JPH0110017Y2 - - Google Patents
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- JPH0110017Y2 JPH0110017Y2 JP17223781U JP17223781U JPH0110017Y2 JP H0110017 Y2 JPH0110017 Y2 JP H0110017Y2 JP 17223781 U JP17223781 U JP 17223781U JP 17223781 U JP17223781 U JP 17223781U JP H0110017 Y2 JPH0110017 Y2 JP H0110017Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- operating shaft
- shaft
- tuning
- rotation
- Prior art date
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 210000005036 nerve Anatomy 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は選局同調操作軸の回転規制装置に係
り、例えばμ同調型マニアルチユーナのコアスラ
イド送りを制御する選局同調操作軸に適用され
て、同調操作軸が所定数だけ回転したら確実に該
同調操作軸を停止させることができるようにした
構造が極めて簡単で、信頼性に優れた規制装置の
構造を提供することを目的とする。
り、例えばμ同調型マニアルチユーナのコアスラ
イド送りを制御する選局同調操作軸に適用され
て、同調操作軸が所定数だけ回転したら確実に該
同調操作軸を停止させることができるようにした
構造が極めて簡単で、信頼性に優れた規制装置の
構造を提供することを目的とする。
一般にμ同調型マニアルチユーナは、コイルケ
ース内に出入れされるコアを保持するコアスライ
ダーを同調操作軸と一体的に回転するネジ軸に螺
合させ、このネジ軸を同調操作軸と共に回転させ
ることによつてコアスライダーをスライドさせ、
これに伴つてコアをコイルケース内に出入れして
同調を行なうようになつている。この際、コアス
ライダーのスライド量はコイルケースとコアとの
関係で決定され、そのスライド範囲が決定され
る。従つて、同調操作軸も無制限に回転されず、
コアスライダーが略終端に到達した際、その同調
操作軸の回転も停止されるように構成する必要が
ある。
ース内に出入れされるコアを保持するコアスライ
ダーを同調操作軸と一体的に回転するネジ軸に螺
合させ、このネジ軸を同調操作軸と共に回転させ
ることによつてコアスライダーをスライドさせ、
これに伴つてコアをコイルケース内に出入れして
同調を行なうようになつている。この際、コアス
ライダーのスライド量はコイルケースとコアとの
関係で決定され、そのスライド範囲が決定され
る。従つて、同調操作軸も無制限に回転されず、
コアスライダーが略終端に到達した際、その同調
操作軸の回転も停止されるように構成する必要が
ある。
この規制手段として従来は、同調操作軸と協働
するコアスライダーのスライド終端に該スライダ
ーが到達した際、該スライダーと衡接する衝接部
材を配設し、この衝接部材とスライダーとの衝接
によりコアスライダーの可動範囲を規制し、且つ
同調操作軸の回動を規制するようにしている。し
かしながら同調操作軸の回動を規制する力が作用
する位置は、ネジ軸とスライダーとの螺合部であ
る為、スライダーの可動終端に於いて過大な力を
付与した場合には、ネジ軸のネジ山が破損したり
若しくはスライダーのネジ孔にネジ軸のネジ部が
喰込みネジ孔を破損したりすると言う問題点を有
している。
するコアスライダーのスライド終端に該スライダ
ーが到達した際、該スライダーと衡接する衝接部
材を配設し、この衝接部材とスライダーとの衝接
によりコアスライダーの可動範囲を規制し、且つ
同調操作軸の回動を規制するようにしている。し
かしながら同調操作軸の回動を規制する力が作用
