JP7533804B1 - 耐火被覆構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図1~図8を参照して、耐火被覆構造の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、第1実施形態において、耐火被覆構造10は、床スラブ11を支持する梁として設置されるH型鋼12に適用される。H型鋼12は、上フランジ13、下フランジ14、および、ウェブ15を有している。なお、以下では、図1における左右方向を幅方向といい、上下方向を成方向(H型鋼の高さ方向)という。また、図1におけるH型鋼12を基準にして各方向の内側、外側が規定されている。
幅側被覆部20は、幅方向の外側からH型鋼12を被覆する耐火被覆部である。フランジ側被覆部30は、成方向の外側からH型鋼12を被覆する耐火被覆部である。被覆部20,30は、耐火材21,31と木質材22,32とを有する。
図2に示すように、中間支持部40は、第1中間支持材41と第2中間支持材42とを有する。第1中間支持材41は、H型鋼12に固定される鋼材である。第1中間支持材41は、第1固定部41aと第1連結部41bとを有する。第1固定部41aは、例えば溶接によってH型鋼12に固定される部位である。第1連結部41bは、第2中間支持材42が連結される部位である。
図3に示すように、外側支持部50は、第1外側支持材51と第2外側支持材52とを有する。第1外側支持材51は、H型鋼12の下フランジ14に固定される鋼材である。
図4~図7を参照して、耐火被覆構造10の施工方法の一例について説明する。ここでは、工場などにおいて、H型鋼12が幅側被覆部20およびフランジ側被覆部30で被覆される場合について説明する。
図4に示すように、準備工程では、H型鋼12に対する各種作業を行う。なお、図4では、上方に下フランジ14が位置するようにH型鋼12を示している。
(1-1)幅側被覆部20は、中間支持部40を介してH型鋼12に支持されている。中間支持部40は、H型鋼12に固定される第1中間支持材41と、第1中間支持材41に連結され、幅側被覆部20が当接する当接面を有し、接合材46によって幅側被覆部20が接合される第2中間支持材42と、を有する。
(1-4)第1中間支持材41がアングル材によって構成されている。これにより、アングル材の一方の辺部をウェブ15に固定することができるため、ウェブ15と第1中間支持材41との接合強度を高めることができる。
(1-6)耐火被覆構造10は、幅側被覆部20とフランジ側被覆部30とを支持する外側支持部50を備える。外側支持部50は、下フランジ14に固定される第1外側支持材51と、第1外側支持材51に連結され、幅側被覆部20が接合される幅側接合部52aとフランジ側被覆部30が接合されるフランジ側接合部52bとを有する第2外側支持材52と、を有する。こうした構成によれば、H型鋼12に生じている製造誤差を外側支持部50で効果的に吸収することができる。
図9~図14を参照して、耐火被覆構造の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付すことによりその詳細な説明は省略する。
図9に示すように、耐火材21において、内側耐火材21Aは、成方向における端部がフランジ13,14に対して幅方向の外側から対向するように設けられている。また、耐火材31において、内側耐火材31Aは、端面が耐火材21の外側耐火材21Bと当接するように設けられている。
中間支持部60は、第1中間支持材61と第2中間支持材62とを有する。
第1中間支持材61は、上フランジ13および下フランジ14の各々に例えば溶接によって固定される鋼材からなる固定材である。第2中間支持材62は、架設材63と被覆部支持材64とで構成されている。架設材63は、上フランジ13に固定された第1中間支持材61と下フランジ14に固定された第1中間支持材61とに架設される鋼材である。架設材63は、第1中間支持材61に締結部材45によって連結されている。第1中間支持材61および架設材63の一方には、締結部材45のボルトが貫通する締結孔として、幅方向に長い長穴が形成されている。架設材63は、締結部材45が仮止め状態にあるときに幅方向に位置調整可能に構成されている。架設材63は、被覆部支持材64を支持している。被覆部支持材64は、溶接等によって架設材63に固定される鋼材である。
図11に示すように、外側支持部70においては、第1外側支持材51の第1連結部51bと第2外側支持材52の幅側接合部52aとが溶接により接合されている。
図12~図14を参照して、耐火被覆構造10の施工方法の一例について説明する。ここでは、工場などにおいて、H型鋼12が幅側被覆部20およびフランジ側被覆部30で被覆される場合について説明する。
図12に示すように、準備工程では、H型鋼12に対する各種作業を行う。なお、図12では、上方に下フランジ14が位置するようにH型鋼12を示している。
図13に示すように、第1接合工程では、外側支持部50の第2外側支持材52に耐火材31を接合する。具体的には、下フランジ14を上方に向けてH型鋼12を配置したのち、上方から耐火材31を近づけて第2外側支持材52のフランジ側接合部52bに載置する。そして、耐火材31の位置調整が行われたのち、接合材56によってフランジ側接合部52bに耐火材31が接合される。
