JP7843798B2 - 機械式駐車設備用充電システム及びこれを備える機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備用充電システム及びこれを備える機械式駐車設備

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特許法第30条第2項適用 1.ウェブサイト「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000071105.html」、2023年5月24日 2.展示会「マンション総合EXPO2023」、2023年5月25日~26日 3.雑誌「自転車・バイク・自動車駐車場 パーキングプレス」、2023年7月7日 4.展示会「ジャパンモビリティショー2023」、2023年10月26日~11月5日 5.ウェブサイト「https://www.molitec.co.jp/japan-mobility-show-2023%e3%81%ab%e5%87%ba%e5%b1%95%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%99/」、2023年11月6日 6.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社でのWEB会議、2023年5月31日 7.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社での会議、2023年6月5日 8.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社でのWEB会議、2023年6月7日 9.日本発条株式会社伊勢原工場での会議、2023年6月13日 10.東京都庁での会議、2023年6月29日 11.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社での会議、2023年8月31日 12.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社での会議、2023年9月28日 13.株式会社IHI扶桑エンジニアリング本社での会議、2023年10月12日 14.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社でのWEB会議、2023年10月10日 15.株式会社ニッパツパーキングシステムズ本社でのWEB会議、2023年12月7日 16.JRセントラルタワーでの会議、2024年4月11日
本発明は、機械式駐車設備用充電システムに関するものである。
車両を搭載可能なパレットと、このパレットに設けられて車載電池の車両側給電口に接続可能な充電コネクタとを備え、パレットに車両を駐車した状態で充電コネクタを介して電源に接続して充電できるようにした機械式駐車設備用充電システムとしては特許文献1や2のものが提案されている。また本出願人は、充電装置に接続された充電ケーブルを引き出し可能に巻き取り収納するための長尺状体の収納体に関する特許を、特許文献3に示すように取得している。
ところが、特許文献3の長尺状体の収納体を機械式駐車設備に適用したとしも、充電ケーブルを引き出した状態でパレットに接地したりはみ出したり他の物に引っかかったりした状態で、パレットが動き出して移動してしまうと、充電ケーブルが要因となってパレットの正常な移動が妨げられたり、車両側給電口と充電コネクタとが外れてしまったりするという、安全性を阻害する恐れが生じる。
特開2014-220904号公報 特開2012-036703号公報 特許第6240464号公報
本発明が解決しようとする課題は、充電ケーブルが要因となって、安全性を阻害する事態の発生を抑制することができる機械式駐車設備用充電システムの提供を図ることにある。
本発明は、充電装置に接続された充電ケーブルと、前記充電ケーブルを巻き取るための巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置が駐車用のパレットに搭載された機械式駐車設備用充電システムを提供する。前記巻き取り装置は、前記充電ケーブルの先端の充電コネクタが非充電時の待機受け部にセットされているか否かにかかわらず、前記充電ケーブルに対して巻き取り方向に常時テンションを加えるものであり、前記常時テンションによって、前記充電ケーブルが前記パレットに接地することを抑制するよう構成されたものである。
