JP7586823B2 - パイ用澱粉組成物、パイ用組成物およびそれらを含むパイ用生地 - Google Patents
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Description
パイの有する独特の食感をより高めるため、生地に種々の添加剤を配合することが提案されている。例えば、特許文献1では、アルファー化したエステル化澱粉を生地に配合することで、生地焼成時に折りパイの浮きの良さと割れの起こり難さを高めることができたことが記載されている。また、特許文献2では、アセチル化澱粉または結晶セルロースを生地に配合することで、生地を焼成後、冷凍保存した後も、焼き上がり直後の折りパイのパリパリとした口当たりを保持できることが記載されている。また、特許文献3では、セルロースを生地に配合することで、生地焼成時に折りパイの膨張性と割れ難さを高めることができたことが記載されている。
ところで、パイの食感と言えば前述のとおり、サクサクとした食感が特徴であるが、パイ内層の食感についてはあまり注目されていなかった。そこで、包餡パイなどの製品のみならず、スティック状パイなどのフィリングを内包しない製品においても、表面である外層側と内層側とで異なる食感を楽しむことができることは新たな魅力となりうる。
このような状況下、表面のサクサクとした食感を損なうことなく、内層側にもちっと感を付与したパイを提供できることが好ましい。パイの外層と内層の食感差を付与することができれば、それぞれの食感がより際立ち、嗜好性の高い製品を提供することができる。
[1]アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含む、練りパイ用澱粉組成物。
[2]前記加工澱粉の冷水膨潤度が1超5未満である、[1]に記載の練りパイ用澱粉組成物。
[3]前記加工澱粉のアセチル基含量が、0.3質量%超2.5質量%以下である、[1]または[2]に記載の練りパイ用澱粉組成物。
[4]前記加工澱粉が、アセチル化澱粉またはアセチル化リン酸架橋澱粉である、[1]から[3]のいずれか一項に記載の練りパイ用澱粉組成物。
[5][1]から[4]のいずれか一項に記載の練りパイ用澱粉組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.3質量%以上40質量%以下含む、練りパイ用組成物。
[6]練りパイ用生地であって、前記生地中に[5]に記載の練りパイ用組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下含む、練りパイ用生地。
[7]可塑性油脂組成物を15質量%以上50質量%以下含む、[6]に記載の練りパイ用生地。
[8]前記可塑性油脂組成物がチップ状可塑性油脂組成物を含む、[7]に記載の練りパイ用生地。
[9][6]から[8]のいずれか一項に記載の練りパイ用生地の製造方法であって、
前記練りパイ用組成物を準備する工程と、
前記練りパイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水を混合する工程と、
を含む、練りパイ用生地の製造方法。
[10][6]から[8]のいずれか一項に記載の練りパイ用生地を加熱調理する工程を含む、練りパイの製造方法。
[11]前記加熱調理が油ちょうである、[10]に記載の製造方法。
[12]前記練りパイが包餡パイであり、前記練りパイ用生地に餡を包む工程を含む、[10]または[11]に記載の製造方法。
[13]アセチル基を有しており、冷水膨潤度が5以上15未満である加工澱粉を含む、パイ用澱粉組成物。
[14]前記加工澱粉のアセチル基含量が、0.3質量%超2.5質量%以下である、[13]に記載のパイ用澱粉組成物。
[15]前記加工澱粉が、アセチル化澱粉またはアセチル化リン酸架橋澱粉である、[13]または[14]に記載のパイ用澱粉組成物。
[16][13]から[15]のいずれか一項に記載のパイ用澱粉組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.3質量%以上40質量%以下含む、パイ用組成物。
[17]パイ用生地であって、前記生地中に[16]に記載のパイ用組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下含む、パイ用生地。
[18]可塑性油脂組成物を15質量%以上50質量%以下含む、[17]に記載のパイ用生地。
[19]前記可塑性油脂組成物がチップ状可塑性油脂組成物を含む、[18]に記載のパイ用生地。
[20][17]から[19]のいずれか一項に記載のパイ用生地の製造方法であって、
前記パイ用組成物を準備する工程と、
