JP7828616B2 - 電子機器、システム、電子機器の制御方法、プログラム - Google Patents

電子機器、システム、電子機器の制御方法、プログラム

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JP7828616B2 JP2024075323A JP2024075323A JP7828616B2 JP 7828616 B2 JP7828616 B2 JP 7828616B2 JP 2024075323 A JP2024075323 A JP 2024075323A JP 2024075323 A JP2024075323 A JP 2024075323A JP 7828616 B2 JP7828616 B2 JP 7828616B2
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本発明は、ふるさと納税に関する情報処理の技術に関する。
現在、ユーザは、スマートフォンを操作することによって、ふるさと納税を行うためのWEBサイトにアクセスして、ふるさと納税を実現している。特許文献1には、ふるさと納税のサービスを提供する複数のポータルサイトが提供している返礼品を比較して見ることが可能な技術が記載されている。
特開2021-108077号公報
上記のようにふるさと納税を行う場合には、ユーザは、ふるさと納税専用のWEBサイトにアクセスした後に、納税したい自治体および受領したい返礼品などの情報を入力する必要がある。この場合には、一般的な売買を行う場合とは大きく異なるプロセスが生じるため、ユーザにとって日常生活に必要な手間とは異なる手間が生じてしまう。そうすると、このような手間が、ふるさと納税を行うことがユーザにとって負担になり、ふるさと納税の普及を妨害している可能性がある。
そこで、本発明は、ふるさと納税の普及に貢献する技術の提供を目的とする。
本発明の1つの態様は、ユーザを識別するユーザ識別情報が予め登録された電子機器であって、撮像手段と、ふるさと納税の第1の返礼品の情報を含む第1の情報を前記撮像手段が撮像した場合に、前記第1の情報が撮像された画像に基づき、前記第1の返礼品を識別する返礼品識別情報を取得する取得手段と、前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報とを外部装置に送信することにより、前記第1の返礼品に関する寄付を前記外部装置に依頼する第1の通信手段と、を有することを特徴とする電子機器である。
上記の特徴によれば、電子機器は、ふるさと納税の第1の返礼品の情報を含む第1の情報を撮像すると、返礼品識別情報を取得するとともに、第1の返礼品に関する寄付を外部装置に依頼する。このため、ユーザは、第1の情報を撮像することを行えば、容易にふるさと納税を実現することができる。よって、ユーザは、一般的な現金支払い、クレジットカード決済、および2次元コード決済と同様の容易さで、第1の返礼品に関するふるさと納税を行って、第1の返礼品の提供を受けることができる。従って、ユーザが商品またはサービスの提供を受けようと考える場合に、ふるさと納税を利用しようと考える機会の増加が見込まれるため、ふるさと納税の普及に貢献ができる。
上記電子機器において、前記第1の情報は、前記第1の返礼品の情報を少なくとも表す2次元コードであってもよい。2次元コードは、多くの情報を保持することができる。このため、本特徴によれば、電子機器は、第1の情報の撮像によって、より多くの情報を取得できる。例えば、電子機器は、第1の返礼品の情報以外の、第1の返礼品に対応する寄付額の情報および第1の返礼品を提供する自治体の情報などを、2次元コードから取得することができる。よって、電子機器は、寄付に必要な情報を2次元コードから容易に取得
可能になる。
上記電子機器において、前記第1の情報は、前記第1の返礼品を提供する自治体に配置された装置が表示してもよい。本特徴によれば、ユーザが観光などで自治体を訪れている現場で、電子機器を用いて当該自治体への寄付を行うことができる。現地での寄付が実現できれば、その場で第1の返礼品をユーザに提供することも可能になる。よって、寄付から提供までの時間が短縮できるため、ユーザはより手軽に返礼品の提供を受けることができる。
上記電子機器において、前記第1の通信手段は、前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報とを前記外部装置に送信した場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了したか否かを示す情報を前記外部装置から取得し、前記電子機器は、前記第1の返礼品に関する寄付が完了したか否かを前記ユーザに通知する通知手段をさらに有してもよい。本特徴によれば、ユーザは、寄付が完了したか否かを容易に把握することができる。
上記電子機器において、前記通知手段は、前記第1の返礼品を提供する自治体が前記ユーザが住んでいる自治体と一致すると判定された場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了していない旨を前記ユーザに通知してもよい。ここで、第1の返礼品を提供する自治体がユーザが住んでいる自治体と一致する場合には、ふるさと納税の制度上、寄付は可能であっても、第1の返礼品をユーザに提供することができない。よって、このような場合に、寄付が実行されると、ユーザが望まない結果が生じる。このため、本特徴のように、寄付を行わずに、その旨が通知されることによって、ユーザが望まない寄付を防ぐことができる。
上記電子機器において、前記第1の情報は、前記第1の返礼品を提供する自治体の情報を含んでおり、前記第1の情報に含まれた前記第1の返礼品を提供する自治体の情報に基づき、前記第1の返礼品を提供する自治体が前記ユーザが住んでいる自治体と一致するか否かが判定されてもよい。本特徴によれば、「外部装置などが、予め登録された情報に基づき第1の返礼品を提供する自治体を判定する処理」をなくすことが可能になるので、システム全体としての処理の効率化を図ることが可能になる。
