JP7789552B2 - スライドドア用の配索構造 - Google Patents

スライドドア用の配索構造

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Description

本発明は、スライドドア用の配索構造に関する。
従来、外装部材を揺動可能に保持する構成がある。特許文献1には、コルゲートチューブの一端に取り付けられる回動部材と、回動部材を保持する保持部材と、を備えたコルゲートチューブ保持具が開示されている。特許文献1のコルゲートチューブは、車両本体からスライドドアに配索されるワイヤハーネスの部材である。
特開2019-100513号公報
スライドドアの移動に応じた外装部材の揺動が許容される場合、外装部材と周囲の壁面との接触部において摩耗や異音が発生してしまう可能性がある。接触部における摩耗や異音の発生を抑制できることが望ましい。
本発明の目的は、外装部材と周囲の壁面との接触部における摩耗や異音の発生を抑制できるスライドドア用の配索構造を提供することである。
本発明のスライドドア用の配索構造は、車両の車体に配置されたプロテクタと、前記プロテクタに収容されており、かつ前記プロテクタに対して揺動可能なように前記プロテクタによって支持されている保持部材と、前記保持部材によって保持された第一端部、および前記車両のスライドドアによって保持された第二端部を有する可撓性の外装部材と、前記外装部材に挿通されており、前記車体と前記スライドドアとを接続する電線と、を備え、前記外装部材は、前記スライドドアのスライド方向において互いに対向している第一壁面および第二壁面の間に向けて前記保持部材から延出しており、前記外装部材は、前記スライドドアが全閉位置にあるときに前記第一壁面に接触し、かつ前記スライドドアが全開位置にあるときに前記第二壁面に接触し、前記プロテクタは、前記保持部材の揺動範囲を規制する当接部を有し、前記当接部は、前記スライドドアが前記全閉位置に向けてスライドする場合に前記外装部材が前記第一壁面に接触するよりも前に前記保持部材に当接して前記保持部材の揺動を規制し、かつ前記スライドドアが前記全開位置に向けてスライドする場合に前記外装部材が前記第二壁面に接触するよりも前に前記保持部材に当接して前記保持部材の揺動を規制することを特徴とする。
本発明に係るスライドドア用の配索構造において、当接部は、スライドドアが全閉位置に向けてスライドする場合に外装部材が第一壁面に接触するよりも前に保持部材に当接して保持部材の揺動を規制し、かつスライドドアが全開位置に向けてスライドする場合に外装部材が第二壁面に接触するよりも前に保持部材に当接して保持部材の揺動を規制する。本発明に係るスライドドア用の配索構造によれば、外装部材と周囲の壁面との間の摩擦力を低減させて接触部における摩耗や異音の発生を抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の斜視図である。 図2は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の斜視図である。 図3は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る保持部材の平面図である。 図5は、実施形態に係るプロテクタ本体の平面図である。 図6は、実施形態に係るプロテクタ本体の斜視図である。 図7は、実施形態に係るカバーの斜視図である。 図8は、実施形態に係るプロテクタの内部を示す平面図である。 図9は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の断面図である。 図10は、スライドドアが全閉位置に向けて移動するときのプロテクタ内部の断面図である。 図11は、スライドドアが全開位置に向けて移動するときのプロテクタ内部の断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るスライドドア用の配索構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図11を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、スライドドア用の配索構造に関する。図1および図2は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の斜視図、図3は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の分解斜視図、図4は、実施形態に係る保持部材の平面図、図5は、実施形態に係るプロテクタ本体の平面図、図6は、実施形態に係るプロテクタ本体の斜視図、図7は、実施形態に係るカバーの斜視図、図8は、実施形態に係るプロテクタの内部を示す平面図、図9は、実施形態に係るスライドドア用の配索構造の断面図、図10は、スライドドアが全閉位置に向けて移動するときのプロテクタ内部の断面図、図11は、スライドドアが全開位置に向けて移動するときのプロテクタ内部の断面図である。図9には、図8のIX-IX断面が示されている。