する位置は、ネジ軸とスライダーとの螺合部であ
る為、スライダーの可動終端に於いて過大な力を
付与した場合には、ネジ軸のネジ山が破損したり
若しくはスライダーのネジ孔にネジ軸のネジ部が
喰込みネジ孔を破損したりすると言う問題点を有
している。
本考案は係る従来の問題点に鑑みなされたもの
であつて、その幾つかの実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
であつて、その幾つかの実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る回転規制装置が適用され
るμ同調型のマニアルチユーナを示す平面図で、
1は底壁部1Aと該底壁部1Aより立設された側
壁部1Bと前壁部1Cとを一体に形成してなる機
枠である。該機枠1には複数のμ同調コイルを収
納したコイルケース部体2と、このケース部体2
の後方に配置される同調回路部体3が底壁部1A
に載置された状態で配設固定されている。4は一
端がケース部体2の前壁に回動可能に配設され、
他端が機枠1の前壁部1Cに設けられた貫通枢孔
を貫通して前記前壁部1Cより一部が突設されて
いるネジ軸で、該ネジ軸4の一部にはネジが形成
されている。5はネジ軸4と前壁部1C間に配設
されたワツシヤである。そして、前記前壁部1C
より外方へ突出している突出部4A(第4図参
照。)には必要に応じてツマミ6が固設される同
調操作軸7が嵌入固定され、ネジ軸4と操作軸7
とは一体的に回動するように構成されている。8
はネジ軸4が螺合されるネジ筒部8Aと、前記ケ
ース部体2のコイル内に出入れされるコア9に固
設されたネジ部杆10がネジ止めされるネジ孔と
を有したスライダーで、該スライダー8は同調操
作軸7が回動された際、ネジ軸4によつてその軸
方向に移動され、この移動によつてコア9の出入
れを調整し同調を行なわせるもので、その一部は
側壁部1Bの摺動案内孔(不図示)にて摺動保持
されている。11は一端がスライダー8に他端が
ケース部体2に掛合されているコイルスプリング
で、常にスライダー8をケース部体2側へ引張り
付勢し、ネジ軸4とスライダー8のネジ筒部8A
との間に生ずるバツクラツシユを除去するように
している。第1図中、12と13で示される部材
は後述する本考案に係る回転規制装置を構成する
為のもので、この回転規制装置は第2図以降に詳
細に示される。
るμ同調型のマニアルチユーナを示す平面図で、
1は底壁部1Aと該底壁部1Aより立設された側
壁部1Bと前壁部1Cとを一体に形成してなる機
枠である。該機枠1には複数のμ同調コイルを収
納したコイルケース部体2と、このケース部体2
の後方に配置される同調回路部体3が底壁部1A
に載置された状態で配設固定されている。4は一
端がケース部体2の前壁に回動可能に配設され、
他端が機枠1の前壁部1Cに設けられた貫通枢孔
を貫通して前記前壁部1Cより一部が突設されて
いるネジ軸で、該ネジ軸4の一部にはネジが形成
されている。5はネジ軸4と前壁部1C間に配設
されたワツシヤである。そして、前記前壁部1C
より外方へ突出している突出部4A(第4図参
照。)には必要に応じてツマミ6が固設される同
調操作軸7が嵌入固定され、ネジ軸4と操作軸7
とは一体的に回動するように構成されている。8
はネジ軸4が螺合されるネジ筒部8Aと、前記ケ
ース部体2のコイル内に出入れされるコア9に固
設されたネジ部杆10がネジ止めされるネジ孔と
を有したスライダーで、該スライダー8は同調操
作軸7が回動された際、ネジ軸4によつてその軸
方向に移動され、この移動によつてコア9の出入
れを調整し同調を行なわせるもので、その一部は
側壁部1Bの摺動案内孔(不図示)にて摺動保持
されている。11は一端がスライダー8に他端が
ケース部体2に掛合されているコイルスプリング
で、常にスライダー8をケース部体2側へ引張り
付勢し、ネジ軸4とスライダー8のネジ筒部8A
との間に生ずるバツクラツシユを除去するように
している。第1図中、12と13で示される部材
は後述する本考案に係る回転規制装置を構成する