本発明の実施に際しては、前記充電ケーブルが前記巻き取り装置に巻き取られていることと、前記充電コネクタが前記待機受け部にセットされていることとの2つのアンド条件で機械式駐車場制御部へのインターロック解除信号が発出されるように構成することができる。
また、前記充電コネクタが車両の車両側給電口にセットされていることを条件として機械式駐車場制御部へのインターロック解除信号が発出されるように構成することもできる。さらに、前記巻き取り装置と前記充電装置とが別々の筐体で別体に構成され、前記パレットの後ろ側と左右のサイドとに分離して搭載されたものとすることもできる。
前記巻き取り装置は、前記待機受け部よりも下方に前記充電ケーブルの引き出し穴を備えており、前記充電コネクタが前記待機受け部にセットされている状態で前記常時テンションが前記充電ケーブルに対して加えられていることにより、前記待機受け部と前記引き出し穴との間の前記充電ケーブルが略直線状となるように促されているものとすることもできる。
またさらに、前記巻き取り装置には正常状況、インターロック状況、装置異常を使用者に確認できるように表示灯が配備され、使用者は前記表示灯を確認することで正しく充電動作が行なわれていることや充電処理を正しく終えたことを認識できるように構成することができる。
本発明は、充電ケーブルが要因となって、安全性を阻害する事態の発生を抑制することができる機械式駐車設備用充電システムの提供を提供することができたものである。
本発明の実施の形態に係る機械式駐車設備のパレットの斜視図。 同機械式駐車設備の機械式駐車設備用充電システムの制御系の構成図。 同機械式駐車設備の巻き取り装置の内部構造説明図。 同機械式駐車設備の待機位置の充電ケーブルの状態の説明図であり、(A)は適正状態を示し、(B)は不適正状態を示すものである。 同機械式駐車設備の機械式駐車設備用充電システムの作動状態の説明図であり、(A)は第1の条件のうち条件aは満たすが条件bは満たしていない状態を示し、(B)は第1の条件のうち、条件bは満たすが、条件aは満たしていない状態を示し、(C)は第1の条件のうち、条件aと条件bとが共に満たされた状態し、(D)は第2の条件がみたされている場合を示す。 (A)~(D)はそれぞれ同機械式駐車設備の充電装置と巻き取り装置の配置例を示す説明図である。 (A)は同機械式駐車設備の巻き取り装置の形態を示す斜視図であり、(B)は巻き取り装置の他の方向からの斜視図である。 同機械式駐車設備のインターロック解除のフロー図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(機械式駐車設備の概要)
この実施の形態に係る機械式駐車設備は、駐車車両を搭載可能なパレット11と、パレット11の移動停止などを制御する機械式駐車場制御部14(図2参照)を備えており、車両側給電口(図示せず)の制御のもとで所定の動力源でパレット11の上下左右前後様々な方向への移動と停止を行い、限られた土地面積の中で複数の車両の駐車を実現する。
ハイブリッド車やEV車の普及に伴って、パレット11の上に停止(駐車)している車両の車載電池に対する安全で効率的な機械式駐車設備用充電システムの提供が求められており、この実施の形態ではこれを実現することができる機械式駐車設備用充電システムの提案を行うものである。
この実施の形態のパレット11は一般的な機械式駐車設備に用いられるパレット11を適宜採用することができるものであるが、図1では車両が駐車停止する床部12を備えており、床部12の左右両側には床部12の床面よりも一段高くなったサイド枠13が設けられているものが一例として示されている。サイド枠13の左右方向の長さ(耳幅)は、適宜設定される。サイド枠13の高さは例えば、100mm以上200mm以下の間に設定され、好ましくは150mmに設定される。
パレット11には機械式駐車設備の外部電源に接続された充電装置21と、充電装置21から車両へ電気を供給する充電ケーブル22を引き出し可能に収納する巻き取り装置31とが配置されている。尚、充電装置21は必ずしもパレット11の上に搭載されている必要はなく、パレット11の上方など、パレット11上に停止している車両へ電気を供給することができる適宜位置に配置されていても構わない。
(充電装置21について)