前記パイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水を混合する工程と、
を含む、パイ用生地の製造方法。
[21][17]から[19]のいずれか一項に記載のパイ用生地の製造方法であって、
前記パイ用組成物を準備する工程と、
前記パイ用組成物および水を混合し、ドウを得る工程と、
前記ドウにシート状可塑性油脂組成物を折り込む工程と、
を含む、パイ用生地の製造方法。
[22][17]から[19]のいずれか一項に記載のパイ用生地を加熱調理する工程を含む、パイの製造方法。
[23]前記加熱調理が油ちょうである、[22]に記載のパイの製造方法。
[24]パイ用生地に、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含むパイ用澱粉組成物を、前記生地中に前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下配合することを含む、パイの内層と外層の食感差を付与する方法。
[25]パイ用生地に、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含むパイ用澱粉組成物を、前記生地中に前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下配合することを含む、パイの内層にもちっと感を付与する方法。
本発明の好ましい態様によれば、表面である外層側のサクサクとした食感を損なうことなく、内層側にもちっと感を付与したパイを提供することができる。また、本発明の好ましい態様によれば、加熱調理直後だけでなく、所定時間保管した後も、表面である外層側のサクサクとし、内層側はしっとりともちっとした食感を良好に維持することができる。本発明の好ましい態様によれば、パイの外層と内層の食感差を付与し、それぞれの食感を際立たせることができ、嗜好性の高い製品を提供することができる。
本発明の練りパイ用澱粉組成物は、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含むことを特徴とする。本発明の練りパイ用澱粉組成物は、練りパイ用組成物または練りパイ用生地の添加剤として用いることができる。本発明の好ましい態様によれば、本発明の練りパイ用澱粉組成物を用いることで、練りパイの食感を改良することができる。また、本発明の好ましい態様によれば、加熱調理直後だけでなく、所定時間保管した後も、表面である外層側のサクサクとし、内層側はしっとりともちっとした食感を良好に維持することができる。
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する。
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する。
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける。
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm))2×10-8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする。
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする。
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする。
前記加工澱粉のアセチル基含量は、パイ外層のサクミを向上させる観点から0.3質量%超2.5質量%以下が好ましく、0.7質量%以上2.5質量%以下がより好ましく、1.5質量%以上2.1質量%以下がさらに好ましく、1.5質量%以上1.9質量%以下がさらにより好ましい。なお、前記加工澱粉のアセチル基含量の測定方法は実施例の項で後述する。また、本明細書において、数値範囲の上限値と下限値は、適宜組み合わせることができるものとする。
アセチル化以外の加工処理としては、例えば、リン酸モノエステル化等のモノエステル化;リン酸架橋、アジピン酸架橋等の架橋;ヒドロキシプロピル化等のエーテル化;酸化;酸処理;アルカリ処理;酵素処理等の1種または2種以上が挙げられる。これらの中でも、モノエステル化、架橋、エーテル化、酸化および酸処理の1種または2種以上が好ましく、モノエステル化、架橋、エーテル化および酸化の1種または2種以上がより好ましく、架橋および酸化の1種または2種以上がさらに好ましい。