為のもので、この回転規制装置は第2図以降に詳
細に示される。
第2図、第3図、第4図は回転規制装置の第1
の実施例を示すもので、13は操作軸7と隣接し
た状態で前記前壁部1Cに回動可能に配設されて
いるゼネバ歯車で、該歯車13は略等間隔で放射
状に切込まれた切込み部13a,13b,13
c,13dによつて歯部13A,13B,13
C,13Dが形成されてなり、歯部13Dには切
込み部が設けられていない。そして、歯部13A
〜13Dの歯先部13A1,13B1,13C1,1
3D1,13D2は操作軸7の大径部12の外周径
と略同じ曲率で円弧状に切欠かれている。又、歯
車13の裏面にはスペーサー部13Eと、枢軸部
13Fと、係合凹部13Gとが一体に設けられて
おり、枢軸部13Fを機枠1の前壁部1Cに形成
された貫通孔1C1にスペーサー部13Eが前壁
面1Cと当接される迄挿入し、前壁面1Cの裏面
より突出した枢軸部13Fの係合凹部13Gにス
ナツプリング14を嵌合させることにより、歯車
13は機枠1の前壁部1Cに回転可能に取付けら
れている。
の実施例を示すもので、13は操作軸7と隣接し
た状態で前記前壁部1Cに回動可能に配設されて
いるゼネバ歯車で、該歯車13は略等間隔で放射
状に切込まれた切込み部13a,13b,13
c,13dによつて歯部13A,13B,13
C,13Dが形成されてなり、歯部13Dには切
込み部が設けられていない。そして、歯部13A
〜13Dの歯先部13A1,13B1,13C1,1
3D1,13D2は操作軸7の大径部12の外周径
と略同じ曲率で円弧状に切欠かれている。又、歯
車13の裏面にはスペーサー部13Eと、枢軸部
13Fと、係合凹部13Gとが一体に設けられて
おり、枢軸部13Fを機枠1の前壁部1Cに形成
された貫通孔1C1にスペーサー部13Eが前壁
面1Cと当接される迄挿入し、前壁面1Cの裏面
より突出した枢軸部13Fの係合凹部13Gにス
ナツプリング14を嵌合させることにより、歯車
13は機枠1の前壁部1Cに回転可能に取付けら
れている。
又、歯車13と隣接して配設されている操作軸
7の大径部12の外周面には前記歯車13の切込
み部13a〜13dに係合される突出ピン14が
設けられていると共に、該突出ピン14の近傍に
は前記歯車13の最外側端が描く軌跡Aと同じ曲
率で円弧状に切欠かれた切欠部12Aが設けられ
ている。
7の大径部12の外周面には前記歯車13の切込
み部13a〜13dに係合される突出ピン14が
設けられていると共に、該突出ピン14の近傍に
は前記歯車13の最外側端が描く軌跡Aと同じ曲
率で円弧状に切欠かれた切欠部12Aが設けられ
ている。
この様に構成されている回転規制装置は、操作
軸7が回転されると突出ピン14の先端は第2図
中、一点鎖線Bで描かれる軌跡に沿つて可動し、
例えばX方向に回転された場合には、まず突出ピ
ン14は切込み部13b内に係合され、第2図の
歯部13Bの位置に歯部13Aが来る迄突出ピン
14によつて歯車13はX′方向へ回動し、この
動作は操作軸7が1回転して、再び突出ピン14
が切込み部13aと係合する位置に来る毎に歯車
13を一歯分X′方向へ回動するように進められ
る。そして、順次歯車13が突出ピン14によつ
て回動されて行き、歯部13Dが第2図中、歯部
13Aの位置に来ると、歯部13Dには切込み部
が設けられていないので、歯部13Dと突出ピン
14とが衝接し操作軸7がそれ以上回転するのを
阻止される。従つて、これにより操作軸7がX方
向に回転するのが規制される。
軸7が回転されると突出ピン14の先端は第2図
中、一点鎖線Bで描かれる軌跡に沿つて可動し、
例えばX方向に回転された場合には、まず突出ピ
ン14は切込み部13b内に係合され、第2図の
歯部13Bの位置に歯部13Aが来る迄突出ピン
14によつて歯車13はX′方向へ回動し、この
動作は操作軸7が1回転して、再び突出ピン14
が切込み部13aと係合する位置に来る毎に歯車
13を一歯分X′方向へ回動するように進められ
る。そして、順次歯車13が突出ピン14によつ
て回動されて行き、歯部13Dが第2図中、歯部
