JP7828553B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像装置及び画像形成装置Info
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Description
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。なお、Y、C、M、Kは、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の色用の部材であることを示すものである。
このプリンタは、プロセスカートリッジとしての4色分の作像装置10Y,10C,10M,10Kが、装置本体1側に形成された画像形成ステーションに着脱自在になっている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。このプリンタは、更に、レーザー光を照射可能な露光手段としての光学ユニット20、中間転写ユニット30、給紙ユニット40、定着ユニット50等を備えている。
各作像装置10Y,10C,10M,10Kの構成は、使用するトナーの色が異なる以外は、同一構成であるので、以下、イエローの作像装置10Yを例に挙げて説明する。
図2は、Yトナー像を生成するための作像装置10Yを示す概略構成図である。
作像装置10Yに設けられた帯電装置13Yは、帯電ローラ131と、帯電ローラ131の表面を清掃するクリーニングローラ132とを備えている。クリーニング装置15Yは、感光体ドラム表面に接触するクリーニングブラシ151及びクリーニングブレード152を備えている。また、クリーニングブラシ151及びクリーニングブレード152で掻き取ったトナーを廃トナー回収ボトル16へ向かって搬送するトナー回収コイル153も備えている。
図3は、本実施形態におけるイエローの現像装置14Yを、現像スリーブ回転軸に対して直交する方向に切断したときの断面図である。
図4は、本実施形態におけるイエローの現像装置14Yの概略構成とともに、現像スリーブ141の表面上における法線方向磁束密度(絶対値)の分布を示した説明図である。
1.5×L+2.74≦P≦0.64×L+9.74・・・(1)
ただし、L≦6mm
f(Mag)=(M/V)H0・・・(2)
磁性キャリアの磁気モーメントMは、磁性キャリアの磁化即ち磁気力をJmとしたとき、M=V×Jmとする。式(2)に示すように、マグネットローラ147の磁極の磁性キャリアに働く磁気力f(Mag)は、磁性キャリアの大きさ、磁性キャリアの磁化率、マグネットローラ147の磁極が形成する磁界の強さ及び上記磁極の磁気勾配に比例する力として近似できる。
図6(a)に示すように供給搬送スクリュー143の羽根143aが、現像スリーブ141に保持された現像剤g1に接触しない場合は、供給室149A内の現像剤と、現像スリーブ141に保持された現像剤とが離れる箇所が生じる。
特に、上記帯電不足スクリューピッチムラは、現像剤の構成にもよるが、高画像面積率の画像を連続印刷するなど、トナー補給が多い条件で顕著に発生する。
そこで、本実施形態では、上記最小距離L=2~8mmで、最適な供給搬送スクリュー143のスクリューピッチの範囲を突き止めるべく、以下の評価試験を行った。
まず、以下の一次評価ユニット条件にて、現像スリーブ141と供給搬送スクリュー143との最小距離Lを2~8mmで暫時調整しながら供給搬送スクリュー143のピッチを5.5~15.5mmの範囲で変更しつつ一次評価試験を実施した。次に、一次評価試験の結果でスクリューピッチムラが発生しなかった条件に対して以下の二次評価ユニット条件にて、現像スリーブ141と供給搬送スクリュー143との位置関係(角度)、回転数比、現像スリーブ141の直径、供給搬送スクリュー143の羽根直径と軸直径の組み合わせを変更して二次評価試験を実施した。
・現像スリーブと供給搬送スクリューの位置関係
(角度β):水平方向を基準に240°
(最小距離L):2~8mm(調整しながら評価)
・現像スリーブと供給搬送スクリューの回転数比:0.8
・現像スリーブ直径:φ18mm
・現像スリーブ汲上極磁力(P5磁極)分布仕様:現像スリーブ表面の法線方向磁束密度最大値65±10mT、且つ、半値中央角度275±10°
