第1の実施形態
図1~図7を参照すると、本開示の第1の実施形態によれば、エアロゾル発生デバイス100は、エアロゾル発生デバイス100の様々な構成要素を収容する外部ケーシング102を含む。第1の実施形態では、外部ケーシング102は不規則な形状を有するが、本明細書に示される様々な実施形態に記述される構成要素に適合するような大きさに作られる限り、あらゆる形状が可能であることが理解されるであろう。
図1~図6のそれぞれの下の方に示すエアロゾル発生デバイス100の第1の端部104は、便宜上、エアロゾル発生デバイス100の底部、基部又は下側端部と記述されている。図1~図7のそれぞれの上の方に示すエアロゾル発生デバイス100の第2の端部106は、エアロゾル発生デバイス100の上端部又は上側端部と記述されている。使用中、使用者は、典型的には、エアロゾル発生デバイス100を、第1の端部104を下向きに且つ/又は使用者の口に対して遠位位置に、及び第2の端部106を上向きに且つ/又は使用者の口に対して近接位置に方向付ける。
エアロゾル発生デバイス100は、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106の方に位置する加熱チャンバ108を有する。加熱チャンバ108は、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106に向かって開放されている。換言すると、加熱チャンバ108は、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106の方に、開放した第1の端部110を有する。加熱チャンバ108は、開放した第1の端部110と基部112(開放端110と反対側の、加熱チャンバ108の第2の端部に位置する)との間に延びる側壁114を有する。側壁114と基部112とは、互いに接続されている。いくつかの実施形態では、側壁114と基部112とは、単一部品として形成されている。第1の実施形態では、側壁114は管状である。より具体的には、側壁114は、中心軸線Xの周りに延びる円筒状である。しかしながら、他の実施形態では、側壁114は、各場合において中心軸線Xの周りに延びる楕円形又は多角形の断面を有する管などの他の適切な形状を有する。更に別の実施形態では、側壁114はテーパ状である。エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106にある外部ケーシング102の開口は、基材担体130の挿入を可能にするために、開放端110と位置合わせされている。加熱チャンバ108は、外部ケーシング102に熱が流れるのを阻止するために、外部ケーシング102の内面から間隔を空けて保持される。加熱チャンバ108の断熱性を高めるために、更に、加熱チャンバ108は、絶縁体、例えば、脱脂綿などの繊維状若しくは発泡材料、エアロゲル若しくはガスで取り囲まれ得るか、又は他の例では真空絶縁体が提供され得る。
加熱チャンバ108は、図3~図7に示されるように、「消耗品」としても知られる基材担体130を受け入れるように配置されている。典型的には、基材担体130は、エアロゾル捕集領域134と共に提供されるタバコ又は別の適切なエアロゾル化可能材料などの予めパッケージ化されたエアロゾル基材132を含む。エアロゾル基材132及びエアロゾル捕集領域134の両方は、外層136に包まれており、基材担体130に沿った途中の境界部において互いに当接している。エアロゾル基材132は、吸入のためのエアロゾルを発生させるために加熱可能であり、基材担体130の第1の端部138(又は「先端」)の方に位置する。エアロゾル基材132は、外層136内の基材担体130の全幅にわたって延びている。他の実施形態では、加熱チャンバ108は、裁断されたバラの材料又は他の手法でパッケージ化された固形材料などの他の形態のエアロゾル基材132を受け入れるように配置されている。基材担体130は略円筒状である。エアロゾル基材132は、基材担体130の長さの50%未満、好ましくは20%~40%、より好ましくは30%~40%、例えば、約36%(長さ55mmの基材担体130のうちの約20mmに等しい)に沿って(円筒状軸に沿って)配置されている。図3~図7には示さないが、基材担体130は、第2の端部140の方にフィルタを更に含み得る。
第1の実施形態では、加熱チャンバ108の基部112は閉じている、例えば、密閉されている又は気密である。即ち、加熱チャンバ108は、カップ状である。これにより、開放した第1の端部110から吸い込まれた空気が第2の端部から流出することを基部112によって阻止し、代わりにエアロゾル基材132を通して案内されることを確実にすることができる。これによりまた、使用者が基材担体130を加熱チャンバ108内に意図した距離まで挿入し、それ以上挿入しないようにすることができる。
ヒータ118は、加熱チャンバ108の外面上に取り付けられている。即ち、ヒータ118は、加熱チャンバ108の内容積とは逆に面して、管状側壁114の表面上に取り付けられている。これは、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入される際に、ヒータ118を損傷から保護するのに役立ち得る。ヒータ118は、通常、電動式である。第1の実施形態では、ヒータ118は、可撓性電気絶縁バッキング材料(ポリイミドなど)上に重ねられた導電性(例えば金属)トラックを含むフィルムヒータである。
第1の実施形態では、エアロゾル発生デバイス100は電動式である。即ち、電力を使用してエアロゾル基材132を加熱するように構成されている。この目的のために、エアロゾル発生デバイス100は、電源120、例えばバッテリーを有する。電源120は、制御回路122に結合されている。次いで、制御回路122は、ヒータ118に結合されている。使用者が、制御回路122を介して電源120をヒータ118に結合させ、電源120をヒータ118から結合解除させるように構成された制御手段(図示せず)を使用して、エアロゾル発生デバイス100を操作する。次いで、これによりヒータ118が加熱され、加熱チャンバ108に熱が供給される。基材担体130が存在する場合、熱は(通常、主として伝導又は対流によって)エアロゾル基材132に伝達され、エアロゾル基材132は、使用者が基材担体130の第2の端部140を吸引することにより吸入する蒸気又はエアロゾルを放出する。
図1及び図2では、エアロゾル発生デバイス100は基材担体130なく示されている。図3及び図4では、基材担体130は、エアロゾル発生デバイス100の上方に示されており、エアロゾル発生デバイス100内には装填されていない。図5~図7では、エアロゾル発生デバイス100に装填されている基材担体130が示されている。
図1~図7に示すように、エアロゾル発生デバイス100はバッフル142を含む。バッフル142は、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106の方の、外部ケーシング102の開口と加熱チャンバ108の開放端110との間に配置されている。バッフル142は、例えば、締まり嵌め、バッフル142を溝に保持すること、接着剤又は他の結合方法による取り付け及び突起又はフランジを使用してバッフル142を所定の位置に締結することを含む任意の適切な方法を使用して所定の位置に取り付けられ得る。以下の実施形態に示されるように、バッフル142は、管状壁114の内側表面上などの異なる場所に配置され得る。そのような場合、上記の取付方法又は任意の他の適切な方法を使用してバッフル142をこの場所に配置し得る。第1の実施形態では、バッフル142は、外部円形を有する環状形状である。第1の実施形態のバッフル142は、基材担体130を受け入れるための中心開口144を画定する内周を有する内部円形を含む。したがって、中心開口144は、円形を有する。
代わりに、中心開口144は、第2の実施形態のバッフル242などの長円形又は楕円形である。他の例では、中心開口144は、他の断面形状、例えば四角形、三角形、星形多角形又は他の多角形を有する。
バッフル142及び中心開口144は、バッフル142の半径方向断面の中心領域(例えば、幾何学的中心又は重心)が中心軸線Xと位置合わせされるように、中心軸線Xを中心に位置決めされる。換言すると、中心開口144は中心軸線Xを取り囲む。第1の実施形態では、中心開口144は円形であり、加熱チャンバ108の管状壁114によって画定される内容積の幾何学的中心に一致する点を中心に位置決めされる。したがって、中心開口144は、加熱チャンバ108の管状壁114と同心円状に配置されている。中心開口144は、管状壁114の幅よりも小さい幅を有する。第1の実施形態では、中心開口144は、管状壁114の直径よりも小さい直径を有する。他の例では、例えば、中心開口144が円形ではない場合、中心開口144の最小幅(中心開口144の重心を通して測定される)は、管状壁114の幅よりも小さい。バッフル142により、基材担体130が受け入れられる空間の断面が減少する。これは、開放端110の幅よりも小さい幅を持つ中心開口144を設けることにより達成される。これは、基材担体130をバッフル142に接触させることなく中心開口144を通して加熱チャンバ108に挿入することはできないことを意味し、特に、基材担体130は、中心軸線の近くに位置する封止面143に接触する。基材担体130が挿入されるとき、基材担体130の先端138は封止面143に接触し、封止面143を下向きに(加熱チャンバ108の基部112の方に)押す。この下向きの力は、封止面143がその本来の位置(加熱チャンバ108の基部112及び内容積とは逆に面している)から、封止面143がより中心軸線Xに向かって、且つしたがって基材担体130の外部表面に向かって面する封止位置に偏向されるように、バッフル142を変形させる。これにより、封止面143が基材担体130に接触する場所で、封止面143が基材担体の側壁とシールを形成することが可能になる。
バッフル142は変形可能である。特に、バッフル142は、変形可能な材料、例えば、弾性変形可能な材料から作られている。換言すると、バッフル142は、柔軟又は可撓性材料から作られている。バッフル142は、可撓性であること、柔軟であること及び/又は曲げられることを含む材料特性を有する。バッフル142は弾性的に変形可能である。例えば、バッフル142は、エラストマー材料、又はゴム、又はシリコーンから作られている。特に、以下に更に詳細に記載されるように、バッフル142は、使用者が基材担体130を加熱チャンバ108に挿入することにより変形させることができる程度まで変形可能である。
この変形は、バッフル142を伸張させ、バッフル142が基材担体130の表面により良く適合し、それによりシールを形成することを可能にし得る。更に、弾性又はエラストマー材料は、通常、その変形の原因が取り除かれたときにその本来の形状に戻るという性質を有する。本出願では、この性質は、基材担体130が存在しない場合、加熱チャンバ108に汚れ、ごみ、水などが侵入するのを防ぐのに役立ち得る。なぜなら、実施形態に応じて、バッフル142は、開放端110が部分的に、実質的に又は更に完全に遮断される位置に戻ることができるからである。バッフル142は、バッフル142が変形によって損傷しないように変形可能でもある。即ち、基材担体130は、バッフル142に押し付けられ、バッフル142を変形させて、基材担体130がバッフル142を通過して加熱チャンバ108に入ることを可能にする。これにより、バッフル142が偏向し、基材担体130に押し付けられ(基材担体が挿入されるときに)、シールを形成し、加熱された空気を加熱チャンバ108の内部に保持する。バッフル142は、耐熱材料及び/又は熱絶縁材料、例えば医療デバイスでの使用に好適な耐熱及び/又は熱絶縁材料から形成され得る。
バッフル142は、管状壁114が延びるのに比べて中心軸線Xの方に更に延びる。その結果、バッフル142は、管状壁114を越えて中心軸線Xに向かって延びるリップ部を含む。これにより、第2の端部106における断面積が、加熱チャンバ108の管状壁114によって画定される開放端110における断面積に対して狭くなり、被覆効果を提供し、基材担体130が存在しない場合でも、加熱チャンバ108の内容積を清潔に保ち、ほこり、ごみ、水などから守るのに役立ち得る。
図1~図4を参照すると、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されていないときに、バッフル142は第1の構成にある。第1の構成では、バッフル142は静止位置、非変形状態にあり、開放端110又は加熱チャンバ108の内容積の縁部を部分的に覆い、中心開口144を画定する。
