JP7554075B2 - 演算増幅器 - Google Patents
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Description
図10に示された検証回路は、演算増幅器OP1の非反転入力端子に、DCカット用コンデンサCA1を介してAC電圧源RFが接続されているところに特徴を有するものである。
この図11に示された回路は、特許文献1において演算増幅器OP1の従来回路として開示されているものと基本的に同一構成のものであるが、図11においては、電流分配用のカレントミラー回路の具体回路構成も示されたものとなっている。
この電流分配用のカレントミラー回路は、カレントミラー元であるトランジスタQ109と電流源CS1とを用いて構成されており、トランジスタQ109に電流源CS1が接続されて、この電流源CS1の電流がトランジスタQ110~Q117にミラーされている。
同図によれば、出力電圧Voutは、周波数が低い領域では0V付近で安定しているが、周波数が高くなるにつれて変動することが確認できる。この出力電圧Voutの変動は、演算増幅器の後段の集積回路において誤動作を招く原因となる。
上述の構成において、トランジスタQ1、Q2のベースと負電源端子VEEとの間には、寄生容量Cin1、Cin2が存在する。
その結果、抵抗器Rin1、Rin2と寄生容量Cin1、Cin2とでローパスフィルタ(LPF)が構成され、それによる高周波外来ノイズの低減によって出力電圧Voutの変動抑制が可能となっている。
本願発明者は、かかる観点から、先の図13に示された演算増幅器における電源ラインへの高周波外来ノイズ混入の際の出力電圧Voutの挙動を検証した。
まず、図15に示された回路例において、演算増幅器OP1は、先の図13の回路構成のものである。演算増幅器OP1の端子にはインダクタンスL1~L5が付加されているが、これらは、パッケージングされた演算増幅器OP1に用いられている金線のインダクタンスを等価的に表したものである。
一方、非反転入力端子INPは、寄生インダクタンスL3を介してDC電圧源V2=6Vに接続されている。
正電源端子VCCは、寄生インダクタンスL1及びインダクタLA1を介してDC電圧源V1=12Vに接続されると共に、DCカット用コンデンサCA1を介してAC電圧源RFに接続されている。インダクタLA1は、DC電圧源への高周波信号を遮断する。
AC電圧源RFは、高周波外来ノイズを模しており、出力はPin(dBm)である。
以下、この電源ラインにおける高周波外来ノイズの混入に対する演算増幅器OP1への影響に関する検証について説明する。
例えば、図15の回路において、AC電圧源RFからの入力電圧が無い場合、出力電圧Voutが6Vとなることは自明である。しかし、AC電圧源RFからの入力電力Pinが増加すると、演算増幅器OP1は何等かの影響を受け、出力電圧Voutは変動を来す。
この検証結果は、入力電力Pinを変化させた際の、出力電圧Voutの変化を計測した結果である。
なお、AC電圧源RFの周波数は0.5GHzである。
これは、高周波外来ノイズが電源ラインに混入すると、出力電圧Voutが変動することを意味するものである。
本願発明者は、多くの試験を積み重ね、鋭意研究の結果、図17に示された回路構成を用いることで、正電源端子への高周波外来ノイズ耐性の高い演算増幅器を得ることができる結論を導くに至った。
図18は、演算増幅器における高周波外来ノイズの入力電力変化に対する出力電圧の変化特性例を示す特性線図であり、横軸は電源ラインへの高周波外来ノイズのAC入力電力を、縦軸は出力電圧を、それぞれ示している。
これに対して、図17に示された回路構成の演算増幅器の場合、AC入力電力が33dBmとなるまでは出力電力Voutをほぼ一定に維持できていることが確認できるものとなっている。
図19には、この事を説明する特性線図が示されており、以下、同図を参照しつつ、上述の現象について説明する。
まず、図19は、電源ラインへのAC入力電力Pinの変化に対する出力電圧Voutの変化特性を示した特性線図である。
