JP7756325B2 - 非水電解質二次電池用負極活物質および非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池用負極活物質および非水電解質二次電池

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Description

本開示は、主として、非水電解質二次電池用負極活物質の改良に関する。
近年、非水電解質二次電池は、高電圧かつ高エネルギー密度を有するため、小型民生用途、電力貯蔵装置および電気自動車の電源として期待されている。電池の高エネルギー密度化が求められる中、理論容量密度の高い負極活物質として、リチウムと合金化するケイ素(シリコン)を含む材料の利用が期待されている。
しかし、ケイ素を含む材料は、不可逆容量が大きいため、初期の充放電効率が低いという問題がある。そこで、不可逆容量に相当するリチウムを、予めケイ素を含む材料に導入する、様々な技術が提案されている。具体的には、リチウムシリケート相と、リチウムシリケート相内に分散しているシリコン粒子(微細なシリコン相)とを含む複合粒子を用いることが提案されている。上記のシリコン粒子が充放電反応(可逆的なリチウムの吸蔵および放出)に寄与する。
特許文献1では、上記の複合粒子のリチウムシリケート相内に、希土類元素およびアルカリ土類元素からなる群より選択される少なくとも1種の元素Qを分散させることが提案されている。
国際公開第2018/179969号パンフレット
上記の複合粒子では、充放電時のリチウムの吸蔵および放出に伴うシリコン相の膨張および収縮の度合いが大きく、充放電時にシリコン相の周囲のシリケート相に大きな応力が生じ、シリケート相に割れが生じ易い。よって、シリケート相の割れに伴い新たに露出する面と非水電解質との接触による副反応が進み、サイクル特性が低下し易い。特許文献1では、上記の元素Qによりシリケート相がある程度硬くなるが、シリケート相の割れ抑制は依然として不十分である。
したがって、シリコン相を備える複合粒子を負極活物質に用いる二次電池のサイクル特性の低下が課題である。
以上に鑑み、本開示の一側面は、リチウムシリケート相と、前記リチウムシリケート相内に分散しているシリコン相と、前記リチウムシリケート相内に分散している二酸化ケイ素の結晶相と、を含む複合粒子を備え、前記二酸化ケイ素の結晶相は、β-クリストバライトと、石英と、を含む、非水電解質二次電池用負極活物質に関する。
本開示の他の側面は、正極と、負極と、電解質と、を備え、前記負極は、上記の二次電池用負極活物質を含む、非水電解質二次電池に関する。
本開示によれば、非水電解質二次電池のサイクル特性の低下を抑制することができる。
図1は、複合粒子のXRDパターンの例を示す図である。 図2は、本開示の一実施形態に係る負極活物質(複合粒子)を模式的に示す断面図である。 図3は、本開示の一実施形態に係る非水電解質二次電池の一部を切欠いた概略斜視図である。
[非水電解質二次電池用負極活物質]
本開示の実施形態に係る非水電解質二次電池用負極活物質は、リチウムシリケート相と、リチウムシリケート相内に分散しているシリコン相と、リチウムシリケート相内に分散している二酸化ケイ素の結晶相と、を含む複合粒子(以下、複合粒子とも称する。)を備える。二酸化ケイ素の結晶相は、β-クリストバライトと、石英と、を含む。β-クリストバライトは立方晶系の結晶構造を有し、石英よりもβ-クリストバライトの方がビッカース硬度が小さい。
シリケート相内に二酸化ケイ素が分散していることで、シリケート相の強度がある程度高まる。さらに、二酸化ケイ素の結晶相として石英とともに比較的小さい硬度を有するβ-クリストバライトを混在させることで、シリケート相の柔軟性が改善され、シリコン相の膨張時にシリコン相の周囲のシリケート相に生じる応力が緩和される。以上のことから、シリケート相の割れが抑制され、シリケート相の割れに伴うサイクル特性の低下が十分に抑制される。
また、二酸化ケイ素の結晶相としてβ-クリストバライトおよび石英の両方が混在する場合、シリケート相はシリコン相の膨張および収縮のいずれにも追従することができ、充放電時にシリケート相のリチウムイオン伝導相としての機能が十分に維持される。よって、シリコン相が充放電反応に十分に寄与することができ、高容量かつ優れたサイクル特性が得られる。
シリケート相内に分散している二酸化ケイ素のほぼ全てがβ-クリストバライトである場合、シリケート相の硬度が低下することで、充電時にシリコン相の膨張に伴いシリケート相が大きく膨張し、放電時にシリコン相の収縮に追従しにくくなる。これにより、シリコン相とシリケート相との間に隙間が形成され、シリコン相が孤立化して充放電反応に十分に寄与できなくなり、サイクル特性が低下する。
シリケート相内に分散している二酸化ケイ素のほぼ全てが石英である場合、シリケート相は柔軟性が低下し、充電時にシリコン相の膨張に追従しにくくなり、シリケート相に生じる応力が増大し、シリケート相に割れが生じ、それに伴いサイクル特性が低下する。
X線回折(XRD)測定により得られる複合粒子のXRDパターンにおいて、2θ=21.6°付近にβ-クリストバライトに由来するピークが現れ、2θ=26.3°付近に石英に由来するピークが現れる。XRD測定のX線には、CuのKα線が用いられる。なお、本明細書中、x°付近であるとは、例えばx±1°の範囲内であることを意味する。
複合粒子のXRDパターンにおいて、2θ=26.3°付近に現れる石英に由来するピークの強度Iに対する、2θ=21.6°付近に現れるβ-クリストバライトに由来するピークの強度Iの比:I/Iは、好ましくは0.1以上であり、より好ましくは0.3以上である。I/Iの強度比が上記範囲内の場合、シリケート相内に石英とβ-クリストバライトとがバランス良く存在しており、サイクル特性が向上し易い。I/Iの上限は、例えば、2.0である。
ここで、図1は、複合粒子のXRDパターンの例を示す。図1中、a1は本実施形態の負極活物質(複合粒子)のXRDパターンを示し、b1は従来の負極活物質(複合粒子)のXRDパターンを示す。なお、複合粒子a1は後述の実施例1(電池A1)に対応し、複合粒子b1は後述の比較例1(電池B1)に対応する。
a1、b1のいずれも、2θ=28°付近に、シリコン相のSi(111)面に由来するピークが観察される。a1、b1のいずれも、2θ=24°付近に、リチウムシリケート相のLiSiに由来するピークが観察される。
