JPH01103408A - 陶磁器成形型の製造方法 - Google Patents

陶磁器成形型の製造方法

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JPH01103408A
JPH01103408A JP26246287A JP26246287A JPH01103408A JP H01103408 A JPH01103408 A JP H01103408A JP 26246287 A JP26246287 A JP 26246287A JP 26246287 A JP26246287 A JP 26246287A JP H01103408 A JPH01103408 A JP H01103408A
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gypsum
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清 大野
Masanaga Owaki
大脇 正祥
Koji Fukumoto
康二 福本
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    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/34Moulds, cores, or mandrels of special material, e.g. destructible materials
    • B28B7/346Manufacture of moulds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、アンダーカットのある陶磁器製品を成形する
ための石膏製の使用型を、割型法によらずに製造するこ
とができる陶磁器成形型の製造方法に関するものである
。 (従来の技術) 食器、花瓶、水差し等の容器状の高級陶磁器テーブルウ
ェアの成形工程は、原型から元型を作り、この元型から
ケース型中子を作り、石膏製ケースと組み合わせたうえ
でその外周又は内周等の原型に対応する面に、石膏泥し
ようを注入して2水石膏製の使用型と呼ばれる成形型を
作り、この使用型を用いて陶磁器生素地製品を鋳込成形
法又はろくろ成形法によって生産するのが一般的である
。このような複雑な工程を必要とするのは、使用型は原
型の複写型であるケース型を使用して成型し、原型を使
用せずに、原型を形状原本として長年月保存し、成型作
業による損耗を防ぐためである。生素地製品が深いアン
ダーカットを持つ場合には使用型にも当然に深いアンダ
ーカットが形成されるため、ケース型を割型としなけれ
ば使用型を取出すことができなかった。しかしケース型
を割型とすることは型組み等に多くの工数を必要とする
うえ、使用型の内表面に生ずる割型のシームラインを削
り落とすためにも多くの工数を必要とする欠点があった
。そこで特公昭58−29201号公報に示されるよう
に、シリコンゴム等の弾性材料を型材として使用し、ア
ンダーカットのある使用型をも抜き出せるようにする試
みもなされているが、形状精度が確保できず、原型どお
りの生素地製品を成形できなくなり、目的とする最終焼
成製品が得られないという欠点があった。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、深い
アンダーカットのある陶磁器製品を成形するための使用
型を割型法によることなく能率良く、しかも形状精度良
く製造することができる陶磁器成形型の製造方法を目的
として完成されたものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は原型を石膏製外枠の内部空間内にセントし、液
状シリコンゴムを注入して、石膏を芯材としたシリコン
ゴムの元型を作製する第1の工程と、この元型の内部に
石膏製の芯材をセットし、液状シリコンゴムを注入して
石膏を芯材としたシリコンゴムのケース型中子を作製す
る第2の工程と、このケース型中子と石膏製のケースを
組み合わせて構成したケース型に石膏スラリーを注入し
て硬化させたうえ、ケース型中子の弾性を利用して取外
す第3の工程とから成ることを特徴とするものである。 本発明におけ、る石膏はJIS R9111に規定され
る高純度の「二本せつこう」が好ましく、石膏スラリー
は高強度低膨張の半水石膏(焼石こう)を使用すること
が好ましい、また、本発明において、芯材とは、形状保
持体として機能する ・ものであり、第4図または第5
図のケース型中子の芯材(8)のように芯材の外表面を
シリコンゴム製の型面層で覆う場合の他、第2図または
第3図に示すように、その内表面をシリコンゴム製の型
面層で覆う場合もある。 以下に本発明を図示の実施例とともに更に詳細に説明す
る。 第1図はアンダーカットのある原型+11を示すもので
あり、この原型(1)は石膏型、木型、樹脂型、金型等
の任意の材質のものとすることができる。 第2図及び第3図は本発明の第1の工程を示すものであ
り、原型+11を石膏製のベース(2)の上面にセット
するとともにその外側に石膏製外枠(3)を組付ける。 この石膏製外枠(3)の内周面(4)は一般には、目的