上記電子機器において、前記通知手段は、前記第1の返礼品に関する寄付により、前記ユーザの現在の年の控除上限額より多くの寄付が行われてしまう場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了していない旨を前記ユーザに通知してもよい。ここで、第1の返礼品に関する寄付により、ユーザの現在の年の控除上限額より多くの寄付が行われてしまう場合には、控除上限額を超えた部分については税金控除の対象とならない。よって、このような場合に、寄付が実行されると、ユーザが望まない結果が生じる可能性がある。このため、本特徴のように、寄付を行わずに、その旨が通知されることによって、ユーザが望まない寄付を防ぐことができる。
上記電子機器において、前記通知手段は、前記第1の返礼品に関する寄付により、ふるさと納税のワンストップ特例が適用される自治体数を超えた自治体に寄付が行われてしまう場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了していない旨を前記ユーザに通知してもよい。ここで、第1の返礼品に関する寄付により、ふるさと納税のワンストップ特例が適用される自治体数を超えた自治体に寄付が行われてしまう場合には、ワンストップ特定の適用が除外されて、ユーザ自身が申請書を作成して税務署に確定申告を行う必要が生じる。よって、このような場合に、寄付が実行されると、ユーザが望まない結果が生じる可能性がある。このため、本特徴のように、寄付を行わずに、その旨が通知されることによって、ユーザが望まない寄付を防ぐことができる。
上記電子機器において、前記第1の情報が、前記第1の返礼品に対応する寄付額の情報を含まない場合に、前記ユーザに寄付額を入力するように要求する要求手段をさらに有し、前記第1の通信手段は、前記ユーザが寄付額を入力した場合には、前記ユーザが入力した寄付額の情報を、前記返礼品識別情報および前記ユーザ識別情報とともに前記外部装置に送信してもよい。
本発明の1つの態様は、上記の電子機器と、前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報を前記電子機器から取得する前記外部装置と、を有するシステムであってもよい。前記外部装置は、前記第1の返礼品に関する寄付が完了可能であるか否かを判定する判定手段と、前記第1の返礼品に関する寄付が完了したか否かを示す情報を前記電子機器に送信する第2の通信手段と、を有していてもよい。
上記システムにおいて、前記判定手段は、(1)前記第1の返礼品を提供する自治体が前記ユーザが住んでいる自治体と一致する場合、(2)前記第1の返礼品に関する寄付により、前記ユーザの現在の年の控除上限額より多くの寄付が行われてしまう場合、および、(3)前記第1の返礼品に関する寄付により、ふるさと納税のワンストップ特例が適用される自治体数を超えた自治体に寄付が行われてしまう場合の少なくともいずれかの場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了可能でないと判定してもよい。
上記システムにおいて、前記第1の返礼品に関する寄付が完了可能であると前記判定手段により判定された場合に、前記第1の返礼品に関する寄付を実行するように特定の装置に指示する指示手段をさらに有し、前記第2の通信手段は、前記特定の装置が前記第1の返礼品に関する寄付を実行した場合に、前記寄付が完了したことを示す情報を前記電子機器に送信してもよい。
なお、本発明は、上述した機能および処理の少なくとも一部を含む電子機器、制御機器、情報処理装置、納税システム、納税管理システム、ふるさと納税システム、スマートフォン、情報処理方法、納税管理方法、管理方法、制御方法と捉えることができる。また、本発明は、システムの各手段(方法の各ステップ)をコンピュータに実行させるプログラム、または、当該プログラムを非一時的に記憶した記憶媒体(記録媒体)などとして捉えることもできる。
本発明によれば、ふるさと納税の普及に貢献することができる。
図1は、納税システムを説明する図である。 図2は、電子機器と管理サーバの内部構成図である。 図3Aおよび図3Bは、受付装置に表示される画面を示す図である。 図4Aおよび図4Bは、受付装置に表示される画面を示す図である。 図5は、電子機器が実行する処理のフローチャートである。 図6Aおよび図6Bは、受付装置に表示される画面を示す図である。 図7は、管理サーバが実行する処理のフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態および変形例は、本発明を限定するものではない、実施形態および変形例は矛盾が生じない限り、任意に組み合わせ可能である。
<実施形態1>
図1を参照して、実施形態1に係る納税システム(情報処理システム)1について説明する。情報処理システム1は、或る自治体において商品またはサービスの提供をユーザ60が希望する場合に、それらの商品またはサービスの代金支払いを当該自治体へのふるさと納税(寄付)によって実現する。これによれば、ユーザ60は、通常の購入方法(指定された代金を現金またはクレジットカードなどを用いて支払う方法)と同様に、ふるさと納税により商品またはサービスの提供を受けることができる。このため、より手軽にふるさと納税が可能になるため、ふるさと納税のさらなる普及が期待できる。なお、以下では、「ふるさと納税による自治体への寄付」を単に「寄付」と称する。
(情報処理システムの構成について)
情報処理システム1は、電子機器10、管理サーバ20、受付装置30、制御サーバ40、納税処理サーバ50を有する。なお、管理サーバ20および納税処理サーバ50はそれぞれ1つずつ存在することを想定するが、電子機器10、受付装置30および制御サーバ40はそれぞれ複数存在していてもよい。
電子機器10は、ユーザ60が有する電子機器である。電子機器10は、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチ、デジタルカメラ、またはPC(パーソナルコンピュータ)である。電子機器10は、受付装置30に表示される2次元コードを撮像して、その2次元コードを読み取る。2次元コードには、ユーザ60が提供を希望する商品またはサービス(以下、「希望返礼品」と呼ぶ)の情報が含まれている。電子機器10は、希望返礼品を識別する情報(以下、「返礼品識別情報」と呼ぶ)と、ユーザ60を識別する情報(以下、「ユーザ識別情報」と呼ぶ)とを含む寄付依頼情報を管理サーバ20(外部装置)に送信する。電子機器10は、寄付依頼情報を管理サーバ20に送信することによって、希望返礼品に関する寄付を行うように管理サーバ20に依頼する。
