JP7828951B2 - 受光素子アレイおよびその製造方法 - Google Patents

受光素子アレイおよびその製造方法

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Description

本開示は、受光素子アレイおよびその製造方法に関する。
特許文献1には、n型基板と、n型基板上に形成された半導体積層とを備え、複数の受光素子を含む受光素子アレイが開示されている。半導体積層は、n型基板上に形成された受光層と、受光層上に形成されたn型半導体層とからなる。半導体積層には、素子区画エリア毎に複数のp型半導体領域を有している。
特開2016-225359号公報
本開示の目的は、クロストークを低減できる受光素子アレイおよびその製造方法を提供することにある。
本開示の一実施形態は、基板と、前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、前記半導体積層構造は、前記基板の上方に配置された光吸収層と、前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含み、前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域が形成されており、前記光吸収層内には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域が形成されている、受光素子アレイを提供する。
この構成では、クロストークを低減できる。
本開示の一実施形態は、基板と、前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、前記半導体積層構造は、前記基板の上方に配置された光吸収層と、前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含み、前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第2導電型領域が形成されており、前記光吸収層には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた分離溝が形成されている、受光素子アレイを提供する。
この構成では、クロストークを低減できる。
本開示の一実施形態は、基板上に、光吸収層と前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、前記半導体積層構造内に、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域を形成する工程と、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域を形成する工程とを含む、受光素子アレイの製造方法を提供する。
この製造方法では、クロストークを低減できる受光素子アレイが得られる。
本開示における上述の、またはさらに他の目的、特徴および効果は、添付図面を参照して次に述べる実施形態の説明により明らかにされる。
図1Aは、本開示の第1実施形態に係る受光素子アレイの構成を説明するための平面図である。 図1Bは、図1AのIB部を示す部分拡大平面図である。 図2は、図1BのII-II線に沿う図解的な断面図である。 図3は、図1BのIII-III線に沿う図解的な断面図である。 図4は、図1~図3に示される受光素子アレイに対して、光吸収層の表面のほぼ全域に窓層が一体的に形成されているとともに、光吸収層内に第2p型領域が形成されていない受光素子アレイを示す断面図である。 図5は、図4に示される受光素子アレイのサンプルである第1サンプルの測定結果を示すグラフである。 図6は、図1A~図3に示される受光素子アレイのサンプルである第2サンプルの測定結果を示すグラフである。 図7Aは、図1A~図3に示される受光素子アレイの製造工程の一例を示す断面図であり、図2の切断面に対応する断面図である。 図7Bは、図7Aの次の工程を示す断面図である。 図7Cは、図7Bの次の工程を示す断面図である。 図7Dは、図7Cの次の工程を示す断面図である。 図7Eは、図7Dの次の工程を示す断面図である。 図7Fは、図7Eの次の工程を示す断面図である。 図7Gは、図7Fの次の工程を示す断面図である。 図7Hは、図7Gの次の工程を示す断面図である。 図7Iは、図7Hの次の工程を示す断面図である。 図7Jは、図7Iの次の工程を示す断面図である。 図7Kは、図7Jの次の工程を示す断面図である。 図8Aは、図1A~図3に示される受光素子アレイの製造工程の一例を示す断面図であり、図3の切断面に対応する断面図である。 図8Bは、図8Aの次の工程を示す断面図である。 図8Cは、図8Bの次の工程を示す断面図である。 図8Dは、図8Cの次の工程を示す断面図である。 図8Eは、図8Dの次の工程を示す断面図である。 図8Fは、図8Eの次の工程を示す断面図である。 図8Gは、図8Fの次の工程を示す断面図である。 図8Hは、図8Gの次の工程を示す断面図である。 図8Iは、図8Hの次の工程を示す断面図である。 図8Jは、図8Iの次の工程を示す断面図である。 図8Kは、図8Jの次の工程を示す断面図である。 図9は、本開示の第2実施形態に係る受光素子アレイの構成を説明するための断面図である。 図10は、図9に示される受光素子アレイのサンプルである第3サンプルの測定結果を示すグラフである。 図11Aは、図9に示される受光素子アレイの製造工程の一例を示す断面図である。 図11Bは、図11Aの次の工程を示す断面図である。 図11Cは、図11Bの次の工程を示す断面図である。 図11Dは、図11Cの次の工程を示す断面図である。 図11Eは、図11Dの次の工程を示す断面図である。 図11Fは、図11Eの次の工程を示す断面図である。 図11Gは、図11Fの次の工程を示す断面図である。 図11Hは、図11Gの次の工程を示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
