JPH01101325A - 新規な不飽和ポリエステルの製造方法 - Google Patents

新規な不飽和ポリエステルの製造方法

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JPH01101325A
JPH01101325A JP25912487A JP25912487A JPH01101325A JP H01101325 A JPH01101325 A JP H01101325A JP 25912487 A JP25912487 A JP 25912487A JP 25912487 A JP25912487 A JP 25912487A JP H01101325 A JPH01101325 A JP H01101325A
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JP
Japan
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diisocyanate
compound
lactones
formula
initiator
Prior art date
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Application number
JP25912487A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Okada
知之 岡田
Naoki Kannen
閑念 直己
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な放射線硬化性ポリエステル樹脂の製造方
法に関する。更に詳しくは、放射線の照射により架橋し
、強い塗膜を形成し、またポリウレタン樹脂の原料とし
ても有用なポリエステル樹脂の製造方法に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
アクリル系又はメタアクリル系二重結合を有し、放射線
の照射により硬化する性質を有する化合物の存在自体は
公知であり、種々の化合物が提案されている。
特開昭47−13639号公報にはビニルイソシアナー
トを用いて得られる放射線硬化性化合物が、特公昭48
−27896号公報にはポリエステル系の放射線硬化性
化合物が、特開昭57−40745号公報には分子鎖中
に塩素と水酸基を有する放射線硬化性化合物が、特開昭
57−162125号公報には分子鎖中にポリウレタン
又はエポキシエステルを有する放射線硬化性化合物がそ
れぞれ開示されている。
また、UV −EB硬化技術(株式会社総合技術センタ
ー、昭和57年10月30日発行)の145頁から15
1頁にかけて主な光重合性化合物が例示されている。こ
れらの化合物には、その使用目的に応じてさらに優れた
性質を発現することが要望されているのが現状である。
一方、ポリウレタン樹脂には、硬質、軟質等、種々のも
のがあり、又発泡体の形態のものもあり、ホース、靴底
、クツション材あるいは結合剤 (バインダー)、塗料
等、その用途も広範囲に及んでいる。
ポリウレタン樹脂の製造についてはい(つかの方法が考
えられるが、分子両末端に反応性基を有するウレタンオ
リゴマー(プレポリマーと同じ意味)を用いてポリウレ
タン化する方法(プレポリマー法)は、有用な方法の一
つである。
′ ポリウレタン樹脂に限らないが、樹脂の新用途、あ
るいはその樹脂を用いた従来品の性能向上のために、そ
の樹脂に対して、新しい物性が求められることがある。
この新しい物性は主として樹脂そのものの分子構造に依
存し、この分子構造は主として、樹脂の原料やその中間
体の分子構造に由来するため、新規な原料や中間体の開
発は重要な研究テーマである。
ポリウレタン樹脂においても目的に応じて、主鎖中に、
スルホン酸基のような極性基や(メタ)アクリル系不飽
和基を導入して要求される物性に対応することも提案さ
れている。
また、従来にない新しい特徴を持つポリウレタン樹脂や
その原料・中間体の開発が要望されているのが現状であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、性能面で優れた放射線硬化性化合物を得るた
めの研究によりなされたものである。
即ち、本発明は、下記の一般式(1) %式% 〔式中、R1+ Rz、及びR4はアルキレン基、R1
はジイソシアナート化合物にi来する炭化水素基、R3
はH又はCH3を表わす。〕 で表されるジヒドロキジル化合物を開始剤に用いてラク
トン類を開環重合させて、次に示す一般式(n) R3N  G  OF1a−0C−C=CH!〔式中、
R1−R6は前記と同様、Aはラクトン類に由来する炭
化水素基、m及びnは0又は1以上の整数(但し、mと
nが同時にOとなることはない)である、〕 で表わされる不飽和ポリエステルを製造する方法に関す
るものである。
本発明に用いられる一般式CI)で表わされるジヒドロ
キジル化合物は新規化合物であり、基本的には次の工程
に従って製造される。