図1および図2に示すように、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、自動車等の車両100に配置される。車両100は、車体110およびスライドドア120を有する。スライドドア120は、例えば、モータ等の動力によって開閉されるパワースライドドアである。図1には、全閉位置のスライドドア120が示されている。例示されたスライドドア120のスライド方向は、車両前後方向Xである。すなわち、スライドドア120は、車体110に対して車両前後方向Xに沿って相対移動する。
スライドドア用の配索構造1は、車体110とスライドドア120とを接続する。より詳しくは、スライドドア用の配索構造1は、車体110に配置されたプロテクタ2と、外装部材6と、電線7と、を有する。スライドドア120は、車体110に設けられた開口部130を閉塞または開放する。全閉位置のスライドドア120は、車幅方向Yの外側から開口部130を閉塞する。プロテクタ2は、例えば、車両上下方向Zにおける開口部130の下端部に配置される。
外装部材6は、可撓性を有する筒状の部材であり、例えば、コルゲートチューブである。例示された外装部材6の形状は、円筒形状である。外装部材6は、第一端部6aおよび第二端部6bを有する。第一端部6aは、プロテクタ2の内部において、後述する保持部材5によって保持される。第二端部6bは、スライドドア120の保持部121によって保持される。従って、第二端部6bは、スライドドア120と共に車両前後方向Xに沿って移動する。
電線7は、外装部材6に挿通されており、車体110とスライドドア120とを接続する。電線7は、第一端部7aおよび第二端部7bを有する。第一端部7aは、車体110の側の端部であり、第二端部7bは、スライドドア120の側の端部である。第一端部7aには、例えば、コネクタ71やアース端子8が接続される。電線7は、コネクタ71を介して車体110の電源や制御装置と接続される。第二端部7bには、例えば、コネクタ72が接続される。電線7は、コネクタ72を介してスライドドア120の機器と接続される。スライドドア120が全閉位置にある場合、図1に示すように、第二端部6bは第一端部6aに対して車両前方に位置している。例示されたスライドドア用の配索構造1では、スライドドア120が全閉位置にある場合、第二端部6bは車両前方に向けて開口する。
図2には、全開位置のスライドドア120が示されている。スライドドア120が全開位置にある場合、図2に示すように、第二端部6bは第一端部6aに対して車両後方に位置している。例示されたスライドドア用の配索構造1では、スライドドア120が全開位置にある場合、第二端部6bは車両上方に向けて開口する。従って、本実施形態に係る車両100では、スライドドア120が車両前後方向Xにスライドするときに、保持部121から外装部材6に対して捩りの力が加わる。
図3に示すように、スライドドア用の配索構造1は、保持部材5を有する。保持部材5は、例えば、絶縁性の合成樹脂で成型される。保持部材5は、外装部材6の第一端部6aに取り付けられており、第一端部6aを保持する。本実施形態の保持部材5は、外装部材6に対して相対回転不能なように、第一端部6aに対して固定されている。
プロテクタ2は、プロテクタ本体3と、プロテクタ本体3に対して係合するカバー4と、を有する。プロテクタ本体3およびカバー4は、例えば、絶縁性の合成樹脂で成型される。プロテクタ2は、保持部材5を収容し、かつ保持部材5が外装部材6の動きに追従できるように保持部材5を支持する。言い換えると、プロテクタ2は、保持部材5がプロテクタ2に対して揺動可能なように保持部材5を支持する。プロテクタ2および保持部材5は、互いの間の摩擦力が小さくなるように、異なる材料で形成されてもよい。
プロテクタ2は、保持部材5の揺動範囲を規制する当接部20を有する。以下に説明するように、当接部20は、プロテクタ2の壁面と外装部材6との間の干渉を抑制するように構成されている。よって、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、外装部材6とプロテクタ2との接触箇所における摩耗や異音を抑制することができる。
図3および図4に示すように、保持部材5は、本体51、筒部52、およびフランジ53を有する。図4に示すように、例示された保持部材5は、第一部材5Aおよび第二部材5Bを互いに係合させて構成されている。第一部材5Aおよび第二部材5Bは、それぞれ半筒形状を有している。第一部材5Aおよび第二部材5Bは、互いに係合することにより外装部材6の第一端部6aを挟み込む。