a1では、2θ=26.3°付近に石英に由来するピークと、2θ=21.6°付近にβ-クリストバライトに由来するピークと、が観察される。a1では、上記I/Iのピーク強度比は0.3である。一方、b1では、2θ=26.3°付近に石英に由来するピークが観察されるが、2θ=21.6°付近にβ-クリストバライトに由来するピークは観察されない。
複合粒子では、リチウムシリケート相とシリコン相とを含む複数の一次粒子が結合し、二次粒子を構成している。二次粒子全体で見ると、複合粒子は、リチウムシリケート相内に、微細なシリコン相が分散した構造を有する。リチウムシリケート相に分散するシリコン相の量の制御により高容量化が可能である。リチウムシリケート相によりシリコン相の膨張収縮が緩和される。よって、電池の高容量化とサイクル特性の向上の両立が容易に可能である。
複合粒子は、リチウムシリケート相内に、微細な二酸化ケイ素相が分散した構造を有する。1つの二酸化ケイ素相がβ-クリストバライトおよび石英の両方を含んでいてもよく、リチウムシリケート相内にβ-クリストバライト相および石英相がそれぞれ単独で形成されていてもよい。
複合粒子(二次粒子)の平均粒径は、例えば1μm以上、25μm以下であり、4μm以上、15μm以下でもよい。上記粒径範囲では、充放電に伴う複合粒子の体積変化による応力を緩和しやすく、良好なサイクル特性を得やすくなる。複合粒子の表面積も適度な大きさになり、非水電解質との副反応による容量低下も抑制される。複合粒子の平均粒径とは、レーザー回折散乱法で測定される粒度分布において、体積積算値が50%となる粒径(体積平均粒径)を意味する。測定装置には、例えば、株式会社堀場製作所(HORIBA)製「LA-750」を用いることができる。複合粒子の表面が導電層で覆われている場合、導電層の厚みは、実質上、複合粒子の平均粒径に影響しない程度に小さいため、導電層を有する複合粒子の平均粒径を複合粒子の平均粒径と見なしてよい。
複合粒子は、以下の手法により、電池から取り出すことができる。まず、完全放電状態の電池を解体して負極を取り出し、負極を無水エチルメチルカーボネートまたはジメチルカーボネートで洗浄し、非水電解質成分を除去する。後述するように、負極は、負極集電体とその表面に担持された負極合剤層とを具備する。そこで、銅箔から負極合剤層を剥がし取り、乳鉢で粉砕して試料粉を得る。次に、試料粉を乾燥雰囲気中で1時間乾燥し、弱く煮立てた6M塩酸に10分間浸漬して、複合粒子以外に由来する元素を取り除く。次に、イオン交換水で試料粉を洗浄し、濾別して200℃で1時間乾燥する。その後、酸素雰囲気中、900℃に加熱して導電層を除去することで、複合粒子だけを単離することができる。なお、完全放電状態とは、放電深度(DOD)が90%以上(充電状態(SOC)が10%以下)の状態である。
(リチウムシリケート相)
リチウムシリケート相は、非晶質であってもよく、結晶性が高くてもよい。リチウムシリケート相は、結晶性が低い方が柔軟性が高く、シリコン相の膨張収縮に追従し易く、割れにくい。また、リチウムシリケート相の結晶性が高い場合でも、SiOの結晶がβ-クリストバライトを含むことでリチウムシリケート相の柔軟性が改善され、割れにくくなる。
リチウムシリケートは、リチウム(Li)と、ケイ素(Si)と、酸素(O)とを含むシリケートである。リチウムシリケートにおけるSiに対するOの原子比:O/Siは、例えば、2超、4未満である。O/Si比が2超、4未満(後述の式中のzが0<z<2)の場合、シリケート相の安定性やリチウムイオン伝導性の面で有利である。好ましくは、O/Si比は、2超、3未満である。また、リチウムシリケートにおけるSiに対するLiの原子比:Li/Siは、例えば、0超、4未満である。
リチウムシリケートの組成は、式:Li2zSiO2+z(0<z<2)で表すことができる。安定性、作製容易性、リチウムイオン伝導性等の観点から、zは、0<z<1の関係を満たすことが好ましく、z=1/2がより好ましい。z=1/2を満たすリチウムシリケートは、LiSiで表すことができる。リチウムシリケートは、LiSi5を主成分として含むことが望ましく、LiSiがシリケート相全体の主成分であることが望ましい。ここで、「主成分」とは、リチウムシリケート全体またはシリケート相全体の質量の50質量%以上を占める成分をいい、70質量%以上の成分を占めてもよい。
シリケート相は、LiとSiとOに加え、更に、別の元素Mを含み得る。シリケート相が元素Mを含むことにより、シリケート相の化学的安定性やリチウムイオン伝導性が向上し、もしくは、シリケート相と非水電解質との接触による副反応が抑制される。
元素Mとしては、例えば、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、ランタン(La)等のランタノイド元素、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、チタン(Ti)、リン(P)、ビスマス(Bi)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、アンチモン(Sb)、コバルト(Co)、フッ素(F)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)およびホウ素(B)からなる群より選択される少なくとも1種を用い得る。非水電解質に対する耐性およびシリケート相の構造安定性の観点から、元素Mは、Zr、Ti、P、AlおよびBからなる群より選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
ランタノイド元素は、充放電サイクルの初期の充放電効率を向上させ得る。リチウムイオン伝導性の向上の観点から、中でも、ランタノイド元素はLaを含むことがより好ましい。ランタノイド元素全体に占めるLaの割合は、90原子%以上、100原子%以下が好ましい。
シリケート相は、更に、鉄(Fe)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)等の元素を微量含んでもよい。
元素Mは、化合物を形成していてもよい。当該化合物としては、元素Mの種類に応じて、例えば、元素Mのシリケートでもよく、元素Mの酸化物でもよい。
