JP7828019B2 - 光導波回路および光導波回路の製造方法 - Google Patents

光導波回路および光導波回路の製造方法

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Description

本開示は、光導波回路に関し、より詳細には、モードフィールドの大きさが大きく異なる2種類の光導波路を同一基板上に形成する光導波回路およびその製造方法に関する。
近年のデータセンタ内通信のトラフィック増大に伴い、コンピュータ筐体内素子の光配線化技術の重要性が高まっている。なかでも、多数の光回路を高密度に集積可能なシリコンフォトニクス技術が注目を集めている。
シリコンフォトニクス技術において光伝送媒体となるシリコン光回路は、SiをコアとしSiOをクラッドとするシリコン細線導波路によって構成される。シリコン細線導波路では、コアとクラッドとの比屈折率差が40%程度であり、シングルモード通信の使用波長帯である1550nm付近において、数100nm角という極小断面領域内での光伝搬が可能である。導波路の許容曲げ半径も数μm程度と小さいため、シリコン細線導波路を用いることにより、狭い領域内に複雑な配線パターンの描画が可能である。これらのことから、シリコンフォトニクス技術による光回路の大規模集積化が期待されている。
シリコン細線導波路は、よく知られたSOI(Silicon on insulator)基板を用いて作製される。SOI基板は、シリコン支持基板、シリコン支持基板上の埋込シリコン酸化層(BOX層)、および、BOX層上のシリコン活性層を備える。このようなSOI基板上で、BOX層をアンダークラッドとし、シリコン活性層を導波路形状に加工したコアを形成し、さらにこのコアの上に石英ガラス膜を形成してオーバークラッド層とすることで、シリコン細線導波路を形成することができる。このようにシリコン細線導波路は、SOI基板上に形成できることから、電子回路とのモノリシック集積が可能である。製造技術の観点では、成熟した半導体微細加工技術を適用できるため、微細パターンを容易に形成可能である。また、シリコンフォトニクス技術を半導体技術や電子回路技術と組み合わせることで、光電子集積型デバイスの実現も期待される。
一方でシリコン細線導波路は、他の光素子との接続という観点で大きな問題を抱えていた。光素子同士を接続する際、接続点における損失を低減するためには、接続する光素子内を伝搬する光のモードフィールドを合わせることが重要である。二つの光素子を突き合わせて接続させた場合、光素子の接続部分での伝搬光の結合効率は両者のモードフィールドの重なり積分によって決定づけられる。一般に、シリコン光回路のモードフィールド径(以下、MFDと称する)は300nm程度である。
コンピュータ筐体内にて、回路外部の光伝送媒体として使用されているようなシングルモードファイバ(Single Mode Fiber:以下、SMFと称する)との接続を考える。長距離伝送にも用いられる一般的なSMFのMFDは9μm程度であり、MFDの小さな光導波路などとの接続用に開発された高比屈折率差設計のSMFでもMFDは4μm程度である。このように、シリコン細線導波路のMFDとSMFのMFDとは、その大きさは10~数十倍も異なっている。このため、両者を直接接続した場合には、MFDの相違によって甚大な結合損失が生じてしまう。このようなシリコン光回路とSMFの間の接続性に関する問題を解決するために、スポットサイズ変換(Spot Size
Conversion:以下、SSCと称する)構造を挿入する手法が提案されていた。
