JP7802364B2 - リガンドのスクリーニング用のマイクロ放射性結合アッセイ - Google Patents
リガンドのスクリーニング用のマイクロ放射性結合アッセイInfo
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Description
本願は、2019年10月1日付で出願された米国仮出願第62/909,101号及び2020年2月6日付で出願された米国仮出願第62/970,977号の優先権の利益を主張し、それぞれの全体があらゆる目的で引用することにより本明細書の一部をなす。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、飽和固定濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
アリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、放射性標識試験リガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKdを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、放射性標識試験リガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
アリコートを、飽和固定濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
結合していない放射性標識試験リガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKdを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンド及び飽和固定濃度のコールド試験リガンドと接触させて、放射性標識試験リガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKdを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、試験リガンドについてのKdに近い固定濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、放射性標識試験リガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
アリコートを、複数の濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
結合していない放射性標識試験リガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
アリコートを、試験リガンドについてのKdに近い固定濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、放射性標識試験リガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、試験リガンドについてのKdに近い固定濃度の放射性標識試験リガンド及び複数の濃度のコールド試験リガンドと接触させて、放射性標識試験リガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、ツールリガンドのKdに近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
アリコートを、単一の濃度又は複数の濃度のコールド試験化合物と接触させることと、
結合していない放射性標識ツールリガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)コールド試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルからコールド試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)コールド試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルからコールド試験化合物についてのKiを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、単一の濃度又は複数の濃度のコールド試験化合物と接触させることと、
アリコートを、ツールリガンドのKdに近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識ツールリガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)コールド試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルからコールド試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)コールド試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルからコールド試験化合物についてのKiを計算することと、
を含む、方法に関する。
マイクロアレイ上の富化された生体試料の複数のアリコートを、単一の濃度又は複数の濃度のコールド試験化合物及びツールリガンドのKdに近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識ツールリガンドをアリコートから除去することと、
各アリコート中の放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)コールド試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルからコールド試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)コールド試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルからコールド試験化合物についてのKiを計算することと、
を含む、方法に関する。
病理学的タンパク質を、パッドプロファイルにおけるガラス支持体、例えば、アミノプロピルシラン(APS)でコーティングされたスライドガラス上にスポッティングすることと、
スポッティングされたタンパク質を、非標識(コールド)リガンドと接触させて、リガンドとタンパク質との間で複合体を形成することと、
複合体を標識リガンドと接触させて、標識リガンドとタンパク質との間で標識複合体を形成することと、