充電装置21は、外部電源からの電気を、充電用の適正な電圧電流にて充電ケーブル22へ供給することができる充電器本体23と、これを制御する充電器制御部とを備えているが、以下、充電器本体23と充電器制御部とは区別せずに充電器本体23として説明する。充電ケーブル22は、この例では、充電器本体23から巻き取り装置31を介して車両まで、回転する電気接点部などを介することなく連続した一連のコードとして実施されており、充電ケーブル22の先端に設けられた充電コネクタ25が車両側給電口(図示せず)に接続されることによって、外部電源と車両の車載電池とが接続されて、車載電池への充電がなされるものである。
(巻き取り装置31について)
巻き取り装置31は、パレット11のサイド枠13上に設置されたケーシング36を備える。ケーシング36内には、充電ケーブル22を巻回する巻き取り装置31と付勢部38が設けられている。使用者は、付勢部38によって常時加えられているテンションに抗して充電ケーブル22を引き出して、その先端に設けられた充電コネクタ25を、車両の車載電池の車両側給電口(図示せず)に接続して充電する。充電が終わると、充電コネクタ25をケーシング36の待機位置である待機受け部37に戻すだけで、引き出した充電ケーブル22が付勢部38によってケーシング36内に巻き取られるようにしたものである。
(充電ケーブル22)
充電ケーブル22は、導電部材を絶縁体にて被覆した充電用コードである。この例では、充電ケーブル22の先端には充電コネクタ25が設けられている。充電コネクタ25は、車両の車載電池を充電する際、車両側給電口(図示せず)へ接続される。
(ケーシング36)
ケーシング36は、サイド枠13の上に設置された筺体であり、その側面(図1の例では正面の下部)に充電ケーブル22の引き出し穴39を備える。引き出し穴39の位置は適宜設定すればよいが、引き出し穴39から引き出した充電ケーブル22がパレット11の床部12やサイド枠13と接触しない位置とすることが望ましい。ケーシング36の左右方向の長さは、ケーシング36がサイド枠13上に設置されるように例えば、100mm以下に設定され、好ましくは60mmに設定される。ケーシング36の高さは例えば、500mm以下に設定され、好ましくは250mmに設定される。
(巻き取り装置31)
巻き取り装置31は、この例では、図3へ示す通り、第1案内子41と第2案内子42の2つの案内子を備えている。充電ケーブル22は、第1案内子41と第2案内子42を巻回軸としてこれらの案内子41,42間に1往復あるいは複数周掛け渡されており、第1案内子41と第2案内子42とを接近離反させることによって、充電ケーブル22の巻取り及び繰り出しがなされる。この第1案内子41と第2案内子42とは少なくとも何れか一方を動かすことで接近離反されるが、この例では、第1案内子41を固定し、第2案内子42を移動させる(図では左右方向へ移動させる)ことで、接近離反がなされる。繰り出された充電ケーブル22は、巻き取り装置31から引き出し穴39を介して引き出し可能とされている。
従来の多くのコードリールにあっては、回転するリールにコードを巻き取るため、引き出し用のコードと、このコードに対して給電する給電コードとを分離し、回転する電気接点部によって、両コードを電気的に接続する構造となっていた。このような回転する電気接点部を備えたものとして実施しても構わないが、この実施の形態に係る巻き取り装置31は、電気接点部を介することなく、充電ケーブル22を充電器本体23から充電コネクタ25まで連続した一連のコードとすることができて、漏電やショートの可能性を抑制できる点で有利である。詳しくは、充電器本体23から引き出された充電ケーブル22は、パレット11のサイド枠13内部を通されてケーシング36の底部からケーシング36内に導入され、第1案内子41に沿って第2案内子42にまで達し、第2案内子42で折り返して第1案内子41に戻る。1往復で足る場合には、第1案内子41に戻るか或いは他の案内子に案内されて引き出し穴39から導出される。2往復以上する場合には、第1案内子41から折り返して第2案内子42に導かれ、再度折り返して、第1案内子41に戻るか或いは他の案内子に案内されて引き出し穴39から導出される。その際、第1案内子41及び第2案内子42は、図3のように滑車として実施した場合には円形のリール状として、各周回の充電ケーブル22を受容する凹溝が形成されていることが望ましい。第1案内子41及び第2案内子42は、滑車ではなく、充電ケーブル22を送ることができる様々な形態で実施することができ、例えば摩擦抵抗の小さな回動不能なものであっても構わないし、複数の送りローラーを組み合わせたものであっても構わない。
