JP7843217B2 - 作業車 - Google Patents

作業車

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Description

本発明は、凹凸のある不整地を走行するのに適した作業車に関する。
上記のような作業車として、例えば、特許文献1に記載のものがある。この作業車は、車両本体に対して油圧シリンダの操作により伸縮操作可能な屈折リンク機構を介して4つの走行装置(特許文献1では「走行車輪」)が支持されている。
特開2022-93124号公報
上記のように凹凸のある不整地を走行する作業車において、作業車の周辺の地面を照らすことができる照明装置の設置が望まれている。しかし、単に作業車の前側部分に照明装置を設置したとしても、例えば傾斜等により車両本体が傾くことで照明の照射角度が変わり、照明装置は地面とは異なる箇所を照射してしまう。
また、上記のような作業車において、予め走行先を確認するために、作業車の遠方を照射する等、状況に応じて照射方向を変更することが望まれている。
そこで、本発明の目的は、照明装置の照射方向を変更することができる作業車を提供することである。
本発明の作業車は、車両本体と、前記車両本体に設けられた荷台と、前記車両本体の傾きを変更可能な状態で前記車両本体を支持する支持機構と、前記車両本体のうちの前後方向の一方向側に設けられ、前記車両本体よりも一方側を照射する照明装置と、が備えられ、前記照明装置は、前記照明装置の照射方向の変更が不能な状態で前記車両本体に支持されており、前記支持機構は、前記車両本体の左右両側における前後それぞれに位置する複数の駆動輪と、複数の前記駆動輪を個別に昇降可能に前記車両本体に支持する複数の屈折リンク機構と、複数の前記屈折リンク機構の姿勢を個別に変更可能な姿勢変更操作機構と、を有し、傾斜地において前記複数の屈折リンク機構が作動することで前記荷台を水平にし、かつ、前記照明装置が地面を照射するように構成されている。
この構成によれば、車両本体の左右両側における前後それぞれが屈折リンク機構で昇降可能に構成されていることから、これらの屈折リンク機能の昇降動作の組み合わせることにより、様々な姿勢に姿勢変更することが可能となる。その結果、照射方向を様々な方向に変更することが可能となる。
本発明においては、前記姿勢変更操作機構を操作するために人為操作される操作具が備えられており、前記操作具は、前記車両本体のうちの前後方向の他方向側に、前記照明装置とは車両本体前後方向において反対側に位置する状態で設けられていると好適である。
作業車の側面図である。 作業車の背面図である。 作業車の平面図である。 支持機構の平面図である。 支持機構の側面図である。 制御ブロック図である。 作業車の照射方向変更処理を示す図である。 別実施形態の照射変更機構を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、特に断りがない限り、図中の矢印FWの方向を「前」、矢印BKの方向を「後」として、矢印LHの方向を「左」、矢印RHの方向を「右」とする。また、図中の矢印UPの方向を「上」、矢印DWの方向を「下」とする。
〔作業車の全体構成〕
図1から図3に示すように、作業車には、車両全体を支持する平面視で略矩形状の車両本体1と、車両本体1の左右両側における前後それぞれに位置し、車両本体1を支持する複数の走行装置としての駆動輪2と、複数の駆動輪2の夫々に対応して設けられた複数の補助車輪3と、複数の駆動輪2を車両本体1に対して位置変更可能に支持する支持機構Aと、複数の駆動輪2を各別に駆動する走行駆動装置としての複数の油圧モータ4と、が備えられている。
駆動輪2は、車両本体1の左右両側における前後夫々に位置する。本実施形態では、作業車は、左前、右前、左後、及び右後の4つの駆動輪2を備える。また、左前、右前、左後、及び右後の4つの支持機構Aを備える。支持機構Aは、駆動輪2と、屈折リンク機構5と、屈折リンク機構5の姿勢を個別に変更可能な姿勢変更操作機構Dと、を備えている。本実施形態では、姿勢変更操作機構Dは、複数の油圧シリンダ6,7である。
本実施形態の作業車の補助車輪3、及び支持機構Aの構造は前後で対称であり、作業車は図中で定義した前及び後の両方向に走行可能である。
車両本体1は、平面視で略矩形状であり、車両本体1の上面に、荷物を積載可能な平坦状の積載部8(荷台)が備えられている。積載部8は、平面視で略矩形状の部位であって、車両本体1の右端から左端に亘って延びている。積載部8は、その上に荷物が載置可能なように構成されている。積載部8に載置される荷物としては、例えば、農機具や、肥料、薬剤等の農業資材、収穫物や収穫カゴ、及びこれらが載置されたパレット等である。