本開示の一実施形態は、基板と、前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、前記半導体積層構造は、前記基板の上方に配置された光吸収層と、前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含み、前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域が形成されており、前記光吸収層内には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域が形成されている、受光素子アレイを提供する。
この構成では、クロストークを低減できる。
本開示の一実施形態では、前記第2の第2導電型領域は、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層の厚さ途中まで延びている。
本開示の一実施形態では、前記第2の第2導電型領域は、前記光吸収層を貫通している。
本開示の一実施形態は、基板と、前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、前記半導体積層構造は、前記基板の上方に配置された光吸収層と、前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含み、前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第2導電型領域が形成されており、前記光吸収層には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた分離溝が形成されている、受光素子アレイを提供する。
この構成では、クロストークを低減できる。
本開示の一実施形態では、前記分離溝は、前記光吸収層を厚さ方向に貫通している。
本開示の一実施形態では、前記光吸収層上に、前記複数の窓層を覆うように形成された絶縁膜と、前記窓層毎に設けられ、前記絶縁膜上に配置された複数の第1電極とを含み、前記各第1電極は、対応する前記第1の第2導電型領域に電気的に接続されている。
本開示の一実施形態では、前記光吸収層上に、前記複数の窓層を覆うように形成された絶縁膜と、前記窓層毎に設けられ、前記絶縁膜上に配置された複数の第1電極とを含み、前記各第1電極は、対応する前記第2導電型領域に電気的に接続されている。
本開示の一実施形態では、前記絶縁膜が、予め設定される波長の光の反射を防止する光反射防止膜である。
本開示の一実施形態では、前記第1電極が平面視で無端状である。
本開示の一実施形態では、前記基板の第2主面上に形成された第2電極を含む。
本開示の一実施形態では、前記複数の窓層は、平面視において、行列状に配置されている。
本開示の一実施形態では、前記半導体積層構造は、前記基板と前記光吸収層との間に形成された第1導電型のバッファ層を含む。
本開示の一実施形態では、前記バッファ層は、前記基板とは反対側の表面の一部に露出面を有しており、前記露出面上に第3電極が形成されている。
本開示の一実施形態では、前記基板が、n型InP基板であり、前記光吸収層がノンドープのInGaAs層であり、前記窓層がn型InP層である。
本開示の一実施形態では、前記基板が、n型InP基板であり、前記バッファ層がn型InP層であり、前記光吸収層がノンドープのInGaAs層であり、前記窓層がn型InP層である。
本開示の一実施形態は、基板上に、光吸収層と前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、前記半導体積層構造内に、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域を形成する工程と、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域を形成する工程とを含む、受光素子アレイの製造方法を提供する。
この製造方法では、クロストークを低減できる受光素子アレイが得られる。
本開示の一実施形態では、前記第1の第2導電型領域を形成する工程と前記第2の第2導電型領域を形成する工程とが、同一工程で実施される。
本開示の一実施形態では、前記光吸収層上に前記複数の窓層を覆うように、絶縁膜を形成する工程と、前記窓層毎に、前記第1の第2導電型領域に電気的に接続される第1電極を前記絶縁膜上に形成する工程と、前記基板における前記半導体積層構造とは反対側の表面に第2電極を形成する工程とをさらに含む。
[本開示の実施形態の詳細な説明]
以下では、本開示の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1Aは、本開示の第1実施形態に係る受光素子アレイの構成を説明するための平面図である。図1Bは、図1AのIB部を示す部分拡大平面図である。図2は、図1BのII-II線に沿う図解的な断面図である。図3は、図1BのIII-III線に沿う図解的な断面図である。
以下において、図1Aの紙面の左右方向を横方向といい、図1Aの紙面の上下方向を縦方向という場合がある。
