JP7533950B2 - 吸引装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1の装置では、外側部分で吹き出し流を発生させ内側部分で吸引流を発生させるように羽が配置された同軸二重構造のプロペラファンを用い、外側部分で吹出流を発生させてエアカーテンを形成する一方、内側部分でその内側の空気を吸引している。プロペラファンの回転により、吹出流と吸引流を同方向に回転させ、竜巻流を発生させて、効果的な吸引を行っている。
特許文献2の装置では、2台のシロッコファンを用い、一方のファンで周辺部から吹出流を発生させてエアカーテンを形成するとともに、他方のファンで中心部からの吸引を行っている。このとき、吹出流の通路の途中に傾斜羽根を設けて吹出流を旋回させ、それにより、安定的にエアカーテンを形成するとともに竜巻流を発生させている。
一端部に略円形の吸引口を有し、吸引流を流す吸引流通路と、
前記吸引流通路の他端部側に接続され、第1の遠心ファンを有し、当該第1の遠心ファンの回転により前記吸引流を発生させるとともに、側面に設けた排気管から排気する吸引流発生室と、
前記吸引流発生室の前記吸引流通路とは反対側に配置され、空気導入口及び第2の遠心ファンを有し、当該第2の遠心ファンの回転により前記空気導入口から空気を導入して、吹出流を発生させる吹出流発生室と、
前記吸引口を包囲する略円環状領域に設けられた吹出口を一端部に有するとともに前記吸引流発生室及び前記吸引流通路を包囲する円筒状空間に設けられ、他端部が前記吹出流発生室に接続されて、前記吹出流を流す吹出流通路とを有し、
前記吹出流通路は、少なくとも前記吸引流発生室を包囲する部分では、前記排気管と干渉せずに互いに平行して螺旋状に旋回する複数の螺旋状通路に分流されており、
前記第2の遠心ファンの回転軸は、前記吸引流通路と同軸であり、当該第2の遠心ファンの回転方向は、前記螺旋状通路の螺旋形状が前記他端部から前記一端部へ向かって回転する方向と同じである、ことを特徴とする。
この構成により、第2の遠心ファンの回転により発生して当該遠心ファンと同方向に回転する吹出流は、排気管と干渉することなく、同じ方向に回転する複数の螺旋状通路を通って、略円環状領域に設けられた吹出口から吹き出され、旋回する吹出流となる。これにより、遠心ファンの回転により発生する吹出流の回転エネルギーをそのまま利用して広範囲を囲い込むエアカーテンを安定的に形成でき、囲い込んだ範囲を強い竜巻流で効率的に吸引することができる吸引装置を実現できる。
この構成により、螺旋状通路の長さを短くして製造コストを抑えつつ、吹出流を、排気管と干渉することなく、旋回しながら吹出口から吹き出すことができる。
この構成により、装置のコンパクト化や構造の簡略化が可能になる。なお、2つの遠心ファンが発生させる風量等に差を設ける場合は、2つの遠心ファンの直径や形状を異なるものにすればよい。
この構成により、吹出流発生室における吹出流の旋回を安定化でき、螺旋状吸引流通路への導入がスムーズになり、旋回する吹出流の生成効率を高めることができる。
前記略円環状領域の外周に連続して配置され、前記中間ガイドとの間に前記吹出流の吹出径拡大通路を形成する略回転対称形の外側ガイドと、
前記吸引口の外周に連続して設けられ、内側に前記吸引流の上流側通路を形成する、筒状又は前記中間ガイドより広がりの小さい略回転対象形の内側ガイドと、
をさらに有する、構成を好ましく採用できる。
この構成により、吹出流で形成されるエアカーテンをさらに拡げて広い範囲を囲むとともに、吹出口と吸引口を空間的に離れるので、吹出流がすぐに折り返して吸引されてしまうことを防ぐことができる。
前記内側筒状部分の外周に内周が嵌合されて水平に設けられた下側環状円板と、
前記略円環状領域の外周から外側に延出するように、前記下側環状円板と平行に設けられ、前記下側環状円板より大径の上側環状円板と、