図4に示すように、本体51の形状は、略球形状である。より詳しくは、本体51の外周面51sの形状は、略球面形状である。本体51の内部は中空であり、かつ軸方向C1の両側に向けて開放している。本体51の内部には、電線7が挿通され、かつ外装部材6の第一端部6aが収容される。本体51には、二つの突起54,54が設けられている。突起54は、本体51の外周面51sから半径方向の外側に向けて突出している。二つの突起54,54は、互いに逆の方向に向けて突出している。突起54の突出方向は、例えば、軸方向C1と直交する方向である。
本体51は、軸方向C1の第一端部51aおよび軸方向C1の第二端部51bを有する。第一端部51aは、電線7が引き出される端部である。第二端部51bは、外装部材6が引き出される端部である。筒部52は、第二端部51bから軸方向C1に沿って突出している。筒部52の形状は、円筒形状である。筒部52は、外装部材6の第一端部6aを保持することができるように形成されている。筒部52の内径は、例えば、外装部材6の外径と等しい。
フランジ53は、筒部52の先端に配置されている。フランジ53は、筒部52の先端から半径方向の外側に向けて突出している。例示されたフランジ53の形状は、円環形状である。フランジ53は、支持部33,43への異物の侵入を阻止できるように構成されている。例えば、外部から第二通路32に小石等の異物が入り込んだ場合に、異物はフランジ53によって止められる。よって、フランジ53よりも奥側への異物の侵入が発生しにくい。
図5および図6に示すように、プロテクタ本体3は、第一通路31、第二通路32、支持部33、および第一当接部34を有する。支持部33は、第一通路31と第二通路32との間に位置している。第一通路31および第二通路32は、半筒形状を有する配索路である。第一通路31には、外装部材6から引き出された電線7が配索される。第二通路32は、外装部材6の第一端部6aを収容する通路である。第二通路32は、車幅方向Yに沿って延在している。車両前後方向Xにおける第二通路32の幅は、車幅方向Yに沿って支持部33から遠ざかるに従って広くなる。
第二通路32は、第一壁面32a、第二壁面32b、および底壁面32cを有する。第一壁面32aおよび第二壁面32bは、車両前後方向Xにおいて互いに対向している。第一壁面32aは、第二通路32における車両前側の端部に位置している。車幅方向Yと直交する断面における第一壁面32aの形状は、円弧形状である。第一壁面32aは、車幅方向Yに沿って支持部33から遠ざかるに従って車両前側へ向かうように緩やかに湾曲している。第一壁面32aの形状は、スライドドア120が全閉位置にあるときの外装部材6の湾曲形状を規定する。
第二壁面32bは、第二通路32における車両後側の端部に位置している。車幅方向Yと直交する断面における第二壁面32bの形状は、円弧形状である。第二壁面32bは、車幅方向Yに沿って支持部33から遠ざかるに従って車両後側へ向かうように緩やかに湾曲している。第二壁面32bの形状は、スライドドア120が全開位置にあるときの外装部材6の湾曲形状を規定する。
底壁面32cは、第一壁面32aと第二壁面32bとをつないでおり、第二通路32の下端に位置している。底壁面32cは、車両上下方向Zにおいて外装部材6と対向する。第二通路32には、底壁面32cに開口する貫通孔32dが形成されている。貫通孔32dは、底壁面32cにおける支持部33の側の端部に配置されている。貫通孔32dは、第二通路32に侵入した液体や小石等の異物を下方に排出できるように形成されている。
支持部33は、保持部材5を収容する収容室を構成する。支持部33は、保持部材5がプロテクタ2に対して揺動可能なように保持部材5を支持する。支持部33は、第一リブ33a、第二リブ33b、および第三リブ33cを有する。第一リブ33aおよび第二リブ33bは、第一通路31と第二通路32とを結ぶ軸方向C2に対して直交する方向に延在している。第一リブ33aおよび第二リブ33bは、互いに平行である。
図6に示すように、第一リブ33aおよび第二リブ33bの形状は、保持部材5の本体51の球形状に対応した円弧形状である。第一リブ33aは、保持部材5の第一端部51aを摺動可能に支持する。第二リブ33bは、保持部材5の第二端部51bを摺動可能に支持する。第一リブ33aと第二リブ33bとの間には、保持部材5の突起54を収容する凹部が設けられている。
第三リブ33cは、第一リブ33aから第二リブ33bまで、軸方向C2に沿って延在している。図6に示すように、第三リブ33cの形状は、保持部材5の本体51の球形状に対応した円弧形状である。第三リブ33cは、保持部材5の本体51を摺動可能に支持する。