受光素子アレイ1は、直方体形状を有している。受光素子アレイ1の平面視形状は、この実施形態では、横方向に平行な2辺と縦方向に平行な2辺とを有する正方形状である。
受光素子アレイ1は、第1主面(表面)2aおよびその反対側の第2主面(裏面)2bを有する基板2と、基板2の第1主面2a上に形成された半導体積層構造20とを含む。半導体積層構造20は、基板2の第1主面2a上に形成されたn型のバッファ層3と、バッファ層3表面の4つのコーナ部を除いた領域に形成されたノンドープの光吸収層4とを含む。半導体積層構造20は、さらに、光吸収層4の表面の中央部領域に互いに離間して形成された複数のn型の窓層5と、光吸収層4の表面の周縁部に窓層群を取り囲むように形成されたn型層6とを含む。半導体積層構造20は、さらに、各窓層5上に形成され、後述する第1p型領域8に接触するp型のコンタクト層7を含む。
半導体積層構造20内には、窓層5毎に、当該窓層5における光吸収層4とは反対側の表面から光吸収層4内に延びた第1p型領域8が形成されている。光吸収層4内には、平面視において複数の窓層5の各々を取り囲むように配置され、光吸収層4における基板2とは反対側の表面から光吸収層4における基板2側の表面に向かって延びた第2p型領域9が形成されている。図1Bにおいては、明確化のため、第2p型領域9にドットを付して示す。
受光素子アレイ1は、バッファ層3の露出面の一部、光吸収層4の露出面、窓層5の露出面、n型層6の露出面およびコンタクト層7を覆う絶縁膜10を含む。また、受光素子アレイ1は、窓層5毎に設けられ、絶縁膜10上に配置された複数の第1電極(p側電極)12を含む。
また、受光素子アレイ1は、基板2の第2主面2b上に形成された第2電極(メインn側電極)13およびバッファ層3の表面の4つのコーナ部に形成された複数の第3電極(サブn側電極)14を含む。さらに、受光素子アレイ1は、絶縁膜10上に形成された複数のボンディングパッド15、配線16およびマーク17,18を含む。
受光素子アレイ1には、平面視において、窓層5が存在する領域毎に、PIN型フォトダイオードからなる受光素子30が形成されている。言い換えれば、受光素子アレイ1には、第1p型領域8毎に受光素子30が形成されている。この実施形態では、受光素子アレイ1は、4行4列の16個の受光素子30を備えている。各受光素子30は、基板2、バッファ層3、光吸収層4、窓層5、コンタクト層7、絶縁膜10、第1電極12ならびに第2電極13を含む。
図1Aに示される受光素子アレイ1の向きにおいて、4つの行を図1Aの紙面の上から第1、第2、第3および第4行といい、4つの列を図1Aの紙面の左から第1、第2、第3および第4列ということにする。複数の受光素子30には、例えば、第1行目の第1列から第4列に向かって1~4、第2行目の第1列から第4列に向かって5~8、第3行目の第1列から第4列に向かって9~12、第4行目の第1列から第4列に向かって13~16の識別番号が、それぞれ付与される。
基板2は、この実施形態では、n型InP基板からなる。n型不純物は例えばS(硫黄)であり、不純物濃度は1×1018cm-3~5×1018cm-3程度である。この実施形態では、基板2の厚さは、180μm程度である。なお、基板2は、半絶縁性基板であってもよい。
バッファ層3は、バッファ層3上に形成される光吸収層4の格子定数と、基板2の格子定数との相違によって生じる歪を緩和するための緩衝層である。バッファ層3は、この実施形態では、n型InP層からなる。n型不純物は例えばSi(シリコン)であり、不純物濃度は1×1018cm-3~5×1018cm-3程度である。バッファ層3の厚さは、100nm~200nm程度である。
光吸収層4は、4つのコーナ部に面取り部4aを有している。面取り部4aの外側面は、平面視において内方に向かって突出する円弧状に形成されている。光吸収層4は、この実施形態では、ノンドープのInGaAs層からなる。光吸収層4の厚さは2μm~5μm程度である。
窓層5は、この実施形態では、平面視正方形状である。複数の窓層5は、この実施形態では、平面視で行列状に配置されている。より具体的には、複数の窓層5は、横方向および縦方向に等間隔をおいて並んで配置されている。この実施形態では、複数の窓層5は、4行4列の16個の窓層5を含んでいる。
n型層6は、光吸収層4の4つのコーナ部に対応する4つのコーナ部に面取り部6aを有している。面取り部6aの外側面は、平面視において内方に向かって突出する円弧状に形成されている。窓層5およびn型層6は、この実施形態では、n型InP層からなる。n型不純物は例えばSi(シリコン)であり、不純物濃度は1×1016cm-3~5×1017cm-3程度である。窓層5およびn型層6の厚さは、0.5μm~1.5μm程度である。
第1p型領域8は、窓層5における光吸収層4とは反対側の表面から窓層5および光吸収層4内にZn(亜鉛)が拡散されることによって形成されている。Znの濃度は、窓層5の表層部において2×1018cm-3程度である。第1p型領域8は、この実施形態では、平面視で円形状である。第1p型領域8は、窓層5の表面から光吸収層4の厚さ途中まで延びている。
第2p型領域9は、光吸収層4における基板2とは反対側の表面から光吸収層4内にZn(亜鉛)が拡散されることによって形成されている。Znの濃度は、光吸収層4の表層部において2×1018cm-3程度である。第2p型領域9は、光吸収層4の中央領域において、平面視で格子状に形成されている。つまり、第2p型領域9は、平面視において、縦方向に等間隔をおいて横方向に延びた複数の第1部分91と、横方向に等間隔をおいて縦方向に延びかつ複数の第1部分と交差する複数の第2部分92とからなる。複数の第1部分91と複数の第2部分92とによって、平面視において、各窓層5の各々を取り囲む複数の無端状(この例では矩形環状)の第2p型領域9が形成されている。