(i)  まず、ジイソシアナート化合物とヒドロキシ
ルアルキル(メタ)アクリレート化合物を混合して攪拌
する。この際、ヒドロキノンのような重合禁止剤を添加
し、温度は70℃以下にするのが好ましい。
(ii )  次いで、上記の反応系にメチルエチルケ
トンのような不活性有機溶媒を添加し、更にジアルカノ
ールアミンを加えて攪拌する。この際、ジアルカノール
アミンは滴下しながら系に加えるようにするのが好まし
く、温度は10℃以下とするのがよい。
攪拌時間は、特に限定されず、用いる原料化合物により
異なるが、ある程度の収率を達成する面から、通常(i
)は2〜5時間、(ii )は3〜lO時間である。
該重合性ジヒドロキジル化合物の製造に用いられる原料
化合物は、ジイソシアナート化合物としては、m−フェ
ニレンジイソシアナート、p−フェニレンジイソシアナ
ート、l−クロロ−2,4−フェニレンジイソシアナー
ト、2.4−トリレンジイソシアナー)、2.6−)リ
レンジイソシアナート、1.5−ナフチレンジイソシア
ナート、ジフェニルメタン−4,4゛−ジイソシアナー
ト、3,3”−ジメチル−4,4゛−ビフェニレンジイ
ソシアナート等の芳香族ジイソシアナート、エタンジイ
ソシアナート、プロパンジイソシアナート、ブタンジイ
ソシアナート、ペンタンジイソシアナート、ヘキサンジ
イソシアナート、ヘプタンジイソシアナート、オクタン
ジイソシアナート、ノナンジイソシアナート、デカンジ
イソシアナート等の脂肪族ジイソシアナート、イソホロ
ンジイソシアナート等が挙げられる。
中でも、2つのイソシアナート基の反応性が異なる2、
4−)リレンジイソシアナート、イソホロンジイソシア
ナートが好ましい。
その理由は、先ず第一段階として、ジイソシアナート化
合物とヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートを反
応させるが、最終目的物の収率を向上するために、なる
べく一方のイソシアナート基とアクリレートが反応した
方が有利となるからである。
ヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートとしては、
ヒドロキシルエチルメタアクリレート、ヒドロキシルプ
ロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシルブチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシルヘキシル(メタ)アク
リレート等が挙げられ、ジアルカノールアミンとしては
、ジェタノールアミン、ジブロバノールアミン、ジェタ
ノールアミン、ジアルカノールアミン等が挙げられる。
本発明の方法においては、前記のジヒドロキジル化合物
を開始剤としてラクトン類を開環重合させる。使用され
るラクトン類としては、プロピオラクトン(CH,−(
:lオーC−0)、ブチロラクトンCCHz−CHz 
 CHz  CO)、バレロラクトン(CHz−CHz
−CHt−CHz−C−0)、θ 等があげられるが、環を構成する炭素の数が3〜8のラ
クトンが好ましく、特に樹脂の性能面を考慮するとカプ
ロラクトンが良い。
開環重合に際しては、従来の方法をそのまま適用するこ
とができる。
本発明の製造方法により、前記のジヒドロキジル化合物
を開始剤として環状ラクトン類を開環重合させ、次式(
I[) 〔式中、Rt、 Rz及びR4はアルキレン基、R1は
ジイソシアナート化合物に由来する炭化水素基、R2は
H又はCH3、Aはラクトン類に由来する炭化水素基、
m及びnは0又は1以上の整数(但し、mとnが同時に
0となることはない)である。〕 で表わされる不飽和ポリエステルを得ることができる。
本発明の製造方法により、ラクトンとジヒドロキジル化
合物の量比によりm+nを調整して、様々な範囲の分子
量のポリエステルを得ることができるが、取り扱いの容
易さや、樹脂原料としての反応性の面から450〜60
00のものが好ましく用いられる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明の詳細な説明するが、本発
明は、これらの実施例に限定されるものではない。
尚、例中の「部」は「重量部」である。
実施例1 温度計、攪拌機、還流式冷却器及び窒素ガス導入管を備
えた反応容器に、次式(I[)80−Cut  CHz
−N  CHt−CHt  OH■ C=0 H OCHt−CHz  OCCH−CHzで表わされるジ
ヒドロキジル化合物377部と6−カプロラクトン62
3部及びハイドロキノン0.5部を入れて均一溶液とし
た後、触媒として塩化第1スズを0.1部加え、120
℃で6時間攪拌した。
反応生成物をガスクロマトグラフィーで分析したところ
、生成物中の残存モノマー量は1重量%以下であった。
また、NMRよりこの生成物はアクリロイル基を有する
ことがわかった。又、末端官能基の分析によると、この
生成物の分子量は1000であった。
以上のことよりこの生成物は、次式(IV)0−CHt
−CHz−OCCH=CHz(、m+nの平均は約5.