第一当接部34は、当接部20を構成するものであり、支持部33に対して第二通路32の側に配置されている。第一当接部34は、軸方向C2と直交する方向に延在しているリブである。図6に示すように、軸方向C2から見た場合の第一当接部34の形状は、円弧形状である。
図7に示すように、カバー4は、第一覆い部41、第二覆い部42、支持部43、および第二当接部44を有する。第一覆い部41は、プロテクタ本体3の第一通路31を覆って電線7を保護する部分である。第二覆い部42は、プロテクタ本体3の第二通路32を覆って外装部材6を保護する部分である。支持部43は、第一覆い部41と第二覆い部42との間に位置している。
車両前後方向Xにおける第二覆い部42の幅は、車幅方向Yに沿って支持部43から遠ざかるに従って広くなる。第二覆い部42は、第一壁面42a、第二壁面42b、および頂壁面42cを有する。第一壁面42aおよび第二壁面42bは、車両前後方向Xにおいて互いに対向している。
第一壁面42aは、第二覆い部42における車両前側の端部に位置している。車幅方向Yと直交する断面における第一壁面42aの形状は、円弧形状である。第一壁面42aは、車幅方向Yに沿って支持部43から遠ざかるに従って車両前側へ向かうように緩やかに湾曲している。第一壁面42aは、プロテクタ本体3の第一壁面32aと組み合わされて連続した面を構成する。第一壁面42aの形状は、スライドドア120が全閉位置にあるときの外装部材6の湾曲形状を規定する。
第二壁面42bは、第二覆い部42における車両後側の端部に位置している。車幅方向Yと直交する断面における第二壁面42bの形状は、円弧形状である。第二壁面42bは、車幅方向Yに沿って支持部43から遠ざかるに従って車両後側へ向かうように緩やかに湾曲している。第二壁面42bは、プロテクタ本体3の第二壁面32bと組み合わされて連続した面を構成する。第二壁面42bの形状は、スライドドア120が全開位置にあるときの外装部材6の湾曲形状を規定する。
頂壁面42cは、第一壁面42aと第二壁面42bとをつないでおり、第二覆い部42の上端に位置している。頂壁面42cは、車両上下方向Zにおいて外装部材6と対向する。
支持部43は、プロテクタ本体3の支持部33と組み合わされて、保持部材5を収容する収容室を構成する。支持部43は、保持部材5がプロテクタ2に対して揺動可能なように保持部材5を支持する。支持部43は、第一リブ43a、第二リブ43b、および第三リブ43cを有する。第一リブ43aおよび第二リブ43bは、軸方向C2に対して直交する方向に延在している。第一リブ43aおよび第二リブ43bは、互いに平行である。
第一リブ43aおよび第二リブ43bの形状は、保持部材5の本体51の球形状に対応した円弧形状である。第一リブ43aは、保持部材5の第一端部51aを摺動可能に支持する。第二リブ43bは、保持部材5の第二端部51bを摺動可能に支持する。第一リブ43aと第二リブ43bとの間には、保持部材5の突起54を収容する凹部が設けられている。
第三リブ43cは、第一リブ43aから第二リブ43bまで、軸方向C2に沿って延在している。第三リブ43cの形状は、保持部材5の本体51の球形状に対応した円弧形状である。第三リブ43cは、保持部材5の本体51を摺動可能に支持する。
第二当接部44は、プロテクタ本体3の第一当接部34と共に当接部20を構成する。第二当接部44は、支持部43に対して第二覆い部42の側に配置されている。第二当接部44は、軸方向C2と直交する方向に延在しているリブである。軸方向C2から見た場合の第二当接部44の形状は、円弧形状である。
図8に示すように、外装部材6は、保持部材5の筒部52から、筒部52の軸方向に沿って延出する。保持部材5の本体51は、プロテクタ本体3の支持部33によって下方から支持される。カバー4の支持部43は、本体51を上方から支持する。支持部33,43は、保持部材5がプロテクタ本体3に対して揺動することを許容する。例えば、プロテクタ2は、図8に矢印AR0で示すような保持部材5の揺動を許容する。スライドドア120が車両前後方向Xに移動するときに、外装部材6には車両前後方向Xに向かう力が作用する。矢印AR0で示す揺動は、車両前後方向Xの力による保持部材5の動きである。矢印AR0で示す保持部材5の揺動によって、スライドドア120の移動に対する外装部材6の追従性が向上する。
支持部33,43は、軸方向C2の中心軸線に関する保持部材5の回転運動を許容する。上述したように、スライドドア120の移動によって、外装部材6に対して捻りの力が加わる。保持部材5の回転は、捻りの力によって発生する保持部材5の動きである。保持部材5の回転運動によって、スライドドア120の移動に対する外装部材6の追従性が向上する。
