JP7744729B2 - 止水板の取付装置、及び、当該取付装置を用いた止水方法 - Google Patents
止水板の取付装置、及び、当該取付装置を用いた止水方法Info
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Description
即ち、開口の横に位置する止水板取付対象部の側面と隣接する止水板取付対象部の面と止水板の一方の板面における側端部とを対向させた状態として、止水板の上端面の側端側に設けられた押圧機構を止水板取付対象部の側面に押圧して止水板を止水板取付対象部に取付けるようにした止水板の取付装置が知られている(特許文献1等参照)。
本発明に係る止水板の取付装置によれば、止水板の一方の板面における側端部と止水板取付対象部の面とが対向した状態で、止水板に設けられた係合装置と止水板取付対象部の側面に設けられた係合部とが係合された場合に、止水板の一方の板面における側端部と当該側端部と対向する止水板取付対象部の面との間、及び、止水板の下端面と当該下端面と対向する設置面との間に位置された水密維持部材が圧密状態に維持されるので、止水板の一方の板面における側端部と当該側端部と対向する止水板取付対象部の面との間、及び、止水板の下端面と当該下端面と対向する設置面との間の止水性能を良好に維持できる止水板の取付装置を提供できる。
また、上述した止水板の取付装置を使用した止水方法は、前記止水板の一方の板面における側端部と前記止水板取付対象部の面とを対向させるとともに、前記止水板の下側係合装置の係合凹部の出入口に前記下側係合部を構成する係合軸を位置させる止水板位置決めステップと、前記止水板位置決めステップ後に、前記止水板の一方の板面における側端部を前記止水板取付対象部の面に近付ける方向に前記止水板を押圧して、前記止水板の下側係合装置の係合凹部に前記下側係合部を構成する係合軸を係合させるとともに、前記止水板の上側係合装置の係合凹部内に導かれた前記上側係合部を構成する係合軸を前記ロック機構により前記所定の係合状態に維持させることによって、前記止水板の一方の板面における側端部と当該側端部と対向する前記止水板取付対象部の面との間、及び、前記止水板の下端面と当該下端面と対向する前記設置面との間に位置された前記水密維持部材が圧密状態を維持した状態となるよう前記止水板を前記止水板取付対象部に取付ける止水板取付ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る止水方法によれば、止水板の一方の板面における側端部と当該側端部と対向する止水板取付対象部の面との間、及び、止水板の下端面と当該下端面と対向する設置面との間の止水性能を良好に維持できるようになる。
実施形態1に係る止水板の取付装置は、例えば、図4に示すように、左右方向に所定の間隔を隔てて設置面1Bに設けられた左右の止水板取付対象物1S,1Sの互いに対向する各側面11,11と当該各側面11,11間の設置面1Bとの間の開口1を止水板2で塞ぐために、止水板2の左右の両端側を左右の止水板取付対象物1S,1Sに着脱可能に取付けるための止水板2の取付装置3である。
尚、本明細書においては、上、下、左、右、前、後は、各図に示した方向と定義して説明する。即ち、上下左右前後は、開口1,止水板取付対象物1S,止水板2の上下左右前後方向である。また、図2,図6に示した前後は、図1,図5に示すように止水板2が止水板取付対象部1Sに取付けられた状態での前後方向を示す。
止水板取付対象部1Sの前面12は、止水板取付対象部1Sの側面11と境界縁13を介して隣接する止水板取付対象部1Sの面であり、例えば、側面11と前面12とは、境界縁13を介して互いに直交する面により形成される。
開口1は、一戸建て、マンション、ビル、倉庫、工場などの所謂建物や、車庫、カーポート、門、塀などの外構や、トンネルや地下街などの構造物等に形成された開口であってもよい。この場合、左右の止水板取付対象部1S,1Sは、当該開口を形成する開口形成枠等で構成される。