標識複合体をバッファー、例えばPBSバッファーで洗浄することと、
ガラス支持体を、例えば室温又はアルゴン流下で乾燥させることと、
ガラス支持体をフィルム、例えばホスホスクリーンフィルムに露光することと、
タンパク質に結合した標識リガンドの露光後にフィルム上のシグナルを定量化することと、
を含む方法である。幾つかの実施形態においては、スポッティングされたタンパク質をブロッキング剤と接触させる。幾つかのそのような実施形態においては、ブロッキング剤は、コールドリガンドを含むアッセイバッファー及び/又は標識リガンドを含むアッセイバッファー中に存在する。
(a)アリコートをそれぞれ単一の濃度の複数のコールド試験化合物と接触させること、又は、
(b)アリコートを複数の濃度の複数のコールド試験化合物と接触させること、
を含む。幾つかの実施形態においては、上記方法は、各試験化合物についての計算された競合のパーセント又はKiに従って複数の試験化合物を順位付けすることを含む。幾つかの実施形態においては、複数のコールド試験化合物は、少なくとも2種、少なくとも5種、少なくとも10種、少なくとも25種、少なくとも50種、若しくは少なくとも100種のコールド試験化合物、又は2種~100種、若しくは5種~100種、若しくは10種~100種、若しくは25種~100種、若しくは50種~100種のコールド試験化合物である。
[項1]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの結合親和性(K d )を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、飽和固定濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
前記アリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからK d を計算することと、
を含む、方法。
[項2]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの結合親和性(K d )を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
前記アリコートを、飽和固定濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからK d を計算することと、
を含む、方法。
[項3]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの結合親和性(K d )を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンド及び飽和固定濃度のコールド試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからK d を計算することと、
を含む、方法。
[項4]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、前記試験リガンドについてのK d に近い固定濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
前記アリコートを、複数の濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法。
[項5]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度のコールド試験リガンドと接触させることと、
前記アリコートを、前記試験リガンドについてのK d に近い固定濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法。
[項6]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、前記試験リガンドについてのK d に近い固定濃度の放射性標識試験リガンド及び複数の濃度のコールド試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法。
[項7]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質との放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドを置換する能力について試験化合物を評価する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、前記ツールリガンドのK d に近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、前記放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
前記アリコートを、単一の濃度又は複数の濃度のコールド試験化合物と接触させることと、
結合していない放射性標識ツールリガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)前記コールド試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記コールド試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)前記コールド試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記コールド試験化合物についてのKiを計算することと、を含む、方法。
[項8]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質との放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドを置換する能力について試験化合物を評価する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、単一の濃度又は複数の濃度のコールド試験化合物と接触させることと、
前記アリコートを、前記ツールリガンドのK d に近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、前記放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識ツールリガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)前記コールド試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記コールド試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)前記コールド試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記コールド試験化合物についてのKiを計算することと、を含む、方法。