図8に示すように、保持部材5のフランジ53は、当接部20に対して第二通路32の側に位置している。フランジ53は、当接部20や支持部33の側への異物の侵入を規制する。フランジ53は、固形の異物の侵入を規制できるように形成されている。例示されたフランジ53の外径は、当接部20の内径よりも大きい。すなわち、フランジ53は軸方向C2から見た場合に当接部20と重なり、異物の侵入を規制することができる。従って、フランジ53は、筒部52とプロテクタ2との隙間への異物の噛み込みや、支持部33,43の摺動部への異物の侵入を規制することができる。なお、フランジ53の外径は、保持部材5が揺動可能な範囲で揺動するときにプロテクタ2と干渉しないように定められる。
図9に示すように、当接部20は、保持部材5の筒部52を全周にわたって囲んでいる。つまり、当接部20は、車両前後方向Xにおける筒部52の移動範囲を規制することができ、かつ車両上下方向Zにおける筒部52の移動範囲を規制することができるように構成されている。当接部20と筒部52との間には、隙間G1が設けられている。隙間G1は、筒部52が当接部20に対して車両前後方向Xおよび車両上下方向Zに相対移動できるように設計されている。車両前後方向Xの隙間は、図8に矢印AR0で示す保持部材5の揺動を可能とする。車両上下方向Zの隙間は、筒部52が車両上下方向Zに移動するような保持部材5の揺動を可能とする。更に、当接部20は、隙間G1の存在により保持部材5の回転運動を許容する。つまり、保持部材5は、外装部材6と共に、当接部20に対して相対回転することが可能である。
図10には、スライドドア120が全閉位置に向けて移動するときの外装部材6および保持部材5が示されている。外装部材6には、矢印AR1で示す力、すなわち車両前側へ向かう力が作用する。当接部20は、外装部材6が第一壁面32a,42aに接触するよりも前に保持部材5に当接して保持部材5の揺動を規制する。図10では、当接部20と保持部材5との当接箇所が破線P1で囲まれている。
図10に示すように、当接部20は、保持部材5の筒部52の外周面に当接して保持部材5の揺動を規制する。当接部20が筒部52に当接するときのスライドドア120の位置は、全閉位置よりも手前の位置である。このときに、外装部材6は、まだ第一壁面32aに接触していない。外装部材6と第一壁面32aとの間には、隙間G2が存在する。また、図10に示す状態において、外装部材6とカバー4の第一壁面42aとの間には隙間G2と同様の隙間が存在する。
スライドドア120が更に全閉位置に向けて移動すると、外装部材6が第一壁面32a,42aに接触する。スライドドア120は、外装部材6が第一壁面32a,42aに接触した後に全閉位置に到達する。第一壁面32a,42aは、外装部材6および電線7に過度の曲げが発生しないように、外装部材6の湾曲形状を規定する。第一壁面32a,42aの形状は、例えば、外装部材6および電線7の屈曲性能に基づいて定められる。
本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1では、当接部20が保持部材5の揺動を規制した後に外装部材6が第一壁面32a,42aに接触する。保持部材5がプロテクタ2によって揺動不能に支持されることで、外装部材6と第一壁面32a,42aとの摩擦力が軽減される。言い換えると、外装部材6と第一壁面32a,42aとの強干渉が生じない。よって、外装部材6と第一壁面32a,42aとの接触部における摩耗や異音の発生が抑制される。
比較例として、保持部材5の揺動が規制されない配索構造について検討する。この場合、スライドドア120が全閉位置に向けて移動するときに、外装部材6と第一壁面32a,42aとの強干渉が発生しやすい。矢印AR1で示す力に対する反力が第一壁面32a,42aから外装部材6に作用することで、接触部の摩擦力が大きくなり、摩耗や異音が発生することがある。これに対して、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、摩耗や異音を抑制すると共に、スライドドア120の移動に対する外装部材6の追従性を向上させることができる。
図11には、スライドドア120が全開位置に向けて移動するときの外装部材6および保持部材5が示されている。外装部材6には、矢印AR2で示す力、すなわち車両後側へ向かう力が作用する。当接部20は、外装部材6が第二壁面32b,42bに接触するよりも前に保持部材5に当接して保持部材5の揺動を規制する。図11では、当接部20と保持部材5との当接箇所が破線P2で囲まれている。
