JPH01102490A - クリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は静電複写機、同プリンタなど静電記録プロセ
スを利用する画像形成装置、とくにそのクリーニング装
置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課） 無端状に走行する像担持体表面に形成した可転写のトナ
ー像を、これと同期走行する１紙などシート状の転写材
に転写する工程をくり返す周知の画像形成装置において
は、転写ごとに像担持体表面の残留トナーを充分にクリ
ーニングすることが良質の画像を得るための必須要件で
ある。

そこで、クリーニングのために、像担持体表面にゴムな
どの弾性材料からなるクリーニングブレードあるいはフ
ァーブラシなど適宜のクリーニング手段を用いて、転写
後も像担持体に残る残留トナーを除去するように構成し
たもの、さらに、このようなりリーニング手段などによ
っては充分には除去できない、微細な紙粉、ロジン、タ
ルクなどの析出物、コロナ放電によるコロナ生成物など
で像担持体に付着したものあるいは融着トナーなどを除
去するために、有弾性のクリーニングローラを像担持体
表面に圧接摺擦し、このとき、該ローラに当接するスク
レーバの作用を借りて該ローラ表面にトナーの薄層を形
成してクリーニングするように構成したものが提案され
、一定の効果をあげている。

ところで、この種の画像形成装置において画像形成に使
用されるトナーは、プラスまたはマイナ″スのいずれか
一方に帯電するものでその帯電極性は定まっており、ま
た、弾性クリーニングローラも、これに当接する像担持
体、スクレーパなどによって、材料によって決定される
、一方の極性に一義的に帯電するので、クリーニングロ
ーラの材質は、トナーの帯電極性とは反対極性となるよ
うに選択して、像担持体側のトナーがクリーニングロー
ラ側に転移しやすいように定めるのが普通である。

しかしながら、近来この種の装置においては、たとえば
、各色のトナーを使用するべく、帯電極性を異にする複
数種のトナーを使い分けるような場合が次第に多くなっ
ているが、このような場合、その都度、トナーの帯電特
性に応じてクリーニングローラを、その帯電特性によっ
て交換するようなことは事実上不可能であるので、トナ
ーとローラが同極性に帯電してクリーニングローラ表面
のトナーの薄層形成がうまくゆかず、クリーニング不良
を生じたり、トナーのクリーニング装置からのこぼれ落
ち、これにもとすく転写材や装置内各部の汚染を生ずる
ことがあった。

本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであ
って、弾性クリーニングローラを具備するクリーニング
装置において、帯電極性を異にする複数種のトナーを使
用する場合にも、前述のような不都合を生ずることなく
、常時安定して良好なりリーニング機能、を奏するよう
なりリーニング装置を提供することを目的とするもので
ある。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明においては、像担持体に摺擦する弾
性クリーニンローラをそなえたクリーニング装置におい
て、該クリーニングローラの少なくとも表面を、円周方
向にみて帯電極性を異にする複数の部分に分割形成した
ことを特徴とするものである。　　　　　　゛このよう
に構成することによって、ネガトナー、ポジトナーを使
い分けるような画像形成装置においても、すべてのトナ
ーに対して有効に所期のクリーニング作用が得られる。

（実施例の説明） 第１図は本発明を回転円筒状の感光体をそなえた複写機
に適用した実施例を示す要部側面図であって、紙面に垂
直方向にのび、矢印方向に回転する感光体１に近接して
クリーニング装置２が配設しである。

クリーニング装置にはクリーニングブレード３が取着し
てあり、転写帯電器７を配した転写部位において転写材
（不図示）に転移せず感光体に残る残留トナー、感光体
に付着したコロナ生成物など前述のような各種異物で感
光体に付着したちのはは、感光体の回転にともなってク
リーニング装置の位置に到達し、残留トナーは主として
クリーニングブレード３によって除去される。

なお、感光体１の周辺には、−次帯電器、画像信号付与
手段、現像器その値画像形成に必要な部材が配設しであ
ることは勿論であるが、それらは本発明には直接関係が
ないので、すべて省略しである。

感光体の回転方向にみてクリーニングブレード３の上流
側には、適度の弾性を有するクリーニングローラ４が配
設してあり、これが感光体に圧接し、これと適宜の速度
差をもって摺擦してトナーの一部と前記のような異物を
摺擦除去するものとする。

クリーニングローラ４にはスクレーパ５が当接してお、
す、該ローラによって除・去された異物、クリーニング
ブレード３によってかき落されて該ローラに落下したト
ナーなどがローラ４の回転にともなってスクレーパ５に
よって大部分は除去されて搬送スクリュー６の位置に達
してクリーニング装置外に排出されるものとする。