例えば、水密維持部材6としての一定の板厚の板状ゴムが、止水板2の一方の板面21における左右の側端部23,23の上下端に亘って連続するように設けられている。さらに、例えば、水密維持部材6としての一定の板厚の板状ゴムが、止水板2の下端面22の左右端に亘るとともに、左右の側端部23,23に設けられた左右の板状ゴムの下端面とに亘って連続するように設けられている。この場合、止水板2の下端面22に設けられる水密維持部材6は、後端側が止水板2の一方の板面21よりも後方に突出するように設けられて、止水板2の下端面22の左右端に亘るとともに、左右の側端部23,23に設けられた左右の板状ゴムの下端面とに亘って連続するように設けられることが好ましい。
また、水密維持部材6は、止水板2の一方の板面21における左右の側端部23,23の上下端及び止水板2の下端面22の左右端に亘って連続するように凹状に形成されたものを用いてもよい。
上側係合部4Aは、例えば側面11より開口1側に突出する係合軸41により構成され、下側係合部4Bは、例えば側面11より開口1側に突出する係合軸42により構成される。
上側係合部4Aとなる係合軸41及び下側係合部4Bとなる係合軸42は、例えば側面11に取付けられた取付板43に設けられている。
例えば、平板により形成された取付板43の一方の板面と止水板取付対象部1Sの側面11とを対向させた状態で当該取付板43がねじS等で側面11に取付けられたことによって、上側係合部4Aとなる係合軸41及び下側係合部4Bとなる係合軸42が、側面11より側面11と直交する方向に延長して開口1側に突出するように構成される。
尚、上側係合装置5A及び下側係合装置5Bは、止水板2の一方の板面21における側端部23に設けられた水密維持部材6よりも当該板面21の中央に近い位置に設けられる。
即ち、下側係合装置5Bは、止水板2への取付部51と、係合凹部構成部52とを備える。
取付部51は、例えば、板面を止水板2の一方の板面21に対向させた状態で、ねじS等の取付手段により、止水板2に取付けられた取付板により構成される。
係合凹部構成部52は、例えば、止水板2に取付けられた取付部51を形成する取付板より止水板2の一方の板面21から離れる方向である後方に延長して係合凹部50を備えた平板により形成される。
換言すれば、係合凹部50は、例えば、止水板2の一方の板面21と直交して当該板面21の後方及び上下方向に延在する板面を有した平板に、当該平板の後端側の下縁より止水板2の板面21に近付く方向に向けて斜め上方向に延長した後、止水板2の板面21に近付く方向に向けて水平方向に延長するように形成された凹部により構成される。
即ち、係合凹部構成部52は、下端後方部分に開口する出入口53と、出入口53より上方に延長した後に斜め前方に延長して上下で対向する凹部側壁と、上下で対向する凹部側壁の前端同士を繋ぐ凹部底とを有した係合凹部50を備えた構成である。
また、上下で対向する凹部側壁の下側の凹部側壁は、凹部出入口53から上方にほぼ垂直に延長する縦壁面54と、当該縦壁面54の上端から前方斜め上に延長する傾斜壁面55と、当該傾斜壁面55の上端から前方に略水平に延長する前側壁面56とを備えた構成である。尚、後述するように、縦壁面54に当接した下側の係合軸42が傾斜壁面55に移動しやすいように、当該縦壁面54は、後方に若干突出する湾曲面に形成されることが好ましい。
係合機構は、上側係合部4Aである係合軸41が挿脱可能に係合する係合凹部7と、当該係合軸41が当該係合凹部7に係合した状態を維持するロック機構8とを備える。
係合凹部7は、止水板2に取付けられた取付部70を形成する取付板より止水板2の一方の板面21から離れる方向である後方及び上下方向に延長して止水板2の一方の板面21と直交するように設けられた上側部材71と下側部材72との間の空間により形成される。
上側部材71は、例えば、後述するロック板80が上下方向Vに移動可能なように上下に延長する筒状ガイド部71aを備える。
下側部材72は、例えば、板面21に対して直交して止水板2の一方の板面21から離れる方向である後方に延長する水平上縁面73と、当該水平上縁面73の後端から後方に向けて斜め下方に延長する斜め縁面74と、当該斜め縁面74の下端から下方に延長する縦縁面75とを備えた平板により構成される。
即ち、下側部材72の水平上縁面73と上側部材71の下端面71bとの間の空間により、係合凹部7が構成される。