図3は、従来技術のSSC構造の構成を説明するための図である。図3には、基板601と、アンダークラッド層602と、異なるMFDを持つ2種類の光導波路である、シリコン細線導波路610と、平面光導波路620と、シリコン細線導波路コア603、平面光導波路コア604と、オーバークラッド層605とを有する、MFDの差異の影響を緩和するためのSSC構造部630を含むシリコン光回路600の構造が示されている。図3(a)は、シリコン光回路600のシリコン細線導波路コア603を通る(図3(b)の断面線IIIa-IIIaを通る)のXZ平面断面図であり、図3(b)は、シリコン光回路600のシリコン細線導波路コア603および平面光導波路コア604の中心を通る側面(図3(a)に示す断面線IIIb-IIIbを通る)のYZ平面断面図である。また、図3(c)は、シリコン光回路600のシリコン細線導波路603と平面光導波路604が重なり始める面である図3(b)に示す断面線IIIc-IIIcを通るXY平面断面図である。図3(b)のYZ平面断面図を参照すると、シリコン基板601の上に、アンダークラッド層602が形成されており、さらにアンダークラッド層602の上に、MFDの小さいシリコン細線導波路コア603が形成されている。シリコン光回路600は、さらに全体がオーバークラッド層605により覆われている。シリコン光回路600は、シリコン基板601、アンダークラッド602、シリコン細線導波路コア(Siコア)603が、SOI基板を共通の基板として利用し作製される。
図3(a)ないし図3(c)に示すように、シリコン光回路600のSSC構造部630では、シリコン細線導波路コア603の先端を先細りの逆テーパ部603-1とし、逆テーパ部603-1を覆うように平面光導波路コア604が配置されている。平面光導波路コア604とアンダークラッド層602およびオーバークラッド層605との比屈折率差は、シリコン細線導波路コア603-2とアンダークラッド層602およびオーバークラッド層605との比屈折率差よりも小さい。また平面光導波路コア604は、シリコン細線導波路コア603よりもコア断面積およびMFDが大きい。
シリコン細線導波路のコア603-2内の光は、SSC構造部630の逆テーパ部603-1でコア先端に近づくにしたがい、逆テーパ形状のコア内には閉じ込めきれなくなり、逆テーパ部603-1の周囲のクラッドへ漏洩する。したがって、逆テーパ部603-1から漏洩した光は、シリコン細線導波路コア603を覆う平面光導波路コア604へと断熱的に遷移する。この光の遷移過程は断熱的であるので、理論上は光エネルギーの損失を発生しない。
図3に示すようなシリコン細線導波路よりもMFDの大きい平面光導波路としては、SiOxをコア、SiOをクラッド材料とする石英系光導波路や、ポリマー材料をコア、クラッド材料とするポリマー光導波路などが用いられる。これら平面光導波路の材料の組み合わせのいずれも、比屈折率差は1~数%程度である。
図3のシリコン光回路600のSSC構造部630によって、数100nm角程度のシリコン細線導波路コア603-2から、数μm角程度の平面光導波路コア604にコア断面を拡大することができるので、SMFとの結合効率を改善することが可能となる。特に平面光導波路として、光ファイバと同様の石英系材料である石英系光導波路を採用すれば、通信波長帯で低損失であり、温度依存性や偏波依存性が低く、高信頼・高性能な光デバイスが得られる。
以上説明したように、シリコン光回路に対して石英系光導波路を代表とする平面光導波路を組み合わせることで、MFDの異なる2種類の光導波路を低損失に接続し、シリコンフォトニクス技術の接続性を向上するものが知られていた(非特許文献1)。しかしながら、SOI基板上に、MFDの大きく異なるシリコン細線導波路および平面光導波路を集積した従来技術の光回路では、依然として問題が残っている。
上述したように、シリコン細線導波路および平面光導波路は、SOI基板を共通の基板として作製されるため、図3に示すようなシリコン光回路のSSC構造部では、シリコン細線導波路のコアおよび平面光導波路のコアは、互いにその底面の高さが一致した位置関係にあり、シリコン細線導波路コアを上から包み込む形状で平面光導波路コアが形成されている。そして、このようなSSC構造部の製造工程としては、シリコン細線導波路コアを形成したのちに、シリコン細線導波路コアの上に平面光導波路コアとなる材料膜を成膜し、加工することで、平面光導波路コアが形成される。