前記上側環状円板の外周から下側に延設され、内周側が前記下側環状円板の外周との間に円環状の隙間を形成するように設けられた外側筒状部分と、
前記下側環状円板と前記上側環状円板との間の円板状の空間に、螺旋状に配置された複数の第2の仕切板と、を含み、
前記吹出流を、前記略円環状領域から導入し、前記円板状の空間の前記複数の第2の仕切板の間を通過させて旋回し、前記円環状の隙間から吹き出すように構成された吹出流旋回円板通路をさらに有する、構成を好ましく採用できる。
この構成により、製造しやすい構成で、円筒状吹出流通路で形成された吹出流の旋回を安定的に維持しつつ、エアカーテンの径を拡大することができる。
この構成により、第2の遠心ファンの回転により発生して当該遠心ファンと同方向に回転する吹出流は、排気管と干渉することなく、同じ方向に回転する複数の螺旋状通路を通って、略円環状領域に設けられた吹出口から吹き出され、旋回する吹出流となる。これにより、遠心ファンの回転により発生する吹出流の回転エネルギーをそのまま利用して広範囲を囲い込むエアカーテンを安定的に形成でき、囲い込んだ範囲を強い竜巻流で効率的に吸引することができる吸引装置を実現できる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態の吸引装置を示す断面図である。
この吸引装置1は、いわゆる局部排気を行う吸引装置であり、吸引流通路10と、吸引流発生室20と、吹出流発生室30と、吹出流通路40と、さらに、これらの通路に連続して吸引対象側に設けられた、中間ガイド50と、外側ガイド60と、内側ガイド70と、を含む。
この「遠心ファン」とは、遠心力によって送風させるファンの総称で、シロッコファンも含む。
本実施形態では、第1の遠心ファン20aは、回転軸が吸引流通路10の軸10cと同軸になるように配置され、モータ20bにより回転駆動される。また、図2のA-A断面図に示すように、吸引流発生室20の外周部は、前記内管10bの一部により略円筒状に形成され、その外側の側面に排気管21が接続されている。また、図1に示すように、吸引流発生室20の下端部及び上端部は、略円板状の下端板20c及び上端板20dで封止され、下端板20cには吸気口20eが設けられている。なお、モータ20bは、上端板20dの上側に形成されるモータ室25に配置されている。
但しこの構成に限られず、例えば、吸引流発生室20として、ケーシング付きの市販のシロッコファン装置等の遠心ファン装置を用い、内管10bの内側に配置して、排気管21だけ内管10bから突設させても良い。
この「遠心ファン」とは、遠心力によって送風させるファンの総称で、シロッコファンも含む。
本実施形態では、第2の遠心ファン30aは、回転軸が吸引流通路10の軸10cと同軸になるように配置され、モータ30bにより回転駆動される。また、図3のB-B断面図に示すように、吹出流発生室30の外周部は、後述する吹出流通路40の外管40bにより略円筒状に形成されている。また、図1に示すように、吹出流発生室30の下端部及び上端部は、略円板状の下端板30c及び上端板30dで封止され、上端板30dには空気導入口30eが設けられている。
下端板30cの外周と外管40bの内周との間には、円環状の隙間があり、この隙間を通して吹出流発生室30から吹出流通路40に吹出流を送風するようになっている。
尚、図3において、40Ab,40Bb,40Cbは、後述する螺旋状通路40A,40B,40Cの導入口で、43は、これらの通路官を区画する螺旋状凸条である。
但し、吹出流発生室30の構成は、これに限られず、例えば、ケーシング付きの市販のシロッコファン装置等の遠心ファン装置を用い、内管10bと外管40bの端部に接続しても良い。
