JPH01102987A - 複数の機能部分を有する高誘電率基板の製造法 - Google Patents

複数の機能部分を有する高誘電率基板の製造法

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JPH01102987A
JPH01102987A JP25956987A JP25956987A JPH01102987A JP H01102987 A JPH01102987 A JP H01102987A JP 25956987 A JP25956987 A JP 25956987A JP 25956987 A JP25956987 A JP 25956987A JP H01102987 A JPH01102987 A JP H01102987A
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dielectric constant
substrate
high dielectric
nitrate
chemical solution
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Toshikatsu Wakabayashi
若林 俊克
Hiroshi Tanaka
寛 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の機能部分を有する高誘電率基板の製造
法に関し、さらに詳しくは薬液を塗布することによって
低誘電率の領域を生成せしめ、高誘電率部分で構成され
るコンデンサー、その他の回路部品が他の領域の電気的
な影響を受けないようにして電子部品を内臓した、複数
の機能部分を有する高誘電率基板を製造する方法に関す
る。
[従来技術] 従来から、導体回路、抵抗体(R)、コンデンサー(C
)等の電子部品をセラミックス基板に内蔵した電子回路
基板が製造されている。特に最近では、以下のような電
子回路基板が開示されている。
■ プレス成形したB a T i O3−D ’I 
201−5LO2系誘電体基板に連通孔を開け、その孔
にPb5iO,低誘電率粉体を二次焼成後充填し、三次
焼成(900℃、1hr)を行ない、さらに導体部、抵
抗体部、絶縁体部分を形成することによりC,R内蔵基
板を得る(特開昭82−111408)。
■ −次焼成したBaTi0i −D)’203−8i
O2系半導体基板に高誘電体化のためのMnO2溶液の
塗布層を形成し、またこれら塗布層の間に低誘電率化の
ためのMg T i 03  (AJ 203.5i0
2)粉のペーストを印刷し塗布層を形成する。これを酸
化雰囲気中1250℃で2hr焼成して低誘電率の拡散
層を介在させた電子材料セラミックスを形成する(特開
昭62−131409)。
■ 半導体磁器基板をレーザー照射によりガラス相化あ
るいはガラス類似物を生成せしめて、低誘電率化を行な
い、C,R内蔵基板を得る方法(特開昭62−1114
10)。
■ 成形金型内にプラスチック仕切板や金属製仕切板で
区画し、低誘電体化される部分に、MgT iO3B 
a T iO3、高誘電体化される部分にBaTi0.
系半導体を詰め、その後に仕切板をはずし、加圧成形し
、焼成することにより多数の機能部分を有する基板を製
造する方法(特開昭82−131411)。
■ 下記方法による多くの機能部分を有する基板の製造
法及びこれを用いた電子回路用基体、1) プレス成形
−焼成(1350℃)→レーザー照射溶融法によるパタ
ーンニングー導体、抵抗体、絶縁体の形成→C,R内蔵
基板とする、2) 仕切板による成形−一次焼成一添加
剤塗布(La203による高誘電率化、またその量を押
えである所は低誘電率化)−二次焼成−導体、抵抗体、
絶縁体の形成→C,R内蔵基板とする、3) 仕切板に
よる成形→−次焼成→添加剤塗布(M n Ozよる高
誘電率化、CuOによる低誘電率化)−二次焼成−導体
、抵抗体、絶縁体の形成−CSR内蔵基板とする(特開
昭62−133707)。
■ 構成粒子の大きさの相違により誘電率の異なる領域
を生成せしめ、複数の機能を有する基板を製造する方法
(特開昭62−136702)。
■ 表層部分ないしは内部に構成物体の密度の相違によ
り誘電率の異なる領域が設けられ、互いに分離した2つ
以上の機能部分を存していることを特徴とするセラミッ
クスの製造法(特開昭62−138703)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記したこれら従来の電子回路基板では
、仕切成形することなどは製造工程上手間が掛り、境界
のコントロールが難しく量産性に乏しい。また、孔を開
けて、この孔に低誘電率の粉体を充填することは、区画
の連続性が難しい。
さらには、半導体化した一次焼成基板への粉体ペースト
の塗布では、熱処理工程において低誘電率化のための拡
散が遅いというような問題点があり、これら従来技術で
は必ずしも特性的にも、量産性の点からも満足できるも
のではない。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされた
もので、本発明の目的は、高誘電率基板用生板に容易に
任意のパターンを有する区画割りを行なうことができ、
製造工程を簡略化し、生産性および経済性に優れた複数
の機能部分を有する高誘電率基板の製造法を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は上記目的を達成するために種々検討した結
果、チタン酸ストロンチウムなどのセラミックス粉体を
プレス成形した高誘電率基板用生板に、誘電率を低下さ
せる薬液を塗布して生板に任意のパターンを描き、焼成
により薬液塗布領域に低誘電率化した区画割りを行なう
と、複数の機能部分を有する高誘電率基板が得られる本
発明を完成するに至った。
、すなわち、本発明はセラミックス高誘電率基板用生板
に誘゛電率を低下させる薬液を任意のパターンで塗布し
て区画割りを行なった後、−還元焼成、ドーピング、ペ
ースト塗布および焼付工程を順次行なうことを特徴とす
る複数の機能部分を有する高誘電率基板の製造法である
以下、本発明の製造法を図面に基づいて詳しく説明する
第1図は本発明の詳細な説明するための製造工程図であ
る。    □ 本発明の製造法では、第1図のようにまずセラミックス
高誘電率基板用原料粉を所定の圧力でプレス成形して所
望形状の生板を得る。
ここでセラミックス高誘電率基板用原料粉としては、5
rTi03、BaTi0.またはこれらの複合酸化物か
らなるセラミックス粉体などが好ましく用いられる。
このようにして得られたセラミックス高誘電率基板用生
板上に任意のパターンで誘電率低下用の薬液を塗布する
本発明における誘電率を低下させる薬液としては、硝酸
マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸カルシウム、酢
酸カルシウム、硝酸ニッケルまたは硝酸ランタンの水溶
液またはそれらの混合水溶液が好適に用いられる。これ
らのものは水に対する溶解度が大きく、誘電率を低下さ
せる効果も大きく、水を用いるため火災の危険もなく、
かつ塗布量が多くても基板のそりや、曲りもなく、良好
な複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造し得るも
のである。このように、薬剤塗布は一時焼成前の生板に
行なわれるので、拡散、低誘電率化がより容易になる。
従って、低誘電率化による区画割りが容易に行なわれる
次に、区画割りを行なった高誘電率基板生板は脱バイン
ダー処理を行なった後、還元性雰囲気下で焼成される。
脱バインダー処理としては、空気中500〜900℃の
温度で1〜4時間行なうのが好ましい。また還元性雰囲
気焼成としては、1380〜1480℃の温度で2〜4
時間焼成するのが好ましい。
ここで還元性雰囲気には、水素ガス含有窒素ガス等が好
適に用いられる。
このようにして焼成された基板に、さらに酸化ビスマス
(BfzOi)を主成分とするドーピング剤を塗布し、
乾燥後1100〜1300℃の温度で0.5〜4時間ド
ーピングを行ない所m G B B L (Graln
 Boundary Barrier Layer)構
造を有する高誘電率基板とする。
本発明の製造法においては、硝酸マグネシウム、酢酸マ
グネシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、硝酸ニ
ッケル或は硝酸ランタンの水溶液またはそれらの混合水
溶液を塗布した領域は、還元性雰囲気焼成で灰白色から
薄茶色になり、脱バインダー工程或はドーピング工程で
酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ニッケル或は
酸化ランタンになり、さらに基板原料と反応して低誘電
率体を生成する。
次に、この複数に区画された高誘電率基板に所望のパタ
ーンで導体用ペーストや抵抗体ペーストを塗布し、乾燥
後焼付を行なう。導体用ペーストとしては、銀などが好
適に用いられ、焼付温度としては、800〜850℃で
0.5〜1時間程度が好ましい。また、抵抗体ペースト
としては、酸化ルテニウムなどが好適に用いられ、焼付
温度としては、800〜850℃で0.5〜1時間程度
が好ましい。
以上説明したように、本発明では高誘電率基板を切断分
割することなく、誘電率を低下させる硝酸マグネシウム
等の水溶液を、高誘電率粉体のプレス成形品に塗布する
ことにより、任意のパターンを描き、これを加熱焼成す
ることにより、低誘電率の領域を生成せしめて複数の区
画に分割し、互いに電気的な影響を受けない複数の機能
部分を有する高誘電率基板が得られ、種々の電子回路用
基板として用いることが出来る。
次に、このように本発明の製造法により得られる高誘電
率基板を、一実施例に係る添付図面に基づいて説明する
第2図〜第7図は、本発明の製造法により得られた高誘
電率基板の一実施例に係る図である。
第2図〜第7図において、1はセラミックス高誘電率基
板、2は薬液を塗布しない部分、3は薬液塗布部分、4
は導体部分をそれぞれ示す。
このようなセラミック高誘電率基板1は、例えば、所望