このときトナーの一部はスクレーパによってクリーニン
グローラに付着せしめられて薄層を形成して、ｂ）たた
び感光体に摺擦する位置に達して以後前記と同様の作用
を奏するものとする。

このようなりリーニング装置において、本発明にあって
は、クリーニングローラを以下に説明するように構成し
である。

第２Ａ図ないし第２Ｄ図はクリーニングローラ４の側断
面図を示すものであり、第２Ａ図に示すものは、ステン
レスなどからなる芯金７と、これを囲繞するシリコンゴ
ム、シリコンスポンジ、ウレタンフオームなどから選択
された材料からなる内層８と、ポリエチレン、ナイロン
、ウレタン−ナイロンなどから選択された外層９から構
成されており、さらに、その外層９は、２個の部分９ａ
、９ｂに分割形成しである。

帯電系列により、正に帯電するものとしては、石英粉末
充填シリコンゴム、アニリンφフォルマリン樹脂、ポリ
フォルムアルデヒド、ポリメチルメタクリレート、エチ
ルセルローズ、ポリアミド１１（ナイロン１１）、ポリ
アミド６６（ナイロン６６）などの高分子化合物が、ま
た負に帯電するものとしては、ポリ四ふっ化エチレン、
硬質ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニール、ポリエチレ
ン、ポリウレタン可撓性スポンジ、エポキシ樹脂、ウレ
タン−ナイロン、ウレタン樹脂などを利用することがで
きる。

前述のような複写機において、感光体としてアルミシリ
ンダ表面にＯＰＣを成膜したものを使用し、弾性クリー
ニングローラとして、ステンレス製の芯金にシリコンス
ポンジからなる内層の表面に、円周方向にみて半内部分
をウレタン樹脂、他の半内部分をナイロン樹脂からなる
厚み０．５■のソリッド状の外層に形成して、総合硬度
３５度のものを使用したところ、帯電特性の異なる複数
種のトナーに対して、とな−の飛散、こぼれ落ちなく良
好なりリーニング作用が得られた。

ローラの硬度は、上記の値に限らず、２５度〜５０度の
範囲内で適宜選択することができる。

第２Ｂ図は、クリーニングローラの他の構成のものを示
し、内層は前記のものと同様であるが、外層は円周方向
を４分割して、ある極性に帯電する部分１０ａと、これ
と反対極性に帯電する部分１０ｂとが互に隣接するよう
に構成しである。

外層１０の各部分を、前記ローラと同様な物質から適宜
選択することによって同様のクリーニング作用を得るこ
とができた。

第２Ｃ図はクリーニングローラのさらに他の構成を示す
ものであって、芯金７の周囲に、正の帯電特性を有する
ナイロン樹脂からなる部分１１ａと、負の帯電特性を有
するウレタン樹脂からなる部分１１ｂとによって弾性層
を形成しである。

第２Ｄ図はクリーニングローラのまたさらに他の構成を
示すものであって、このものにおいては、芯金７の外面
の弾性層を円周方向にみて４分割してあり、正帯電特性
を示す物質１２ａと負帯電特性を示す物質１２ｂとを交
互に配設して構成しである。

このような構成のローラもすべて前述のものと概ね同様
のクリーニング作用を奏することが確認された。

以上本発明を複写機に適用した場合について説明したが
、本発明がこれに限定されるものではなく、その他の画
像形成装置にも有効であることは勿論である。

（３）発明の効果 本発明は、以上説明したように、弾性クリーニングロー
ラを使用するクリーニング装置において、該クリーニン
グローラの少なくとも表面を、帯電特性を異にする複数
の部分に分割形成したから、帯電極性を異にする複数種
のトナーを使用する画像形成装置において、いずれのト
ナーをもよく吸着してローラ表面に充分なトナー薄層を
構成するので、常時績ローラによる有効な摺擦機能を維
持して安定したクリーニング効果が得られるとともに、
トナーがクリーニング装置からこぼれ落ちることを阻止
して良質の画像を得るに資するところが大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例の要部側面図
、 第２八図ないし第２Ｄ図はクリーニングローラの実施態
様を示す断面図である。 ｌ・・・感光体、２・・・クリーニング装置。 ４・・・弾性クリーニングローラ、５・・・スクレーパ
、８・・争ローラ内暦、９．１０・・・ローラ外層。 一７ｔ′″１図 第２ＣＩ図　　　　　　　第２Ｄ口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 像担持体に圧接摺擦する弾性クリーニングローラをそな
   えたクリーニング装置において、 該クリーニングローラの少なくとも表面を、円周方向に
   みて、異極性に帯電する複数の部分に形成してなるクリ
   ーニング装置。