[項9]
富化された生体試料中の病理学的タンパク質との放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドを置換する能力について試験化合物を評価する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、単一の濃度又は複数の濃度のコールド試験化合物及び前記ツールリガンドのK d に近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、前記放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識ツールリガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)前記コールド試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記コールド試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)前記コールド試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記コールド試験化合物についてのKiを計算することと、を含む、方法。
[項10]
(a)前記アリコートをそれぞれ単一の濃度の複数のコールド試験化合物と接触させること、又は、
(b)前記アリコートを複数の濃度の複数のコールド試験化合物と接触させること、を含む、項7~9のいずれか一項に記載の方法。
[項11]
各試験化合物について計算された競合のパーセント又はKiに従って前記複数の試験化合物を順位付けすることを含む、項10に記載の方法。
[項12]
前記富化された生体試料のアリコートをブロッキング剤と接触させることを含む、項1~11のいずれか一項に記載の方法。
[項13]
放射性標識ツールリガンド、コールドツールリガンド、及び/又はコールド試験化合物の前に、又はそれらと同時に、前記アリコートを前記ブロッキング剤と接触させる、項12に記載の方法。
[項14]
前記ブロッキング剤は、前記放射性標識ツールリガンド、前記コールドツールリガンド、又は前記コールド試験化合物も含む1種以上のアッセイバッファー中に存在する、項13に記載の方法。
[項15]
前記アッセイバッファーは、Tris-HCl又はリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を含む、項14に記載の方法。
[項16]
前記ブロッキング剤は、BSA、カゼイン、又は鶏卵白由来のアルブミンである、項12~15のいずれか一項に記載の方法。
[項17]
前記病理学的タンパク質は、Aβ、タウ、α-シヌクレイン、及びTDP-43から選択される、項1~16のいずれか一項に記載の方法。
[項18]
前記富化された生体試料の各アリコートは、約3.5mg/mL~約6.5mg/mLの総タンパク質を含む、項1~17のいずれか一項に記載の方法。
[項19]
各アリコートは、スポットである、項1~18のいずれか一項に記載の方法。
[項20]
前記マイクロアレイは、少なくとも5個、又は少なくとも10個、又は少なくとも15個、又は少なくとも20個、又は少なくとも25個、又は少なくとも30個、又は少なくとも40個、又は少なくとも45個、又は少なくとも50個、又は少なくとも55個、又は少なくとも60個、又は約64個のチャンバーを含む、項1~19のいずれか一項に記載の方法。
[項21]
各チャンバーは、前記富化された生体試料の少なくとも1つのアリコート、又は少なくとも6つのアリコート、又は少なくとも9つのアリコート、又は9つのアリコートを含む、項20に記載の方法。
[項22]
前記アリコートを複数の濃度と接触させることは、前記マイクロアレイにおける各チャンバーを様々な濃度と接触させることを含む、項20又は21に記載の方法。
[項23]
前記検出は、前記マイクロアレイをフィルムに露光した後に前記フィルム上の前記シグナルを検出することを含む、項1~22のいずれか一項に記載の方法。
[項24]
前記フィルムは、ホスホスクリーンフィルムである、項23に記載の方法。
[項25]
前記マイクロアレイは、スライドガラスである、項1~24のいずれか一項に記載の方法。
[項26]
前記スライドガラスは、アミノプロピルシランでコーティングされたスライドガラスである、項25に記載の方法。
[項27]
前記富化された生体試料のアリコートを前記スライドガラス上に分注することによって前記マイクロアレイを作製することを含む、項25又は26に記載の方法。
[項28]
放射性標識試験リガンド又はコールド試験リガンド若しくはコールド試験化合物と接触させる前に、前記マイクロアレイ上の前記複数のアリコートを乾燥させることを含む、項1~27のいずれか一項に記載の方法。
[項29]
シグナルを検出する前に乾燥させることを含む、項1~28のいずれか一項に記載の方法。
a)ADの脳由来の病理学的タウタンパク質
ADの脳由来のタウの対になった螺旋状のフィラメント(PHF)は、外部供給元(Tissue Solutions、英国)から入手した1人のアルツハイマー病(AD)患者の死後の脳から富化された。富化手順は、Jicha et al., 1997及びRostagno and Ghiso, 2009から改変され、当初はアルツハイマー病の脳から散在性の対になった螺旋状のフィラメント及びくびれのないフィラメントを抽出するのに開発された手順(Greenberg, S. G. et al., 1990、Goedert, et al., 1992)を適用するPD症例の脳からの散在性のa-synフィラメントの抽出を記載したSpillantini et al., 1998から抜粋された。手短に言えば、ガラス製のダウンス型ホモジナイザーにおいて、組織を1:4の比率の組織対均質化バッファー容量[プロテアーゼ阻害剤(Complete;Roche 11697498001)を補充したRABバッファー(100mMの2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)、1mMのEGTA、0.5mMのMgSO4、2mMのDTT、pH6.8)中0.75MのNaCl]の重量対容量比で均質化した。