ここで「アルファー化処理」とは、未加工澱粉および加工澱粉から選ばれる澱粉と水とを混合した澱粉スラリーを加熱糊化して、さらに乾燥させる処理をいう。必要に応じて、乾燥させる処理後に粉砕処理を行ってもよい。具体的には、上記アルファー化処理のうち加熱糊化は、オンレーター、ジェットクッカー、エクストルーダー等の機械を使用した方法を、乾燥はドラムドライヤー、スプレードライヤー、送風乾燥機等の機械を使用した方法を、それぞれ選択することが可能である。また、ドラムドライヤーを用いる場合は、澱粉スラリーを直接ドラムに塗布することで、加熱糊化と乾燥を一体で行うことも可能である。
本発明の練りパイ用組成物は、前記練りパイ用澱粉組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.3質量%以上40質量%以下含むことを特徴とする。本発明の練りパイ用組成物は、練りパイ用生地に用いられる粉体原料を含む粉状の組成物であることが好ましい。
小麦粉としては、練りパイなどのパイに用いられるものであれば特に制限されなく、例えば、強力粉、中力粉、薄力粉およびこれらの組合せを使用できるが、強力粉を用いることが好ましい。
米粉としては、練りパイなどのパイに用いられるものであれば特に制限されなく、例えば、うるち米粉を使用できる。
大豆粉としては、練りパイなどのパイに用いられるものであれば特に制限されなく、例えば、全脂大豆粉、脱脂大豆粉およびこれらの組合せを使用できる。
ライ麦粉としては、練りパイなどのパイに用いられるものであれば特に制限されない。
大麦粉としては、練りパイなどのパイに用いられるものであれば特に制限されない。
とうもろこし粉としては、練りパイなどのパイに用いられるものであれば特に制限されない。
これらの穀粉は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、本発明の練りパイ用澱粉組成物が穀粉およびグルテンからなる群より選ばれる1種または2種を含む場合、本発明の練りパイ用組成物において、最終的に得られる穀粉およびグルテンの含有量がそれぞれ、上記含有量の範囲を満たしていればよい。
膨張剤としては、練りパイ用生地に用いられるものであれば特に制限されなく、例えば、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸ナトリウムアルミニウム、酸性ピロリン酸ナトリウム、硫酸ナトリウムアルミニウム、リン酸一カルシウムおよびこれらの組合せを使用できる。
甘味料としては、練りパイ用生地に用いられるものであれば特に制限されなく、グルコース、フルクトース、異性化糖等の単糖類、砂糖、マルトースおよびトレハロースなどの二糖類、オリゴ糖、還元澱粉分解物、蜂蜜、糖蜜、メープルシロップ、アステルパーム等の合成甘味料、ステビア等の天然甘味料およびこれらの組合せを使用できる。
練りパイ用組成物におけるこれらの粉体原料の配合量は、用途および目的に応じて適宜決定すればよい。
本発明の練りパイ用生地は、前記練りパイ用組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.1~20質量%(すなわち、0.1質量%以上20質量%以下)含むことを特徴とする。
前記加工澱粉を上記範囲で含むことで、練りパイの食感を改良することができる。また、本発明の好ましい態様によれば、練りパイの表面である外層側のサクサクとした食感を損なうことなく、内層側にしっとりとした、もちっと感を付与することができる。また、本発明の好ましい態様によれば、加熱調理直後だけでなく、所定時間保管した後も、表面である外層側のサクサクとし、内層側はしっとりともちっとした食感を良好に維持することができる。また、練りパイの外層と内層の食感差を付与することで、食感が豊かになり、得られる練りパイの嗜好性を高めることができる。
前記可塑性油脂組成物は、本発明の目的を阻害しない範囲であれば、通常用いられる成分を含んでいても良い。そのような成分としては、例えば、乳化剤、香料、着色料、乳成分等が挙げられ、これらの成分を、前記可塑性油脂組成物に適宜添加してもよい。
本発明の練りパイ用生地において、水の含有量(水含有液体中の水分を含む)は、前記練りパイ用生地の全質量に対して、18質量%以上38質量%以下が好ましく、20質量%以上36質量%以下がより好ましく、22質量%以上34質量%以下がさらに好ましく、24質量%以上32質量%以下が特に好ましい。
本発明の練りパイ用生地の製造方法は、
前記練りパイ用組成物を準備する工程と、
前記練りパイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水を混合する工程と、を含む。以下、各工程について説明する。