図5及び図6を参照すると、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されているとき、バッフル142は、第1の構成から、第2の、即ち封止構成に変形する。第2の構成において、バッフル142は変形した状態にあり、バッフル142は偏向し、曲げられて、基材担体130が中心開口144を通して加熱チャンバ108に受け入れられることを可能にする。封止面143は、バッフル142が偏向されていないときに比べて、より中心軸線Xの方に面するように偏向されている(例えば、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されていないため)。第2の構成において、バッフル142は、基材担体130に対してシールを形成する。第1の実施形態では、バッフル142は環状であり、中心開口144は円形であるため、バッフル142(具体的には封止面143)は円筒状の基材担体130の周囲に接触し、円筒状の基材担体130の周囲の周りに完全なシールを形成する。他の実施形態では、バッフル242が基材担体130の周囲の一部分のみに接触し、基材担体130の周囲に対して断続的なシールのみを形成する第2の実施形態の長円形バッフル242などの第2の構成では、バッフル142は、基材担体130に対して部分シールを形成するか、又は第3の実施形態では孔346が設けられるか、又は第4の実施形態では、バッフル442は、弁を形成するスリット膜を用いて基材担体130の周囲全体を封止する。いずれの場合にも、この実施形態及び他の実施形態におけるバッフル142の目的は、シールを形成して、加熱(別の場所でより詳細に記載される)によって発生した加温された空気及び蒸気又はエアロゾルの流れが加熱チャンバ108から出るのを阻止することである。これにより、空気を加熱し、蒸気及びエアロゾルを発生させるために使用されるエネルギーも蒸気(又はエアロゾル)自体も、外に出ることをバッフル142によって阻止されるため、無駄にならないため、効率が向上する。
使用中、エアロゾル発生デバイス100の周囲の環境から加熱チャンバ108に空気が流入することができ、エアロゾルの吸入を可能にする。そうでなければ、使用者に向けてエアロゾルを引くためにエアロゾル基材132を通して吸入できる空気はない。更に、空気は加熱チャンバ108に入り、加熱され、その後、エアロゾル基材132を対流によって加熱し、エアロゾル化する。第1の実施形態では、空気は、開放端110を通して加熱チャンバに入ることができる。しかしながら、基材担体130が加熱チャンバ108に装填され、バッフル142が変形されてシールを形成すると、空気が開放端110を通過することは制限される。図6に示すような第1の実施形態では、この状態において、空気が開放端110を通して流れることは、実質的に阻止される。この状態において、バッフル142は、第2の、封止構成にある。
使用者が基材担体130において吸い込むと、加熱チャンバ108内の圧力が、加熱チャンバ108の外部環境の圧力よりも低くなるまで減少する。即ち、バッフル142と基材担体130との間に形成されるシールを横切る圧力差がある。第1の実施形態では、バッフル142を、第2の、封止構成から、第3の、流入構成に更に変形させるためには、負圧を印加すると十分である。図7を参照すると、バッフル142は、第3の、流入構成で示されている。第3の構成では、バッフル142は、バッフル142と基材担体130との間の開放端110に入る空気流によって基材担体130から引き離される。即ち、バッフル142は、加熱チャンバ108の内容積及び基部112の方に更に変形する。特に、バッフル142は、中心軸線Xから離れる方に且つ管状壁114に向けて更に変形し、封止面143と基材担体との間のシールを破壊させ、それにより、エアロゾル発生デバイス100の外部から空気を流入させて、使用者により基材担体130を通して吸い出された加熱空気を補充する。換言すると、変形によって中心開口144が更に広がり、圧力差を等化させる。第3の構成では、加熱するための十分な空気が加熱チャンバ108に供給され、エアロゾル基材132の蒸発を生じさせることができる。使用者が図7に示される矢印Aの方向にエアロゾルを吸引するため、空気は加熱チャンバ108に引き込まれる。使用者が吸引を加える際に、バッフル142が第3の構成に変形され、空気が加熱チャンバ108に流入できるようにする際の、バッフル142と基材担体130との間の空気流は、図7の矢印Bによって示される。
使用者が基材担体130において吸い込むのをやめると、圧力は、それ以上印加されず、バッフル142は、第2の構成に弾性的に戻る。即ち、使用者が基材担体130を通して吸引すると、バッフル142は、第2の構成から第3の構成に弾性的に変形可能である。これにより、吸引が加えられたときに、バッフル142が第3の構成にある間に、空気流が開放端110を一時的に通過することが可能になる。したがって、使用者が基材担体130において吸い込んでいないとき、バッフル142は基材担体130に対してシールを維持し、吸入(非正式にはパフと呼ばれる)間において又はエアロゾル発生デバイス100が使用されておらず、基材担体130が挿入されたままである間、熱及び蒸気を保持する。これにより、パフの間における熱及び蒸気の保持率を高めることができると共に、より迅速な初期加熱を提供するための断熱を提供することができる。
第2の構成では、バッフル142は、加熱チャンバ108の基部112(図6に示すように)の方を向いている。例えば、バッフル142が第2の構成に戻るとき、バッフル142のこの配置は、開放端110からの逆流(例えば、空気、ガス、蒸気及び/又はエアロゾルの流れ)を防ぐのに役立つ。このことは、加熱チャンバ108の内部がエアロゾル発生デバイス100の外部環境の圧力よりも高い圧力になる正の圧力差を阻止するのに役立ち得る。例えば、正の圧力差は、新鮮な冷たい空気がエアロゾル発生デバイス100の外部から引き込まれ、続いて加熱されることにより圧力が増加すると発生し得る。
したがって、バッフル142は、加熱チャンバ108からのエアロゾルの不要な空気流れを制限する一方、使用者の吸引による加熱チャンバ108への空気流入を可能にする。これにより、使用者がエアロゾル発生デバイス100において吸い込むことにより開くことができる一方向弁を形成する。バッフル142の変形性又は可撓性の程度は、エアロゾルが漏れることを阻止するための適切なシールを確保することと、本明細書に示される効果を得るために又は基材担体130を加熱チャンバ108に挿入するために使用者が労力を要しないほど十分に簡単に加熱チャンバ108に十分な空気流が入ることを可能にすることとの間における妥協として選択される。
更に、吸い込み抵抗は、使用者の満足度に影響を及ぼす特性である。吸い込み抵抗は、エアロゾルの十分な吸入を提供するのに必要な吸引の量である。吸い込み抵抗が大きすぎる場合、吸入することが難しくなり、使用者にとって快適ではない。快適で且つなじみのある経験を提供するために、紙巻きタバコの吸い込み抵抗を真似ることが望ましい。
吸い込み抵抗は、バッフル142の柔軟性の程度を変化させ、且つ空気の流れを可能とするために、バッフル142を第3の構成に基材担体130から離れる方に変形させるために必要な圧力損失を選択することによって調整され得る。好ましくは、圧力損失は、20~120mm水柱の範囲内になるように、より好ましくは60~100mm水柱になるように選択される。パスカルの単位では、圧力損失は、好ましくは、約200~1200Paの範囲内になるように、より好ましくは約600~1000Paになるように選択される。
基材担体130は、エアロゾル基材132が位置する方にある基材担体130の第1の端部138が加熱チャンバ108に入るように方向付けられた状態で、加熱チャンバ108に挿入される。基材担体130は、基材担体130の第1の端部138が加熱チャンバ108の基部112に載置されるまで、即ち基材担体130を加熱チャンバ108にそれ以上挿入することができなくなるまで、加熱チャンバ108に挿入される。他の実施形態では、基材担体130の第1の端部138は基部112に載置されない。これにより、基部112と第1の端部138との間に空気が流れることを可能にする。第11の実施形態などの一実施形態では、第1の端部138は、基部112内の台座1180に載置され、台座1180は、空気が第1の端部138の一部に流れることができるように、隆起して、基材担体130の第1の端部138の中央部に接触する。
図5~図7から、基材担体130が加熱チャンバ108内に可能な限り深く挿入された場合、基材担体130の長さの一部分のみが加熱チャンバ108の内部にあることがわかるであろう。基材担体130の長さの残りは、加熱チャンバ108から突出している。基材担体130の長さの残りの少なくとも一部もエアロゾル発生デバイス100の第2の端部106から突出している。他の実施形態では、基材担体130のいかなる部分も又は実質的にいかなる部分もエアロゾル発生デバイス100から突出しないように、基材担体130の全て又は実質的に全てがエアロゾル発生デバイス100内に収容され得る。
基材担体130が加熱チャンバ108内に挿入された状態で、基材担体130内のエアロゾル基材132は、少なくとも部分的に加熱チャンバ108内に配置されている。第1の実施形態では、エアロゾル基材132は完全に加熱チャンバ108内にある。これにより、エアロゾル基材132の全体が加熱され得ることが確実になる。第1の実施形態では、エアロゾル基材132は、ヒータ118を超える高さまで延びるように配置されている。即ち、加熱チャンバ108の軸方向長さに沿ったヒータ118の長さ全体が、エアロゾル基材132と重なり合う。いくつかの実施形態では、基材担体130内の予め包装された量のエアロゾル基材132は、基材担体130の第1の端部138から基材担体130に沿って、加熱チャンバ108の基部112から開放端110までの加熱チャンバ108の内部高さにほぼ(又は更に厳密に)等しい距離だけ延びるように構成されている。これは、加熱チャンバ108の内側にある、加熱チャンバ108の管状壁114の長さと事実上同じである。例えば、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されたとき、エアロゾル基材132とエアロゾル捕集領域134との間の境界部は、バッフル142と実質的に半径方向に位置合わせされ得る。即ち、バッフル142と基材担体130との間のシールは、エアロゾル基材132の縁部と位置合わせされる。これにより、加熱チャンバ108内の所望の場所に、例えば、エアロゾル基材132内に、追加の熱及び蒸気保持を提供することができる。
基材担体130がエアロゾル発生デバイス100に装填された状態で、使用者は、使用者操作可能ボタン126を使用してエアロゾル発生デバイス100のスイッチを入れる。これにより、電源120からの電力が、制御回路122を介して(及びその制御下で)ヒータ118に供給される。ヒータ118は、加熱チャンバ108の管状壁114を介してエアロゾル基材132に熱を伝導させ、エアロゾル基材132の少なくとも一部を、エアロゾル又は蒸気を放出し始めることができる温度まで加熱する。
エアロゾル基材132からエアロゾルが発生し始める温度まで加熱されると、使用者は、基材担体130の第2の端部140を通して蒸気を吸引することにより蒸気を吸入することができる。使用者は、例えば、視覚又は音声キューの使用を通して、蒸気が形成されたというアラートを受け得る。このようなキューは、例えば、温度測定値又は時間測定値によって決定され得る。即ち、蒸気は、加熱チャンバ108内の基材担体130の第1の端部138に位置するエアロゾル基材132から発生し、基材担体130の長さに沿って、基材担体130内のエアロゾル捕集領域134を通して基材担体130の第2の端部140まで引き込まれ、そこで使用者の口に入る。このエアロゾルの流れは、図7の矢印Aで示される。
使用者が図7の矢印Aの方向に空気及び/又は蒸気を吸引すると、空気又は空気と蒸気との混合物が、加熱チャンバ108内のエアロゾル基材132の近傍から基材担体130を通して流れることが理解されるであろう。この動作によりまた、エアロゾル発生デバイス100の周囲環境及び基材担体130とバッフル142の一部との間から(図7の矢印Bで示される流路を通して)周囲空気を加熱チャンバ108に引き込む。次いで、加熱チャンバ108に引き込まれた空気は加熱され、基材担体130に引き込まれる。加熱された空気は、対流により、エアロゾル基材132を加熱して、エアロゾルを発生させる。より具体的には、第1の実施形態では、空気は、加熱チャンバ108の管状壁114と基材担体130の外層136との間に設けられた空間を通して加熱チャンバ108に入る。この目的のために、基材担体130の外径は、加熱チャンバ108の内径よりも小さい。より具体的には、第1の実施形態では、加熱チャンバ108は、10mm以下、好ましくは8mm以下、最も好ましくは約7.6mmの内径を有する。これにより、基材担体130は、約7.0mm(±0.1mm)の直径を有することが可能になる。これは、21mm~22mm又はより好ましくは21.75mmの外周に対応する。換言すると、基材担体130と加熱チャンバ108の管状壁114との間の間隔は、最も好ましくは約0.1mmである。他の変形形態では、間隔は少なくとも0.2mmであり、いくつかの例では、最大で0.3mmである。図1~図7は必ずしも均一の縮尺ではないことに留意されたい。いくつかの例では、基材担体130と管状壁114との間の間隔は、バッフル142の変形のための空間を許容するために、これよりも大きくてもよい。他の例では、管状壁114の幅は、バッフル142が加熱チャンバ108の内容積に下向きに変形することを可能にするための凹部又はテーパを提供するために、開放端110に向かって広くなる。このような例では、管状壁114は、エアロゾル基材132のより効率的な加熱を提供するために、加熱チャンバ108の内容積に向かって又は基部112に向かって狭くなる。
使用者による1回の吸入は、一般に「パフ」と呼ばれる。いくつかの状況では、紙巻きタバコの喫煙経験を真似ることが望ましい。これは、エアロゾル発生デバイス100が、典型的には、所定数のパフ、例えば10~15回のパフを提供するのに十分なエアロゾル基材132を保持することが可能であることを意味する。