・供給搬送スクリュー:羽根直径φ16mm×軸直径φ6mm
・供給搬送スクリューのピッチ:5.5~15.5mm(スパイラル水準は0.5mm刻みで作成した3条スクリュー)
・現像スリーブと供給搬送スクリューの位置関係
(角度β):水平方向を基準に230~250°
・現像スリーブと供給搬送スクリューの回転数比:0.7、0.8、0.85
・現像スリーブの直径(3種類):φ16、18、22mm
・現像スリーブ汲上極磁力(P5磁極)分布仕様:現像ローラ表面の法線方向磁束密度最大値65±10mT、且つ、半値中央角度275±10°
・供給搬送スクリュー(計9種類):羽根直径φ14、16、20mm×軸直径φ6、7、8mmの組合せ
上記評価ユニット条件の現像装置にてA3全ベタ画像10枚連続通紙による画像評価を行った。通紙画像の8~10枚目を目視で確認し、スクリューピッチムラが確認された場合を、「×」判定、スクリューピッチムラが発生しなかった場合を「〇」判定とした。
なお、図5の「×」は、評価試験でスクリューピッチムラが確認され「×」判定となった評価現像装置を示しており、「●」が評価試験でスクリューピッチムラが確認されず「〇」判定となった評価現像装置を示している。なお、図5では、「×」判定となった評価現像装置のうち、「〇」判定との境界付近のスクリューピッチの評価現像装置についてプロットしている。
これは、以下の理由が考えられる。すなわち、図7に示すように、上記最小距離Lが短くなるほど、スクリューピッチを狭くする必要があることがわかる。これは、供給搬送スクリュー143の羽根143aの回転方向の位置によって、現像スリーブ141から離れた現像剤は、図8の矢印X1に示すようにそのまま供給室内に落下するものと、羽根143aに当たって跳ね上がるものがある。上記最小距離Lが短く、供給搬送スクリュー143が現像スリーブ141に近いと、図8の矢印X2に示すように、羽根143aに当たって跳ね上がった現像剤が、P5極の磁界に捉えられ、そのまま現像スリーブ141に再付着してしまう。その結果、図8の矢印X2に示す羽根143aによって跳ね上がってトナー濃度が回復せずにそのまま現像スリーブに再付着する現像剤と、図8の矢印X1に示す供給室へ落下する現像剤とが軸方向で交互に生じる。このような要因により、スクリューピッチムラが生じている場合もあると考えられる。スクリューピッチを小さくすることで、図中矢印X1に示すそのまま供給室内に落下するものがほとんどなくなるため、スクリューピッチムラは改善される。しかし、トナー濃度が回復せずにそのまま現像スリーブ141に再付着する現像剤が多く占めることになり、画像濃度の低下をもたらしたと考えられる。
図の位置Aが、現像スリーブ141の回転中心O1と供給搬送スクリュー143の回転中心O2を結んだ線分B上の位置である。特開2010‐061064や特開平11-162731等に記載の既存のマグネット部材着磁方法を用いて現像スリーブ内部のマグネットの磁力を適宜調整することで、図10の実線で示すような磁気力分布にできる。これにより、位置Aの法線方向の磁気力を-6E-9[N]以下にすることができる。
(態様1)
現像剤収容部内で供給搬送スクリュー143などの搬送スクリューにより搬送されているトナーと磁性キャリアを含む現像剤を磁界の作用で現像スリーブ141などの現像剤担持体の表面に担持し、現像剤担持体の表面に担持された現像剤を現像領域へ搬送する現像装置14において、搬送スクリューは、磁界の作用で重力に反して現像剤担持体表面に担持された現像剤に接触する位置に配置され、搬送スクリューは、複数の羽根143aが螺旋状に巻き付いた多条スクリューであり、搬送スクリューのスクリューピッチPが、15.5[mm]以下である。
これによれば、実施形態で説明したように、スクリューピッチムラを抑制でき、かつ、主走査方向の画像濃度偏差を抑制することができる。
態様1において、供給搬送スクリュー143などの搬送スクリューの羽根143aの頂部と現像スリーブ141などの現像剤担持体の表面との最小距離をLとしたとき、L≦6[mm]であり、搬送スクリューのスクリューピッチPが、1.5×L+2.74≦P≦0.64×L+9.74の関係を満たす。
これによれば、実施形態で説明したように、スクリューピッチムラを良好に抑制することができる。