同図において、横軸は電源ラインへの高周波外来ノイズのAC入力電力を、縦軸は出力電圧を、それぞれ示している。
また、二点鎖線の特性線は、同回路において、AC入力電力の周波数を0.5GHzとした場合の電源ラインへのAC入力電力Pinの変化に対する出力電圧Voutの変化特性を、実線の特性線は、AC入力電力の周波数を0.7GHzとした場合の電源ラインへのAC入力電力Pinの変化に対する出力電圧Voutの変化特性を、それぞれ示している。
すなわち、図17に示された回路の演算増幅器は、周波数0.61GHzの高周波外来ノイズが正電源端子に混入した際、出力電圧Voutの大きな変動が生ずることとなる。
図20には、過電流保護回路CLim1に該当する部分を点線で囲んだ図17と同一の回路構成が示されている。
同回路において、トランジスタQ14~Q16、及び、抵抗器R1,R2から構成される部分が過電流保護回路CLim1であり、本願発明者は、特定の周波数0.61GHzにおいてのみ、過電流保護回路CLim1が極端にONし易い状態に陥ることを突き止めるに至った。
この過電流保護回路CLim1は、抵抗器R2に流れる電流Ioutが下記する式1の条件を満たすまで増加した際にON状態となる。
また、R2は、抵抗器R2の抵抗値、Ioutは、抵抗器R2を介して流れる出力電流の電流値である。
出力電流Ioutが増加し、式1の条件を満たす状態となった際に、トランジスタQ14のコレクタ電流IcQ14が流れ、トランジスタQ15のベース電流IbQ15が制限されることとなる(図20参照)。
かかる動作を有する過電流保護回路CLim1の回路構成は、フィードバック回路が構成されたものとなっている。
このような回路構成であることを考慮しつつ、周波数0.61GHzのノイズが混入した際に、この演算増幅器の出力電圧Voutが低下する理由を、図21を参照しつつ説明する。
過電流保護回路CLim1がONしていない通常の状態であれば、トランジスタQ10のコレクタ電位は、トランジスタQ15,Q16及び抵抗器R2を介して出力端子OUTに伝達される。
しかし、過電流保護回路CLim1がONした状態であると、トランジスタQ15のベース電流IbQ15が制限されるため、トランジスタQ15のベースからエミッタへ、トランジスタQ10の電圧信号を伝達することができなくなる。
また、過電流保護回路CLim1がONしてない通常の状態であれば、トランジスタQ117コレクタ電流IcQ117は、一定程度、トランジスタQ10のコレクタに流れる。しかし、過電流保護回路CLim1がONすると、トランジスタQ14のコレクタ電流IcQ14にトラジスタQ117のコレクタ電流IcQ117の大部分が費やされる。その結果、トランジスタQ10のコレクタ電流IcQ10は、トランジスタQ17のベース電流IbQ17でのみ補われることとなる。
一方、トランジスタQ10のベース電流IbQ10は、過電流保護回路CLim1のON、OFFに拘わらず一定の大きさである。
したがって、トランジスタQ10のベース電流IbQ10が一定である一方、コレクタ電流IcQ10が減少するという状態に陥る。
演算増幅器の出力電流Ioutの増大は、出力電流Ioutを所望の値以下に抑えて演算増幅器や周囲の回路を保護するという過電流保護回路の機能が果たせなくなるという問題を招くこととなる。
非反転入力端子と反転入力端子間に印加された入力信号の差動増幅可能に構成されてなる演算増幅器であって、
前記演算増幅器は、出力段における過電流を検出すると共に、前記過電流が検出された場合に前記出力段の電流抑圧を可能としてなる過電流保護回路を有し、前記過電流保護回路は、所望の高周波領域における過電流検出の感度を抑制する高周波ノイズ対策回路が設けられてなり、
前記過電流保護回路は、過電流検出用トランジスタと、前記出力段に流れる電流検出のために前記出力段に設けられた検出用抵抗器とを有し、前記過電流検出用トランジスタのベースとエミッタ間に前記検出用抵抗器が接続されて、前記検出用抵抗器における過電流が検出された場合に前記過電流検出用トランジスタにより前記出力段の電流を低減するよう構成されてなり、
