JP7846500B2 - アンテナコアシートおよびicカード - Google Patents
アンテナコアシートおよびicカードInfo
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Description
同様に、図5(e)および図6に示したように、アンテナコアシート1-1においても、非接触ICモジュール9-2のパッド電極19-2の表面に接続信頼性を確保する目的で錫などのめっき層が形成されることがあった。
絶縁性材料からなるシートと、
そのシートの貫通孔に備えられ、表裏を導通する少なくとも一対の銅パッドと、
それらの銅パッドに電気的に接続され、銅パッド以外の部分では巻線の太さ方向の少なくとも一部が前記シートにめりこんで備えられた巻線アンテナと、を備えており、
前記銅パッドの組成は、錫が5.5~9.0wt%含まれる燐青銅であることを特徴とするアンテナコアシートである。
<アンテナコアシート>
まず、本発明のアンテナコアシートについて説明する。
本発明のアンテナコアシート1は、従来のアンテナコアシートと形態的には同等であり、コイル状の巻線からなる巻線アンテナを用いた無線通信機能有するICカードに使用するアンテナコアシートである(図1(e)参照)。
そのため、加熱されたプレスヘッド17により銅パッド7上の巻線8を押圧した時(図1(d)参照)、プレスヘッド17の熱が銅パッド7を伝わって逃げにくくなるため、温度の低下が起こりにくくなる。また、巻線8の銅線と銅パッド7を構成する銅合金との接合が、錫が存在することにより良好となる。これは、銅パッド7中の錫と、巻線8の銅線の銅と、が反応し合金を形成し易い状態が実現することで、組織的に一体化が進みやすく、機械的な接合状態が良好になると同時に、電気的な接合状態も良好になるためであると考えられる。
図1に例示したような工程により、アンテナコアシート1が作製される。
図1(a)は、シート穴明け工程を説明する断面図であり、樹脂シート13の銅パッドを形成する位置に、穴14が形成される。穴14を形成する方法としては、例えば、打抜き刃を使用した打ち抜き加工やレーザービームを使用した切り抜き加工などを使用することができる。
アンテナ製造装置のような巻線描画装置を用いて、樹脂シート13を加熱し軟化させた状態で、所望のパターンを描きながら巻線8を押し込むことで、樹脂シート13中に巻線16の太さの半分程度、またはそれ以上が埋め込まれた巻線アンテナが形成される。ただし、銅パッド7と接続する巻線8は、銅パッド7上に跨って配置された状態である。
次に、本発明のICカードについて説明する。
本発明のICカードは、巻線アンテナを備えた無線通信機能を備えたICカードである。具体的には、非接触ICカードと、接触式ICカードと非接触ICカードの機能を備えたデュアルICカードやハイブリッドICカードなどである。デュアルICカードは1つのICモジュールで接触式ICカードと非接触ICカードの両方の機能を果たす形態であり、ハイブリッドICカードは接触式ICカードと非接触ICカードの機能をそれぞれ別のICチップやICモジュールによって機能する形態である。ハイブリッドICカードは、巻線アンテナと銅パッドの接続に関して、非接触ICカードと同様であるため、ここでは、デュアルICカードと非接触ICカードについて説明する。
本発明のデュアルICカード10、10-1(図3、図4参照)は、本発明のアンテナコアシート1(図1、図2参照)を使用して作製される。
なお、アンテナコアシート1の銅パッド7には、巻線8が接続されており、銅パッド7に外部回路を接続することにより、巻線8からなるアンテナに接続することができる。
isotropic Conductive Film、異方性導電フィルム)であるデュアルICカード10-1を示した断面図である。図4の層構成は、デュアルICモジュール9-1側にはコアシート2が備えられていない構成となっている。このような構成においても、巻線8と銅パッド7の接続信頼性を確保するため、銅パッド7の表面には、錫などからなるめっき層が形成されている。
次に、非接触ICカードとその製造工程について説明する。
まず、図5に例示した工程により、非接触ICカード用のアンテナコアシートが作製される。
レスヘッド17で熱をかけてパッド電極19-2側に押圧することにより接合し、電気的にも接続するボンディング工程を説明する断面図である。
コアシート2の樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのボリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン-4フッ化エチレン共重合体などのボリフッ化エチレン樹脂、ナイロン-6、ナイロン-6、6などのポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル樹脂、三酢酸セルロース、セロファンなどのセルロース樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ボリカーボネート、ポリイミド樹脂などが挙げられる。樹脂材料の含有曇は、30質量%以上、80質量%以下であることが好ましい。各層シートの色や透過濃度はそれぞれの目的にあったものを選定することができる。
