JP2024020061A - 決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム - Google Patents

決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】決済に関するユーザの利便性を向上させること。【解決手段】電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、利用者の識別情報と決済金額を示す決済情報とを取得する取得部と、前記利用者の識別情報に対応付けられた前記利用者が利用可能な複数の決済方法のうち、設定された決済方法を用いて前記決済金額に係る決済を行う決済処理部と、を備え、前記決済処理部は、前記決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の電子決済を、前記利用者の操作に依らずに前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法を利用して行う決済管理装置である。【選択図】図4

Description

本発明は、決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムに関する。
従来、ユーザが、表示欄に表示されたポイントと保有残高について、それぞれを利用するか否かを選択した結果と、一覧から選択された決済方法とに基づいて、決済を行う情報処理方法が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2020-98503号公報
従来の技術では、決済に関するユーザの利便性が十分に高いとは言えない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、決済に関するユーザの利便性を向上させることができる決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、利用者の識別情報と決済金額を示す決済情報とを取得する取得部と、前記利用者の識別情報に対応付けられた前記利用者が利用可能な複数の決済方法のうち、設定された決済方法を用いて前記決済金額に係る決済を行う決済処理部と、を備え、前記決済処理部は、前記決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、前記利用者の操作に依らずに前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法を利用して行う決済管理装置である。
本発明の一態様によれば、決済に関するユーザの利便性を向上させることができる決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 決済アプリ20が、利用者端末装置10の表示部に表示させるインターフェース画面IM1である。 パターン1またはパターン2の態様の概要について説明するための図である。 パターン1の決済の処理について説明するための図(その1)である。 パターン1の決済の処理について説明するための図(その2)である。 パターン2の決済の処理について説明するための図である。 ストアスキャンにおいてパターン2による決済が行われる際のインターフェース画面について説明するための図である。 ユーザスキャンにおいてパターン2による決済が行われる際のインターフェース画面について説明するための図である。 インターフェース画面IM6の一例を示す図である。 決済サーバ100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 オートチャージを利用した決済について説明するための図である。 処理(1)について説明するための図である。 処理(2)について説明するための図である。 決済方法の優先順位を決定するためのインターフェース画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムの制御方法の実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。決済サーバ100は「決済管理装置」の一例である。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。情報管理部140は「設定部」の一例である。決済コンテンツ提供部120は「表示制御部」の一例である。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの他にクレジットカードによる決済や、その他の決済の方法、決済の方法に応じた利用枠がアカウントIDに対応付けられていてもよい。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのか、クレジットカードによる決済を行うのかなどを示す設定情報である(詳細は後述する)。後払いは、割賦販売法の対象となるサービスであってもよいし、割賦販売法の対象とならないサービスであってもよい。
銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。また、利用者情報172には、利用者が利用するデビットカードの情報が対応付けられていてもよい。デビットカードによる決済が電子決済サービスで利用されてもよい。デビットカードによる決済とは、電子決済に応じて予め当該デビットカードに対応付けられた口座から決済に係る金額が支払われる(引き落とされる)処理である。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172および加盟店/店舗情報176を管理する。情報管理部140は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