(ガイド機構)
第1案内子41の支持軸はケーシング36に支持されているが、第2案内子42は、ガイド機構によって案内されながら移動する。ガイド機構はスライド部43とガイド部44とを備え、第2案内子42はその支持軸がスライド部43に支持され、このスライド部43がガイド部44によって案内されながら移動する。なお、第2案内子42の移動方向(ガイド部44の伸びる方向)は、上下前後左右斜めなど、様々な方向へ変更して実施することができる。
スライド部43は、付勢部38によって上方へ移動するように付勢されている。付勢部38としては、定荷重バネなどのスプリングの他、錘などの他の付勢手段を代用又は併用しても構わない。
充電ケーブル22が繰り出し前の状態では、スライド部43及び第2案内子42は、第1案内子41から離れた位置(図3では右端)にある。そして、使用者がケーシング36の引き出し穴39から出ている充電ケーブル22の先端側を引っ張ることで、スライド部43及び第2案内子42が付勢部38に抗して移動して第1案内子41へ接近し、充電ケーブル22が引き出される。この引っ張りを止めて充電ケーブル22が自由状態となることで、付勢部38のテンションによってスライド部43及び第2案内子42は、第1案内子41から離反して行き充電ケーブル22が巻き取られる。
なお、図示は省略するが、スライド部43の移動端(図では左端と右端)には、コイルバネなどのショックアブソーバを設けておくこともできる。
(待機受け部37について)
充電コネクタ25の待機位置である待機受け部37は、この例ではケーシング36の上部に設けられている。この待機受け部37は、充電コネクタ25の先端の差し込み部を受容する筒状をなしており、必要に応じて充電コネクタ25に対する係止部(図示せず)が設けられる。
この係止部は、充電コネクタ25の先端上部に突出するラッチ(図示せず)と係合するものとすることが出来、使用者は車両への充電時の接続と同様の要領で、待機受け部37に充電コネクタ25の先端を挿入するだけで、ラッチが係止部に係合するものとして実施することができる。待機受け部37にはコネクタ検知センサ32が設けられ、コネクタ検知センサ32によって、充電コネクタ25が適正に差し込まれていることが検出される。充電のために充電ケーブル22を引き出すときには、使用者が充電コネクタ25のレバーを引くなどして、ラッチを係止部から外して充電コネクタ25を待機受け部37から引き抜いて、充電コネクタ25が車両の車両側給電口(図示せず)に届くまで充電ケーブル22を繰り出していく。
(常時テンションについて)
前述のように充電ケーブル22には付勢部38によって巻き込み方向へ常時テンションが加えられている。その作用を、充電コネクタ25の待機位置の状態、充電ケーブル22の引き出し、充電コネクタ25の車両側給電口(図示せず)へのセット、充電ケーブル22の巻き込みの4つ状態についてそれぞれ説明する。
(待機位置の充電ケーブル22の状態)
充電ケーブル22には付勢部38による巻き戻し方向へのテンションが常時加えられており、充電ケーブル22の繰り出し時のみならず、待機位置である待機受け部37へのセットが完了した段階でも、テンションが加えられている。その結果、充電ケーブル22は、上方の待機受け部37にセットされた充電コネクタ25から下方の引き出し穴39まで、略真っ直ぐに伸びた状態となっている。この略真っ直ぐにとは、数学的な厳密さで直線のみを意味するものではなく、図4(B)に示すように垂れ下がったりパレット11に接地したりはみ出したりすることなく伸びていることを意味するものである。このように待機受け部37に充電コネクタ25がセットされた状態で、充電ケーブル22が垂れ下がることがない長さまで、巻き取ることができるように、第2案内子42が第1案内子41から離反するように、充電ケーブル22の長さと両案内子41、42間の最長離反距離(すなわち最長巻き取り量)とが設定されている。もちろん、巻き取り装置31の巻き取り機構としてはさらに短く巻き取ることができるように構成しても構わないが、待機位置に充電コネクタ25がセットされた状態では、充電ケーブル22の長さの関係上それ以上の巻き込みができなくなるという意味で、最長離反距離(すなわち最長巻き取り量)とした。
第2案内子42又はスライド部43がこの最長離反距離にまで達したことを検出するための巻き取り装置検出センサ33が、ガイド部44又はケーシング36に設けられている。
(充電ケーブル22の引き出し)
