JP7536707B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
また、部品点数を増大させずに、一対の第1壁部が互いに対向する第1方向とは異なる他の方向に対応したストッパ部を追加して設けることが困難であるという問題がある。
第1取付部材に、第1ストッパ部および第2ストッパ部のうちの少なくとも一方と、連結部と、を係止し、第1ストッパ部および連結部が、第3方向に互いに接近することを規制する一対の規制部が設けられ、第1ストッパ部における連結部との接続部分が、第3方向に引張されている。したがって、弾性ストッパを、第1取付部材に第3方向に締め付けることが可能になり、弾性ストッパを第1取付部材に接着しなくても、例えば車両等への組付け時に、弾性ストッパが第1取付部材に対して位置ずれするのを抑えることができる。
第1ストッパ部、第2ストッパ部、および連結部が、一体に形成されているので、部品点数の増大を防ぐことができる。
防振装置1は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に取付けられる第1取付部材11、および他方に取付けられる第2取付部材12と、第1取付部材11に取付けられた外筒13、および第2取付部材12に取付けられ、かつ外筒13の内側に挿入された内筒14と、外筒13の内周面および内筒14の外周面を互いに連結した弾性体15と、を備えている。
座板部23は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に固定される。支持板部24は、座板部23から突出している。2つの支持板部24は、表裏面が互いに対向する向きに並べられている。
以下、支持板部24が座板部23から突出している向きを上方といい、これとは逆向きを下方という。2つの支持板部24が互いに対向している方向を第1方向Xという。
第2壁部27は、支持板部24から第2方向Yに離れている。第2壁部27は、一対の第1壁部26における第2方向Yの端部同士を連結している。第2方向Yは、第1方向Xおよび上下方向に直交している。
以下、上下方向を第3方向Zという。
連結部33は、第2ストッパ部32から第1方向Xおよび第2方向Yに交差する第3方向Zに離れて設けられている。連結部33は、第1ストッパ部31の柱部31bにおける上端部同士を第1方向Xに連結している。柱部31bが、第1ストッパ部31における連結部33との接続部分となっている。
第1ストッパ部31、第2ストッパ部32、および連結部33は、例えばゴム材料等で一体に形成されている。
第1規制部35は、共通軸Oより下方に位置している。第1規制部35は、2つの支持板部24から各別に、第2方向Yに沿う装着孔24aの反対側に突出する一対の第3壁部36と、一対の第3壁部36同士を第1方向Xに連結する第4壁部37と、を備えている。
スナップフィット突起38のうち、架橋壁34から下方に突出した先端部に、第1方向Xに張り出した張出突起38aが形成されている。張出突起38aは、架橋壁34の下面に当接、若しくは近接している。なお、張出突起38aは、スナップフィット突起38の先端部に、第2方向Y等に張り出して形成されてもよい。
したがって、第1規制部35は、第1ストッパ部31および第2ストッパ部32のうちの少なくとも一方に、第2方向Yに当接、若しくは近接し、第1ストッパ部31および第2ストッパ部32のうちの少なくとも一方の、第1取付部材11から第2方向Yに離れる向き(第2方向Yの外側)の移動を規制する。
したがって、弾性ストッパ30を、第1取付部材11に第3方向Zに締め付けることが可能になり、弾性ストッパ30を第1取付部材11に接着しなくても、例えば車両等への組付け時に、弾性ストッパ30が第1取付部材11に対して位置ずれするのを抑えることができる。
第1ストッパ部31、第2ストッパ部32、および連結部33が、一体に形成されているので、部品点数の増大を防ぐことができる。
したがって、第1ストッパ部31および第2ストッパ部32のうちの少なくとも一方が、第1取付部材11に対して第2方向Yに位置ずれするのを確実に抑制することができるとともに、第1規制部35および第2規制部39によって、第1ストッパ部31の柱部31bを第3方向Zに強く引張しても、スナップフィット突起38が、第1ストッパ部31および第2ストッパ部32のうちの少なくとも一方から第3方向Zに抜けるのを抑制することができる。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
第1規制部35の第3壁部36に、第1方向Xに貫いて、第2方向Yの内側および下方に開口した係止凹部39bが形成されている。係止凹部39bは、第3壁部36の下端部に形成されている。係止凹部39bに、架橋壁34が挿入されている。