この実施形態では、第2p型領域9は、光吸収層4の表面から光吸収層4の厚さ途中まで延びている。なお、第2p型領域9は、図2に2点鎖線9Aで示すように、光吸収層4の表面から光吸収層4を貫通して、バッファ層3に達していてもよい。
コンタクト層7は、この実施形態では、p型InGaAs層からなる。p型不純物は例えばZn(亜鉛)であり、不純物濃度は1×1019cm-3~2×1019cm-3程度である。コンタクト層7の厚さは、100nm程度である。コンタクト層7は、平面視において無端状(この例では円環状)であり、第1p型領域8の表面の周縁部上に形成されている。つまり、コンタクト層7の下面は、第1p型領域8の表面に接触している。
絶縁膜10は、光吸収層4の露出面、窓層5の露出面、n型層6の露出面およびコンタクト層7を覆っている。絶縁膜10は、さらに、バッファ層3の各コーナ部の露出面のうち、光吸収層4の面取り部4aの近傍部分を覆っている。絶縁膜10には、平面視円環状のコンタクト層7の表面の幅方向中間部を全周にわたって露出させる平面視円環状のコンタクト孔11が形成されている。絶縁膜10の4つのコーナ部には、面取り部10aが形成されている。面取り部10aの外側面は、平面視において内方に向かって突出する円弧状に形成されている。
絶縁膜10は、この実施形態ではSiN膜からなる。絶縁膜10の厚さは、この実施形態では、波長が1500nmの光の反射を防止するように200nm程度に設定されている。つまり、この実施形態では、絶縁膜10は、所定波長の光の反射を防止する光反射防止膜である。絶縁膜10の厚さは、反射を防止すべき光の波長に応じて設定される。反射を防止すべき光の波長は、予め設定される。
第1電極12は、平面視無端状(この例では円環状)であり、絶縁膜10上にコンタクト孔11を覆うように形成されている。第1電極12の一部はコンタクト孔11に入り込み、コンタクト孔11内でコンタクト層7の表面に接触している。これにより、第1電極12は、コンタクト層7を介して第1p型領域8に電気的に接続されている。第1電極12は、この実施形態では、Ti膜、Pd膜およびAu膜が、下層からその順に積層されたTi/Pt/Au積層膜から構成されている。
第2電極13は、基板2を介してバッファ層3に電気的に接続されている。第2電極13は、この実施形態では、基板2の第2主面2b上に、Ti膜、Pd膜およびAu膜が、その順に積層されたTi/Pt/Au積層膜から構成されている。
第3電極14は、バッファ層3の4つのコーナ部の露出面上にそれぞれ形成されている。つまり、第3電極14は、バッファ層3に電気的に接続されている。第3電極14は、受光素子アレイ1の製造過程において、受光素子30の特性を調べるために用いられてもよい。第3電極14は、この実施形態では、Ti膜、Pd膜およびAu膜が、下層からその順に積層されたTi/Pt/Au積層膜から構成されている。
絶縁膜10の表面の周縁部には、複数のボンディングパッド15が形成されている。具体的には、絶縁膜10における各辺に対応する縁部に、それぞれ4つずつボンディングパッド15が形成されている。また、絶縁膜10の表面には、複数の受光素子30の第1電極12を、それぞれ異なるボンディングパッド15に接続するための複数の配線16が形成されている。
絶縁膜10の表面には、さらに、各受光素子30の識別番号の認識が可能となるように、平面視で+(プラス記号)形状の1つの第1マーク17と、平面視でL字状の3つの第2マーク18が形成されている。この実施形態では、絶縁膜10の表面の左上のコーナ部寄りに第1マーク17が形成され、絶縁膜10の表面の他の3つのコーナ部寄りにそれぞれ第2マークが形成されている。これらのマーク17,18により、複数の受光素子30に付与されている識別番号を認識することができるようになる。
ボンディングパッド15、配線16およびマーク17,18は、この実施形態では、電極12,14と同じ材料から構成されている。後述するように、ボンディングパッド15、配線16、マーク17,18、第1電極12および第3電極14は、同じ工程で作成される。
受光素子アレイ1は、各ボンディングパッド15と第2電極13との間に、外部配線が接続された状態で使用される。外部配線には、光吸収層4に内部電界を発生させるための電源が接続されている。受光素子30の上面から光吸収層4に光が入射すると、光吸収層4内に電子と正孔が発生する。光吸収層4内に発生した電子は、内部電界によって、第2電極13側に移動し、光吸収層4内に発生した正孔は、内部電界によって第1電極12側に移動する。これにより、外部回路に電流が流れる。
第1実施形態では、光吸収層4には、平面視で複数の窓層5(受光素子30)の各々を取り囲むように第2p型領域9が形成されている。これにより、ある受光素子30に光が入射された場合に、当該受光素子30の光吸収層4内に発生した電子および正孔が、隣接する受光素子30に移動するのを抑制することができる。これにより、クロストークを低減することができる。クロストークとは、ある受光素子に入射した光によって隣接する受光素子に電流が漏れてしまう現象をいう。
図4は、図1~図3に示される受光素子アレイ1に対して、光吸収層4の表面のほぼ全域に窓層5が一体的に形成されているとともに、光吸収層4内に第2p型領域9が形成されていない受光素子アレイ101を示している。受光素子アレイ101においても、第1p型領域8毎に受光素子30が形成されている。図4において、前述の図2の各部に対応する部分には、図2と同じ符号を付して示す。