とする使用型の外周形状に対応する形状を有しているが
、液状シリコンゴム(6)を注入するキャビティを形成
できるものであれば、その材料、形状は任意でよい、ま
たその頂部には注入口(5)を備えている0図示のよう
に原型(11は石膏製外枠(3)の内部空間内にセット
されることとなり、その後注入口(5)から石膏製外枠
(3)の内部空間内に液状のシリコンゴム(6)を注入
して固化させ、シリコンゴム71(6a)を作製する。 シリコンゴムとしては2液型RTVシリコンゴム、1液
型RTVシリコンゴム等を適宜、用いることができ、固
化後に上下を反転させ、ベース(2)及び原型+11を
取外せば第3図に示されるように石膏製外枠(3)を芯
材としたシリコンゴム製の元型(7)が得られる。 第
4図は本発明の第2の工程を示すものであり、第1の工
程で得られた元型(7)の内部に石膏製の芯材(8)を
セットし、芯材(8)の中心孔(9)から液状のシリコ
ンゴム顛を注入する0本実施例においては芯材(8)の
内部に予め布、ガラス繊維、金網など通気性材料からな
るパイプ(11)が埋込まれており、液状シリコンゴム
注入時にパイプ(11)内を真空ポンプにより減圧する
0石膏からなる芯材(8)は内部に連通細孔を有し、パ
イプ(11)内を減圧すると芯材(8)の全体が減圧さ
れ、シリコンゴムαψが元型(7)と芯材(8)との間
の内部空間内にすみずみまで充填されることとなる。な
お芯材(8)の外表面には気密シール層(12)を形成
して外気の吸引を防止するものとし、また元型(7)の
シリコンゴム(6)の内表面には予め離型剤を塗布して
おくことが好ましい。 また第4図の方法に代えて、第5図に示すように芯材(
8)の外表面に減圧カバー(13)を被せ、その周囲に
気密シール層(14a)を形成したうえ減圧空間部(1
5)内を減圧しつつ芯材(8)の中心孔(9)から液状
シリコンゴムα・を注入することもでき、この場合にも
石膏製の芯材(8)の連通細孔を通じてキャビティ内部
の空気が吸引され、シリコンゴムαΦを完全に充填でき
ることとなる。このような第4図又は第5図の方法によ
ってシリコンゴムO1を注入後硬化させ、元型(7)を
取外せば、石膏を芯材(8)としたシリコンゴム製のケ
ース型中子(14)が得られる第6図は本発明の第3の
工程を示すものであって、第2の工程によって得られた
石膏を芯材(8)としたシリコンゴムのケース型中子(
14)を上下反転させ、その周囲に石膏製のケース(1
5)を立てたうえケース(15)とケース型中子(14
)との間の空間に石膏スラリー(16)を注入する0石
膏スラリーとしては低膨張で強度の大きい高純度のβ型
半水石膏もしくはα型半水石膏(JIS R9111)
を用いることが好ましく、石膏スラリーが硬化後にシリ
コンゴムのケース型中子(14)の弾性を利用してケー
ス型中子(14)を取除けば、第7図に示されるとおり
深いアンダーカットのある石膏製の使用型(17)が得
られることとなる。 (発明の効果) 以上に説明したように、本発明においては原型から石膏
を芯材としたシリコンゴムの元型を作製し、この元型を
用いて石膏を芯材としたシリコンゴムのケース型中子を
作製したうえで、このケース型中子と石膏ケースを組み
合わせたケース型に石膏スラリーを注入して使用型を作
製するので、深いアンダーカットが使用型の内表面に形
成されている場合にもケース型中子のシリコンゴムの弾
性を利用して使用型を容易に取外すことができる、同様
に原型をシリコンゴム元型から取外す第1の工程も、シ
リコンゴム元型からケース型中子を取外す第2の工程も
割型にせずに容易に成形脱型することができる。従って
本発明によれば、従来のように分割式の元型あるいはケ
ース型を用いることなく深いアンダーカットのある石膏
製の使用型を製造できるので工数の削減を図ることがで
き、また使用型の表面のシームラインを星じたりまたそ
れを削り落とす必要もない、このようにして本発明によ
れは深さが1.5鶴までのアンダーカントのある使用型
を割型法を用いることなく製造できることとなる。しか
も本発明においては元型、ケース型中子ともに石膏を芯
材としたシリコンゴムを使用するので、全体をシリコン
ゴム製とした従来法に比較して変形が少く、形状精度を
出し易い利点がある。第2工程であるケース型中子の作
製工程においては石膏製の芯材の通気性を利用してシリ
コンゴムの完全充填を行わせることができるので、残有
する気泡等によるキャビティ内への充填不足を生ずるこ
ともなく、元型のとおりの形状のケース型中子を作製す
ることができる。 同様にして、原型から元型を作製する第1の工程におい
ても、真空を芯材に作用することにより、複雑な形状の
原型であっても極めて高精度に元型を製作できる。 よって本発明は従来の問題点を一掃した陶磁器成形型の
製造方法として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すものであり、第1
図は原型の正面図、第2図は第1の工程を示す断面図、
第3図は得られた元型を示す断面図、第4図は第2の工
程を示す断面図、第5図はその変形例を示す断面図、第
6図は第3の工程を示す断面図、第7図は得られた使用