図1~図7及び付随する説明から、第1の実施形態によれば、中心軸線Xの周りに延びる管状壁114を有する加熱チャンバ108を含むエアロゾル発生デバイス100が提供されることが理解できる。管状壁114は、加熱チャンバ108の内容積を画定し、加熱チャンバ108は、開放端110を有し、エアロゾル基材132を含む基材担体130を、開放端110を通して内容積に、中心軸線Xに沿って受け入れるように配置されている。ヒータ118は、加熱チャンバ108に熱を供給するために加熱チャンバ108の周囲に延びる。開放端110と反対に面する封止面143を有するバッフル142が設けられており、バッフル142は、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されると、封止面143が、より中心軸線Xに向かって、且つしたがって基材担体130の側壁に向かって面するように偏向されるように、変形するように構成されている。このようにして偏向する封止面143は、封止面143を基材担体130に押し付けてシールを形成する。このシールは、加熱チャンバ108内の加熱された空気を保持することができ、これにより更に、加熱チャンバ108内の空気を加熱するのに消費されるエネルギーが、空気が加熱チャンバ108から漏れることで無駄になることがないため、エアロゾル発生デバイス100の効率を向上させることができる。バッフル142は、加熱チャンバ108の開放端110を通る空気の流れを制限するように構成されている。上述のように基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されるとき、バッフル142は変形して、基材担体130が挿入されることを可能にする。バッフル142は、基材担体130が加熱チャンバ108内に保持されている間は変形されたままである。バッフル142は弾性的に変形可能であるが、使用者が基材担体130を加熱チャンバ108に押し込むのをやめたときに基材担体130を加熱チャンバ108から押し戻すほど十分に弾性的に変形可能ではない。
基材担体130が加熱チャンバ108に挿入され、バッフル142が変形すると、バッフル142は、加熱チャンバ108の開放端110を通る空気の流れを制限する。バッフル142は、基材担体130と少なくとも部分シールを形成する。第1の実施形態では、バッフル142の中心開口144は、基材担体130の周囲の周りに完全なシールが形成されるように、基材担体130に相補的な形状(即ち円形)である。エアロゾル発生デバイス100を異なる形状の基材担体130に適応させるために、異なる形状の開口144を使用することができる。
更に、バッフル142による弾性力は、変形したバッフル142の両側からの力が打ち消し合うことにより基材担体130が開口144の中心に保持されるという意味で、センタリング効果を提供する。中心開口144それ自体が中心軸線Xに対して中心に位置する場合、正味の効果は、基材担体130を加熱チャンバ108内の中心に保持するというものである。これにより、基材担体130と管状壁114との間にエアギャップが生じ、エアギャップは基材担体の周囲全体においてほぼ一定であり、このことは、基材担体130が均一に加熱されることを確実にするのに役立ち得ると共に、吸い込み抵抗が予測可能であり且つ一定であることを確実にするのに役立ち得る。
使用者が基材担体130の使用を完了すると、基材担体130は、例えば、所定数のパフが行われた後、エアロゾル基材132が使い果たされたと使用者が判断した後又は基材担体130が消費されたとエアロゾル発生デバイス100が判定した後、エアロゾル発生デバイス100から取り出される。バッフル142は、加熱チャンバ108から基材担体130を取り出せるようにするために、変形可能である。したがって、バッフル142は弾性的に変形可能である。バッフル142は、基材担体130が取り出されると、本来の非変形位置(即ち第1の構成)に戻るように変形可能であり、本来の位置に戻る。バッフル142は、基材担体130を変質させずに基材担体130を取り出すことを可能にするように構成されている。即ち、バッフル142は、基材担体の外層136を引き剥がさないか、又は基材担体130からエアロゾル基材132を除去させない。更に、変形によりバッフル142は損傷せず、バッフル142は、基材担体130が取り出されると本来の位置(例えば図2のような)に戻る。
第2の実施形態
ここで、エアロゾル発生デバイス100の平面図並びに第1及び第2の立面図をそれぞれ示す図8~図10を参照して、第2の実施形態によるエアロゾル発生デバイス100について説明する。第2の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。図8~図10は、以下に説明するものを除いて、第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一のエアロゾル発生デバイス100を示す。
図8から分かるように、第2の実施形態のバッフル242は、第1の実施形態のバッフル142と異なる。第2の実施形態のバッフル242は、第1の実施形態における円形の代わりに、スタジアム形状の中心開口244を有する。封止面243は、バッフル242の外側に面した部分に位置する。第2の実施形態では、バッフル242は、外周部が外部ケーシング102の内面と接触している外部円形を有する実質的に環状形状である。第2の実施形態のバッフル242は、中心開口244を画定する内周部を有する内部スタジアム形状を含む。したがって、中心開口244はスタジアム形状を有する。他の例では、中心開口244は長円形、特に、偏心率がゼロ近い長円形である。このような場合、中心開口244は実質的に円形であるが、外周は真円形から逸脱し、ある部分は他の部分に比べて中心軸線Xに近い。
代わりに、中心開口244は楕円形である。他の実施形態では、バッフル242は、内部長円形及び外部長円形を有する長円形の環であり得る。そのような例では、外部ケーシング102も、バッフル242に合致するように、断面が長円形であり得る。
いくつかの実施形態では、バッフル242は、狭い部分242aと広い部分242bとを有し、狭い部分242aと広い部分242bはそれぞれ、中心開口244の最小寸法及び最大寸法を画定する(各直径は、中心開口244の重心を通して測定される)。狭い部分242aは、図8に示される軸線Yに実質的に沿って中心軸線Xの方に延びる。軸線Yは、中心軸線Xに垂直であり、バッフル242の幅に平行に配置されており、第2の実施形態では、バッフル242は、基部112に平行にも配置されている。広い部分242bは、図8に示される軸線Zに実質的に沿って中心軸線Xの方に延びる。軸線Zは、中心軸線X及び軸線Yの両方に垂直であり、バッフル242の幅に平行に配置されており、第2の実施形態では、バッフル242は、基部112に平行にも配置されている。
以下に記載するように、使用時、狭い部分242aは、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入される際に、基材担体130に接触するように構成されている一方、図示されるように、広い部分242bは基材担体130に接触しない。これは、例えば、基材担体130よりも狭い、より狭い部分242aを有するバッフルを設けることにより達成され得る。基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されると、封止面243、特に、バッフル242の外側に面した部分が先端134に接触して、封止面を下向きにし、バッフル242を変形させる。そのため、封止面は基材担体130に向かって(したがって中心軸線Xに向かって)面し、基材担体130に対してシールを形成する。
図8に示すように、加熱チャンバ108への空気流を通過させるための空間が、バッフル242の一部と基材担体130との間に設けられている。図8では、狭い部分242aと広い部分242bとの間の大きさの差は、この効果を強調するために誇張されている。以下に更に詳細に記載するように、狭い部分242a及び広い部分242bを設けることにより、バッフル242と基材担体130との間に(狭い部分242aに)部分シールが設けられ得る。いくつかの場合、狭い部分242a及び広い部分242bの両方が基材担体130に接触し、基材担体130に対してシールを形成し得るが、狭い部分242aにおける封止強度及びバッフル242の局所偏向の程度は、広い部分242bと比較すると異なり得る。
代替的実施形態では、バッフル242は、円形断面の基材担体130を受け入れる四角形の中心開口244を有し得、例えば四角形の側面において基材担体130に接触してこれを封止する一方、四角形の隅部に空間及び空気流路を提供する。したがって、四角形の対向側面間の寸法は狭い部分242aに対応し、四角形の斜めに対向する隅部間の寸法は広い部分242bに対応する。他の例では、バッフル242は、任意選択的に丸みのある隅部を有する矩形の中心開口244を有して得る。例えば、バッフル242は、長円形の中心開口244を有し得る。
図9は、基材担体130によって変形されたバッフル242の狭い部分242aを示す、軸線X及び軸線Yによって形成された平面における、第2の実施形態のエアロゾル発生デバイス100の断面図を示す。いくつかの例では、広い部分242bは、基材担体130に接触しないように構成されている。したがって、広い部分242bは、基材担体130によって直接的に変形されない。しかしながら、変形する狭い部分242aによるバッフル242内の張力は広い部分242bも変形させるが、この程度はより小さい可能性がある。したがって、第2の実施形態のいくつかの例では、バッフル242の内周部全体が変形し得る。
図10は、基材担体130に接触しないバッフル242の広い部分242bを示す、軸線X及び軸線Zによって形成される平面における、バッフル242の断面図を示す。したがって、バッフル242は、広い部分242bにおいて基材担体130とシールを形成しない。全体的に、バッフル242は、基材担体130と部分シールを形成する。即ち、バッフル242は、狭い部分242aにおいて封止されるが、広い部分242bにおいて封止されない。
部分シールは、シールが狭い部分242aと基材担体130の表面との間に形成される一方、バッフル242の広い部分242bが基材担体130と接触せず、バッフル242と基材担体130との間に空間を提供するように、バッフル242の狭い部分242aが基材担体130に接触し、基材担体130によって変形されることにより形成される。これは、長円形の中心開口244及び円筒状の基材担体130を提供することによる。部分シールの間隙は、バッフル242と基材担体130との間において、エアロゾル発生デバイス100の外部から加熱チャンバ108への空気流路を提供するように構成されている。空気流路は、図10の矢印Bで示される。
基材担体130に対して封止するバッフル242の部分を提供することで、空気流路により加熱チャンバ108に吸入のための空気を入れつつ、加熱チャンバ108内の熱及び蒸気保持率を向上させることができる。したがって、中心開口244の形状及び大きさは、熱及び蒸気保持率と新鮮な空気を加熱チャンバ108に引き込む容易さとのバランスを取るように、バッフル242の一部と基材担体130との間に存在する空間の大きさを調整するように選択され得る。
完全なシールの代わりに部分シールを設けることは、バッフル242を第1の実施形態などにおける第3の構成に更に変形させることなく、空気流が加熱チャンバ108に供給され得ることも意味する。これは、バッフル242を変形能がより低い材料から作ることができることを意味する。
第3の実施形態
ここで、図11及び図12を参照して、第3の実施形態によるエアロゾル発生デバイスについて説明する。第3の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。特に、図11及び図12は、加熱チャンバ108の詳細図を示す。第3の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第1及び第2の実施形態のバッフル142;242と異なる代替的なバッフル342を有する。
より詳細には、図11及び図12を参照すると、バッフル342は、第1の実施形態のバッフル142に類似しているが、代わりに4つの孔346を含み、且つリム348を含む。第3の実施形態の他の変形形態は、例えば、2つ、3つ、5つ、6つ、7つ若しくは8つの孔346又はおそらくそれを超えるものを含む、1つ以上の他の数の孔342を有し得る。孔346は、穴、開口又は間隙とも呼ばれ得る。第3の実施形態では、孔346は、円形の断面を有するが、四角形断面などの他の形状も想定され、異なる孔346は、異なる形状の断面を有し得る。
バッフル342は環状形状を有し、リム348は、バッフル342の外周部の周りに配置されている。リム348は円環部であり、外部ケーシング102と協働する。即ち、リム348の外周部は、外部ケーシング102の内周部に等しい。リム348は、バッフル342に取り付けられた内周部を有する。封止面343は、バッフル342の内縁部の方に位置する。
