JP7745869B2 - 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物Info
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Description
カラム:OV-1(GLサイエンス製、内径3mm、長さ1.5m)
カラム温度:100℃~350℃(昇温速度10℃/min)
キャリアーガス:ヘリウム(50ml/min)
注入部温度:350℃
検出器温度:350℃
検出器:FID
(式1)分子量=74n+18
(式2)水酸基価=56110(n+2)/分子量
前記水酸基価とは、ポリグリセリンに含まれる水酸基数の大小の指標となる数値であり、1gのポリグリセリンに含まれる遊離ヒドロキシル基をアセチル化するために必要な酢酸を中和するのに要する水酸化カリウムのミリグラム数をいう。水酸化カリウムのミリグラム数は、社団法人日本油化学会編纂、「日本油化学会制定、基準油脂分析試験法、2013年度版」に準じて算出される。ポリグリセリンの市販品としては、R-PG、PGL-S(阪本薬品工業株式会社製)を使用することができる。
温度計、攪拌装置を付した四ツ口フラスコに精製グリセリン(阪本薬品工業株式会社製)、及び触媒として水酸化ナトリウムを添加し、窒素気流下にて250℃で反応させ、ポリグリセリンを得た。次いで、この組成物を減圧蒸留し、平均重合度3、具体的な組成としてはジグリセリン以下が約25%、トリグリセリンが約52%、テトラグリセリンが約18%、ペンタグリセリンが約4%、ヘキサグリセリン以上が約1%であるポリグリセリンAを得た。次いで、ポリグリセリンA、触媒として水酸化カリウムを添加し、エチレンオキサイドガスを吹き込みながら付加反応を行い、ポリグリセリンEO付加物を得た。さらに、温度計、撹拌機、ディーンスターク装置、空気吹き込み管を備えた反応容器に、ポリグリセリンEO付加物382.68g(0.81mol)、トルエン600g、p-トルエンスルホン酸30.00g、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.60g、塩化第二銅0.24g、次亜リン酸ナトリウム1水和物0.60g、アクリル酸376.52g(5.22mol)を仕込み、空気吹き込み下、撹拌しながらトルエン還流雰囲気まで昇温し、約5時間かけて脱水エステル化反応を行った。反応終了後、続けてアルカリ水洗及び水洗を行い、有機層のトルエンを減圧留去することにより、ポリグリセリンEO付加物のアクリレート(以下、「A1」という)446.09gを得た。以下同様に、ポリグリセリンの種類、EOの平均付加数を変化させて表1に示すA2、A3を得た。なお、A3で使用したポリグリセリンBは、平均重合度4のポリグリセリン(トリグリセリンの濃度とテトラグリセリンの濃度の合計が約34重量%)である。
E型回転粘度計(HBDV-II+ProCp、ブルックフィールド社製)を用いて、ポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A1)~(A3)、DPHAの25℃における粘度を測定した。
ポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A1)~(A3)、DPHAに対して、水を添加していき、外観の透明性を維持できる最大の水の添加量を以下の基準で判定した。
(判定基準)
◎:5%の水を溶解することができる。
○:5%の水を溶解することができるが、わずかにくすむ。
×:5%の水を溶解することができず、分離やくすみが見られる。
<実施例1>
ポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A1)100部、光重合開始剤として1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(Irgacure184:BASFジャパン製。以下、「Irg184」という)5部を均一に撹拌混合して、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例1のポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A1)の代わりに表1に示したポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A2)を用いた以外は実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例1のポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A1)の代わりに表1に示したポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A3)を用いた以外は実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例1のポリグリセリンEO付加物のアクリレート(A1)の代わりにDPHAを用いた以外は実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物をUV硬化させた際の硬化率(以下、「最終硬化率」という)は、フーリエ変換赤外分光測定(以下、「FT-IR」という)において、アクリロイル基のC=C伸縮振動ピーク(1635cm-1付近)の吸収ピークの変化から求めた。FT-IR測定には、反射測定アクセサリを装着したフーリエ変換赤外分光装置(Spectrum 100、(株)パーキンエルマージャパン製)を使用した。得られたFT-IRスペクトルより、エステル基のC=O伸縮振動ピーク(1740cm-1付近)の吸収ピークを基準に用いて、(式3)及び(式4)により最終硬化率を求めた。
(式3)吸収ピーク面積比 = C=C伸縮振動のピーク面積/C=O伸縮振動のピーク面積
(式4)最終硬化率(%)={1-(a/b)}×100