平面光導波路としては、通信波長帯で低損失であり、温度依存性や偏波依存性が低く、高信頼・高性能な石英系光導波路を採用することが望ましい。このような石英系光導波路を採用した場合には、成膜をしたガラス膜の透明化および屈折率の均一化のために、成膜したガラス膜に対して1000℃を超える高温処理を施すことが一般的である。特に、屈折率の制御が光導波路の性能に直結するコア膜は、この高温処理が必須である。図3のSSC構造部を備える光回路の平面光導波路コア604の材料膜が成膜されるのは、シリコン細線導波路コア603が形成された後であるので、平面光導波路コア604の材料膜に高温処理を施す際に、シリコン細線導波路コア603も同時に高温環境下にさらされることになる。通常、シリコンは、大気などの周囲に酸化種が存在する環境下で800℃以上に加熱された際に、酸化反応が生じシリコン酸化物となる。つまり、平面光導波路の製造上必須である高温処理によって、シリコン光導波路コア603に酸化反応が生じ、シリコン細線導波路コア603の外周部に沿ってシリコン酸化物が生成され、シリコン細線導波路コア603の形状劣化や損傷が生じてしまうことがあった。
このように、シリコンフォトニクスと石英系光導波路のような、2種類の異なる材料の光導波路を同一基板上に集積した際、石英系光導波路の製造上必須である高温処理が、シリコン細線導波路の形状や性能に対して影響を与えることを防ぐことが困難であった。
R. Marchetti, C. Lacava, L. Carroll, K. Gradkowski, and P. Minzioni, "Coupling strategies for silicon photonics integrated chips," Photonics Research, Vol. 7, Issue 2, pp. 201-239 (2019).
本発明の目的は、シリコンフォトニクスと石英系光導波路のような、モードフィールドの大きさが大きく異なる2種類の光導波路を同一基板上に形成する光導波回路において、石英系光導波路の製造上必須である高温処理が、シリコンフォトニクス回路の形状や性能を劣化させることを防ぐことにある。
本開示は、このような目的を達成するために、以下のような構成を備えることを特徴とする。
(構成
基板の上に、少なくとも2種類の異なる光導波路であって、第2の光導波路のコアよりも屈折率が高い材料で形成されたコアを有する第1の光導波路と第2の光導波路からなる光導波回路の製造方法であって、
基板に第2の光導波路のコアを形成する材料の層を成膜して形成する工程と、
当該第2の光導波路のコアを形成する材料からなるの加熱処理を行なう加熱処理工程と、
加熱処理工程の後に、第2の光導波路のコアを形成する材料の層上に、第1の光導波路のコアを形成する材料の層を成膜して形成する工程と、
第1の光導波路のコアを形成する材料の層を成膜して形成する工程の後に、第1の光導波路のコアを形成する材料の層を加工して第1の光導波路コアを形成する工程と、
第1の光導波路コアを形成する工程の後に、第2の光導波路コアを形成する材料の層を加工して第2の光導波路のコアを形成する工程と、を含むことを特徴とする光導波回路の製造方法。
この構成によれば、モードフィールドの大きさが大きく異なる2種類の光導波路を同一基板上に形成する光導波回路において、第2の光導波路の製造上必須である高温処理が、第1の光導波路の形状や性能を劣化させることを防ぐことができる。
図1は、本発明の実施形態の光導波路回路を示す図である。 図2は、本発明の実施形態の光導波回路の製造方法を示す図である。 図3は、従来のSSC構造を備えるシリコン光回路を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1を用いて、本発明の実施の形態である光導波回路100について説明する。図1は、本発明の実施形態の光導波回路100が示されており、基板101と、アンダークラッド層102と、異なるMFDを持つ2つの光導波路110、120と、光導波路110の光導波路コア104と、光導波路120の光導波路コア103と、MFDの差異の影響を緩和するためのSSC領域130と、オーバークラッド層105とを含む光導波回路100の構造が示されている。図1(a)は、光導波路回路100の光導波路コア104を通る(図1(b)の断面線Ia-Iaを通る)XZ平面断面図であり、図1(b)は、2つの光導波路の各コア104、103の中心を通る側面(図1(a)に示す断面線Ib-Ibを通る)のYZ平面断面図である。図1(c)は、光導波回路100の図1(b)に示す断面線Ic-Icを通るXY平面断面図であり、同様に、図1(d)、図1(e)は、それぞれ図1(b)の断面線Id-Id、断面線Ie-Ieを通るXY平面断面図である。図1の光導波回路100は、共通の基板101の上に形成された第1の光導波路110と第2の光導波路120の異なる2種類の光導波路が光学的に接続された構造を備えている。