情報管理部140は、利用者の決済アプリ20に対する操作に関する情報を決済アプリ20から取得し、取得した情報を管理する。情報管理部140は、決済コンテンツ提供部120に提供されるインターフェース画面に対する利用者の操作に基づいて、決済方法(例えば第1の決済方法および第2の決済方法)を設定する。例えば、利用者が指定した決済方法を利用者情報172におけるアカウントIDに対応付ける。
図7は、例えば、インターフェース画面IM1は、決済方法を設定するための画面である。インターフェース画面IM1には、チャージ残高を利用した決済方法や、後払いを利用した決済方法、チャージ残高の決済を優先し不足分を後払いで決済する決済方法、後払いの決済を優先し不足分をチャージ残高で決済する決済方法などを選択するための操作ボタンが含まれている。利用者が、所望の決済方法を選択し、選択した決済方法に決定するための操作を行うと、選択された所望の決済方法を示す情報が決済サーバ100に送信される。情報管理部140は、上述したように送信された決済方法を示す情報を利用者情報172において管理する。これにより、利用者が指定した決済方法で決済が行われる。
[電子決済]
電子決済は、図8に示すようにパターン1またはパターン2の態様で行われる。パターン1は、第1の決済方法を利用した決済であり、パターン2は、第1の決済方法が優先して行われ、不足分が第2の決済方法で行われる決済である。決済方法は、例えば、上述したチャージ残高を利用した決済方法、後払い決済、クレジットカード決済など種々の決済方法を含む。以下の例では、チャージ残高、後払いの決済を利用するものとして説明する。
パターン2は、「前記決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の電子決済を、前記利用者の操作に依らずに前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法を利用して行う」処理の一例である。「前記決済金額が第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額」とは、例えば、第1の決済方法で決済可能な金額や、利用者の指定に基づく金額である。例えば、第1の決済方法がチャージ残高である場合、第1金額は、チャージ残高であってもよいし、チャージ残高のうち所定の額であってもよい。所定の額とは、例えば、チャージ残高の下限値が設定されている場合、その額を超える金額である(例えば、1,000円が下限値である場合、1,000円を超える金額である)。
第1の決済方法は、決済サーバ100が管理している、利用者の識別情報(例えばアカウントIDや、利用者ID、電話番号など利用者と特定するための情報)に対応付けられたチャージ残高を利用した決済方法、利用者の識別情報に対応付けられた後払いを利用した決済方法、利用者の識別情報に対応付けられたクレジットカードを利用した決済方法、または利用者の識別情報に対応付けられたデビットカードのうちいずれかであり、第2の決済方法は、複数の決済方法のうち第1の決済方法とは異なる決済方法である。
(パターン1)
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者の識別情報に対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「決済方法設定」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ20に返信される。
図9は、パターン1の決済の処理について説明するための図(その1)である。例えば、決済額が15,000円で、チャージ残高が15,000円である場合、チャージ残高で決済が行われて決済が完了する。
図10は、パターン1の決済の処理について説明するための図(その2)である。例えば、決済額が15,000円で、チャージ残高が10,000円である場合、チャージ残高では決済を行うことができないため、決済サーバ100は、利用者端末装置10の表示部にエラー表示を表示させる。エラー表示が表示された場合、利用者は、決済アプリ20を操作して、チャージを行ったり、他の決済手段を利用して決済を行ったりする。この場合、利用者の利便性が十分に高いとは言えない場合がある。そこで、このような問題を解決するために、パターン2の決済態様が設定されていると好適である。
(パターン2)
「決済方法設定」が「チャージ残高」を優先し、不足分を「後払い」で決済するように設定されているものとする。決済処理部130は、決済金額がチャージ残高を超える場合、後払いを利用して超えた部分の全部または一部の金額の決済を行う。
図11は、パターン2の決済の処理について説明するための図である。決済処理部130は、例えば、決済額が15,000円で、チャージ残高が10,000円である場合、決済額の10,000円がチャージ残高で決済され、不足分である5,000円が後払いで決済され、決済が完了する。例えば、チャージ残高が不足する場合であっても、利用者が後払いで決済することを指示するような操作を行わずに決済が完了する。また、エラー表示を表示されないで決済が完了する。