管理サーバ20は、寄付依頼情報を電子機器10から取得すると、希望返礼品に関するユーザ60の寄付が完了可能か否かを判定する。具体的な判定内容については、後述するが、例えば、ユーザ60の居住自治体と希望返礼品を提供する自治体とが同一である場合には、寄付(ふるさと納税)自体は可能であるが、ユーザ60への返礼品の提供ができない。このため、このような場合には、ユーザ60は、希望返礼品の提供を受ける目的には、寄付を利用することができない。よって、管理サーバ20は、希望返礼品に関するユーザ60の寄付が完了可能でないと判定する。
また、管理サーバ20は、希望返礼品に関するユーザ60の寄付が完了可能であると判定した場合には、寄付の処理を実行するように納税処理サーバ50に通知(指示)する。そして、管理サーバ20は、寄付の処理が完了したか否かを示す寄付処理情報を電子機器10に送信する。
受付装置30は、希望返礼品を提供する自治体に配置された情報処理装置である。受付装置30は、例えば、希望返礼品を提供する自治体におけるホテル、ゴルフ場、またはデパートなどの様々な場所に配置され得る。受付装置30は、ユーザ60の操作を受け付ける操作部と、ユーザ60の操作に応じた画面を表示する表示部を有する。なお、受付装置30は、例えば、現金自動預け払い機としての機能、金銭の両替機能、または、ホテルの構造を案内する機能などの様々な機能を有していてもよい。
図3A~図4Bは、或る自治体のホテルに設置された受付装置30に表示される画面の例を表す。ここでは、表示部と操作部が一体化されたタッチパネル型のディスプレイにおいて、画面が表示されているとする。まず、受付装置30の初期画面には、例えば、図3Aに示すように、ユーザ60が受けることができるサービス(ホテルが提供可能なサービス)の一覧が表示される。ユーザ60は、表示されたサービスの一覧から自身が提供を受
けたいサービス(プラン)を選択する。図3Bは、ユーザ60が「ツインベッドを利用し、かつ、朝食付きでホテルに宿泊するプラン」を選択した場合に表示される画面である。ユーザ60は、図3Bに示す画面を見ながら、宿泊に関するさらなる詳細な条件を設定する。ユーザ60は、詳細な条件を設定後に確定ボタン301を押下する。このことによって、ユーザ60が希望するサービスが確定する。
その後、図4Aに示すように、サービスに対してどのような支払い方法を行うのかをユーザ60が選択可能な画面が表示される。図4Aでは、現金による通常の支払い、クレジットカードによる通常の支払い、ふるさと納税を利用した支払いのうちから支払い方法が選択可能である。このとき、ふるさと納税を利用した支払いでは、通常の支払いよりも多くの金額の寄付が必要になる。これは、ふるさと納税の納税額に対する返礼品の金額の上限が予め定められているためである。
図4Aにおいて、ユーザ60が、ふるさと納税を利用した支払いを示す項目401を選択した場合には、図4Bに示す画面が表示される。図4Bに示す画面には、ユーザが提供を希望するサービス(希望返礼品)に対応する2次元コードが含まれる。2次元コードは、ユーザが提供を希望するサービス(希望返礼品)を示す情報を含む。また、2次元コードは、希望返礼品を提供する自治体の情報または受付装置30の設置場所を示す情報を含んでいてもよい。上述のように、ユーザ60は、電子機器10によって2次元コードを読み取ることによって、電子機器10に希望返礼品の情報を取得させることができる。
制御サーバ40は、受付装置30を制御する。制御サーバ40は、「受付装置30に対する操作に応じてユーザ60に提供可能な商品またはサービス」の情報を格納する。また、制御サーバ40は、受付装置30が配置された自治体の情報(もしくは、受付装置30の配置場所の緯度経度の情報など)を格納する。
納税処理サーバ50は、管理サーバ20から納税処理の指示を受け付けると、希望返礼品に関するユーザ60の寄付の処理を実行する。具体的には、納税処理サーバ50は、予め管理サーバ20に登録されたユーザ60のクレジットカードの情報を用いて、希望返礼品に対応する寄付額を、希望返礼品を提供する自治体に寄付するような処理(支払うような処理)を実行する。納税処理サーバ50は、希望返礼品に関するユーザ60の寄付の処理が完了したら、その処理が完了した旨を管理サーバ20に通知する。
(電子機器と管理サーバの内部構成について)
図2を参照して、電子機器10および管理サーバ20の内部構成を説明する。電子機器10は、制御部101、撮像部102、表示部103、音声出力部104、通信部105、記憶部106、操作部107を有する。
制御部101は、電子機器10の各構成を制御する。制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって実現可能である。制御部101は、操作部107に対するユーザ60の操作、または、通信部105が取得した情報に応じて、制御を行う。
撮像部102は、現実空間を撮像することによって画像(撮像画像)を取得する。撮像部102が図4Bに示す2次元コードを撮像した場合には、制御部101は、2次元コードの画像に基づき、2次元コードが示す情報を取得する。
表示部103は、撮像画像および各種の設定画面などを表示する。表示部103は、通信部105が取得した情報を表示することもできる。
音声出力部104は、ユーザ60に対して音を発するスピーカなどである。音声出力部104は、例えば、通信部105が取得した情報を音声により読み上げることができる。
通信部105は、管理サーバ20との間の通信を実行する。通信部105は、ユーザ60が操作部107を介して入力した情報、および寄付依頼情報などを管理サーバ20に送信する。寄付依頼情報は、返礼品識別情報(希望返礼品を識別する情報)と、ユーザ識別情報(ユーザ60を識別する情報)とを含む。また、通信部105は、寄付が完了したか否かを示す寄付処理情報を管理サーバ20から取得する。
記憶部106は、制御部101が実行するプログラム、電子機器10を識別する情報、および、ユーザ60が入力した情報などを格納する。記憶部106は、例えば、ユーザ60が予め登録した「ユーザ60を識別する情報(名前、電話番号、住所、マイナンバー情報、特定の種別のIDなど)」およびその他の個人情報(口座番号、クレジットカードの番号など)を格納する。記憶部106は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk
Drive)などの少なくともいずれかによって構成可能である。