充電ケーブル22の先端側を使用者が引っ張ると、充電ケーブル22は、巻き込み方向のテンションを受けつつ、引っ張り出される。その際、前述のように、第2案内子42及びスライド部43は付勢部38に抗して第1案内子41へ接近する。このように常時テンションが加えられているため、使用者が充電のために充電ケーブル22を引き出す時にも、充電ケーブル22がパレット11や他の物に必要以上に触れることが抑制される。
(車両側給電口へのセット)
充電に際しては、充電コネクタ25は車両側給電口(図示せず)にセットされる。一般的には充電コネクタ25の先端を車両側給電口(図示せず)へ適正に挿入するだけで、充電コネクタ25のラッチ(図示せず)が車両側給電口(図示せず)の係止部(図示せず)に係合してセットが完了する。充電ケーブル22には常時テンションが加えられているため、使用者が余分に充電ケーブル22を引き出した場合にも、充電ケーブル22はパレット11に接地することなく、宙を浮いた状態となる。
なお、充電ケーブル22の長さを、車両が車止めなどの適正な位置で停止させた状態で、宙を浮いた状態となる程度の長さとなるようにしておくことによって、充電コネクタ25を車両側給電口(図示せず)にセットした状態で、充電ケーブル22が何かに引っかかったりパレット11の外にはみ出したりすると言った不適切な状態の発生を抑制することができる。
(充電ケーブル22の巻き込み)
充電が終わると使用者は充電コネクタ25から車両側給電口(図示せず)を抜いて巻き取り装置31のケーシング36の待機受け部37に戻す。その際に充電ケーブル22には常時テンションが加えられているため、充電ケーブル22は巻き取り装置31へ自動的に巻き取られる。
(制御系の構成について)
次に、図2を主に参照してこの実施の形態に係る機械式駐車設備用充電システムの制御系の構成について説明する。
充電器本体23と外部電源20とは、適宜な電源ケーブルなどによって電気的に接続されている。充電器本体23と充電コネクタ25とは、一連の充電ケーブル22によって接続されている。
充電器本体23と機械式駐車場制御部14とは通信ケーブルによって接続されている。
充電器本体23と巻き取り装置31とは、接点信号を送ることができる通信線によって接続されている。
なお、上記の通信ケーブルや通信線は、その通信形式は種々選択することができるし、有線のみならず無線での通信であっても構わない。
詳しくは、巻き取り装置31、には正常状況、インターロック状況、装置異常を使用者に確認できるようにLED等による表示灯40(図7参照)が配備されている。充電器本体23から表示灯40に対しては選択された発色などによる表示を促す制御信号が送られるように構成されている。
使用者は表示灯40を確認することで正しく充電動作が行なわれていることや充電処理を正しく終えたことを認識できるものである。表示灯40の位置や大きさや数は、適宜変更して実施することができるが、図7の例では、乗車中でも降車中でも使用者が見やすいように、車両の進入方向に沿って見た場合の正面視において、ケーシング36の上部分(図7においては待機受け部37の内部)及び下部分の2か所に表示灯40が配置されている。ケーシング36の下部分の表示灯40はパレット11に対して垂直となるように配置されている。また、ケーシング36の上部分の表示灯40はパレット11に対して鈍角を形成するように配置されている。これらのように構成することで、ユーザが巻き取り装置31付近に立った場合や、充電コネクタ25を挿抜する場合において、表示灯40を良好に視認することができる。また、背面視においては(車両の進入方向に対向するように見た場合の正面視においては)、ケーシング36の上部において表示灯40がパレット11に対して垂直となるようにさらに配置されている。ケーシング36の正面側(パレット11に車両が進入される側)だけでなく背面側(パレット11に車両が進入される側の反対側)にも表示灯40が配置されることで、ケーシング36の正面側及び背面側の両方から表示灯40を確認することができるため、巻き取り装置31を前後反転させて設置することが可能となる。巻き取り装置31を前後反転させて設置することができれば、巻き取り装置31から車両側給電口までのルートがより最短となるように巻き取り装置31の配置を選択することができるため、安全性や充電コネクタ25の接続性を向上させることができる。
(コネクタ検知センサ32)