前記高周波ノイズ対策回路は、前記検出用抵抗器と並列接続された第1のノイズ対策コンデンサを有してなり、
前記第1のノイズ対策コンデンサの容量値CX2は、
不等式CX2>1/(2π×2 1/2 ×fc×R2)を満たす値に設定され、
前記不等式におけるfcは、除去する高周波ノイズの周波数、前記不等式におけるR2は、前記検出用抵抗器の抵抗値であり、
前記検出用抵抗器と前記第1のノイズ対策コンデンサとの並列接続部分におけるインピーダンスの低下により前記過電流保護回路における前記高周波領域での過電流検出感度を低下せしめることで前記高周波ノイズに起因する出力電圧の変動抑圧を図ったものである。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における演算増幅器の基本回路構成について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における演算増幅器は、差動増幅回路(図1においては「DIF1」と表記)110と、出力回路(図1においては「OST1」と表記)116に大別されて構成されたものとなっている。
また、負電源端子65は、差動増幅回路110の端子D4及び出力回路116の端子D7に、それぞれ接続されている。
演算増幅器の非反転入力端子(図1においては「INP」と表記)62は、端子D2に、反転入力端子(図1においては「INM」と表記)61は、端子D1に、それぞれ接続されている。
また、差動増幅回路110の出力端子D5は、出力回路116の入力端子D8に接続されている。
かかる差動増幅回路110は、例えば、ダーリントン接続の入力差動対や、正電源電位から負電源電位までの入力信号に対応した、いわゆる入力フルスイング演算増幅器を構成するようにしても良く、特定の構成に限定される必要はない。
一方、本発明の実施の形態における出力回路116は、差動増幅回路110の出力信号を所望の電圧レベルとして出力するための従来同様の回路である。
さらに、本発明の過電流保護回路117は、従来と異なり高周波ノイズ対策回路(図1においては「EX」と表記)122が内蔵されているが、その点を除けば基本的に従来同様の構成を有してなるものである。
この高周波ノイズ対策回路122は、過電流保護回路117が高周波成分に反応しないようにする機能を有してなるものである。すなわち、高周波ノイズ対策回路122は、高周波ノイズにより過電流保護回路117の電流リミット値が変化することのないように構成されたものである(詳細は後述)。
本発明の実施の形態における演算増幅器は、差動増幅回路110と、第1及び第2のレベルシフト回路111,112と、第3及び第4のレベルシフト回路113,114と、高利得増幅回路115と、出力回路116と、過電流保護回路117と、起動回路121と、電流源回路118と、ローパスフィルタ119とに大別されて構成されたものとなっている。
まず、差動増幅回路110は、差動対を構成する第3及び第4のトランジスタ(図2においては、それぞれ「Q3」、「Q4」と表記)3,4と、アクティブ負荷を構成する第5及び第6のトランジスタ(図2においては、それぞれ「Q5」、「Q6」と表記)5,6を主たる構成要素として構成されている。
なお、本発明の実施の形態においては、第3及び第4のトランジスタ3,4にPNP型バイポーラトランジスタが、第5及び第6のトランジスタ5,6には、NPN型バイポーラトランジスタが、それぞれ用いられている。
すなわち、第5及び第6のトランジスタ5,6は、ベースが相互に接続されると共に、第5のトランジスタ5のコレクタと接続されて、第5のトランジスタ5は、いわゆるダイオード接続されて設けられている。
第5のトランジスタ5のコレクタには、第3のトランジスタ3のコレクタが、第6のトランジスタ6のコレクタには、第4のトランジスタ4のコレクタが、それぞれ接続されている。また、第5及び第6のトランジスタ5,6のエミッタには、負電源電圧VEEが印加されるようになっている。
第1のレベルシフト回路111は、第1のトランジスタ(図2においては「Q1」と表記)1と、第111のトランジスタ(図2においては「Q111」と表記)31と、第1の入力抵抗器(図2においては「Rin1」と表記)41とを有して構成されている。