の形状に成形されたセラミックス高誘電率基板生板の上
の薬液塗布部分3に任意のパターンで誘電率を低下させ
る薬液を塗布し、薬液を塗布しない部分2と区画する。
このように薬液を塗布した生板を脱バインダー処理した
後還元性雰囲気で焼成する。次に、この複数に区画され
た高誘電率基板1にドーピング処理、さらに所望のパタ
ーンで導体用ぺ・−ストおよび抵抗体ペーストを塗布し
、乾燥後焼付を行ない、導体部分4および図示されない
抵抗体部分を形成させ、複数の区画に分割された複数の
機能部分を有するセラミックス高誘電率基板1が得られ
る。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明する
実施PJ1 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高誘電率基板生板に、薬剤塗布部分に硝酸ラン
タンの水溶液を塗布した。その量は有効成分力基板母材
1g 当す13.0mg (5,5X 10−3mol
 /母材mol)であった。
次に、これを乾燥後700℃で2時間脱バインダー処理
をし、5容量%水素含有窒素ガス雰囲気中1400℃で
4時間還元焼成した後、酸化ビスマスを主成分とするド
ーピング処理を1200”cで2時間行なった。
最後に両端の中央部に1c−角の銀ペーストを両面に塗
り 800℃、0.5時間で焼付を行ない、第2図に示
されるような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製
造した。
冷却後LCRメーターで静電容量(P F)を測定して
その値から誘電率を計算し、薬液を塗布しなかった部分
と、塗布した部分の誘電率の比を求めたところ23:l
であった。
実施例2 実施例1と同様に高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に
硝酸カルシウムの水溶液を塗布した。そ ・の量は有効
成分が基板母材1g当り13.0mg (10,Ox 
lo−3mol /母材l1ol)であった。これに実
施例1と同様な処理を行ない、第2図に示されるような
複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ220:  lで
あった。
実施例3 実施例1と同様に高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に
硝酸マグネシウムの水溶液を塗布した。
その量は有効成分が基板母材tg当りILOmg(9,
3X 10”−3mol /母材mol)であった。こ
れに実施例1と同様な処理を行ない、第2図に示される
ような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造した
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところt、s:  1で
あった。
実施例4 実施例1と同様に高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に
硝酸マグネシウムの水溶液を塗布した。
その量は有効成分が基板母材1g当り40.0a+g(
2B、7 X lN5io1 /母材mol)であった
。これに実施例1と同様な処理を行ない、第2図に示さ
れるような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造
した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ38:lであった
実施例5 実施例1と同様に高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に
硝酸マグネシウムの水溶液を塗布した。
その量は有効成分が基板母材tr当り87.1mg(4
8,lX 1G−3mol /母材5ol)であった。
これに実施例1と同様な処理を行ない、第2図に示され
るような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造し
た。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ355:  lで
あった。
実施例6 、 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを
主成分とした高誘電率基板生板上の右側上方と左側下方
部の薬液塗布部分に硝酸ニッケルの水溶液を塗布した。
その量は有効成分が基板母材tg当り13.hg (8
,2X 10−3gol /母材mol)であった。
これに実施例1と同様な処理を行ない、第3図に示され
るような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造し
た。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ1.4:  lで
あった。