次に、均質化物を4℃で20分間インキュベートして、全ての残留微小管を脱重合させた後に、ポリカーボネート製の遠心分離ボトル(16mm×76mm;Beckman 355603)中に移し、超遠心分離機(Beckman、XL100K)において予冷した70.1ローター(Beckman、342184)を使用して11000g(12700RPM)にて4℃で20分間遠心分離した。ペレットを氷上で保持した。上清をポリカーボネート製のボトル中にプールし、70.1 Tiローターにおいて100000g(38000RPM)にて4℃で1時間再度遠心分離して、PHFに富むペレットを分離したが、可溶性のタウは上清中に残留した。1回目及び2回目の遠心分離からのペレットを120mLの抽出バッファー[10mMのTris-HCl(pH7.4)、10%のスクロース、0.85MのNaCl、1%のプロテアーゼ阻害剤(Calbiochem 539131)、1mMのEGTA、1%のホスファターゼ阻害剤(Sigma P5726及びP0044)]中に再懸濁した。次に、溶液をポリカーボネート製の遠心分離ボトル(16mm×76mm;Beckman 355603)中に移し、超遠心分離機(Beckman、XL100K)において70.1 Tiローターを使用して15000g(14800RPM)にて4℃で20分間遠心分離した。10%のスクロースの存在下で低速遠心分離では、ほとんどのPHFが上清に残留したが、インタクトな又は断片化されたNFT及びより大きなPHF沈着物/凝集体はペレット化された。ペレットを廃棄した。20%のサルコシル(Sigma L7414-10ML)を上清に1%の最終濃度になるまで加え、室温で1時間撹拌した。次に、この溶液をポリカーボネート製のボトル中で100000g(38000RPM)にて70.1 Tiローターにおいて4℃で1時間遠心分離し、PHFに富む材料を含むペレットをPBS中に1:0.1の組織対PBSの重量対容量比で再懸濁し、アリコートに分けて、-80℃で貯蔵した。試料をウエスタンブロットによりタウについて分析した。
手順は、Spillantini et al., 1998に記載されるプロトコルから抜粋された。側頭皮質又は扁桃体脳領域のいずれかからの凍結組織ブロックを氷上で解凍し、メスを使用して白質を除去した。ガラス製のダウンス型ホモジナイザーを使用して、組織を、1:4の組織対均質化バッファー容量の重量対体積比で均質化した。均質化のために、0.75mMのNaCl及び1×プロテアーゼ阻害剤(Complete;Roche 11697498001)を含有するRABバッファー(100mMの2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)、1mMのEGTA、0.5mMのMgSO4、2mMのDTT、pH6.8)を使用した。次に、均質化物を4℃で20分間インキュベートして、全ての残留微小管を脱重合させた後に、ポリカーボネート製の遠心分離ボトル(16mm×76mm;Beckman 355603)中に移し、超遠心分離機(Beckman、XL100K)において予冷した70.1ローター(Beckman、342184)を使用して11000g(12700RPM)にて4℃で20分間遠心分離した。ペレットは氷上で保持したのに対して、上清をポリカーボネート製のボトル中にプールし、70.1 Tiローターにおいて100000g(38000RPM)にて4℃で1時間再度遠心分離して、a-syn沈着物/凝集体を可溶性a-synから分離した。1回目及び2回目の遠心分離からのペレットを抽出バッファー[10mMのTris-HCl(pH7.4)、10%のスクロース、0.85mMのNaCl、1%のプロテアーゼ阻害剤(Calbiochem 539131)、1mMのEGTA、1%のホスファターゼ阻害剤(Sigma P5726及びP0044)]中に1:10(重量対容量、重量/容量)比で再懸濁した。次に、溶液をポリカーボネート製の遠心分離ボトル(16mm×76mm;Beckman 355603)中に移し、15000×g(14800RPM、70.1 Tiローター)にて4℃で20分間遠心分離した。ペレットを破棄し、サルコシル(20%のストック溶液、Sigma L7414)を上清に1%の最終濃度になるまで加え、室温で1時間撹拌した。次に、この溶液をポリカーボネート製のボトルに移し、100000g(38000RPM、70.1 Tiローター)にて4℃で1時間遠心分離した。富化されたa-syn沈着物/凝集体を含むペレットをPBS中で1:0.1の組織対PBSの重量対体積比において再懸濁し、アリコートに分け、使用するまで-80℃で貯蔵した。この手順によって得られた最終的な画分を、a-synに対する抗体を用いて生化学的(例えば、AlphaLISA、ウエスタンブロット、及びドットブロット)に分析して、a-syn沈着物/凝集体の富化を確認した。
TDP-43の病状のヒトの脳からの脳組織(皮質)の切片をP2実験室においてメスで切除し、組織をペトリ皿上で秤量した。組織をピンセットで2mlの均質化チューブ(CKmix)に移した。プロテアーゼ阻害剤を含む均質化バッファーを1:4(重量/容量)の比率で解剖した組織に加え、20%の脳均質物を得た。懸濁液をprecellysを用いて、5000rpmで30秒を3回、各サイクルの間に15秒一時停止というプログラムを使用して4℃で均質化した。均質化した組織を5mlのエッペンドルフチューブ中にプールし、再懸濁した。均質化された脳の600μlのアリコートを調製し、ドライアイス上で凍結し、-80℃で貯蔵した。1.5mLのタンパク質低結合チューブ(Eppendorf)中で可溶化を行った。
a)方法1-自動スポッティング
タンパク質試料をPBS又はアッセイバッファー(0.9%のNaCl、0.1%BSA中の50mMのTris-HCl(pH7.5))中で1:3(容量/容量)に希釈し、1.5mlのエッペンドルフチューブにおいてP200(Eppendorf)を用いてピペッティングすることにより均質化した。こうして、試料は、自動スポッティングデバイスである非接触圧電式プリンターのNano-Plotter 2.1(GeSiM;ドイツ)を使用して、アミノプロピルシラン(APS)でコーティングされた64パッドのマイクロアレイスライドガラス(Lucerna-Chem、番号63475)上に自動スポッティングする準備が整った。自動スポッティングデバイスは、電気パルスで少量(ピコリットルからナノリットル)の液体を分注することができる汎用性のある非接触式アレイプリンターである。