以下において、図4に示す受光素子アレイ101のサンプルを第1サンプルという場合がある。また、図1~図3に示される受光素子アレイ1のサンプルを第2サンプルという場合がある。
第1サンプルおよび第2サンプルそれぞれに対して、ある受光素子に1mWの光を入射したときに当該受光素子30に流れる電流(以下、「第1電流I1」という。)と、ある受光素子に1mWの光を入射したときに当該受光素子に隣接する受光素子に流れる電流(以下、「第2電流I2」という。)と、暗電流とを測定した。暗電流は、受光素子に光が入射していないときに当該受光素子に流れる電流である。
図5は、第1サンプルに対する測定結果を示すグラフであり、図6は、第2サンプルに対する測定結果を示すグラフである。図5および図6において、直線aは第1電流I1を示すグラフであり、直線bは第2電流I2を示すグラフであり、丸点のドット群cは暗電流を示すグラフである。
図5および図6から、第2サンプルでは、第1サンプルに比べて第2電流が大幅に低下していることがわかる。また、{(I2/I1)×100}をクロストーク特性[%]とすると、第1サンプルではクロストーク特性が2.32%であるのに対し、第2サンプルではクロストーク特性が0.13%であった。つまり、第2サンプルでは、第1サンプルに比べてクロストークが大幅に減少していることがわかる。また、第2サンプルでは、第1サンプルに比べて暗電流が低減していることがわかる。
図7A~図7Kは、前述の受光素子アレイ1の製造工程の一例を説明するための断面図であり、図2の切断面に対応する断面図である。図8A~図8Kは、前述の受光素子アレイ1の製造工程の一例を説明するための断面図であり、図3の切断面に対応する断面図である。
まず、図7Aおよび図8Aに示すように、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法によって、基板(例えばn型InP基板)2の第1主面2aに、バッファ層(例えばn型InP層)3および光吸収層(例えばInGaAs層)4が順にエピタキシャル成長される。さらに、MOCVD法によって、光吸収層4上に窓層5およびn型層6の材料層である窓材料層(例えばn型InP層)41およびコンタクト層の材料層であるコンタクト材料層(例えばp型InGaAs層)42が順にエピタキシャル成長される。基板2としては、最終的な基板2の厚さよりも厚いものが用いられる。
次に、図7Bおよび図8Bに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、コンタクト材料層42のうち、第1p型領域8を形成すべき領域に対応する領域以外の領域が除去される。こにより、窓材料層41表面における第1p型領域8を形成すべき領域にのみコンタクト材料層42が残る。
次に、図7Cおよび図8Cに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、窓材料層41がパターニングされる。これにより、光吸収層4上に複数の窓層5と、n型層6とが形成される。複数の窓層5は、光吸収層4の表面の中央部領域に行列状に配置されるように形成される。n型層6は、光吸収層4の表面の4つのコーナ部を除く周縁部に、窓層群を取り囲むよう形成される。これにより、光吸収層4の4つのコーナ部に対応するコーナ部に面取り部6aを有するn型層6が得られる。
次に、図7Dおよび図8Dに示すように、プラズマCVD法、LPCVD(Low Pressure CVD)法、MOCVD法、スパッタ法等によって、露出している表面全域に、マスク用の絶縁膜43が形成される。
次に、図7Eおよび図8Eに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、絶縁膜43のうちコンタクト材料層42の表面(上面)を覆っている部分と、光吸収層4の表面における第2p型領域9を形成すべき領域を覆っている部分とが除去される。これにより、絶縁膜43に、第1p型領域8を形成するための第1開口部43aと、第2p型領域9を形成するための第2開口部43bとが形成される。
次に、図7Fおよび図8Fに示すように、絶縁膜43をマスクとして、第1開口部43aを介してコンタクト材料層42、窓層5および光吸収層4内にZnが拡散されるとともに、第2開口部43bを介して光吸収層4内にZnが拡散される。これにより、窓層5および光吸収層4内に第1p型領域8が形成されるともに、光吸収層4内に第2p型領域9が形成される。この後、絶縁膜43が除去される。
次に、図7Gおよび図8Gに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、コンタクト材料層42がパターニングされる。これにより、各第1窓層5A上に、第1p型領域8表面の周縁部に接触する平面視円環状のコンタクト層7が形成される。これにより、バッファ層3と、光吸収層4と、窓層5およびn型層6と、コンタクト層7とを含む半導体積層構造20が得られる。
次に、図7Hおよび図8Hに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、光吸収層4の4つのコーナ部が除去される。これにより、光吸収層4の4つのコーナ部に面取り部4aが形成される。
次に、図7Iおよび図8Iに示すように、プラズマCVD法、LPCVD法、MOCVD法、スパッタ法等によって、露出している表面全域に、絶縁膜10の材料膜である絶縁材料膜44が形成される。