即ち、ロック機構8は、筒状ガイド部71aの筒内を上下方向に移動可能なように設けられたロック板80と、一端がロック板80に連結されて他端が上側部材71に連結されてロック板80を下方に付勢するばね81とで構成される。
ロック板80は、止水板2の一方の板面21と直交して当該板面21の後方及び上下方向に延在する板面を有した平板により構成されて筒状ガイド部71aの筒内を上下方向に移動するスライド板部82と、スライド板部82の上端より延長して前後及び左右方向に水平に延長する板面を有した操作片83と、スライド板部82の下端後方より下方に延長するように設けられたロック片84とを備える。
ロック板80は、ばね81に付勢された状態である通常状態又はロック状態では、ロック片84の下端が、下側部材72の斜め縁面74に接近した状態となるように構成される。
このロック片84の下端面は、前端縁と後端縁との間に位置する傾斜面、即ち、前端縁から後端縁に向けて上方に傾斜する下端傾斜面85に形成される。
尚、予め、開口1の左右に位置される左右の止水板取付対象部1S,1Sの互いに対向する各側面11,11にそれぞれ係合部4(上側係合部4Aと下側係合部4B)を設けるとともに、上述したように、止水板2の一方の板面21における左右下の端側の面に、当該左右下の端に沿って連続するように凹状に水密維持部材6を設け、かつ、止水板2の一方の板面21における左端側の面及び右端側の面にそれぞれ係合部5(上側係合装置5Aと下側係合装置5B)を設けておく。
そして、止水板2の下端面22に設けられた水密維持部材6を設置面1Bに接触させるとともに、止水板2の一方の板面21における左右の側端部23,23に設けられた水密維持部材6と左右の止水板取付対象部1S,1Sの前面12,12とを対向させた状態で、止水板2の左右の下側係合装置5Bと左右の止水板取付対象部1S,1Sの側面11,11に設けられた下側係合部4Bとを係合させるとともに、止水板2の左右の上側係合装置5Aと左右の止水板取付対象部1S,1Sの側面11,11に設けられた上側係合部4Aとを係合させる。
その後、止水板2の一方の板面21における側端部23を止水板取付対象部1Sの前面12に近付ける方向に止水板2を押圧する。これにより、図3(b)に示すように、係合軸42が、係合凹部50の上下で対向する凹部側壁に当接しながら下側係合装置5Bの係合凹部50内に入り込んで係合するとともに、ロック片84の下端傾斜面85に当接していた係合軸41が、当該ロック片84をばね81のばね力に抗して押し上げた後に係合凹部7に入り込む。即ち、係合軸41が下端傾斜面85を乗り越えて水平上縁面73上に位置された後、ロック板80がばね81のばね力により下方に移動してロック片84の下端が下側部材72の斜め縁面74に接近する。これにより、係合軸41が係合凹部7に係合した係合状態に維持される。つまり、係合軸41が係合凹部7に入り込んだ後は、係合軸41は、ロック片84の上下に延長する前端面86に接触し、この前端面86に接触した係合軸41からの力によっては、ロック片84を押し上げる力が発生しないように構成されている。即ち、係合軸41は、ロック片84を乗り越えて係合凹部7に入り込んだ後は、ばね81で下方に付勢されたロック片84により後方への移動が規制されて、係合凹部7に係合した状態にロックされる。また、縦壁面54に当接した状態から傾斜壁面55に移動して下側係合装置5Bの係合凹部50内に入り込んだ係合軸42は、係合凹部50の上側の凹部側壁により、後方への移動が規制された状態に、係合凹部50に係合される。
このように取付けられた場合、図3(b)に示すように、下側の係合軸42が下側係合装置5Bの係合凹部50に係合されて、かつ、上側の係合軸41が上側係合装置5Aの係合凹部7に係合した係合状態にロックされたことにより、止水板2の一方の板面21における左右の側端部23と左右の止水板取付対象部1S,1Sの前面12,12との間の水密維持部材6が圧密状態に維持される。さらに、下側の係合軸42が下側係合装置5Bの係合凹部50内に入り込んで係合することにより、係合凹部50の傾斜壁面55が係合軸42に押圧されて、止水板2が下方に押圧されるので、止水板2の下端面22に設けられた水密維持部材6が設置面1Bに押し付けられた状態となり、止水板2の下端面22と設置面1Bとの間の水密維持部材6が圧密状態に維持される。
