JP7602750B2 - 矩形渠用可撓継手 - Google Patents
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Description
縦列方向の両端に一対の止水部を有すると共に該一対の止水部間に伸縮可能な変形部を備え、前記連結される前後の矩形渠の内壁側の継ぎ目に跨設されるスリーブ状の可撓性遮水シートと、前記止水部上に載置されると共に前記縦列方向と直交する幅方向に沿って隣接配置され且つ前記止水部を前記矩形渠の内壁に向かって押し付ける加圧プレートと、幅方向に沿って複数配置されて前記加圧プレートに加圧力を付与する反力フレームと、幅方向に隣接配置された前記反力フレーム同士を枠状に連結する連結部材と、を有することを特徴とする、と云うものである。
またホールインアンカーを用いることなく又は必要最小限のホールインアンカーだけで確実且つ容易に施工することが可能であるため、水路を併用しながら可撓継手を施工することもできる。
図1は本発明の実施の形態として、矩形渠用可撓継手の概略構成を示す分解斜視図、図2(a)は図1のA-A線におけるゴム製シートの断面図、図2(b)は図1のB-B線における加圧プレートの断面図、図2(c)は図1のC-C線における反力フレームの断面図、図2(d)は図1のD-D線における連結部材の断面図である。図3(a)は矩形渠用可撓継手の幅方向における断面図、図3(b)は矩形渠用可撓継手の縦列方向における断面図である。尚、図1では保護カバーを省略している。
尚、以下の説明において、縦列方向とは水平方向にのうち複数の矩形渠が連結されて水路が流れる方向を意味し、幅方向とは水平方向のうち縦列方向と直交する方向(周方向でもある)を意味する。
主面13Aにはボルト15を螺嵌するための複数のネジ孔13aが幅方向に沿って所定の間隔で形成されている。ネジ孔13aは主面13Aに直接螺子孔を形成する構成であってもよいし、図2(c)に示すように主面13Aの裏側に貫通孔13a1に合わせて溶接等の手段によって固定したナット16をネジ孔13aとする構成としてもよい。尚、一対の側板13B間の対向寸法は、加圧プレート12の一対の側板12B間よりも広い寸法を有して形成されている。
図3(a)(b)に示すように、可撓継手10は、端面同士が近接配置されて縦列方向に並ぶ一方の矩形渠1Aと他方の矩形渠1Bとの継ぎ目4に跨設される。すなわち、可撓性遮水シート11は、一方の止水部11Aを一方の矩形渠1Aの端部近傍の内壁2に幅方向に沿って周設配置し、同様に他方の止水部11Aを他方の矩形渠1Bの端部近傍の内壁2に幅方向に沿って配置することにより、一方の矩形渠1Aと他方の矩形渠1Bと間に環状に跨設される。尚、変形部11Bは蛇腹状等、伸張前の状態に設定される。
加圧プレート12は、内面側の一対の側板12Bを矩形渠1A、1Bの中心方向(図3では上方)に向けると共に、外面側の押圧面を止水部11A上に載置される。
図4(b)に示すように、最初に可撓性遮水シート11を矩形渠1の内壁2に、すなわち一方の矩形渠1Aと他方の矩形渠1Bと間に跨設する。次に図4(c)に示すように、矩形渠1の下部側左側の位置に、予め加圧プレート12を反力フレーム13に組み込んだ部材を仮設置する。続いて図4(d)に示すように、同様に矩形渠1の下部側右側の位置に、上記同様予め加圧プレート12を反力フレーム13に組み込んだ部材を設置した後、下部側左右の反力フレーム13間に連結部材14を仮設置する。次に図4(e)に示すように、上記同様に矩形渠1の上部側左側の位置に、予め加圧プレート12を反力フレーム13に組み込んだ部材を仮設置し、上下左側の反力フレーム13間に連結部材14を仮設置する。
続いて、図4(f)に示すように、上記同様に矩形渠1の上部側右側の位置に、予め加圧プレート12を反力フレーム13に組み込んだ部材を仮設置し、上部側左右の反力フレーム13間及び上下右側の反力フレーム13間に連結部材14を夫々仮設置する。最後に各反力フレーム13に設置したボルト15を締め込み、可撓性遮水シート11の止水部11Aを矩形渠1の内壁2に押し付けて圧縮する。
図6に示すように、保護カバー17は、幅方向に延びる主面17Aと、主面17Aの両端から縦列方向に向かって傾斜状に折り曲げられた一対の斜面17Bを有する金属製(例えばステンレス製)の部材であり、主面17Aには縦列方向に沿って開口する一対の長孔17aが幅方向に沿って所定の間隔を有して複数配置されている。
図8に示すように、幅方向に隣接する左右の加圧プレート12間(反力フレーム13間でもある)には、組立用の隙間余裕Sを設ける必要があるが、隙間余裕Sを有する部分では加圧プレート12の押圧部12Aが止水部11Aを直接加圧はできない。このため、止水部11Aを幅方向全周に渡って均等に加圧圧縮することができなくなるため、圧縮が弱い部分(隙間余裕Sに対応する部分)では水漏れが生じやすくなる可能性がある。