型を示す断面図である。 (1):原型、(3):石膏製外型、(6):液状のシ
リコンゴム、(7):元型、(8):芯材、αI:液状
のシリコンゴム、(14) :ケース型中子、(15)
 :ケース、(16) :石膏スラリー、(17) :
使用型。 特許出願人 株式会社ノリタケカンパニーリミテド代 
 理  人  名     嶋     明     
部間        綿     貫     達  
   離開         山     零    
 文     夫第3図 a 第5図 手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和62年特許願第262462号 2、発明の名称 陶磁器成形型の製造方法3、補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 住所 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36号4
、代理人 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 +11、明細書第4頁第20行に、JIS R9111
、とある茨に、次の文章を加入する。 「(陶磁器型材用セラコラ)」 (2)、同第5頁第1行に、「二本せっこう」が好まし
く、石膏スラリーは高強度低膨脹の半水石膏(焼石こう
)を、とあるを、次のとおり補正する。 「半水せっこう(焼石石こう)を用いた石膏スラリーを
」 (3)、同第8頁第6行に、β型半水石膏、とあるを、
「α型半水石膏」と補正する。 (4)、同第8頁第7行に、α型半水石膏、とあるを、
「β型半水石膏」と補正する。 以上 手続補正書(自発) 昭和62年11月28日 1、事件の表示 昭和62年特許願第262462号 2、発明の名称 陶磁器成形型の製造方法3、補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 住所 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36号4
、代理Å 以上 明  細  書 1、発明の名称 陶磁器成形型の製造方法2、特許請求
の範囲 1、原型を石膏製外枠の内部空間内にセットし、液状シ
リコンゴムを注入して、石膏を芯材としたシリコンゴム
の元型を作製する第1の工程と、この元型の内部に石膏
製の芯材をセットし、液状シリコンゴムを注入して石膏
を芯材としたシリコンゴムのケース型中子を作製する第
2の工程と、このケース型中子と石膏製のケースを組み
合わせて構成したケース型に石膏スラリーを注入して硬
化させたうえ、ケース型中子の弾性を利用して取外す第
3の工程とから成ることを特徴とする陶磁器成形型の製
造方法。 2、ケース型中子の芯材を連通細孔を有する石膏材料と
し、型外表面は気密シール層を形成し、前記通気性材料
を減圧状態にして液状シリコンゴムを注入する第2の工
程からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の陶磁器成形型の製造方法。 3、石膏材料内部に通気性材料で形成したパイプを埋設
し、前記パイプに真空ポンプを接続し、減圧状態にする
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項の記載の陶磁器
成形型の製造方法。 4、石膏材料中子の型外表面に真空作用空間部を設け、
前記空間部に真空ポンプを接続し、減圧状態にすること
を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の陶磁器成形型
の製造方法。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、アンダーカットのある陶磁器製品を成形する
ための石膏製の使用型を、割型法によらずに製造するこ
とができる陶磁器成形型の製造方法に関するものである
。 (従来の技術) 食器、花瓶、水差し等の容器状の高級陶磁器テーブルウ
ェアの成形工程は、原型から元型を作り、この元型から
ケース型中子を作り、石膏製ケースと組み合わせたうえ
でその外周又は内周等の原型に対応する面に、石膏泥し
ようを注入して2水石膏製の使用型と呼ばれる成形型を
作り、この使用型を用いて陶磁器生素地製品を鋳込成形
法又はろくろ成形法によって生産するのが一般的である
、このような複雑な工程を必要とするのは、使用型は原
型の複写型であるケース型を使用して成型し、原型を使
用せずに、原型を形状原本として長年月保存し、成型作
業による損耗を防ぐためである。生素地製品が深いアン
ダーカットを持つ場合には使用型にも当然に深いアンダ
ーカットが形成されるため、ケース型を割型としなけれ
ば使用型を取出すことができなかった。しかしケース型
を割型とすることは型組み等に多くの工数を必要とする
うえ、使用型の内表面に生ずる割型のシームラインを削
り落とすためにも多くの工数を必要とする欠点があった
。そこで特公昭58−29201号公報に示されるよう
に、シリコンゴム等の弾性材料を型材として使用し、ア
ンダーカットのある使用型をも抜き出せるようにする試
みもなされているが、形状精度が確保できず、原型どお
