JP7779115B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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Description
口腔用組成物にオウバクエキスやベルベリンを安定に配合する技術は、多数提案されている(特許文献1~7)。
したがって、オウバクエキス配合の口腔用組成物において、オウバクエキスを経時でも安定に配合し、かつ高い口腔バイオフィルム殺菌効果を与える口腔用組成物の開発が望まれた。
なお、本発明では、(A)成分に(B)及び(C)成分を組み合わせることによって、(C)/(B)の質量比が特定範囲内において、口腔バイオフィルム殺菌効果の向上、(A)成分の安定性改善及び外観安定性を両立することができた。
後述の比較例からも明らかなように、(A)成分が配合され、(B)及び(C)成分が配合されていないと、(A)成分の安定性が悪く、口腔バイオフィルム(以下、「BF」と略記することもある)殺菌効果が低く、味及び泡立ちも悪く(比較例1)、(B)成分が配合され、(C)成分が配合されていないと、更にアニオン性界面活性剤のラウロイルサルコシンナトリウムが添加されていても、(A)成分の安定性及び味が悪かった(比較例2、5)。また、(B)及び(C)成分が配合されていても、(C)/(B)の質量比が特定値未満であると、(A)成分の安定性及び味が悪く(比較例4)、(C)/(B)の質量比が特定値を超えると、外観安定性(製剤の液分離安定性)が悪かった(比較例3)。これに対して、実施例に示す(A)、(B)及び(C)成分が配合され、(C)/(B)の質量比が特定範囲内である歯磨剤組成物は、(A)成分の安定性及びBF殺菌効果に優れ、かつ味、泡立ち及び外観安定性が良好であった。
[1]
(A)オウバクエキス、
(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウム
及び
(C)ラウリル硫酸ナトリウム
を含有し、(C)/(B)が質量比として0.03~30であることを特徴とする口腔用組成物。
[2]
(A)成分の含有量が0.01~0.3質量%である[1]記載の口腔用組成物。
[3]
(B)成分の含有量が0.01~3質量%である[1]又は[2]記載の口腔用組成物。
[4]
(C)成分の含有量が0.05~2質量%である[1]~[3]のいずれかに記載の口腔用組成物。
[5]
(C)/((A)+(B))が質量比として0.03~12である[1]~[4]のいずれかに記載の口腔用組成物。
[6]
(B)成分の含有量が0.05~2.5質量%、(C)成分の含有量が0.05~2質量%であり、(B)及び(C)成分の合計含有量が0.2~3質量%である[1]~[5]のいずれかに記載の口腔用組成物。
[7]
練歯磨である[1]~[6]のいずれかに記載の口腔用組成物。
本発明の口腔用組成物は、(A)オウバクエキス、(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウム、及び(C)ラウリル硫酸ナトリウムを含有する。
オウバクエキスは、オウバク(黄柏)を含む植物の溶媒抽出物であり、公知の方法によって得られたものを用いることができる。
オウバクエキスは、液状でもよいが、乾燥させた固体状のものでもよく、粉末状にした粉末エキスを用いることもできる。
具体的に原料は、キハダ等のミカン科植物の樹皮等を使用し得る。
抽出溶媒は親水性溶媒が使用でき、水や、エタノール、プロパノール等の低級1価アルコール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコールといった親水性溶媒が挙げられ、これらから選ばれる1種の単独溶媒又は2種以上の混合溶媒を使用できる。中でも、水、エタノールが好ましく、水、特に熱水が好ましい。抽出条件、後処理は通常の方法を採用できる。
また、オウバクエキスは、ベルベリンの含有量が1質量%以上のものが好ましく、より好ましくは2~80質量%である。
第十八改正日本薬局方「オウバク末」;
本品は、キハダのPhellodendron amurense Ruprecht 又はPhellodendron chinense Schneider(Rutaceae)の周皮を除いた樹皮である。本品は定量するとき、換算した生薬の乾燥物に対し、ベルベリン[ベルベリン塩化物(C20H18ClNO4:371.81)として]1.2%以上を含む。
医薬部外品原料規格2021「オウバクエキス」;