図4は、吸引装置1の外管40bの前面部分を省略した内部を示す側面図(排気管21の方向から見た図)である。この吹出流通路40は、本実施形態では、外管40bと内管10bとの間に形成される円筒状空間42内に、その全長に渡って、螺旋状凸条43で区画され、互いに平行して螺旋状に旋回する3本の螺旋状通路40A~40Cで構成されている。排気管21は、螺旋状凸条43を貫いて設けられているので、これらの螺旋状通路40A~40Cは、排気管21と干渉しないように配置されている。吹出口40aは、C-C断面図である図5に示すように、それぞれの螺旋状通路40A~40Cの円弧状の吹出口40Aa~40Caで構成されている。
ここで、前記第2の遠心ファン30aの回転方向は、図4に示すように、螺旋状通路40A~40Cの螺旋形状が前記他端部から前記一端部へ向かって回転する方向と同じである。この構成では、第2の遠心ファン30aの回転により発生して当該第2の遠心ファン30aと同方向に回転する吹出流は、同じ方向に回転する複数の螺旋状通路40A~40Cを通ることにより、吹出流の当初の回転エネルギーを有効に利用して、旋回する吹出流を形成することができる。
また、中間ガイド50、内側ガイド70は、必ずしも独立した部材でなくてもよく、内管10bと一体的に形成されていてもよい。また、外側ガイド60も、必ずしも独立した部材でなくてもよく、外管40bと一体的に形成されていてもよい。
また、前記のように、中間ガイド50、内側ガイド70及び外側ガイド60は、略スカート状や筒状に限られず、略回転対称形であればよく、例えば、筒状部分と円板状部分からなる形状、半球面状、あるいはこれらを組み合わせた形状でもよい。
第1の遠心ファン20a及び第2の遠心ファン30aが回転駆動されると、第2の遠心ファン30aの回転により、空気が空気導入口30eから吹出流発生室30に導入されて、第2の遠心ファン30aと同じ回転方向に回転しながら、当該第2の遠心ファンの30aの周囲に吹き出される。これにより発生した吹出流は、吹出流発生室30内を旋回し、導入口40Ab~40Cb(図3参照)から3本の螺旋状通路40A~40C(図4参照)へ導入される。吹出流は、3本の螺旋状通路40A~40Cを通過して旋回しながら、それぞれの吹出口40Aa~40Ca(図5参照)から、中間ガイド50と外側ガイド60との間の吹出径拡大通路55に流入し、その吹出口55aからスカート状に吹き出され、旋回するエアカーテンACを形成する。
図6は、本発明に係る第2の実施形態の吸引装置101の外管の前面部分を省略した内部を示す側面図(排気管21の方向から見た図)である。本実施形態は、第1の実施形態の吸引装置1において、吹出流通路40は、吸引流発生室20を包囲する部分のみ3本の螺旋状通路40A~40Cに分流させ、その下流で合流させて、吸引流通路10を包囲する円筒状通路40Dで構成した形態である。この構成では、吹出口40aは、略円環状領域41のほぼ全域を占める略円環状の吹出口40aとなる。
それ以外の構成は第1の実施形態と同一なので、重複する説明は省略する。
このように構成することにより、螺旋状通路40A~40Cの長さを短くして製造コストを抑えつつ、吹出流を、排気管21と干渉することなく、旋回しながら吹出口から吹き出すことができる。
図7は、本発明に係る第3の実施形態の吸引装置201を概念的に示す縦断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の吸引装置1において、第1の遠心ファン20aと第2の遠心ファン30aは、回転軸が同軸(共に吸引流通路10の軸10cと同軸)であり、1つのモータ20bで駆動される形態である。
図7に示すように、モータ室25に配置されたモータ20bの軸が両側に伸びて、軸の一端部側で第1の遠心ファン20aを駆動し、他端部側で吹出流発生室30に配置された第2の遠心ファン30aを駆動するようになっている。
それ以外の構成は第1の実施形態と同一なので、重複する説明は省略する。
この構成により、第2の遠心ファン30a駆動用のモータ30bが不要になるので、装置のコンパクト化や構造の簡略化が可能になる。