係止凹部39bの内面のうち、上端に位置して下方を向く上端面に、架橋壁34の上面が当接、若しくは近接している。これにより、第1規制部35は、第1ストッパ部31を係止し、第1ストッパ部31の上方に向けた移動を規制する。
さらに、第1規制部35の第3壁部36に、係止凹部39bが形成され、係止凹部39bに、架橋壁34が挿入され、係止凹部39bの上端面に、架橋壁34の上面が当接、若しくは近接しているので、第1ストッパ部31の柱部31bを、第1規制部35および第2規制部39によって第3方向Zに強く引張した状態を確実に維持することができる。
第1規制部35と、第1ストッパ部31および第2ストッパ部32のうちの少なくとも一方と、に、互いに係合する凹凸部等を設けることにより、第1規制部35が、第1ストッパ部31および第2ストッパ部32のうちの少なくとも一方を係止する構成を採用してもよい。
11 第1取付部材
12 第2取付部材
13 外筒
14 内筒
15 弾性体
26 第1壁部
27 第2壁部
30 弾性ストッパ
31 第1ストッパ部
31a ストッパ壁
32 第2ストッパ部
33 連結部
35 第1規制部(規制部)
38 スナップフィット突起
39 第2規制部(規制部)
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向
Claims (4)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に取付けられる第1取付部材、および他方に取付けられる第2取付部材と、
前記第1取付部材に取付けられた外筒、および前記第2取付部材に取付けられ、かつ前記外筒の内側に挿入された内筒と、
前記外筒の内周面および前記内筒の外周面を互いに連結した弾性体と、を備え、
前記第2取付部材は、前記第1取付部材を、第1方向の両側から覆う一対の第1壁部と、一対の前記第1壁部同士を連結し、かつ前記第1取付部材を前記第1方向に交差する第2方向に覆う第2壁部と、を備え、
前記第1取付部材と前記第2取付部材との間に、弾性ストッパが設けられ、
前記弾性ストッパは、
一対の前記第1壁部と前記第1取付部材との間に各別に設けられた一対のストッパ壁を有する第1ストッパ部と、
前記第2壁部と前記第1取付部材との間に設けられた第2ストッパ部と、を備え、
一対の前記ストッパ壁は、前記第2ストッパ部と、前記第1方向に延びる連結部と、により、前記第1方向に連結され、
前記連結部は、前記第2ストッパ部から前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に離れて設けられ、
前記第1ストッパ部、前記第2ストッパ部、および前記連結部は、一体に形成され、
前記第1取付部材には、前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部のうちの少なくとも一方と、前記連結部と、を係止し、前記第1ストッパ部および前記連結部が、前記第3方向に互いに接近することを規制する一対の規制部が設けられ、
前記第1ストッパ部における前記連結部との接続部分が、前記第3方向に引張されている、防振装置。 - 一対の前記規制部は、前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部のうちの少なくとも一方と、前記連結部と、に、前記第2方向に各別に当接、若しくは近接し、前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部のうちの少なくとも一方と、前記連結部と、の、前記第1取付部材から前記第2方向に離れる向きの移動を規制する、請求項1に記載の防振装置。
- 前記第2ストッパ部は、一対の前記ストッパ壁における前記第2方向の端部同士を連結している、請求項1または2に記載の防振装置。
- 一対の前記規制部のうちのいずれか一方の前記規制部は、前記第3方向に突出し、前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部のうちの少なくとも一方を、前記第3方向に貫くスナップフィット突起を備え、
前記スナップフィット突起において、前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部のうちの少なくとも一方から、前記第3方向に突出した先端部は、前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部のうちの少なくとも一方に対して、前記第3方向に係止されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置。
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