JP7589397B1 - エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、及びこれらの硬化物並びに炭素繊維強化複合材料 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂であって、高速液体クロマトグラフィーのクロマトグラムにおける、下記式(2)で表される化合物のピーク面積をa、下記式(3)で表される化合物のピーク面積をbとしたとき、b/aが0.012以上0.050以下であるエポキシ樹脂。
エポキシ当量が200g/eq.以上220g/eq.以下である前項[1]に記載のエポキシ樹脂。
[3]
前項[1]または[2]に記載のエポキシ樹脂と、硬化剤とを含有する硬化性樹脂組成物。
[4]
前記硬化剤がアミン系硬化剤である前項[3]に記載の硬化性樹脂組成物。
[5]
前項[3]または[4]に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
[6]
前項[3]または[4]に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる炭素繊維強化複合材料。
本実施形態の硬化性樹脂組成物を支持基材の片面または両面に塗布し、樹脂シートとして用いてもよい。塗布方法としては、例えば、注型法、ポンプや押し出し機等により樹脂をノズルやダイスから押し出し、ブレードで厚さを調整する方法、ロールによりカレンダー加工して厚さを調整する方法、スプレー等を用いて噴霧する方法等が挙げられる。なお、層を形成する工程においては、硬化性樹脂組成物の熱分解を回避可能な温度範囲で加熱しながら行ってもよい。また、必要に応じて圧延処理、研削処理等を施してもよい。支持基材としては、例えば紙、布、不織布等からなる多孔質基材、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルムあるいはシート、ネット、発泡体、金属箔、およびこれらのラミネート体などの適宜な薄葉体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。支持基材に厚さは特に制限されず、用途に応じて適宜に決定される。
また、RTM法の一種である、例えば、VaRTM法、SCRIMP(Seeman’s Composite Resin Infusion Molding Process)法、日本国特表2005-527410記載の樹脂供給タンクを大気圧よりも低い圧力まで排気し、循環圧縮を用い、かつ正味の成形圧力を制御することによって、樹脂注入プロセス、特にVaRTM法をより適切に制御するCAPRI(Controlled Atmospheric Pressure Resin Infusion)法なども用いることができる。
・水酸基当量
以下の方法で測定し、単位はg/eq.である。
フェノール樹脂を過剰の無水酢酸と反応させ、電位差測定装置を用いて、0.5N KOHエタノール溶液で滴定し、遊離の酢酸量を測定する。
試薬:無水酢酸、トリフェニルホスフィン、ピリジン
溶剤:テトラヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテル
自動滴定装置:株式会社HIRANUMA社製 COM-1600
ビュレット:株式会社HIRANUMA社製 B-2000
・エポキシ当量
JIS K-7236に記載された方法で測定した。単位はg/eq.である。
・HPLC(高速液体クロマトグラフィー)
株式会社島津製作所社製 送液ユニット LC-20AD
株式会社島津製作所社製 フォトダイオードアレイ検出器 SPD-M20A
株式会社島津製作所社製 カラムオーブン CTO-20A
カラム:Intersil ODS-2.5μm,4.6×250mm40℃
移動相(Mobile Phase)A:アセトニトリル(AN)
移動相(Mobile Phase)B:水(W)
以下のように移動相の組成に勾配を付けるグラジエント溶離を行った。
Time Program:
開始0分から28分の間、移動相Aと移動相Bとの比AN/Wを50%/50%から100%/0%に変化させた。
開始28分から40分の間、移動相Aと移動相Bとの比AN/Wを100%/0%とした。
移動相の流量(Flow Rate)は1.0mL/min.とした。
波長200nm~274nmの紫外線を検出するフォトダイオードアレイ(PDA)により、波長274nmの紫外線を検出した。
・GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)分析
装置:ACQUITY APCシステム(Waters社製)
カラム:ガードカラム SHODEX GPC KF-601、KF-602 KF-602.5、KF-603
流速:0.5ml/min.