そこで、隙間余裕Sに対応する位置で且つ加圧プレート12の押圧部12Aと止水部11Aとの間に薄板状の補助板18を配置する構成にすると、隙間余裕Sを有する構成であっても、ボルト15の締付力F1を、隙間余裕S部分を含めた止水部11Aの幅方向の全周に渡って一様に作用させることが可能となり、水漏れし難くすることができるようになる点で好ましい。
反力フレーム13を矩形渠1の適正な位置に施工するには、まずは組立用の拡張式の治具を用いることが好適である。
また従来に比較し、数分の1程度の数のアンカーボルトしか用いる必要がないことから、切り回しの時間の大幅な短縮及び部分的な切り回しを可能とすることができる。
反力フレーム13を施工した直後では、幅方向において隣接する左右の反力フレーム13間が互いに接近しすぎた不適正な状態(隙間余裕Sが狭い状態)にあると、反力フレーム13の周方向の全長が短くなり、加圧プレート12に与える加圧力が弱くなって水漏れしやすくなる虞がある。
また他の方法として、図11(a)(b)に示す第2実施例では、幅方向に隣接する左右の反力フレーム13間の隙間余裕S内に、一対のクサビ状のスペーサー20を縦列方向の両側から内壁2に対して水平に打ち込んで挟入し、隙間余裕Sを拡張させている。
特に長方形状の矩形渠1を使用した場合には、略L字に屈曲形成を有して4分割した加圧プレート12及び反力フレーム13を角部に使用し、両角部の間の長辺部については直線状の加圧プレート12及び反力フレーム13で補うと共に、上記同様に連結部材14で連結することによって枠状に一体化することが可能である。
2 : 内壁
2a : 取付孔
3 : 傾斜部
4 : 継ぎ目
10 : 可撓継手
11 : 可撓性遮水シート
11A: 止水部
11B: 変形部
12 : 加圧プレート
12A: 押圧部
12B: 側板
12C: 対応傾斜部
13 : 反力フレーム
13A: 主面
13B: 側板
13C: 対応傾斜部
13a: ネジ孔
13a1:貫通孔(ネジ孔)
14 : 連結部材
14A: 主面
14B: 側板
14C: 固定部
14a: 連結孔
14b: 貫通孔
15 : ボルト
16 : ナット(ネジ孔)
17 : 保護カバー
17A: 主面
17B: 斜面
17a: 長孔
18 : 補助板
19 : アンカーボルト
20 : スペーサー
F1 : 締付力
F2 : 反力
S : 隙間余裕
Claims (7)
- 縦列方向に沿って連結される前後の矩形渠間の継ぎ目に設けられる矩形渠用可撓継手であって、
縦列方向の両端に一対の止水部(11A)を有すると共に該一対の止水部(11A)間に伸縮可能な変形部(11B)を備え、前記連結される前後の矩形渠(1)の内壁(2)側の継ぎ目に跨設されるスリーブ状の可撓性遮水シート(11)と、前記止水部(11A)上に載置されると共に前記縦列方向と直交する幅方向に沿って隣接配置され且つ前記止水部(11A)を前記矩形渠(1)の内壁(2)に向かって押し付ける加圧プレート(12)と、幅方向に沿って複数配置されて前記加圧プレート(12)に加圧力を付与する反力フレーム(13)と、幅方向に隣接配置された前記反力フレーム(13)同士を枠状に連結する連結部材(14)と、を有することを特徴とする矩形渠用可撓継手。 - 反力フレーム(13)に、加圧プレート(12)を加圧すると共に、加圧された加圧プレート(12)により止水部(11A)を矩形渠(1)の内壁(2)に押し付けて圧縮するボルト(15)が螺着されている請求項1記載の矩形渠用可撓継手。
- 枠状に連結された反力フレーム(13)、連結部材(14)及び可撓性遮水シート(11)を覆う保護カバー(17)が設けられている請求項1又は2記載の矩形渠用可撓継手。
- 幅方向に隣接配置された反力フレーム(13)間に組立用の隙間余裕(S)が設けられており、該隙間余裕(S)を挟んで幅方向に対向する加圧プレート(12)の各押圧部(12A)と止水部(11A)とが対向する部分に薄板状の補助板(18)が配置されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の矩形渠用可撓継手。
- 反力フレーム(13)と連結部材(14)の互いの対向面に凹凸部が夫々形成され、前記凹凸部同士が噛み合う状態で前記反力フレーム(13)と前記連結部材(14)とが連結されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の矩形渠用可撓継手。
- 幅方向に隣接配置された反力フレーム(13)の間にクサビ状のスペーサーを挟入した請求項1乃至5のいずれか一項に記載の矩形渠用可撓継手。
- 連結部材(14)に貫通孔(14b)が形成された固定部(14C)が延設されており、可撓継手(10)が、アンカーボルト(19)を前記貫通孔(14b)及び矩形渠(1)の内壁(2)に形成した取付孔(2a)取り付けることにより固定されている請求項1乃至6のいずれか一項に記載の矩形渠用可撓継手。
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