中間シート3、5の樹脂材料としては、コアシート2の樹脂材料と同様のものとすることができる。
オーバーシート4、6の樹脂材料としては、コアシート2の樹脂材料と同様のものとすることができる。
樹脂シート13の樹脂材料としては、コアシート2の樹脂材料と同様のものとすることができる。
巻線8は、絶縁被覆を備えた銅やアルミニウムなどの導電率が高い金属からなる導線を使用することが好ましいが、これらの金属材料に限定する必要はないが、例えば、銅線を芯材としたエナメル線を挙げることができる。
<実施例1>
図1に例示した製造工程によって、アンテナコアシート1を作製した。
まず、樹脂シート13として、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET
)フィルムを用意した。
次に、PETフィルムの所望の位置に、パンチングマシーンを用いて、5.2×5.2mmの穴14を、使用するデュアルICモジュール9のパッド電極19の位置に合わせて形成した(図3参照)。
次に、同様にパンチングマシーンを用いて、5×5mmの銅パッドを製造し、配置することすることにより、形成した穴14に銅パッド7を形成した。銅パッド7を形成した金属材料として、表1の実施例1の欄に記載した成分と熱伝導率を備えた燐青銅(型番:C5210R-H)を用いた。
次に、形成した銅パッド7上に配置された巻線8を、ボンディングマシーンのプレスヘッド17を加熱した状態で銅パッド7に押圧することにより接続した。
銅パッド7を形成した金属材料として、表1の実施例2の欄に記載した成分と熱伝導率を備えた燐青銅(型番:C5191P-H)を用いたこと以外は実施例1と同様とした。
銅パッド7を形成した金属材料として、表1の実施例3の欄に記載した成分と熱伝導率を備えた燐青銅(型番:C5240)を用いたこと以外は実施例1と同様とした。
銅パッド7を形成した金属材料として、表1の比較例1の欄に記載した錫めっき圧延銅箔(型番:SnCu-O)を用いたこと以外は実施例1と同様とした。これは、銅パッド上に錫めっき層を形成した従来技術である。
銅パッド7を形成した金属材料として、表1の比較例2の欄に記載した成分と熱伝導率を備えた無酸素銅(型番:C1020R-H)を用いたこと以外は実施例1と同様とした。
銅パッド7を形成した金属材料として、表1の比較例3の欄に記載した成分と熱伝導率を備えた洋白(型番:7701R-H)を用いたこと以外は実施例1と同様とした。
実施例1~比較例3までのボンディング強度についての評価結果と、それらに基づいた総合評価をまとめて表1に示した。なお、接続信頼性評価のボンディング強度については、剥離強度が測定可能かつ巻線が破断した状態を〇(良好)、剥離強度が測定可能かつボンディング界面にて剥離を△(要注意)、剥離強度が測定不可能(ほぼ0)かつボンディング界面にて剥離を×(不良)とした。また、破壊状態については、巻線が破断した場合を〇(良好)、銅パッド7と巻線8との接合点18において界面剥離を起こした場合を×(不良)、とした。
2・・・コアシート
3・・・表中間シート
4・・・表オーバーシート
5・・・裏中間シート
6・・・裏オーバーシート
7・・・銅パッド
8・・・巻線
9、9-1・・・デュアルICモジュール
9-2・・・非接触ICモジュール
10、10-1・・・デュアルICカード
10-2・・・非接触ICカード
11・・・AFC
12・・・AgP
13・・・樹脂シート
14、14´・・・穴
17・・・プレスヘッド
18・・・接合点
19、19-1・・・(デュアルICモジュールの)パッド電極
Claims (2)
- コイル状の巻線からなる巻線アンテナを用いた無線通信機能を有するICカードに使用するアンテナコアシートであって、
絶縁性材料からなるシートと、
そのシートの貫通孔に備えられ、表裏を導通する少なくとも一対の銅パッドと、
それらの銅パッドに電気的に接続され、銅パッド以外の部分では巻線の太さ方向の少なくとも一部が前記シートにめりこんで備えられた巻線アンテナと、を備えており、
前記銅パッドの組成は、錫が5.5~9.0wt%含まれる燐青銅であることを特徴とするアンテナコアシート。 - 請求項1に記載のアンテナコアシートを使用していることを特徴とするICカード。
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| JP2020213782A JP7846500B2 (ja) | 2020-12-23 | 2020-12-23 | アンテナコアシートおよびicカード |
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| JP2020213782A JP7846500B2 (ja) | 2020-12-23 | 2020-12-23 | アンテナコアシートおよびicカード |
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