コネクタ検知センサ32は、充電コネクタ25が待機受け部37に対して適正にセットされていることを検知するものである。より具体的には、コネクタ検知センサ32は、リミットスイッチなどの接触式センサや、近接センサなどの非接触式センサとして実施することができる。このコネクタ検知センサ32は、充電コネクタ25の適宜位置に配置することができ、コネクタ検知センサ32によって充電コネクタ25を検知することにより、コネクタ検知センサ32から充電器本体23に対して充電コネクタ検出信号が発出される。
(巻き取り装置検出センサ33)
次に、巻き取り装置検出センサ33は、充電ケーブル22が前述の最長巻き取り量まで巻き取り装置31に巻き取られていることを検知するものである。より具体的には、コネクタ検知センサ32は、第1案内子41と第2案内子42との間の距離が最長離反距離(すなわち最長巻き取り量)となる位置にまで第2案内子42が到達したことを検出することができるリミットスイッチなどの接触式センサや、近接センサなどの非接触式センサとして実施することができる。この巻き取り装置検出センサ33は、巻き取り装置31のケーシング36やガイド部44などに設置することができ、上記の位置に第2案内子42やスライド部43が到達したことを検知することができる適宜位置に配置される。巻き取り装置検出センサ33によって第2案内子42やスライド部43を検知することにより、巻き取り装置検出センサ33から充電器本体23に対してケーブル巻き取り検出信号が発出される。
(通電検知センサ34)
通電検知センサ34は、充電コネクタ25が車両側給電口(図示せず)に接続されて充電が行われているなど、通電状態にあることを検知するものである。より具体的には、通電検知センサ34は、充電器本体23から充電コネクタ25までの適宜な位置に配置することができるもので、通電検知センサ34によって、巻き取り装置検出センサ33から充電器本体23に対して通電信号が発出される。
これらの信号を受けた充電器本体23は、機械式駐車場制御部14に対してインターロック解除信号を、あらかじめ設定された第1の条件と第2の条件とのいずれか一方の満たすことで発出する。
(第1の条件)
第1の条件は、次の条件aと条件bの両条件を共に満たすアンド条件である。
条件aは、発出された充電コネクタ検出信号が充電器本体23にて受け付けていることである。
条件bは、発出されたケーブル巻き取り検出信号が充電器本体23にて受け付けていることである。
(第2の条件)
第2の条件は、発出されたインターロック解除信号がコネクタ検知センサ32にて受け付けていることである。これらの第1の条件と第2の条件とのいずれかの条件が満たされると、充電器本体23の制御装置は、機械式駐車場制御部14に対するインターロック解除信号を発出する。機械式駐車場制御部14は、このインターロック解除信号を受け付けたことにより、パレット11を移動させるための他の条件(例えば操作者によって操作ボタンが押し下げられたことを検知したとの条件)を満たすことによって、パレット11の移動を許可するものである。
(作動状態)
図5及び図8を参照して、具体的な作動状態を説明する。
図5(A)で、上記の第1の条件のうち、条件aは満たすが、条件bは満たしていない状態を示す(図8において、S210がYes、S220がNo、S230がNoの場合)。具体的には、充電コネクタ25が待機受け部37にセットされ充電コネクタ検出信号が発出されて充電コネクタ検出信号が充電器本体23にて受け付けているが、充電ケーブル22が巻き取り装置31によって最長離反距離(すなわち最長巻き取り量)まで巻き取られておらずケーブル巻き取り検出信号が充電器本体23にて受け付けていない場合を示すもので、この状態では、インターロック解除信号は発出されず、例えば表示灯40はインターロック状態を示す赤色に発光する。
図5(B)では、上記の第1の条件のうち、条件bは満たすが、条件aは満たしていない状態を示す(図8において、S210がNo、S230がNoの場合)。具体的には、充電ケーブル22が巻き取り装置31によって最長離反距離(すなわち最長巻き取り量)まで巻き取られて、ケーブル巻き取り検出信号が充電器本体23にて受け付けられているが、充電コネクタ25が待機受け部37にセットされていなくて、充電コネクタ検出信号が充電器本体23にて受け付けられていない場合を示すもので、この状態でも、インターロック解除信号は発出されず、例えば表示灯40はインターロック状態を示す赤色に発光する。