操作部107は、様々な操作部材に対するユーザ60からの操作を受け付ける。操作部107は、例えば、マウスまたはキーボードなどにより構成可能である。また、操作部107は、表示部103と一体化して、タッチパネル型のディスプレイを構成していてもよい。
管理サーバ20は、制御部201、寄付判定部202、寄付決定部203、決済指示部204、データ記憶部205、通信部206を有する。
制御部201は、データ記憶部205に格納されたプログラムに従って、管理サーバ20の各構成を制御する。制御部201は、例えば、CPUなどによって構成される。
寄付判定部202は、寄付依頼情報およびデータ記憶部205に格納された情報に基づき、ユーザ60の希望返礼品に関する寄付が完了可能か否かを判定する。
寄付決定部203は、寄付判定部202がユーザ60の希望返礼品に関する寄付が完了可能であると判定した場合に、当該寄付を実行することを決定する。
決済指示部204は、寄付決定部203が実行を決定した寄付の処理を実行するように納税処理サーバ50に指示する。
データ記憶部205は、ユーザ60が電子機器10に対して予め入力した個人情報を格納する。実施形態1では、個人情報とは、名前、生年月日、居住自治体(住民税を収めている自治体)、住所、本籍地、電話番号、現在の年の予想総所得、家族構成、納税の控除額(給与所得控除額、所得控除額、住宅借入金等特別控除額)、マイナンバーなどの情報を含む。また、データ記憶部205は、現在の年のユーザ60のふるさと納税(寄付)を行った自治体数および総寄付額などの情報を格納する。データ記憶部205は、制御部201が実行するためのプログラムを格納する。また、データ記憶部205は、各自治体について、「自治体の名称、提供している返礼品、その返礼品に対応する寄付額などの情報」を格納していてもよい。
通信部206は、電子機器10との通信を行う。なお、電子機器10と管理サーバ20との間の通信は、インターネットを介して行われる。また、電子機器10と管理サーバ20とは、無線および有線のいずれによって実現されてもよい。通信部206は、寄付依頼
情報を電子機器10から取得する。また、通信部206は、寄付処理情報を電子機器10に送信する。
(電子機器の処理について)
図5のフローチャートを参照して、電子機器10が実行する処理について説明する。図5のフローチャートの処理は、記憶部106に格納されたプログラムを制御部101が実行することによって実現される。なお、図5のフローチャートの開始時点において、ユーザ60は、受付装置30を操作して、自身が提供を受けたい希望返礼品の2次元コードを受付装置30の表示部に表示させているものとする。
ステップS1001において、制御部101は、撮像部102が、受付装置30に表示された2次元コードを撮像したか否かを判定する。撮像部102は、2次元コードを撮像することによって、2次元コードの画像を取得することができる。2次元コードが撮像されたと判定された場合には、ステップS1002に進む。2次元コードが撮像されていないと判定された場合には、ステップS1001の処理が繰り返される。
ステップS1002において、制御部101は、2次元コードの画像に基づき、2次元コードが示す希望返礼品の情報を取得する。ここで、2次元コードから、その2次元コードが示す情報を取得する技術は公知であるため、この技術についての説明は省略する。2次元コードは、例えば、希望返礼品を識別する情報、希望返礼品の寄付額の情報、および、希望返礼品を提供する自治体の情報などを含む。2次元コードは、希望返礼品を表す画像の情報を含んでいてもよい。
ステップS1003において、制御部101は、2次元コードに寄付額の情報が含まれているか否かを判定する。2次元コードに寄付額の情報が含まれていると判定された場合には、ステップS1004に進む。2次元コードに寄付額の情報が含まれていないと判定された場合には、ステップS1005に進む。
ステップS1004において、制御部101は、希望返礼品の情報を表示部103に表示する。表示部103は、例えば、図6Aに示す画面を表示する。図6Aに示す画面では、希望返礼品を示す情報601として、2025年4月1日~4月2日の2名様の「〇〇〇ホテルのツインベッド 朝食付きプラン」という情報が表示されている。また、希望返礼品に対応する寄付額を示す情報602が表示されている。さらに、希望返礼品に対応するホテルの外観を示す画像603が表示されている。ボタン604およびボタン605をユーザ60が選択することによって、寄付返礼品に関する寄付を行うか否かをユーザ60が決定することができる。
ステップS1005において、制御部101は、希望返礼品の情報を表示するとともに、ユーザ60に寄付額を入力するように通知(要求)する。例えば、制御部101は、図6Bに示すような画面を表示部103に表示する。図6Bでは、「希望返礼品の情報を表示しつつ、ふるさと納税の寄付額を設定するように要求する通知611」が表示されている。制御部101は、図6Bに示すような画面を表示部103に表示するとともに、ふるさと納税の寄付額を設定するように要求する旨の音声を音声出力部104から発してもよい。
ステップS1006において、制御部101は、ユーザ60による寄付額の入力が行われたか否かを判定する。例えば、制御部101は、図6Bに示すテキストフィールド612にユーザ60が寄付額を示す数値を入力したか否かを判定する。ここで、制御部101は、管理サーバ20と予め通信を行っておいて、希望返礼品の提供を受けるための最低寄付額の情報を取得する、そして、制御部101は、その最低寄付額以上の金額しか入力で
きないようにテキストフィールド612を制御するとよい。ユーザ60による寄付額の入力が行われたと判定された場合には、ステップS1007に進む。ユーザ60による寄付額の入力が行われていないと判定された場合には、ステップS1006の処理が繰り返される。
ステップS1007において、制御部101は、寄付の指示がユーザ60により行われたか否かを判定する。例えば、制御部101は、図6Aに示すボタン604が押下された場合には、寄付の指示が行われたと判定し、ボタン605が押下された場合には、寄付の指示が行われていないと判定する。また、制御部101は、図6Bに示すボタン613が押下された場合には、寄付の指示が行われたと判定し、ボタン614が押下された場合には、寄付の指示が行われていないと判定する。寄付の指示が行われたと判定された場合には、ステップS1008に進む。寄付の指示が行われていないと判定された場合には、ステップS1001に進む。