図1(b)を参照すると、基板101の上に、アンダークラッド層102が形成されており、アンダークラッド層102の上に第2の光導波路コア103が形成されている。そして、第2の光導波路コア103の上に第1の光導波路コア104が形成されている。また、第2の光導波路コア103、第1の光導波路コア104を包み込む形状で、アンダークラッド層102の上にオーバークラッド層105が形成されている。
図1の各図には、例示のために、第1の実施形態に係る、2つの光導波路110、120が基板101上に一体集積された光回路の一部だけを切り出して示しており、光導波路の数はこれに限られないし、また他の光導波路が回路内に含まれていてもよい。
また、図1では、第2の光導波路コア103の上面と第1の光導波路コア104の底面が接している形状が示されているが、本実施形態においては、第2の光導波路コア103よりも上方に第1の光導波路コア104が配置されるという位置関係が満たされれば、二つのコアは互いに接していなくてもよい。
第1の光導波路110および第2の光導波路120を構成する材料は、屈折率が、第1の光導波路のコア>第2の光導波路のコア>第2の光導波路のクラッド、であるという関係を満たしていればよく、材料は限定されない。本実施形態の説明における例示のための具体例として、第1の光導波路のコアの材料が単結晶シリコン(Si)、第2の光導波路のコアの材料が相対的に屈折率の高いSiO、第2の光導波路のクラッドの材料が相対的に屈折率の低いSiOなどの、SiOを母材とする石英系ガラスの場合で説明するが、使用する材料はこれに限られない。たとえば、第1の光導波路のコアの材料としてS
i,SiN,SiONなどを使用することができ、第2の光導波路の材料としてSiO、SiOx、ポリマーなどが使用できる。
第1の光導波路110と第2の光導波路120のいずれも、コア断面サイズに上限はなく、使用する光信号の波長に対して、複数のモードの光を伝搬させるマルチモードの光導波路とすることもできる。また、コア断面サイズを小さくすることで、最低次のモードのみを伝搬させるシングルモードの光導波路とすることもできる。
本実施形態の光導波路回路を、例えば、第1の光導波路110のコア104をSiコアとし、第2の光導波路120のコア103をSiOコアとし、オーバークラッド層105をSiOクラッドとして形成することができる。
この例示の構成では、第1の光導波路は、シリコン細線導波路として、第2の光導波路は平面光導波路として形成されることになる。この場合には、第1の光導波路110のコアークラッド間の屈折率差は大きく、そのため、コア断面サイズを数100nm角まで小さくすることができる。一方、コア、クラッドともにSiOを用いる第2の光導波路120は、コアークラッド間の屈折率差が第1の光導波路に比べて小さい。そのため、第2の光導波路のコア断面サイズは、数μm~10μm角程度までとなる。
第1の光導波路110、第2の光導波路120のいずれもがシングルモードの光導波路である場合、コア断面サイズは、第1の光導波路は数100nm角程度、第2の光導波路
は数μm~10μm角程度となる。そのため、二つの導波路のコア内を伝搬するモードフィールドの大きさ(モードフィールド径:MFD)は互いに著しく異なり、第2の光導波路120のMFDが第1の光導波路110のMFDに比べて大きな値となる。
(接続方式)
第1の光導波路と第2の光導波路の接続部分には、第1の光導波路のコア(Siコア)104内を伝搬するモードフィールドの大きさ(モードフィールド径:MFD)を徐々に拡大させる機能、すなわちスポットサイズ変換(SSC)機能を有する領域、SSC領域130がある。本実施形態において、SSC機能を実現するための構造は問わないが、たとえば、第1の光導波路コア(Siコア)104を先細りのテーパ形状とする構造によって実現することができる。また、第1の光導波路コア(Siコア)104の高さが徐々に低くなる基板垂直方向のテーパ形状を有してもよく、もしくは、第1の光導波路コア(Siコア)104が光の伝搬方向に分断されたセグメント状の構造によっても実現することができる。さらに、テーパ形状とセグメント形状の両方を組み合わせてもよい。