a:積算照射量100mJ/cm2における吸収ピーク面積比
b:積算照射量0mJ/cm2における吸収ピーク面積比
表面硬度は、JIS K5600に準拠した鉛筆硬度により評価した。膜厚が10μmとなるよう作製した硬化物の塗膜面を750gの荷重をかけて鉛筆で引っかき、傷の付かない最も硬いものを鉛筆硬度とした。なお、PETフィルムには、ルミラー100-S10(東レ(株)製、厚み100μm)を用いた。
膜厚が10μmとなるよう作製した硬化物を100mm×100mmにカットし、水平な台に塗膜面を上にして置いた際の4隅の浮き上がった高さを測定した。その平均値を算出し、以下の基準でカール性を判定した。なお、PETフィルムには、コスモシャインA4300(東洋紡(株)製、厚み100μm)を用いた。
(判定基準)
◎:高さの平均値が3mm未満
○:高さの平均値が3mm以上10mm未満
△:高さの平均値が10mm以上20mm未満
×:高さの平均値が20mm以上
JIS K5600に準拠し、膜厚が10μmとなるよう作製した硬化物の塗膜面上にカッターナイフを用いて1mm四方の碁盤目の切り込みを100升入れた。続いて、100升の碁盤目の切り込みの上からセロハンテープ(ニチバン(株)製)を貼り、1分後にテープを引きはがした。この際に、剥離しなかった碁盤目の数を蛍光顕微鏡(BZ-X800、(株)キーエンス製)を用いて確認し、以下の基準で判定した。なお、PETフィルムには、コスモシャインA4300(東洋紡(株)製、厚み100μm)を用いた。
(判定基準)
〇:碁盤目の残存数が80升以上
×:碁盤目の残存数が80升未満
JIS K5600に準拠し、膜厚が10μmとなるよう作製した硬化物の塗膜面上にメタノール(キシダ化学(株)製)、アセトン(キシダ化学(株)製)、メチルエチルケトン(富士フイルム和光純薬(株))、酢酸エチル(富士フイルム和光純薬(株))、トルエン(キシダ化学(株)製)の各溶剤を1滴滴下し、1分後に溶剤を取り除いた後の塗膜の外観を目視で確認し、以下の基準で判定した。なお、PETフィルムには、コスモシャインA4300(東洋紡(株)製、厚み100μm)を用いた。
(判定基準)
〇:すべての条件において、外観に変化なし
△:一部の条件において、液滴の跡が残る
×:一部の条件もしくはすべての条件において、白化や割れが生じる
<水接触角>
膜厚が10μmとなるよう作製した硬化物の塗膜面上に対して、表面張力計(Drop Master 500、協和界面科学(株)製)を用いて、1.0μLの水滴を落とし、着滴から1分経過後の接触角をθ/2法により求めた。なお、PETフィルムには、ルミラー100-S10(東レ(株)製、厚み100μm)を用いた。
Claims (5)
- トリグリセリンの濃度とテトラグリセリンの濃度の合計が45重量%以上であり、且つトリグリセリンの濃度が30重量%~55重量%及びテトラグリセリンの濃度が10重量%~40重量%の範囲であるポリグリセリンであって、平均重合度2.5~3.5のポリグリセリン、及び、
アルキレンオキサイドからなるポリグリセリンアルキレンオキサイド付加物の
(メタ)アクリレートを含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。 - 前記ポリグリセリンアルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレートのバイオマス度が20%以上であることを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
- 前記ポリグリセリンアルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレートのアルキレンオキサイドの炭素数が2~4であることを特徴とする請求項1~2いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
- 前記ポリグリセリンアルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレートのアルキレンオキサイドの平均付加数がポリグリセリンの水酸基1つあたり0を超えて10以下であることを特徴とする請求項1~3いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
- 請求項1~4いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を硬化させることにより形成された硬化物。
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| JP2023049953A JP2023049953A (ja) | 2023-04-10 |
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| JP2024152095A (ja) * | 2023-04-14 | 2024-10-25 | 阪本薬品工業株式会社 | ポリオキシアルキレンポリグリセリルエーテルメタクリレート化合物及びそれを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、並びにその硬化物 |
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| JP2017522398A (ja) | 2014-05-21 | 2017-08-10 | アイオワ、ステイト、ユニバーシティー、リサーチ、ファウンデーション、インコーポレイテッドIowa State University Research Foundation,Inc. | ポリ(アクリル化ポリオール)及びそれをアスファルトゴム改質剤、接着剤、フラッキング添加剤、またはフラッキング流体として作製及び使用する方法 |
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