JP7692020B2 - 海中林ブロック構造体および前記海中林ブロック構造体を備えた藻場礁 - Google Patents
海中林ブロック構造体および前記海中林ブロック構造体を備えた藻場礁 Download PDFInfo
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Description
藻類には、大型の海藻として例えば、コンブ、アラメ、カジメ、クロメなどのコンブ科の海藻があり、海藻の群落である海中林が形成される。この海中林は、海の“ゆりかご”と称されるほどの魚介類の産卵の場であり、養魚を守るバリケードである。
なお、ブルーカーボンは、森林のグリーンカーボンの吸収率に匹敵、あるいはそれ以上の吸収率の固定能力を有している。
加えて、泥炭モルタルが海藻類を繁茂育成する藻場となる。数年の間、海藻類の繁茂育成と収穫を何回か繰り返すと、泥炭モルタルを交換する必要があるが、上面開口の藻場用穴部に藻場を形成したので、例えば海上から船に搭載したクレーン等で泥炭モルタルを交換することが容易である。
本実施形態の海中林ブロック構造体10は、図1に示すように、基本的に、海藻類を繁茂育成する藻場21を上面に形成した藻場基盤ブロック20と、この藻場基盤ブロック20を浮かせる浮体30と、前記藻場基盤ブロック20を海中に浮かせて海底に係留する係留装置40とを備えている。
本実施形態の海中林ブロック構造体10の特徴は、藻場基盤ブロック20が海面下の海中に浮いた状態で海藻類を繁茂育成することを可能とすることである。
したがって、泥炭モルタルは、海藻に有効なフルボ酸、フミン酸等の有機酸を含有していることから海藻類の繁茂育成を促進することができる。前述の有機酸は鉄イオンを媒介するので、この鉄イオンによって海藻類の生育が良くなる。また、有機酸は、海藻類に鉄イオンを媒介する際にマイナスイオンが発生するので、このマイナスイオンは海水を浄化することに貢献する。
また、泥炭モルタルには、プランクトンに有効なタンパク質等が混ぜ込まれており、窒素N、りんP、カリウムKイオンと結合してプランクトンの体内に吸収される。また、植物プランクトンは動物プランクトンの発生に貢献する。
さらに、泥炭モルタルの重さは1.1kg/L程度であるために取り扱いが容易であることから、泥炭モルタルを交換する際に、小型船の上から作業することも可能である。
なお、各海藻カートリッジ23,・・・,23は、いずれの海藻カートリッジ用穴部22,・・・,22に対しても互換性を持つように形成することが望ましい。海藻カートリッジ用穴部22と海藻カートリッジ23が断面円形であることは、互換性を持たせるために容易に加工できる点で望ましいが、これらの断面形状は特に限定されない。
海藻カートリッジ23は、図2に示すように、上面開口の円筒形の容器であり、海藻類を繁茂育成する泥炭モルタル21aを収容する。この泥炭モルタル21aには、図2では8本の海藻活着用棒鋼23a,・・・,23aを、適宜間隔をあけて、しかも海藻カートリッジ23の底部にまで深く差し込んでいる。海藻活着用棒鋼23a,・・・,23aは、予め海藻の胞子、幼体あるいは成熟体を付着した海藻種苗付着体である。
したがって、各海藻活着用棒鋼23a,・・・,23aに予め付着した海藻の胞子、幼体あるいは成熟体は、泥炭モルタル21aの中に分散して投入されているので、海藻の着生および生育がいっそう促進される。
海藻カートリッジ23を海藻カートリッジ用穴部22から引き抜く時、引き上げ用掛け具をフック部23bに引っ掛けて簡単に引き抜くことができる。また、その逆に、海藻カートリッジ23は引き上げ用掛け具をフック部23bに引っ掛けて搬送し、所望の海藻カートリッジ用穴部22へ差し込むことができる。
タイプAは、直径が12cmで、高さが15cmである。
タイプBは、直径が18cmで、高さが15cmである。
タイプCは、直径が12cmで、高さが30cmである。
タイプDは、直径が18cmで、高さが30cmである。
上記のうち、高さ30cmの円筒形(タイプC,D)は海藻カートリッジ23の内部の泥炭が溶解できることが分かった。大きさを上記のように設定することで、埋め込む海藻の胞子や成長したときの海藻の大きさに合わせることができるとともに、混ぜ込んだ成分が放出し易くなる。
数年の間、海藻類の繁茂育成と収穫を何回か繰り返すと、泥炭モルタル21a,・・・,21aを交換する必要がある。この時、海藻カートリッジ23は海藻カートリッジ用穴部22から簡単に抜き出すことができる。さらに、新たな海藻カートリッジ23を海藻カートリッジ用穴部22へ差し込むことで、簡単に新たな泥炭モルタル21aに交換できる。
さらに、前記の海藻カートリッジ用穴部22から抜き出した海藻カートリッジ23は、新たな泥炭モルタル21aに交換してから再び利用可能となる。
浮体30は、藻場基盤ブロック20を浮かせる浮力を与えるのであればよい。図1の実施形態では、浮体30は発泡スチロール31であり、藻場基盤ブロック20の下面全体に浮力が伝わるように取り付けている。この浮体30は藻場基盤ブロック20の下面とほぼ同じ大きさで、必要な浮力を得るのに十分な厚みを有している。発泡スチロール31は成型加工が容易であるので、藻場基盤ブロック20の形状や大きさに容易に合わせる点で望ましい。
図3の実施形態では、浮体30は密閉した鋼管で製作したフロート32である。このフロート32は藻場基盤ブロック20の側面の外周を囲むように取り付け固定している。図3では一体型のフロート32を示しているが、分割したフロート32を藻場基盤ブロック20の各側面に取り付けることができる。また、フロート32内の容積を調整することによって藻場基盤ブロック20に応じた十分な浮力を得ることができ、全体としてコンパクトになる。しかも、鋼管は潮流などの大きな衝撃にも耐える十分な強度が得られるので、藻場基盤ブロック20を種々の衝撃から保護することになる。なお、フロート32の材質や形状は他の形態でもよく、特に限定されない。