(2-3)外側支持部70においては、第1外側支持材51に対して第2外側支持材52が溶接により連結されている。そのため、上方に下フランジ14が位置するようにH型鋼12を配置することにより、第2外側支持材52に載置した状態で耐火材31の接合作業を行うことができる。その結果、耐火材31の接合する際の施工性を向上させることができる。
・中間支持部は、フランジ13,14から離れた位置に、幅側被覆部20が当接する当接面を有して接合材46によって幅側被覆部20が接合される第2接合部42bを有していればよい。そのため、中間支持部は、例えば、H型鋼12の延在方向を材軸方向としてウェブ15に接合された角鋼管やチャンネル材によって構成されてもよい。
(付記1)
前記耐火被覆構造において、前記第1中間支持材がアングル材によって構成され、前記第2中間支持材が角鋼管によって構成されている。
前記耐火被覆構造において、前記第1外側支持材と前記第2外側支持材とが溶接により連結されている。
前記耐火被覆構造において、前記第2外側支持材は、前記H型鋼の延在方向において前記H型鋼の一端部から他端部まで延びる通し材である。
Claims (6)
- 一対のフランジと前記一対のフランジを接続するウェブとを有するH型鋼と、
前記H型鋼に支持され、前記一対のフランジの間に配設される中間支持部と、
前記中間支持部に接合材によって接合され、幅方向の外側から前記H型鋼を覆う耐火被覆部と、を備え、
前記中間支持部は、
前記H型鋼に固定される第1中間支持材と、
前記一対のフランジから離れた位置に、前記耐火被覆部が当接する当接面を有して前記接合材によって前記耐火被覆部が接合される接合部を有する第2中間支持材であって、前記当接面が所望の位置に配置されるように前記第1中間支持材に連結される前記第2中間支持材と、を有する
耐火被覆構造。 - 前記第2中間支持材は、前記接合部を有する被覆部支持材を含み、
前記被覆部支持材は、前記H型鋼の延在方向が材軸方向となるように配設されて前記H型鋼の一端部から他端部まで連続的に延びている
請求項1に記載の耐火被覆構造。 - 一対のフランジと前記一対のフランジを接続するウェブとを有するH型鋼と、
前記H型鋼に支持され、前記一対のフランジの間に配設される中間支持部と、
前記中間支持部に接合材によって接合され、幅方向の外側から前記H型鋼を覆う耐火被覆部と、を備え、
前記中間支持部は、
前記H型鋼に固定される第1中間支持材と、
前記第1中間支持材に締結部材によって連結され、前記一対のフランジから離れた位置に、前記耐火被覆部が当接する当接面を有して前記接合材によって前記耐火被覆部が接合される接合部を有する第2中間支持材と、を有し
前記第1中間支持材および前記第2中間支持材の一方には、前記幅方向に長い長穴形状の締結孔が形成されている
耐火被覆構造。 - 前記第1中間支持材は、前記ウェブに固定されている
請求項1~3のいずれか一項に記載の耐火被覆構造。 - 前記第1中間支持材は、前記一対のフランジの各々に固定される固定材を含み、
前記第2中間支持材は、前記接合部を有する被覆部支持材を含み、
前記第1中間支持材および前記第2中間支持材の一方は、一対の前記固定材に架設されて前記被覆部支持材を支持する架設材を含んで構成されている
請求項1~3のいずれか一項に記載の耐火被覆構造。 - 一対のフランジと前記一対のフランジを接続するウェブとを有するH型鋼と、
前記H型鋼に支持され、前記一対のフランジの間に配設される中間支持部と、
前記中間支持部に接合材によって接合され、幅方向の外側から前記H型鋼を覆う耐火被覆部と、を備え、
前記中間支持部は、
前記H型鋼に固定される第1中間支持材と、
前記第1中間支持材に締結部材によって連結され、前記一対のフランジから離れた位置に、前記耐火被覆部が当接する当接面を有して前記接合材によって前記耐火被覆部が接合される接合部を有する第2中間支持材と、を有し
前記第1中間支持材は、前記一対のフランジの各々に固定される固定材を含み、
前記第2中間支持材は、前記接合部を有する被覆部支持材を含み、
前記第1中間支持材および前記第2中間支持材の一方は、一対の前記固定材に架設されて前記被覆部支持材を支持する架設材を含んで構成されている
耐火被覆構造。
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JP2013011063A (ja) | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Kajima Corp | 木質耐火被覆材 |
JP2021042623A (ja) | 2019-09-13 | 2021-03-18 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨梁構造 |
JP2022042750A (ja) | 2020-09-03 | 2022-03-15 | 清水建設株式会社 | 木鋼ハイブリット部材およびその製造方法 |
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