現像剤収容部内で供給搬送スクリュー143などの搬送スクリューにより搬送されているトナーと磁性キャリアを含む現像剤を磁界の作用で現像スリーブ141などの現像剤担持体の表面に担持し、現像剤担持体の表面に担持された現像剤を現像領域へ搬送する現像装置14において、搬送スクリューの羽根143aの頂部と現像剤担持体の表面との最小をLとしたとき、L≦6mmであり、搬送スクリューのスクリューピッチPが、1.5×L+2.74≦P≦0.64×L+9.74の関係を満たす。
現像剤収容部内の現像剤量が少なくても、搬送スクリューにより搬送されている現像剤が現像剤担持体に良好に担持されるよう、搬送スクリューの羽根の頂部と現像剤担持体表面との最小距離Lを短くして画像評価を行ったところ、最小距離Lが6mm以下の構成でスクリューピッチムラが発生した。
本発明者らは、スクリューピッチムラは、搬送スクリューのピッチを狭めることで抑制できるという知見があったため、搬送スクリューのピッチを狭めた構成の試験機を作成したが、上記最小距離Lが6mm以下の構成では、スクリューピッチを狭めすぎると、スクリューピッチムラが悪化することがわかった。
そこで、本発明者らは、上述した評価試験を行って、スクリューピッチPと上記最小距離Lとの関係を調べた結果、搬送スクリューのスクリューピッチPを、1.5×L+2.74≦P≦0.64×L+9.74の関係を満たすことで、上記最小距離Lを6mm以下の構成で、スクリューピッチムラを抑制できることがわかった。
態様1では、搬送スクリューの羽根の頂部と現像剤担持体表面との最小距離Lが6mm以下の構成において、搬送スクリューのスクリューピッチPが、1.5×L+2.74≦P≦0.64×L+9.74の関係を満たすことで、スクリューピッチムラを良好に抑制することができる。
態様1乃至3のいずれかにおいて、現像スリーブ141などの現像剤担持体の表面に担持された現像剤を規制する現像剤規制部材146を有し、現像剤規制部材146は現像領域よりも重力方向下方に配置されている。
これによれば、実施形態で説明したように、現像剤規制部材146が現像領域よりも重力方向下方に配置されている構成では、現像剤規制部材146が現像領域よりも重力方向上方に配置されている構成に比べてスクリューピッチムラが発生しやすい。しかし、このようなスクリューピッチムラが発生しやすい構成であっても、上記態様1~3の構成を有することで、良好にスクリューピッチムラを抑制することができる。
態様2もしくは3、または、2もしくは3に係る態様4において、上記スクリューピッチPが、7mm以上、14mm以下である。
これによれば、図7を用いて説明したようにスクリューピッチムラを抑制することが可能となる。
態様5において、上記スクリューピッチPが、8mm以上、11mm以下である。
これによれば、現像スリーブ141などの現像剤担持体の振動による異常画像を確実に防ぎ、かつ、最小距離Lをなるべく短くした構成(最小距離L=4.35±0.5mm)において、スクリューピッチムラを抑制することができる。
態様1乃至6いずれかにおいて、供給搬送スクリュー143などの搬送スクリューの羽根143aの頂部と現像スリーブ141などの現像剤担持体の表面との最小距離Lが、3mm以上である。
これによれば、実施形態で説明したように、現像スリーブ141などの現像剤担持体の振動による異常画像の発生を抑制することができる。
態様1乃至7いずれかにおいて、供給搬送スクリュー143などの搬送スクリューは、3条スクリューである。
これによれば、実施形態で説明したように、スクリューピッチムラを抑制でき、かつ、主走査方向の画像濃度偏差を抑制することができる。
態様1乃至8いずれかにおいて、現像スリーブ141などの現像剤担持体の内部には、供給搬送スクリュー143などの搬送スクリューにより搬送されている現像剤を現像剤担持体の表面に担持させるための第五磁極P5などの磁極が配置されており、搬送スクリューの回転軸方向に直交する断面において、現像剤担持体の回転中心O1と搬送スクリューの回転中心O2とを結ぶ線分B上の磁極の法線方向の磁気力が、-6E-9[N]以下である。
これによれば、実施形態で説明したように、画像濃度が狙いの濃度よりも薄くなるのを抑制することができる。
態様1乃至9いずれかにおいて、磁性キャリアの重量平均粒径が、20[μm]以上、50[μm]以下である。