リム348は、バッフル342に追加の支持を提供し、構造を維持しつつ、より薄く且つより可撓性のあるバッフル342を可能にし得る。リム348は、バッフル342を支持して加熱チャンバ108と外部ケーシング102との協働を維持するために、頑丈な材料から作られる。第1及び第2の実施形態を参照して上述したように、バッフル342は、変形を可能にするために、リム348よりも可撓性であり得る。いくつかの実施形態では、孔346を有するバッフル342は、例えば、第2の実施形態のバッフル242の代わりに、リム348なしで設けられ得る。また、リム348は、第1の実施形態による孔を有しないバッフル142など他の実施形態のバッフルを備え得ることを理解されたい。
第3の実施形態では、バッフル342は、リム348から中心軸線Xに向かって延びるように構成されている。第3の実施形態では、バッフル342は、第1の実施形態と同じ量だけ中心軸線Xに向かって延びる。したがって、バッフル342の円環部の全幅は、第1の実施形態のバッフル142よりも小さい。バッフル342とリム348との間の境界部は、バッフル342が開放端110において加熱チャンバ108の内容積の一部を覆うように、管状壁114と軸方向に位置合わせされるように配置されている。したがって、リム348は、加熱チャンバ108の内容積と重なり合わない。孔346は、バッフル342の厚さ全体を貫通し、空気がバッフル342内を制御された手法で流れることを可能にする。
孔346は、バッフル342の円環部の周りに配置されている。第3の実施形態では、孔346は、隣接する各孔346の間に等しい離隔距離が存在するように、バッフル342の円環部の周りに均等に配分されて配置されている。以下に記載するように、孔346の間に均一な離隔距離を提供することで、基材担体130の周りの均一な空気流を可能にする。孔346は、中心軸線Xに最も近いバッフル342の内径と管状壁114との間の距離よりも小さい直径を有する。バッフル342は、第1の実施形態の中心開口144に類似する中心開口344も含む。孔346は、環状バッフル342の内周部に向かって、即ち中心開口344に向かって配置されている。中心軸線Xに対する管状壁114に比べるとバッフル342の方が中心軸線Xの近くに配置されているため、中心軸線Xに対する管状壁114に比べると孔346の方が中心軸線Xの近くに配置されている。このことは、孔346が管状壁114と中心軸線Xとの半径方向の間に配置されていることを意味する。その結果、孔346は、軸方向において、加熱チャンバ108の内容積と一致する位置に配置されている。したがって、バッフル342の反対側にある反対の孔346間の距離は、管状壁114の幅よりも小さい。これは、孔346は、開放端110を介した加熱チャンバ108の内容積とエアロゾル発生デバイス100の第2の端部106を越える外部環境との間に流体連通を提供するために配置されることを意味する。換言すると、孔346は、中心開口344に加えて、加熱チャンバ108の内容積と外部環境との間に更なる開口を提供する。第1の実施形態のバッフル142など、バッフル342が管状壁114よりも広い外径を有する場合、孔346は、加熱チャンバ108の内容積と外部環境との流体連通を可能にするために、上述のように、管状壁114と中心軸線Xとの間のバッフル342の部分に配置される。
図12を参照すると、使用者が基材担体130を加熱チャンバ108に挿入すると、先端134は封止面343に接触し、バッフル342を変形させて、基材担体130に対するシールを形成する。これにより、封止面が偏向し、より基材担体130の方に面する。これは、第1の実施形態において上述したように、第2の構成とみなされ得る。第3の実施形態では、孔346は、中心開口344が基材担体130によって封止されているときでも孔346が加熱チャンバ108の内容積と外部環境との間に流体連通を提供するように、変形の全体を通して開いたままであるように構成されている。
図12に示すように、基材担体130が挿入されると、孔346は、開口、したがって開放端110を通る空気流路を提供し、バッフル342は、そうでなければシールを形成する。使用者が図12の矢印Aの方向にエアロゾルを吸引すると、これにより加熱チャンバ108に空気が引き込まれる。バッフル342の孔346を通る空気流は、図12の矢印Bによって示される。このようにして、バッフル342は、空気の流れを可能にするために、第1の実施形態のように第3の構成に変形可能である必要はない。なぜなら、代わりに、空気の流れは、孔346を通して提供されるからである。
孔346は、吸い込み抵抗を変えることができる。これは、より多くの空気を加熱チャンバ108により容易に引き込むことができることを意味する。孔346の大きさ、数及び位置は、吸い込み抵抗とそのような孔346を有することに関連する潜在的熱損失又は蒸気損失とのバランスを取るように選択され得る。好ましくは、圧力損失は、20~120mm水柱の範囲内になるように、より好ましくは60~100mm水柱になるように選択される。パスカルの単位では、圧力損失は、好ましくは、約200~1200Paの範囲内になるように、より好ましくは約600~1000Paになるように選択される。
第3の実施形態では、孔346は、バッフル342の厚みにわたって一定の直径を有する穴である。即ち、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106の最も近くに配置された、バッフル342の上面にある孔346は、加熱チャンバ108の基部112に最も近い、バッフル342の反対側に配置された、バッフル342の下面にあるものと同じ大きさである。他の実施形態では、孔346は、バッフル342の厚みにわたって変化する幅を有する。バッフル342が第2の構成に変形すると、いくつかの例では、特にバッフル342の下面における孔346の大きさが減少し、孔346を含むバッフル342の部分が著しく変形した場合、孔346を通る空気の流れを制限する。いくつかの実施形態では、孔346は、基材担体130を受け入れることによってバッフル342が第2の構成に変形した場合でも、孔346が、空気の流れを可能にするほど依然として十分に開くことを確実にするような大きさに作られる。いくつかの実施形態では、これには、孔346を含むバッフル342の部分の著しい変形を防ぐために、孔346を中心開口344から離して設けることを含むか、又は代替的な実施形態では、例えば変形すると閉塞するより広い孔346をバッフル342の下面に設けることを含めて、孔346が変形したときに閉じることを防ぐために、十分に広い孔346を設けることを含む。
更に、いくつかの実施形態では、バッフル342は、第2の実施形態と同様に第3の構成に変形可能であり、この場合、孔346は、使用者が吸引を適用する際に第3の構成においてシールを一時的に破壊することに加えて、吸い込み抵抗を更に向上させる。
第3の実施形態のいくつかの例では、孔346には、ゴムスリット弁又はヒトの静脈に見られる一方向フロー弁の人工的な変形形態などの一方向フロー弁が取り付けられ得る。これにより、熱及びエアロゾルを加熱チャンバ108内に保持するのを更に補助し得る。
図11及び図12には加熱チャンバ108としてのみ示されるが、第3の実施形態は、例えば、図2の加熱チャンバ108の代わりに、完全なエアロゾル発生デバイス100の一部として容易に形成され得る。
第3の実施形態におけるバッフル342の孔346は、他の実施形態に、例えば、第4の実施形態のバッフル442などの代替的なバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第4の実施形態
ここで、図13及び図14を参照して、第4の実施形態を説明する。第4の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第4の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第1の実施形態のバッフル142と異なる代替的なバッフル442を有する。
より詳細には、図13及び図14は、バッフル442を目立たせた加熱チャンバ108の詳細概略斜視図を示す。図13を参照すると、バッフル442はリム448を有し、バッフル442は、リム448の内周部に取り付けられている。バッフル442は、バッフル442が変形されておらず、基材担体130が加熱チャンバ108に装填されていない第1の構成において示されている。バッフル442は膜を含む。代わりに、バッフル442は、外部環境から加熱チャンバ108の内容積を隔てるセプタム又は弁とみなされ得る。
リム448は、第3の実施形態のリム342と同一である。リム448は、バッフル442に取り付けられた内周部を有する。いくつかの実施形態では、以下に記載されるようなセグメント450を有する第4の実施形態のバッフル442は、例えば、第1の実施形態のバッフル142の代わりに、リム448なしで設けられ得る。また、リム448は、第1の実施形態によるバッフル142など他の実施形態のバッフルを備え得ることを理解されたい。例えば、バッフル442は、第1の実施形態のバッフル142のように、外部ケーシング102に延び得るか、又はバッフル442の外周部は、バッフル642、742が加熱チャンバ108内に配置されている第6又は第7の実施形態のように、管状壁114に取り付けられ得る。
バッフル442は、中心軸線Xを中心に位置決めされる。バッフル442は、バッフル442の膜が複数のセグメント450に分割されるように、複数のセグメント450を含む。図13を参照すると、バッフル442は、4つのセグメント450を含む。各セグメント450は、ほぼ丸い扇形である。丸い扇形は、円の中心においてある角度で分離された、2つの半径方向の辺によって囲まれた中実の円(即ち円盤)の一部分と定義され、扇形は、2つの半径間の円周の一部分である弧長を有する。第4の実施形態では、各セグメント450は2つの辺を含み、2つの辺のそれぞれは、セグメント450の境界部を画定する。図13に示すように、これら辺のそれぞれは、バッフル442の半径を概ね形成するが、半径よりもわずかに短い長さを有し得る。バッフル442は、4つの等しい大きさの丸い扇形のセグメント450に分割されており、各セグメント450は、ほぼ4分の1円である。即ち、各セグメント450の2つの半径方向の辺の間の中心角は約90°である。この形状は、幾何学的に、四分円と呼ばれることが多い。この実施形態は、例えばそれぞれが約60°の中心角を有する6つのセグメント450を有する別の数のセグメント450などに容易に外挿され得ることを理解されたい。
バッフル442の中心に向かう各セグメント450の部分は三角形である。セグメント450の形状は、花弁状、小葉状又は葉先状と記載される場合がある。バッフル442は、4つの葉先セグメント450を有する四枚葉先、即ち四葉先と記載される場合がある。そうでなければ、バッフル442の膜が全体としてカバーと記載される一方、セグメント450はフラップと記載される場合がある。
セグメント450は、中心軸線Xに向かって延びる。各セグメント450は、リム448に取り付けられる弧を画定する外側端部を有する丸い扇形であり、セグメント450は、中心軸線Xに向かって三角形に狭まり、中心軸線Xにおいて点に達する。バッフル442の幾何学的中心に一致する中心軸線Xにおいて各セグメント450が接するように、各セグメント450は、中心軸線Xに交差する点に実質的に延びる。バッフル442の封止面443は、各フラップの三角形部分に位置する。
セグメント450は、バッフル442の外周部においてリム448に取り付けられている。第4の実施形態では、セグメント450は、外周部に向けて互いに接合されている。即ち、セグメント450は連続している。したがって、セグメント450は、外周部全体の周りでリム448に接合されている。他の実施形態では、セグメント450は共に接合されておらず、セグメント450は、セグメント450が外周部全体の周りでリム448に接合されないように、リム448の周りで分離しており、別々になっており、且つ任意選択的に離隔しており、互いに連続していない。
バッフル442は、セグメント450の間に配置されたスリット452を含む。図13を参照すると、スリット452は十字形に配置され、それによってバッフル442を4つの個々のセグメント450に分割している。より詳細には、スリット452は、バッフル442の中心において交差する、交差する2つのスリットから形成されている。スリット452は、バッフル442の全高(又は厚み)にわたって延びる。スリット452は、各セグメント450を互いに部分的に分離する。特に、スリット452は、隣接するセグメント450の半径方向の辺の間に配置されている。スリット452は、バッフル442の円形膜の中心(即ち中心軸線X)から、各セグメント450の各半径方向の辺に沿って外周部に向けて延びる。しかしながら、スリット452は、バッフル442の膜の外周部に向けた全体には延びていない。即ち、スリット452は、隣接するセグメント450間に、中心軸線Xからバッフル442の半径の一部に沿って分離を画定する。したがって、隣接するセグメント450は、スリット452が延びていない外周部の方で共に接合されている。したがって、セグメント450は、外周部の方では連続しているが、バッフル442の中心の方では連続していない。
全体的に、セグメント450は、それらの各々の弧長において共に取り付けられ、それらの半径方向の辺において分離されると考えられ得る。したがって、セグメント450は、スリット452によって互いに分離された位置において個々に動くことができる。バッフル442は変形可能であるため、各セグメント450は変形可能であり、他のセグメント450に取り付けられることにより拘束されない。これにより、以下に記載されるように、基材担体130を受け入れると、各セグメント450が個々に変形し且つ偏向することを可能にする。
