JP7841920B2 - 原反ロール取付システム、原反ロール取付方法及びシート加工物の製造方法 - Google Patents
原反ロール取付システム、原反ロール取付方法及びシート加工物の製造方法Info
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Description
そこで、このような原反ロール取付作業を機械的に行う技術が各種提案されている。このような技術として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
一般に、プッシャーの押込距離が長くなると、装置全体が大型になるばかりか、その重量も重くなりがちである。その結果、作業ロボットのアームの先端部に取り付けられるプッシャーを含む装置(以下、「原反ロール取付ハンド」という)の重量が必然的に重量化しやすい。
前記原反ロール取付システムは、前記原反ロールの芯管に挿入可能な棒状部材と、該芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを該棒状部材から離脱させる離脱方向に押圧する押圧部材と、前記押圧部材を前記離脱方向に移動させる駆動装置と、を有する原反ロール保持手段と、前記原反ロール保持手段に接続され、前記芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを移動させ、該芯管に前記ロール保持軸を挿入させる移動手段と、前記棒状部材が挿入可能な第1開口端と該第1開口端とは反対側の第2開口端とが形成されている筒状本体部と、前記筒状本体部の外周面から突出し、前記第1開口端に前記棒状部材を挿入した状態で前記押圧部材と接触可能な突出部とを有する筒状部材と、を備えることが好ましい。
前記第2開口端の内径は、前記原反ロールの芯管の内径よりも大きいことが好ましい。
前記原反ロール取付方法は、前記移動手段によって前記芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを移動させ、該芯管に前記ロール保持軸を挿入させる芯管挿入工程と、前記芯管挿入工程を行った後、前記駆動装置によって前記押圧部材を前記離脱方向に移動させることにより、前記原反ロールを押圧する原反ロール押圧工程と、前記原反ロール押圧工程を行った後、前記移動手段によって前記筒状部材が挿入された前記棒状部材を前記ロール保持軸と同一軸心上に位置させた状態で前記ロール保持軸に向けて移動させることにより、前記筒状部材を介して前記原反ロールを押し込む原反ロール押込工程と、を含むことが好ましい。
前記シート加工物の製造方法は、前記移動手段によって前記芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを移動させ、該芯管に前記ロール保持軸を挿入させる芯管挿入工程と、前記芯管挿入工程を行った後、前記駆動装置によって前記押圧部材を前記離脱方向に移動させることにより、前記原反ロールを押圧する原反ロール押圧工程と、前記原反ロール押圧工程を行った後、前記移動手段によって前記筒状部材が挿入された前記棒状部材を前記ロール保持軸と同一軸心上に位置させた状態で前記ロール保持軸に向けて移動させることにより、前記筒状部材を介して前記原反ロールを押し込む原反ロール押込工程と、を含むことが好ましい。
図1及び図2に示すように、原反ロール取付システム1は、原反ロール置きスペースRSに横置きにされた未使用の原反ロールRを移送して、シート繰出装置10のロール保持軸11に取り付ける作業(以下、「原反ロール取付作業」という)を行う装置である。
本実施形態に係る原反ロール取付システム1は、シート繰出装置10と、作業ロボット20と、原反ロール取付ハンド30と、筒状部材40と、シート繰出装置10及び作業ロボット20の制御を行う制御装置50とを含んで構成されている。
シート繰出装置10は、原反ロールRを回転自在に支持すると共に、原反ロールRに巻き付けられたシートSを複数の案内ローラ(図示省略)を介して、サニタリー商品を製造する加工装置等に繰り出す装置である。
本実施形態に係るシート繰出装置10は、ロール保持軸11と、接ぎ部12とを含んで構成されている。
シート繰出装置10Aは、原反ロールRAを繰り出す装置であり、シート繰出装置10Bは、原反ロールRAよりもロール幅が広い原反ロールRBを繰り出す装置である。なお、シート繰出装置10A,10Bは、ロール保持軸11の長さ等が異なり、他の構成は同一であるため、以下において、必要がある場合を除き、シート繰出装置10A,10Bを、シート繰出装置10と総称して説明する。また、原反ロールRA,RBについても、必要がある場合を除き、説明の便宜上、原反ロールRということとする。