実施例7 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高調電率粉体のプレス成形品(基板生板)上に
格子状に互い違いに16分割領域8個の薬液塗布部分に
硝酸ニッケルの水溶液を塗布した。
その量は有効成分が基板母材if当り4G、hg(25
,3X 10−3gol /母材s+ol)であった。
これに実施例1と同様な処理を行ない、第4図に示され
るような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造し
た。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなった部分と、塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ4.0:1であった
実施例8 3.4co+角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主
成分とする高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に、マグ
ネシウムとニッケルの重量比が1.lである50vt%
硝酸塩水溶液を80■、130mg、  200mg塗
布し、これを乾燥後実施例1と同様な方法で処理し、第
2図に示されるような複数の機能部分を有する高誘電率
基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ、それぞれ10:1
.19:  l、 34:  1であった。
実施例9 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に、ニッケ
ルとマグネシウムとカルシウムの[1比が5:  4:
  1である50vt%硝酸塩水溶液を100■、20
0mg、  300mg塗布し、これを乾燥後実施例1
と同様な方法で処理し、第2図に示されるような複数の
機能部分を有する高誘電率基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ、それぞれ44:1
.48:1.27:1であった。
実施例10 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に、ニッケ
ルとマグネシウムとカルシウムの重量比が4:  3:
  aである50vt%硝酸塩水溶液を200111g
塗布し、これを乾燥後実施例1と同様な方法で処理し、
第2図に示されるような複数の機能部分を有する高誘電
率基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ382:1であった
実施例11 3.4an角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高誘電率基板生板上の薬液塗布部分に、硝酸マ
グネシウム50wt%水溶液を各200yagを塗布し
、これを乾燥後、実施例1と同様な方法で処理し、第5
図(a)〜(C)に示されるような複数の機能部分を有
する高誘電率基板をそれぞれ製造した。
これら高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ、それぞれ同図(
a)では7(:  l、  (b)では75:1%(C
)では70:1であった。
実施例12 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高誘電率基板生板に0.6co+巾の十字型に
5.00vt%酢酸マグネシウム水溶液を塗布し、乾燥
後脱バインダー、還元焼成、酸化ビスマスを主成分とす
るドーピング処理を行ない、最後に一隅1.: led
角のスペースと辺の中央部に0.30−の長方形に銀ペ
ーストを塗り、800℃、0.5hrで焼付を行ない、
第6図に示されるような複数の機能部分を有する高誘電
率基板を製造した。
冷却後LCRメーターで静電容量(PF)をill定し
その値から誘電率を計算し、薬液を塗布しなかった部分
と、塗布した部分の誘電率の比を求めたところ4.2:
  1であった。
実施例13 実施例12と同様な方法で8.09vt%酢酸マグネシ
ウム水溶液を用いて塗布し、これを乾燥後実施例12と
同様な方法で処理し、第6図に示されるような複数の機
能部分を有する高誘電率基板を製造した。
こめ高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ15.2:  l
であった。
実施例14 実施例12と同様な方法で8.09vt%酢酸マグネシ
ウム水溶液を用いて3回塗布し、これを乾燥後実施例1
2と同様な方法で処理し、第6図に示されるような複数
の機能部分を有する高誘電率基板を製造した。  。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ107.2 : 
 lであった。
実施例15 3.4cm角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成