車両本体1には、積載部8の下側において、油圧シリンダ6,7及び油圧モータ4に向けて作動油を送り出す油圧供給源9、油圧供給源9からの作動油の供給状態を調整する複数の油圧制御弁10、油圧制御弁10の作動を制御するECU11(Electronic Control Unit)、電源供給用のバッテリ12等が備えられている。油圧供給源9は、エンジン9aによって駆動される油圧ポンプ9bを備えている。油圧供給源9は、作動油タンク9c、ラジエータ9d等も備えられている。油圧供給源9は、アンダーフレーム24にて支持されている。燃料タンク9eは車両本体1の前側の高い位置に備えられている。
ECU11は、マイクロコンピュータを備えており、制御プログラムに従って種々の制御を実行可能である。複数の油圧制御弁10及びECU11により制御装置Cが構成されている。バッテリ12は、エンジン9aの動力によって駆動される発電機により充電される。車両本体1の後側部には、人為操作により制御装置Cを制御可能な本体操作部13が設けられている。
〔支持機構〕
上述したように、支持機構Aは、駆動輪2と、屈折リンク機構5と複数の油圧シリンダ6,7と、を備えている。図1に示すように、屈折リンク機構5は、複数(具体的には4つ)の駆動輪2を個別に昇降可能に支持する。
図4及び図5に示すように、屈折リンク機構5には、車両本体1に支持される基端部14と、上側端部が基端部14の下部に横軸芯X1周りで回動可能に支持された第一リンク15と、一端部が第一リンク15の下側端部に横軸芯X2周りで回動可能に支持され且つ他端部に駆動輪2が支持された第二リンク16と、が備えられている。
駆動輪2を支持する支持ブラケット17が第二リンク16の揺動側端部に設けられたボス部18に縦軸芯Y周りで揺動可能に支持されている。第二リンク16の一端部側のブラケット19と、支持ブラケット17に設けられたアーム部17aとに亘って旋回操作用の油圧シリンダ20(以下、旋回シリンダという)が備えられている。
複数の屈折リンク機構5の夫々に対応して、屈折リンク機構5の姿勢を各別に変更可能な複数の油圧シリンダ6,7が備えられている。すなわち、車両本体1に対する第一リンク15の揺動姿勢を変更可能な第一油圧シリンダ6と、第一リンク15に対する第二リンク16の揺動姿勢を変更可能な第二油圧シリンダ7と、が備えられている。
第二油圧シリンダ7の作動を停止した状態で第一油圧シリンダ6を伸縮操作すると、第一リンク15、第二リンク16及び駆動輪2の夫々が、相対的な姿勢を一定に維持したまま一体的に、基端部14に対する枢支連結箇所の横軸芯X1周りで揺動する。第一油圧シリンダ6の作動を停止した状態で第二油圧シリンダ7を伸縮操作すると、第一リンク15の姿勢が一定に維持されたまま、第二リンク16及び駆動輪2が、一体的に、第一リンク15と第二リンク16との連結箇所の横軸芯X2周りで揺動する。この構成により、支持機構Aは、車両本体1の傾きを変更可能な状態で車両本体1を支持する。
複数の屈折リンク機構5夫々の中間屈折部に回転可能に補助車輪3が支持されている。
補助車輪3は駆動輪2と略同じ外径の車輪にて構成されている。第一リンク15と第二リンク16とを枢支連結する支軸が車体横幅方向外方側に突出するように延長形成され、支軸の延長突出箇所に補助車輪3が回動可能に支持されている。
旋回シリンダ20の操作により、屈折リンク機構5に対して駆動輪2を縦軸芯Y周りで回動することにより旋回操作させることができる。
油圧モータ4に対応する油圧制御弁10により作動油の流量調整が行われることで、油圧モータ4の回転速度すなわち駆動輪2の回転速度を変更することができる。
〔センサ〕
この作業車は種々のセンサを備える。
図6に示すように、4つの第一油圧シリンダ6及び4つの第二油圧シリンダ7の夫々について、伸縮操作量を検出可能な複数のストロークセンサS1が備えられている。各油圧シリンダ6,7の伸縮操作量は、操作対象である第一リンク15及び第二リンク16の揺動位置に対応する検出値である。
車両本体1には車体の傾き角度を検出する傾斜センサS2(本発明の「傾き取得部」に相当)が備えられている。傾斜センサS2は、周知の構成である慣性計測装置(Inertial Measurement Unit)(IMU)を用いて構成されている。IMUは、三軸加速度センサとジャイロセンサとを有し、車両本体1の姿勢変化状態、具体的には、前後方向並びに左右方向の傾きを検知することができる。