図2には、シートSが繰り出されている原反ロールR1と、待機側の原反ロールR2とが示されている。図2に示す例の場合、接ぎ部12は、原反ロールR1のシート残量が少なくなると、原反ロールR1のシートSの途中部に、原反ロールR2のシートSの端部を接続する作業を行う。このとき、原反ロールR1のシートSは、原反ロールR2のシートSの端部が接続されると、その途中部の上流側で切断されるようになっている。これにより、加工装置等にシートSを繰り出す原反ロールRが、原反ロールR1から原反ロールR2に移行することとなる。
図1及び図2に示すように、作業ロボット20は、制御装置50による制御に従って、原反ロールR1のシート残量が少なくなった場合、(1)原反ロールR2のシートSの端部を引き出して、原反ロールR1のシートSに継ぎ足す「継ぎ作業」、(2)加工装置等へのシートSの供給が停止された原反ロールR1の芯管RPをロール保持軸11から取り外す「芯管取外作業」、(3)芯管RPが取り外されたロール保持軸11に新たな原反ロールRを取り付ける「原反ロール取付作業」等を行う装置である。
図2及び図3に示すように、原反ロール取付ハンド30は、「原反ロール取付作業」を行う際に用いられる装置である。
本実施形態に係る原反ロール取付ハンド30は、基台31と、棒状部材32と、プッシャー装置35とを含んで構成されている。
基台31は、略円柱形状を有し、作業ロボット20のヘッド部26(図2参照)に着脱自在に取り付けられる部材である。基台31は、ヘッド部26の先端面に面接触した状態で接続される一端面31aと、棒状部材32が取り付けられる他端面31bとを有している。
棒状部材32は、円柱形状を有する本体部33と、複数の圧接部34とを有している。本体部33は、基台31の他端面31bから突設され、原反ロールRの芯管RPに挿入可能な外径形状を有している。本体部33は、作業ロボット20のヘッド部26(図2参照)に原反ロール取付ハンド30を取り付けた状態で、第6軸A6(図2参照)の軸心上に配置される。本体部33の外周面には、軸方向に沿って延びる長孔状の孔部33aが複数形成されている。なお、棒状部材32の先端部は、原反ロールRの芯管RPや筒状部材40への挿入容易性を向上させる観点から、径方向中央部に向けて先細るテーパー形状又はドーム形状に形成することが好ましい。
また、本実施形態では、原反ロールRの他、筒状部材40(図4参照)も圧接部34により保持される構成となっている。圧接部34による筒状部材40の保持は、原反ロールRの芯管RPと同様に、当該圧接部34を退避位置から圧接位置に移動させることにより行われる。
圧接部34による原反ロールRや筒状部材40の保持の解除は、当該圧接部34を圧接位置から退避位置に移動させることにより行うことが可能である。
なお、圧接部34は、例えば、モータやエア圧等の駆動源によって駆動させることが可能である。
プッシャー装置35は、棒状部材32が挿入された原反ロールRを、当該棒状部材32から離脱する方向に押し出すための装置である。
プッシャー装置35は、押圧部材36と、一対の駆動装置37とを含んで構成されている。押圧部材36は、ドーナツ形状を有する板状部材からなり、棒状部材32を遊貫通させた状態で配置される。押圧部材36は、後述する一対のスライド機構37a,37aに連結され、棒状部材32の軸方向に沿って、原反ロールRを押圧する押圧位置(第2位置)と押圧しない非押圧位置(第1位置)との間で移動可能に構成されている。詳しくは後述するが、押圧部材36は、原反ロールRの芯管RPに棒状部材32を挿入した場合、原反ロールRの側面側と面接触し、筒状部材40に棒状部材32を挿入した場合、後述する筒状部材40の鍔部42(図4参照)と面接触する。
一対の駆動装置37は、棒状部材32の基台31側で、当該棒状部材32を挟み込むように取り付けられ、互いに同期して動作するように構成されている。なお、駆動装置37の配置位置は、棒状部材32に取り付ける場合に限られず、基台31に取り付けてもよい。また、駆動装置37の数は、2個に限られず、1個又は3個以上であっても構わない。
プッシャー装置35は、押圧部材36を非押圧位置から押圧位置に向けて移動させる押込動作をすることにより、「仮保持作業」では原反ロールRを仮保持する仮保持完了位置(図5(b)の「P1」の位置、以下、「仮保持完了位置P1」という)まで移動させ、「本保持作業」では原反ロールRを、取付完了位置P2(図6(c)参照)まで移動させる構成となっている。プッシャー装置35による押込動作については後述する。