また、第1のトランジスタ1のコレクタは、負電源電圧VEEが印加される一方、ベースは、第1の入力抵抗器41を介して反転入力端子61に接続されている。
また、第2のトランジスタ2のコレクタは、負電源電圧VEEが印加される一方、ベースは、第2の入力抵抗器42を介して非反転入力端子62に接続されている。
なお、本発明の実施の形態においては、第7のトランジスタ7及び第110のトランジスタ30に、PNP型バイポーラトランジスタが用いられている。
また、第7のトランジスタ7のコレクタには、負電源電圧VEEが印加される一方、ベースは第5のトランジスタ5のコレクタに接続されている。
なお、本発明の実施の形態において、第8のトランジスタ8及び第114のトランジスタ34には、PNP型バイポーラトランジスタが用いられている。
第8のトランジスタ8のエミッタは、第114のトランジスタ34のコレクタに接続され、第114のトランジスタ34のエミッタには、正電源電圧VCCが印加されるようになっている。
本発明に実施の形態において、第9及び第10のトランジスタ9,10には、NPN型バイポーラトランジスタが、第115及び第117のトランジスタ35,37には、PNP型バイポーラトランジスタが、それぞれ用いられている。
また、第9のトランジスタ9のコレクタは、第115のトランジスタ35のコレクタに接続されており、この第115のトランジスタ35のエミッタには、正電源電圧VCCが印加されるようになっている。
また、第10のトランジスタ10のエミッタは、負電源電圧VEEが印加されるようになっている。
そして、第10のトランジスタ10のコレクタは、次述する出力回路116の入力段に接続されている。
本発明の実施の形態において、第15及び第16のトランジスタ15,16には、NPN型バイポーラトランジスタが、第17のトランジスタ17には、PNP型バイポーラトランジスタが、それぞれ用いられている。
第16のトランジスタ16のベースには、この第16のトランジスタ16とダーリントン回路を構成する第15のトランジスタ15のエミッタが接続されると共に、第1の抵抗器43を介して第16のトランジスタ16のエミッタが接続されている。
なお、第15のトランジスタ15のベースと第8のトランジスタ8のベースとの間には、第15のトランジスタ15のベース側から、減衰抵抗器(図2においては「RX11」と表記)49、位相補償用コンデンサ(図2においては「C1」と表記)51の順で直列接続されて設けられている。
なお、本発明の実施の形態において、第11及び第116のトランジスタ11,36には、PNP型バイポーラトランジスタが、第12乃至第14のトランジスタ12~14には、NPN型バイポーラトランジスタが、それぞれ用いられている。
すなわち、第12及び第13のトランジスタ12,13のベースは相互に接続されると共に、第12のトランジスタ12のコレクタに接続されている一方、各々のエミッタには、負電源電圧VEEが印加されるようになっている。
第11のトランジスタ11のエミッタは、第9のトランジスタ9のコレクタに接続される一方、第11のトランジスタ11のコレクタには、負電源電圧VEEが印加されるようになっている。
そして、第14のトランジスタ14のコレクタは、第15のトランジスタ15のベースに接続される一方、第14のトランジスタ14のエミッタは、第17のトランジスタ17のエミッタと共に出力端子63に接続されている。
すなわち、高周波ノイズ対策回路122は、第1のノイズ対策コンデンサ(図2においては「CX2」と表記)53と、第2の抵抗器44とを有して構成されている。
第1のノイズ対策コンデンサ53と第2の抵抗器44は、並列接続状態とされて、その一端は第16のトランジスタ16のエミッタに、他端は出力端子63に、それぞれ接続されている。
本発明の実施の形態において、第109乃至第117のトランジスタ29~37には、PNP型バイポーラトランジスタが用いられている。