図12は、ストアスキャンにおいてパターン2による決済が行われる際のインターフェース画面について説明するための図である。例えば、ユーザが、決済アプリ20を操作して、利用者端末装置10の表示部に、コード画像を含むインターフェース画面IM2を表示させる。コード画像は、例えばバーコードとQRコードを含む。また、コード画像と共に、優先して利用される決済方法(チャージ残高による電子決済)を示す情報が表示される。第1店舗端末装置50が、コード画像にエンコードされた利用者の識別情報(例えばワンタイムパスコード)を取得し、取得した利用者の識別情報と決済金額とを決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、上述したパターン2の態様で決済金額の決済を行い。例えば、図11で説明したように決済が行われる。決済サーバ100は、利用者端末装置10の表示部に決済額と決済が完了したことを示す情報を含むインターフェース画面IM3を表示させる。このように、決済サーバ100は、エラー表示や、不足分の決済を他の決済方法で行うことを選択させるための画面を利用者端末装置10に表示させることなく決済を完了させることができる。
図13は、ユーザスキャンにおいてパターン2による決済が行われる際のインターフェース画面について説明するための図である。例えば、利用者が、決済アプリ20を操作して、店舗コード画像60を読み取って、インターフェース画面IM4に示すように決済金額を入力し、支払いを実行する操作を行うと、決済情報が決済サーバ100に送信される。決済サーバ100は、送信された決済情報に基づいて、上述したパターン2の態様で決済金額の決済を行う。例えば、図11で説明したように決済が行われる。決済サーバ100は、利用者端末装置10の表示部に決済額と決済が完了したことを示す情報を含むインターフェース画面IM5を表示させる。このように、決済サーバ100は、エラー表示や、不足分の決済を他の決済方法で行うことを選択させるための画面を利用者端末装置10に表示させることなく決済を完了させることができる。
なお、利用者は、決済の詳細を確認したい場合は、例えば、インターフェース画面IM3またはインターフェース画面IM5における詳細確認ボタンを操作すれば、インターフェース画面IM6に示すように詳細を確認することができる。図14は、インターフェース画面IM6の一例を示す図である。インターフェース画面IM6には、チャージ残高で決済が行われた決済額と、後払いで決済が行われた決済額とを示す情報を含む。上述したインターフェース画面IM3またはIM5に、チャージ残高で決済が行われた決済額と、後払いで決済が行われた決済額とを示す情報が含まれてもよい。
(まとめ)
決済処理部130は、利用者の識別情報と決済金額とを示す決済情報を取得した場合において、以下の処理を行うことで、利用者の利便性を向上させることができる。例えば、決済処理においてチャージ残高が不足する場合にも、スムーズな決済が行われる。
(A)決済処理部130は、決済サーバ100が管理している、利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高が決済金額以上である場合、チャージ残高を利用して決済を行う。(A)はパターン1の設定またはパターン2の設定であっても適用される。
(B)決済処理部130は、決済サーバ100が管理している、利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高が決済金額未満であり、且つ利用者の識別情報に対してチャージ残高が決済金額未満であるとき第2の決済方法が利用されることが設定されている場合(パターン2の処理を実行することが設定されている場合)、チャージ残高を超える決済金額を第2の決済方法で決済する。
(C)決済処理部130は、決済サーバ100が管理している、利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高が決済金額未満であり、且つ利用者の識別情報に対してチャージ残高が決済金額未満であるとき第2の決済方法が利用されることが設定されていない場合(パターン2の処理を実行することが設定されていない場合)、決済金額に係る決済を行えないことを示す情報を利用者端末装置10の表示部に表示させる。
[フローチャート]
図15は、決済サーバ100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、決済サーバ100の情報管理部140が、決済情報を取得したか否かを判定する(ステップS100)。決済情報を取得すると、決済処理部130が、利用者情報172を参照して、利用者の決済方法設定を取得し(ステップS102)、決済方法設定がパターン2であるか否かを判定する(ステップS104)。
決済方法設定がパターン2でない場合(パターン1である場合)、決済処理部130は、チャージ残高で決済可能であるか否かを判定する(ステップS106)。本処理では、決済方法設定においてチャージ残高の決済が設定されているものとする。
チャージ残高で決済可能である場合(チャージ残高が決済額以下である場合)、決済処理部130が、チャージ残高で決済を行い(ステップS108)、決済コンテンツ提供部120が、決済完了の通知を決済アプリ20に送信する(ステップS110)。チャージ残高で決済可能でない場合(チャージ残高が決済額未満である場合)、決済コンテンツ提供部120が、エラーの通知を決済アプリ20に送信する(ステップS112)。
ステップS104において、決済方法設定がパターン2である場合、決済処理部130は、チャージ残高で決済可能であるか否かを判定する(ステップS114)。本処理ではチャージ残高の決済が優先されて後払いの決済が行われる設定であるものとする。チャージ残高で決済可能である場合(チャージ残高が決済額以下である場合)、決済処理部130が、チャージ残高で決済を行い(ステップS116)、決済コンテンツ提供部120が、決済完了の通知を決済アプリ20に送信する(ステップS118)。