なお、寄付額の情報が2次元コードに含まれていることが常に想定できるのであれば、ステップS1003~S1007の処理が行われずに、ステップS1002の処理が終了するとステップS1008に進んでもよい。この場合には、ユーザ60は、電子機器10を用いて2次元コードを読み込むだけで、希望返礼品に関する寄付(希望返礼品に対する支払い)を実現できる。
ステップS1008において、制御部101は、ステップS1002において取得した情報(=2次元コードの画像)に基づき、返礼品識別情報(希望返礼品を識別する情報)を取得(生成)する。ここで、返礼品識別情報は、例えば、希望返礼品を一意に表すIDまたは名称などであってよい。また、制御部101は、ユーザ識別情報(ユーザ60を識別する情報)を記憶部106から取得する。そして、制御部101は、通信部105を制御して、返礼品識別情報およびユーザ識別情報を含む寄付依頼情報を、管理サーバ20に送信する。これによって、制御部101は、希望返礼品に関する寄付の実行を管理サーバ20に依頼する。
このとき、ステップS1003において2次元コードに寄付額の情報が含まれていないと判定された場合(ユーザ60が寄付額を入力している場合)には、寄付依頼情報は、ユーザ60が入力した寄付額の情報を含む。一方で、ステップS1003において2次元コードに寄付額の情報が含まれている場合には、寄付依頼情報は、寄付額の情報を含んでいなくてもよい。この場合には、希望返礼品に一意に対応する寄付額が予め定められており、その対応関係の情報を管理サーバ20が格納しているためである。また、寄付依頼情報は、希望返礼品を提供する自治体の情報を含んでいてもよい。
ステップS1009において、制御部101は、「寄付の処理が完了したか否かを示す寄付処理情報」を管理サーバ20から取得したか否かを判定する。寄付処理情報が取得されたと判定された場合には、ステップS1010に進む。寄付処理情報が取得されていないと判定された場合には、ステップS1009の処理が繰り返される。
ステップS1010において、制御部101は、寄付処理情報に基づき、希望返礼品に関する寄付が完了したか否かを判定する。希望返礼品に関する寄付が完了したと判定された場合には、ステップS1011に進む。希望返礼品に関する寄付が完了していないと判定された場合には、ステップS1012に進む。
ステップS1011において、制御部101は、希望返礼品に関する寄付が完了した旨をユーザ60に通知する。例えば、制御部101は、希望返礼品に関する寄付が完了した旨を表す画像を表示部103に表示する。例えば、制御部101は、希望返礼品に関する
寄付が完了した旨を示す音を音声出力部104から発する。
ステップS1011の処理の後には、例えば、ユーザ60は、希望返礼品に関する寄付が完了した旨を表す画像(電子機器10に表示された画像)を、受付装置30が配置された施設の従業員に見せる。そうすると、施設の従業員は、希望返礼品に関する寄付の完了を把握して、希望返礼品に応じたサービスまたは商品をユーザ60に提供する。これによって、ユーザ60は、寄付を行った後に直ぐに、返礼品の提供を受けることができる。
ここで、従来のふるさと納税の場合には、返礼品を提供する自治体とは離れた場所(例えば、ユーザ60の自宅)から寄付が行われた後に、その自治体からユーザ60の自宅まで返礼品が郵送されることが一般的である。この場合には、寄付から返礼品の提供までに多くの時間を要する。一方で、実施形態1によれば、ユーザ60は、寄付の後に直ぐに、返礼品の提供を受けることができるため、ユーザの利便性が向上する。
ステップS1012において、制御部101は、希望返礼品に関する寄付が完了していない旨をユーザ60に通知する。この場合には、制御部101は、ステップS1011と同様に、表示部103または音声出力部104を制御することにより、希望返礼品に関する寄付が完了していない旨をユーザ60に通知できる。
図5のフローチャートの処理によれば、ユーザ60は、2次元コードを撮像して、電子機器10を短時間操作するだけで、希望返礼品を提供する自治体において、その希望返礼品に関する寄付を実行することができる。このため、ユーザ60は、ふるさと納税による支払いを、通常の支払方法(現金払い、クレジット払い、スマホ決済など)と同様の容易さで実行することができる。
(管理サーバの処理について)
図7のフローチャートを参照して、管理サーバ20が実行する処理について説明する。図7のフローチャートの処理は、データ記憶部205に格納されたプログラムを制御部201が実行することによって実現される。
ステップS2001において、制御部201は、通信部206を制御して、寄付依頼情報を電子機器10から取得したか否かを判定する。寄付依頼情報が取得されていると判定された場合には、ステップS2002に進む。寄付依頼情報が取得されていないと判定された場合には、ステップS2001の処理が繰り返される。
ステップS2002において、制御部201は、データ記憶部205に格納された情報を参照して、ユーザ60の今年の現時点までのふるさと納税の状況を確認する。具体的には、制御部201は、ユーザ60が今年にふるさと納税を行った自治体(寄付済みの自治体)の情報、および、その総寄付額(以下、「寄付済み総額」と呼ぶ)の情報を取得する。
ステップS2003において、制御部201は、寄付判定部202を制御して、今回の希望返礼品に関する寄付によって、ユーザ60により今年に寄付が行われる自治体数が、ワンストップ特例が適用される自治体数の上限を超えるか否かを判定する。2024年4月1日現在、ワンストップ特例制度として、5自治体までの寄付であれば、住民が直接に税務署に確定申告書を提出することの代わりに、寄付を行った自治体への申請書を送付することが許される制度が存在する。このため、2024年4月1日現在であれば、制御部201は、今回の寄付によって5自治体を超える自治体への寄付が実行されるか否かを判定する。ワンストップ特例が適用される自治体数の上限を超えると判定された場合には、ステップS2010に進む。ワンストップ特例が適用される自治体数の上限を超えないと
判定された場合には、ステップS2004に進む。