駆動輪2の近傍には、油圧モータ4により駆動される駆動輪2の回転速度を検出する回転センサS3が備えられている。回転センサS3にて検出された駆動輪2の回転速度に基づいて、駆動輪2の回転速度が目標の値となるように、油圧モータ4への作動油の供給が制御される。油圧モータ4に供給される作動油の圧力を検出する圧力センサS4が備えられている。圧力センサS4にて検出された作動油の圧力に基づいて、駆動輪2の駆動トルクが目標の値となるように、油圧モータ4への作動油の供給(圧力)が制御される。4つの旋回シリンダ20の夫々について、伸縮操作量を検出可能なストロークセンサS5を備える。
〔ECU〕
ECU11(Electronic Control Unit)は、後述する機能部に対応するプログラムを記憶する不揮発性メモリ(図示省略)と、当該プログラムを実行するCPU(図示省略)と、を備えている。プログラムがCPUにより実行されることにより、各機能部の機能が実現される。
ECU11は、機能部として、走行制御部31、旋回制御部32、姿勢制御部33(本発明の「傾き変更部」に相当)を備えている。
走行制御部31は、4つの駆動輪2が接地する状態で走行するときは、4個の駆動輪2のそれぞれについて、駆動輪2の回転方向や回転速度等を制御する。具体的には、走行制御部31は、車両本体1に設けられた本体操作部13の車輪操作ハンドル13a(図1参照)の人為操作により入力された情報に基づいて、回転センサS3にて検出された駆動輪2の回転速度が目標速度となり、かつ、圧力センサS4にて検出される駆動トルクが目標の値となるように、油圧モータ4に対して作動油を給排する油圧制御弁10の切り換え操作を実行する。
旋回制御部32は、旋回シリンダ20を制御することにより、駆動輪2の操向操作が行われる。具体的には、旋回制御部32は、本体操作部13の車輪操作ハンドル13aの人為操作により入力された情報に基づいて、4個の旋回シリンダ20に対して作動油を給排する油圧制御弁10の切り換え操作を実行する。
つまり、操作者は、車輪操作ハンドル13aを操作することにより、走行制御部31及び旋回制御部32を制御し、駆動輪2の操向制御及び回転駆動制御を行う。
〔照射方向変更機構〕
車両本体1のうちの前後方向の一方向側(本実施形態では、前側)に設けられ、車両本体1よりも一方側を照射するヘッドライト40(本発明の「照明装置」に相当)が備えられている。本体操作部13には、ヘッドライト40の照射方向を人為操作により変更する照射方向変更スイッチ13b(操作具)が備えられている。なお、照射方向変更スイッチ13bは、押下可能に構成されたスイッチでもよく、レバー式のスイッチでもよく、またダイヤル式のスイッチでもよい。ヘッドライト40の照射方向を変更する照射方向変更機構Eについて、以下に説明する。
姿勢制御部33は、傾斜センサS2の検出情報並びにストロークセンサS1の検出情報に基づいて、車両本体1の水平姿勢からの前後方向での傾斜角及び左右方向での傾斜角が、本体操作部13の照射方向変更スイッチ13bの人為操作により入力された情報に対応する値になるように、4個の第一油圧シリンダ6及び4個の第二油圧シリンダ7の作動を制御する。
具体的には、姿勢制御部33は、本体操作部13の照射方向変更スイッチ13bの人為操作により入力された情報に基づいて、4個の第一油圧シリンダ6及び4個の第二油圧シリンダ7に対して作動油を給排する油圧制御弁10の切り換え操作を実行する。
つまり、操作者は、照射方向変更スイッチ13bを操作することにより、姿勢制御部33を制御し、姿勢制御部33が複数の油圧シリンダ6,7を制御することで、車両本体1の傾きを変更することができる。
例えば、図7に示すように、車両本体1の前方ではなく、地面に向けてヘッドライト40を照射するときには、複数の屈折リンク機構5のうち、前側の屈折リンク機構5を縮め、後側の屈折リンク機構5を伸ばす。その結果、作業車は、車両本体1の前側が地面に近づく姿勢となり、車両本体1に設けられたヘッドライト40は、地面に向けて照射する。
このように、本実施形態では、ヘッドライト40の照射方向を変更する照射方向変更機構Eは、屈折リンク機構5及び複数の油圧シリンダ6,7で構成されており、車両本体1の姿勢の変更を行うことで、ヘッドライト40の照射方向の変更を行うことができる。例えば、図7で示すような傾斜地の上に平地が存在するような場合、作業車が傾斜地を登るときには、ヘッドライト40は傾斜地に沿った方向を照射してしまい、傾斜地の上の平地の地面は照射されない。そこで、ヘッドライト40の照射方向を変更することにより、傾斜地の上の平地の地面を照射することが可能となる。
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態を例示する。