前記練りパイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水、さらには任意の添加成分を混合し、前記可塑性油脂組成物が生地中に均一に練り込まれない程度に軽く練ることにより、前記可塑性油脂組成物を生地中に分散させて前記可塑性油脂組成物の層が形成されるようにすることで、前記練りパイ用生地を得ることができる。前記練りパイ用生地は、さらに延展と折り工程を複数回おこなって、練り折りパイ用生地としてもよい。なお、本明細書では、「練り折りパイ」も「練りパイ」に包含されることとする。
本発明の練りパイの製造方法は、前記練りパイ用生地を加熱調理する工程を含む。
前記練りパイ用生地を加熱調理することで、生地中に点在した可塑性油脂組成物が浮き上がり、練りパイの表面である外層側はサクサクとし、内層はしっとりともちっとした食感が得られる。加熱調理方法は、生地に熱を加えるものであれば特に限定されないが、「焼き」または「油ちょう」が好ましく、「油ちょう」が特に好ましい。加熱調理方法が「油ちょう」であると、水分と液油の置換が起こり、外層側はよりサクサクとして軽い食感が得られ、内層はよりしっとりと、もちっとした食感が得られる。
また、得られる練りパイは、スティック状パイ、リーフパイ、パルミエなどのパイ単体であってもよいし、パイの内層側にフィリングを包み込んだ包餡パイであってもよい。
フィリングの使用量は、練りパイに包める量であれば特に限定されない。
例えば、本発明の方法で得られる練りパイは、ホッターまたは室温で4時間保管した後も、表面である外層側はサクサクとし、内層側はしっとりともちっとした食感を良好に維持することができ、練りパイの内層と外層の食感差を感じられる。
本発明のパイ用澱粉組成物は、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が5以上15未満である加工澱粉を含むことを特徴とする。本発明のパイ用澱粉組成物は、パイ用組成物またはパイ用生地の添加剤として用いることができる。本発明の好ましい態様によれば、本発明のパイ用澱粉組成物を用いることで、パイの食感を改良することができる。「冷水膨潤度」の測定方法は、前記「1.練りパイ用澱粉組成物」で述べたとおりである。
前記加工澱粉のアセチル基含量は、0.3質量%超2.5質量%以下が好ましく、0.7質量%以上2.5質量%以下がより好ましく、1.5質量%以上2.1質量%以下がさらに好ましく、1.5質量%以上1.9質量%以下がさらにより好ましい。前記加工澱粉のアセチル基含量の測定方法は実施例の項で後述する。
未加工澱粉およびアセチル化以外の加工処理の具体例は、前記「1.練りパイ用澱粉組成物」で述べたものと同じである。
本発明のパイ用組成物は、前記パイ用澱粉組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.3質量%以上40質量%以下含むことを特徴とする。本発明のパイ用組成物は、パイ用生地に用いられる粉体原料を含む粉状の組成物であることが好ましい。
また、本発明のパイ用澱粉組成物が穀粉およびグルテンからなる群より選ばれる1種または2種を含む場合、本発明のパイ用組成物において、最終的に得られる穀粉およびグルテンの含有量がそれぞれ、上記含有量の範囲を満たしていればよい。
パイ用組成物におけるこれらの粉体原料の配合量は、用途および目的に応じて適宜決定すればよい。
本発明のパイ用生地は、前記パイ用組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.1~20質量%含むことを特徴とする。
前記加工澱粉を上記範囲で含むことで、パイの食感を改良することができる。また、本発明の好ましい態様によれば、パイの表面である外層側のサクサクとした食感を損なうことなく、内層側にしっとりとした、もちっと感を付与することができる。また、本発明の好ましい態様によれば、加熱調理直後だけでなく、所定時間保管した後も、表面である外層側のサクサクとし、内層側はしっとりともちっとした食感を良好に維持することができる。また、パイの外層と内層の食感差を付与することで、食感が豊かになり、得られるパイの嗜好性を高めることができる。
例えば、パイ用生地が練りパイ用生地である場合は、練りパイ用生地に分散させやすいことからチップ状の形状であることが好ましい。チップ状はさらに具体的には例えば円柱状や直方体が挙げられ、それらの長辺が1cmから5cm程度の小片であることが好ましい。
また、パイ用生地が折りパイ用生地である場合は、前記パイ用組成物および水を含むドウに折り込みやすいことから、シート状であることが好ましい。シート状可塑性油脂組成物の厚みは特に限定されないが、5mm以上30mm以下であることが好ましく、6mm以上20mm以下であることがより好ましく、8mm以上12mm以下であることがさらに好ましい。