シリケート相において、元素Mの含有量は、酸素以外の元素の総量に対して、例えば1モル%以上、40モル%以下である。
シリケート相中のLi、Si、元素Mの含有量は、例えば、負極合剤層の断面を分析することにより測定することができる。
まず、完全放電状態の電池を分解し、負極を取り出し、負極を無水エチルメチルカーボネートまたはジメチルカーボネートで洗浄し、非水電解質成分を除去し、乾燥した後、クロスセクションポリッシャ(CP)を用いて負極合剤層の断面を得る。次に、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて負極合剤層の断面を観察する。
そして、以下の何れかの方法により、各元素の含有量を求めることができる。また、各元素の含有量からシリケート相の組成が算出される。
<EDX>
負極合剤層の反射電子像の断面画像から、粒子の最大径が5μm以上の複合粒子を無作為に10個選び出して、それぞれについてエネルギー分散型X線(EDX)による元素のマッピング分析を行う。画像解析ソフトを用いて対象となる元素の含有面積を算出する。観察倍率は2000~20000倍が望ましい。粒子10個に含まれる所定の元素の含有面積の測定値を平均する。得られた平均値から対象となる元素の含有量が算出される。
以下に、望ましい断面SEM-EDX分析の測定条件を示す。
<SEM-EDX測定条件>
加工装置:JEOL製、SM-09010(Cross Section Polisher)
加工条件:加速電圧6kV
電流値:140μA
真空度:1×10-3~2×10-3Pa
測定装置:電子顕微鏡HITACHI製SU-70
分析時加速電圧:10kV
フィールド:フリーモード
プローブ電流モード:Medium
プローブ電流範囲:High
アノード Ap.:3
OBJ Ap.:2
分析エリア:1μm四方
分析ソフト:EDAX Genesis
CPS:20500
Lsec:50
時定数:3.2
<AES>
負極合剤層の反射電子像の断面画像から、粒子の最大径が5μm以上の複合粒子を無作為に10個選び出して、それぞれについてオージェ電子分光(AES)分析装置(例えば日本電子社製、JAMP-9510F)を用いて元素の定性定量分析を行う。測定条件は、例えば、加速電圧10kV、ビーム電流10nA、分析領域20μmφとすればよい。粒子10個に含まれる所定の元素の含有量を平均して含有量が算出される。
なお、EDX分析やAES分析は、複合粒子の断面の周端縁から1μm以上内側の範囲に対して行われる。
<ICP>
複合粒子の試料を、加熱した酸溶液(フッ化水素酸、硝酸および硫酸の混酸)中で全溶解し、溶液残渣の炭素を濾過して除去する。その後、得られた濾液を誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP)で分析して、各元素のスペクトル強度を測定する。続いて、市販されている元素の標準溶液を用いて検量線を作成し、複合粒子に含まれる各元素の含有量を算出する。
その他、各元素の定量は、電子マイクロアナライザー(EPMA)、レーザアブレーションICP質量分析(LA-ICP-MS)、X線光電子分光分析(XPS)等を用いて行うこともできる。
また、複合粒子に含まれるB、Na、KおよびAlの含有量は、JIS R3105(1995)(ほうけい酸ガラスの分析方法)に準拠して定量分析することができる。
複合粒子に含まれる炭素含有量を、炭素・硫黄分析装置(例えば、株式会社堀場製作所製のEMIA-520型)を用いて測定してもよい。磁性ボードに試料を測り取り、助燃剤を加え、1350℃に加熱された燃焼炉(キャリアガス:酸素)に挿入し、燃焼時に発生した二酸化炭素ガス量を赤外線吸収により検出する。検量線は、例えば、Bureau of Analysed Samples.Ltd製の炭素鋼(炭素含有量0.49%)を用いて作成し、試料の炭素含有量を算出する(高周波誘導加熱炉燃焼-赤外線吸収法)。
複合粒子に含まれる酸素含有量を、酸素・窒素・水素分析装置(例えば、株式会社堀場製作所製のEGMA-830型)を用いて測定してもよい。Niカプセルに試料を入れ、フラックスとなるSnペレットおよびNiペレットとともに、電力5.75kWで加熱された炭素坩堝に投入し、放出される一酸化炭素ガスを検出する。検量線は、標準試料Y23を用いて作成し、試料の酸素含有量を算出する(不活性ガス融解-非分散型赤外線吸収法)。
複合粒子中には、シリケート相と、シリコン相と、SiO相とが存在する。上記方法で得られるSi含有量は、シリコン相を構成するSi量と、シリケート相中のSi量と、SiO相中のSi量との合計である。一方、シリコン相を構成するSi量は、別途、Si-NMRを用いて定量し得る。SiO相中のSi量も、別途、Si-NMRを用いて定量し得る。よって、Si-NMRを用いることにより、シリコン相を構成するSi量と、SiO相中のSi量と、シリケート相中のSi量とを区別して定量することができる。なお、定量のために必要な標準物質には、Si含有量が既知のシリケート相とシリコン相とSiO相とを所定割合で含む混合物を用いればよい。
Si-NMRにより測定される複合粒子中に占めるSiO相の含有量は、例えば50質量%以下であり、10質量%以上、40質量%以下であってもよい。
以下に、望ましいSi-NMRの測定条件を示す。
<Si-NMR測定条件>
測定装置:バリアン社製、固体核磁気共鳴スペクトル測定装置(INOVA‐400)
プローブ:Varian 7mm CPMAS-2
MAS:4.2kHz
MAS速度:4kHz
パルス:DD(45°パルス+シグナル取込時間1Hデカップル)
繰り返し時間:1200sec~3000sec
観測幅:100kHz
観測中心:-100ppm付近
シグナル取込時間:0.05sec
積算回数:560
試料量:207.6mg
(シリコン相)
シリコン相は、ケイ素(Si)単体の相であり、電池の充放電に伴ってリチウムイオンの吸蔵と放出を繰り返す。シリコン相が関与するファラデー反応によって容量が発現する。シリコン相は、容量が大きいため、充放電に伴う膨張と収縮の程度も大きい。ただし、シリコン相はシリケート相内に分散しているため、シリコン相の膨張と収縮による応力は緩和される。