図11に示すように、当接部20は、保持部材5の筒部52の外周面に当接して保持部材5の揺動を規制する。当接部20が筒部52に当接するときのスライドドア120の位置は、全開位置よりも手前の位置である。このときに、外装部材6は、まだ第二壁面32bに接触していない。外装部材6と第二壁面32bとの間には、隙間G3が存在する。また、図11に示す状態において、外装部材6とカバー4の第二壁面42bとの間には隙間G3と同様の隙間が存在する。
スライドドア120が更に全開位置に向けて移動すると、外装部材6が第二壁面32b,42bに接触する。スライドドア120は、外装部材6が第二壁面32b,42bに接触した後に全開位置に到達する。第二壁面32b,42bは、外装部材6および電線7に過度の曲げが発生しないように、外装部材6の湾曲形状を規定する。第二壁面32b,42bの形状は、例えば、外装部材6および電線7の屈曲性能に基づいて定められる。
このように、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1では、当接部20が保持部材5の揺動を規制した後に外装部材6が第二壁面32b,42bに接触する。保持部材5がプロテクタ2によって揺動不能に支持されていることで、外装部材6と第二壁面32b,42bとの摩擦力が軽減される。よって、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、外装部材6がプロテクタ2に接触している状態で外装部材6をスムーズに回転させることができる。よって、スライドドア120の移動に対する外装部材6の追従性が向上する。
また、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、外装部材6と底壁面32cとの強干渉や、外装部材6と頂壁面42cとの強干渉を抑制することができる。例えば、当接部20は、外装部材6に対して下方へ向かう力が作用した場合に、外装部材6が底壁面32cに接触するよりも前に筒部52に当接して保持部材5の揺動を規制する。また、当接部20は、外装部材6に対して上方へ向かう力が作用した場合に、外装部材6が頂壁面42cに接触するよりも前に筒部52に当接して保持部材5の揺動を規制する。よって、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、外装部材6とプロテクタ2との接触部における摩耗や異音の発生を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、プロテクタ2と、保持部材5と、可撓性の外装部材6と、電線7と、を有する。プロテクタ2は、車両100の車体110に配置される。保持部材5は、プロテクタ2に収容されており、かつプロテクタ2に対して揺動可能なようにプロテクタ2によって支持されている。外装部材6は、保持部材5によって保持された第一端部6a、および車両100のスライドドア120によって保持された第二端部6bを有する。電線7は、外装部材6に挿通されており、車体110とスライドドア120とを接続する。
外装部材6は、車両前後方向Xにおいて互いに対向している第一壁面32a,42aおよび第二壁面32b,42bの間に向けて保持部材5から延出している。車両前後方向Xは、スライドドア120のスライド方向の一例である。外装部材6は、スライドドア120が全閉位置にあるときに第一壁面32a,42aに接触し、かつスライドドア120が全開位置にあるときに第二壁面32b,42bに接触する。
プロテクタ2は、保持部材5の揺動範囲を規制する当接部20を有する。当接部20は、スライドドア120が全閉位置に向けてスライドする場合に外装部材6が第一壁面32a,42aに接触するよりも前に保持部材5に当接して保持部材5の揺動を規制する。更に、当接部20は、スライドドア120が全開位置に向けてスライドする場合に外装部材6が第二壁面32b,42bに接触するよりも前に保持部材5に当接して保持部材5の揺動を規制する。本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、当接部20によって保持部材5の揺動を規制することにより、外装部材6と第一壁面32a,42aとの接触部、および外装部材6と第二壁面32b,42bとの接触部における摩耗や異音の発生を抑制することができる。
本実施形態の第一壁面32a,42aおよび第二壁面32b,42bは、プロテクタ2が有する壁面である。プロテクタ2は、スライドドア120が全閉位置にあるときの外装部材6の湾曲形状を第一壁面32a,42aによって規定する。また。プロテクタ2は、スライドドア120が全開位置にあるときの外装部材6の湾曲形状を第二壁面32b,42bによって規定する。よって、本実施形態に係るスライドドア用の配索構造1は、摩耗や異音の発生を抑制しつつ、プロテクタ2によって外装部材6の形状を適切な形状に規定することができる。