図8は、本発明に係る第4の実施形態の吸引装置301の吹出流発生室30の横断面図であり、第1の実施形態の図3に相当する図である。本実施形態は、第1の実施形態の吸引装置1において、吹出流発生室30に、第2の遠心ファン30aからの吹出流をこの第2の遠心ファン30aの回転方向と同方向に回転させるために複数の仕切板30fを螺旋状に固定して配置した形態である。
それ以外の構成は第1の実施形態と同一なので、重複する説明は省略する。
この構成により、吹出流発生室30における吹出流の旋回を安定化でき、吹出流の導入口40Ab,40Bb,40Cbへの導入がスムーズになり、旋回する吹出流の生成効率を高めることができる。
図9は、本発明の第3の実施形態の吸引装置401を概念的に示す縦断面図であり、図10及び図11は、図9の吸引装置401のD-D断面図の例である。本実施形態は、第1の実施形態の吸引装置1において、吹出流通路40の吹出口40aが設けられた略円環状領域41に、中間ガイド50と外側ガイド60と内側ガイド70を設ける代わりに、吹出流をさらに旋回させる吹出流旋回円板通路410を設けた形態である。それ以外の構成は第1の実施形態と同一なので、重複する説明は省略する。
内側筒状部分411は、略円環状領域41の内周から下側に延設された部材である。この内側筒状部分411の外周に、下側環状円板412の内周が嵌合され、それにより、下側環状円板412が水平に設けられている。一方、略円環状領域41の外周から外側に延出するように、下側環状円板412より大径の上側環状円板413が、下側環状円板412に平行に設けられている。この上側環状円板413の外周には、外側筒状部分414が下側に延設されて、その内周側と下側環状円板412の外周との間には円環状の隙間415が形成されている。
さらに、下側環状円板412と上側環状円板413との間に形成された円板状の空間416には、複数の第2の仕切板417が、螺旋状に配置されている。これらの部材は、互いに溶接、ねじ止め等により、結合されていてもよく、一体的に形成されていてもよい。
この構成により、製造しやすい構成で、吹出流通路40で形成された吹出流の旋回を安定的に維持しつつ、エアカーテンACの径を拡大することができる。
なお、第2の仕切板417は、吹出流を旋回できるものであればよく、例えば、断面視で図10に示す一定幅の板状のものや、図11に示す三角形のものでもよい。図11の断面視で三角形の第2の仕切板417は、吹出流が円板状の空間416の周辺部へ広がっても流路断面積の増加を抑制するので、吹出速度の低下を抑制する効果があると考えられる。
図12は、本発明の第1の実施形態の吸引装置1の適用例を概念的に示す図である。本例では、屋内に設置した調理用レンジ台81から発生する湯気や煙を吸引対象80とし、吸引装置1によって吸引した後、吸引装置1の本体から離れた地点、例えば屋外へ排気管21に接続された排気用ダクト22を介して排気する。一方、吹出流は屋内から取り入れている。図1において、82は調理用レンジ台81の載置台、83は建物の外壁をそれぞれ示す。
尚、吸引装置1,101,201,401は、吸引流を発生させる第1の遠心ファン20aと、吹出流を発生させる第2の遠心ファン30aを別個に設けているので、吸引流と吹出流の流量を最適に設定することが可能で、これにより、使用環境に合わせた最適な吸引を行うことができる。
10:吸引流通路
10a:吸引口
10b:内管
10c:(吸引流通路の)軸
20:吸引流発生室
20a:第1の遠心ファン
20b:モータ
20c:下端板
20d:上端板
20e:吸気口
21:排気管
22:排気用ダクト
25:モータ室
30:吹出流発生室
30a:第2の遠心ファン
30b:モータ
30c:下端板
30d:上端板
30e:空気導入口
30f:仕切板
40:吹出流通路
40a:吹出口
40A~40C:螺旋状通路
40Aa~40Ca:吹出口
40Ab~40Cb:導入口
40b:外管