シリコン相は、複数の結晶子で構成され得る。シリコン相の結晶子サイズは、30nm以下であることが好ましい。シリコン相の結晶子サイズが30nm以下である場合、充放電に伴うシリコン相の膨張収縮による体積変化量を小さくでき、サイクル特性が更に高められる。例えば、シリコン相の収縮時にシリコン相の周囲に空隙が形成されることによるシリコン相の孤立が抑制され、充放電効率の低下が抑制される。シリコン相の結晶子サイズの下限値は、特に限定されないが、例えば1nm以上である。
シリコン相の結晶子サイズは、20nm以下であることがより好ましい。この場合、シリコン相の膨張収縮を均一化し易く、複合粒子に生じる応力が緩和され易く、サイクル特性が向上し易い。
シリコン相の結晶子サイズは、更に好ましくは10nm以下であり、特に好ましくは2nm以上、10nm以下である。後述の第2工程で原料シリコンに平均粒径が200nm以下のシリコンの微粒子を用いる場合、第2工程で得られる複合化物の比表面積が大きくなり、後述の第3工程(若しくは第5工程)での加熱時にリチウムシリケート相内に分散しているシリコン相およびSiO相に熱が伝わり易くなる。その結果、結晶子サイズが10nm以下の結晶性シリコン相が形成されるとともに、SiOの結晶相として石英およびβ-クリストバライトの両方が形成され易い。
シリコン相の結晶子サイズは、複合粒子のXRDパターンにおけるシリコン相のSi(111)面に対応するピークの半値全幅からシェラーの式により算出される。上記のXRDパターンは、CuのKα線を用いるXRD測定により得られる。
初回充電前の電池に含まれる複合粒子のシリコン相は、例えば粒子状である。粒子状のシリコン相の平均粒径は、500nm以下が好ましく、200nm以下がより好ましく、100nm以下が更に好ましく、50nm以下が特に好ましい。後述の第2工程で原料シリコンに平均粒径が200nm以下のシリコンの微粒子を用いる場合、最終的に得られるシリコン相の平均粒径は100nm以下となり得る。初回充電後においては、シリコン相の平均粒径は、400nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。シリコン相を微細化することにより、充放電時の複合粒子の体積変化が小さくなり、複合粒子の構造安定性が更に向上する。シリコン相の平均粒径は、SEMにより得られる複合粒子の断面画像を用いて測定される。具体的には、シリコン相の平均粒径は、任意の100個のシリコン相の最大径を平均して求められる。
高容量化の観点から、複合粒子中のシリコン相の含有量は、好ましくは30質量%以上であり、より好ましくは35質量%以上であり、更に好ましくは55質量%以上である。この場合、リチウムイオンの拡散性が良好であり、優れた負荷特性が得られる。一方、サイクル特性の向上の観点からは、複合粒子中のシリコン相の含有量は、好ましくは95質量%以下であり、より好ましくは75質量%以下であり、更に好ましくは70質量%以下である。この場合、シリケート相で覆われずに露出するシリコン相の表面が減少し、非水電解質とシリコン相との副反応が抑制され易い。
(導電層)
複合粒子(二次粒子)の表面の少なくとも一部に導電性材料を含む導電層が形成されていてもよい。これにより、複合粒子の導電性を飛躍的に高めることができる。導電層の厚さは、実質上、複合粒子の平均粒径に影響しない程度に薄いことが好ましい。導電層の厚さは、導電性の確保とリチウムイオンの拡散性を考慮すると、1~200nmが好ましく、5~100nmがより好ましい。導電層の厚さは、SEMまたはTEMを用いた複合粒子の断面観察により計測できる。
導電性材料は導電性炭素材料が好ましい。導電性炭素材料としては、アモルファスカーボン、黒鉛、易黒鉛化炭素(ソフトカーボン)、難黒鉛化炭素(ハードカーボン)等を用いることができる。中でも複合粒子の表面を覆う薄い導電層を形成しやすい点でアモルファスカーボンが好ましい。アモルファスカーボンとしては、カーボンブラック、ピッチの焼成物、コークス、活性炭等が挙げられる。黒鉛としては、天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン等が挙げられる。
ここで、図2は、本開示の一実施形態に係る負極活物質(複合粒子)を模式的に示す断面図である。
複合粒子20は、複数の一次粒子24が凝集した二次粒子で構成される母粒子23を備える。母粒子23(一次粒子24)は、リチウムシリケート相21と、リチウムシリケート相21内に分散しているシリコン相22およびSiOの結晶相28と、を備える。母粒子23は、リチウムシリケート相21のマトリックス中に微細なシリコン相およびSiO相が分散した海島構造を有する。
母粒子23の表面の少なくとも一部は、導電層26で被覆され得る。リチウムシリケート相21は元素Mを含んでもよい。充放電の繰り返しに伴い、互いに隣り合う粒子状のシリコン相22同士が連結し、ネットワーク状のシリコン相が形成され得る。
[複合粒子の製造方法]
複合粒子は、例えば、以下の第1工程から第4工程を含む製造方法により製造される。
(第1工程)原料であるリチウムシリケート(以下、原料シリケートとも称する。)を得る工程。原料シリケートはSiOを含む。
(第2工程)原料シリケートと原料シリコンとを混合し、混合物をボールミル等で粉砕処理(複合化)する工程。
(第3工程)複合化物(粉砕物)を圧縮しながら加熱して焼結体を得る工程。
(第4工程)焼結体を粉砕して複合粒子を得る工程。
第1工程では、原料としてSiOおよびLi化合物の混合物が用いられ、原料シリケートの作製過程でLi化合物と反応しなかったSiOが原料シリケート中に残存する。Li化合物に対するSiOの使用量が大きい場合、SiOが残存し易い。
第2工程で原料シリケート中に残存するSiOの多くが非晶質になるものの、その後の第3工程(若しくは後述の第5工程)での加熱により微細なSiOの結晶が析出し得る。すなわち、リチウムシリケート相内に微細なSiOの結晶相が分散し得る。SiOの結晶相は、安定であり充電時にもリチウムイオンと反応して不可逆反応の要とはならず、微細であるためシリコン相の膨張収縮の妨げとなりにくい。
第2工程で用いる原料シリコンの粒子サイズ(平均粒径)および/または第3工程での加熱温度や圧縮度合いを適宜調整することで、SiO結晶としてβ-クリストバライトおよび石英を混在させて析出させることができる。また、β-クリストバライトおよび石英のバランスを制御することも可能である。原料シリコンの粒子サイズにより、第3工程の加熱時におけるリチウムシリケート相内に分散するSiO相への熱の伝わり易さを調節することができる。原料シリコンには、例えば、後述のシリコンの微粒子が用いられる。複合化物の加熱温度は、例えば、450℃以上、1000℃以下である。複合化物に印加する圧力は、例えば、100MPa以上、400MPa以下である。複合化物を加熱および圧縮する時間は、例えば、1時間以上、10時間以下である。