本発明のパイ用生地において、水の含有量(水含有液体中の水分を含む)は、前記パイ用生地の全質量に対して、18質量%以上38質量%以下が好ましく、20質量%以上36質量%以下がより好ましく、22質量%以上34質量%以下がさらに好ましく、24質量%以上32質量%以下が特に好ましい。
パイ用生地の製造方法は、パイの種類(練りパイまたは折りパイ)によって異なる。以下、パイの種類ごとに説明する。
本発明の練りパイ用生地の製造方法は、
前記パイ用組成物を準備する工程と、
前記パイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水を混合する工程と、を含むことを特徴とする。以下、各工程について説明する。
前記パイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水、さらには任意の添加成分を混合し、前記可塑性油脂組成物が生地中に均一に練り込まれない程度に軽く練ることにより、前記可塑性油脂組成物を生地中に分散させて前記可塑性油脂組成物の層が形成されるようにすることで、前記練りパイ用生地を得ることができる。前記練りパイ用生地は、さらに延展と折り工程を複数回おこなって、練り折りパイ用生地としてもよい。
本発明の折りパイ用生地の製造方法は、
前記パイ用組成物を準備する工程と、
前記パイ用組成物および水を混合し、ドウを得る工程と、
前記ドウに、シート状可塑性油脂組成物を折り込む工程と
を含むことを特徴とする。以下、各工程について説明する。
前記パイ用組成物および水の使用量については、前記「8.パイ用生地」で述べたとおりである。ここで、ドウには必要に応じて前記可塑性油脂組成物以外の油脂を添加することもできる。
前記パイ用組成物および水を混合し、捏ねることで粘弾性を有するドウが得られる。
本発明において、ドウは、ミキシングボウルなどの混合容器内で前記パイ用組成物および水を混合することで調製することができる。
本発明のパイの製造方法は、前記パイ用生地を加熱調理する工程を含む。
前記パイ用生地が練りパイ用生地である場合、前記パイ用生地を加熱調理することで、生地中に点在した可塑性油脂組成物が浮き上がり、練りパイの表面である外層側はサクサクとし、内層はしっとりともちっとした食感が得られる。
また、前記パイ用生地が折りパイ用生地である場合、前記パイ用生地を加熱調理することで、シート状可塑性油脂組成物が熱せられ、ドウに含まれる水分が蒸発し、その膨張力によって層の一枚一枚が浮き上がることで、サクサク、ホロホロと崩れるような食感が得られる。
例えば、本発明の方法で得られたパイは、ホッターまたは室温で4時間保管した後も、表面である外層側はサクサクとし、内層側はしっとりともちっとした食感を良好に維持することができ、パイの内層と外層の食感差を感じられる。
以上に述べたとおり、本発明によれば、各種パイの食感を改良することができる。
本発明の好ましい態様によれば、表面である外層側のサクサクとした食感を損なうことなく、内層側にもちっと感を付与したパイを提供することができる。また、パイの外層と内層の食感差を付与し、それぞれの食感を際立たせることができ、嗜好性の高い製品を提供することができる。
本発明によれば、パイ用生地に、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含むパイ用澱粉組成物を、前記生地中に前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下配合することで、パイの内層と外層の食感差を付与することができる。
前記加工澱粉については、前記「1.練りパイ用澱粉組成物」で述べたものと同じものを用いることができる。
前記加工澱粉の配合量は、前記パイ用生地の全質量に対して、0.1質量%以上20質量%以下であり、0.31質量%以上16質量%以下が好ましく、0.5質量%以上13質量%以下がより好ましく、2質量%以上10質量%以下がさらに好ましく、2.5質量%以上8質量%以下がさらにより好ましく、3質量%以上7質量%以下が特に好ましい。
本発明によれば、パイ用生地に、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含むパイ用澱粉組成物を、前記生地中に前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下配合することで、パイの内層にもちっと感を付与することができる。
前記加工澱粉については、前記「1.練りパイ用澱粉組成物」で述べたものと同じものを用いることができる。
前記加工澱粉の配合量は、前記パイ用生地の全質量に対して、0.1質量%以上20質量%以下であり、0.31質量%以上16質量%以下が好ましく、0.5質量%以上13質量%以下がより好ましく、2質量%以上10質量%以下がさらに好ましく、2.5質量%以上8質量%以下がさらにより好ましく、3質量%以上7質量%以下が特に好ましい。