第4の実施形態では、スリット452は、セグメント450を分離するが、基材担体130が存在しない場合に間に大きい間隙を提供しないように構成されている。セグメント450は、それらが共に接合されていなくても隣接するセグメント450に接触するように配置されている。更に、セグメント450の点がバッフル442の中心で接する場合、セグメント450は互いに接触する。したがって、第1の構成において、バッフル442は完全なカバーを提供し、エアロゾル発生デバイス100が使用されていないときに加熱チャンバ108にほこりが入らないようにすることを促進することができる。したがって、第4の実施形態は、基材担体130が挿入されていない第1の構成においてもシール(例えば気密シール)を提供する。しかしながら、いくつかの例では、製造工程により、スリット452は、例えば、材料が切り取られてスリット452が形成される場合、隣接するセグメント450が接触することが阻止されるほど十分に大きい幅を有する場合がある。
セグメント450はバッフル442の中心において接触はするが接合はされないため、第1の実施形態の中心開口144とは異なり、バッフル442によって画定される中心開口はない。したがって、中心軸線Xにおいてセグメント450間に開口又は間隙はない。いくつかの場合、製造公差のために、セグメント450が接触する場所に小さい間隙が存在する場合があることに留意されたい。しかしながら、バッフル442の円形領域を覆うバッフル442を設けるために、セグメント450が接触することが望ましい。好ましくは、中心においてセグメント450間に開口はない。任意の開口は、基材担体130の幅よりも小さい。開口のないバッフル442を提供できることで、バッフル442の被覆効果を向上させ、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されていないときに加熱チャンバ108の内部を清潔に保ち、ほこり、ごみ、水分などから守るのに役立つ。
他の実施形態では、セグメント450は、中心軸線Xに向かって重なり合う。他の実施形態では、セグメント450は、中心軸線Xに近い地点まで延びるが、中心軸線Xまでは完全に延びない。例えば、これにより、バッフル442の中心においてセグメント450間に小さい中心開口がもたらされる。例えば、いくつかの実施形態では、セグメント450が中心まで完全には延びないように、中心にあるセグメント450の先端部には丸みが付けられている。他の実施形態では、より完全な被覆を確実にするために、セグメント450は、隣接するセグメント450と重なり合って配置されている。これには、開口が存在しないことを確実にするためにセグメント450が中心において重なり合うように、セグメント450が中心軸線Xを越えて延びることを伴う。
いくつかの例では、バッフル442の膜は、第1の実施形態の環状バッフル142よりも薄い。いくつかの例では、バッフル442の膜は、第1の実施形態のバッフル142に比べてより可撓性である。
図14を参照すると、基材担体130は、使用者がエアロゾル発生デバイス100を使用したいときに加熱チャンバ108に挿入され得る。基材担体130を加熱チャンバ108に挿入するために、基材担体130の先端134を封止面443に押し付け、セグメント450を下方に押し、バッフル442を変形させ、封止面443をより中心軸線Xの方に向け、基材担体130の外部表面に対してシールを形成する。力をかけ続けると、基材担体130がバッフル442を通して挿入される。
バッフル442はセグメント450間に開口を含まないため、基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されるためには、バッフル442のセグメント450に接触しなければならない。セグメント450は、基材担体130が挿入される際に、基材担体130によって変形される。したがって、バッフル442及び特にセグメント450は、使用者が基材担体130を挿入する力の下で変形可能である。セグメント450は、基材担体130がバッフル442の中心を通して加熱チャンバ108に向けて挿入される際、セグメント450が加熱チャンバ108の基部112の方に変形するように、変形可能である。セグメント450は、加熱チャンバ108の内容積に、基部112に向けて押し込まれる。特に、セグメント450がバッフル442の平面から出て曲がり、第1の構成における中心軸線Xに最も近い各セグメントの先端部が基部112に向かって曲げられるように、セグメント450は、スリット452により画定される隣接する半径方向の辺の間に配置された外径の弧長において曲がる。第2の構成において、基材担体130がエアロゾル発生デバイス100内に装填されたままであるとき、セグメント450は、基材担体130によって変形された状態に維持される。
基材担体130の挿入には、基材担体130が充填される中心開口444を露出させるためにバッフル442のセグメント450を変形させることを伴う。したがって、中心開口444は、セグメント450の曲げにより生じる隣接するセグメント442間の間隙によって画定される。中心開口444はセグメント450の分離によって形成されるが、中心開口444は、基材担体130が挿入される際に基材担体130によって少なくとも部分的に塞がれることに留意されたい。セグメント450は、中心開口444が基材担体130の幅とほぼ同じ幅になるまで変形される。したがって、バッフル442は、基材担体130が挿入されるようにするために基材担体130によって変形されているときには、変形されていないときと比較して、中心軸線Xの方により短く延びる。セグメント450は、基材担体130が挿入されるようにするために十分に曲げられる。いくつかの実施形態では、半径方向の辺、したがって各セグメント450に沿ったスリット452は、基材担体130の半径よりも少なくとも大きい。即ち、基材担体130の半径に対応するバッフル442の半径は、基材担体130の挿入時に偏向するように構成されている。いくつかの例では、バッフル442の半径は、基材担体130で塞がれていない中心開口444の一部をスリットの一部が露出させるように、スリット452の大きさよりも小さい。これにより、以下に記載されるように空気流を向上させることができる。スリット452の直径が基材担体130の直径よりも小さい他の実施形態では、バッフル442の外周部とスリット452との間に配置されたバッフル442の部分も、基材担体130が挿入されるようにするために、基材担体130によって変形されるように構成されている。
基材担体130が加熱チャンバ108に挿入され、バッフル442が変形すると、バッフル442は、加熱チャンバ108の開放端110を通る空気の流れを制限する。バッフル442は、基材担体130の外層136と少なくとも部分シールを形成する。第4の実施形態では、バッフル442の中心開口444を画定するセグメント450は、基材担体130の外層136に対して部分シールを形成する。これは、バッフル442は、基材担体130を受け入れるために変形され、基材担体130により張力がかけられるからである。第4の実施形態では、バッフル442は、セグメント450が分離して基材担体130に押し付けられるように、変形する。しかしながら、バッフル442は、基材担体130の相補形ではなく、基材担体130の周囲全体の周りに完全なシールは形成されず、代わりに部分シールのみが形成され、特に、スリット452の半径が基材担体130の半径よりも大きい場合、特に隣接するセグメント450間に間隙が存在する。
一実施形態では、セグメント450の半径、したがってスリット452の半径は、基材担体130の半径と同じである又は基材担体130の半径よりも小さい。したがって、セグメント450の全体が基材担体130の挿入によって変形され、基材担体130は、外径の周りに連続するバッフル442の外部に対してシールを形成する。この実施形態では、基材担体130は、第1の実施形態と類似の手法でシールを形成し、シールは、基材担体130の周囲全体の周りに形成される。このような場合、空気の流れを提供するために、第3の実施形態の孔346など、バッフル442に孔を含むことが好ましい場合がある。有利には、セグメント450と基材担体130との間の摩擦が、基材担体130を加熱チャンバ108内に保持するのに役立ち得る。
基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されていないとき、バッフル442は第1の構成にある。図13を参照すると、バッフル442は、第1の構成で示されている。第1の構成において、セグメント450は接触するように配置され、バッフル442は、開放端110又は加熱チャンバ108の内容積の縁部を覆っている。基材担体130が加熱チャンバ108に挿入されると、バッフル442のセグメント450は第1の構成から第2の構成に変形する。図14を参照すると、バッフル442は、第2の構成で示されている。第2の構成は、バッフル442が変形した状態にあることを含み、セグメント450は偏向し、曲げられて、基材担体130が中心開口444を通して加熱チャンバ108に受け入れられることを可能にする。第2の構成において、バッフル442は、基材担体130に対して部分シールを形成する。
部分シールは、第1の実施形態を参照して説明したような熱保持という利点を提供する一方、基材担体130とバッフル442との間に間隙も提供する。特に、セグメント450は、基材担体130の周囲全体の周りで基材担体130に接触しない。隣接するセグメント450間のある地点において完全なシールはない。これにより、開口を提供し、開口を通して、加熱チャンバ108の内容積と外部環境との間を空気が流れることができる。これにより、吸い込み抵抗を向上させることができる。いくつかの実施形態では、これは、例えば第3の実施形態におけるバッフルの孔が必要なく、製造をより簡単にすることを意味する。他の実施形態では、孔は、吸い込み抵抗を更に向上させるために、バッフル442にも設けられる。
いくつかの実施形態では、基材担体130が加熱チャンバ108に装填されているとき、セグメント450は、基材担体130内のエアロゾル基材132から中心軸線Xに沿って軸方向に離れて配置されるように構成されている。特にセグメント450が低熱伝導率材料から作られている例では、特に、セグメント450は、ヒータ118からエアロゾル基材132への熱伝達を妨げることができる。一実施形態では、各セグメント450の長さ及び/又は面積は、エアロゾル基材132の加熱を阻害することを低減するために、限定されている。別の実施形態では、バッフル442は、基材担体130内に位置するエアロゾル基材132から間隔を空けて配置されている。例えば、第1、第2、第5、第10、第11又は第12の実施形態において、例えば、バッフル442は、加熱チャンバ108の外側に配置され得る。
第1の実施形態と同様に、バッフル442は、基材担体130が取り除かれると、セグメント450が第1の構成に弾性的に戻るように構成されるように、弾性的に変形可能である。これにより、基材担体130が取り除かれたときにシールを提供する。これは、いくつかの基材担体130が比較的短期間に連続で使用される場合に有利である。なぜなら、熱及び蒸気を加熱チャンバ108内により良好に保持することができるからである。
いくつかの実施形態では、中心軸線Xから最も遠いスリット452の部分は、例えば、使用者が基材担体130を挿入するために使用する力が強すぎる場合、スリットによりバッフルがそれ以上裂けることを防止するための手段を備える。これら手段としては、スリット452の外側部分にあるより大きい孔又は切抜部が挙げられ得る。半径を増加させることで、力の集中を低減させる。これらは、第4の実施形態の孔346などの孔も兼ね得る。いくつかの場合、これらは、より頑丈な材料(例えば、より厚い)から作られ得るか、又はリム(例えば、構造的支持を向上させると共に断裂を防ぐために、プラスチック又は金属から作られる)を有する穴を含む。
図13及び図14には加熱チャンバ108としてのみ示されるが、第4の実施形態は、例えば、図2の加熱チャンバ108の代わりに、完全なエアロゾル発生デバイス100の一部として容易に形成され得る。
第4の実施形態におけるセグメント450を含むバッフル442は、他の実施形態に、例えば、第6の実施形態のバッフル642などの加熱チャンバ内に配置されたバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第5の実施形態
ここで、図15を参照して、第5の実施形態を説明する。第5の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第5の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第1の実施形態の空気流路とは別の空気流路を有する。