マイクロピペットp2(Eppendorf)を用いてチャンバーを備えたスライドガラス上に1μLをピペットで移すことにより、タンパク質試料を手動でスポッティングした(図1C及び図1D)。各位置に1滴だけをピペットで移し、1滴はスライドガラス上のスポットに対応した。得られたスライドガラスを、古典的なラボ用フード内で室温にて少なくとも2時間乾燥させた。
コールド化合物(試験リガンド又は試験化合物)を、100%のDMSO中の2.5mM又は10mMのストック溶液として再懸濁した。2倍~3倍の希釈倍率で12点の段階希釈系列を行うことによって、コールド化合物の希釈物を得た。希釈を100%のDMSO中で行い、結合アッセイ反応容量において1%~2.5%の一定濃度の最終DMSO濃度を確保した。使用されたコールド化合物の最大濃度は、標的に応じて2μM又は3μMであり、その条件をシグナルの最大の置換を決定するのにも使用した。
標識化合物(放射性標識試験リガンド又は放射性標識ツールリガンド;1mCi/mL)を合成し、100%のエタノール中に溶解した。Kdを決定する実験においては一連の濃度の適切な濃度に、又は置換の強さを評価するのに使用される実験においては一定の固定濃度で、標識化合物をアッセイバッファー中に希釈した。
病理学的タウタンパク質試料がスポッティングされたチャンバーを取り付け、2μMのコールド試験リガンドを含むアッセイバッファー(50mMのTris(pH:7.5)、138mMのNaCl、0.1%のBSA)で満たした。チャンバーを室温で120分間インキュベートした。封止フィルムを使用して蒸発を防いだ。様々な濃度でのアッセイバッファー中の等容量のトリチウム化された試験リガンドを各チャンバーに加え、よく混合し、室温でインキュベートした。最終反応容量は40μLであった。60分間インキュベートした後に、放射性物質を含む反応溶液を適切な入れ物に収集した。チャンバーを氷冷洗浄バッファーで5回洗浄した。ProPlate(商標)チャンバーをスライドガラスから取り外し、スライドガラスを再蒸留H2Oで洗浄した。スライドガラスを、化学フードの下でアルゴン流下にて乾燥させた。ハイパーカセット(Amersham、RPN 11643)内でfujifilmのBAS-IP TR 2025上にて、フィルムを少なくとも3日間露光させた。フィルムを、Phosphoimager Typhoon IPを用いて、50μmの解像度及び4000の感度でスキャニングした。次に、ImageJ-win 64ソフトウェアを使用して、画像を解析し、定量化した。GraphPad Prism 7.03を使用してグラフを作成した。ツールリガンドとタウ沈着物/凝集体とについて、良好なフィットで7.9nMのKdが決定された(図2B)。
この古典的なフィルターベースのアッセイ及び上記のマイクロ放射性結合アッセイを使用したKd決定の直接的な比較を行って、これらの方法間の違いを評価した。フィルターベースのアッセイを行うために、ADの脳由来のタウを1/80に希釈し、1nM~50nMの範囲の濃度のトリチウム化された試験リガンド(既知のタウ結合体)とともに2μMの一定の(固定)濃度のコールド試験リガンドを含めて又は含めずに25℃にて120分間インキュベートした。35μLの容量の各試料をGF/Cフィルタープレート(PerkinElmer 6005174)において真空下で濾過して、試験リガンドが結合されたADの脳由来のタウを捕捉し、GF/Cフィルターを50mMのTrisバッファー(pH7-5)で3回洗浄した。次に、GF/Cフィルターを真空乾燥し、50μLのシンチレーション液(Ultimate Gold MB、PerkinElmer)を各ウェルに加え、フィルターをMicrobeta2デバイスにおいて分析した。非特異的シグナルは、過剰なコールド試験リガンド(2μM)を含む試料を用いて決定され、特異的結合は、総シグナルから非特異的シグナルを差し引くことによって計算された。全ての測定は、少なくとも2回の技術的反復実験で行った。Prism V7(GraphPad)を1サイト特異的結合で使用して非線形回帰によってKd値を計算して、11.8nMのKdが得られた(図2A)。同じ試験リガンドを使用して、独立したADの脳由来のタウ沈着物/凝集体についての非常に類似した結合親和性値が2つの方法を使用して得られたことが分かった(11.8nM(図2A)対7.9nM(図2B、実施例5に記載される))。この結果は、マイクロ放射性結合アッセイ法が、古典的なフィルターベースの放射性結合アッセイの頑健な代替手段であることを実証している。
実施例5に記載される方法をまた使用して、試験リガンド(化合物2(PCT出願の国際公開第2019/234243号を参照)及び化合物3)のタンパク質標的a-syn(化合物2及び化合物3について)及びTDP-43(化合物3について)に対する結合定数(Kd)を決定した。FTDの脳から単離されたTDP-43が富化された画分、又はPDの脳から単離されたa-synが富化された画分を、漸増濃度(それぞれ1nM~300nM又は1nM~30nM)の放射性標識[3H]化合物3とともに2μMの一定量のコールド化合物3を含めて又は含めずにインキュベートした。同様に、PDの脳から単離されたa-synが富化された画分を、漸増濃度(1nM~30nM)の放射性標識[3H]化合物2とともに2μMの一定量のコールド化合物2を含めて又は含めずにインキュベートした。一定の過剰濃度のコールド化合物2(2μM)又はコールド化合物3(2μM)を使用して、非特異的結合を決定した。化合物3についてはa-synタンパク質及びTDP-43タンパク質に対してそれぞれ10.8nM(図3A)及び138nM(図3C)のKd値が決定され、化合物2についてはa-synに対して7.8nMのKdが決定された(図3B)。これらの結果は、生体組織中に少ない存在量で又は比較的少ない存在量で存在することが知られている幾つかの標的タンパク質に対して、記載されたマイクロ放射性結合アッセイによってKd値を決定することができることを示している。例えば、病理学的a-syn及び病理学的TDP-43は、罹患したヒトの脳において病理学的タウよりも少ない存在量で存在すると考えられる。
マイクロ放射性結合アッセイを使用して、ADの脳由来のタウ沈着物/凝集体及びPDの脳由来のa-syn沈着物/凝集体に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定した。実施例1(工程a及び工程b)及び実施例2(工程a)に記載されるように、タンパク質を調製し、コーティングされたスライドガラス上にスポッティングした。