表1に記載の組成で揚げ練り包餡パイを調製した。なお、加工澱粉としては、加工澱粉1を用いた。
まず、表1に示した原料のうち、加工澱粉、薄力粉、強力粉およびその他の粉体原料を混合し、練りパイ用組成物を得た。ただし、対照例のみ、薄力粉、強力粉およびその他の粉体原料を混合し混合粉を得た。得られた練りパイ用組成物(対照例のみ混合粉)、可塑性油脂組成物、全卵および水をミキサー(関東混合機工業株式会社製「カントーミキサーKTM-10」)を用いて、容器内にてフックで混合し、可塑性油脂組成物が生地中に均一に練り込まれない程度に軽く練ることにより、可塑性油脂組成物を生地中に分散させて、練パイ用生地を得た。前記練パイ用生地16gに対し、フィリング8gを手包餡し冷凍後、170℃、6分で油ちょうを行い、揚げ練り包餡パイを得た。
5点 非常にサクッとしている。
4点 かなりサクッとしている。
3点 ややサクッとしている。
2点 あまりサクッとしていない。
1点 全くサクッとしていない。
5点 適度に弾力があり、とても心地良いもちっと感がある。
4点 やや弾力があり、心地よいもちっと感がある。
3点 ややもちっと感がある、またはすこし重めのもちっと感がある。
2点 ほとんどもちっと感がない、またはやや重めの餅のようなもちっと感や粘りがある。
1点 全くもちっと感がない、またはかなり重めの餅のようなもちっと感や粘りがある。
5点 内層と外層の食感差が非常に良い。
4点 内層と外層の食感差が良い。
3点 内層と外層の食感差がやや良い。
2点 内層と外層の食感差があまり良くない。
1点 内層と外層の食感差が悪い。
ここで、内層と外層の食感差を向上させるとは、本発明のパイをかじったとき、初めに歯が当たる外層のパイ部分がサクサクしており、且つ内層に歯が達したときには独特な程よく弾力のあるもちっと感が感じられる状態を言う。
パイ外層のサクミの観点では、パイ粉体原料中、加工澱粉1を0.5質量%以上14.9質量%以下含有する場合良好であり、0.7質量%以上14.9質量%以下でより良好であり、1.7質量%以上14.9質量%以下でさらに良好であり、8.1質量%以上14.9質量%以下でさらに良好であった。内層のもちっと感の観点では、パイ粉体原料中、加工澱粉1を0.5質量%以上14.9質量%以下含有する場合、良好であり、0.9質量%以上8.1質量%以下でより良好であり、4.2質量%以上8.1質量%以下でさらに良好であり、5.8質量%以上8.1質量%以下でさらに良好であった。内層と外層の食感差向上の観点からは、パイ粉体原料中、加工澱粉1を0.5質量%以上14.9質量%以下含有する場合、良好であり、1.7質量%以上14.9質量%以下でより良好であり、4.2質量%以上14.9質量%以下でさらに良好であった。
パイ外層のサクミの観点では、パイ生地中、加工澱粉1を0.26質量%以上7.58質量%以下含有する場合良好であり、0.34質量%以上7.58質量%以下でより良好であり、0.84質量%以上7.58質量%以下でさらに良好であり、4.02質量%以上7.58質量%以下でさらに良好であった。内層のもちっと感の観点では、パイ生地中、加工澱粉1を0.26質量%以上7.58質量%以下含有する場合、良好であり、0.42質量%以上4.02質量%以下でより良好であり、2.07質量%以上4.02質量%以下でさらに良好であり、2.87質量%以上4.02質量%以下でさらに良好であった。内層と外層の食感差向上の観点からは、パイ生地中、加工澱粉1を0.26質量%以上7.58質量%以下含有する場合、良好であり、0.84質量%以上7.58質量%以下でより良好であり、2.07質量%以上7.58質量%以下でさらに良好であった。
前記「揚げ練り包餡パイの調製(その1)」と同様にして、表2に記載の組成で、揚げ練り包餡パイを調製した。
他方、アセチル基を有していない加工澱粉7または8を用いた場合、外層のサクミ、もちっと感、および内層と外層のバランスのいずれも評価が悪かった(比較例1、2)。また、アセチル基を有していても、冷水膨潤度が高すぎる加工澱粉9を用いた場合も、外層のサクミ、もちっと感、および内層と外層の食感差のいずれも評価が悪かった(比較例3)。
揚げ練り包餡パイの調製(その3)においては、粉体原料全て、可塑性油脂組成物、全卵および水とを同時に容器内に加えたこと以外は、前記「揚げ練り包餡パイの調製(その1)」と同様にして、表3に記載の組成で、揚げ練り包餡パイを調製した。