(接続損失)
シングルモードとなるコア同士を接続させる方式は2種類に大別される。一つの接続方式は断熱結合であり、2つのコアを伝搬方向に対して接するように配置し、一方のコアを、先細りのテーパ形状にするなどしてコア内を伝搬するモードの等価屈折率を徐々に減少させることで、もはや閉じ込めきれなくなったモードの光エネルギーが、隣接する他方のコアへと断熱的に遷移する。もう一つの接続方式は突き合わせ結合であり、コアどうしの端面を突き合わせて配置し、2つのコアそれぞれに存在するモードプロファイルの重なり積分でその結合効率が規定される。
SSC領域130において、第1の光導波路コア(Siコア)104をたとえば先細りのテーパ形状とすることによって、第1の光導波路コア(Siコア)104内を伝搬する光エネルギーを、隣接する第2の光導波路コア(SiOコア)103へと断熱的に遷移させることができる。特に、テーパ構造である第1の光導波路コア(Siコア)104の先端を十分に細く加工することによって、断熱遷移する光エネルギーを最大化することができる。たとえばテーパ先端の幅を0.1μm以下の細さに加工することで、第1の光導波路コア(Siコア)104を伝搬する、基板水平方向の偏波成分の光エネルギーの90%以上を、第2の光導波路コア(SiOコア)103へと断熱遷移させることができる。
(製造方法)
図2を用いて、上記の実施形態に係る光導波回路100の製造方法を説明する。図2の図2(a)は、XY面側から見た構造を示す端面図であり、図2(b)は、図2(a)に示す断面線IIb-IIbを通るYZ面側から見た構造を示す断面図である。同様に、図2(c)、図2(e)、図2(g)は、それぞれXY面側から見た構造を示す端面図であり、図2(d)は図2(c)に示す断面線IId-IIdを、図2(f)は図2(e)に示す断面線IIf-IIfを、図2(h)は図2(g)に示す断面線IIh-IIhを、通るYZ面側から見た構造を示す断面図である。
図2(a)および図2(b)に示す光導波回路100を形成する基板は、つぎの工程により作成される。直上にSiO層を成膜可能な、表面が平滑な基板101(具体例としてガラス基板等が挙げられるが、特にSi基板が好適である)の上に、SiO層102を形成する。SiO層102の形成方法については、形成した層の直上に他の層を形成可能な程度に、均一かつ平滑な層を形成できれば方法は問わないが、たとえば火炎堆積法などの成膜方法を用いることができる。SiO層102の直上には、SiO層102よりも高い屈折率を有するSiO層203を形成する。SiO層203の形成にあたっては、GeO、ZrO、HfO、PやBなどを添加することで屈折率を制御してもよい。SiO層203の形成方法については、たとえば火炎堆積法などの成膜方法を用いることができる。SiO層203を成膜したのちに、膜の透明化および屈折率の均一化を目的に、膜に対して1000℃を超える加熱処理を施す。その後、SiO層203をCMP(Chemical Mechanical Polishing)などの手段により平たん化する工程を経たのち、SiO層203の直上にSi層204を形成し、平たん化して、図2(a)および図2(b)の多層基板を作成する。Si層204の形成にあたっては、アモルファスシリコンのスパッタリングなどで製膜しても構わないし、別のSi基板を基板101の上面(SiO層203上)に貼り合わせたのちに、所望のSi膜厚を得てもよい。図2(a)および図2(b)の多層基板は、一般的なSOI(Silicon on Instulator)基板の表層のSi層の下に形成される単層のSiO層、すなわちBOX(Burided Oxide)層の代わりに
、屈折率の異なる2層のSiO層、すなわちSiO層102とSiO層203を形成したものといえる。なお、SiO層203とSi層204の間に、SiO層203およびSi層204よりも屈折率の低い材料層を形成してもよい。
