JP2019130260A - 芯材および芯材を用いた身飾り品作成用樹脂粘土を成形する型兼載置台 - Google Patents

芯材および芯材を用いた身飾り品作成用樹脂粘土を成形する型兼載置台 Download PDF

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奈央美 高橋
礼子 山城
Reiko Yamashiro
礼子 山城
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Abstract

【課題】粘土にチャトンなどを付けた芯材を挿入して固定するための型兼載置台を提供する。【解決手段】芯材1に流動性を有する粘土2をまとわせ、粘土2の表面にチャトン3を取り付けた完成前の身飾り品(イチゴ)6を、モールド4のくぼみ5に上から自然の自重にまかせて挿入して成形し、モールド4は身飾り品6の成形と載置台を併用し、モールド4のくぼみ5の内径寸法は完成前の身飾り品6の外観寸法と略同一として設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、芯材を使用することで粘土の成形を容易にしたうえでコストダウンさせ、かつ外観形状を保ったまま硬化できる型兼載置台に関するものである。
従来、硬化する際に接着する性質の身飾り品作製用樹脂粘土を用い、球体に成形し硬化させるための型兼載置台として実用に共されているものとして、チャトン(Vカットストーンという裏面が尖ったダイヤカットをしたラインストーン)を表面に接着した球体の成形および載置台の役目をするモールドがある。
そのために次のような問題点があった。
(イ)使用する粘土に流動性があり、側面が重力で垂れてしまうため、形状が保てなく身飾り品の商品として完成出来ず、成形するうえで困っていた。
(ロ)この粘土は時間経過で硬化する性質を利用して、チャトンを接着するものであり、時間経過とともに外形が崩れて固まってしまう問題が生じていた。
(ハ)又、粘土が硬化する際に収縮してチャトンが外側に押し出されるため、それを防ぐ必要があった。
(ニ)装飾品の立体物の作製は芯材に粘土をまとわせるが、装飾品の立体物の底部周辺は重みで粘土にチャトンが埋もれてしまうため、底部周辺にはチャトンを付けることが出来なかったので、装飾品として体を成すことが出来なかった。
(ホ)そのため底面が平らなものしか作製できず、外観形状として色々な変化に富んだ装飾品の製作が出来なかった。
(ヘ)従来、球体かそれに近い形状の芯材と、球体成形用モールドはあるが、上記以外の形では、芯材に合わせたモールドがなかった。
(ト)又、装飾品の全体の重量を抑えることも必要であった。
本発明は、これらの問題点を解決するためのものである。
芯材に流動性を有する樹脂粘土をまとわせ、粘土の表面にチャトンを取り付けた完成前の身飾り品を、モールドのくぼみに上から自然の自重にまかせて挿入し成形し、モールドは身飾品の成型と載置台を併用し、モールドのくぼみの内径寸法は完成前の身飾り品の外観寸法と略同一として設ける。
以上の構成よりなる芯材および芯材を用いた身飾り品作成用樹脂粘土を成形する型兼載置台。
本発明のモールドは、球体およびそれに近い形状の立体物以外の成形を可能とし、身飾品が型崩れせず硬化できるという利点があり、さらに粘土を形成する際に芯材を用いることで使用する粘土を減らし、軽量化とコストカットが可能になるという利点がある。
本発明の成形用モールドとしての使用状態を示した断面図。 本発明の載置台としての使用状態を示した断面図。 本発明を使用せず作製し底面が崩れた状態を示した断面図。 図3の身飾り品の底面が崩れた状態の拡大断面図。
本発明を使用する手順は以下のとおりである。
(イ)身飾り品の外観形状となる芯材(1)は身飾り品の全体重量を抑えるため、発泡スチロールから成っているので、身飾り品の外観形状を作製するうえで加工が容易にできる。
(ロ)身飾り品の原型に合わせて製作した芯材(1)の外観の周りにエポキシ樹脂から成る流動性を有する粘土(2)をまとわせる。
(ハ)図1に示したように、芯材(1)に粘土(2)をまとわせ、粘土(2)に一実例として裏面が尖ったスワロフスキーのチャトン(3)のVカットストーンという裏面が尖ったダイヤカットをしたライストーンを埋め込む事によって、粘土(2)にチャトン(3)を取り付ける。
(ニ)モールド(4)のくぼみ(5)は、例えば図1のように外観形状がイチゴの形に彫り込まれている。
(ホ)くぼみ(5)の内径寸法は芯材(1)に粘土(2)をまとわせて、チャトン(3)を取り付けた完成前の身飾り品のイチゴ(6)の外観寸法と略同一とする。
(ヘ)モールド(4)のくぼみ(5)に図1の状態のチャトン(3)を取り付けた、完成前の身飾り品のイチゴ(6)をくぼみ(5)の上から自然の自重に任せて挿入することで、モールド(4)のくぼみ(5)に安置されたイチゴ(6)は粘土(2)が硬化するまで静置し成形される。
(ト)図2に示したように、モールド(4)のくぼみ(5)を有する載置台であることで、硬化する過程において流動性のある粘土(2)がくぼみ(5)の内側の内面受け部で身飾り品のイチゴ(6)の外周を均等に受けるため、底面部で流動性のある粘土(2)が垂れず、底面だけに自重がかからないので、チャトン(3)が全て埋もれてしまうこともなく成形される。
(チ)図4に示したようのように、従来は粘土(2)が硬化する過程において流動性のある粘土(2)のために、身飾り品の重力によって、粘土(2)の底面部が垂れて型崩れして固まり成形されるので、身飾り品としての商品価値が無いものが出来てしまう。
(リ)本発明の実施の形態では、イチゴの形状を例に説明したが、ブドウ、パイナップルなどその他の形状でも同様に製造できる。
1 芯材
2 粘土
3 チャトン
4 モールド
5 くぼみ
6 イチゴ

Claims (1)

  1. 芯材に流動性を有する樹脂粘土をまとわせ、粘土の表面にチャトンを取り付けた完成前の身飾り品を、モールドのくぼみに上から自然の自重にまかせて挿入し成形し、モールドは身飾品の成形型と載置台を併用し、モールドのくぼみの内径寸法は完成前の身飾り品の外観寸法と略同一として設けた、芯材および芯材を用いた身飾り品作成用樹脂粘土を成形する型兼載置台。
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