ステップS2004において、制御部201は、ユーザ60の居住自治体(現在住んでいる自治体)の情報を、データ記憶部205から取得する。また、このとき、制御部201は、返礼品識別情報に基づき、希望返礼品を提供する自治体の情報をデータ記憶部205から取得してもよい。制御部201は、「希望自治体を提供する自治体の情報」を寄付依頼情報から取得してもよい。この場合には、例えば、受付装置30に表示される2次元コードが「希望自治体を提供する自治体の情報」を含んでおり、その2次元コードの画像から電子機器10が「希望自治体を提供する自治体の情報」を読み出して、寄付依頼情報に挿入している。なお、2次元コードおよび寄付依頼情報に含まれているのは、受付装置30の配置された場所の緯度経度情報であって、制御部201は、その緯度経度情報に基づき、「希望自治体を提供する自治体」を判定してもよい。
ステップS2005において、制御部201は、寄付判定部202を制御して、希望返礼品に関する寄付が、ユーザ60の居住自治体への寄付であるか否かを判定する。希望返礼品に関する寄付が、ユーザ60の居住自治体への寄付であると判定されると、ステップS2010に進む。希望返礼品に関する寄付が、ユーザ60の居住自治体とは異なる自治体への寄付であると判定されると、ステップS2006に進む。ここで、ユーザ60の居住自治体と希望返礼品を提供する自治体とが一致していると、ふるさと納税の制度上、希望返礼品をユーザ60に提供することが許されていない。このため、居住自治体と希望返礼品を提供する自治体とが異なることが、ユーザ60が希望する寄付が完了可能であるために必要であるので、ステップS2005の判定が行われている。
ステップS2006において、制御部201は、寄付判定部202を制御して、ユーザ60の予想総所得、納税の控除額および家族構成などの情報をデータ記憶部205から取得する。制御部201は、これらの情報に基づき、ユーザ60の今年のふるさと納税の控除上限額を算出(取得)する。ふるさと納税の控除上限額の算出方法は、法律などによって定められているため、その算出方法に従って控除上限額が算出される。
ステップS2007において、制御部201は、希望返礼品の寄付額と寄付済み総額との合計が、控除上限額を超えるか否かを判定する。当該合計が控除上限額を超えると判定された場合には、ステップS2010に進む。当該合計が控除上限額を超えないと判定された場合には、ステップS2008に進む。
ステップS2008において、制御部201は、寄付決定部203を制御して、寄付を実行することを決定する。そして、制御部201は、決済指示部204を制御して、希望返礼品に関する寄付の処理を実行するように納税処理サーバ50に指示する。この場合には、決済指示部204は、ユーザ60を識別する情報(氏名、住所、生年月日、マイナンバーの情報)、希望返礼品を識別する情報、および寄付額の情報を納税処理サーバ50に送信する。納税処理サーバ50は、これらの情報に基づき、希望返礼品を提供する自治体への寄付の処理を実行する。
ステップS2009において、制御部201は、寄付決定部203を制御して、寄付が完了した旨を示す寄付処理情報を生成する。なお、寄付決定部203は、納税処理サーバ50から寄付が完了した旨の通知を受けた場合に、寄付が完了した旨を示す寄付処理情報を生成する。
ステップS2010において、制御部201は、寄付決定部203を制御して、寄付が完了していない旨を示す寄付処理情報を生成する。
つまり、ステップS2003~S2010の処理によって、寄付判定部202は、以下の(1)~(3)のいずれかの場合には、寄付が完了可能でないと判定する。そして、寄付決定部203により、寄付が完了しなかった旨を示す寄付処理情報が生成される。なお、寄付判定部202は、以下の(1)~(3)のいずれにも該当しない場合には、寄付が完了可能であると判定する。
(1)今回の寄付によって、ワンストップ特例の上限自治体数を超える場合。
(2)居住自治体と希望返礼品を提供する自治体とが一致する場合。
(3)希望返礼品の寄付額と寄付済み総額との合計が控除上限額に超える場合(今回の寄付によって、今年の総寄付額が控除上限額に超える場合)。
(1)の場合のように、今回の寄付によって、ふるさと納税のワンストップ特例の上限自治体数を超える場合には、今回の寄付が行われると、ユーザ60は自身で確定申告のための書類を作成して、税務署に提出しなければならない。このため、ワンストップ特例制度を利用する場合と比べて、ユーザ60の負荷が増大する。そうすると、ユーザ60が今回の寄付を中止すると判断する可能性がある。このため、実施形態1では、希望返礼品についての寄付を実行しないことによって、ユーザ60の意図しない寄付が行われることを防止する。
(2)の場合のように、居住自治体と希望返礼品を提供する自治体とが一致する場合には、ふるさと納税の制度上、ユーザ60に返礼品を提供することができない。よって、ユーザ60が希望返礼品の提供を受けることができないため、寄付が完了可能でないと判定する必要がある。
(3)の場合のように、今回の寄付によって、希望返礼品の寄付額と寄付済み総額との合計が控除上限額に超える場合には、超えた部分については税金控除の対象にはならない。このため、税金控除の対象にならない部分が発生することを知れば、ユーザ60が今回の寄付を中止すると判断する可能性がある。よって、実施形態1では、希望返礼品についての寄付を実行しないことによって、ユーザ60の意図しない寄付が行われることを防止する。
なお、(1)~(3)のいずれかの場合には、寄付が完了可能でないと判定されるのではなく、(2)の場合のみ寄付が完了可能でないと判定されてもよい。(1)と(3)の場合には、ユーザ60に不利な事態が発生し得るが、それをユーザ60が許容する場合も想定できるためである。また、例えば、ユーザ60は、(1)~(3)のうちから、寄付を完了可能でないと判定する1または複数の場合を予め設定可能であってもよい。
さらに、例えば、ユーザ60は、(1)~(3)以外の寄付を完了可能でないと判定する場合を設定可能であってもよい。ユーザ60は、例えば、電子機器10の操作部107を介して操作を行うことによって、寄付を完了可能でないと判定する場合の設定を入力する。ユーザ60は、例えば、寄付を完了可能でないと判定する場合として、希望返礼品を提供する自治体が特定の自治体(=ユーザが予め設定した自治体)である場合、または、今回の寄付額が予め設定した金額を超える場合などを設定可能である。
ステップS2011において、制御部201は、通信部206を制御して、寄付処理情報を電子機器10に送信する。
図7のフローチャートの処理によれば、ユーザ60にとって寄付を行うのに適さない場合には、寄付の実行を中止する。このことによって、寄付が行われてしまうことにより、ユーザ60に不利な結果をもたらすことを防止することができる。