図5(C)では、上記の第1の条件のうち、条件aと条件bとが共に満たされた状態を示す(図8において、S210がYes、S220がYesの場合)。具体的には、ケーブル巻き取り検出信号と通電信号が共に充電器本体23にて受け付けられている場合を示すもので、この状態で、インターロック解除信号が発出され、例えば表示灯40は黄色に発光する。
図5(D)では、上記の第2の条件がみたされている場合を示すもので(図8において、S210がNo、S230がYesの場合又はS210がYes、S220がNo、S230がYesの場合)、この適正な充電状態で、インターロック解除信号は発出され、例えば表示灯40は緑色に発光する。
このように、充電コネクタ25が待機受け部37にセットされ且つ充電ケーブル22が適正に巻き取られている状態(図5(C))か、パレット11上の車両の車両側給電口(図示せず)に適正にセットされている状態(図5(D))の2つの場合にのみ、インターロック解除信号が発出されてパレット11が移動可能な状態となるため、パレット11の移動に際して、巻き取り装置31から不必要に長く引き出された充電ケーブル22によって、パレット11の移動が妨げられたり移動中に事故が生じたりする恐れを抑制することができたものである。
(別筐体)
充電装置21と巻き取り装置31とは、同一の状態に収納されても構わないが、図6(A)(B)に示すように両者を別々の筐体にて構成して、パレット11の左右前後に分離して搭載することができるようにしておくことが好ましい。これによって、図6(C)(D)に示すように車両の車両側給電口(図示せず)の位置に合わせてパレット11の左右前後に両者を配置することができる。充電コネクタ25を有する巻き取り装置31(ケーシング36)を車両の車両側給電口の近くに配置することができるため、充電装置21からケーシング36までの充電ケーブル22をパレットの11の裏側などに配置させて、充電ケーブル22が障害とならないようにすることができる。これにより、充電ケーブル22が要因となる安全性を阻害する事態の発生を抑制することができる。
その際、充電装置21はパレット11の床部12上の車止め(図示せず)よりも低いものや床部12から車両のボデイ底面(図示せず)よりも低いものとしておくことによって、車両との干渉を避けることができる高さにしておくことが好ましい。さらに好ましくは、パレット11の床部12上の車止め(図示せず)よりも後方に設置しておくことが好ましい。充電装置21の筐体の高さは、車両最低地上高を考慮して例えば、120mm以下に設定され、好ましくは100mm以下に設定される。充電装置21の筐体は、筐体に誤って車両が乗り上げられても充電装置21が保護されるように、例えば、金属で形成される。
また、巻き取り装置31はパレット11のサイド枠13上に搭載された状態で車両のサイドミラーよりも低く、且つサイド枠13よりも左右へはみ出さないものとしておくことが好ましい。サイド枠13の高さとケーシング36の高さの合計が、700mm以下に設定されることで、車両のサイドミラーとの衝突を防ぐことができる。
11:パレット
12:床部
13:サイド枠
14:機械式駐車場制御部
20:外部電源
21:充電装置
22:充電ケーブル
23:充電器本体
25:充電コネクタ
31:巻き取り装置
32:コネクタ検知センサ
33:巻き取り装置検出センサ
34:通電検知センサ
36:ケーシング
37:待機受け部
38:付勢部
39:引き出し穴
40:表示灯
41:第1案内子
42:第2案内子
43:スライド部
44:ガイド部

Claims (8)

  1. 充電装置に接続された充電ケーブルと、前記充電ケーブルを巻き取るための巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置が駐車用のパレットに搭載され機械式駐車設備用充電システムにおいて、
    前記パレットは、車両が駐車停止する床部と、前記床部の両側に設けられ前記床部より高さが高いサイド枠と、を備え、
    前記巻き取り装置は、前記サイド枠上に搭載され、
    前記巻き取り装置は、前記充電ケーブルの先端の充電コネクタが非充電時の待機受け部にセットされているか否かにかかわらず、前記充電ケーブルに対して巻き取り方向に常時テンションを加えるものであり、前記常時テンションによって、前記充電ケーブルが前記パレットに接地することを抑制するよう構成したことを特徴とする機械式駐車設備用充電システム。
  2. 充電装置に接続された充電ケーブルと、前記充電ケーブルを巻き取るための巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置が駐車用のパレットに搭載される機械式駐車設備用充電システムにおいて、