本実施形態の係留装置40は、図1に示すように、海底に固定する機能を備えたアンカーブロック41に、藻場基盤ブロック20をチェーン42で連結した構成である。
アンカーブロック41は、海底にほぼ固定するよう伝達する役割を持つブロックをいう。図1では、藻場基盤ブロック20とアンカーブロック41とをチェーン42で連結する方法として、アンカーブロック41のフック部41aにシャックル43を介してチェーン42の一端側を連結し、藻場基盤ブロック20に取り付けた支柱24の下端にフック部24cを設け、このフック部24cにシャックル43を介してチェーン42の他端側を連結する。
本実施形態の海中林ブロック構造体10は、図1ないしは図5に示すように、海面下の海中にて藻場21を形成するので、温暖化などのために海水の干満の差が大きくても、太陽光が海藻に常にあたるように海面から一定の深さを保つように調整できる。前述のように藻場基盤ブロック20の海面からの深さは係留装置40によって調整できるからである。この結果、海藻類が藻場21で確実に繁茂育成して海中林11が形成される。
本実施形態の藻場礁1は、図5に示すように、所定区域内に本実施形態の海中林ブロック構造体10を複数設置する。所定区域内の複数の海中林ブロック構造体10,・・・,10の全てが、前述の説明と同様の効果が得られるので、海面下の海中にて藻場礁1を形成し、海藻類が確実に繁茂育成して海中林11,・・・,10を形成する。
その結果、本実施形態の藻場礁1は、海中林11,・・・,10を乱立した所謂“海藻類の森”が形成されるので、ブルーカーボンの生態系を保全・改善し、地球温暖化対策と疲弊する水産業の活性化を図ることに貢献する。
その結果、天候によって海が荒れても、隣り合う藻場基盤ブロック20,・・・,20がぶつかりにくくなるので、各海中林ブロック構造体10,・・・,10の耐久性が向上する。
その結果、繁茂育成する海藻類から藻食性魚介類51に給餌できるので、藻食性魚介類51の養殖が可能となる。また、海藻類が繁茂育成して海中林11,・・・,10を形成するので魚類52の養殖が可能となる。
3 漁網
10 海中林ブロック構造体 11 海中林
20 藻場基盤ブロック 21 藻場
21a 泥炭モルタル 22 海藻カートリッジ用穴部
23 海藻カートリッジ 23a 海藻活着用棒鋼(海藻種苗付着体)
23b フック部 24 支柱
24a ストッパ用穴部 24b ストッパ
24c フック部 25 支柱用穴部
30 浮体 31 発泡スチロール
32 フロート(鋼管) 33 プラスチックの球体
33a フック 33b チェーン
40 係留装置 41 アンカーブロック
41a フック部 42 チェーン
43 シャックル
51 藻食性魚介類 52 魚類
Claims (6)
- 海面下の海中に浮かせて海藻類を繁茂育成することを可能とする海中林ブロック構造体であって、
海藻類を繁茂育成する藻場を上面に形成した藻場基盤ブロックと、
前記藻場基盤ブロックを浮かせる浮体と、
前記藻場基盤ブロックを海中に浮かせて海底に係留する係留装置と、
を備え、
前記藻場基盤ブロックは、上面に上面開口の藻場用穴部を形成し、この藻場用穴部の内部に、海藻類を繁茂育成する泥炭モルタルを収容したことを特徴とする海中林ブロック構造体。 - 前記藻場基盤ブロックは、
上面に適宜間隔を介して並列に形成した複数の海藻カートリッジ用穴部と、
この海藻カートリッジ用穴部に抜き差し可能に形成し、かつ海藻類を繁茂育成する泥炭モルタルを収容した上面開口の海藻カートリッジと、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の海中林ブロック構造体。 - 前記藻場基盤ブロックは、泥炭モルタルの中に、海藻の胞子、幼体あるいは成熟体の少なくともいずれか一種を付着した海藻種苗付着体の複数個を分散して投入したことを特徴とする請求項1又は2に記載の海中林ブロック構造体。
- 前記泥炭モルタルは、海藻類を繁茂育成するために有効な有機酸を含有する泥炭と、セメント固化材とを混ぜて構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の海中林ブロック構造体。
- 前記藻場基盤ブロックは、上面のほぼ中央で上下方向に挿通する支柱を設け、前記支柱を少なくとも藻場基盤ブロックの下面から下方へ延伸し、この支柱の下端を前記係留装置に連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載の海中林ブロック構造体。
- 前記支柱が、浮力を有する材質であることを特徴とする請求項5に記載の海中林ブロック構造体。
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| JP2023164058A JP7692020B2 (ja) | 2023-09-26 | 2023-09-26 | 海中林ブロック構造体および前記海中林ブロック構造体を備えた藻場礁 |
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| JP2023164058A Active JP7692020B2 (ja) | 2023-09-26 | 2023-09-26 | 海中林ブロック構造体および前記海中林ブロック構造体を備えた藻場礁 |
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| JP (1) | JP7692020B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2023
- 2023-09-26 JP JP2023164058A patent/JP7692020B2/ja active Active
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