次に、図7Jおよび図8Jに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、窓層5毎に、絶縁材料膜44にコンタクト層7の一部を露出させるコンタクト孔11が形成される。また、バッファ層3表面の4つのコーナ部上の絶縁材料膜44のうち、光吸収層4の面取り部4a近傍部以外の部分が除去される。これにより、4つのコーナ部に面取り部10aを有する絶縁膜10が得られる。これにより、バッファ層3表面の4つのコーナ部が露出される。
次に、電子ビーム蒸着法、スパッタ法等によって、バッファ層3のコーナ部の露出面と絶縁膜10とを覆うように、第1電極12、第3電極14、ボンディングパッド15、配線16およびマーク17,18の材料膜である電極膜が形成される。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、電極膜がパターニングされる。これにより、図7Kおよび図8Kに示すように、絶縁膜10上に、複数の第1電極12、複数のボンディングパッド15、複数の配線16および複数のマーク17,18が形成されるとともに、バッファ層3の4つのコーナ部それぞれに第3電極14が形成される。
最後に、基板2が第2主面2b側から研削されることにより、基板2が薄膜化される。そして、薄膜化された基板2の第2主面2b上に、第2電極13が形成される。これにより、図1A~図3に示されるような受光素子アレイ1が得られる。
図9は、本開示の第2実施形態に係る受光素子アレイの構成を説明するための断面図である。図9は、図2の切断面に対応する断面図である。図9において、前述の図2の各部に対応する部分には、図2と同じ符号を付して示す。
図9に示される受光素子アレイ1Aでは、光吸収層4に第2p型領域9が形成されていない点と、平面視において窓層5を取り囲むように、光吸収層4に分離溝50が形成されている点と、分離溝50の内面(底面および側面)が絶縁膜10によって覆われている点が、図1A~図3に示される受光素子アレイ1と異なっている。それ以外の構造は、図1A~図3に示される受光素子アレイ1の構造と同じである。第2実施形態に係る受光素子アレイ1Aでは、第2p型領域9が存在しないので、第1実施形態に係る受光素子アレイ1の第1p型領域8に相当する領域を、p型領域8ということにする。
第2実施形態に係る受光素子アレイ1Aの平面図は、第2実施形態に係る受光素子アレイ1の平面図である図1および図1Bと同様である。ただし、第2実施形態に係る受光素子アレイ1Aでは、第2p型領域9は存在しないので、図1Bにおいて第2p型領域9を表す破線は、分離溝50を表す破線とみなせばよい。言い換えれば、図1Bにおいてドットが付加されている領域を分離溝50が形成されている領域とみなせばよい。
分離溝50は、光吸収層4の中央領域において、平面視で格子状に形成されている。つまり、分離溝50は、平面視で縦方向に等間隔をおいて横方向に延びた複数の第1部分(図9に符号50で示されている部分)と、横方向に等間隔をおいて縦方向に延びかつ複数の第1部分と交差する複数の第2部分(図9には現れてない部分)とを有している。複数の第1部分と複数の第2部分とによって、平面視において、各窓層5の各々を取り囲む複数の矩形環状の分離溝50が形成されている。
この実施形態では、分離溝50は、光吸収層4の表面から光吸収層4を貫通してバッファ層3に達している。分離溝50は、光吸収層4の表面から光吸収層4の厚さ途中まで延びていてもよい。
第2実施形態では、光吸収層4には、平面視で複数の窓層5(受光素子30)の各々を取り囲むように分離溝50が形成されている。これにより、ある受光素子30に光が入射された場合に、当該受光素子30の光吸収層4内に発生した電子および正孔が、隣接する受光素子30に移動するのを抑制することができる。これにより、クロストークを低減することができる。
以下において、図9に示す受光素子アレイ1Aのサンプルを第3サンプルという場合がある。第3サンプルに対して、ある受光素子に1mWの光を入射したときに当該受光素子30に流れる電流(第1電流I1)と、ある受光素子に1mWの光を入射したときに当該受光素子に隣接する受光素子に流れる電流(第2電流I2)と、暗電流とを測定した。
図10は、第3サンプルに対する測定結果を示すグラフである。図10において、直線aは第1電流I1を示すグラフであり、直線bは第2電流I2を示すグラフであり、丸点のドット群cは暗電流を示すグラフである。
図5および図10から、第3サンプルでは、第1サンプルに比べて第2電流が大幅に低下していることがわかる。また、{(I2/I1)×100}をクロストーク特性[%]とすると、第1サンプルではクロストーク特性が2.32%であるのに対し、第3サンプルではクロストーク特性が0.12%であった。つまり、第3サンプルでは、第1サンプルに比べてクロストークが大幅に減少していることがわかる。また、第3サンプルでは、第1サンプルに比べて暗電流が低減していることがわかる。
図11A~図11Hは、前述の受光素子アレイ1Aの製造工程の一例を説明するための断面図であり、図9の切断面に対応する断面図である。
受光素子アレイ1Aを製造する場合でも、前述の図7A~図7Cと同様な工程が行われる。図7Cの工程が終了すると、図11Aに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、平面視で窓層5の各々を取り囲むように配置された分離溝50が光吸収層4に形成される。
次に、図11Bに示すように、プラズマCVD法、LPCVD法、MOCVD法、スパッタ法等によって、露出している表面全域に、マスク用の絶縁膜43が形成される。