従って、止水板2の一方の板面21における側端部23と当該側端部23と対向する止水板取付対象部1Sの前面12との間、及び、止水板2の下端面22と当該下端面22と対向する設置面1Bとの間の止水性能を良好に維持できるようになる。
即ち、止水板2の一方の板面21における側端部23と当該側端部23と対向する止水板取付対象部1Sの面である前面12との間、及び、止水板2の下端面22と当該下端面22と対向する設置面1Bとの間の圧密状態に維持された水密維持部材6により、止水板2の一方の板面21における側端部23と止水板取付対象部1Sの前面12との間、及び、止水板2の下端面22と設置面1Bとの間の止水性能を良好に維持できる止水板の取付装置を提供できる。
実施形態2に係る止水板の取付装置は、図5,図6に示すように、係合装置5は、例えば、止水板2の一方の板面21における側端部23側の上部に設けられて上側係合部4Aと係合する上側係合装置5Cと、止水板2の一方の板面21における側端部23側の下部に設けられて下側係合部4Bと係合する下側係合装置5Dとを備えた構成とした。
尚、その他の構成は、実施形態1と同じであり、図5,図6において、実施形態1の図1乃至図4で説明した部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
下側係合装置5Dは、下側係合装置5Bと同様な構成であるが、形状が若干異なる、止水板2への取付部51aと、係合凹部構成部52aとを備えた構成である。
即ち、取付部51aは、例えば、板面を止水板2の一方の板面21に対向させた状態で、ねじS等の取付手段により、止水板2に取付けられた取付板により構成される。
また、係合凹部構成部52aは、例えば、止水板2に取付けられた取付部51aを形成する取付板より止水板2の一方の板面21から離れる方向である後方に延長して係合凹部50aを備えた平板により形成される。
後述するように、上側係合装置5Cは、前後方向に回転可能に設けられた回転ロック板90の回転中心軸9Cが、止水板2の一方の板面21側に設けられた構成であるため、係合凹部7aが、実施形態1の上側係合装置5Aの係合凹部7よりも板面21から離れた後方に位置された構成となっている。従って、下側係合装置5Dの係合凹部50aも、上側係合装置5Cの係合凹部7aに対応して、実施形態1の下側係合装置5Bの係合凹部50よりも板面21から離れた後方に位置された構成となっている。
よって、係合凹部50aは、例えば、止水板2の一方の板面21と直交して当該板面21の後方及び上下方向に延在する板面を有した平板に、当該平板の後端側の下縁より止水板2の板面21に近付く方向に向けて斜め上方向に延長するように形成された凹部により構成される。
即ち、係合凹部構成部52aは、下端後方部分に開口する出入口53aと、出入口53aより上方に延長した後に斜め前方に延長して上下で対向する凹部側壁と、上下で対向する凹部側壁の前端同士を繋ぐ凹部底とを有した係合凹部50aを備えた構成である。
そして、上下で対向する凹部側壁の下側の凹部側壁は、出入口53aから上方にほぼ垂直に延長する縦壁面54aと、当該縦壁面54aの上端から前方斜め上に延長する傾斜壁面55aとを備えた構成となっている。尚、後述するように、縦壁面54aに当接した下側の係合軸42が傾斜壁面55aに移動しやすいように、当該縦壁面54aは、後方に若干突出する湾曲面に形成されることが好ましい。
取付部70aは、例えば、板面を止水板2の一方の板面21に対向させた状態で、ねじS等の取付手段により、止水板2に取付けられた取付板により構成される。
換言すれば、係合機構は、固定板72aと、回転ロック板90と、回転ロック板90を回転及びロック可能に固定板72aに取付ける弾性手段とを備える。
そして、例えば、固定板72aにおける板面21に近い側の板面には、当該板面と直交する方向に延長する回転中心軸9Cが設けられ、かつ、回転中心軸9Cが設けられている位置よりも後方には、固定板72aの図外の上端面の後端より下方に延長する縦縁面73aと、当該縦縁面73aの後端から後方に向けて斜め下方に延長する斜め縁面74aと、当該斜め縁面74aの下端から後方にほぼ水平に延長する水平面75aと、水平面75aの後端から斜め下方に延長する後部斜め縁面76aと、後部斜め縁面76aの後端から下方に延長する後縁面77aとを備えた構成となっている。