上記の製造方法は、さらに、複合粒子の表面の少なくとも一部に導電層を形成する第5工程を含んでもよい。第5工程での加熱処理を利用して、β-クリストバライトおよび石英を混在させてもよく、β-クリストバライトおよび石英のバランスを調節してもよい。
以下、複合粒子の製造方法の各工程について、詳述する。
(第1工程)
第1工程は、例えば、二酸化ケイ素と、リチウム化合物と、必要に応じて、元素Mを含む化合物とを混合し、混合物を得る工程1aと、混合物を焼成し、原料シリケートを得る工程1bとを含む。工程1bの焼成は、例えば、酸化雰囲気中で行われる。工程1bの焼成温度は、好ましくは400℃以上、1200℃以下であり、より好ましくは800℃以上、1100℃以下である。
リチウム化合物としては、炭酸リチウム、酸化リチウム、水酸化リチウム、水素化リチウム等が挙げられる。リチウム化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
元素Mを含む化合物としては、元素Mの酸化物、水酸化物、水素化物、ハロゲン化物、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩、硫酸塩等を用い得る。元素Mを含む化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(第2工程)
第2工程は、例えば、原料シリケートと原料シリコンとの混合物にせん断力を付与しながら混合物を粉砕して微粒子化された粉砕物(複合化物)を得る工程を有する。ここでは、例えば、原料シリケートと原料シリコンとを所定の質量比(例えば、20:80~95:5)で混合し、ボールミルのような粉砕装置を用いて、混合物を攪拌しながら微粒子化すればよい。
原料シリコンには、シリコンの微粒子を用いることが好ましい。シリコンの微粒子の平均粒径は、例えば500nm以下であり、200nm以下でもよく、150nm以下でもよい。シリコン微粒子の平均粒径の下限は、例えば10nmである。上記のシリコンの微粒子(特に平均粒径が200nm以下の微粒子)を用いる場合、第2工程で得られる複合化物の比表面積が大きくなり、第3工程(若しくは第5工程)の加熱時にリチウムシリケート相内に分散しているSiO相に熱が伝わり易くなる。よって、SiO相の結晶性が向上し易く、石英とともにβ-クリストバライトが形成され得る温度に加熱され易い。また、上記のシリコンの微粒子を用いる場合、最終的に得られる複合粒子中のシリコン相の結晶子サイズは10nm以下(若しくは2nm以上、10nm以下)となり得る。なお、原料シリコンの平均粒径は、レーザ回折散乱法で測定される粒度分布において、体積積算値が50%となる粒径(体積平均粒径)を意味する。
(第3工程)
複合化物の焼結は、緻密な複合粒子を生成させ、複合粒子の表面積を適度に減少させることを目的として行われる。第3工程では、例えば、粉砕物(複合化物)をホットプレス機等により圧縮しながら加熱し、焼結体を得る。また、粉砕物を板状に成形したものを加熱された一対の圧延ロール間に搬送し、圧延して、焼結体を得てもよい。第3工程は、例えば、不活性雰囲気(例えば、アルゴン、窒素等の雰囲気)中で行われる。
第3工程での加熱温度は、450℃以上、1000℃以下であってもよい。上記温度範囲である場合、結晶性が低いシリケート相内に微小なシリコン粒子およびSiO粒子を分散させやすい。原料シリケートは、上記温度範囲では安定であり、シリコンとほとんど反応しない。加熱時間は、例えば、1時間以上、10時間以下である。
(第4工程)
第4工程では、焼結体を所望の粒度分布を有するように粉砕して、シリケート相とシリケート相内に分散しているシリコン相およびSiO相とを含む複合粒子(二次粒子)を得る。複合粒子は、例えば、平均粒径1~25μmとなるように粉砕される。
(第5工程)
複合粒子(二次粒子)の表面の少なくとも一部を導電性材料で被覆して導電層を形成してもよい。導電性材料は、電気化学的に安定であることが好ましく、導電性炭素材料が好ましい。導電性炭素材料で複合粒子の表面を被覆する方法としては、アセチレン、メタン等の炭化水素ガスを原料に用いるCVD法、石炭ピッチ、石油ピッチ、フェノール樹脂等を複合粒子と混合し、加熱して炭化させる方法等が例示できる。また、カーボンブラックを複合粒子の表面に付着させてもよい。第5工程では、例えば、複合粒子と導電性炭素材料との混合物を、例えば不活性雰囲気(例えば、アルゴン、窒素等の雰囲気)中で、700℃以上、950℃以下で加熱することで、複合粒子の表面に導電層を形成してもよい。
[非水電解質二次電池]
本開示の実施形態に係る非水電解質二次電池は、正極と、負極と、非水電解質と、を備え、負極は、上記の非水電解質二次電池用負極活物質を含む。
以下、非水電解質二次電池について詳細に説明する。
[負極]
負極は、負極集電体と、負極集電体の表面に担持された負極合剤層とを備えてもよい。負極合剤層は、負極合剤を分散媒に分散させた負極スラリーを、負極集電体の表面に塗布し、乾燥させることにより形成できる。乾燥後の塗膜を、必要により圧延してもよい。負極合剤層は、負極集電体の一方の表面に形成してもよく、両方の表面に形成してもよい。
負極合剤は、負極活物質を必須成分として含み、任意成分として、結着剤、導電剤、増粘剤等を含むことができる。負極活物質は、少なくとも、上記の複合粒子を含む。
負極活物質は、更に、電気化学的にリチウムイオンを吸蔵および放出する炭素材料を含むことが好ましい。複合粒子は、充放電に伴って体積が膨張収縮するため、負極活物質に占めるその比率が大きくなると、充放電に伴って負極活物質と負極集電体との接触不良が生じ易い。一方、複合粒子と炭素材料とを併用することで、シリコン粒子の高容量を負極に付与しながら優れたサイクル特性を達成することが可能になる。高容量化およびサイクル特性向上の観点から、複合粒子と炭素材料との合計に占める炭素材料の割合は、好ましくは98質量%以下であり、より好ましくは70質量%以上、98質量%以下であり、更に好ましくは75質量%以上、95質量%以下である。