図4に示すように、筒状部材40は、棒状部材32が挿入可能な部材であり、筒状本体部41と、鍔部42とを含んで構成されている。筒状部材40は、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄及びこれらの組み合わせによる金属材料、又は樹脂材料を用いて形成することが可能である。
筒状本体部41は、棒状部材32が挿入される第1開口端41aと、反対側の第2開口端41bとが形成された円筒形状を有している。筒状本体部41の内径は、ロール保持軸11の外径よりも大きく、原反ロールRの芯管RPの外径以下の大きさに設定されている。また、筒状本体部41の外径は、押圧部材36の内径よりも小さく、原反ロールRの芯管RPの外径以上の大きさに設定されている。筒状本体部41の内径及び外径をこのような大きさに設定した理由については後述する。鍔部42は、円環形状を有し、第1開口端41aの外周面から突設されている。筒状部材40は、例えば、第2開口端41bと、押圧部材36に接触する鍔部42の第1開口端41a側の面との間の長さ(図6及び図7の「管長L3」参照)を、例えば、300mm以上400mm以下とすることが可能である。なお、鍔部42は、第1開口端41aの外周面から突設させる場合に限られず、例えば、筒状本体部41の第1開口端41aから軸方向に所定距離離間した外周面から突設させることもできる。
筒状部材40は、この状態で、圧接部34を圧接位置に移動させることにより、棒状部材32に保持される(図3(b)参照)。
筒状部材40は、上記したように、内径が、原反ロールRの芯管RPの外径以下の大きさに設定されると共に、外径が、芯管RPの外径以上の大きさに設定されている。このため、筒状部材40を芯管RPに当接した状態で、原反ロールRを押し込むことが可能になっている。すなわち、本実施形態では、作業ロボット20による押込力を、硬質な芯管PRを介して原反ロールRに伝達することができるため、原反ロールRを取付完了位置P2に向けて効率良く移動させることが可能である。
詳しくは後述するが、取付完了位置P2への原反ロールRの移動は、プッシャー装置35による押込動作により行われる(図6(c)参照)。
図1及び図2に示すように、制御装置50は、例えば、公知のプログラマブルロジックコントローラ(Programmable logic Controller)からなり、中央処理部(CPU:Central Processing Unit、図示省略)や記憶部(図示省略)等を有している。中央処理部は、記憶部に記憶された各種プログラムを読み込み、所定の演算処理を実行して、各種装置の駆動の制御を行う。具体的に、本実施形態に係る中央処理部は、シート残量検出器(図示省略)等のセンサ類からの検出結果等に基づいて、シート繰出装置10、作業ロボット20及び原反ロール取付ハンド30等の制御を実行する。
なお、本実施形態では、「芯管取外作業」を行った後、「原反ロール取付作業」を行うように構成されている。この「原反ロール取付作業」については後述する。
次に、「原反ロール取付作業」を行う原反ロール取付システム1の動作について図1、図5及び図6を参照しつつ説明する。
なお、以下においては、説明の便宜上、(1)作業ロボット20による「芯管取外作業」が行われた後、ロール保持軸11Aに原反ロールRAが未装着の状態となっていること、(2)作業ロボット20のヘッド部26に原反ロール取付ハンド30が取り付けられていることを前提として説明する。また、以下においては、先ず、原反ロールRAをシート繰出装置10Aのロール保持軸11A(図1参照)に取り付ける場合ついて説明し、その後、原反ロールRBをロール保持軸11B(図1参照)に取り付ける場合について説明することとする。
先ず、「仮保持作業」について図1及び図5を参照しつつ説明する。
図1及び図5に示すように、「仮保持作業」では、先ず、作業ロボット20のヘッド部26に取り付けられた原反ロール取付ハンド30に、原反ロールRAを保持させることからから始まる。
具体的に、原反ロール取付ハンド30による原反ロールRAの保持は、作業ロボット20を、第1軸A1(図2参照)を回転中心として旋回移動させ、原反ロール置きスペースRSに載置された原反ロールRAの芯管RPに棒状部材32を挿入することにより行われる。この際、原反ロール取付ハンド30は、原反ロールRAの側面側と、非押圧位置に位置する押圧部材36とを面接触させた状態で、棒状部材32の圧接部34を退避位置から圧接位置に移動させる動作をするように構成されている。これにより、圧接部34が芯管RPの内周面に食い込んだ状態となるため、原反ロールRAを良好に保持することが可能になる。本実施形態では、この状態で、原反ロールRAの芯管RPが棒状部材32の先端部からはみ出るように配置される。