そして、当該縦縁面73aと斜め縁面74aと水平面75aとにより、係合凹部7aの下部側が形成される。
例えば、ばね91としてのねじりコイルばねのコイル筒内に回転中心軸9Cを挿入した状態として、回転ロック板90の後述する回転中心孔92の内壁と回転中心軸9Cの周面との間にねじりコイルばねを位置させて、かつ、ねじりコイルばねの一端が回転ロック板90に連結されて、ねじりコイルばねの他端が固定板72aに連結された構成となっている。
当該構成により、固定板72aに対して回転ロック板90が回転可能となり、かつ、回転ロック板90がばね91によって付勢されることで、係合軸41が係合凹部7aに係合された係合状態を維持するロック機構9が構成されることになる。
即ち、回転ロック板90は、回転中心孔92とロック片94と凹部95とが形成された平板部90aと、操作片93を形成する平板部90bとを備えた板により構成される。
そして、回転中心軸9Cが回転中心孔92に挿入されて、回転ロック板90が回転中心軸9Cを回転中心として回転可能に取付けられた状態においては、平板部90aが板面21と直交して後方及び上下方向に延長する板面を有した平板により構成され、かつ、操作片93を形成する平板部90bが、回転中心孔91の上方に位置されて、平板部90aの板面と直交して板面21と対向する板面を有した平板により構成されることになる。
回転ロック板90のロック片94は、凹部95の後方に位置される平板部分により構成され、当該ロック片94の下端面は、前端縁と後端縁との間に位置する傾斜面、即ち、前端縁から後端縁に向けて上方に傾斜する下端傾斜面96に形成される。
回転ロック板90は、ばね91に付勢された状態である通常状態又はロック状態では、ロック片94の下端が、固定板72aの斜め縁面74aに接近した状態となるように構成される。
尚、回転ロック板90の回転中心孔92に挿入された回転中心軸9Cの先端側には、回転ロック板90が回転中心軸9Cから抜けないようにするための抜け止め防止キャップ97が取付けられている。
まず、実施形態1と同様に、止水板2の下端面22に設けられた水密維持部材6を設置面1Bに接触させた状態で、下側係合部4Bの係合軸42を下側係合装置5Dの係合凹部50aの出入口53aに位置させた後に、上側係合部4Aの係合軸41の外周面を、固定板72aの後部斜め縁面76a、及び、ロック片94の下端傾斜面96に当接させる。
その後、止水板2の一方の板面21における側端部23を止水板取付対象部1Sの前面12に近付ける方向に止水板2を押圧する。これにより、係合軸42が、下側係合装置5Dの係合凹部50aの上下で対向する凹部側壁に当接しながら係合凹部50a内に入り込んで係合するとともに、ロック片94の下端傾斜面96に当接していた係合軸41が、当該ロック片94をばね91のばね力に抗して回転させた後に係合凹部7aに入り込む。
即ち、係合軸41が下端傾斜面96を乗り越えて水平面75a及び斜め縁面74a上に位置された後、回転ロック板90がばね91のばね力により回転してロック片94の下端が固定板72aの斜め縁面74aに接近することにより、係合軸41が係合凹部7aに係合した係合状態に維持される。即ち、係合軸41は、ロック片94を乗り越えて係合凹部7aに入り込んだ後は、ばね91で下方に付勢されたロック片94により後方への移動が規制されて、係合凹部7aに係合した状態にロックされる。また、縦壁面54aに当接した状態から傾斜壁面55aに移動して下側係合装置5Dの係合凹部50a内に入り込んだ係合軸42は、係合凹部50aの上側の凹部側壁により、後方への移動が規制された状態に、係合凹部50aに係合される。
即ち、止水板2の一方の板面21における側端部23と当該側端部23と対向する止水板取付対象部1Sの面である前面12との間、及び、止水板2の下端面22と当該下端面22と対向する設置面1Bとの間の圧密状態に維持された水密維持部材6により、止水板2の一方の板面21における側端部23と止水板取付対象部1Sの前面12との間、及び、止水板2の下端面22と設置面1Bとの間の止水性能を良好に維持でき、しかも、止水板取付対象部1Sに対する止水板2の着脱動作が容易な止水板の取付装置を提供できる。