3である。)であることが判明した。
当該ポリエステル溶液を、離型処理がされた底面が平ら
な容器に乾燥膜厚が200μIになるように塗布し、充
分に乾燥させてから10Mradの電子線を照射すると
硬化塗膜が得られた。電子線照射前の塗膜はメチルエチ
ルケトン/シクロヘキサノン=2.5/2(重量比)溶
媒に浸漬して10振とうすると溶解したが、電子線照射
後のフィルムはこのような処理後でもほとんど溶解しな
かった。
実施例2 実施例1の方法に準じて、次式(V) HOCHz  CHt  N  CHz−CHt  O
HC=0 H で表されるジヒドロキジル化合物を開始剤に用いて、ε
−カプロラクトンを反応させ、次式(Vl)OCHz−
CHt−OCCH=CHt で表わされるポリエステル(分子量1500. m +
nの平均は9.3)を合成した。
このポリエステルを用いて実施例1の方法に準じて、塗
膜を形成させ、電子線照射を行うと硬化塗膜が得られた
。また、実施例1と同゛様に溶媒への浸漬処理を行うと
、実施例1と同じ結′=  果が得られた。
実施例3 実施例1の方法に準じて、次式(■) ・198− lo−CHz  C1h−C1h−CHz−N  Cu
t−CHz−CHz−CHz  0HC=O H O−CHz−(:Ht−OCCH−CHtで表わされる
ジヒドロキジル化合物を開始剤に用いて、バレロラクト
ンを反応させ、次式(■)OCHt −CHz−OCC
H−CHzで表わされるポリエステル(分子量Boo、
m+nの平均は3.5)を合成した。
このポリエステルを用いて実施例1の方法に準じて、塗
膜を形成させ、電子線照射を行うと硬化塗膜が得られた
。また、実施例1と同様に溶媒への浸漬処理を行うと、
実施例1と同じ結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記に示す一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1、R_2及びR_4はアルキレン基、R
    _3はジイソシアナート化合物に由来する炭化水素基、
    R_5はH又はCH_3を表わす。〕で表されるジヒド
    ロキシル化合物を開始剤に用いてラクトン類を開環重合
    させて、次に示す一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、R_1、R_2及びR_4はアルキレン基、R
    _3はジイソシアナート化合物に由来する炭化水素基、
    R_5はH又はCH_3、Aはラクトン類に由来する炭
    化水素基、m及びnは0又は1以上の整数(但し、mと
    nが同時に0となることはない)である。〕 で表わされる不飽和ポリエステルを製造する方法。
JP25912487A 1987-10-14 1987-10-14 新規な不飽和ポリエステルの製造方法 Pending JPH01101325A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014133041A1 (ja) * 2013-02-26 2017-02-02 富士フイルム株式会社 セルロースアシレートフィルム、新規化合物、偏光板および液晶表示装置
US10113040B2 (en) 2014-09-03 2018-10-30 Fujifilm Corporation Polymer film, polarizing plate and liquid crystal display device

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