以上、実施形態1によれば、ユーザ60は、2次元コードを撮像した後に、簡単な操作を行うだけで、或る自治体において、当該自治体の商品やサービスの提供をふるさと納税によって受けることができる。このため、ユーザ60の利便性が向上するとともに、商品やサービスを受けるための支払い方法の選択肢に、ふるさと納税による支払いも加わる。よって、ふるさと納税が利用される機会がより増えるため、地域創生などに貢献することもできる。
また、上記のような寄付によって、寄付の現場または近場で、ユーザが、商品またはサービスの提供をすぐに受けることができるため、返礼品が届かないなどのリスクが低減する。このため、自治体にとっては、寄付者からのクレーム対応などの手間が低減できる。よって、実施形態1によれば、ユーザ60の利便性の面および自治体の手間の面の2つの面から、ふるさと納税の普及に貢献することができる。
なお、実施形態1に類似する比較例として、ユーザが、既定のホームページなどで、ふるさと納税を行うことによって自治体において使用可能なポイントなどを予め購入して、そのポイントを用いて、商品またはサービスの代金を支払うことなどが考えられる。または、ユーザが、既定のホームページなどで、ふるさと納税を行うことによって予めの旅行券などのサービス券を購入して、そのサービス券を自治体において使うことなども考えられる。しかしながら、このような比較例では、既定のホームページでの事前の購入が必要であるため、ふるさと納税を行うにあたってのユーザの手間がかかる。一方で、実施形態1では、ユーザは、ホームページでの事前の購入手続き(=ふるさと納税の処理)を行うことなく、返礼品を提供する自治体において、返礼品に対する代金の支払いを実現できる。
<変形例1>
実施形態1では、自治体における特定の場所に受付装置30が配置されており、受付装置30が2次元コードを表示する例を説明した。しかしながら、任意の場所に移動可能なスマートフォン、タブレット端末、またはPCなどが2次元コードを表示してもよい。また、2次元コードが印刷された紙が受付装置30の代わりに用いられてもよいし、例えば、2次元コードがホテルなどの壁にプリントされていてもよい。つまり、希望返礼品の情報を含む2次元コードを表す物体であれば、受付装置30の代わりに利用可能である。このため、情報処理システムを利用するにあたり、自治体側が準備する必要がある物は、2次元バーコードを示すことが可能な任意の物体のみである。よって、自治体にとって、上記の情報処理システムを用いたふるさと納税の事業への参入障壁をより低くすることができる。
また、2次元コードの代わりに、希望返礼品の情報を示す任意の情報が用いられてもよい。つまり、任意の情報を撮像した画像に基づき、電子機器10が希望返礼品の情報を取得できればよい。このため、2次元コードの代わりに、希望返礼品を表す暗号文が表示されてもよい。そして、電子機器10は、文字認識技術を用いて暗号文の画像から暗号文を読み取り、暗号文を復号することによって希望返礼品の情報を取得する。
<変形例2>
実施形態1では、2次元コードを撮像して、撮像画像に基づき希望返礼品の情報を取得する例を説明した。しかしながら、電子機器10と受付装置30とは近距離通信によって、受付装置30から電子機器10に希望返礼品の情報を送信してもよい。具体的には、受付装置30がNFC(Near Field Communication)に対応する部材を有しており、その部材と電子機器10との距離が所定距離以下(例えば、3cm以下)に達したら、受付装置30から電子機器10に希望返礼品の情報が送信されてもよい。
このため、変形例2では、ステップS1001において、制御部101は、電子機器10と受付装置30の特定の部材が所定距離以下に近づいたか否かを判定する。電子機器10と受付装置30の特定の部材が所定距離以下に近づいたと判定されると、ステップS1002において、制御部101は、通信部105を介して、NFCを用いて希望返礼品の情報を受付装置30から取得する。以降のステップは、実施形態1にて説明したステップと同様である。
<変形例3>
制御部101は、寄付が完了していない旨を示す寄付処理情報を取得した場合には、寄付が完了していない理由を表示部103に表示してもよい。例えば、「居住自治体と希望返礼品を提供する自治体が一致するため、寄付が完了していない旨」が表示される。さらに、制御部101は、その理由が存在するとしても寄付を実行するかをユーザ60に確認する表示を表示部103にしてもよい。そして、制御部101は、ユーザ60から寄付を実行する指示を受け付けると、その指示を示す情報(以下、「指示情報」と呼ぶ)を管理サーバ20に送信する。
この場合には、管理サーバ20は、指示情報を受け付けると、ステップS2002~S2007のような寄付が完了可能か否かを判定することなく、ステップS2008,S2009,S2011のように寄付を実現する処理を実行する。具体的には、決済指示部204が、希望返礼品に関する寄付の処理を実行するように納税処理サーバ50に指示をした後に、寄付が完了した旨を示す寄付処理情報を生成する。その後、通信部206は、寄付処理情報を電子機器10に送信する。
このような処理によれば、実施形態1の処理において寄付が完了していなかった場合であっても、ユーザ60が寄付を希望する場合には、寄付を実行することが可能になる。このため、ユーザ60の希望に沿ったふるさと納税が可能になる。
1:情報処理システム、10:電子機器、20:管理サーバ、
30:受付装置、40:制御サーバ、
50:納税処理サーバ、60:ユーザ、
101:制御部、102:撮像部、103:表示部、
104:音声出力部、105:通信部、106:記憶部、
107:操作部、201:制御部、202:寄付判定部、
203:寄付決定部、204:決算指示部、
205:データ記憶部、206:通信部

Claims (14)

  1. ユーザを識別するユーザ識別情報が予め登録された電子機器であって、
    撮像手段と、
    ふるさと納税の第1の返礼品の情報を含む第1の情報を前記撮像手段が撮像した場合に、前記第1の情報が撮像された画像に基づき、前記第1の返礼品を識別する返礼品識別情報を取得する取得手段と、
    前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報とを外部装置に送信することにより、前記第1の返礼品に関する寄付を前記外部装置に依頼する第1の通信手段と、