13Aの位置に来ると、歯部13Dには切込み部
が設けられていないので、歯部13Dと突出ピン
14とが衝接し操作軸7がそれ以上回転するのを
阻止される。従つて、これにより操作軸7がX方
向に回転するのが規制される。
次に操作軸7が第2図中Y方向へ回転した場合
には、XY方向の場合と丁度逆になり歯車13は
Y′方向へ、操作軸7が一回転する毎に一歯分ず
つ回動され、突出ピン14が歯部13D1と衝接
された状態となると操作軸7のY方向の回転が阻
止される。
には、XY方向の場合と丁度逆になり歯車13は
Y′方向へ、操作軸7が一回転する毎に一歯分ず
つ回動され、突出ピン14が歯部13D1と衝接
された状態となると操作軸7のY方向の回転が阻
止される。
この様にして操作軸7はX方向とY方向の回転
が阻止されることになるが、第2図の状態にあつ
ては操作軸7の大径部12が歯車13の回動軌跡
内にある為に、歯車13に例え、外部から回動力
が与えられたとしても歯部13Bの歯先部13
B1が大径部12に衡突し、回動させることはな
い。そして歯車13の回動は突出ピン14が歯車
13の中心と対応する位置に来ると、大径部12
に設けられた切欠部12Aの部分が歯車13の軌
跡A外に配置される為歯車13の回動を許容する
ことになる。
が阻止されることになるが、第2図の状態にあつ
ては操作軸7の大径部12が歯車13の回動軌跡
内にある為に、歯車13に例え、外部から回動力
が与えられたとしても歯部13Bの歯先部13
B1が大径部12に衡突し、回動させることはな
い。そして歯車13の回動は突出ピン14が歯車
13の中心と対応する位置に来ると、大径部12
に設けられた切欠部12Aの部分が歯車13の軌
跡A外に配置される為歯車13の回動を許容する
ことになる。
従つて、この様に構成されている選局同調操作
軸の回転規制装置は、回転操作軸7と隣接してゼ
ネバ歯車13を配設すると共に回転操作軸7に突
出ピン14を設けることによつて構成することが
出来る。そして、回転操作軸7の回転が阻止さ
れ、例え、外部からに更に操作軸7を回転させよ
うとする力が作用されたとしても、突出ピン14
と歯車13との規制歯部13Dで受け止められ、
ネジ軸4とスライダー8の螺合部には作用しない
ので、ネジ山を破損したり若しくは螺合部に於い
てスライダー8にネジ軸4のネジ山が喰い込み精
度の低下を来たすような問題点を防ぐことができ
る効果を奏する。
軸の回転規制装置は、回転操作軸7と隣接してゼ
ネバ歯車13を配設すると共に回転操作軸7に突
出ピン14を設けることによつて構成することが
出来る。そして、回転操作軸7の回転が阻止さ
れ、例え、外部からに更に操作軸7を回転させよ
うとする力が作用されたとしても、突出ピン14
と歯車13との規制歯部13Dで受け止められ、
ネジ軸4とスライダー8の螺合部には作用しない
ので、ネジ山を破損したり若しくは螺合部に於い
てスライダー8にネジ軸4のネジ山が喰い込み精
度の低下を来たすような問題点を防ぐことができ
る効果を奏する。
次に第5図乃至第9図は、本考案に係る回転規
制装置の第2の実施例を示すもので、第1図乃至
第4図に示した実施例と対応する部材は同一の番
号を示し、それらは第1の実施例と同一の働きを
するものであるから省略を説明する。
制装置の第2の実施例を示すもので、第1図乃至
第4図に示した実施例と対応する部材は同一の番
号を示し、それらは第1の実施例と同一の働きを
するものであるから省略を説明する。
13′は操作軸7と隣接した状態で前記前壁部
1Cに回動可能に配設されているゼネバ歯車で、
該歯車13′は略等間隔で放射状に切込まれた切
込み部13a′,13b′,13c′,13d′によつて
歯車13A′,13B′,13C′,13D′が形成さ
れてなり、歯部13D′には切込み部が設けられ
ていない。そして、又、歯車13′には前壁部1
Cと当接する側に、歯車部Gよりも大きな外径を
した鍔部Fが一体に設けられている。そして、歯
車部13A′〜13D′の歯先部13A′1,13B′1,
13C′1,13D′1,13D′2及びこれらに対応す
る鍔部Fは、操作軸7の大径部12の外周径と略