図5(a)に示すように、本実施形態では、作業ロボット20のヘッド部26を、棒状部材32とロール保持軸11Aとの間の距離が予め定めた距離α1となるまで移動させ、当該距離α1となった位置で停止されるように構成されている。なお、図5及び図6中の「L2」は、この状態での原反ロールRAの挿入側の側面と取付完了位置P2との間の距離(以下、「残押込距離L2」という)を示している。
すなわち、本実施形態では、棒状部材32とロール保持軸11Aとの接触を防止することができるので、原反ロール取付ハンド30やロール保持軸11A等の破損・損傷を未然に防ぐことが可能である。
なお、上記距離α1は、上記したように、ロール幅をL1、残押込距離をL2、最大挿入長さをA、また、ロール保持軸11Aの軸長をBとした場合、以下の式(1)のように表すことができる(図5(a)参照)。
α1=L1+L2-(A+B)・・・(1)
すなわち、棒状部材32とロール保持軸11Aとを接触させないためには、「α1>0」となるので、斯かる場合、以下の関係式(2)を満たすこととなる。
A<L1+L2-B・・・(2)
また、原反ロールRAの芯管RPをロール保持軸11Aに確実に保持等させる観点から、棒状部材32の有効長さAは、好ましくは、ロール保持軸11Aの軸長Bの0.1倍以上0.8倍以下、より好ましくは0.25倍以上0.6倍以下である。
具体的に、このような図5(b)に示す動作は、(1)棒状部材32の圧接部34を圧接位置から退避位置に移動させ、原反ロールRAを棒状部材32に沿って移動可能な状態にする、(2)駆動装置37を作動させて押圧部材36を押圧位置に向けて移動させる、といった手順で行われる。これにより、原反ロールRAは、押圧部材36の移動距離(以下、「押込距離st」という)分、ロール保持軸11Aに更に挿入され、仮保持位置P1まで移動することとなる(図5(b)の「L2-st」参照)。
本実施形態では、上記したプッシャー装置35による押込動作によって、「仮保持作業」が完了し、その後、作業ロボット20が、原点位置(図1に示す作業ロボット20の位置)に移動されるように構成される。なお、プッシャー装置35の押込距離stは、例えば、100mmといった値を予め設定してもよく、原反ロールRのロール幅等に応じて変動させることも可能である。
次に、「本保持作業」について図1及び図6を参照しつつ説明する。
図1及び図6に示すように、「本保持作業」では、先ず、原反ロール取付ハンド30に、筒状部材40を装着することから始まる。
具体的に、原反ロール取付ハンド30への筒状部材40の装着は、作業ロボット20を、第1軸A1(図2参照)を回転中心として旋回移動させ、筒状部材置台JSに載置された筒状部材40に棒状部材32を挿入することにより行われる。この際、原反ロール取付ハンド30は、筒状部材40の鍔部42と、非押圧位置に位置する押圧部材36とを面接触させた状態で、棒状部材32の圧接部34を退避位置から圧接位置に移動させる動作を行う。これにより、圧接部34が筒状部材40の内周面に食い込んだ状態となるため、当該筒状部材40を良好に保持することが可能になる。なお、本実施形態では、この状態で、筒状部材40が棒状部材32の先端部からはみ出るように配置される(図3(b)等参照)。
なお、上記距離α2は、上記したように、ロール幅をL1、筒状部材40の管長をL3、最大挿入長さをA、ロール保持軸11Aの軸長をB、また、原反ロールRAと取付完了位置P2との間の隙間をβとした場合、以下の式(3)で表すことができる(図6(b)参照)。
α2=L1+L3-(A+B)+β・・・(3)
すなわち、棒状部材32とロール保持軸11Aとを接触させないためには、「α2>0」となるので、斯かる場合、以下の関係式(4)及び(5)を満たすこととなる。
A<L1+L3-B+β・・・(4)
L3>A+B-L1-β・・・(5)
仮に、隙間βを設けることなく、作業ロボット20の移動のみで、原反ロールRAを取付完了位置P2まで直接押し込むように構成した場合、その押込速度等によっては、取付完了位置P2に設けられるストッパ部材等に勢いよく接触する可能性がある。斯かる場合、その接触による衝撃が、原反ロール取付ハンド30を介して作業ロボット20に伝達されるため、作業ロボット20等の故障・損傷の原因になりかねない。この点、本実施形態では、このような事態を未然に防止することができる。