加工澱粉1(アセチルタピオカ澱粉):500mLセパラブルフラスコに、タピオカ澱粉(株式会社J-オイルミルズ製)を用い、澱粉160gにスラリー質量に対する澱粉乾物換算質量濃度が38%(dry starch weight/slurry weight)となるよう水を加えたスラリーを調製した。得られたスラリーの温度を30℃にした後、pH8.4で酢酸ビニル8.5gを加え、その後、適時水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、反応終了までpHを設定値±0.03以内に維持し、60分間反応させた。その後、スラリーに3質量%水酸化ナトリウムを添加してpH6まで中和し、洗浄脱水したのち乾燥させ、加工澱粉1としてアセチル化澱粉を得た。アセチル基含有量1.8質量%であり、冷水膨潤度は2.3であった。
加工澱粉8:リン酸架橋タピオカ澱粉、株式会社J-オイルミルズ製「アクトボディーTP-2」、アセチル基含有量0質量%であり、冷水膨潤度は2.3であった。
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する。
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する。
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける。
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm))2×10-8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする。
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする。
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする。
(1)試料を水分計(研精工業株式会社製、電磁水分計:型番MX50)を用いて、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出した。
(2)乾燥質量換算で5gの澱粉試料に水50mLおよび数滴の1.0w/v%フェノールフタレインエタノール溶液を加えた。
(3)0.1N水酸化ナトリウム水溶液を液の赤色が消えなくなるまで加えた後、0.45N水酸化ナトリウム水溶液8mlを加え、室温で30分間激しく撹拌した。
(4)0.2N塩酸にて液の赤色が消失するまで滴定し、滴定値A(ml)を求めた。
(5)ブランクとして25mLの0.45N水酸化ナトリウム水溶液を同様に0.2N塩酸にて液の赤色が消失するまで滴定し、滴定値B(ml)を求めた。
(6)アセチル基含量は次式より算定した。
アセチル基含量=[(滴定値B-滴定値A)×塩酸規定度×0.43×100]÷試料質量
可塑性油脂組成物2:株式会社J-オイルミルズ製「マイスターパレッツ」(形状:チップ状、20℃における固体脂含量:30%)
可塑性油脂組成物3:株式会社J-オイルミルズ製「グランマスタープリメランパレッツ」(形状:チップ状、20℃における固体脂含量:37%)
フィリング2(ビーフシチュー):株式会社田中食品興業所社製「なめらかビーフシチュー」
フィリング3(カスタードクリーム):ソントン株式会社製「Fグランデカスタード」
フィリング4(豆乳フラワーペースト):株式会社田中食品興業所社製「プレミアム国産豆乳フラワーN」
一方、実施例20および比較例5については、表4に記載の成分を容器内でフックによりミキシング後、(i)3つ折り1回、4つ折り1回(リタード)、(ii)4つ折り1回、3つ折り1回(リタード)、その後(iii)4mmに延ばして練り折りパイ用生地を調製した。
得られた生地をそれぞれ、10cm×3cmにカット(ピケあり)して、170℃で、5分油ちょうした。
得られた練りパイまたは練り折りパイの揚げ直後の外層のサクミ、もちっと感、および内層と外層の食感差の各項目について、専門パネラー5人により評価とした。その結果、実施例19および20のいずれも、加工澱粉1を含まない比較例4および5と比べて、パイ外層のサクミに変化はないが、内層のもちっと感が格段に向上した。
一方、実施例22および比較例7については、表5に記載の成分を容器内でフックによりミキシング後、(i)3つ折り1回、4つ折り1回(リタード)、(ii)4つ折り1回、3つ折り1回(リタード)、その後(iii)4mmに延ばして練り折りパイ用生地を調製した。
得られた生地をそれぞれ、10cm×3cmにカット(ピケあり)して、200/200℃のオーブンで10分焼成した。
得られた練りパイまたは練り折りパイの焼き直後の外層のサクミ、もちっと感、および内層と外層の食感差の各項目について、専門パネラー5人により評価とした。