試験化合物を、PD患者の脳由来のa-syn沈着物/凝集体への[3H]化合物3(放射性標識ツールリガンド)の結合と競合するそれらの強さについてスクリーニングした。試験化合物の置換をスクリーニング形式で評価して、放射性標識ツールリガンドを置換するそれらの能力に基づいて試験化合物を順位付け(計算されたKi値に基づく順位付け)することができる。タンパク質試料の調製及びスポッティングは、上記の実施例1の(b)及び実施例2の(a)に記載されるように実施した。
Greenberg, S.G. and P. Davies, "A preparation of Alzheimer paired helical filaments that displays distinct tau proteins by polyacrylamide gel electrophoresis," Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1990, 87(15), 5827-31.
Goedert, M. et al., "Cloning of a big tau microtubule-associated protein characteristic of the peripheral nervous system," Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1992, 89, 1983-1987.
Jicha, G.A. et al., "A Conformation- and Phosphorylation-Dependent Antibody Recognizing the Paired Helical Filaments of Alzheimer' s Disease," J. Neurochem. 1997, 69, 2087-2095.
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Claims (29)
- 富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの結合親和性(Kd)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、飽和固定濃度の非放射性標識試験リガンドと接触させることと、
前記アリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKdを計算することと、
を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの結合親和性(Kd)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
前記アリコートを、飽和固定濃度の非放射性標識試験リガンドと接触させることと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKdを計算することと、
を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの結合親和性(Kd)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の放射性標識試験リガンド及び飽和固定濃度の非放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKdを計算することと、
を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、前記試験リガンドについてのKdに近い固定濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
前記アリコートを、複数の濃度の非放射性標識試験リガンドと接触させることと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、複数の濃度の非放射性標識試験リガンドと接触させることと、
前記アリコートを、前記試験リガンドについてのKdに近い固定濃度の放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質に対する試験リガンドの阻害定数(Ki)を決定する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、前記試験リガンドについてのKdに近い固定濃度の放射性標識試験リガンド及び複数の濃度の非放射性標識試験リガンドと接触させて、前記放射性標識試験リガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識試験リガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識試験リガンドからのシグナルを検出することと、
各アリコート中の検出されたシグナルからKiを計算することと、
を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質との放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドを置換する能力について試験化合物を評価する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、前記放射性標識ツールリガンドのKdに近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、前記放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
前記アリコートを、単一の濃度又は複数の濃度の非放射性標識試験化合物と接触させることと、
結合していない放射性標識ツールリガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)前記非放射性標識試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記非放射性標識試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)前記非放射性標識試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記非放射性標識試験化合物についてのKiを計算することと、を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質との放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドを置換する能力について試験化合物を評価する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、単一の濃度又は複数の濃度の非放射性標識試験化合物と接触させることと、