炭素材料としては、例えば、黒鉛、易黒鉛化炭素(ソフトカーボン)、難黒鉛化炭素(ハードカーボン)等が例示できる。中でも、充放電の安定性に優れ、不可逆容量も少ない黒鉛が好ましい。黒鉛とは、黒鉛型結晶構造を有する材料を意味し、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン粒子等が含まれる。炭素材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
負極集電体としては、無孔の導電性基板(金属箔等)、多孔性の導電性基板(メッシュ体、ネット体、パンチングシート等)が使用される。負極集電体の材質としては、ステンレス鋼、ニッケル、ニッケル合金、銅、銅合金等が例示できる。負極集電体の厚さは、特に限定されないが、負極の強度と軽量化とのバランスの観点から、1~50μmが好ましく、5~20μmがより望ましい。
結着剤としては、樹脂材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ素樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂;アラミド樹脂等のポリアミド樹脂;ポリイミド、ポリアミドイミド等のポリイミド樹脂;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、エチレン-アクリル酸共重合体等のアクリル樹脂;ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル等のビニル樹脂;ポリビニルピロリドン;ポリエーテルサルフォン;スチレン-ブタジエン共重合ゴム(SBR)等のゴム状材料等が例示できる。結着剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
導電剤としては、例えば、アセチレンブラック等のカーボン類;炭素繊維や金属繊維等の導電性繊維類;フッ化カーボン;アルミニウム等の金属粉末類;酸化亜鉛やチタン酸カリウム等の導電性ウィスカー類;酸化チタン等の導電性金属酸化物;フェニレン誘導体等の有機導電性材料等が例示できる。導電剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)およびその変性体(Na塩等の塩も含む)、メチルセルロース等のセルロース誘導体(セルロースエーテル等);ポリビニルアルコール等の酢酸ビニルユニットを有するポリマーのケン化物;ポリエーテル(ポリエチレンオキシド等のポリアルキレンオキサイド等)等が挙げられる。増粘剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
分散媒としては、特に制限されないが、例えば、水、エタノール等のアルコール、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジメチルホルムアミド等のアミド、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、またはこれらの混合溶媒等が例示できる。
[正極]
正極は、正極集電体と、正極集電体の表面に担持された正極合剤層とを備えてもよい。正極合剤層は、正極合剤を分散媒に分散させた正極スラリーを、正極集電体の表面に塗布し、乾燥させることにより形成できる。乾燥後の塗膜を、必要により圧延してもよい。正極合剤層は、正極集電体の一方の表面に形成してもよく、両方の表面に形成してもよい。正極合剤は、必須成分として、正極活物質を含み、任意成分として、結着剤、導電剤等を含むことができる。正極スラリーの分散媒としては、NMP等が用いられる。
正極活物質としては、例えば、リチウム含有複合酸化物を用いることができる。例えば、LiCoO、LiNiO、LiMnO、LiCoNi1-b、LiCoMe1-bOc、LiNi1-bMe、LiMn、LiMn2-bMe、LiMePO、LiMePOF(Meは、Na、Mg、Sc、Y、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Cr、Pb、Sb、Bからなる群より選択される少なくとも1種である。)が挙げられる。ここで、a=0~1.2、b=0~0.9、c=2.0~2.3である。なお、リチウムのモル比を示すa値は、充放電により増減する。
中でも、LiNiMe1-b(Meは、Mn、CoおよびAlからなる群より選択された少なくとも1種であり、0<a≦1.2であり、0.3≦b≦1である。)で表されるリチウムニッケル複合酸化物が好ましい。高容量化の観点から、0.85≦b<1を満たすことがより好ましい。結晶構造の安定性の観点からは、MeとしてCoおよびAlを含むLiNiCoAl(0<a≦1.2、0.85≦b<1、0<c<0.15、0<d≦0.1、b+c+d=1)が更に好ましい。
結着剤および導電剤としては、負極について例示したものと同様のものが使用できる。導電剤としては、天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛を用いてもよい。
正極集電体の形状および厚みは、負極集電体に準じた形状および範囲からそれぞれ選択できる。正極集電体の材質としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン等が例示できる。
[非水電解質]
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解したリチウム塩と、を含む。非水電解質中のリチウム塩の濃度は、例えば、0.5mol/L以上、2mol/L以下が好ましい。リチウム塩濃度を上記範囲とすることで、イオン伝導性に優れ、適度の粘性を有する非水電解質を得ることができる。ただし、リチウム塩濃度は上記に限定されない。
非水溶媒としては、例えば、環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、環状カルボン酸エステル、鎖状カルボン酸エステル等が用いられる。環状炭酸エステルとしては、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)等が挙げられる。鎖状炭酸エステルとしては、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)等が挙げられる。環状カルボン酸エステルとしては、γ-ブチロラクトン(GBL)、γ-バレロラクトン(GVL)等が挙げられる。鎖状カルボン酸エステルとしては、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル等が挙げられる。非水溶媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