その結果、実施例21および22のいずれも、加工澱粉1を含まない比較例6および7と比べて、パイ外層のサクミに変化はないが、内層のもちっと感が向上した。なお、練り折りパイである実施例22の方が、実施例21に比べてボリュームが出た。
Claims (23)
- アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含み、前記加工澱粉のアセチル基含量が、0.3質量%超2.5質量%以下である、練りパイ用澱粉組成物。
- 前記加工澱粉の冷水膨潤度が1超5未満である、請求項1に記載の練りパイ用澱粉組成物。
- 前記加工澱粉が、アセチル化澱粉またはアセチル化リン酸架橋澱粉である、請求項1または2に記載の練りパイ用澱粉組成物。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の練りパイ用澱粉組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.3質量%以上40質量%以下含む、練りパイ用組成物。
- 練りパイ用生地であって、前記生地中に、請求項4に記載の練りパイ用組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下含む、練りパイ用生地。
- 可塑性油脂組成物を15質量%以上50質量%以下含む、請求項5に記載の練りパイ用生地。
- 前記可塑性油脂組成物がチップ状可塑性油脂組成物を含む、請求項6に記載の練りパイ用生地。
- 請求項5から7のいずれか一項に記載の練りパイ用生地の製造方法であって、
前記練りパイ用組成物を準備する工程と、
前記練りパイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水を混合する工程と、
を含む、練りパイ用生地の製造方法。 - 請求項5から7のいずれか一項に記載の練りパイ用生地を加熱調理する工程を含む、練りパイの製造方法。
- 前記加熱調理が油ちょうである、請求項9に記載の製造方法。
- 前記練りパイが包餡パイであり、前記練りパイ用生地に餡を包む工程を含む、請求項9または10に記載の製造方法。
- アセチル基を有しており、冷水膨潤度が5以上15未満である加工澱粉を含み、前記加工澱粉のアセチル基含量が、0.3質量%超2.5質量%以下である、パイ用澱粉組成物。
- 前記加工澱粉が、アセチル化澱粉またはアセチル化リン酸架橋澱粉である、請求項12に記載のパイ用澱粉組成物。
- 請求項12または13に記載のパイ用澱粉組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.3質量%以上40質量%以下含む、パイ用組成物。
- パイ用生地であって、前記生地中に、請求項14に記載のパイ用組成物を、前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下含む、パイ用生地。
- 可塑性油脂組成物を15質量%以上50質量%以下含む、請求項15に記載のパイ用生地。
- 前記可塑性油脂組成物がチップ状可塑性油脂組成物を含む、請求項16に記載のパイ用生地。
- 請求項15から17のいずれか一項に記載のパイ用生地の製造方法であって、
前記パイ用組成物を準備する工程と、
前記パイ用組成物、前記可塑性油脂組成物および水を混合する工程と、
を含む、パイ用生地の製造方法。 - 請求項15から17のいずれか一項に記載のパイ用生地の製造方法であって、
前記パイ用組成物を準備する工程と、
前記パイ用組成物および水を混合し、ドウを得る工程と、
前記ドウにシート状可塑性油脂組成物を折り込む工程と、
を含む、パイ用生地の製造方法。 - 請求項15から17のいずれか一項に記載のパイ用生地を加熱調理する工程を含む、パイの製造方法。
- 前記加熱調理が油ちょうである、請求項20に記載のパイの製造方法。
- パイ用生地に、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含み、前記加工澱粉のアセチル基含量が、0.3質量%超2.5質量%以下であるパイ用澱粉組成物を、前記生地中に前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下配合することを含む、パイの内層と外層の食感差を付与する方法。
- パイ用生地に、アセチル基を有しており、冷水膨潤度が1超15未満である加工澱粉を含み、前記加工澱粉のアセチル基含量が、0.3質量%超2.5質量%以下であるパイ用澱粉組成物を、前記生地中に前記加工澱粉質量換算で0.1質量%以上20質量%以下配合することを含む、パイの内層にもちっと感を付与する方法。
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