すなわち、第109のトランジスタ29のエミッタには、正電源電圧VCCが印加されるようになっている一方、ベースとコレクタとは相互に接続されて、その接続点と負電源電圧VEEとの間に定電流源120が設けられている。
そして、第109のトランジスタ29のベースは、第110乃至第117のトランジスタ30~37の各ベースと相互に接続されている。
第102及び第103のトランジスタ22,23のコレクタ同士の接続点は、第105のトランジスタ25のベースに接続されると共に、電流源用第1の抵抗器46を介して第105のトランジスタ25のコレクタ及び第106のトランジスタ26のベースに接続されている。
また、第103のトランジスタ23のベースは、第104のトランジスタ24のベースと相互に接続されると共に、第104のトランジスタ24のコレクタに接続されている。そして、第103のトランジスタ23と第104のトランジスタ24は、カレントミラー回路を構成している。
また、第107のトランジスタ27のベースは、第104のトランジスタ24のエミッタに接続され、第107のトランジスタ27のコレクタには、第108のトランジスタ28のベースが接続されている。
第109のトランジスタ29のエミッタは、正電源端子64に接続されている。この第109のトランジスタ29は、第110乃至第117のトランジスタ30~37と共にカレントミラー回路を構成している。
起動用ダイオード(図2においては「DX1」と表記)55のアノードは、起動用抵抗器(図2においては「RX1」と表記)56を介して正電源端子64に接続される一方、カソードは、負電源端子65に接続されている。
また、起動用ダイオード55のアノードには、第102のトランジスタ(起動用トランジスタ)22のベースが接続されている。
なお、第102のトランジスタ22には、NPN型バイポーラトランジスタが用いられている。
ここでは、高周波外来ノイズの電源ラインへの混入が無い正常時における動作について説明する。
高周波外来ノイズの電源ラインへの混入が無い正常における過電流保護回路117の動作は、従来同様であるので、以下、概括的に説明する。
過電流保護回路117は、第2の抵抗器44に流れる電流Ioutが下記する式2の条件を満たすまで増加した際にON状態となる。
また、R2は、第2の抵抗器44の抵抗値、Ioutは、第2の抵抗器44を流れる出力電流の電流値である。
出力電流Ioutが増加し、式2の条件を満たす状態となった際に、第14のトランジスタ14のコレクタ電流IcQ14が流れ、第15のトランジスタ15のベース電流IbQ15が制限されることとなる。
かかる動作を有する過電流保護回路117の回路構成は、フィードバック回路が構成されたものとなっている。
第1のノイズ対策コンデンサ53の容量値CX2は、下記する式3の条件を満たすものを選択するのが好適である。
かかる容量値の第1のノイズ対策コンデンサ53を用いることで、過電流保護回路117の検出抵抗のインピーダンスZが引き下げられ、高周波領域での過電流保護回路117の過電流検出の感度が低下し、動作し難くなる。そのため、高周波ノイズの混入に起因して過電流保護回路117が安易に動作することがなく、従来と異なり、出力電流の不用意な低下を招くようなことが抑圧、防止されることとなる。
上述のインピーダンスZは、下記する式4で表される。
図5においては、第2の抵抗器44の抵抗値を15Ωとした場合に、第1のノイズ対策コンデンサ53の容量値CX2を、CX2=5pF、CX2=10pF、CX2=15pFとした場合の、それぞれの合成インピーダンスZの周波数変化を示す特性線が示されている。
したがって、このような容量値と合成インピーダンスZとの相関関係を考慮しつつ、遮断の対象とする高周波ノイズ周波数に応じて、第1のノイズ対策コンデンサ53の容量値を適宜選定することが重要となる。
なお、AC電圧源RFの出力周波数は0.61GHzである。
これに対して、第1の回路構成(実施例1)にあっては、入力電力PinがPin=31dBmまで出力電圧Voutを一定値6Vに保つことができるものとなっていることが確認できる(図6の実線の特性線参照)。