りの生素地製品を成形できなくなり、目的とする最終焼
成製品が得られないという欠点があった。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、深い
アンダーカットのある陶磁器製品を成形するための使用
型を割型法によることなく能率良く、しかも形状精度良
く製造することができる陶磁器成形型の製造方法を目的
として完成されたものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は原型を石膏製外枠の内部空間内にセットし、液
状シリコンゴムを注入して、石膏を芯材としたシリコン
ゴムの元型を作製する第1の工程と、この元型の内部に
石膏製の芯材をセントし、液状シリコンゴムを注入して
石膏を芯材としたシリコンゴムのケース型中子を作製す
る第2の工程と、このケース型中子と石膏製のケースを
組み合わせて構成したケース型に石膏スラリーを注入し
て硬化させたうえ、ケース型中子の弾性を利用して取外
す第3の工程とから成ることを特徴とするものである0
本発明における石膏はJIS R9111(陶磁器型材
用セラコラ)に規定される高純度の「半水せっこう(焼
石こう)」を用いた石膏スラリーを使用することが好ま
しい。また、本発明において、芯材とは、形状保持体と
して機能するものであり、第4図または第5図のケース
型中子の芯材(8)のように芯材の外表面をシリコンゴ
ム製の型面層で覆う場合の他、第2図または第3図に示
すように、その内表面をシリコンゴム製の型面層で覆う
場合もある。 以下に本発明を図示の実施例とともに更に詳細に説明す
る。 第1図はアンダーカットのある原型+11を示すもので
あり、この原型illは石膏型、木型、樹脂型、金型等
の任意の材質のものとすることができる。 第2図及び第3図は本発明の第1の工程を示すものであ
り、原型(1)を石膏製のベース(2)の上面にセット
するとともにその外側に石膏製外枠(3)を組付ける。 この石膏製外枠(3)の内周面(4)は一般には、目的
とする使用型の外周形状に対応する形状を有しているが
、液状シリコンゴム(6)を注入するキャビティを形成
できるものであれば、その材料、形状は任意でよい1.
またその頂部には注入口(5)を備えている0図示のよ
うに原型illは石膏製外枠+3)の内部空間内にセッ
トされることとなり、その後注入口(5)から石膏製外
枠(3)の内部空間内に液状のシリコンゴム(6)を注
入して固化させ、シリコンゴム層(6a)を作製する。 シリコンゴムとしては2液型RTVシリコンゴム、l液
型RTVシリコンゴム等を適宜、用いることができ、固
化後に上下を反転させ、ベース(2)及び原型(1)を
取外せば第3図に示されるように石膏製外枠(3)を芯
材としたシリコンゴム製の元型(7)が得られる。 第4図は本発明の第2の工程を示すものであり、第1の
工程で得られた元型(7)の内部に石膏製の芯材(8)
をセントし、芯材(8)の中心孔(9)から液状のシリ
コンゴムa・を注入する0本実施例においては芯材(8
)の内部に予め布、ガラス繊維、金網など通気性材料か
らなるパイプ(11)が埋込まれており、液状シリコン
ゴム注入時にパイプ(11)内を真空ポンプにより減圧
する0石膏からなる芯材(8)は内部に連通細孔を有し
、パイプ(11)内を減圧すると芯材(8)の全体が減
圧され、シリコンゴムα〔が元型(7)と芯材(8)と
の間の内部空間内にすみずみまで充填されることとなる
。なお芯材(8)の外表面には気密シール層(12)を
形成して外気の吸引を防止するものとし、また元型(7
)のシリコンゴム(6)°の内表面には予め離型剤を塗
布しておくことが好ましい。 また第4図の方法に代えて、第5図に示すように芯材(
8)の外表面に減圧カバー(13)を被せ、その周囲に
気密シール層(14a)を形成したうえ減圧空間部(1
5)内を減圧しつつ芯材(8)の中心孔(9)から液状
シリコンゴムα呻を注入することもでき、この場合にも
石膏製の芯材(8)の連通細孔を通じてキャビティ内部
の空気が吸引され、シリコンゴ’h asを完全に充填
できることとな−る。このような第4図又は第5図の方
法によってシリコンゴム01を注入後硬化させ、元型(
ηを取外せば、石膏を芯材(8)としたシリコンゴム製
のケース型中子(14)が得られる第6向は本発明の第
3の工程を示すものであって、第2の工程によって得ら
れた石膏を芯材(8)としたシリコンゴムのケース型中
子(14)を上下反転させ、その周囲に石膏製のケース
(15)を立てたうえケース(15)とケース型中子(
14)との間の空間に石膏スラリー(16)を注入する
0石膏スラリーとしては低膨張で強度の大きい高純度の
α型半水石膏もしくはβ型半水石膏(JIS R911
1)を用いることが好ましく、石膏スラリーが硬化後に
シリコンゴムのケース型中子(14)の弾性を利用して
ケース型中子(14)を取除けば、第7図に示されると
おり深いアンダーカットのある石膏製の使用型(17)
が得られることとなる。     ′ (発明の効果) 以上に説明したように、本発明においては原型から石膏
を芯材としたシリコンゴムの元型を作製し、この元型を
用いて石膏を芯材としたシリコンゴムのケース型中子を
作製したうえで、このケース型中子と石膏ケースを組み