40D:円筒状通路
41:略円環状領域
42:円筒状空間
43:螺旋状凸条
50:中間ガイド
55:吹出径拡大通路
55a:(吹出径拡大通路の)吹出口
60:外側ガイド
70:内側ガイド
70a:(内側ガイドの)吸引口
80:吸引対象
81:調理用レンジ台
82:載置台
83:建物の外壁
101:(第2の実施形態の)吸引装置
201:(第3の実施形態の)吸引装置
301:(第4の実施形態の)吸引装置
401:(第5の実施形態の)吸引装置
410:吹出流旋回円板通路
411:内側筒状部分
412:下側環状円板
413:上側環状円板
414:外側筒状部分
415:円環状の隙間
416:円板状の空間
417:第2の仕切板
AC:エアカーテン
G:ギャップ
Claims (6)
- 局部排気を行うための吸引装置であって、
一端部に略円形の吸引口を有し、吸引流を流す吸引流通路と、
前記吸引流通路の他端部側に接続され、第1の遠心ファンを有し、当該第1の遠心ファンの回転により前記吸引流を発生させるとともに、側面に設けた排気管から排気する吸引流発生室と、
前記吸引流発生室の前記吸引流通路とは反対側に配置され、空気導入口及び第2の遠心ファンを有し、当該第2の遠心ファンの回転により前記空気導入口から空気を導入して、吹出流を発生させる吹出流発生室と、
前記吸引口を包囲する略円環状領域に設けられた吹出口を一端部に有するとともに前記吸引流発生室及び前記吸引流通路を包囲する円筒状空間に設けられ、他端部が前記吹出流発生室に接続されて、前記吹出流を流す吹出流通路とを有し、
前記吹出流通路は、少なくとも前記吸引流発生室を包囲する部分では、前記排気管と干渉せずに互いに平行して螺旋状に旋回する複数の螺旋状通路に分流されており、
前記第2の遠心ファンの回転軸は、前記吸引流通路と同軸であり、当該第2の遠心ファンの回転方向は、前記螺旋状通路の螺旋形状が前記他端部から前記一端部へ向かって回転する方向と同じである、吸引装置。 - 前記吹出流通路の一部は、前記吸引流通路を包囲する円筒状通路で構成されている、請求項1に記載の吸引装置。
- 前記第1の遠心ファンと第2の遠心ファンは、回転軸が同軸であり、1つの動力源で回転される、請求項1又は2に記載の吸引装置。
- 前記吹出流発生室は、前記第2の遠心ファンからの吹出流を当該第2の遠心ファンの回転方向と同方向に回転させるために螺旋状に固定して配置された複数の仕切板、を含む、請求項1~3のいずれかに記載の吸引装置。
- 前記略円環状領域の内周に連続して配置され、前記吹出流を拡げる略回転対称形の中間ガイドと、
前記略円環状領域の外周に連続して配置され、前記中間ガイドとの間に前記吹出流の吹出径拡大通路を形成する略回転対称形の外側ガイドと、
前記吸引口の外周に連続して設けられ、内側に前記吸引流の上流側通路を形成する、筒状又は前記中間ガイドより広がりの小さい略回転対象形の内側ガイドと、
をさらに有する、請求項1~4のいずれかに記載の吸引装置。 - 前記略円環状領域の内周から下側に延設された内側筒状部分と、
前記内側筒状部分の外周に内周が嵌合されて水平に設けられた下側環状円板と、
前記略円環状領域の外周から外側に延出するように、前記下側環状円板と平行に設けられ、前記下側環状円板より大径の上側環状円板と、
前記上側環状円板の外周から下側に延設され、内周側が前記下側環状円板の外周との間に円環状の隙間を形成するように設けられた外側筒状部分と、
前記下側環状円板と前記上側環状円板との間の円板状の空間に、螺旋状に配置された複数の第2の仕切板と、を含み、
前記吹出流を、前記略円環状領域から導入し、前記円板状の空間の前記複数の第2の仕切板の間を通過させて旋回し、前記円環状の隙間から吹き出すように構成された吹出流旋回円板通路をさらに有する、請求項1~4のいずれかに記載の吸引装置。
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