より詳細には、図15を参照すると、第5の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、外部ケーシング102に空気入口554を含む。空気入口554は、加熱チャンバ108とエアロゾル発生デバイス100の第1の端部104との間の、外部ケーシング102の側壁に配置されている。他の実施形態では、空気入口554は、第1の端部104の方の基部において外部ケーシング102に配置され得る。第5の実施形態では、空気入口554は、加熱チャンバ108の基部112に近接して配置されている。空気入口554は、外部環境と外部ケーシング102の内部との間に流体連通を提供する。いくつかの例では、外部ケーシング102内の電源120及び制御回路122は、空気流経路から隔離されている。例えば、いくつかの実施形態では、空気流が制御回路122及び電源120に干渉することを防ぐために、空気入口554に接続されたパイプが設けられている。いくつかの実施形態では、更に、電気接続部124は、干渉又は破損を防ぐために、空気流路の周りに経路を定められる。
加熱チャンバ108も空気入口558を含む。空気入口558は、基部112に配置されているが、他の例では管状壁114に設けられ得る。空気入口558は、基部112の中心に配置されているが、他の位置も想定される。空気入口558は、基部112内に延びる。空気入口558は、加熱チャンバ108の内容積と外部ケーシング102の空気入口554との間に流体連通を提供するように構成されている。したがって、外部環境は、外部ケーシング102の空気入口554と加熱チャンバ108の基部112の空気入口558とを介して加熱チャンバ108の内容積と流体連通する。
この空気流経路は、空気が外部から加熱チャンバ108に流れるための経路を提供する。これは、特に、基材担体130の挿入が、先端134が封止面543に接触し、封止面543を下方に押し、バッフル542を変形させ、封止面543をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含むという意味において、以下に説明するものを除いて第1の実施形態のバッフル142と類似するバッフル542と組み合わせると有用である。これは、有益である。なぜなら、バッフル542は、外部から開放端110を通して加熱チャンバ108へと、バッフル542と基材担体130との間において(図7の矢印Bによって示される)、空気流経路を通して空気を吸引する必要がない場合、より確実なシールを提供することができるからである。代わりに、外部から基部112を通して加熱チャンバ108に入る代替的な空気流経路は、バッフル542と基材担体130との間に空気流を通すために変形可能なバッフル542を設ける必要性を排除する。代わりに、バッフル542と基材担体130間に完全なシールを得ることができ、熱保持の効率が向上する一方、下方からの空気流が得られる。例えば、より良好なシールを得るために、バッフル542の可撓性を低減することができる又は変形能を低減することができる。代替的な実施形態では、より良好なシールを得るために、バッフル542は、第1の実施形態よりも中心軸線Xの方に更に延びる。しかしながら、他の実施形態では、バッフル542は、加熱チャンバ108により多くの空気流を通して吸い込み抵抗を向上させるために、第3の構成に変形可能でもある。
使用者が基材担体130に、図15の矢印Aで示される方向に吸引を適用すると、外部から外部ケーシング102の空気入口554を通して図15の矢印Cで示される方向に、且つ基部112の空気入口558を通して加熱チャンバ108へと、図15の矢印Dで示される方向に空気が引き込まれ得る。空気は、一般に、加熱チャンバ108に入る際に加熱され、空気は対流により、熱をエアロゾル基材132に伝達することを促進する。
加熱チャンバ108を通る空気流路は、第5の実施形態では略線形であり、即ち加熱チャンバ108の基部112から加熱チャンバ108の開放端110までであることが理解されるであろう。第5の実施形態の構成は、加熱チャンバ108の管状壁114と基材担体130との間の間隙を低減させることも可能にする。実際、第5の実施形態では、加熱チャンバ108の直径は7.6mm未満であり、直径7.4mmを有する基材担体130と加熱チャンバ108の管状壁114との間の間隔は、1mm未満である。図15は正確な縮尺ではないことに留意されたい。
他の実施形態では、外部ケーシング102の空気入口554は、エアロゾル発生デバイス100の第1の端部104に位置する。これにより、エアロゾル発生デバイス100の全体を通る空気の通路は概ね直線状であることが可能になり、例えば、典型的には使用中に使用者の遠位に向けられる第1の端部104において、空気がエアロゾル発生デバイス100に入り、エアロゾル発生デバイス100内のエアロゾル基材132を通して(又は越えて、通過してなど)流れて、典型的には使用中に使用者の近位に、例えば使用者口に向けられる基材担体130の第2の端部140において、使用者の口の中に入る。
加熱チャンバ108に入る空気流は、空気入口554、558を使用することによって完全に得られ得るため、入口554、558は、所望の効果を達成するような大きさに作られ、そのような形状に作られ、且つそのように適切に配置され得る。より具体的には、空気入口554、558は、所望の吸い込み抵抗を可能にするような、且つ任意選択的に更にこの吸い込み抵抗と、入口554、558を通した熱損失とのバランスを取るような大きさに作られ得る。いくつかの例では、空気入口554、558は、熱放散を低減するために一方向フロー弁を備えることができる。いくつかの例では、空気入口558は、加熱チャンバ108の別の場所、例えば管状壁114に位置し得る。このような場合、複数の空気入口554が管状壁114に配分されて及び/又は管状壁114に沿って位置し得る。
第5の実施形態の代替的な空気流経路は、他の実施形態に、例えば、第4の実施形態のバッフル442などの代替的なバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第6の実施形態
ここで、図16を参照して、第6の実施形態を説明する。第6の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第6の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第1の実施形態のバッフル142と異なる代替的なバッフル642を有する。
より詳細には、図16を参照すると、バッフル642は、加熱チャンバ108内に配置されている。特に、バッフル642は、管状壁114の内側表面に取り付けられている。バッフル642は、管状壁114から中心軸線Xに向かって延びる。バッフル642は、加熱チャンバ108の開放端110の近位に、軸方向に配置されている。第6の実施形態では、バッフル642は加熱チャンバ108内に配置され、且つエアロゾル発生デバイス100の第2の端部106に最も近いバッフル642の上面が開放端110と実質的に位置合わせされるように配置されている。他の実施形態では、例えば第7の実施形態において、バッフル642は、開放端110から間隔を空けて基部112の方にある。
したがって、バッフル642の外周部は、管状壁114に接触し、且つ取り付けられている。例えば、バッフル642は、接着剤によって管状壁114に固定されている。代わりに、バッフル642は、加熱チャンバ108の管状壁114内の凹部又は棚状部に受け入れられている。他の実施形態では、バッフル642を一層固定するために、管状壁114は、バッフル642の上面を覆って圧着されている又は曲げられている。
第6の実施形態では、バッフル642は環状であり、第1の実施形態のバッフル142と類似の形状を有する。バッフル642の外周部は、管状壁114に当接するため、したがって、第6の実施形態のバッフル642は、第1の実施形態のバッフル142よりも小さい。バッフル642は、バッフル642の円環部の内径によって画定される中心開口644を含む。したがって、中心開口644の幅は管状壁114の幅よりも小さい。第6の実施形態では、中心開口644は、第1の実施形態の中心開口144と同じ幅である。したがって、第6の実施形態のバッフル642は、第1の実施形態のバッフル142が管状壁114を越えて中心軸線Xに向かって延びるのと同じ量だけ管状壁114から中心軸線Xに向かって延びる。したがって、第6の実施形態は、第1の実施形態の中心開口144と比較した場合に同様の大きさの中心開口644を提供する代替的な構成を提供する。したがって、内径と外径との間のバッフル642の環状幅は、第1の実施形態よりも小さい。バッフル642の幅は、第3の実施形態のバッフル342の幅と同じであり得る。
他の実施形態では、中心開口644は、第1の実施形態の中心開口144よりも小さい。結果的に、このことにより、基材担体130によるバッフル642のより大きい変形が必要になるが、よりきついシールが提供される。第1の実施形態と同様に、基材担体130の挿入は、先端134が封止面643に接触し、封止面643を下方に押し、バッフル642を変形させ、封止面643をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含む。
第6の実施形態の加熱チャンバ108内部のバッフル642は、他の実施形態に、例えば、第4の実施形態のバッフル442などの代替的なバッフルを有する又は第3の実施形態の孔346を有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第7の実施形態
ここで、図17を参照して、第7の実施形態を説明する。第7の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図16を参照して説明した第6の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第7の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第6の実施形態のバッフル642と異なるように配置されたバッフル742を有する。
より詳細には、図17を参照すると、バッフル742は加熱チャンバ108の内部に配置されており、第7の実施形態のバッフル742が開放端110から間隔を空けて配置されており、且つ第6の実施形態のバッフル642よりも更に基部112の方に配置されていることを除いて、第6の実施形態のバッフル642と同一である。
開放端110から遠くにバッフル742を配置すると、空気が加熱され得る、バッフル742と基部112との間及び基材担体130と管状壁114との間の利用可能な内容積を制限する可能性がある。これは、少量の空気を高温に加熱することが望まれる場合に望ましい場合があり、多量であれば、必要な温度に加熱するために大きいパワーを要するか、又はこの温度に達するのに長時間かかるであろう。より小さい体積を提供することにより、より迅速な加熱及び最初のパフまでをより短時間にすることが達成され得る。しかしながら、加熱チャンバ108内に空気を収集し、加熱するために十分な体積を確保することが好ましく、したがって、いくつかの例では、バッフル742は、加熱チャンバ108内に必要な体積を提供するのに十分なほど開放端110の方に配置される。
いくつかの実施形態では、バッフル742はエアロゾル基材132と重なるように配置されないことが望ましい。即ち、バッフル742は、エアロゾル基材132とエアロゾル基材132が基材担体130の第2の端部140の方に位置しないエアロゾル捕集領域134との間の境界部よりも、基部112により近い軸方向位置に配置されない。即ち、バッフル742は、エアロゾル基材132がバッフル742と基部112との間に配置されるように配置されている。バッフル742がエアロゾル基材132の一部と加熱チャンバ108の内容積との間に配置されている場合、エアロゾル基材132のこの部分は、加熱の減少を受ける。したがって、いくつかの場合、第1の実施形態の図7に示すように、エアロゾル基材132の全体がバッフル742と加熱チャンバ108の基部112との間に配置されている。これは他の実施形態にも当てはまり得る。したがって、第7の実施形態では、バッフル742が開放端110から離れて配置される距離は、エアロゾル基材132が加熱チャンバ108の封止部内に収容され、適切に加熱されることを確実にする一方、熱保持率の向上と最初のパフまでの時間との間のバランスとして選択される。第1の実施形態と同様に、基材担体130の挿入は、先端134が封止面743に接触し、封止面743を下方に押し、バッフル742を変形させ、封止面743をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含む。
他の実施形態では、バッフル742を、エアロゾル基材132とエアロゾル捕集領域134との間の境界部と位置合わせされるように配置して、この位置にシールを設けることを補助し、エアロゾル基材132内に熱を保持することが適切な場合がある。
第7の実施形態における加熱チャンバ108の開放端110に対するバッフル742の位置の多様性は、他の実施形態に、例えば、第4の実施形態のバッフル442などの代替的なバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第8の実施形態
ここで、図18を参照して、第8の実施形態を説明する。第8の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図16を参照して説明した第6の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第8の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第6の実施形態のバッフル642と異なるバッフル842を有する。