リチウム塩としては、例えば、LiClO、LiBF、LiPF、LiAlCl、LiSbF、LiSCN、LiCFSO、LiCFCO、LiAsF、LiB10Cl10、低級脂肪族カルボン酸リチウム、LiCl、LiBr、LiI、ホウ酸塩類、イミド塩類等が挙げられる。ホウ酸塩類としては、ビス(1,2-ベンゼンジオレート(2-)-O,O’)ホウ酸リチウム、ビス(2,3-ナフタレンジオレート(2-)-O,O’)ホウ酸リチウム、ビス(2,2’-ビフェニルジオレート(2-)-O,O’)ホウ酸リチウム、ビス(5-フルオロ-2-オレート-1-ベンゼンスルホン酸-O,O’)ホウ酸リチウム等が挙げられる。イミド塩類としては、ビスフルオロスルホニルイミドリチウム(LiN(FSO)、ビストリフルオロメタンスルホン酸イミドリチウム(LiN(CFSO)、トリフルオロメタンスルホン酸ノナフルオロブタンスルホン酸イミドリチウム(LiN(CFSO)(CSO))、ビスペンタフルオロエタンスルホン酸イミドリチウム(LiN(CSO)等が挙げられる。これらの中でも、LiPFが好ましい。リチウム塩は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[セパレータ]
通常、正極と負極との間には、セパレータを介在させることが望ましい。セパレータは、イオン透過度が高く、適度な機械的強度および絶縁性を備えている。セパレータとしては、微多孔薄膜、織布、不織布等を用いることができる。セパレータの材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィンが用いられ得る。
非水電解質二次電池の構造の一例としては、正極および負極がセパレータを介して巻回されてなる電極群が非水電解質と共に外装体に収容された構造が挙げられる。ただし、これに限られず、他の形態の電極群が適用されてもよい。例えば、正極と負極とがセパレータを介して積層された積層型の電極群でもよい。非水電解質二次電池の形態も限定されず、例えば、円筒型、角型、コイン型、ボタン型、ラミネート型等であればよい。
以下、本開示に係る非水電解質二次電池の一例として角形の非水電解質二次電池の構造を、図3を参照しながら説明する。
電池は、有底角形の電池ケース4と、電池ケース4内に収容された電極群1および非水電解質とを備えている。電極群1は、長尺帯状の負極と、長尺帯状の正極と、これらの間に介在するセパレータとを有する。負極の負極集電体は、負極リード3を介して、封口板5に設けられた負極端子6に電気的に接続されている。負極端子6は、樹脂製ガスケット7により封口板5から絶縁されている。正極の正極集電体は、正極リード2を介して、封口板5の裏面に電気的に接続されている。すなわち、正極は、正極端子を兼ねる電池ケース4に電気的に接続されている。封口板5の周縁は、電池ケース4の開口端部に嵌合し、嵌合部はレーザー溶接されている。封口板5には非水電解質の注入孔があり、注液後に封栓8により塞がれる。
以下、本開示を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
[複合粒子の調製]
(第1工程)
酸化リチウムと、二酸化ケイ素と、酸化アルミニウムと、酸化ランタンとを、LiO:SiO:Al:La=21:75:3:1のモル比となるように混合し、混合物を不活性雰囲気中で1500℃、5時間溶解し、融液を金属ローラに通してフレーク状とし、Li、Si、Al、およびLaを含むリチウムシリケート複合酸化物を得た。得られたリチウムシリケート複合酸化物は平均粒径10μmになるように粉砕し、原料シリケートを得た。
(第2工程)
その後、原料シリケート(平均粒径10μm)と原料シリコンとを、40:60の質量比で混合した。原料シリコンには、シリコンの微粉末(3N、平均粒径100nm)を用いた。混合物を遊星ボールミル(フリッチュ社製、P-5)のポット(SUS製、容積:500mL)に充填し、SUS製ボール(直径20mm)を24個入れて蓋を閉め、不活性雰囲気中で、200rpmで混合物を25時間粉砕処理した。
(第3工程)
その後、粉砕物(複合化物)を、不活性雰囲気中、ホットプレス機により圧縮しながら加熱し、焼結体を得た。このとき、粉砕物の加熱温度は600℃とし、粉砕物に印加する圧力は190Maとし、加熱(圧縮)時間は4時間とした。
(第4工程)
その後、焼結体を粉砕し、40μmのメッシュに通し、複合粒子を得た。
(第5工程)
複合粒子と、石炭ピッチ(JFEケミカル株式会社製、MCP250)とを混合した。混合物を、不活性雰囲気中、800℃で5時間焼成し、複合粒子の表面を導電性炭素で被覆して導電層を形成した。導電層の被覆量は、複合粒子と導電層との総質量に対して5質量%とした。その後、篩を用いて、導電層を備える平均粒径5μmの複合粒子a1(二次粒子)を得た。
複合粒子a1について、XRD測定を行った。複合粒子a1のXRDパターンを図1に示す。XRDパターンにおいて、Si、SiO、LiSiに由来するピークが確認された。SiOについては、2θ=26.3°付近に石英に由来するピークが観察され、2θ=21.6°付近にβ-クリストバライトに由来するピークが観察された。上記の石英に由来するピークの強度Iに対する、上記のβ-クリストバライトに由来するピークの強度Iの比:I/Iは、0.3であった。また、複合粒子a1のXRDパターンを用いて、既述の方法によりシリコン相の結晶子径を求めた。シリコン相の結晶子径は、8nmであった。
[負極の作製]
複合粒子と黒鉛とを、5:95の質量比で混合し、負極活物質として用いた。負極活物質と、CMCのNa塩と、SBRとを、97.5:1:1.5の質量比で含む負極合剤に水を添加して攪拌し、負極スラリーを調製した。次に、銅箔の表面に負極スラリーを塗布し、塗膜を乾燥後、圧延して、銅箔の両面に密度1.5g/cmの負極合剤層が形成された負極を作製した。
[正極の作製]