合わせたケース型に石膏スラリーを注入して使用型を作
製するので、深いアンダーカットが使用型の内表面に形
成されている場合にもケース型中子のシリコンゴムの弾
性を利用して使用型を容易に取外すことができる。同様
に原型をシリコンゴム元型から取外す第1の工程も、シ
リコンゴム元型からケース型中子を取外す第2の工程も
割型にせずに容易に成形脱型することができる。従って
本発明によれば、従来のように分割式の元型あるいはケ
ース型を用いることなく深いアンダーカットのある石膏
製の使用型を製造できるので工数の削減を図ることがで
き、また使用型の表面のシームラインを生じたりまたそ
れを削り落とす必要もない。このようにして本発明によ
れは深さが1.50までのアンダーカットのある使用型
を割型法を用いることなく製造できることとなる。しか
も本発明においては元型、ケース型中子ともに石膏を芯
材としたシリコンゴムを使用するので、全体をシリコン
ゴム製とした従来法に比較して変形が少く、形状精度を
出し易い利点がある。第2工程であるケース型中子の作
製工程においては石膏製の芯材の通気性を利用してシリ
コンゴムの完全充填を行わせることができるので、残有
する気泡等によるキャビティ内への充填不足を生ずるこ
ともなく、元型のとおりの形状のを−ス型中子を作製す
ることができる。 同様にして、原型から元型を作製する第1の工程におい
ても、真空を芯材に作用することにより、複雑な形状の
原型であっても極めて高精度に元型を製作できる。 よって本発明は従来の問題点を一掃した陶磁器成形型の
製造方法として、産業の発展に寄与するところは極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すものであり、第1
図は原型の正面図、第2図は第1の工程を示す断面図、
第3図は得られた元型を示す断面図、第4図は第2の工
程を示す断面図、第5図はその変形例を示す断面図、第
6図は第3の工程を示す断面図、第7図は得られた使用
型を示す断面図である。 (1):原型、(3):石膏製外型、(6):液状のシ
リコンゴム、(7):元型、(8):芯材、aI:液状
のシリコンゴム、(14) jケース型中子、(15)
 jケース、(16) :石膏スラリー、(17) :
使用型。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原型を石膏製外枠の内部空間内にセットし、液状シ
    リコンゴムを注入して、石膏を芯材としたシリコンゴム
    の元型を作製する第1の工程と、この元型の内部に石膏
    製の芯材をセットし、液状シリコンゴムを注入して石膏
    を芯材としたシリコンゴムのケース型中子を作製する第
    2の工程と、このケース型中子と石膏製のケースを組み
    合わせて構成したケース型に石膏スラリーを注入して硬
    化させたうえ、ケース型中子の弾性を利用して取外す第
    3の工程とから成ることを特徴とする陶磁器成形型の製
    造方法。 2、ケース型中子の芯材を連通細孔を有する石膏材料と
    し、型外表面は気密シール層を形成し、前記通気性材料
    を減圧状態にして液状シリコンゴムを注入する第2の工
    程からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の陶磁器成形型の製造方法。 3、石膏材料内部に通気性材料で形成したパイプを埋設
    し、前記パイプに真空ポンプを接続し、減圧状態にする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項の記載の陶磁器
    成形型の製造方法。 4、石膏材料中子の型外表面に真空作用空間部を設け、
    前記空間部に真空ポンプを接続し、減圧状態にすること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の陶磁器成形型
    の製造方法。
JP26246287A 1987-10-17 1987-10-17 陶磁器成形型の製造方法 Expired - Fee Related JPH074807B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0496471A1 (en) * 1991-01-23 1992-07-29 NASSETTI ETTORE S.p.A. Manufacturing method and mould made according to such method for moulding ceramic articles, in particular sanitary articles
JPH04104406U (ja) * 1991-02-22 1992-09-09 東陶機器株式会社 石膏型成形用型

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JPH04104406U (ja) * 1991-02-22 1992-09-09 東陶機器株式会社 石膏型成形用型

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