つぎに、図2(c)および図2(d)に示すように、図2(a)および図2(b)の多層基板のSi層204を、第1の光導波路コア(104)として光を伝搬させることができるように加工し、Siコア104を形成する。図には示されていないが、Siコア104の形成と併せて、Siフォトニクスの光回路を形成してもよい。
続いて、図2(e)及び図2(f)に示すように、さらに、SiO層203を、第2の光導波路のコア103として光を伝搬させることができるように加工し、SiOコア103を形成する。このとき、すでに加工されているSiコア104の幅よりも、SiOコア103の幅は広いことが望ましい。これにより、SiOコア103の加工による、すでに加工されているSiコア104の側壁への影響をなくすようにできる。最後に、図2(g)および図2(h)に示すように、SiOコア103よりも低い屈折率を有するSiO層105を形成して、光導波路回路を作製する。
ここでの製造方法の説明においては、説明の便宜のために、第1の光導波路および第2の光導波路を、それぞれ、SiOコア103、Siコア104、SiOクラッド層105等により構成されるものを例示して説明した。上述したように、第1の光導波路110および第2の光導波路120を構成する材料は、屈折率が、第1の光導波路のコア>第2の光導波路のコア>第2の光導波路のクラッド、であるという関係を満たしていればよく、使用する材料は限定されない。
この製造方法によれば、第2の光導波路のコア(SiOコア)103の透明化および屈折率の均一化のために必須の工程である、SiO層203への高温処理は、Si層204の形成ないしはSi層204の加工による第1の光導波路コア(Siコア104)の形成よりも前段階の工程で完了している。そのため、Siコア104は、SiOコア103形成のために必須である高温処理にさらされることがなく、Siコア104加工時の形状および特性を維持した光導波路回路を作製することができる。
(発明の効果)
本実施形態によれば、モードフィールドの大きさが大きく異なる2種類の光導波路を同一基板上に形成する光導波回路において、第2の光導波路の製造上必須である高温処理が、第1の光導波路の形状や性能を劣化させることを防ぐことができる。
以上のように、本発明によれば、シリコンフォトニクスと石英系光導波路のような、モードフィールドの大きさが大きく異なる2種類の光導波路を同一基板上に形成する光導波回路において、石英系光導波路の上層にシリコンフォトニクス回路を形成することで、石英系光導波路の製造上必須である高温処理が、シリコンフォトニクス回路の形状や性能を劣化させることを防ぐことができる。

Claims (2)

  1. 基板の上に、少なくとも2種類の異なる光導波路であって、第2の光導波路のコアよりも屈折率が高い材料で形成されたコアを有する第1の光導波路と前記第2の光導波路からなる光導波回路の製造方法であって、
    基板に前記第2の光導波路のコアを形成する材料の層を成膜して形成する工程と、
    当該前記第2の光導波路のコアを形成する材料からなるの加熱処理を行なう加熱処理工程と、
    前記加熱処理工程の後に、前記第2の光導波路のコアを形成する材料の層上に、前記第1の光導波路のコアを形成する材料の層を成膜して形成する工程と、
    前記第1の光導波路のコアを形成する材料の層を成膜して形成する工程の後に、前記第1の光導波路のコアを形成する材料の層を加工して前記第1の光導波路のコアを形成する工程と、
    前記第1の光導波路のコアを形成する工程の後に、前記第2の光導波路のコアを形成する材料の層を加工して前記第2の光導波路のコアを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする光導波回路の製造方法。
  2. 前記第1の光導波路のコアを形成する材料が単結晶シリコンであり、前記第2の光導波路のコアを形成する材料がSiO2を母材とする石英系ガラスであることを特徴とする請求項1に記載の光導波回路の製造方法。
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