チャージ残高で決済可能でない場合(チャージ残高が決済額未満である場合)、決済処理部130は、チャージ残高および後払いで決済が可能であるか否かを判定する(ステップS120)。決済処理部130は、例えば、チャージ残高の決済で不足する分の決済額を後払いで決済可能であるか否かを判定する。
チャージ残高および後払いで決済が可能である場合、決済処理部130が、チャージ残高および後払いで決済を行う(ステップS122)。次に、決済コンテンツ提供部120が、チャージ残高および後払いで決済が完了したことを示す通知を決済アプリ20に送信する(ステップS124)。チャージ残高および後払いで決済が可能でない場合、決済コンテンツ提供部120が、エラーの通知を決済アプリ20に送信する(ステップS126)。これにより本フローチャートの処理が終了する。
なお、上記の例では、第1の決済方法がチャージ残高であり、第2の決済方法が後払いであるものとしたが、これに限定されず、任意に第1の決済方法と、第2の決済方法とが設定されてもよい。例えば、第1の決済方法は、後払いを利用した決済方法、クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法であり、第2の決済方法は、チャージ残高を利用した決済方法であってもよい。この場合、決済処理部130は、決済金額が後払いを利用した決済方法またはクレジットカードを利用した決済方法の上限額を超える場合、チャージ残高を利用した決済方法を利用して超えた部分の全部または一部の金額の決済を行う。これにより、利用者の利便性が向上する。
また、第2の決済方法を利用する場合に、第2の決済方法を用いてチャージが行われてもよい。例えば、第1の決済方法は、チャージ残高を利用した決済方法であり、第2の決済方法は、後払いを利用した決済方法、クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法であるものとする。この場合、決済処理部130は、決済金額がチャージ残高である第1金額を超える場合、第1金額を超えた部分の全部または一部の金額以上の金額を、利用者の操作に依らずに第2の決済方法の利用枠を利用してチャージする処理を実行し、チャージされたチャージ残高を利用して決済金額の決済を実行してもよい。この場合も、上述したようにエラー表示や不足分の決済を他の決済方法で行うことを選択させるための画面を利用者端末装置10に表示させることなく決済を完了させることができる。
<その他>
第1の決済方法の利用可能額が下限値以下とならないように第2の決済方法が利用されてもよい。第1の決済方法は、決済サーバ100が管理している、利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高を利用した決済方法であり、第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額は、設定された下限値を超えるチャージ残高の金額である。第2の決済方法は、後払いを利用した決済方法、クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法であるものとする。例えば、利用者端末装置10の表示部には、下限値を設定するためのインターフェース画面が表示される。利用者は、下限値を、例えば、1,000円や5,000円などと設定可能である。情報管理部140は、利用者のインターフェース画面に対する操作に基づいて、下限値を設定する。これにより、利用者の識別情報に対して下限値が設定される。
決済処理部130は、チャージ残高(下限値を超えるチャージ残高)と設定された下限値との差分を決済金額が超える場合、利用者の操作に依らずに差分を超えた部分の全部または一部の金額の決済を第2の決済方法を利用して行う。例えば、下限値が1,000円であり、チャージ残高が2,000円であり、5,000円の決済を行った場合、チャージ残高に1,000円が残るように、4,000円が後払いで決済される。これにより、利用者は、所望のチャージ残高を維持しつつ、決済を行うことができる。
第1の決済方法は、決済サーバ100が管理している、利用者の識別情報に対応付けられた後払いを利用した決済方法、利用者の識別情報に対応付けられたクレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法のうちいずれかである場合も、上記の考え方と同様の処理がされてもよい。例えば、第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額は、後払いまたはクレジットカードの利用の上限額であり、第2の決済方法は、チャージ残高を利用した決済方法である。
決済処理部130は、設定された上限額を決済金額が超える場合、上限額を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、利用者の操作に依らずに第2の決済方法を利用して行う。例えば、上限値が50,000円であり、チャージ残高が30,000円であり、55,000円の決済を行った場合、後払いの決済の上限額である50,000円を超えないように、5,000円がチャージ残高で決済される。なお、上記の上限額は、1回の決済における上限に限らず、所定期間(例えば1カ月)の合計の上限であってもよい。これにより、利用者は、後払いで決済の上限を考慮して、決済を行うことができる。
<変形例>
決済サーバ100は、決済金額が第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超え、且つオートチャージ機能を利用して超えた決済額を決済できない場合、第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、利用者の操作に依らずに第2の決済方法を利用して行ってもよい。