次に、図11Cに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、絶縁膜43のうちコンタクト材料層42の表面(上面)を覆っている部分が除去される。これにより、絶縁膜43に、p型領域8を形成するための開口部43aが形成される。
次に、11Dに示すように、絶縁膜43をマスクとして、第1開口部43aを介してコンタクト材料層42、第1窓層5Aおよび光吸収層4内にZnが拡散される。これにより、窓層5および光吸収層4内に、p型領域8が形成される。この後、絶縁膜43が除去される。
次に、図11Eに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、コンタクト材料層42がパターニングされる。これにより、各第1窓層5A上に、p型領域8表面の周縁部に接触する平面視円環状のコンタクト層7が形成される。これにより、バッファ層3と、光吸収層4と、窓層5およびn型層6と、コンタクト層7とを含む半導体積層構造20が得られる。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、光吸収層4の4つのコーナ部が除去される。これにより、光吸収層4の4つのコーナ部に面取り部4aが形成される。
次に、図11Fに示すように、プラズマCVD法、LPCVD法、MOCVD法、スパッタ法等によって、露出している表面全域に、絶縁膜10の材料膜である絶縁材料膜44が形成される。
次に、図11Gに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、窓層5毎に、絶縁材料膜44にコンタクト層7の一部を露出させるコンタクト孔11が形成される。また、バッファ層3表面の4つのコーナ部上の絶縁材料膜44のうち、光吸収層4の面取り部4a近傍部以外の部分が除去される。これにより、4つのコーナ部に面取り部10aを有する絶縁膜10が得られる。これにより、バッファ層3表面の4つのコーナ部が露出される。
次に、電子ビーム蒸着法、スパッタ法等によって、バッファ層3の4つのコーナ部の表面の露出部と絶縁膜10とを覆うように、第1電極12、第3電極14、ボンディングパッド15、配線16およびマーク17,18の材料膜である電極膜が形成される。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、電極膜がパターニングされる。これにより、図11Hに示すように、絶縁膜10上に、複数の第1電極12、複数のボンディングパッド15、複数の配線16および複数のマーク17,18が形成されるとともに、バッファ層3の4つのコーナ部それぞれに第3電極14が形成される。
最後に、基板2が第2主面2b側から研削されることにより、基板2が薄膜化される。そして、薄膜化された基板2の第2主面2b上に、第2電極13が形成される。これにより、図19に示されるような受光素子アレイ1Aが得られる。
前述の第1および第2実施形態では、受光素子アレイ1,1Aは、16個の受光素子30を含んでいるが、受光素子アレイ1,1Aは複数の受光素子を含んでいればよく、受光素子の個数は任意に設定できる。
また、複数の受光素子30は、二次元配置されているが、一次元配置されていてもよい。
第1p型領域8は、平面視円形状であるが、平面視四角形(正方形、長方形等)正六角形等の多角形であってもよい。
また、前述の第1および第2実施形態において、n型の基板2、n型のバッファ層3、n型の窓層5およびn型のn型層6の各導電型と、p型のコンタクト層7、p型の第1p型領域8およびp型の第2p型領域9の各導電型とを反転してもよい。つまり、n型の部分をp型とし、p型の部分をn型としてもよい。
本開示の実施形態について詳細に説明してきたが、これらは本開示の技術的内容を明らかにするために用いられた具体例に過ぎず、本開示はこれらの具体例に限定して解釈されるべきではなく、本開示の範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定される。
この出願は、2021年3月22日に日本国特許庁に提出された特願2021-047583号に対応しており、それらの出願の全開示はここに引用により組み込まれるものとする。
1,1A 受光素子アレイ
2 基板
3 バッファ層
4 光吸収層
4a 面取り部
5 窓層
6 n型層
6a 面取り部
7 コンタクト層
8 第1p型領域(p型領域)
9 第2p型領域
10 絶縁膜
10a 面取り部
11 コンタクト孔
12 第1電極
13 第2電極
14 第3電極
15 ボンディングパッド
16 配線
17,18 マーク
20 半導体積層構造
30 受光素子
41 窓材料層
42 コンタクト材料層
43 絶縁膜
43 絶縁材料膜
50 分離溝
91 第1部分
92 第2部分

Claims (15)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、
    前記半導体積層構造は、
    前記基板の上方に配置された光吸収層と、
    前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含み、
    前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域が形成されており、
    前記光吸収層内には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域が形成されており、