これによれば、実施形態で説明したように、キャリア付着を抑制し精細な画像を得ることができる。
感光体ドラムなどの潜像担持体上に形成される潜像を現像装置14により現像して画像を形成する画像形成装置において、現像装置として、態様1乃至9のいずれかの現像装置を用いた。
これによれば、スクリューピッチムラが抑制された良好な画像を得ることができる。
12 :感光体ドラム
14 :現像装置
141 :現像スリーブ
142 :回収搬送スクリュー
142a :羽根
143 :供給搬送スクリュー
143a :羽根
144 :現像ケース
146 :現像剤規制部材
147 :マグネットローラ
149A :供給室
149B :攪拌室
L :現像スリーブ表面と供給搬送スクリューとの最小距離
O1 :現像スリーブの回転中心
O2 :供給搬送スクリューの回転中心
O3 :回収搬送スクリューの回転中心
P :スクリューピッチ
P1 :第一磁極
P2 :第二磁極
P3 :第三磁極
P4 :第四磁極
P5 :第五磁極
d :供給搬送スクリューと供給室内壁面とのクリアランス
Claims (9)
- 現像剤収容部内で搬送スクリューにより搬送されているトナーと磁性キャリアを含む現像剤を磁界の作用で現像剤担持体の表面に担持し、該現像剤担持体の表面に担持された現像剤を現像領域へ搬送する現像装置において、
前記搬送スクリューは、前記磁界の作用で重力に反して前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤に接触する位置に配置され、
前記搬送スクリューは、複数の羽根が螺旋状に巻き付いた多条スクリューであり、
前記搬送スクリューの羽根の頂部と前記現像剤担持体の表面との最小距離をLとしたとき、
L≦6[mm]であり、
前記搬送スクリューの各羽根の配置ずれを意味するスクリューピッチPが、
1.5×L+2.74≦P≦0.64×L+9.74の関係を満たすことを特徴とする現像装置。 - 請求項1に記載の現像装置において、
前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤を規制する現像剤規制部材を有し、
前記現像剤規制部材は前記現像領域よりも重力方向下方に配置されていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2に記載の現像装置において、
前記スクリューピッチPが、7[mm]以上、14[mm]以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項3に記載の現像装置において、
前記スクリューピッチPが、8[mm]以上、11[mm]以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記搬送スクリューの羽根の頂部と前記現像剤担持体の表面との最小距離Lが、3[mm]以上であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記搬送スクリューは、3条スクリューであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記現像剤担持体の内部には、前記搬送スクリューにより搬送されている現像剤を前記現像剤担持体の表面に担持させるための磁極が配置されており、
前記搬送スクリューの回転軸方向に直交する断面において、前記現像剤担持体の回転中心と前記搬送スクリューの回転中心とを結ぶ線分上の前記磁極の法線方向の磁気力が、-6E-9[N]以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の現像装置において、
前記磁性キャリアの重量平均粒径が、20[μm]以上、50[μm]以下であることを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体上に形成される潜像を現像装置により現像して画像を形成する画像形成装置において、
前記現像装置として、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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