同じ曲率で円弧状に切欠かれている。又、歯車1
3′の裏面には枢軸部13F′と、係合部13G′と
が一体に設けられており、枢軸部13F′を機枠1
の前壁部1Cに形成された貫通孔1C1に鍔部F
面が当接される迄挿入し、前壁面1Cの裏面より
突出した枢軸部13F′の係合凹部13G′にスナツ
プリング14を嵌合させることにより、歯車1
3′は機枠1の前壁部1Cに回転可能に取付けら
れている。
1Cに回動可能に配設されているゼネバ歯車で、
該歯車13′は略等間隔で放射状に切込まれた切
込み部13a′,13b′,13c′,13d′によつて
歯車13A′,13B′,13C′,13D′が形成さ
れてなり、歯部13D′には切込み部が設けられ
ていない。そして、又、歯車13′には前壁部1
Cと当接する側に、歯車部Gよりも大きな外径を
した鍔部Fが一体に設けられている。そして、歯
車部13A′〜13D′の歯先部13A′1,13B′1,
13C′1,13D′1,13D′2及びこれらに対応す
る鍔部Fは、操作軸7の大径部12の外周径と略
同じ曲率で円弧状に切欠かれている。又、歯車1
3′の裏面には枢軸部13F′と、係合部13G′と
が一体に設けられており、枢軸部13F′を機枠1
の前壁部1Cに形成された貫通孔1C1に鍔部F
面が当接される迄挿入し、前壁面1Cの裏面より
突出した枢軸部13F′の係合凹部13G′にスナツ
プリング14を嵌合させることにより、歯車1
3′は機枠1の前壁部1Cに回転可能に取付けら
れている。
又、前記歯車13′と隣して配置されている操
作軸7の大径部12の外周面の前記突出ピン14
が設けられている近傍には、前記歯車13′の鍔
部Fが描く軌跡Hと同じ曲率で円弧状に切欠かれ
た切欠部12A′が設けられている。
作軸7の大径部12の外周面の前記突出ピン14
が設けられている近傍には、前記歯車13′の鍔
部Fが描く軌跡Hと同じ曲率で円弧状に切欠かれ
た切欠部12A′が設けられている。
この様に構成されている回転規制装置は、歯車
13′の切込み部13a′,13b′,13c′,13
d′に操作軸7が一回転する如にピン14が係合さ
れて、歯車13が一歯分ずつ回転し、ピン14と
歯車13′の歯部13D′と衝接することによつて
操作軸7の回転が阻止される点に付いては第2図
乃至第4図に示した第1の実施例と同様である。
13′の切込み部13a′,13b′,13c′,13
d′に操作軸7が一回転する如にピン14が係合さ
れて、歯車13が一歯分ずつ回転し、ピン14と
歯車13′の歯部13D′と衝接することによつて
操作軸7の回転が阻止される点に付いては第2図
乃至第4図に示した第1の実施例と同様である。
そして、第1の実施例と本実施例との相違点
は、本実施例で鍔部Fを設けた点である。第5図
を見れば判る通り、第1の実施例は鍔部Fがない
状態であり、歯車の描く軌跡はAであり、軌跡A
内に配置されている操作軸7の部分はほんのわず
かである為に、もし鍔部Fがない場合には、歯車
が回転をすべきでない状態時に外部から回転力等
が付与されると、操作軸7と歯車間に製造誤差で
十分な距離が生じていた様な場合には、操作軸7
に衡接せずに回転してしまつたり、又は操作軸7
に歯部が喰込んでしまつたりする場合があるが、
本実施例では歯車13′の回転軌跡が実効的にH
の状態となり、これに対して操作軸7は十分入り
込んだ状態にある為に、操作軸7と歯車13′間
に多少の距離があつたとしても、歯車13′が回
転をすべきでない状態時に外部から回転力等が付
与されても、鍔部Fが操作軸7に確実に衝接する
為、回転したり喰込んだりすることがない。従つ
て、操作軸7と歯車13′との距離設定に多大な
神経を必要とせず製造並びに組立作業が容易とな
る効果を奏する。
は、本実施例で鍔部Fを設けた点である。第5図
を見れば判る通り、第1の実施例は鍔部Fがない
状態であり、歯車の描く軌跡はAであり、軌跡A
内に配置されている操作軸7の部分はほんのわず
かである為に、もし鍔部Fがない場合には、歯車
が回転をすべきでない状態時に外部から回転力等
が付与されると、操作軸7と歯車間に製造誤差で