一方、直流レベルでの過電流保護回路117の電流リミット値Ioutrは、第1のノイズ対策コンデンサ53を設ける以前と変わらない。
ここで、電流リミット値Ioutrは、過電流保護回路117が第2の抵抗器44に流れる電流が過電流であるとする際の電流値である。
このように電流リミット値が変わらないのは、直流レベルでは第1のノイズ対策コンデンサ53のインピーダンスは無限大と近似できるためである。
過電流保護回路117の電流リミット値Ioutrが変わらないことで、出力電流Ioutを所望の電流値以下に抑制することができ、過電流による回路焼損などのクリティカルな問題発生を防止することが可能となる。
なお、図1に示された第1の回路構成例における構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第2の回路構成例は、次述する構成の高周波ノイズ対策回路122Aが設けられたものである。この高周波ノイズ対策回路122Aは、ノイズ対策抵抗器(図3においては「RX2」と表記)57と第2のノイズ対策コンデンサ(図3においては「CX3」と表記)54とを有して次述するように構成されたものとなっている。
また、第2のノイズ対策コンデンサ54は、その一端が第14のトランジスタ14のベースに、他端が第14のトランジスタ14のエミッタに、それぞれ接続されたものとなっている。
この第2の回路構成は、過電流保護回路117において、第2の抵抗器44を介して出力電流値の検出を行う第14のトランジスタ14のベースとエミッタ間の電圧に、ノイズ対策抵抗器57と第2のノイズ対策コンデンサ54によるローパスフィルタによるフィルタリングが施されるものとなっている。
なお、AC電圧源RFの出力周波数は0.61GHzである。
これに対して、第2の回路構成(実施例2)にあっては、入力電力PinがPin=32dBmまで出力電圧Voutを一定値6Vに保つことができるものとなっていることが確認できる(図7の実線の特性線参照)。
したがって、この第2の回路構成にあっても、第1の回路構成と同様に、高周波ノイズ対策に起因して直流レベルでの過電流保護回路117の電流リミット値を変化させることなく、電源ラインに混入する高周波ノイズに対して出力電圧の変動を抑制する演算増幅器を提供することが可能となる。
なお、図1、図2又は図3に示された回路構成例における構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この第3の回路構成例は、図2に示された第1の回路構成における高周波ノイズ対策回路122の構成と図3に示された第2の回路構成における高周波ノイズ対策回路122Aの構成の双方を備えたものである。
以下、具体的に説明すれば、まず、第2の抵抗器44は、第16のトランジスタ16のエミッタと第17のトランジスタ17のエミッタ間に直列接続されて設けられて、この第2の抵抗器44と第1のノイズ対策コンデンサ53が並列接続されている点は、基本的に第1の回路構成で説明した構成と同一である。
かかる構成により、第14のトランジスタ14における検出抵抗の合成インピーダンスは、第1の回路構成と同様に引き下げられ、高周波領域で過電流保護回路117が動作し難くなる。
この第3の回路構成例は、ローパスフィルタ作用と、第14のトランジスタ14の検出抵抗の合成インピーダンスの低下の2つのが機能するため、第1の回路構成、又は、第2の回路構成のいずれかを採る場合に比して、より高い高周波外来ノイズ耐性を確保可能となっている。
図8に示された特性例は、ノイズ対策抵抗器57の抵抗値RX2をRX2=1KΩ、第1のノイズ対策コンデンサ53の容量値CX2をCX2=14pF、第2のノイズ対策コンデンサ54の容量値CX3をCX3=4pFとし、先に図15に示された検証回路を用いて計測されたものである。
いずれの特性例も、AC電圧源RFの出力周波数は0.61GHzで、AC電圧源RFの入力電力Pinを変化させた場合の出力電圧Voutの変動特性を示したものである。
これに対して、第3の回路構成(実施例3)にあっては、RF入力電力PinがPin=33dBmまで出力電圧Voutを一定値6Vに保つことができるものとなっていることが確認できる(図8の実線の特性線参照)。