(1)上記実施形態では、照明装置であるヘッドライト40は、車両本体1のうちの前側に設けられ、車両本体1よりも前側を照射する構成を例に説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、照明装置は、後側、左右横側に設けられ、それぞれ、車両本体1よりも後側、左右横側を照射するように構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、照射方向変更機構Eは、照射方向変更スイッチ13bを操作ることにより、ヘッドライト40の照射方向を変更する構成を備える構成を例に説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、傾斜センサS2の検出結果に基づいて、水平方向に対してヘッドライト40の角度が一定に維持されるように、ヘッドライト40の照射方向を変更するように構成されていてもよい。このとき、水平方向を照射する水平照射モードと地面を照射する地面照射モードとに切替可能に構成されていてもよい。また、操作者の車輪操作ハンドル13aを操作に基づいて自動的に照射方向を変更するように構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、照射方向変更機構Eは屈折リンク機構5及び複数の油圧シリンダ6,7で構成されている構成を例に説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、照射方向変更機構Eは、図8で示すように、ヘッドライト40を姿勢変更可能に支持する姿勢変更部41で構成されていてもよい。このとき、照射方向変更イッチ13bの人為操作により入力された情報に基づいて、ヘッドライト40の姿勢を変更して、照射方向を変更する構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、姿勢変更操作機構Dとして、複数の油圧シリンダ6,7を備えている構成を例に説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、基端部14に対する枢支連結箇所の横軸芯X1周り、及び、第一リンク15と第二リンク16との連結箇所の横軸芯X2周りで揺動する電動モータで構成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、車両本体1に設けられた本体操作部13を操作することにより、駆動輪2の操向制御及び回転駆動制御や車両本体1の傾きの変更を行う構成を例に説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、無線通信を用いて遠隔操作可能に構成された遠隔操作装置を操作することにより、駆動輪2の操向制御及び回転駆動制御や車両本体1の傾きの変更を行う構成としてもよい。
尚、上記の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能である。また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、凹凸のある不整地を走行するのに適した作業車に利用可能である。
1 :車両本体
2 :駆動輪
5 :屈折リンク機構
13b:照射方向変更スイッチ(操作具)
8 :積載部(荷台)
33 :姿勢制御部(傾き変更部)
S2 :傾斜センサ(傾き取得部)
40 :ヘッドライト(照明装置)
41 :姿勢変更部
A :支持機構
D :姿勢変更操作機構
E :照射方向変更機構

Claims (2)

  1. 車両本体と、
    前記車両本体に設けられた荷台と、
    前記車両本体の傾きを変更可能な状態で前記車両本体を支持する支持機構と、
    前記車両本体のうちの前後方向の一方向側に設けられ、前記車両本体よりも一方側を照射する照明装置と、が備えられ、
    前記照明装置は、前記照明装置の照射方向の変更が不能な状態で前記車両本体に支持されており、
    前記支持機構は、前記車両本体の左右両側における前後それぞれに位置する複数の駆動輪と、複数の前記駆動輪を個別に昇降可能に前記車両本体に支持する複数の屈折リンク機構と、複数の前記屈折リンク機構の姿勢を個別に変更可能な姿勢変更操作機構と、を有し、傾斜地において前記複数の屈折リンク機構が作動することで前記荷台を水平にし、かつ、前記照明装置が地面を照射するように構成されている作業車。
  2. 前記姿勢変更操作機構を操作するために人為操作される操作具が備えられており、
    前記操作具は、前記車両本体のうちの前後方向の他方向側に、前記照明装置とは車両本体前後方向において反対側に位置する状態で設けられている請求項1に記載の作業車。
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