本品は、キハダ Phellodendron amurense Rupr.(Rutaceae)又はその他同属植物の周皮を除いた樹皮から水、エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール又はこれらの混液で抽出して得られるエキスである。
ラウロイルメチルタウリンナトリウムは、日光ケミカルズ(株)製の商品名;NIKKOL LMT-P等の市販品を使用できる。
(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウムの配合量は、組成物全体の0.01~3%が好ましく、より好ましくは0.05~2.5%、更に好ましくは0.05~2%、最も好ましくは0.1~1.5%である。配合量が増えるほど泡立ちが確保されると共に、BF殺菌効果が高まり、0.01%以上であると、十分なBF殺菌効果が発揮され、3%以下であると、それ自身の苦味が十分に抑えられて、よい味が確保される。
ラウリル硫酸ナトリウムは、BASFジャパン(株)製の商品名;Texapon(登録商標) OC-P等の市販品を使用できる。
(C)ラウリル硫酸ナトリウムの配合量は、組成物全体の0.05~2%が好ましく、より好ましくは0.07~1.8%、更に好ましくは0.1~1.5%、最も好ましくは0.1~1.0%である。配合量が0.05%以上であると、(A)成分の安定性が十分に改善し、また、十分に苦味が抑制され、2%以下であると、外観安定性が十分に確保される。
(A)及び(B)成分と(C)成分との量比を示す(C)/((A)+(B))(但し、(A)成分の配合量は、溶媒を除いたエキス純分量)は、質量比として0.03~12が好ましく、より好ましくは0.05~11、更に好ましくは0.1~10である。上記範囲内であると、特に(A)及び(B)成分由来の苦味が顕著に抑制され、(A)成分の安定性及び味のよさが一層優れる。
なお、本発明では、効果発現の点で、研磨剤は配合されていなくてもよく(配合量0%)、研磨剤無配合の組成であってもよい。
有機粘結剤は、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルエチルセルロース、メチルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロース系粘結剤、キサンタンガム、カラギーナン、グアガム、アルギン酸ナトリウム、モンモリロナイト、ゼラチン、ポリアクリル酸ナトリウムが挙げられる。無機粘結剤は、増粘性シリカ、増粘性アルミニウムシリカ等が挙げられる。配合量は通常、組成物全体の0.1~10%、特に0.5~5%が好ましい。
任意のアニオン性界面活性剤は、ミリスチル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤は、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル;グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の多価アルコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルや、ラウリン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミドが挙げられる。
カチオン性界面活性剤は、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等が挙げられる。
両イオン性界面活性剤は、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N-ラウリルジアミノエチルグリシン、N-ミリスチルジアミノエチルグリシン等のN-アルキルジアミノエチルグリシンや、N-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウムが挙げられる。
任意の界面活性剤を配合する場合、その配合量は、組成物全体の0.2~15%、とりわけ0.5~10%が好ましく、また、ノニオン性界面活性剤の配合量は組成物全体の4%以下、好ましくは3%以下が好ましい。なお、(B)及び(C)成分以外の界面活性剤、特にアニオン性界面活性剤は配合しなくてもよく、また、ノニオン性界面活性剤も配合しなくてもよく、本発明では、(B)及び(C)成分以外に界面活性剤が配合されていなくても、(A)成分の安定性に優れ、BF殺菌効果も優れる。
甘味剤は、サッカリンナトリウム、アスパラテーム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等が挙げられる。