一方、直流レベルでの過電流保護回路117の電流リミット値Ioutrは、ノイズ対策抵抗器57、第1及び第2のノイズ対策コンデンサ53,54を設ける以前と変わらない(図9参照)。この図9の測定例の場合、電流リミット値Ioutrは45mAで一定している。
53…第1のノイズ対策コンデンサ
54…第2のノイズ対策コンデンサ
57…ノイズ対策抵抗器
117…過電流保護回路
122…高周波ノイズ対策回路
Claims (5)
- 非反転入力端子と反転入力端子間に印加された入力信号の差動増幅可能に構成されてなる演算増幅器であって、
前記演算増幅器は、出力段における過電流が検出された場合に前記出力段の電流抑圧を可能としてなる過電流保護回路を有し、前記過電流保護回路は、所望の高周波領域における過電流検出の感度を抑制する高周波ノイズ対策回路が設けられてなり、
前記過電流保護回路は、過電流検出用トランジスタと、前記出力段に流れる電流検出のために前記出力段に設けられた検出用抵抗器とを有し、前記過電流検出用トランジスタのベースとエミッタ間に前記検出用抵抗器が接続されて、前記検出用抵抗器における過電流が検出された場合に前記過電流検出用トランジスタにより前記出力段の電流を低減するよう構成されてなり、
前記高周波ノイズ対策回路は、前記検出用抵抗器と並列接続された第1のノイズ対策コンデンサを有してなり、
前記第1のノイズ対策コンデンサの容量値CX2は、
不等式CX2>1/(2π×21/2×fc×R2)を満たす値に設定され、
前記不等式におけるfcは、除去する高周波ノイズの周波数、前記不等式におけるR2は、前記検出用抵抗器の抵抗値であり、
前記検出用抵抗器と前記第1のノイズ対策コンデンサとの並列接続部分におけるインピーダンスの低下により前記過電流保護回路における前記高周波領域での過電流検出感度を低下せしめることで前記高周波ノイズに起因する出力電圧の変動抑圧を図ったことを特徴とする演算増幅器。 - 前記検出用抵抗器と前記過電流検出用トランジスタのベースとの間に、ノイズ対策抵抗器が接続される一方、前記第1のノイズ対策コンデンサに代えて第2のノイズ対策コンデンサが前記過電流検出用トランジスタのベースとエミッタ間に接続され、
前記ノイズ対策抵抗器の抵抗値RX2と前記第2のノイズ対策コンデンサの容量値CX3は、
不等式fc>1/(2π×CX3×RX2)を満たす値に設定され、
前記ノイズ対策抵抗器と前記第2のノイズ対策コンデンサによるローパスフィルタ作用により前記過電流保護回路における高周波領域での過電流検出感度を低下せしめることで前記高周波ノイズに起因する出力電圧の変動抑圧を図ったことを特徴とする請求項1記載の演算増幅器。 - 前記過電流検出用トランジスタのベースと前記検出用抵抗器との間に、ノイズ対策抵抗器が設けられると共に、前記過電流検出用トランジスタのベースとエミッタとの間に第2のノイズ対策コンデンサが設けられ
前記ノイズ対策抵抗器の抵抗値RX2と前記第2のノイズ対策コンデンサの容量値CX3は、
不等式fc>1/(2π×CX3×RX2)を満たす値に設定され、
前記検出用抵抗器と前記第1のノイズ対策コンデンサとの並列接続部分におけるインピーダンスの低下による前記高周波ノイズに起因する出力電圧の変動抑圧に加えて、
前記ノイズ対策抵抗器と前記第2のノイズ対策コンデンサによるローパスフィルタ作用により前記過電流保護回路における高周波領域での過電流検出感度を低下せしめることで前記高周波ノイズに起因する出力電圧の変動抑圧を図ったことを特徴とする請求項1記載の演算増幅器。 - 前記第1のノイズ対策コンデンサを前記過電流検出用トランジスタのベース・エミッタ間の寄生容量とすることを特徴とする請求項1記載の演算増幅器。
- 前記第2のノイズ対策コンデンサを前記過電流検出用トランジスタのベース・エミッタ間の寄生容量とすることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の演算増幅器。
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