オートチャージ機能が設定され、且つ、上述したパターン2の決済態様を利用することを利用者が指定している場合、処理(1)または処理(2)の処理が行われてもよい。オートチャージとは、チャージ残高を利用した決済時にチャージ残高が不足している場合、決済処理部130が、自動的に不足額以上の金額を指定先からチャージして決済を完了する機能である。指定先とは、例えば、銀行口座や、クレジットカードなどである。
処理(1)は、オートチャージ機能を利用しても決済額が不足する場合、オートチャージ機能と第2の決済方法とを併用する処理である。
処理(2)は、オートチャージ機能を利用しても決済額が不足する場合、オートチャージ機能を利用せずに、第2の決済方法を利用する処理である。
図16は、オートチャージを利用した決済について説明するための図である。図16の例では、利用者は、オートチャージ機能を利用する設定を決済アプリ20において行っており、指定先は銀行口座であるものとする。例えば、決済額15,000円でチャージ残高が10,000円である場合、決済処理部130は、10,000円をチャージ残高で決済し、銀行口座を管理するサーバ装置と連携して不足分の5,000円をチャージ残高にオートチャージする。そして、決済処理部130は、オートチャージ機能でチャージした5,000円で決済を行う。これにより決済が完了する。
図17は、処理(1)について説明するための図である。図16の説明との相違点を中心に説明する。例えば、利用者は、上述したパターン2を利用して決済することを設定しているものとする。例えば、決済額15,000円でチャージ残高が10,000円である場合、決済処理部130は、10,000円をチャージ残高で決済し、銀行口座を管理するサーバ装置と連携して不足分の5,000円をチャージ残高にチャージしようとする。このとき、銀行口座の残高が3,000円である場合、5,000円チャージできないので、決済処理部130は、3,000円をオートチャージする。決済処理部130は、オートチャージ機能でチャージした3,000円で決済を行う。それでも2,000円不足するため、決済処理部130は、後払いで不足する2,000円を決済する。これにより決済が完了する。
上記のように、決済サーバ100は、オートチャージ機能を利用して決済を完了させることができない場合であっても、第2の決済方法を利用して決済を完了させることができる。この際、利用者が操作を行わなくても、自動でオートチャージおよび第2の決済方法の決済が行われるため、利用者の利便性が向上する。
図18は、処理(2)について説明するための図である。図17の説明との相違点を中心に説明する。図18では、オートチャージ機能を利用した決済が行われても決済額に不足が発生する場合、オートチャージ機能を利用せずに、第2の決済方法を利用する。利用者は、上述したパターン2を利用して決済することを設定しているものとする。例えば、決済額15,000円でチャージ残高が10,000円である場合、決済処理部130は、10,000円をチャージ残高で決済し、銀行口座を管理するサーバ装置と連携して不足分の5,000円をチャージ残高にオートチャージしようとする。このとき、銀行口座の残高が3,000円である場合、5,000円チャージできないので、決済処理部130は、オートチャージをせずに、後払いで不足する5,000円を決済する。これにより決済が完了する。
上記のように、決済サーバ100は、オートチャージ機能を利用して決済を完了させることができない場合であっても、第2の決済方法を利用して決済を完了させることができる。この際、利用者が操作を行わなくても、自動で第2の決済方法の決済が行われるため、利用者の利便性が向上する。
なお、上記の例において、決済処理部130は、銀行口座の残高が所定値以下にならないように第2の決済方法を利用してもよい。例えば、利用者が、所定値を3,000円に設定した場合、決済処理部130は、銀行口座の残高が3,000円まではオートチャージでチャージを行い、銀行口座の残高が3,000円に到達した場合、オートチャージを利用せずに、第2の決済方法を利用してもよい。
また、オートチャージ機能よりも第2の決済方法が優先されてもよい。例えば、利用者が、オートチャージ機能よりも第2の決済方法を優先することを設定している場合、決済処理部130は、決済において第2の決済方法の上限に到達した後、オートチャージ機能を利用してチャージを行ってもよい。この処理は、銀行口座の残高を維持したい利用者にとって有益である。
また、第1の決済方法および第2の決済方法に加え、第3の決済方法が設定されてもよい。例えば、第1の決済方法および第2の決済方法で電子決済ができない場合、第3の決済方法で電子決済が行われてもよい。決済サーバ100は、決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超え、更に第2の決済方法に対応付けられた決済可能な第2金額を利用しても、決済金額に達しない場合(例えば第1金額と第2金額との合計が決済金額に達しない場合)、利用者の操作に依らずに所定の金額や、第1金額と第2金額との合計を超えた部分の全部または一部の金額の電子決済を第3の決済方法を利用して行ってもよい。なお、第3の決済方法に限らず、それ以上の決済方法が利用されてもよい。例えば、上記の考え方と同様に優先順位の高い決済方法で決済金額の電子決済を行えない場合、第N(例えば4以上の自然数)の決済方法によって決済が行われてもよい。