また、本実施形態では、隙間βの長さ分、距離α2を長く設定することができるので、棒状部材32とロール保持軸11Aとの接触をより回避することが可能である。
具体的に、このような図6(c)に示す動作は、(1)棒状部材32の圧接部34を圧接位置から退避位置に移動させて、筒状部材40を棒状部材32上で移動可能な状態にする、(2)駆動装置37を作動させて押圧部材36を押圧位置に向けて移動させ、筒状部材40を介して原反ロールRAを押圧する、といった手順で行われる。これにより、原反ロールRAは、筒状部材40を介して、取付完了位置P2に達するまで押圧されることとなる。本実施形態では、原反ロールRAが取付完了位置P2に位置した状態で、プッシャー装置35による押込動作が停止され、これにより、「本保持作業」が完了するように構成されている。
その後、本実施形態では、「原反ロール取付作業」を行うことにより、ロール保持軸11Aに取り付けられた原反ロールRAのシートSの端部を引き出して、当該端部をもう一方の原反ロールRAに継ぎ足す作業(「継ぎ作業」)が行われる(図1等参照)。これにより、おむつや生理用品などのサニタリー商品等を加工する加工装置にシートを途切れることなく供給することが可能になる。すなわち、本実施形態によれば、上記したような原反ロール取付システム1を用いることによって、シート加工物としての、「継ぎ作業」を行うことにより継ぎ足されたシートや、当該シートを加工することにより得られるおむつや生理用品などのサニタリー商品等を効率良く製造することが可能である。
なお、本実施形態では、原反ロール取付システム1において「継ぎ作業」を行うように構成したが、このような作業を行わないシステムにおいても、本発明を適用することが可能である。
次に、原反ロールRBをロール保持軸11Bに取り付ける場合について図1及び図7を参照しつつ説明する。
なお、以下においては、作業ロボット20、原反ロール取付ハンド30及び筒状部材40が、上記した原反ロールRAをロール保持軸11Aに取り付ける際に用いたものと同一のものであることを前提として説明する。
また、図7に示す原反ロールRBの取付動作の構成と、上記した原反ロールRAの取付動作の構成(図5及び図6参照)とは、原反ロールの大きさ及びロール保持軸の長さが異なるのみで、その他の構成は同一であるため、必要がある場合を除き、同一の符号を付してその説明を省略する。
これにより、ヘッド部26の移動による、原反ロールRBと取付完了位置P2に設けられるストッパ部材等との接触を回避することが可能になる。その結果、当該接触に伴う衝撃力が、筒状部材40等を介して作業ロボット20に向けて伝達されることを確実に阻止することができるため、原反ロール取付ハンド30や作業ロボット20のヘッド部26等の破損・損傷を防ぐことが可能である。
また、本実施形態では、筒状部材40の内径を、芯管RPの外径以下の大きさに形成すると共に、筒状部材40の外径を、芯管RPの外径以上の大きさに設定して、筒状部材40で芯管RPを直接押圧するように構成した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、筒状部材40の内径を、芯管RPの外径よりも大きく設定して、筒状部材40で原反ロールRの側面を構成するシートS面を押圧するように構成することもできる。
以上、本発明を、その好ましい実施形態及び変形例等に基づき説明したが、本発明は、上述した実施態様及び変形例等に限定されるものではない。
10,10A,10B シート繰出装置
11,11A,11B,11a,11b ロール保持軸
12 接ぎ部
13 支持壁
20 作業ロボット(移動手段)
21 基端部
22 第1アーム部
23 第2アーム部
24 第3アーム部
25 第4アーム部
26 ヘッド部
30 原反ロール取付ハンド(原反ロール保持手段)
31 基台
31a 一端面
31b 他端面
32 棒状部材
33 本体部
33a 孔部
34 圧接部
35 プッシャー装置
36 押圧部材
37 駆動装置
37a スライド機構
40 筒状部材
41 筒状本体部
41a 第1開口端
41b 第2開口端
42 鍔部(突出部)
50 制御装置
R,RA,RB,R1,R2 原反ロール
RP 芯管
S シート
A1~A6 第1軸~第6軸
RS 原反ロール置きスペース
HS ハンド置きスペース
HS1 導紙ハンド置台
HS1-1,HS1-2 置台
HS2 原反ロール取付ハンド置台
HS3 芯管ハンド置台
JS 筒状部材置台
DB,DBA,DBB 芯管回収箱
α1,α2,α2´,β,β´ 距離
A 最大挿入長さ
B ロール保持軸の軸長