防腐剤は、パラオキシ安息香酸メチル等のパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸又はその塩が挙げられる。
表1~3に示す組成の歯磨剤組成物(練歯磨)を以下の方法で調製してチューブ容器(アルミニウムラミネートチューブ;最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30、厚み257μm、チューブ口元の口径8mm(大日本印刷(株)製))に50g充填し、下記方法で評価した。結果を表に併記した。
使用したラミネートチューブの層構成における略号と名称は以下の通りであり、略号に続く数字は各層の厚み(μm)を示したものである。
LDPE:低密度ポリエチレン
白LDPE:白色低密度ポリエチレン
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
AL:アルミニウム
PET:ポリエチレンテレフタレート
EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂
(1)精製水中に(A)、(B)成分、その他の水溶性成分及び粘度調整剤(粘結剤)を常温で混合溶解させた(混合物X)。
(2)プロピレングリコール中に粘結剤を常温で分散させ(混合物Y)、撹拌中の混合物X中に、混合物Yを添加混合して、混合物Zを調製した。
(3)混合物Z中に、香料、(C)成分、水及び研磨剤を、ニーダーを用いて常温で混合し、減圧(5.3kPa)による脱泡を行い、歯磨剤組成物を得た。
なお、比較例の歯磨剤組成物は、上記方法に準じて調製した。
(1)オウバクエキスの安定性
下記方法で、歯磨剤組成物を調製直後(初期)と、40℃で6ヶ月保存後のベルベリンの含有量を測定してベルベリン残存率からオウバクエキスの安定性を評価した。
歯磨剤組成物に内標準溶液(キノリンエローSSのメタノール溶液)及び移動相を加え、均一に分散した後、液体クロマトグラフ用フィルター(0.45μm)を用いて濾過し、試料溶液とした。必要に応じて均一分散後に遠心分離した。別に標準の塩化ベルベリンをメタノールに溶かした後、歯磨剤組成物のベルベリン濃度に合わせて移動相で希釈し、その後、内標準溶液を正確に加えて標準溶液とした。試料溶液及び標準溶液20μLにつき、次の条件で液体クロマトグラフ法により試験を行い、QT(内標準物質のピーク面積に対する試料溶液のベルベリンのピーク面積の比)及びQS(内標準物質のピーク面積に対する標準溶液のベルベリンのピーク面積の比)を求め、下記式によりベルベリン含量を求め、ベルベリン残存率を算出した。
ベルベリン含量(ppm)=WS×(100-D)×(353.37/371.81)×(QT/QS)×(K/WT)
WS:標準塩化ベルベリンの量(g)
WT:試料の量(g)
D:標準塩化ベルベリンの水分(%)
K:定数(希釈濃度等により設定)
353.37:ベルベリンの分子量
371.81:塩化ベルベリンの分子量
内標準溶液:キノリンエローSSのメタノール溶液
操作条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:345nm)
カラム:ODSカラム
カラム温度:室温
移動相:水/アセトニトリル/メタノール=2/2/1(ラウリル硫酸ナトリウム及び酒石酸を適量添加)
流量:ベルベリンの保持時間が約20分となるように調整
ベルベリン残存率(%)=〔(40℃、6ヶ月保存後のチューブ口元のベルベリン含有量)/(初期のベルベリン含量)〕×100
ベルベリン残存率から、下記の評価基準でオウバクエキスの安定性を評価した。
評価基準
◎:95%以上
○:90%以上95%未満
△:85%以上90%未満
×:85%未満
(i)モデルバイオフィルムの作製方法
モデルバイオフィルムを作製するために用いた細菌は、アメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC)より購入し、以下の方法によりプレカルチャーを行った。
アクチノマイセス ヴィスコサス(Actinomyces viscosus)ATCC43146、フゾバクテリウム ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)ATCC10953、ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)ATCC33277は、5mg/L ヘミン(Sigma社製)及び1mg/L ビタミンK(富士フイルム和光純薬(株)製)を含むトッドへヴィットブロス(Becton and Dickinson社製)培養液〔THBHM〕により培養し、ベイヨネラ パルビュラ(Veillonella parvula)ATCC17745は、1.26%乳酸ナトリウム(Sigma社製)を含むトッドへヴィットブロス(Becton and Dickinson社製)培養液〔THBL〕により培養した。なお、培養は、37℃で一晩嫌気培養(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)した。