コバルト酸リチウムと、アセチレンブラックと、PVDFとを、95:2.5:2.5の質量比で含む正極合剤にNMPを添加して攪拌し、正極スラリーを調製した。次に、アルミニウム箔の表面に正極スラリーを塗布し、塗膜を乾燥後、圧延して、アルミニウム箔の両面に密度3.6g/cmの正極合剤層が形成された正極を作製した。
[非水電解質の調製]
ECとDECとを3:7の体積比で含む混合溶媒にLiPFを1.0mol/L濃度で溶解して非水電解質を調製した。
[非水電解質二次電池の作製]
それぞれタブを取り付けた正極と負極とをセパレータを介して巻回し、タブが最外周部に位置する電極群を作製した。電極群をアルミニウムラミネートフィルム製の外装体内に挿入し、105℃で2時間真空乾燥後、非水電解質を注入し、外装体の開口部を封止して、実施例1の電池A1を得た。
<比較例1>
第2工程において原料シリコンにシリコンの粗粉末(3N、平均粒径10μm)を用いた以外、実施例1と同様の方法により複合粒子b1を作製した。
複合粒子b1についてXRD測定を行った。複合粒子b1のXRDパターンを図1に示す。XRDパターンにおいて、Si、SiO、LiSiに由来するピークが確認された。SiOについては、石英に由来するピークが観察されたが、β-クリストバライトに由来するピークは観察されなかった。
上記で得られた複合粒子b1を用いて、実施例1と同様の方法で負極を作製し、非水電解質二次電池B1を得た。
実施例および比較例の各電池について、以下の評価を行った。
[初回充電後の負極の厚み変化率]
25℃で、1It(800mA)の電流で電圧が4.2Vになるまで定電流充電を行った後、4.2Vの電圧で電流が1/20It(40mA)になるまで定電圧充電を行った。
初回充電後の電池を分解し、負極を取り出し、エチルメチルカーボネートまたはジメチルカーボネートで洗浄し、乾燥し、電解質を除去した。その後、負極の任意の10点の厚みを測定し、それらの平均値を初回充電後の負極の厚みT1として求めた。また、上記と同様に上記で作製した負極(電池作製時に用いた負極)の厚みを求め、初回充電前の負極の厚みT0とした。
初回充電前の負極の厚みT0に対する厚みT1の比率(T1/T0×100)を、初回充電後の負極の厚み変化率として求めた。
[初回放電後の負極の厚み変化率]
別途電池を準備し、25℃で、1It(800mA)の電流で電圧が4.2Vになるまで定電流充電を行った後、4.2Vの電圧で電流が1/20It(40mA)になるまで定電圧充電を行った。休止期間10分後、1It(800mA)の電流で電圧が2.75Vになるまで定電流放電を行った。
初回放電後の電池を分解し、上記と同様の方法により、初回放電後の負極の厚みT2を求めた。初回充電前の負極の厚みT0に対する初回放電後の負極の厚みT2の比率(T2/T0×100)を、初回放電後の負極の厚み変化率として求めた。
[充放電サイクル試験]
下記条件で充放電を繰り返し行った。
<充電>
25℃で、1It(800mA)の電流で電圧が4.2Vになるまで定電流充電を行った後、4.2Vの電圧で電流が1/20It(40mA)になるまで定電圧充電を行った。
<放電>
25℃で、1It(800mA)の電流で電圧が2.75Vになるまで定電流放電を行った。
充電と放電との間の休止期間は10分とした。1サイクル目の放電容量に対する300サイクル目の放電容量の割合を容量維持率として求めた。
電池A1およびB1について、評価結果を表1に示す。
電池A1では、二酸化ケイ素の結晶相として石英とともにβ-クリストバライトを含ませることでシリコン相の膨張に伴いシリケート相に生じる応力が緩和されたため、電池B1と比べて初回充電後の負極の厚み変化率が5%小さくなった。これにより、電池A1では、電池B1と比べて容量維持率が8%上昇し、サイクル特性が大幅に向上した。
本開示は、高容量かつ良好な充放電サイクル特性を有する非水電解質二次電池を提供することができる。本開示の非水電解質二次電池は、移動体通信機器、携帯電子機器等の主電源に有用である。
1 電極群
2 正極リード
3 負極リード
4 電池ケース
5 封口板
6 負極端子
7 ガスケット
8 封栓
20 複合粒子
21 リチウムシリケート相
22 シリコン相
23 母粒子
24 一次粒子
26 導電層
28 SiOの結晶相

Claims (6)

  1. リチウムシリケート相と、
    前記リチウムシリケート相内に分散しているシリコン相と、
    前記リチウムシリケート相内に分散している二酸化ケイ素の結晶相と、
    を含む複合粒子を備え、
    前記二酸化ケイ素の結晶相は、β-クリストバライトと、石英と、を含み、
    前記シリコン相の結晶子サイズが、1nm以上、8nm以下である、非水電解質二次電池用負極活物質。
  2. X線回折測定により得られる前記複合粒子のX線回折パターンにおいて、
    2θ=21.6°付近に前記β-クリストバライトに由来するピークが現れ、
    2θ=26.3°付近に前記石英に由来するピークが現れる、請求項1に記載の非水電解質二次電池用負極活物質。
  3. 前記複合粒子のX線回折パターンにおいて、前記石英に由来するピークの強度Iに対する、前記β-クリストバライトに由来するピークの強度Iの比:I/Iが、0.1以上である、請求項2に記載の非水電解質二次電池用負極活物質。
  4. 前記リチウムシリケート相は、LiSiを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極活物質。
  5. 前記リチウムシリケート相は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、バリウム、ジルコニウム、ニオブ、ランタノイド元素、タンタル、バナジウム、チタン、リン、ビスマス、亜鉛、スズ、鉛、アンチモン、コバルト、フッ素、タングステン、アルミニウムおよびホウ素からなる群より選択される少なくとも1種の元素を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極活物質。
  6. 正極と、負極と、非水電解質と、を備え、
    前記負極は、請求項1~のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池用負極活物質を含む、非水電解質二次電池。
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