カラム温度:40℃
使用溶剤:THF(テトラヒドロフラン)
検出器:RI(示差屈折検出器)
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール33重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのちすぐに80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂90重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は141g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してエピクロロヒドリン(ECH、以下同様)254重量部、ジメチルスルホキシド(DMSO、以下同様)64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、溶液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水22重量部、メタノール22重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂107重量部を得た(式(1)におけるnは1.7)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は204g/eq.であった。HPLCの結果は図1に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.5分、14.2分、15.3分にあり、前記式(3)で表される化合物のピークは10.5分、11.3分、11.6分にある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.015であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール53重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのち、4時間反応させた。ついで80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂109重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は142g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してECH254重量部、DMSO64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、溶液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水22重量部、メタノール22重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂103重量部を得た(式(1)におけるnは2.0)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は214g/eq.であった。HPLCの結果は図2に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.5分、14.2分、15.3分にあり、前記式(3)で表される化合物のピークは10.5分、11.3分、11.6分にある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.015であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール63重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのちすぐに80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂112重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は147g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してエピクロロヒドリン(ECH、以下同様)254重量部、ジメチルスルホキシド(DMSO、以下同様)64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、溶液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は108重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水22重量部、メタノール22重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂103重量部を得た(式(1)におけるnは2.2)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は218g/eq.であった。HPLCの結果は図3に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.7分、14.4分、15.5分にあり、前記式(3)で表される化合物のピークは10.7分、11.5分、11.8分のピークにある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.017であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール53重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのち、4時間反応させた。ついで80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂109重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は142g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してECH254重量部、DMSO64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、溶液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水22重量部、メタノール26重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂101重量部を得た(式(1)におけるnは2.1)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は213g/eq.であった。HPLCの結果は図4に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.5分、14.2分、15.3分にあり、前記式(3)で表される化合物のピークは10.5分、11.3分、11.6分にある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.026であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール44重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのちすぐに80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂109重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は142g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してECH254重量部、DMSO64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、溶液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水5重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂103重量部を得た(式(1)におけるnは1.8)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は207g/eq.であった。
HPLCの結果は図5に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.5分、14.2分、15.3分にあり、前記式(3)で表される化合物のピークは10.5分、11.3分、11.6分にある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.009であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール40重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのち、4時間反応させた。ついで80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂107重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は141g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してECH254重量部、DMSO64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、反応液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて徐々にフラスコに添加した。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水5重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂90重量部を得た(式(1)におけるnは2.0)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は211g/eq.であった。
HPLCの結果は図6に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.5分、14.2分、15.3分にあり、前記式(3)で表される化合物は10.5分、11.3分、11.6分にある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.009であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール53重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのち、4時間反応させた。ついで80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂109重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は142g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してECH254重量部、DMSO64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびEC溶解後、温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで水洗を繰り返し、副生成塩とジメチルスルホキシドを除去した後、油層から加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンを留去し、エポキシ樹脂と微量の残溶媒と微量の副生成塩とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水7重量部、メタノール44重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂103重量部を得た(式(1)におけるnは2.3)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は266g/eq.であった。
HPLCの結果は図7に記載する。前記式(2)で表される化合物のピークは13.5分、14.2分、15.3分にあり、前記式(3)で表される化合物のピークは10.5分、11.3分、11.6分にある。10.5分のピーク面積、11.3分のピーク面積および11.6分のピーク面積の和bと、13.5分のピーク面積、14.2分のピーク面積および15.3分のピーク面積の和aとの比b/aは0.267であった。
撹拌機、還流冷却管、加熱装置を備えたフラスコに、フェノール254重量部、水63重量部、水酸化ナトリウム27重量部を仕込み、撹拌、溶解後、110℃へ加熱したところへ、フルフラール33重量部を2時間かけて滴下した。その後110℃で3時間反応させた後、145℃に昇温した。昇温の際、留出してきた水は系外へ除いた。145℃に到達したのちすぐに80℃まで冷却し、水63重量部を仕込み、リン酸4重量部、35%塩酸63重量部を加えて中和した。水洗を繰り返した後、加熱減圧下において、未反応フェノールを留去せしめて、前記式(4)で表されるフェノール樹脂90重量部を得た。得られたフェノール樹脂の水酸基当量は141g/eq.であった。得られた前記式(4)で表されるフェノール樹脂78重量部に対してECH254重量部、DMSO64重量部、水13重量部を反応容器に仕込み、加熱、撹拌した。フェノール樹脂およびECHの溶解後、溶液の温度を45℃に保持しながら、フレーク状の水酸化ナトリウム23重量部を2時間かけて分割で仕込んだ。その後、45℃で2時間、70℃で60分更に反応を行った。ついで加熱減圧下において過剰のエピクロロヒドリンおよびDMSOを留去し、式(1)で表されるエポキシ樹脂と副生成塩と微量の残溶媒とを含む混合物Bを得た。この反応におけるエポキシ樹脂の理論収量は109重量部である。
得られた混合物Bに218重量部のメチルイソブチルケトンを添加し溶解し、水洗を行い副生成塩を除去した。このメチルイソブチルケトン溶液を70℃に加熱し、水22重量部、メタノール22重量部、30%水酸化ナトリウム水溶液7重量部を添加し、1時間反応させた後、反応液の水洗を洗浄液が中性となるまで繰り返した。ついで油層から加熱減圧下においてメチルイソブチルケトンを留去することにより前記式(1)で表されるエポキシ樹脂107重量部を得た(式(1)におけるnは1.7)。得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量は204g/eq.であった。
合成例1~7で得られたエポキシ樹脂を主剤とし、硬化剤として3,3’,5,5’-テトラエチル-4,4’-ジアミノジフェニルメタン(略称;TEDDM、東京化成株式会社製、活性水素当量78g/eq.)を用いて表1の配合組成に示す重量比で混合し、160℃6時間の硬化条件で硬化させ、硬化物を作成した。
<ガラス転移点(Tg)測定条件>
熱機械測定装置(TMA):TA-instruments製 TMA Q400EM
昇温速度:2℃/分
測定温度範囲:25℃~300℃
Tg:熱膨張率の変化点をTgとした。
Claims (6)
- エポキシ当量が200g/eq.以上220g/eq.以下である請求項1に記載のエポキシ樹脂。
- 請求項1に記載のエポキシ樹脂と、硬化剤とを含有する硬化性樹脂組成物。
- 前記硬化剤がアミン系硬化剤である請求項3に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項3または4に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる硬化物。
- 請求項3または4に記載の硬化性樹脂組成物を硬化してなる炭素繊維強化複合材料。
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP2023113999 | 2023-07-11 | ||
| JP2023113999A JP2024032034A (ja) | 2023-07-11 | 2023-07-11 | エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、及びこれらの硬化物並びに炭素繊維強化複合材料 |
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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