    前記巻き取り装置は、前記充電ケーブルの先端の充電コネクタが非充電時の待機受け部にセットされているか否かにかかわらず、前記充電ケーブルに対して巻き取り方向に常時テンションを加えるものであり、前記常時テンションによって、前記充電ケーブルが前記パレットに接地することを抑制するよう構成し、
    前記充電ケーブルが前記巻き取り装置に巻き取られていることと、前記充電コネクタが前記待機受け部にセットされていることとの2つのアンド条件で機械式駐車場制御部へのインターロック解除信号が発出されるように構成したことを特徴とする機械式駐車設備用充電システム。
  3. 前記充電コネクタが車両の車両側給電口にセットされていることを条件として機械式駐車場制御部へのインターロック解除信号が発出されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車設備用充電システム。
  4. 充電装置に接続された充電ケーブルと、前記充電ケーブルを巻き取るための巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置が駐車用のパレットに搭載される機械式駐車設備用充電システムにおいて、
    前記巻き取り装置は、前記充電ケーブルの先端の充電コネクタが非充電時の待機受け部にセットされているか否かにかかわらず、前記充電ケーブルに対して巻き取り方向に常時テンションを加えるものであり、前記常時テンションによって、前記充電ケーブルが前記パレットに接地することを抑制するよう構成し、
    前記巻き取り装置と前記充電装置とが別々の筐体で別体に構成され、前記パレットの後ろ側と左右のサイドとに分離して搭載されことを特徴とする機械式駐車設備用充電システム。
  5. 充電装置に接続された充電ケーブルと、前記充電ケーブルを巻き取るための巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置が駐車用のパレットに搭載される機械式駐車設備用充電システムにおいて、
    前記巻き取り装置は、前記充電ケーブルの先端の充電コネクタが非充電時の待機受け部にセットされているか否かにかかわらず、前記充電ケーブルに対して巻き取り方向に常時テンションを加えるものであり、前記常時テンションによって、前記充電ケーブルが前記パレットに接地することを抑制するよう構成し、
    前記巻き取り装置は、前記待機受け部よりも下方に前記充電ケーブルの引き出し穴を備えており、前記充電コネクタが前記待機受け部にセットされている状態で前記常時テンションが前記充電ケーブルに対して加えられていることにより、前記待機受け部と前記引き出し穴との間の前記充電ケーブルが略直線状となるように促されていることを特徴とする機械式駐車設備用充電システム。
  6. 充電装置に接続された充電ケーブルと、前記充電ケーブルを巻き取るための巻き取り装置とを備え、前記巻き取り装置が駐車用のパレットに搭載される機械式駐車設備用充電システムにおいて、
    前記巻き取り装置は、前記充電ケーブルの先端の充電コネクタが非充電時の待機受け部にセットされているか否かにかかわらず、前記充電ケーブルに対して巻き取り方向に常時テンションを加えるものであり、前記常時テンションによって、前記充電ケーブルが前記パレットに接地することを抑制するよう構成し、
    前記巻き取り装置には正常状況、インターロック状況、装置異常を使用者に確認できるように表示灯が配備され、使用者は前記表示灯を確認することで正しく充電動作が行なわれていることや充電処理を正しく終えたことを認識できるように構成されたことを特徴とする機械式駐車設備用充電システム。
  7. 前記巻き取り装置において、前記駐車用のパレットに車両が進入される側及び前記車両が進入される側の反対側のそれぞれに、前記表示灯が配備されていることを特徴とする請求項6に記載の機械式駐車設備用充電システム。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の機械式駐車設備用充電システムと、前記巻き取り装置が搭載された前記パレットと、前記パレットの移動停止を制御する機械式駐車場制御部と、を備えることを特徴とする機械式駐車設備。
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