培養後、菌液は遠心分離(10,000rpm、10min)により集菌した。遠心集菌した各細菌は、ベイサルメディウムムチン培養液〔BMM〕*1に再懸濁した後、予め同培地1,000mLを入れた培養槽に、菌数がそれぞれ1×107個/mLになるように接種し、37℃において嫌気条件下(95vol%窒素、5vol%二酸化炭素)で一晩培養した。その後、BMMを100mL/時間の速度で供給するとともに、同速度で培養液を排出した。上記培養槽から排出された培養液は、液量が300mLに保たれる別の培養槽に連続的に供給した。この培養槽内の回転盤(約80rpmで回転)には、バイオフィルムの付着担体として直径7mmのハイドロキシアパタイト板(ペンタックス社製)を装着した。
上記方法による培養は、10日間連続して行い、ハイドロキシアパタイト板上にバイオフィルムを形成させた。培養後、取り出したバイオフィルム形成ハイドロキシアパタイト板をリン酸緩衝生理食塩水*2(Phosphate Buffered Saline、以下PBSとする)5mLで2回洗浄し、モデルバイオフィルムを得た。
プロテオースペプトン(Becton and Dickinson社製):
4g/L
トリプトン(Becton and Dickinson社製): 2g/L
イーストエキス(Becton and Dickinson社製):2g/L
ムチン(Sigma社製): 5g/L
ヘミン(Sigma社製): 2.5mg/L
ビタミンK(富士フイルム和光純薬(株)製): 0.5mg/L
KCl(富士フイルム和光純薬(株)製): 1g/L
システイン(富士フイルム和光純薬(株)製): 0.2g/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップし、121℃で20分間オートクレーブした。)
*2;PBSの組成(1L中の質量で表す。)
NaCl(富士フイルム和光純薬(株)製): 8.0g
KCl(富士フイルム和光純薬(株)製): 0.2g
Na2HPO4・12H2O(富士フイルム和光純薬(株)製): 3.63g
KH2PO4(富士フイルム和光純薬(株)製): 0.24g
蒸留水: 残
(1N HClによりpH7.4に調整し、全量が1Lになるようにメスアップした。)
形成させたモデルバイオフィルムは、24穴マルチプレート(住友ベークライト(株)製)に移した。これに、表に示す組成の歯磨剤組成物を人工唾液(50mM塩化カリウム、1mMリン酸2水素カリウム、1mM塩化カルシウム2水和物、0.1M塩化マグネシウム6水和物、pH7に調整)で3倍に希釈して分散させ、遠心分離した上清2mLを加え、3分間浸漬した。PBS1mLで6回洗浄した後、同バッファー(PBS)4mLを添加した試験管(直径13mm×100mm)に移し、超音波処理(200μA、10秒)により分散した。この分散液をPBSで10段階希釈を施し、硫酸カナマイシン含有血液寒天平板*3に50μL塗沫し、嫌気条件下で培養した。生育したコロニー数を計測し、モデルバイオフィルムあたりの歯周病細菌(ポルフィロモナス ジンジバリス)の生菌数(cfu/Biofilm)を求め、下記の評価基準で歯周病原性バイオフィルムへの浸透殺菌力を判定し、バイオフィルム殺菌効果を評価した。
評価基準:
◎:106未満
○:106以上107未満
△:107以上108未満
×:108以上
トリプチケースソイ寒天培地(Becton and Dickinson社製):
40g/L
ヘミン(Sigma社製): 5mg/L
ビタミンK(富士フイルム和光純薬(株)製): 1mg/L
硫酸カナマイシン((株)明治製薬製): 200mg/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
10人の被験者モニタが、チューブ容器から歯磨剤組成物1gを押し出して歯ブラシ(ライオン(株)製、クリニカハブラシ4列ヘッド、ミディアム)にのせ、3分間ブラッシングして口腔内を洗浄した際の泡立ちを下記の評点基準で判定した。10人の評価点の平均を算出し、下記の評価基準で泡立ち(泡立ちのよさ)を評価した。
評点基準
5点:泡立ちが良い
4点:やや泡立ちが良い
3点:どちらともいえない
2点:やや泡立ちが悪い