    を有し、
    前記第1の情報は、前記第1の返礼品を提供する自治体に配置された受付装置が表示するものであり、
    前記第1の情報は、前記受付装置の設置場所の情報を含んでおり、
    前記第1の情報に含まれた前記受付装置の設置場所の情報に基づき、前記第1の返礼品を提供する自治体が前記ユーザが住んでいる自治体と一致するか否かが判定される
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の情報は、前記第1の返礼品の情報を少なくとも表す2次元コードである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 記第1の返礼品を提供する自治体に配置された前記受付装置には、前記寄付の支払い方法として、前記ふるさと納税を利用した支払い方法を含む複数の支払い方法が表示され、前記ユーザが前記複数の支払い方法から前記ふるさと納税を利用した支払い方法を選択した場合に、前記受付装置に前記第1の情報が表示される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記第1の返礼品は、前記自治体に拠点を置くサービス提供施設において前記ユーザに提供され、
    前記受付装置は、前記サービス提供施設に配置されており、前記受付装置が表示する複数のサービスの中から前記ユーザが選択したサービスについて、前記複数の支払い方法が表示される
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第1の通信手段は、前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報とを前記外部装置に送信した場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了したか否かを示す情報を前記外部装置から取得し、
    前記電子機器は、前記第1の返礼品に関する寄付が完了したか否かを前記ユーザに通知する通知手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記通知手段は、前記第1の返礼品を提供する自治体が前記ユーザが住んでいる自治体と一致すると判定された場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了していない旨を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記通知手段は、前記第1の返礼品に関する寄付により、前記ユーザの現在の年の控除上限額より多くの寄付が行われてしまう場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了していない旨を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  8. 前記通知手段は、前記第1の返礼品に関する寄付により、ふるさと納税のワンストップ特例が適用される自治体数を超えた自治体に寄付が行われてしまう場合には、前記第1の返礼品に関する寄付が完了していない旨を前記ユーザに通知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  9. 前記第1の情報が、前記第1の返礼品に対応する寄付額の情報を含まない場合に、前記ユーザに寄付額を入力するように要求する要求手段をさらに有し、
    前記第1の通信手段は、前記ユーザが寄付額を入力した場合には、前記ユーザが入力した寄付額の情報を、前記返礼品識別情報および前記ユーザ識別情報とともに前記外部装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の電子機器と、
    前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報を前記電子機器から取得する前記外部装置と、
    を有し、
    前記外部装置は、
    前記第1の返礼品に関する寄付が完了可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記第1の返礼品に関する寄付が完了したか否かを示す情報を前記電子機器に送信する第2の通信手段と、
    を有する、
    ことを特徴とするシステム。
  11. 前記判定手段は、(1)前記第1の返礼品を提供する自治体が前記ユーザが住んでいる自治体と一致する場合、(2)前記第1の返礼品に関する寄付により、前記ユーザの現在の年の控除上限額より多くの寄付が行われてしまう場合、および、(3)前記第1の返礼品に関する寄付により、ふるさと納税のワンストップ特例が適用される自治体数を超えた自治体に寄付が行われてしまう場合の少なくともいずれかの場合には、前記第1の返礼品
    に関する寄付が完了可能でないと判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第1の返礼品に関する寄付が完了可能であると前記判定手段により判定された場合に、前記第1の返礼品に関する寄付を実行するように特定の装置に指示する指示手段をさらに有し、
    前記第2の通信手段は、前記特定の装置が前記第1の返礼品に関する寄付を実行した場合に、前記寄付が完了したことを示す情報を前記電子機器に送信する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  13. ユーザを識別するユーザ識別情報が予め登録された電子機器の制御方法であって、
    撮像を行う撮像ステップと、
    ふるさと納税の第1の返礼品の情報を含む第1の情報が前記撮像ステップにおいて撮像された場合に、前記第1の情報が撮像された画像に基づき、前記第1の返礼品を識別する返礼品識別情報を取得する取得ステップと、
    前記返礼品識別情報と前記ユーザ識別情報とを外部装置に送信することにより、前記第1の返礼品に関する寄付を前記外部装置に依頼する第1の通信ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. 請求項13に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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