ユーザは、決済方法の優先順位を決済アプリ20が提供するインターフェース画面を操作して設定することができる。図19は、決済方法の優先順位を決定するためのインターフェース画面の一例を示す図である。図19に示すように、インターフェース画面にはユーザが利用可能な決済方法が列挙され、決済方法に対応するボタン(例えばプルダウン、図19の「B」)を操作することで、決済方法の優先順位を指定することができる。決済サーバ100は、指定された優先順位の決済方法に基づいて決済を行う。これにより、ユーザは容易に決済方法の順位を決定することができる。
以上説明した実施形態によれば、決済サーバ100が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を決済金額が超える場合、第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、利用者の操作に依らずに第2の決済方法を利用して行うことにより、利用者の利便性を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
100 決済サーバ
120 決済コンテンツ提供部
130 決済処理部
140 情報管理部

Claims (12)

  1. 電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、
    利用者の識別情報と決済金額を示す決済情報とを取得する取得部と、
    前記利用者の識別情報に対応付けられた前記利用者が利用可能な複数の決済方法のうち、設定された決済方法を用いて前記決済金額に係る決済を行う決済処理部と、を備え、
    前記決済処理部は、前記決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の電子決済を、前記利用者の操作に依らずに前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法を利用して行う、
    決済管理装置。
  2. 前記複数の決済方法は、前記決済管理装置が管理している、前記利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高を利用した決済方法、前記利用者の識別情報に対応付けられた後払いを利用した決済方法、前記利用者の識別情報に対応付けられたクレジットカードを利用した決済方法、または前記利用者の識別情報に対応付けられデビットカードを利用した決済方法のうちいずれかである、
    請求項1に記載の決済管理装置。
  3. 前記第1の決済方法が、チャージ残高を利用した決済方法であり、且つ
    前記第2の決済方法が、前記後払いを利用した決済方法、前記クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法である場合において、
    前記決済処理部は、前記決済金額が前記チャージ残高を超える場合、前記後払いを利用した決済方法、前記クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法を利用して超えた部分の全部または一部の金額の決済を行う、
    請求項2に記載の決済管理装置。
  4. 前記利用者の端末装置の表示部に、前記第1の決済方法および前記第2の決済方法を設定するためのインターフェース画面を表示させる表示制御部と、
    前記利用者の前記インターフェース画面に対する操作に基づいて、前記第1の決済方法および前記第2の決済方法を設定する設定部と、を備える
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の決済管理装置。
  5. 前記第1の決済方法は、前記決済管理装置が管理している、前記利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高を利用した決済方法であり、
    前記第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額は、設定された下限値を超えるチャージ残高の金額であり、
    前記第2の決済方法は、前記後払いを利用した決済方法、前記クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法であり、
    前記利用者の端末装置の表示部に、前記下限値を設定するためのインターフェース画面を表示させる表示制御部と、
    前記利用者の前記インターフェース画面に対する操作に基づいて、前記下限値を設定する設定部と、を備え、
    前記決済処理部は、
    前記チャージ残高と前記設定部が設定した下限値との差分を前記決済金額が超える場合、前記差分を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、前記利用者の操作に依らずに第2の決済方法を利用して行う、
    請求項2または3に記載の決済管理装置。
  6. 前記第1の決済方法が、前記後払いを利用した決済方法、前記クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法であり、且つ
    前記第2の決済方法が、チャージ残高を利用した決済方法である場合において、
    前記決済処理部は、前記決済金額が前記後払いを利用した決済方法、前記クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法の上限額を超える場合、前記チャージ残高を利用した決済方法を利用して超えた部分の全部または一部の金額の決済を行う、
    請求項2に記載の決済管理装置。
