のボール20をス
プリング19に抗して押し下げて、該逆止弁17
が開き、清水をウオータージヤケツト4a内に注
水し、水冷式エンジン4をアイドリングする。ウ
オータージヤケツト4内に注水された清水はエン
ジン4を洗浄した後、冷却水通路13を通つて該
通路13を洗浄しながら排気管5に入り、該排気
管5を洗浄する。さらに冷却水通路11を通つて
該通路11を洗浄しながら排気用マフラ−5′に
入り、該マフラー5′を洗浄する。洗浄後冷却水
通路12内に排出される。他方エンジン4のアイ
ドリングによる排気ガスは排気管5を通つて排気
用マフラー5′に導入されて消音され、冷却水通
路12内に排出される。そして上記清水と排気ガ
スはエキスパンシヨンチヤンバー15を介して、
或いは直接冷却水通路12を通つて該通路12を
清水により洗浄しながら船体前部の側部に設けた
放出管14より排出される。
またウオータージヤケツト4a内に注水され、
エンジンの洗浄に寄与した清水の一部は冷却水通
路7を通つて該通路7を洗浄しながら冷却水取入
口8より噴流ダクト9に排出される。
かくして水冷式エンジン4、排気管5、排気用
マフラー5′、各冷却水通路7,13,11,1
2及び放出管14は無駄なく完全に洗浄される。
洗浄後、水道ホース21からの清水の供給を停
止すると、洗浄水供給口16の逆止弁17はボー
ル20がスプリング19により押上げられ絞り部
18に密着して閉じられる。
上記実施例ではウオータージヤケツト4aに逆
止弁17を有する洗浄水供給口16を設けている
が、これに限るものではなく、例えば第4図に示
す如くウオータージヤケツト4aの洗浄水供給口
16にワンタツチカプラのソケツト22を設け、
これに水道ホース21の端に設けたワンタツチカ
プラのプラグ23を嵌入接続して清水をウオータ
ージヤケツト4a内に供給するようにしても良
い。即ち、ワンタツチカプラのソケツト22に設
けられた逆止弁24をプラグ23の嵌入によりス
プリング25に抗して押し下げて洗浄水供給口1
6を開放し、清水をウオータージヤケツト4a内
に供給すると良い。このプラグ23の嵌入により
その外周面に設けられた環状突起26はソケツト
22の開口端部内周壁に設けられた抜け止め鋼球
27に係止される。
洗浄が終つて水道ホース21のワンタツチカプ
ラのプラグ23を、洗浄水供給口16のワンタツ
チカプラのソケツト22から抜き取ると、洗浄水
供給口16は逆止弁24がスプリング25に押圧
されて内周壁の上端に設けられたシール用弾性体
28に密着して閉じられる。
また上記実施例はウオータークラフトの水冷式
エンジンのウオータージヤケツトの場合である
が、第5図に示す如く船外機30の水冷式エンジ
ン31のウオータージヤケツト31aの場合は、
本体カバー32を開けた際水道ホースを取付け易
いウオータージヤケツト31aの側面に洗浄水供
給口16を設け、この洗浄水供給口16に第3図
に示される逆止弁17又は第4図に示されるワン
タツチカプラの逆止弁24を有するソケツト22
を設ける。
かくして船外機30の水冷式エンジン31のウ
オータージヤケツト31aの洗浄水供給口16に
水道ホースを接続して清水を供給し、エンジン3
1をアイドリングすれば、エンジン、排気管、排
気用マフラー、各冷却水通路等は無駄なく完全に
冷却される。また水道ホースを取外せば洗浄水供
給口16が閉じられる。
以上の説明で判るように本考案の舶用エンジン
のウオータージヤケツトは、洗浄水係給口を設
け、該洗浄水供給口の逆止弁を設けたものである
から、海水で使用したウオータークラフト、ボー
ト等の舶用エンジンを洗浄する際、従来のように
冷却水通路の一部のパイプ類を取外すことなく、
一般家庭の水道ホースをウオータージヤケツトの
洗浄水供給口に接続するだけの簡単な作業でウオ
ータージヤケツト内に清水を供給することがで
き、そして清水を供給し続けながらエンジンをア
イドリングすることにより、水冷式エンジン、排
気管、排気用マフラー、各冷却水通路及び放出管
等は無駄なく完全にしかも簡単且迅速に洗浄でき
る。
また、前述の如く冷却水通路の一部のパイプを
取外す必要がないので、従来のように取外したパ
イプの差込み忘れによる使用時のエンジンのオー
バーヒート等の発生がなく安全である。
さらに前記の如く簡単に洗浄できるので、ユー
ザーは使用後洗浄することが習慣となり、従つて
ウオータージヤケツト、排気管、排気用マフラ
ー、各冷却水通路等に砂及び海中の雑物が蓄積さ
れることがなく、又腐食の進行も遅くなり、舶用
エンジンの寿命が増長する。
またウオータージヤケツトに設けた洗浄水供給
口は専用の供給口であるから水道ホースでもエン
ジンルーム内への水漏れが殆んどない。
【図面の簡単な説明】
第1図はウオータークラフトの水冷式エンジン
の冷却系統の一部を切欠した側面図、第2図はそ
の平面図、第3図は本考案によるその水冷式エン
ジンのウオータージヤケツトの一例の要部断面
図、第4図は他の例の要部断面図、第5図は船外
機の一部破断概略側面図である。 1……ウオータークラフトのエンジンルーム、
1a……ボンネツト、2……ウオータージエツト
推進装置、3……インペラ、4……水冷式エンジ
ン、4a……ウオータージヤケツト、5……排気
管、5′……排気用マフラー、6……フユーエル
タンク、7,13,11,12……冷却水通路、
8……冷却水取入口、9……噴流ダクト、14…
…放出管、16……洗浄水供給口、17……逆止
弁、18……絞り部、19……スプリング、20
……ボール、21……水道ホース、22……ワン
タツチカプラのソケツト、23……プラグ、24
……逆止弁、25……スプリング、26……環状
突起、27……鋼球、28……シール用弾性体、
30……船外機、31……水冷式エンジン、31
a……ウオータージヤケツト、32……本体カバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舶用エンジンのウオータージヤケツトに洗浄水
    供給口を設け、該洗浄水供給口に逆止弁を設けた
    ことを特徴とする舶用エンジンのウオータージヤ
    ケツト。
JP14446280U 1980-10-09 1980-10-09 Expired JPH0110408Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14446280U JPH0110408Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14446280U JPH0110408Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5768120U JPS5768120U (ja) 1982-04-23
JPH0110408Y2 true JPH0110408Y2 (ja) 1989-03-24

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ID=29504166

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JP14446280U Expired JPH0110408Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09

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JPS5768120U (ja) 1982-04-23

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