    前記第2の第2導電型領域は、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層の厚さ途中まで延びている、受光素子アレイ。
  2. 基板と、
    前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、
    前記半導体積層構造は、
    前記基板の上方に配置された光吸収層と、
    前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層と
    前記光吸収層上に、前記複数の窓層を覆うように形成された絶縁膜と、
    前記窓層毎に設けられ、前記絶縁膜上に配置された複数の第1電極とを含み、
    前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域が形成されており、
    前記光吸収層内には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域が形成されており、
    前記各第1電極は、対応する前記第1の第2導電型領域に電気的に接続されており、
    前記第1電極が平面視で無端状である、受光素子アレイ。
  3. 前記第2の第2導電型領域は、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層の厚さ途中まで延びている、請求項に記載の受光素子アレイ。
  4. 前記第2の第2導電型領域は、前記光吸収層を貫通している、請求項に記載の受光素子アレイ。
  5. 基板と、
    前記基板上に形成された半導体積層構造とを含み、
    前記半導体積層構造は、
    前記基板の上方に配置された光吸収層と、
    前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層と
    前記光吸収層上に、前記複数の窓層を覆うように形成された絶縁膜と、
    前記窓層毎に設けられ、前記絶縁膜上に配置された複数の第1電極とを含み、
    前記半導体積層構造内には、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第2導電型領域が形成されており、
    前記光吸収層には、平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、
    前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた分離溝が形成されており、
    前記各第1電極は、対応する前記第1の第2導電型領域に電気的に接続されており、
    前記第1電極が平面視で無端状である、受光素子アレイ。
  6. 前記分離溝は、前記光吸収層を厚さ方向に貫通している、請求項に記載の受光素子アレイ。
  7. 前記絶縁膜が、予め設定される波長の光の反射を防止する光反射防止膜である、請求項2~6に記載の受光素子アレイ。
  8. 前記基板の第2主面上に形成された第2電極を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  9. 前記複数の窓層は、平面視において、行列状に配置されている、請求項1~のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  10. 前記半導体積層構造は、前記基板と前記光吸収層との間に形成された第1導電型のバッファ層を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  11. 前記バッファ層は、前記基板とは反対側の表面の一部に露出面を有しており、
    前記露出面上に第3電極が形成されている、請求項10に記載の受光素子アレイ。
  12. 前記基板が、n型InP基板であり、
    前記光吸収層がノンドープのInGaAs層であり、
    前記窓層がn型InP層である、請求項1~10のいずれか一項に記載の受光素子アレイ。
  13. 前記基板が、n型InP基板であり、
    前記バッファ層がn型InP層であり、
    前記光吸収層がノンドープのInGaAs層であり、
    前記窓層がn型InP層である、請求項10または11に記載の受光素子アレイ。
  14. 基板上に、光吸収層と前記光吸収層上に互いに離間して形成された複数の第1導電型の窓層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
    前記半導体積層構造内に、前記窓層毎に、当該窓層における前記光吸収層とは反対側の表面から前記光吸収層内に延びた第1の第2導電型領域を形成する工程と、
    平面視において前記複数の窓層の各々を取り囲むように配置され、前記光吸収層における前記基板とは反対側の表面から前記光吸収層における前記基板側の表面に向かって延びた第2の第2導電型領域を形成する工程とを含み、
    前記第1の第2導電型領域を形成する工程と前記第2の第2導電型領域を形成する工程とが、同一工程で実施される、受光素子アレイの製造方法。
  15. 前記光吸収層上に前記複数の窓層を覆うように、絶縁膜を形成する工程と、
    前記窓層毎に、前記第1の第2導電型領域に電気的に接続される第1電極を前記絶縁膜上に形成する工程と、
    前記基板における前記半導体積層構造とは反対側の表面に第2電極を形成する工程とをさらに含む、請求項14に記載の受光素子アレイの製造方法。
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