  7. 前記第1の決済方法は、前記決済管理装置が管理している、前記利用者の識別情報に対応付けられた後払いを利用した決済方法、前記利用者の識別情報に対応付けられたクレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法のうちいずれかであり、
    前記第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額は、前記後払い、クレジットカード、またはデビットカードの利用の上限額であり、
    前記第2の決済方法は、チャージ残高を利用した決済方法であり、
    前記利用者の端末装置の表示部に、前記上限額を設定するためのインターフェース画面を表示させる表示制御部と、
    前記利用者の前記インターフェース画面に対する操作に基づいて、前記上限額を設定する設定部と、を備え、
    前記決済処理部は、
    前記設定部が設定した上限額を前記決済金額が超える場合、前記上限額を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、前記利用者の操作に依らずに第2の決済方法を利用して行う、
    請求項1または2に記載の決済管理装置。
  8. 前記決済処理部は、
    前記利用者の識別情報と決済金額を示す決済情報とを取得した場合において、
    前記決済管理装置が管理している、前記利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高が前記決済金額以上である場合、前記チャージ残高を利用して決済を行い、
    前記決済管理装置が管理している、前記利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高が前記決済金額未満であり、且つ前記利用者の識別情報に対して前記チャージ残高が前記決済金額未満であるとき前記第2の決済方法が利用されることが設定されている場合、前記チャージ残高を超えた部分の全部または一部の前記決済金額を前記第2の決済方法で決済し、
    前記決済管理装置が管理している、前記利用者の識別情報に対応付けられたチャージ残高が前記決済金額未満であり、且つ前記利用者の識別情報に対して前記チャージ残高が前記決済金額未満であるとき前記第2の決済方法が利用されることが設定されていない場合、前記決済金額に係る決済を行えないことを示す情報を前記利用者の端末装置の表示部に表示させる、
    請求項1または2に記載の決済管理装置。
  9. 前記第1の決済方法が、チャージ残高を利用した決済方法であり、且つ
    前記第2の決済方法が、前記後払いを利用した決済方法、前記クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法である場合において、
    前記決済処理部は、
    前記決済金額が前記チャージ残高である第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額以上の金額を、前記利用者の操作に依らずに前記第2の決済方法の利用枠を利用してチャージする処理を実行し、
    前記チャージされたチャージ残高を利用して前記決済金額を決済する、
    請求項2に記載の決済管理装置。
  10. 前記第1の決済方法が、チャージ残高を利用した決済方法であり、且つ
    前記第2の決済方法が、後払いを利用した決済方法、クレジットカードを利用した決済方法、またはデビットカードを利用した決済方法である場合において、
    前記決済処理部は、
    前記決済金額が第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超え、且つオートチャージ機能を利用して超えた決済額を決済できない場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の決済を、前記利用者の操作に依らずに第2の決済方法を利用して行い、
    オートチャージ機能は、チャージ残高を利用した決済時にチャージ残高が不足している場合、前記決済処理部が、自動的に不足額以上の金額を指定先からチャージして決済を行う機能である、
    請求項1に記載の決済管理装置。
  11. 電子決済サービスを提供するコンピュータが、
    利用者の識別情報と決済金額を示す決済情報とを取得し、
    前記利用者の識別情報に対応付けられた前記利用者が利用可能な複数の決済方法のうち、設定された決済方法を用いて前記決済金額に係る決済を行い、
    前記決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の電子決済を、前記利用者の操作に依らずに前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法を利用して行う、
    決済管理方法。
  12. 電子決済サービスを提供するコンピュータに、
    利用者の識別情報と決済金額を示す決済情報とを取得させ、
    前記利用者の識別情報に対応付けられた前記利用者が利用可能な複数の決済方法のうち、設定された決済方法を用いて前記決済金額に係る決済を行わせ、
    前記決済金額が、電子決済しようとする時点で設定されていた第1の決済方法に対応付けられた決済可能な第1金額を超える場合、前記第1金額を超えた部分の全部または一部の金額の電子決済を、前記利用者の操作に依らずに前記第1の決済方法とは異なる第2の決済方法を利用して行わせる、
    プログラム。
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