前記アリコートを、前記放射性標識ツールリガンドのKdに近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、前記放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識ツールリガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)前記非放射性標識試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記非放射性標識試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)前記非放射性標識試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記非放射性標識試験化合物についてのKiを計算することと、を含む、方法。 - 富化された生体試料中の病理学的タンパク質との放射性標識複合体における放射性標識ツールリガンドを置換する能力について試験化合物を評価する方法であって、
マイクロアレイ上の前記富化された生体試料の複数のアリコートを、単一の濃度又は複数の濃度の非放射性標識試験化合物及び前記放射性標識ツールリガンドのKdに近い固定濃度の放射性標識ツールリガンドと接触させて、前記放射性標識ツールリガンドと各アリコート中の前記病理学的タンパク質との間で放射性標識複合体を形成することと、
結合していない放射性標識ツールリガンドを前記アリコートから除去することと、
各アリコート中の前記放射性標識複合体における前記放射性標識ツールリガンドからのシグナルを検出することと、
(a)前記非放射性標識試験化合物を単一の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記非放射性標識試験化合物についての競合のパーセントを計算すること、又は(b)前記非放射性標識試験化合物を複数の濃度で接触させる場合に、各アリコート中の検出されたシグナルから前記非放射性標識試験化合物についてのKiを計算することと、を含む、方法。 - (a)前記アリコートをそれぞれ単一の濃度の複数の非放射性標識試験化合物と接触させること、又は、
(b)前記アリコートを複数の濃度の複数の非放射性標識試験化合物と接触させること、を含む、請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。 - 各試験化合物について計算された競合のパーセント又はKiに従って前記複数の試験化合物を順位付けすることを含む、請求項10に記載の方法。
- 前記富化された生体試料のアリコートをブロッキング剤と接触させることを含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
- 放射性標識ツールリガンド、放射性標識試験リガンド、非放射性標識試験リガンド、及び/又は非放射性標識試験化合物を前記複数のアリコートと接触させる前に、又は同時に、前記アリコートを前記ブロッキング剤と接触させる、請求項12に記載の方法。
- 前記ブロッキング剤は、前記放射性標識ツールリガンド、前記放射性標識試験リガンド、前記非放射性標識試験リガンド、又は前記非放射性標識試験化合物も含む1種以上のアッセイバッファー中に存在する、請求項13に記載の方法。
- 前記アッセイバッファーは、Tris-HCl又はリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を含む、請求項14に記載の方法。
- 前記ブロッキング剤は、BSA、カゼイン、又は鶏卵白由来のアルブミンである、請求項12~15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記病理学的タンパク質は、Aβ、タウ、α-シヌクレイン、及びTDP-43から選択される、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記富化された生体試料の各アリコートは、約3.5mg/mL~約6.5mg/mLの総タンパク質を含む、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
- 各アリコートは、スポットである、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記マイクロアレイは、少なくとも5個、又は少なくとも10個、又は少なくとも15個、又は少なくとも20個、又は少なくとも25個、又は少なくとも30個、又は少なくとも40個、又は少なくとも45個、又は少なくとも50個、又は少なくとも55個、又は少なくとも60個、又は約64個のチャンバーを含む、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
- 各チャンバーは、前記富化された生体試料の少なくとも1つのアリコート、又は少なくとも6つのアリコート、又は少なくとも9つのアリコート、又は9つのアリコートを含む、請求項20に記載の方法。
- 前記アリコートを複数の濃度と接触させることは、前記マイクロアレイにおける各チャンバーを様々な濃度と接触させることを含む、請求項20又は21に記載の方法。
- 前記検出は、前記マイクロアレイをフィルムに露光した後に前記フィルム上の前記シグナルを検出することを含む、請求項1~22のいずれか一項に記載の方法。
- 前記フィルムは、ホスホスクリーンフィルムである、請求項23に記載の方法。
- 前記マイクロアレイは、スライドガラスである、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
- 前記スライドガラスは、アミノプロピルシランでコーティングされたスライドガラスである、請求項25に記載の方法。
- 前記富化された生体試料のアリコートを前記スライドガラス上に分注することによって前記マイクロアレイを作製することを含む、請求項25又は26に記載の方法。
- 放射性標識試験リガンド又は非放射性標識試験リガンド若しくは非放射性標識試験化合物と接触させる前に、前記マイクロアレイ上の前記複数のアリコートを乾燥させることを含む、請求項1~27のいずれか一項に記載の方法。
- シグナルを検出する前に乾燥させることを含む、請求項1~28のいずれか一項に記載の方法。
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