より詳細には、図18を参照すると、バッフル842は、第6の実施形態のバッフル642と同様に、加熱チャンバ108内に配置されている。バッフル842は、第8の実施形態のバッフル842がテーパ状部分860を含むことを除いて、第6の実施形態のバッフル642と同一である。即ち、バッフル842は、テーパした外形を有する。より具体的には、バッフル842は半径方向にテーパしている。バッフル842は、中心開口844も画定する。バッフル842の上面は、基部112から遠ざかる方に開放端110に向かってテーパしている。テーパ状部分860は、中心開口844の幅が、基部112から遠ざかる方に開放端110に向けて増加する。即ち、中心開口844の幅は、基部112に最も近いバッフル842の地点においてより狭く、基部112から最も遠いバッフル842の地点においてより広い。その結果、バッフル842の内径は、基部112の最も近くに配置されたバッフル842の下面から、基部112から軸方向に最も遠くに配置されたバッフル842の上面に向けて増加する。第8の実施形態では、テーパ状部分860の直径の増加は線形である。即ち、テーパ状部分860は直線であり、直径は一定比率で滑らかに増加する。第8の実施形態では、傾斜したテーパ状表面860も封止面843として機能する。第1の実施形態と同様に、基材担体130の挿入は、先端134が封止面843に接触し、封止面843を下方に押し、バッフル842を変形させ、封止面843をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含む。
テーパ状部分860は、基材担体130を挿入するための中心開口844の幅の減少を提供する。したがって、テーパ状部分860は、基材担体130を受け入れるためのガイドを提供し、加熱チャンバ108への基材担体130の装填を支援し得る。更に、徐々に増大するテーパ状部分860を提供することにより、基材担体130を挿入するためにバッフル842を変形させるのに必要な力が減少し、基材担体130が挿入される際に基材担体130を損傷する(例えば、外層136の紙が裂けてエアロゾル基材132が露出する)リスクが低下する。バッフル842の最も内側の部分(中心軸線Xに最も近い)が最も薄く、したがって、最も可撓性があり、基材担体130に対して形成されるシールを向上させる可能性がある。
いくつかの例では、バッフル842は、テーパ状部分860を含み、且つまた、中心軸線Xと管状壁114との間に一定厚み部分を含む。例えば、テーパ状部分860の周りの円環部は、一定の厚みで管状壁114まで延びる。
他の実施形態では、テーパ状部分860は、直径が非線形に増大する。例えば、スロープは、一定の勾配でなくてもよく、例えば基部112に向けて勾配が増大又は減少する。一例では、スロープの勾配は、最初に基材担体130を挿入するための力を減少させるが、効果的なシールも提供するために、基部112に向かって減少する。図18に示されるテーパリング設計以外の他の形状外形も可能である。例えば、丸みのある外形、最も広い地点がバッフル842の中間点である外形なども想定される。
第8の実施形態のテーパ状部分860は、他の実施形態に、例えば、第1の実施形態のバッフル142など、加熱チャンバの外部に配置されたバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第9の実施形態
ここで、図19を参照して、第9の実施形態を説明する。第9の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図16を参照して説明した第6の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第9の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第6の実施形態のバッフル642と異なるバッフル942を有する。
より詳細には、図19を参照すると、バッフル942は、第6の実施形態のバッフル642と同様に、加熱チャンバ108内に配置されているが、バッフル942は、第1のバッフル要素942c及び第2のバッフル要素942dを含む。第9の実施形態では、第1のバッフル要素942c及び第2のバッフル要素942dはそれぞれ、第6の実施形態のバッフル642と同一である。即ち、第1のバッフル要素942c及び第2のバッフル要素942dは環状であり、加熱チャンバ108内に配置され、本明細書に記載される手法での基材担体130の挿入時に変形するように構成されている。第1のバッフル要素942cは、第6の実施形態のバッフル642と同じ位置に、開放端110に近接して配置されており、第2のバッフル要素942dは、第7の実施形態のように、開放端110から間隔を空けて、基部112の方に配置されている。2つのバッフル要素942c及び942dを管状壁114に沿って軸方向に間隔を空けて設けることにより、熱及び蒸気保持率を更に向上させることができる。第1のバッフル要素942cの最外表面は、封止面としても機能する。第1の実施形態と同様に、基材担体130の挿入は、先端134が封止面943に接触し、封止面943を下方に押し、バッフル942を変形させ、封止面943をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含む。
各バッフル要素942c、942dは、本明細書に開示される任意の実施形態のバッフルであり得る。例えば、第1のバッフル要素942c及び第2のバッフル要素942dのうちの少なくとも1つは、第8の実施形態のようなテーパ状部分を含み得るか、又は第4の実施形態のようなセグメントを含み得る。いくつかの例では、バッフル要素942cとバッフル要素942dとは、同じであるが、他の例では、これらは、異なり得る。例えば、第1のバッフル要素942cは、エアロゾル発生デバイス100が使用されていないときに加熱チャンバ108にごみが入ることを防ぐために開放端110にカバーを形成するためのセグメント450を含む第4の実施形態のバッフル442と同一であり得、第2のバッフル要素942dは、加熱チャンバ108内により確実なシールを提供するための第6の実施形態のバッフル642と同一であり得る。
バッフル942は、追加のバッフル要素を更に含み得ることを理解されたい。例えば、管状壁114の長さに沿った異なる位置に配置される少なくとも3つのバッフル要素が存在し得る。更に、加熱チャンバ108の内部のバッフル要素に加えて、1つ以上のバッフル要素が、加熱チャンバ108の外部に配置され得る。
第9の実施形態の第1のバッフル要素942c及び第2のバッフル要素942dは、他の実施形態に、例えば、第4の実施形態のバッフル442などの代替的なバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。実際、第1のバッフル要素942cと第2のバッフル要素942dは異なる形状及び/又は大きさを有することができ、例えば、一方が第6の実施形態のバッフル642であることができ、他方が第8の実施形態のテーパ状の外形のバッフル842であることができる。
第10の実施形態
ここで、図20及び図21を参照して、第10の実施形態を説明する。第10の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第10の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第1の実施形態のバッフル142と異なるバッフル1042を有する。
より詳細には、図20を参照すると、エアロゾル発生デバイス100は、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106上に挿入されるように構成されたキャップ1062を含む。キャップ1062は、円筒状の形状を有する第1の壁1064を含む。第1の壁1064は、キャップ1062の最外壁である。第1の壁1064は、第1の壁1064の下部が対応する凹部1063に滑り込むように、第2の端部106上に挿入されるように構成されている。
キャップ1062は、円筒状の形状を有する第2の壁1066を含む。第2の壁1066の直径は、第1の壁1064の直径よりも小さい。第1の壁1064と第2の壁1066は同心円状に配置されており、これらの両方は、中心軸線Xを中心に配置されている。いくつかの例では、第2の壁1066の直径は管状壁114の直径と同様である。
第1の壁1064は、キャップ1062の頂部において第2の壁1066に接続されており、キャップ1062がエアロゾル発生デバイス100上に装填されているとき、キャップ1062の頂部は、エアロゾル発生デバイス100の第1の端部104から最も離れている。したがって、キャップ1064は、U字形断面を形成し、エアロゾル発生デバイス100の外部ケーシング102の凹部1063内に嵌まるように構成され、凹部は、キャップが外部ケーシング102の開口に対して正しく配置されるようにすることができる。図21を参照すると、キャップ1062がエアロゾル発生デバイス100に配置されているとき、第2の壁1066は、加熱チャンバ108の開放端110に近接するエアロゾル発生デバイス100の第2の端部106の方の地点まで延びる。
キャップ1062は、第2の壁1066に配置されたバッフル1042を含む。第10の実施形態では、バッフル1042は、開放端110に近接するように配置された第2の壁1066の端部から延びて配置され、キャップの外側に向かって面する封止面を有する。バッフル1042は、中心軸線Xの方に延びて配置されている。キャップ1062がエアロゾル発生デバイス100上に挿入されると、バッフル1042は外部ケーシング102の開口を覆い、基材担体130を、上述のようにバッフル1042と係合させつつ、開口を通して挿入することを可能にする。第10の実施形態では、バッフル1042は、加熱チャンバ108とキャップ1062の第2の壁1066との間に配置されている。他の実施形態では、バッフル1042は、第6の実施形態のバッフル642と類似する手法で第2の壁1066の内径の内側に配置されている。更に、バッフル1042は、開放端110から間隔を空けて配置され得、例えば第2の壁1066の内径の内側に位置し得、エアロゾル発生デバイス100の第2の端部106から更に遠くに配置され得る。第1の実施形態と同様に、基材担体130の挿入は、先端134が封止面1043に接触し、封止面1043を下方に押し、バッフル1042を変形させ、封止面1043をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含む。
第10の実施形態は、バッフル1042を加熱チャンバ108及びエアロゾル発生デバイス100から取り外しできることを可能にする。これにより、加熱チャンバ108に清掃用具が入るのをバッフル1042が邪魔しないようにバッフル1042を取り外すことによって加熱チャンバ108のより簡単な清掃を可能にし得る。更に、これにより、加熱チャンバ108とは別に、バッフル1042自体を清掃することを可能にし得る。代替的な実施形態では、加熱チャンバ108自体をエアロゾル発生デバイス100から取り外し可能である。更に、バッフル1042を有するキャップ1062を使用すると、例えば、クリップ、ストラップ、接着剤などを使用してケーシングにキャップを取り付けることにより、古いデバイスにバッフルを後づけにする機会を提供することができる。
キャップ1062は、第2の端部106から離れる方にテーパし得るか、又はそうでなければ、例えばキャップ1062が第2の端部106から延びるのに比べて基材担体130が第2の端部106から更に遠くまで延びないような場合、使用者にとって快適なマウスピースを提供するような形状に作られ得る。
第10の実施形態のキャップ1062は、他の実施形態に、例えば、第4の実施形態のバッフル442などの代替的なバッフルを有する実施形態に容易に適用され得ることを理解されたい。
第11の実施形態
ここで、図22を参照して、第11の実施形態を説明する。第11の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、以下に説明するものを除いて、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態のエアロゾル発生デバイス100と同一であり、同様の特徴を指すために同じ参照番号が使用されている。第11の実施形態のエアロゾル発生デバイス100は、第1の実施形態の加熱チャンバ108と異なる加熱チャンバ1108を有する。
全体的に、第11の実施形態は、本明細書に記載される前述の実施形態が実際に実装され得る例示的なシステムとして提供される。特に、任意の前述の実施形態のバッフルは、第11の実施形態のエアロゾル発生デバイス100に実装され得る。
より詳細には、図22を参照すると、エアロゾル発生デバイス100は、第1の実施形態の加熱チャンバ108に類似する略カップ形状を有し且つ以下に記載されるものを除いて同様の寸法を有する加熱チャンバ108を含む。加熱チャンバ108は、基材担体130を受け入れるように配置されている。バッフル1142がエアロゾル発生デバイス100の第2の端部106に向かって配置されており、外側に向かって面する封止面1143を有する。バッフル1142は、第1の実施形態のバッフル142と同一であり、基材担体130を加熱チャンバ108に受け入れるために変形するように構成されている。第1の実施形態と同様に、基材担体130の挿入は、先端134が封止面1143に接触し、封止面1143を下方に押し、バッフル1142を変形させ、封止面1143をより中心軸線Xの方に向けるように偏向し、基材担体130の外部表面に対してシールを形成することを含む。