L1 ロール幅
L2 残押込み距離
L3 管長
st 押込距離
P1 仮保持完了位置
P2 取付完了位置
Claims (11)
- 原反ロールを回転自在に支持するロール保持軸に該原反ロールを取り付ける原反ロール取付システムであって、
前記原反ロールの芯管に挿入可能な棒状部材と、該芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを該棒状部材から離脱させる離脱方向に押圧する押圧部材と、前記押圧部材を前記離脱方向に移動させる駆動装置と、を有する原反ロール保持手段と、
前記原反ロール保持手段に接続され、前記芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを移動させ、該芯管に前記ロール保持軸を挿入させる移動手段と、
前記棒状部材が挿入可能な第1開口端と該第1開口端とは反対側の第2開口端とが形成されている筒状本体部と、前記筒状本体部の外周面から突出し、前記第1開口端に前記棒状部材を挿入した状態で前記押圧部材と接触可能な突出部とを有する筒状部材と、を備え、
前記第2開口端の内径は、前記芯管の外径以下であり、
前記第2開口端の外径は、前記芯管の外径以上である、原反ロール取付システム。 - 前記押圧部材は、
前記棒状部材が遊貫通可能な孔部と、
前記棒状部材に前記筒状部材を装着した状態で、前記突出部と接触する接触面と、を有する、請求項1に記載の原反ロール取付システム。 - 前記押圧部材は、ドーナツ形状を有する板状部材である、請求項2に記載の原反ロール取付システム。
- 前記押圧部材は、前記棒状部材の長手方向に沿って、第1位置と該第1位置よりも前記離脱方向に位置する第2位置との間で進退可能であり、
前記第2位置は、前記長手方向と交差する方向から視たときに、前記棒状部材の先端部から前記離脱方向とは反対の方向に離間した位置に設定されている。請求項1~3の何れか1項に記載の原反ロール取付システム。 - 前記棒状部材の先端部は、先端に向けて先細りとなる形状を有する、請求項1~4の何れか1項に記載の原反ロール取付システム。
- 請求項1~5の何れか1項に記載の原反ロール取付システムを用いた原反ロール取付方法であって、
前記移動手段によって前記芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを移動させ、該芯管に前記ロール保持軸を挿入させる芯管挿入工程と、
前記芯管挿入工程を行った後、前記駆動装置によって前記押圧部材を前記離脱方向に移動させることにより、前記原反ロールを押圧する原反ロール押圧工程と、
前記原反ロール押圧工程を行った後、前記移動手段によって前記筒状部材が挿入された前記棒状部材を前記ロール保持軸と同一軸心上に位置させた状態で前記ロール保持軸に向けて移動させることにより、前記筒状部材を介して前記原反ロールを押し込む原反ロール押込工程と、を含む、原反ロール取付方法。 - 前記原反ロール押込工程は、前記移動手段によって前記筒状部材を前記ロール保持軸に挿入する工程を含む、請求項6に記載の原反ロール取付方法。
- 前記原反ロール押込工程を行った後、前記駆動装置によって前記押圧部材を前記離脱方向に移動させることにより、前記筒状部材を介して前記原反ロールを押圧する第2原反ロール押圧工程を更に含む、請求項6又は7に記載の原反ロール取付方法。
- 前記芯管挿入工程は、前記棒状部材を前記ロール保持軸と非接触の状態を保ちつつ移動させる工程を含む、請求項6~8の何れか1項に記載の原反ロール取付方法。
- 前記原反ロール押込工程は、前記棒状部材を前記ロール保持軸と非接触な状態を保ちつつ移動させる工程を含む、請求項7に記載の原反ロール取付方法。
- 請求項1~5の何れか1項に記載の原反ロール取付システムを用いて製造されるシート加工物の製造方法であって、
前記移動手段によって前記芯管に前記棒状部材が挿入された前記原反ロールを移動させ、該芯管に前記ロール保持軸を挿入させる芯管挿入工程と、
前記芯管挿入工程を行った後、前記駆動装置によって前記押圧部材を前記離脱方向に移動させることにより、前記原反ロールを押圧する原反ロール押圧工程と、
前記原反ロール押圧工程を行った後、前記移動手段によって前記筒状部材が挿入された前記棒状部材を前記ロール保持軸と同一軸心上に位置させた状態で前記ロール保持軸に向けて移動させることにより、前記筒状部材を介して前記原反ロールを押し込む原反ロール押込工程と、を含む、シート加工物の製造方法。
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