なお、第一壁面および第二壁面は、プロテクタが有する壁面には限定されない。例えば、スライドドア用の配索構造1において、第一壁面および第二壁面は、プロテクタ2とは別の部材が有する壁面であってもよい。この別の部材は、例えば、プロテクタ2とスライドドア120との間に配置される。
本実施形態の保持部材5は、球形状の本体51と、本体51から突出している円筒形状の筒部52と、を有する。外装部材6の第一端部6aは、筒部52によって保持され、かつ筒部52の軸方向C1に沿って筒部52から延出している。プロテクタ2の当接部20は、筒部52の外周面に当接して保持部材5の揺動を規制する。このような構成は、外装部材6の軌跡を精度よく制御することができる。
なお、保持部材5の形状は、実施形態で例示された形状には限定されない。また、支持部33,43の形状は、実施形態で例示された形状には限定されない。支持部33,43は、保持部材5を揺動可能に支持できるように形成されていればよい。外装部材6および保持部材5に対して捻りの力が作用する場合、支持部33,43は、保持部材5の回転運動を許容できるように形成される。
上記の実施形態に開示された内容は、適宜組み合わせて実行可能である。
1 スライドドア用の配索構造
2 プロテクタ
3:プロテクタ本体、 4:カバー
5:保持部材、 5A:第一部材、 5B:第二部材
6:外装部材、 6a:第一端部、 6b:第二端部
7:電線、 7a:第一端部、 7b:第二端部
20:当接部
31:第一通路、 32:第二通路、 32a:第一壁面、 32b:第二壁面
32c:底壁面、 32d:貫通孔
33:支持部、 33a:第一リブ、 33b:第二リブ、 33c:第三リブ
34:第一当接部(当接部)
41:第一覆い部、 42:第二覆い部、 42a:第一壁面、 42b:第二壁面
42c:頂壁面
43:支持部、 43a:第一リブ、 43b:第二リブ、 43c:第三リブ
44:第二当接部(当接部)
51:本体、 51a:第一端部、 51b:第二端部、 51s:外周面
52:筒部、 53:フランジ、 54:突起
71,72:コネクタ
100:車両、 110:車体、 120:スライドドア、 121:保持部
130:開口部
C1:軸方向、 X:車両前後方向、 Y:車幅方向、 Z:車両上下方向

Claims (3)

  1. 車両の車体に配置されたプロテクタと、
    前記プロテクタに収容されており、かつ前記プロテクタに対して揺動可能なように前記プロテクタによって支持されている保持部材と、
    前記保持部材によって保持された第一端部、および前記車両のスライドドアによって保持された第二端部を有する可撓性の外装部材と、
    前記外装部材に挿通されており、前記車体と前記スライドドアとを接続する電線と、
    を備え、
    前記外装部材は、前記スライドドアのスライド方向において互いに対向している第一壁面および第二壁面の間に向けて前記保持部材から延出しており、
    前記外装部材は、前記スライドドアが全閉位置にあるときに前記第一壁面に接触し、かつ前記スライドドアが全開位置にあるときに前記第二壁面に接触し、
    前記プロテクタは、前記保持部材の揺動範囲を規制する当接部を有し、
    前記当接部は、前記スライドドアが前記全閉位置に向けてスライドする場合に前記外装部材が前記第一壁面に接触するよりも前に前記保持部材に当接して前記保持部材の揺動を規制し、かつ前記当接部が前記保持部材の揺動を規制した後に前記外装部材が前記第一壁面に接触するように構成され、
    前記当接部は、前記スライドドアが前記全開位置に向けてスライドする場合に前記外装部材が前記第二壁面に接触するよりも前に前記保持部材に当接して前記保持部材の揺動を規制し、かつ前記当接部が前記保持部材の揺動を規制した後に前記外装部材が前記第二壁面に接触するように構成されている
    ことを特徴とするスライドドア用の配索構造。
  2. 前記第一壁面および前記第二壁面は、前記プロテクタが有する壁面であり、
    前記プロテクタは、前記スライドドアが前記全閉位置にあるときの前記外装部材の湾曲形状を前記第一壁面によって規定し、かつ前記スライドドアが前記全開位置にあるときの前記外装部材の湾曲形状を前記第二壁面によって規定する
    請求項1に記載のスライドドア用の配索構造。
  3. 前記保持部材は、球形状の本体と、前記本体から突出している円筒形状の筒部と、を有し、
    前記外装部材の前記第一端部は、前記筒部によって保持され、かつ前記筒部の軸方向に沿って前記筒部から延出しており、
    前記プロテクタの前記当接部は、前記筒部の外周面に当接して前記保持部材の揺動を規制する
    請求項1または2に記載のスライドドア用の配索構造。
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