管状壁114の内面には、複数の突起1174が形成されている。突起1174は、中心軸線Xに向かって延びる管状壁114の凹みである。突起1174は、それらが存在する場所において管状壁114の有効径を減少させる。突起1174は、管状壁114の圧着又は他に押し込み加工によって形成されている。管状壁114の外周部の突起1174の幅は、それらの長さと比較して短く、それらの長さは、中心軸線Xに(又は概ね、加熱チャンバ108の基部112から開放端110の方向に)平行である。この実施形態では、4つの突起1174があるが、図22の断面図では2つのみを見ることができる。基材担体130の両側に圧力をかけることにより加熱チャンバ108内の中央位置に基材担体130を保持するためには、4つが突起1174の好適な数である。例えば、2つ、6つ、8つ以上の、他の突起1174の数も想定される。
突起1174は、管状壁114の周囲の周りに配置され、且つ管状壁1174の周りに均等に間隔を空けて配置されている。管状壁114の周りに均等に間隔を空けて配置され、加熱チャンバ108の内部へと中心軸線Xに向かって同じ凹み深さを有する突起1174を設けることは、基材担体130が加熱チャンバ108内の中央位置に保持され得ることを意味する。
突起1174は様々な目的を有し、突起1174(及び管状壁114の外部表面上の対応する窪み)の厳密な形態は、所望の効果に基づいて選択される。いずれにせよ、突起1174は、基材担体130に向かって延び、基材担体130に係合するため、係合要素と呼ばれることもある。実際、「突起」及び「係合要素」という用語は、本明細書では区別なく用いられる。同様に、突起1174が、例えば、油圧成形又はプレス成形などにより、管状壁114を外側からプレスすることによって設けられる場合、「窪み」という用語も「突起」及び「係合要素」という用語と区別なく用いられる。管状壁114の押し込み加工によって突起1174を形成することは、突起1174が管状壁114と一体であるという利点を有し、したがって、熱の流れに対する影響は、最小限となる。更に、突起1174は、加熱チャンバ108の管状壁114の内面に追加的な要素が付加される場合のように、熱質量を付加しない。最後に、記載したように管状壁114を押し込み加工すると、管状壁114に横断方向に延びる部分を導入することにより管状壁114の強度が増大するため、管状壁114の曲げに対する抵抗を与えると共に、管状壁114をより薄く作ることを可能にし、それにより、その厚みにわたる熱伝導が増大する。
エアロゾル発生デバイス100は、伝導及び対流の両方により機能する。熱は、基材担体130の外層136に係合する突起1174の表面から伝導される。対流は、管状壁114の内面と基材担体130の外層136との間のエアギャップ内の空気を加熱することによって達成される。即ち、使用者がエアロゾル発生デバイス100を吸引すると、加熱空気がエアロゾル基材132を通して引き込まれるため、エアロゾル基材132の対流加熱が存在する。幅及び高さ(即ち各突起1174が加熱チャンバ108に延びる距離)は、空気に熱を伝える管状壁114の表面積を増加させるため、エアロゾル発生デバイス100がより早く有効温度に到達することが可能になる。
突起1174は、エアロゾル基材132の一部分が突起1174の長さに沿って圧迫されるように、基材担体130と相互作用する。図22を参照すると、基材担体130は、突起1174を越えて加熱チャンバ108に受け入れられるように圧迫される。エアロゾル基材132の圧迫は、エアロゾル基材132内の伝導を向上させ、特に中心領域のより効率的且つ均一な加熱を生じさせることができる。各突起1174は、突起1174が管状壁114に接触する、第2の端部106に向かって配置された上端部を含む。第11の実施形態では、上端部は、管状壁114の直径を突起1174まで滑らかに増加させる、角度を成したテーパ形状である。
突起1174を設けることと基材担体130の周りのバッフル1142とを組み合わせると、基材担体130を加熱チャンバ108の中心と位置合わせするのに役立つことができ、エアロゾル基材132のより均一な加熱及び基材担体130の周りのより均一な空気流をもたらす。更に、突起1174は加熱チャンバ108の内容積を低減し、バッフル1168による開放端110におけるシールの提供と共に、より良好な加熱効率を提供する。
加熱チャンバ108は、基部112内に台座1180を更に含む。台座1180は、空気が第1の端部138の台座1180の周りに入ることができるように、基材担体130の第1の端部138を基部112に対して上昇させる。したがって、台座1180は、第1の端部138よりも小さい幅を有する。その後、加熱チャンバ108内の空気は、図22の矢印Aによって示されるように、使用者により第1の端部1138を通して吸い込まれ得る。
基材担体130の第1の端部138を通る空気流を向上させるために加熱チャンバ108の基部112内に台座1180を設けることと、図22に矢印Bによって示される空気流路を設けることとの組み合わせにより、エアロゾル基材132のエアロゾル化のための空気供給と吸い込み抵抗とのバランスの取れた最適な空気流を提供することができる。いくつかの実施形態では、バッフル1142は、使用者が第2の端部140に吸引を加えたときにバッフル1142と基材担体130との間に空気流を通すために、第1の実施形態のバッフル1142などの第3の構成に更に変形されるように構成されている。他の例では、バッフル1142は、加熱チャンバ108に空気流を提供するために、第3の実施形態のバッフル342など、孔を設けられる。
定義及び代替的実施形態
上述した説明から、様々な実施形態の多くの特徴が互いに交換可能であることが理解されるであろう。本開示は、様々な実施形態の特徴を、具体的に言及されていない形態で一緒に組み合わせたものを含む更なる実施形態に及ぶ。例えば、本明細書に示されるバッフル構成のいずれも、いずれの空気流路(第1及び第2の実施形態)と共にも使用され得る。同様に、第11の実施形態に記載されている突起は、バッフル設計のいずれにも組み込まれ得る。キャップは、他の設計のいずれにも含まれ得る。いくつかの場合、キャップは、単にマウスピースであり得、他の場合、キャップは、例えば、熱及び蒸気保持率を向上させるための追加のバッフルを提供し得る。
「ヒータ」という用語は、エアロゾル基材からエアロゾルを形成するのに十分な熱エネルギーを出力するための任意のデバイスを意味するものと理解すべきである。ヒータからエアロゾル基材への熱エネルギーの伝達は、伝導、対流、放射又はこれらの手段の任意の組み合わせであり得る。非限定的な例として、導電性ヒータが、エアロゾル基材に直接接触してこれを押し付け得るか、又は別個の構成要素に接触し得、別個の構成要素自体が伝導、対流及び/又は放射によってエアロゾル基材の加熱を生じさせる。対流加熱は、液体又は気体を加熱することを含む場合があり、その結果、熱エネルギーが(直接的又は間接的に)エアロゾル基材に伝達される。
放射加熱は、電磁スペクトルの紫外線、可視光、赤外線、マイクロ波又は高周波部分で電磁放射を放出することによってエネルギーをエアロゾル基材に伝達することを含むが、これに限定されない。このようにして放出された放射は、エアロゾル基材によって直接吸収されて加熱を生じさせ得るか、又は放射は、サセプタ又は蛍光材料などの別の材料によって吸収され、その結果、放射は、異なる波長又はスペクトルの重み付けで再放出され得る。場合により、放射は、材料によって吸収され得、次いで材料が熱を伝導、対流及び/又は放射の任意の組み合わせによってエアロゾル基材に伝達する。
ヒータは、電気的に駆動されるか、燃焼によって駆動されるか、又は任意の他の好適な手段によって駆動され得る。電気駆動ヒータは、抵抗性トラック要素(任意選択的に絶縁パッケージングを含む)、誘導加熱システム(例えば、電磁石及び高周波発振器を含む)などを含み得る。ヒータは、エアロゾル基材の外側の周囲に配置され得、エアロゾル基材内に途中まで若しくは完全に貫入し得るか、又はこれらの任意の組み合わせであり得る。
「温度センサ」という用語は、エアロゾル発生デバイスの一部分の絶対温度又は相対温度を決定することが可能な要素を説明するために用いられる。これは、熱電対、サーモパイル、サーミスタなどを含むことができる。温度センサは、別の構成要素の一部として提供され得るか、又は別個の構成要素であり得る。いくつかの例では、例えば、エアロゾル発生デバイスの様々な部分の加熱を監視するために、例えば熱プロファイルを決定するために、複数の温度センサが設けられ得る。
上述した実施形態を参照すると、エアロゾル基材は、タバコを、例えば乾燥した又はキュアした形態で含み、場合により風味のための又はより滑らかな若しくはより満足感を与える効果を提供する追加の成分を有する。いくつかの例では、タバコなどのエアロゾル基材は、気化剤で処理され得る。気化剤は、エアロゾル基材からのエアロゾルの発生を向上させることができる。気化剤は、例えば、グリセロールなどのポリオール又はプロピレングリコールなどのグリコールを含み得る。場合により、エアロゾル基材は、タバコ又は更にニコチンを含まなくてもよく、代わりに風味付け、揮発性、滑らかさの改善及び/又は他の満足感を与える効果を提供するための天然成分又は人工由来の成分を含み得る。エアロゾル基材は、細断された、ペレット状の、粉末状の、粒状の、ストリップ又はシート形態、任意選択的にこれらの組み合わせの固体又はペーストタイプの材料として提供され得る。同様に、エアロゾル基材は、液体又はゲルであり得る。実際に、いくつかの例では、固体部分と液体/ゲル部分との両方が含まれ得る。
したがって、エアロゾル発生デバイスを、「加熱式タバコデバイス」、「加熱非燃焼式タバコデバイス」、「タバコ製品気化用デバイス」などと等しく呼ぶことができ、これらの効果を実現するのに好適なデバイスとして解釈される。本明細書に開示される特徴は、任意のエアロゾル基材を気化させるように設計されたデバイスに等しく適用可能である。
エアロゾル発生デバイスの実施形態は、エアロゾル基材を、事前にパッケージ化された基材担体内に収容するように構成されていると説明される。基材担体は、適切な手法で配置されたエアロゾル基材を有する管状領域を有する紙巻きタバコに概ね類似し得る。一部の設計には、フィルタ、エアロゾル捕集領域、冷却領域及び他の構造も含まれ得る。例えば、エアロゾル基材を所定の位置に保持するための紙の外層又は他の箔など可撓性の平坦な材料も提供し、紙巻きタバコなどとの類似性を更に高め得る。
本明細書で使用する場合、「流体」という用語は、液体、ペースト、ゲル、粉末などを含むが、これらに限定されない流動可能なタイプの非固形材料を総称して説明するものとして解釈されるものとする。それに応じて、「流動化された材料」は、本質的に流体である材料として又は流体として挙動するように改質された材料として解釈されるものとする。流動化は、粉末化、溶媒への溶解、ゲル化、増粘化、減粘化などを含み得るが、これらに限定されない。
本明細書で使用する場合、「揮発性」という用語は、固体又は液体状態から気体状態に容易に変化することが可能な物質を意味する。非限定的な例として、揮発性物質は、周囲圧力において室温に近い沸騰温度又は昇華温度を有するものであり得る。したがって、「揮発する(volatilize)」又は「揮発する(volatilise)」は、(材料を)揮発させること及び/又は蒸気中に蒸発若しくは分散させることを意味すると解釈されるものとする。
本明細書で使用する場合、「蒸気(vapour)」(又は「蒸気(vapor)」)という用語は、以下を意味する:(i)液体が、十分な程度の熱の作用によって自然に変換される形態、又は(ii)大気中に浮遊し、スチーム/煙の雲として見える液体/湿気の粒子、又は(iii)気体のように空間を満たすが、臨界温度を下回っているときには圧力のみで液化できる流体。
この定義と整合して、「気化させる(vaporise)」(又は「気化させる(vaporize)」)という用語は、以下を意味する。(i)蒸気に変化させる又は蒸気への変化を生じさせ、及び(ii)粒子が物理状態を変化させる場合(即ち液体又は固体から気体状態に)。
本明細書で使用する場合、「噴霧する(atomise)」(又は「噴霧する(atomize)」)という用語は、以下を意味するものとする。(i)(物質、特に液体を)非常に小さい粒子又は液滴に変えること、及び(ii)粒子が噴霧前と同じ物理状態(液体又は固体)のままである場合。
本明細書で使用する場合、「エアロゾル」という用語は、ミスト、霧又は煙など、空気又はガス中に分散された粒子系を意味するものとする。したがって、「エアロゾル化する(aerosolise)」(又は「エアロゾル化する(aerosolize)」)という用語は、エアロゾルにすること及び/又はエアロゾルとして分散させることを意味する。エアロゾル/エアロゾル化するという意味は、上記で定義した揮発、噴霧及び気化させることの各々と整合することに留意されたい。疑義を回避するために、エアロゾルは、噴霧、揮発又は気化された粒子を含むミスト又は液滴を一貫して説明するために使用される。エアロゾルは、噴霧、揮発又は気化された粒子の任意の組み合わせを含むミスト又は液滴も含む。