十分な距離が生じていた様な場合には、操作軸7
に衡接せずに回転してしまつたり、又は操作軸7
に歯部が喰込んでしまつたりする場合があるが、
本実施例では歯車13′の回転軌跡が実効的にH
の状態となり、これに対して操作軸7は十分入り
込んだ状態にある為に、操作軸7と歯車13′間
に多少の距離があつたとしても、歯車13′が回
転をすべきでない状態時に外部から回転力等が付
与されても、鍔部Fが操作軸7に確実に衝接する
為、回転したり喰込んだりすることがない。従つ
て、操作軸7と歯車13′との距離設定に多大な
神経を必要とせず製造並びに組立作業が容易とな
る効果を奏する。
次に第10図は第5図乃至第9図に示した第2
の実施例を変形した第3の実施例を示すもので、
この実施例では第2の実施例の突出ピン14の配
設構造を変形したものである。第2の実施例では
突出ピン14を操作軸7の大径部12より直角に
突出させていたが、本実施例では大径部12とは
別に、大径部12と隣接して鍔部材15を操作軸
7に嵌合させ、この鍔部材15から突出ピン1
4′を延出させるようにしたものである。この様
に構成すると、操作軸7に対して突出ピン14′
を設ける作業が容易となる効果を奏するものであ
る。
の実施例を変形した第3の実施例を示すもので、
この実施例では第2の実施例の突出ピン14の配
設構造を変形したものである。第2の実施例では
突出ピン14を操作軸7の大径部12より直角に
突出させていたが、本実施例では大径部12とは
別に、大径部12と隣接して鍔部材15を操作軸
7に嵌合させ、この鍔部材15から突出ピン1
4′を延出させるようにしたものである。この様
に構成すると、操作軸7に対して突出ピン14′
を設ける作業が容易となる効果を奏するものであ
る。
以上、説明した様に本考案に係る選局同調操作
軸の回転規制装置は、選局同調器を操作する回動
操作軸と隣接して、円板状部材に略等間隔で放射
状に切込まれた切込み部を設けて形成された回転
ゼネバ歯車を配設すると共に、前記操作軸の回転
時、前記歯車の切込み部に係合されて順次前記歯
車を回転させる突出ピンを前記操作軸と一体的に
設けてなり、且つ、前記歯車の一部に、前記突出
ピンと喰合せずに前記係合部が衝接されて前記操
作軸の所定以上の回動を規制する為の規制歯部を
設けてなるものであるから、極めて簡単で、且
つ、信頼性のある回転規制装置を得ることが出来
る実用上、有益な効果を奏する。
軸の回転規制装置は、選局同調器を操作する回動
操作軸と隣接して、円板状部材に略等間隔で放射
状に切込まれた切込み部を設けて形成された回転
ゼネバ歯車を配設すると共に、前記操作軸の回転
時、前記歯車の切込み部に係合されて順次前記歯
車を回転させる突出ピンを前記操作軸と一体的に
設けてなり、且つ、前記歯車の一部に、前記突出
ピンと喰合せずに前記係合部が衝接されて前記操
作軸の所定以上の回動を規制する為の規制歯部を
設けてなるものであるから、極めて簡単で、且
つ、信頼性のある回転規制装置を得ることが出来
る実用上、有益な効果を奏する。
第1図は本考案に係る回転規制装置が適用され
るμ同調型のマニアルチユーナを示す平面図であ
る。第2図乃至第4図は第1図に示されるマニア
ルチユーナに適用可能な回転規制装置の第1の実
施例を示すもので、第2図は平面図、第3図は第
2図の−′線矢視方向より見た側面図、第4
図は第2図の−′線に沿つて断面して見た断
面図である。第5図乃至第9図は第1図に示され
るマニアルチユーナに適用可能な回転規制装置の
第2の実施例を示すもので、第5図は平面図、第
6図は第5図の−′線矢視方向より見た側面
図、第7図は第5図の−′線に沿つて断面し
て見た断面図である。第8図は回転規制装置の作
動状態を示す図である。第9図は第5図の−
′線に沿つて断面して見た断面図である。第1
0図は第5図乃至第9図に示した第2の実施例の
一部を変形した第3の実施例を示す側面図であ
る。 7……回動操作軸、13a〜13d,13a′〜
13d′……切込み部、13,13′……ゼネバ歯
車、14……突出ピン(係合部)、13D,13
D′……規制歯部、13A〜13C,13A′〜1