分とする高誘電率粉体のプレス成形品(基板生板)に、
格子状に互い違いにIB分割領域の8個の薬液塗布部分
に20.1vt%酢酸カルシウム水溶液を2回塗布し、
その後実施例12と同様な処理を行ない、第4図に示さ
れるような複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造
した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と、塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ8g、5:  1
であった。
実施例18 実施例12と同様な方法で15.5wt96酢酸カルシ
ウム水溶液を用いて3回塗布し、これを乾燥後実施例1
2と同様な方法で処理を行ない、第4図に示されるよう
な複数の機能部分を有する高誘電率基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ119.8 :  
lであった。
実施例I7 実施例12と同様な方法で18.7vt%(酢酸マグネ
シウム、酢酸力ルレウム等重量)の混合水溶液を用いて
塗布し、これを乾燥後実施f112と同様な方法で処理
を行ない、第4図に示されるような複数の機能部分を有
する高誘電率基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ7.2=1であった
実施例18 実施例12と同様な方法で18.7vt%(酢酸マグネ
シウム、酢酸カルシウム等重量)の混合水溶液を用いて
2回塗布し、これを乾燥後実施例12と同様な方法で処
理を行ない、第4図に示されるような複数の機能部分を
有する高誘電率基板を製造した。
この高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布し
た部分の誘電率の比を求めたところ32J:lであった
実施例19 3.41角の大きさのチタン酸ストロンチウムを主成分
とする高誘電率基板生板に、各種パターンを25.8w
t%の酢酸マグネシウムの水溶液にて2回塗布し、その
後実施例12と同様な処理を行ない、第7図(a)〜(
C)に示されるような複数の機能部分を有する高誘電率
基板をそれぞれ製造した。
これら高誘電率基板の薬液を塗布しなかった部分と塗布
した部分の誘電率の比を求めたところ、それぞれ同図(
a)では73.8 :  1.  (b )では78.
4:  1、(c)では75.3:  lであった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば以下のような効果
が得られる。
■誘電率を低下させる硝酸マグネシウム等の薬液をセラ
ミックス高誘電率基板生板に塗布することにより、容易
に任意のパターンを有する区画割りを行なうことができ
、切断や研磨や組み込みなどの手間のかかる工程を省略
することができるので、生産性に優れる。
■水溶液を用いた塗布であるので火災の危険がなく安全
性が高い。
■薬液塗布工程以外は通常の高誘電率基板用の製造設備
を併用出来る。従って大きな設備投資をすることなく、
各種の基板を併産出来るようになるので基板の経済性が
高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の詳細な説明するための製造工程図、 第2図〜第7図は、本発明の製造法により得られた高誘
電率基板の一実施例に係る図。 1・・・セラミックス高誘電率基板、 2・・・薬液を塗布しない部分、 3・・・薬液を塗布
した部分、 4・・・導体部分。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.セラミックス高誘電率基板用生板に誘電率を低下さ
    せる薬液を任意のパターンで塗布して区画割りを行なっ
    た後、還元焼成、ドーピング、ペースト塗布および焼付
    工程を順次行なうことを特徴とする複数の機能部分を有
    する高誘電率基板の製造法。
  2. 2.前記誘電率を低下させる薬液が硝酸マグネシウム、
    酢酸マグネシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、
    硝酸ニッケルまたは硝酸ランタンから選ばれる少なくと
    も1種の水溶液である、特許請求の範囲第1項に記載の
    前記製造法。
  3. 3.前記セラミックス高誘電率基板用生板がSrTiO
    _3、BaTiO_3またはこれらの複合酸化物から選
    ばれる生板である、特許請求の範囲第1項に記載の前記
    製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015746A1 (ja) 2013-08-02 2015-02-05 日本特殊陶業株式会社 配線基板およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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