この場合、止水板の取付装置は、左の止水板の一方の板面における左側端部に係合装置5を設けるとともに、左の止水板取付対象部1Sの側面11に係合部4を設け、かつ、右の止水板の一方の板面における右側端部に係合装置5を設けるとともに、右の止水板取付対象部1Sの側面11に係合部4を設けた構成とし、さらに、上述と同様に水密維持部材6を設けた構成とする。
そして、左の止水板の左端側を左の止水板取付対象部1Sに取付けるとともに、右の止水板の右端側を右の止水板取付対象部1Sに取付けて、かつ、左の止水板の右端面と右の止水板の左端面とを対向させて当該左の止水板の右端面と右の止水板の左端面との間に水密維持部材を設けて、当該水密維持部材を圧密状態に維持する機構を備えた構成とすればよい。
4 係合部、4A 上側係合部、4B 下側係合部、5 係合装置、
5A,5C 上側係合装置、5B,5D 下側係合装置、6 水密維持部材、
7,7a 係合凹部、8,9 ロック機構、11 止水板取付対象部の側面、
12 止水板取付対象部の前面(面)、21 止水板の一方の板面、
21S 止水板の一方の板面における側端、22 止水板の下端面、
23 止水板の一方の板面における側端部、41,42 係合軸(係合部)、
50,50a 係合凹部、53,53a 係合凹部の出入口。
Claims (2)
- 間隔を隔てて設置面に設けられた左右の止水板取付対象部の互いに対向する各側面と当該各側面間の設置面との間の開口を止水板で塞ぐために、当該止水板を前記止水板取付対象部に着脱可能に取付けるための止水板の取付装置であって、
前記止水板取付対象部の側面に設けられた係合部と、
前記止水板の一方の板面に設けられて前記係合部に係合する係合装置と、
前記止水板の下端面と当該下端面と対向する前記設置面との間、及び、前記止水板の一方の板面における側端部と当該側端部と対向する前記止水板取付対象部の面との間に設けられた水密維持部材とを備え、
前記係合部は、前記止水板取付対象部の側面より前記開口側に突出するように設けられた上側係合部及び下側係合部とを備え、
前記係合装置は、前記止水板の一方の板面における側端側の上部に設けられて前記上側係合部に係合する上側係合装置と、前記止水板の一方の板面における側端側の下部に設けられて前記下側係合部に係合する下側係合装置とを備え、
前記上側係合部及び前記下側係合部は、前記止水板取付対象部の側面より前記開口側に突出するように設けられた係合軸により構成され、
前記下側係合装置は、前記下側係合部を構成する係合軸が挿脱可能に係合する係合凹部を備えて構成され、
前記上側係合装置は、前記上側係合部を構成する係合軸が挿脱可能に係合する係合凹部と、当該係合軸が当該係合凹部に係合した所定の係合状態を維持するロック機構とを備えたことを特徴とする止水板の取付装置。 - 請求項1に記載の止水板の取付装置を使用した止水方法であって、
前記止水板の一方の板面における側端部と前記止水板取付対象部の面とを対向させるとともに、前記止水板の下側係合装置の係合凹部の出入口に前記下側係合部を構成する係合軸を位置させる止水板位置決めステップと、
前記止水板位置決めステップ後に、前記止水板の一方の板面における側端部を前記止水板取付対象部の面に近付ける方向に前記止水板を押圧して、前記止水板の下側係合装置の係合凹部に前記下側係合部を構成する係合軸を係合させるとともに、前記止水板の上側係合装置の係合凹部内に導かれた前記上側係合部を構成する係合軸を前記ロック機構により前記所定の係合状態に維持させることによって、前記止水板の一方の板面における側端部と当該側端部と対向する前記止水板取付対象部の面との間、及び、前記止水板の下端面と当該下端面と対向する前記設置面との間に位置された前記水密維持部材が圧密状態を維持した状態となるよう前記止水板を前記止水板取付対象部に取付ける止水板取付ステップとを備えたことを特徴とする止水方法。
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