3C′……歯部、F……鍔部。
るμ同調型のマニアルチユーナを示す平面図であ
る。第2図乃至第4図は第1図に示されるマニア
ルチユーナに適用可能な回転規制装置の第1の実
施例を示すもので、第2図は平面図、第3図は第
2図の−′線矢視方向より見た側面図、第4
図は第2図の−′線に沿つて断面して見た断
面図である。第5図乃至第9図は第1図に示され
るマニアルチユーナに適用可能な回転規制装置の
第2の実施例を示すもので、第5図は平面図、第
6図は第5図の−′線矢視方向より見た側面
図、第7図は第5図の−′線に沿つて断面し
て見た断面図である。第8図は回転規制装置の作
動状態を示す図である。第9図は第5図の−
′線に沿つて断面して見た断面図である。第1
0図は第5図乃至第9図に示した第2の実施例の
一部を変形した第3の実施例を示す側面図であ
る。 7……回動操作軸、13a〜13d,13a′〜
13d′……切込み部、13,13′……ゼネバ歯
車、14……突出ピン(係合部)、13D,13
D′……規制歯部、13A〜13C,13A′〜1
3C′……歯部、F……鍔部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 選局同調器を操作する回動操作軸と隣接し
て、円板状部材に略等間隔で放射状に切込まれ
た切込み部を設けて形成された回転ゼネバ歯車
を配設すると共に、前記操作軸の回転時、前記
歯車の切込み部に係合されて順次前記歯車を回
転させる突出ピンを前記操作軸と一体的に設け
てなり、且つ、前記歯車の一部に、前記突出ピ
ンと噛合せずに前記突出ピンが衝接されて前記
操作軸の所定以上の回動を規制する為の規制歯
部を設けてなる選局同調操作軸の回転規制装
置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の選局
同調操作軸の回転規制装置であつて、前記ゼネ
バ歯車はゼネバ歯車部と該ゼネバ歯車部の一端
面に配設された該歯部よりも大きな外周を有す
る鍔部よりなり、各歯部の少なくとも先端部分
に位置する前記鍔部を前記操作軸の周面と略同
曲率で円弧状に切欠いてなること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17223781U JPS5877924U (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 選局同調操作軸の回転規制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17223781U JPS5877924U (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 選局同調操作軸の回転規制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5877924U JPS5877924U (ja) | 1983-05-26 |
JPH0110017Y2 true JPH0110017Y2 (ja) | 1989-03-22 |
Family
ID=29964141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17223781U Granted JPS5877924U (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 選局同調操作軸の回転規制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5877924U (ja) |
-
1981
- 1981-11-19 JP JP17223781U patent/JPS5877924U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5877924U (ja) | 1983-05-26 |
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