1点:泡立ちが悪い
評価基準
◎:平均点4.0点以上
○:平均点3.0点以上4.0点未満
△:平均点2.0点以上3.0点未満
×:平均点2.0点未満
被験者として専門家パネラー10人による官能試験で評価した。チューブ容器から歯磨剤組成物1gを押し出して歯ブラシ(ライオン(株)製、クリニカハブラシ4列ヘッド、ミディアム)にのせ、3分間ブラッシングを行い、使用中に感じた味(苦味のなさ)を下記の評点基準で判定した。10人の評価点の平均を算出し、下記の評価基準で味(味のよさ)を評価した。
評点基準
4点:苦味を感じない
3点:わずかに苦味を感じるが、使用上問題ないレベル
2点:苦味を感じ、使用上問題があるレベル
1点:強く苦味を感じる
評価基準
◎:平均点3.5点以上
○:平均点3.0点以上3.5点未満
△:平均点2.0点以上3.0点未満
×:平均点2.0点未満
チューブ容器に充填した歯磨剤組成物の各組成3本を50℃、1ヶ月間保存した後、わら半紙上にチューブ容器から歯磨剤組成物を10cm押し出し、わら半紙に染み出た液の長さを測定し、液分離の度合いを下記の4段階の評点基準で判定した。なお、製剤の液分離安定性は、温度に依存して液分離が促進される傾向を示し、1ヶ月間の保存期間で評価が可能である保存温度として50℃を選択した。
評点基準
4点:液分離は全く観察されない
3点:押し出した時、口元部分に僅かに液分離が認められるが、使用上問題ない
2点:押し出した時、口元部分に液分離が1~3cm認められる
1点:押し出した時、口元部分に液分離が3cmを超えて認められる
3本の評価点の平均値を求め、液分離の度合いを下記の評価基準で判定した。◎及び○のものを、50℃保存時における液分離安定性に優れる歯磨剤組成物であると判断した。
評価基準
◎:3.5点以上4.0点以下
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
(A)オウバクエキス:
小城製薬(株)製、商品名;オウバクエキスS、粉末、ベルベリン含有率5%
(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウム:
日光ケミカルズ(株)製、商品名;NIKKOL LMT-P
(C)ラウリル硫酸ナトリウム:
BASFジャパン(株)製、商品名;Texapon(登録商標) OC-P
ラウロイルサルコシンナトリウム(比較品):
川研ファインケミカル(株)製、ソイポン(登録商標) SLP
(A)オウバクエキス 0.1%
(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3
(C)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
ソルビット液(70%) 50
研磨性シリカ 12
増粘性シリカ 5.0
プロピレングリコール 5.0
キサンタンガム 1.0
ポリアクリル酸ナトリウム 0.5
フッ化ナトリウム 0.32
サッカリンナトリウム 0.1
香料 1.0
精製水 バランス
合計 100%
(C)/(B)の質量比;3.3
(A)オウバクエキス 0.05%
(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.5
(C)ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
ソルビット液(70%) 45
研磨性シリカ 10.0
増粘性シリカ 6.0
プロピレングリコール 4.0
キサンタンガム 1.2
ポリアクリル酸ナトリウム 0.4
フッ化ナトリウム 0.32
サッカリンナトリウム 0.15
香料 0.9
精製水 バランス
合計 100%
(C)/(B)の質量比;1
Claims (3)
- (A)オウバクエキス、
(B)ラウロイルメチルタウリンナトリウム
及び
(C)ラウリル硫酸ナトリウム
を含有する口腔用組成物であって、
(A)成分の含有量が組成物全体の0.01~0.3質量%、
(B)成分の含有量が組成物全体の0.01~3質量%、
(C)成分の含有量が組成物全体の0.05~2質量%、
(C)/(B)が質量比として0.03~30であり、練歯磨である口腔用組成物。 - (C)/((A)+(B))が質量比として0.03~12である請求項1記載の口腔用組成物。
- (B)成分の含有量が0.05~2.5質量%、(C)成分の含有量が0.05~2質量%であり、(B)及び(C)成分の合計含有量が0.2~3質量%である請求項1又は2記載の口腔用組成物。
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